ドイツの自動社メーカーVolkswagenは今日(米国時間5/5)、同社のモバイルサービスの一環としてApple Watchアプリを提供すると発表した。
VWのCar-Netサービスは、2014モデルイヤー以来同社モバイルアプリに様々な「スマート」機能を提供してきた。エアコンのリモート設定、窓の閉め忘れや駐車した場所の確認、燃料・バッテリーの監視などすべてがiOSおよびAndroidアプリで利用できる(正直に言うなら、両プラットフォーム共デザイン要素はかなり奇妙だ)。そして近々、新たなiOSアプリのアップデートによって、腕の上にもやってくる。
いずれの機能も気が利いているが、「必須」と呼べるものではない。ちょっと気を引いたのが、スピードや境界の警告が腕に送られることだ。自分が10代のドライバーだった頃(スマートフォンによる超接続時代の直前)を思いだすと、両親は私が午後の殆どをどこで過ごしていたかも、両親が寛大にも与えてくれた何トンもの金属の塊を、私が責任を持って転がしているかどうかも全く知らなかった。
Car-Netアプリがあれば、家族内の特定のドライバーがスピード制限を越あたり、一定の地域境界を越えた時にアラームを鳴らすことができる。スマートフォンにそれが載っているだけでも親にとっては感激だが、携帯電話の通知は容易に見逃がされてしまう。
Apple Watchなら話は違う ― ポイントは通知を最重要なものだけに限定することだ。ユーザーがその努力をすることを前提にすれば、Car-Netのメッセージは十分目立つ。もしうるさすぎるようになったら、おそらく安全運転について子供たちとじっくり話し合うか、彼らの居場所を監視しなければならないときだろう。
他に便利そうな機能としては、Apple Watchを使ったリモート解錠(2016年モデル以降)だある。もちろん、ドアをアンロックしたりトランクを開けたりする手段はすでにあるが、Apple WatchのApple Payによって、荷物や幼な子を抱えて列に並んでいる時にiPhoneやサイフを取り出さずに済むようになったのと同様、コートのポケットやバッグのキーを探す必要を取り除くことは、日常のフラストレーションを取り除くはずだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)