リラクゼーションマッチングアプリ「HOGUGU」(ホググ。iOSカスタマー用アプリ・iOSセラピスト用アプリ)を手がけるHOGUGUテクノロジーズは7月5日、プレシリーズAにおいて、第三者割当増資による総額2億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は田川翔氏(ギフト代表取締役)など個人投資家数名。
調達した資金は、HOGUGUの認知促進に向けたマーケティングの強化、サービスエリアの拡大、Android版アプリやウェブ予約などの拡張と、事業の成長スピードを加速するための体制強化や人材の採用などにあてる。
HOGUGUは、アプリを使った訪問型リラクゼーションサービス。自宅や出張先のホテル、オフィスなどに、アプリを使って手軽にセラピストを呼ぶことができる。現時点で国内インストール数は2万人を突破したという。
また需要拡大に伴い、東京・神奈川、大阪・兵庫の既存サービスエリアに加え、埼玉・千葉でも一部エリアでサービス提供を開始した。
HOGUGUテクノロジーズによると、成熟市場であるリラクゼーション業界では「業務委託契約で完全歩合」という厳しい労働環境を強いられることが多く、セラピストの賃金低下や離職率の高さが問題となっているという。
そのため、リラクゼーション業界全体で、セラピストの労働条件と環境の改善が急務となっており、集客を含めたビジネスモデルの転換が必要と考えられるとしている。
不要不急の外出自粛要請により、飲食業のデリバリー需要増加のようにリラクゼーション業界もシフトしており、セラピストの新たな働き方として店舗や時間・シフトに縛られない働き方に急速に移る傾向にあるという。
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