Facebook MessengerでInstagramユーザーにメッセージが送れる、次期アップデートでクロスアプリ通信機能など追加

Facebook Messengerは最新のアップデートで、チャットテーマ、カスタムリアクション、セルフィースタンプ、バニッシュモードなどビジュアル変更のほか、いくつか新機能を追加する。今回の変更は9月末に発表(未訳記事)されたInstagram(インスタグラム)ユーザーが初めてFacebookユーザーとつながったFacebookメッセージングプラットフォーム改革の一環だ。

Instagramユーザーがクロスプラットフォーム通信機能を利用するためには、新機能へのアップデートにオプトインする必要があったのに対して、Messengerユーザーは特別な選択は必要がない。

米国時間10月13日のFacebook(フェイスブック)の発表によると、Instagramとのクロスアプリコミュニケーション機能は、北米ユーザー全員に近く公開される(Instagramの発表に際には、どの地域が最初にアップデートされるかを発表しなかった)。

画像クレジット:Facebook

Messengerユーザーは新機能を利用するための操作は必要ない。ユーザーのいる地域で利用可能になった時点で自動的に配信される。

ビジュアル面では大きな変化が1つある。Messengerのクロスプラットフォームメッセージング機能を反映して、Messengerロゴが変わった。Facebookブルーから青と紫とピンクのシェードのよりInstagram風のデザインになった。

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デフォルトのチャットカラーも新しいスタイルに合わせて変わる。

新たにチャットテーマのloveとタイダイが使えるようになり、カスタムリアクションは現在の決まったものではなく、さまざまな絵文字を使って返事できる。

その他、自撮り写真をスタンプで飾れるセルフィースタンプとチャットが消滅するバニッシュモードは「近日」公開予定。

これもInsagramユーザーが最新アップデートで手にしたのと同じ機能だ。

これまでもMessengerにはさまざまな新機能が追加されていて、最近では、MessengerやMessenger Roomで友達や家族と一緒にビデオを見られるようになった。

フェイスブックが新しいメッセージングプラットフォームとクロスアプリコミュニケーション機能でユーザーを囲い込む方針を打ち出したことで、ユーザーは他のライバルメッセージングアプリに乗り換えるのがいっそう困難になるだろう。しかし、1つのアプリで2大ソーシャルネットワークと繋がれるのに手間をかける必要があるだろうか?(そしていつの日か、WhatsAppも統合されるかもしれない)。

これは、フェイスブックにとっても規制当局によって事業分割を強いられた時の対応が難しくなるという意味でもある。

この発表に先立ち、下院司法委員会は先週発表した反トラスト報告(CNBC記事)で、フェイスブックの独裁状態を緩和する方法を提案し、事業の一部を分割することもその1つだった。しかし、規制当局はフェイスブックがInstagramとMessengerなどの既存アプリをどう運営するかよりも、ライバルを買収して優位性を確保しようとすることの方に重点を置いているのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook