Facebook株は、2012年のデビュー後数ヵ月間、下降を続けて不評を買い、アナリストらは、このIPOを騒ぎすぎだと評した。しかし、あの日々が、遠い彼方の記憶のように感じる。
好調のQ2業績を受け、Facebook株は、時間外取引で過去最高値を記録した。最近1時間でジワジワ上り続け、現在は1株75ドルを越えている。通常取引の終値は71.29ドルで、最近52週の最高値より1.30ドル低く、時価総額は1830億ドルに迫る。
Facebookは今日、Q2の業績を発表し、売上29.1億ドル、ユーザー数13億人以上でアナリストの予測を上回った。しかし重要なのは、財務諸表の数値と同じく、同サービスの利用量も増えていることだ。
電話会見中、CEO Mark Zuckerbergは、米国内の平均的Facebookユーザーは、1日当たり40分を同サービスで費していると話した。比較のために挙げると、わずか1年と少し前、米国のソーシャルメディア全体の平均利用時間は計16分だった。
米国は、Facebookにとって現在最も支持が厚く価値の高い市場であり、これは同サービスが今も自国で好調であるだけでなく、Facebook利用が未だに発展途上の地域でも何かが起きる可能性を示す、投資家へのシグナルだ。Zuckerbergが今日指摘したように、「伸びる余地はまだまだある」。
そして、現行ビジネスの好調さが、新たな収益化機能の実現に関して同社に考える余裕を与えていることも興味深い。Zuckerbergは今日、支払いはいずれメッセージングと「融合」することを認めた(以前から予想されていたことであり、Facebookのメッセージに関する重要な買収先であるWhatsAppが、プラットフォーム上の広告を全面的に廃止すると宣言して以来、なおさらだった)。ただし、本誌のJosh Constineが指摘しているように、期待するのはまだ早い。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)