MicrosoftのOffice製品は今も人気が高く、歴史的背景を踏まえればそれも驚くことではない。同ソフトウェア会社によると、100万人以上がOffice 2016プレビューを、OS XおよびWindowsで使っている。
では、100万人というのはかなり多いのか、そうでもないのか、それともその中間なのか? 過去の比較材料があるので見てみよう。Windows 10早期利用プログラムの参加者100万人というデータある。
Windows 10は2週間に100万人のテスターを集めた。実は私はその数値をj大したことがないと評した。時間と共に、Windows 10は新たなテスターを呼び、その数は「400万人以上」へと増えた。同社に最新数値を尋ねたところ提供を拒まれた。
もっと長期で見ると、Windows 10は、私が400万人以上と仮定するテスターを集めるのに250日程かかった。平均すると1日当たり1万6000人だ。もちろん変化の波は激しいが、ならせばそうなる。
Office 2016 for Macプログラムは、2015年3月5日から[Office 365を持たない]一般ユーザーがOS X上で同アプリを使うことを可能にした。Windowsでは、Office 365ユーザーにとって2015年3月16日がその日だった。
意味のある比較を行うことは簡単ではないが、あえて並べてみよう。まず控え目に仮定して3月10日をOffice 2016の「スタート日付」とすると今日までに86日が過ぎた。単純な割り算をすれば1日当たり1万2000弱のダウンロードになる。
ここに両方向の落とし穴がある。Officeプレビューを使うことは、新たなWindowsビルドを使うよりずっとハードルが低く、Windowsの方がずっと粗野でかつ短いサイクルでリリースされる場合はなおさらだ。一方で、OfficeのニュースはOSほど報道されない ― 逸話的ではあるが私はそれを言うのに十分長い間この業界にいると思っている ― ので、その点はハンディになる。
総合的に見て、Officeの数字は立派だ。もちろん、会社は都合の悪い数字は公表しない。私がWindows 10の100万人にケチをつけた時の反応について語ることもできるが、それは飲みながら話すことだ。
つまるところ、Microsoftの資金源たるOfficeスイーツは、まだまだデスクトップでは固い地盤を持っているようだ。企業人にとって驚く話ではない。シリコンバレーに住むその他の人々にとっては、気に留めておく価値があるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)