人気ジンバル搭載カメラの後継モデル「DJI Pocket 2」登場、写真、動画とも撮影機能向上

DJIがオリジナルのOsmo Pocketをリリースしてから、もうすぐ2年が経とうとしている。正直にいってこの小さなジンバルは、多くの同様製品の中でも最も楽しい製品の1つだ。私はアマチュアのスマートフォン写真家だが、この製品を使った時間を楽しんでいたし、後継モデルをハンズオンできてとてもうれしく思う。

新製品は名前が少しスリムになり「Osmo」の文字がなくなり、シンプルに「DJI Pocket 2」と名づけられた。前作と同様に単体のカメラとしても、あるいはスマートフォンのアクセサリーとしても機能し、大型ディスプレイによりリアルタイムで撮影をプレビューできる。3軸ジンバル機構に搭載されたカメラは、毎秒60フレームの4K解像度ビデオを録画できる。またHDR動画や8倍ハイブリッドズーム(光学4倍)も同様に搭載された。さらに4つのマイクシステムが追加され、より高品質での録音が可能になっている。

  • Pro Mode:ISOやシャッタースピード、露出、フォーカスモードなどの高度なカメラ設定を制御できる。
  • ActiveTrack 3.0:被写体を選択し、自動的にフレームに収めることができる。
  • Slow Motion:1080p / x8の解像度と最高速度でスローモーション撮影ができる。
  • Timelapse、Hyperlapse、Motionlapse:3つの異なるタイムラプスのさまざまな効果により、周囲の世界を高速化する。Hyperlapseには電子手ぶれ補正(EIS)が自動的に統合され、滑らかさが向上した。ユーザーはそれぞれのイメージを個別に保存したり、RAW形式で記録したり、ActiveTrack 3.0を利用できる。
  • パノラマ:180° Panoは4枚の画像を撮影し、1枚の風景を合成する。3×3 Panoは9枚の画像を合成して、ワイドかつ精細な画像を合成する。
  • Livestreaming:Facebook、YouTube、RTMPに直接ライブ配信が可能。
  • Story Mode:プリセットされたカメラの動き、カラープロファイル、音楽を使って、テンプレートを簡単に選択し、その瞬間を記録することでソーシャルメディアで即座に共有できる。

最新モデルではハードウェアのデザインが若干変更され、取り外し可能なベースプレートには追加のマイク、充電ケース、ワイヤレスハウジングといった多数の新しいアクセサリーを取り付けることができる。またワイヤレスモジュールも搭載されており、ケーブルを利用しなくてもスマートフォンに接続できる。

画像クレジット:DJI

DJI Pocket 2はコントロールスティックと三脚マウントのセットが349ドル(日本では4万9500円・税込)で、初代モデルの価格を維持している。499ドル(日本では6万4900円・税込)のCreator Comboには広角レンズ、ウインドスクリーン付きワイヤレスマイク、ミニ三脚が同梱され、どちらもDJIのサイトで購入できる。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:DJI

画像クレジット:DJI

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(翻訳:塚本直樹)

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TechCrunch Japan

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