CloudflareのMichelle Zatlyn氏、TechCrunch Disruptで大胆なアイディアを持つ企業の創設について語る

会社を立ち上げるとき、シンプルに進めたいと思うかもしれない。投資家や顧客が理解しやすいものを、と考える。その方が簡単かもしれないが、10 年前にCloudflareがTechCrunch Disruptでローンチしたときはそのような道は取らなかった。同社は、中途半端にやっても仕方がないと腹をくくり、より高速でより安全なインターネット環境を構築する新機軸のアイデアを掲げて進む決断をした。あまりプレッシャーをかけることなく。

同社は2010年に無料製品と有料ティアの提供を開始し、速度とセキュリティを提供するという当初の概念を、一連の製品とサービスに発展させた。それから10年後の現在、Cloudflareは時価総額約120億ドル(約1兆2800億円)の上場企業となっている。

TechCrunch Disrupt 2020では、同社の共同創設者でCOOのMichelle Zatlyn(ミッチェル・ザトリン)氏に1対1のインタビューを行い、初期段階の企業としてこうしたビジョンを実現するために必要なことについて話を聞く。彼らは当時、Akamaiのような大手企業の後を追っていた。世界中にデータセンターのネットワークを構築する必要があったが、ローンチ時は3つの大陸に5箇所のデータセンターという体制だった。

オペレーションの観点からこれらのことは容易ではなかったが、追加のハードウェアやソフトウェアを必要としない方法で、世界のウェブサイトをより速く、より安全な環境にできるという大胆な機軸を打ち出した。クラウドコンピューティングという概念の初期の支持者として、彼らは、その時点では最大手のインターネット企業にしか手の届かなかったことを顧客が実現できるようにし、今日では一般的だが当時は普及していなかった価値ある提案を行ったのだ。

どのようにしてこの初期の製品を構築し、製品セットを成長させ、世界中で200以上のデータセンターを稼働するまでに至ったのか。私たちはザトリン氏に、そのすべてを実現し、上場企業へと発展した軌跡について伺う予定だ。

このセッションは、Extra Crunchステージの全プログラムとともにDisruptステージで提供される。わずか345ドル(約3万6500円)のDigital Pro Passを購入すれば、CrunchMatchのネットワークを活用して、Digital Startup Alleyに出展する数百の初期段階の企業について知ることができる。学生と、政府や非営利組織の従業員には割引があり、Digital Startup Alley への出展を希望する初期段階の創設者には素晴らしいオファーがある。また、以下の特設ページを経由してチケットを購入すれば5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。