女性にプログラミングパワーを!, Squareが女子高校生対象のコンピュータ科学教育を開始

企業の社会的責任をつねに意識しているSquareは、未来のシリコンバレーの人口に多様性というか多彩性をもたらすべく、同社のコンピュータ科学教育事業をカレッジやハイスクールの女の子たちにも広げている。20のカレッジと8つのハイスクールの女生徒たちが、Squareの技術者やそのほかの教師からアートとしてのコンピュータプログラミングを教わる。カレッジの学生は4日間のキャンプを楽しみ、ハイスクール向けの教育事業は8か月にわたって展開される。

San Franciscoのハイスクールには、高校在学時に大学の単位が取れるコンピュータ科学のAP(Advanced Placement)クラスがない。だから生徒は高校終了時に標準テストによる大学初等課程の単位を取得できない。Squareの8か月の事業は、その欠落を補い、生徒達を標準テストに備えさせる。

Squareが今後この事業をサンフランシスコの全校数千名の女子学生女子生徒にまで拡大するのか、それは現時点では不明だが、Squareの広報は、受講者を拡大する方法を検討中だ、と言った。今回の発表のあとには、民主党の女性人種問題担当議員Nancy Pelosiを囲む懇親会が行われ、10名あまりの女性起業家が出席して性差別にまつわる苦労や対策を語った(集まった全員がSquareの支払いシステムのファンのようだった)。

女子学生生徒のためのコンピュータ科学キャンプは、SquareのCEO Jack Dorseyが行う二度目の女性プログラミング振興事業だ。この前はGirls Who Codeに、Twitterの協同ファウンダBiz StoneやEv Williamsと一緒に寄付をした。今度の事業の詳細は、ここで見られる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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