古くから、そして今でも、広く使われているマルチプラットホームのビデオプレーヤーVLCがAndroidバージョンの大型アップデートを行い、要望の多かった機能をいくつか加えるとともに、必要なパーミッションの数を減らすことに成功した。まだまだこの老舗(しにせ)には、しっかりとしたデベロッパーがいるようだ。
そのバージョン2.0では、互換性がAndroid 2.2(”Froyo”ですよ、忘れたかな?)からNまでに広がった。そのNは、nougatになるのか、nilla waferか、それとも、もっとひどい名前になるのか?。
VLCの最初からの傑出した機能のひとつは(知る人ぞ知る、もう10年以上前からの話だけど)、つねにネットワークからの再生ができることだった。そしてVideoLANのブログ記事によると、その機能が“ほぼ完成した”。
今では、DLNA/UPnP, Windowsネットワーク共有, FTP, SFTP, NFSプロトコルがサポートされている。ネットワークからでも字幕を見つけることができ、それらはOpenSubtitlesからのものでもよい。右から左へ読むやつや、複雑なレイアウトの字幕も可だ。
パッケージがスマートフォン、タブレット、Android TV対応の統一パッケージになったので、インタフェイスの入れ替えも自由にできる。ビデオプレイリスト、マルチウィンドウ、再生履歴なども今度のアップデートでサポートされた(履歴は消したければ消せるのでご安心を!)。
ぼくみたいに、昔だけでなく今でもVLCを使っている者には、嬉しいアップデートだ。とくにAndroid TVでの再生機能が充実したのが良いね。あの頼もしい古顔が、ますます健在であることを知ったのも、嬉しい。もちろん、それは今でも無料だ。