Google ウェブマスターから Google 検索セントラルへ

Googlebot reading a book with a new spider friend

Google ウェブマスターの歴史

Merriam-Webster によると、「webmaster」という用語の使用が最初に確認されたのは、Google が創業する前の 1993 年のことです。今ではこの用語は古めかしく聞こえるようになり、Google ブックスのデータからわかるように、その使用は激減しています。Google が実施したユーザー エクスペリエンスに関する調査からも、ウェブの専門家の中で自分をウェブマスターと名乗る人は、もうほとんどいないことが明らかになっています。検索エンジン最適化(SEO)、オンライン マーケティング担当者、ブロガー、ウェブ デベロッパー、サイト所有者と名乗ることが多く、「ウェブマスター」と名乗る人はごく少数です。

名称の変更

「ウェブマスター」に代わる新しい名称を考えてみたのですが、ユーザーがウェブサイトで行っている作業を端的に表す用語はないことに気づきました。今後は、Google 検索という話題のトピックによりフォーカスするために、ウェブサイトとソーシャル メディアの両方で使用している「Google ウェブマスター セントラル」という名称を「Google 検索セントラル」に変更します。Google の目標は今でも変わりません。Google 検索で皆様のウェブサイトが上位に表示されるようにサポートすることです。この名称変更は数日中にほとんどのプラットフォームで実施されます。

ヘルプ情報を 1 つのサイトにまとめる

また、Google 検索でウェブサイトを上位に表示する方法がわかりやすくなるように、ヘルプ ドキュメントとブログを 1 つのサイトに統合します。

今後、Search Console ヘルプセンターには、Search Console の使用に関するドキュメントのみが掲載される予定です。また、ヘルプ フォーラムの拠点として、「ウェブマスター ヘルプ コミュニティ」という名称を「Google 検索セントラル コミュニティ」に新たに変更しました。Google 検索の仕組み、クロールとインデックス登録、検索ガイドラインなど、検索関連のトピックに関する情報は、新しい Google サイトに移行されます(これまでこのサイトでは、ウェブ デベロッパー向けドキュメントが主に掲載されていました)。コンテンツの移行は数日中に行われます。

Google は、SEO を始めたばかりの方から、経験豊富なウェブ プロフェッショナルの方まで、Google 検索で自社のウェブサイトをアピールしたいとお考えのすべての方を対象としたコンテンツの作成を続けてまいります。

ブログを統合する

今お読みのブログも、メインサイトに移動します。ただし、登録者は 1 週間以内であれば従来のプラットフォームでもこの最後の投稿をご覧いただけます。このブログを他のローカライズされた 13 のブログとともに 1 か所に移行すると、次のようなメリットがあります。

  • 関連コンテンツ(ヘルプ ドキュメント、ローカライズされたブログ、イベント情報など)が 1 つのサイトにまとめられるため、ユーザーの目に留まりやすくなります
  • ローカライズされたブログの URL の確認が不要になり、言語間の切り替えが容易になりました
  • 優れたプラットフォームを使用することで、コンテンツの管理、ブログ投稿のローカライズ、一貫した投稿の書式設定を簡単に行うことができます

今後、アーカイブされたブログと新しいブログ投稿はすべて、https://developers.google.com/search/blog に表示されるようになります。Google から最新情報を入手するために、皆様がなんらかの対応をする必要はありません。現在の RSS とメールの登録者は、新しいブログの URL にリダイレクトされます。

Googlebot の新しいマスコット

Google の Googlebot マスコットもアップグレードされます。新しい相棒が Googlebot とともにインターネットをクロールするようになり、Googlebot がウェブを独りでさまようことはなくなります。

Googlebot mascot gets a refresh

この奇妙な生き物に初めて会ったときは、「これは本当にクモなのか?」と考えました。観察してみると、このクモとボットのハイブリットが遠く離れた場所にジャンプして、緑色の光に囲まれたときに最もはっきり見えることに気づきました。Googlebot のこの新しい友だちは Phidippus 属のクモだと思いますが、このクモにはボットのような特徴もあるようです。Googlebot は、小さなスパイダー ボットに新しいニックネームを付けようとしましたが、まだいいニックネームは思いついていません。あなたならどんなニックネームをつけますか?

最後になりますが、ブックマークを更新するようお願いいたします。また、ご不明な点やご意見がありましたら、TwitterGoogle 検索セントラルのヘルプ コミュニティをご利用ください。

Google 画像検索に画像のライセンス情報を表示する

Google は数年にわたり、画像ライセンス業界と協力して、Google 画像検索に表示されるコンテンツのライセンス要件の認知度を高めてきました。2018 年には IPTC 画像権利メタデータのサポートを開始し、2020 年 2 月には Schema.org と IPTC を通じてライセンス可能な画像用の新しいメタデータ フレームワークを発表しました。それ以来、この新しい規格はあらゆる規模のウェブサイト、画像プラットフォーム、画像代理店に広く採用されてきました。そして本日、Google は Google 画像検索の新機能をリリースします。画像のライセンス情報をハイライト表示し、責任ある使い方をユーザーにわかりやすく提示する機能です。

新機能の概要

ライセンス情報を含む画像は、画像検索結果ページに「ライセンス可」バッジ付きで表示されるようになります。ユーザーが画像ビューア(画像を選択すると表示されるウィンドウ)を開くと、コンテンツ所有者またはライセンサーが提供するライセンスの詳細情報や利用規約ページへのリンクが表示されます。可能な場合は、ユーザーがコンテンツ所有者やライセンサーから画像を入手できるページへのリンクも、追加で表示されます。


左側: ライセンス可バッジが表示された画像検索結果ページ
右側: ライセンス可能な画像とともに新しい項目の [画像の配置場所] と [認可の詳細] が表示された画像ビューア

また、ライセンス メタデータ付きの画像も見つけやすくなります。Google 画像検索のライセンスのプルダウン メニューが改良され、「クリエイティブ・コモンズ ライセンス」と「商用およびその他のライセンス」で画像をフィルタできるようになりました。


改良された [ライセンス] フィルタ

画像ライセンサーにとってのメリット

  • 前述のように、画像ライセンサーからライセンス メタデータが提供されると、画像ビューアにライセンス可バッジ、ライセンスの詳細情報ページ、画像取得ページが表示され、ユーザーがライセンサーから画像を購入したり画像のライセンスを取得したりしやすくなります。
  • 画像があるページから直接画像を取得することを許可していない(ポートフォリオ、記事、ギャラリー ページなど)場合、画像ライセンサーは、Google 画像検索からのリンクに画像の購入やライセンスの取得ができるページの URL を設定できます。
  • 画像ライセンサーは、サイト運営者が購入した画像にもメタデータを適用してもらい、使用される画像にライセンス詳細情報も一緒に表示されるようにすることができます(そのためには、画像ライセンサーが提供した IPTC メタデータを購入者が削除したり改変したりしないようにする必要があります)。

これらの新機能により、Google 画像検索に表示される画像がどのような性質のコンテンツであり、責任をもって利用するには何が求められるか、多くの人が理解しやすくなることを願っています。

活用方法

この機能の詳細、実装方法、トラブルシューティングについては、Google Developers のヘルプページよくある質問のページをご覧ください。

この機能についてのフィードバックは、Google Developers のライセンス可能画像機能のページにあるフィードバック ツール、または Google ウェブマスター フォーラムからお送りください。なお、次回のバーチャル オフィスアワーでは、よくある質問を取りあげて回答する予定です。ご期待ください。

この機能に対する画像ライセンサーのコメント

「約 4 年前に開始した Google と CEPIC のコラボレーションにより、Google 画像検索で作成者と権利者を特定できるようになりました。Google との実りあるコラボレーションのおかげで、ライセンス可能な画像の特定という、鎖の最後の輪がついに実装できたのです。このコラボレーションにより、写真代理店とより広範な画像業界にビジネス チャンスが広がることをうれしく思います。Google に感謝しています。」
- CEPIC 代表、Alfonso Gutierrez 氏

「IPTC と Google の複数年にわたるコラボレーションの結果、埋め込み IPTC 写真メタデータを含む画像が人気のサイトで再利用された場合、Google 画像検索で関心を持ったユーザーは画像のもともとの提供者にアクセスできるようになりました。これは、画像提供者にとって大きなメリットであり、IPTC メタデータを画像ファイルに含める動機にもなります。」
- IPTC 写真メタデータ ワーキング グループ リーダー、Michael Steidl 氏

「Google のライセンス画像機能は、ユーザーがビジュアル コンテンツを特定し、ライセンスを取得する工程を一段と迅速かつ簡単にするものです。Google はこの機能の開発をすすめるにあたり、DMLA メンバーにツールその他の各種情報を共有して私たちのフィードバックを収集し、質問や懸念に対応するというかたちで、綿密なコラボレーションを行ってきました。機能のグローバル展開に伴い、このコラボレーションが継続されることを楽しみにしています。」
- Digital Media Licensing Association 会長、Leslie Hughes 氏

「現在、メディア環境はダイナミックな変革の途上にあり、多くの人たちがオンライン ストーリーテリングやコミュニケーションに欠かせない要素として画像を必要としています。画像のライセンスを適切に取得することが、ユーザー自身を守るためにも、こうした画像を創造するために必要な投資が継続していくためにも重要であると、すべての人に理解を広めていくことが今こそ重要です。Google のアプローチによって、画像のライセンスに内在する価値と、使用するために必要な権利がわかりやすく伝えられると期待しています。」
- Getty Images および iStock by Getty Images、コンテンツ部門上級副社長、Ken Mainardis 氏

「Google のライセンス画像機能は、ユーザーが Google 画像検索で高品質な画像を見つけ、著作権に従って購入またはライセンスを取得する工程をわかりやすくするものです。安全に、権利を守って使用できる画像かどうかをユーザーが簡単に判断できるという点で、これは写真業界にとって画期的なことです。EyeEm は、企業が画像を検索、購入する方法に革命をもたらすという構想に基づいて創設されました。そのため、Google のライセンス画像プロジェクトに最初から参加したときは興奮しましたし、その機能のリリースを迎えるにあたっては感慨もひとしおです。」
- EyeEm、共同創業者、Ramzi Rizk 氏

「デジタル画像の専門的プロバイダとユーザーの世界最大ネットワークとして、picturemaxx は Google のライセンス画像機能を歓迎します。弊社が顧客とするクリエイターや権利管理者にとっては、検索エンジンでの表示順位だけでなく、著作権情報やライセンス情報の表示も重要です。この機能を活用するため、picturemaxx は近い将来、クリエイターや権利管理者が Google 画像検索に画像を表示できる機能を実装する予定です。開発はすでに進行中です。」
- Picturemaxx、最高技術責任者、Marcin Czyzewski 氏

「Google はこのプロジェクトにおいて、Alamy をはじめ写真業界のリーダーたちの意見を取り入れ、コラボレーションを行ってきました。ライセンス可バッジは、ユーザーの混乱をなくし、高品質なクリエイティブ画像やエディトリアル画像の価値を広く一般に伝えることができるでしょう。」
- Alamy、プロダクト ディレクター、James Hall 氏

「画像のライセンスを適切に取得する方法をわかりやすくする Google 画像検索の新機能は、画像クリエイターと画像ユーザーの双方にメリットをもたらします。100 万人を超える寄稿者からなるグローバル コミュニティに公正な報酬を確保するため、適切な保護を求める声を Google に届け、この機能に関してコラボレーションできたことをうれしく思います。この機能を開発した Google は、コンテンツ作成のエコシステムを支持する姿勢を貫いていました。」
- Shutterstock、コンテンツ オペレーション担当副社長、Paul Brennan 氏

「Google 画像検索の新機能であるライセンス画像機能は、クリエイティブ チームがユニークなコンテンツを見つけ出すための強力な手段となるでしょう。Google 画像検索が、ライセンス可能な画像を特定する信頼のおける機能になったことで、ユーザーが用途に合ったライセンス画像を迅速に見つけ、入手するプロセスが効率化され、代理店と独立系写真家すべてに、発見される機会がもたらされます。
- PhotoShelter 最高経営責任者、Andrew Fingerman 氏

リッチリザルトと Search Console に関するよくある質問

数週間前、リッチリザルトと Search Console をテーマに、Webmaster Conference Lightning Talks を再度開催しました。その際のライブチャットでは、多くの視聴者の方からご質問を頂きました。できる限りその場で回答したのですが、私たちのタイピング スピードではすべてにお答えすることができませんでした。そこで、頂いたご質問についてのフォローアップをこのブログ投稿で行うことにしました。

動画をお見逃しの方は、下記でご覧いただけます。リッチリザルトを使い始める方法と、Search Console を使って Google 検索での見え方を最適化する方法を説明しています。

サイトに構造化データを実装すると、競合他社のサイトよりも上位にランキングされますか?

構造化データ自体は一般的に、ランキング向上につながる要素ではありません。ただし、構造化データがあると Google がページの内容を理解しやすくなるため、関連性がある場合に表示されやすくなったり、さまざまな検索機能の対象になったりします。

e コマースのカテゴリページで使用するのにおすすめの構造化データはどれですか?

カテゴリページで商品をマークアップする必要はありません。商品をマークアップするのは、ページの主たる要素が単一の商品である場合のみです。

構造化データにはどのくらいの量のコンテンツを含めればよいですか?その量に上限はありますか?

ページに実装できる構造化データの量に上限はありません。ただし、一般的なガイドラインを確実に遵守してください。たとえば、マークアップの対象コンテンツは常にユーザーに表示され、ページの主たる内容を表している必要があります。

「よくある質問」のクリック数と表示回数は、正確には何に基づいていますか?

「よくある質問」のページには、特定のトピックに関する質問と回答の一覧が掲載されています。「よくある質問」のページを適切にマークアップすると、検索結果にリッチリザルトを表示し、Google アシスタントのアクションで対応できるようになります。これにより、想定するユーザーにリーチしやすくなります。このリッチリザルトでは、ユーザーは特定の質問に対する回答(質問への回答を含むスニペットなど)を展開したり折りたたんだりできるようになります。Search Console では、このようなリッチリザルトが検索結果に表示されるたびに表示回数としてカウントされ、ユーザーがクリックしてウェブサイトにアクセスした場合にクリック数としてカウントされます。ここで、検索結果の展開・折りたたみのためのクリックは、ユーザーがウェブサイトにアクセスするためのものではないため、クリック数としてはカウントされません。「よくある質問」のリッチリザルトに対する表示回数とクリック数は、検索パフォーマンス レポートの [検索での見え方] タブで確認できます。

クチコミのホストサイトが作成したクチコミがリッチリザルトに表示されることはありますか?

クチコミを、その対象となる企業やコンテンツ プロバイダが書いたり提供したりすることは禁じられています。Google のクチコミ抜粋のガイドラインでは、「評価は、ユーザーから直接入手する必要があります」とされています。企業自身が書いたクチコミの公開はガイドラインに違反しており、手動による対策が実施される可能性があります。

Google では使用されないスキーマタイプがありますが、それらも使用すべきなのはなぜですか?

Google は多くのスキーマタイプをサポートしていますが、他社の検索エンジンではその他のタイプを使用してリッチリザルトを表示する場合があります。実装をおすすめするのはそのためです。

検索で、これまでに表示されたリッチリザルトが表示されない場合があるのはなぜですか?

Google のアルゴリズムは、さまざまな要因(検索履歴、位置情報、デバイスのタイプなど)に応じて検索結果を調整し、ユーザーにとって最適と思われる検索エクスペリエンスを生み出します。また、ある機能が別の機能より適していると判断することもあれば、通常の青色リンクが最適であると判断することもあります。リッチリザルトのステータス レポートを確認して、有効な項目の数の減少やエラー数の急増が見られない場合は、実装に問題ありません。

動的に生成された構造化データを確認するにはどうすればよいですか?

構造化データの実装をチェックするための確実な方法は、Search Console で URL を検査することです。これにより、特定のページの、Google のインデックスに登録されたバージョンの情報を取得できます。公開ツールのリッチリザルト テストを使用して確認することもできます。これらのツールで構造化データが表示されない場合、マークアップは機能していません。

WordPress で構造化データを追加するにはどうすればよいですか?

構造化データを追加するためのさまざまな WordPress プラグインが利用可能です。また、テーマ設定もご確認ください。一部のタイプのマークアップがサポートされている場合があります。

構造化データ テストツールのサポート終了に伴い、リッチリザルト テストは Google 検索でサポートされない構造化データをサポートするようになりますか?

リッチリザルト テストは、Google 検索でリッチリザルトをトリガーする構造化データをすべてサポートします。Google が他の構造化データタイプに対応する新たな機能を追加する際には、リッチリザルト テストにもそのサポートを追加します。Google は、構造化データ テストツールのサポート終了を準備する一方で、汎用ツールを Google の外部でサポートする方法を調査する予定です。

引き続きご注目ください

以前の Lightning Talks をお見逃しの方は、WMConf Lightning Talks 再生リストでご覧いただけます。今後の動画についてもお見逃しないよう、YouTube チャンネルへのご登録もお忘れなく。また、ぜひ YouTube のプレミア公開で、各エピソードのライブチャットや Q&A セッションにご参加ください。

投稿者Daniel Waisberg, Search Advocate

ベータ版リッチリザルト テストの終了

Google はここに、リッチリザルト テストが Google 検索の全リッチリザルト機能に完全対応し、ベータ版が終了することを発表します 🥳。また、Google は構造化データ テストツール 👋 のサポート終了を予定しています。当面は引き続きご利用いただけますが、今後は構造化データのテストおよび検証には、リッチリザルト テストのご利用を強くおすすめします。

リッチリザルトは、通常の青色のリンクよりも高度な機能を持つ、Google 検索の検索結果です。構造化データをベースとしており、カルーセルや画像など、テキスト以外の要素を含めることができます。Google は数年にわたり、構造化データのテストとリッチリザルトのプレビューをサポートするリッチリザルト テストの開発を進めてきました。

新しいツールでの改善点は以下のとおりです。
  • ページで指定しているマークアップに有効な検索機能を表示
  • 動的に読み込まれる構造化データ マークアップをより効果的に処理
  • モバイル版ページとパソコン版ページの両方の検索結果をレンダリング
リッチリザルト テストを使用すると、コード スニペットまたはページ URL をテストできます。このテストは、ページに関して検出されたエラーと警告を返します。エラーがあると、ページがリッチリザルトとして表示されませんので、ご注意ください。警告の場合、ページの表示に制限はあるものの、リッチリザルトとして表示できます。たとえば、画像プロパティが欠落していることを示す警告が出た場合、画像が表示されないだけで、該当ページはリッチリザルトとして表示される場合があります。

ツールの使用時の画面の例を以下に示します。


画像: リッチリザルト テストでの有効な構造化データ

画像: リッチリザルト テストでエラーを示すコード エクスプローラ

画像: リッチリザルト テストの検索プレビュー

リッチリザルト テストの詳細はこちらを参照してください。フィードバックをご提供いただける場合はウェブマスター ヘルプ コミュニティまたは Twitter にお送りください。

Posted by Moshe Samet, Search Console product manager

Google でのスパムレポートの利用方法

ユーザーの皆様のご協力により、Google では日常的に数百単位のスパムレポートを受け取っています。スパムレポートの大半は手動による対策で処理されることになりますが、それらは Google で行われる手動による対策のほんの一部にすぎません。手動による対策のほとんどは、Google の社内チームがスパムの検出や検索結果の改善を目指して定期的に実施する作業によるものです。Google ではスパムレポートをスパム検出アルゴリズムの改善のみに利用しています。この取り組みについてより明確に示すため、このたび、ヘルプセンターのドキュメントを更新いたしました。
スパムレポートは大変重要な役割を果たしています。Google の自動化されたスパム検出システムではカバーできていない恐れがある部分を明らかにできるからです。個別の URL やサイトに対して手動による対策をとることもありますが、ほとんどの場合、自動検出システムに内在する問題を修正する方がはるかに大きな影響があります。
理論的には、自動化システムが完璧であればすべてのスパムを捕捉でき、システムでレポートを生成する必要は一切なくなります。しかし、実際にはスパム検出システムがうまく機能していても常に改善の余地があり、スパムレポートはその改善を行うための大変重要なリソースになっています。スパムレポートには情報が集約されており、スパム行為が疑われるコンテンツのトレンドとパターンを分析してアルゴリズムの改善に役立てることができます。
全体としてみれば、検索結果にスパムが表示されないようにするには、ウェブ上のコミュニティで質の高いコンテンツが作成され、検索結果のランキングにその質の高さが反映されるようにすることが最善の方法です。検索と生成される検索結果の改善のため、Google が行っている取り組みについて詳しくは、検索の仕組みのサイトをご覧ください。コンテンツの所有者と作成者の方は、Google ウェブマスターの関連資料を通じて、検索結果に反映されやすい高品質なコンテンツの作成方法をご確認いただくこともできます。Google のスパム検出システムは通常のランキング システムと連携しており、スパムレポートを元に、この両方のシステムの改善を今後も続けていきます。スパムレポートに関する皆様のご協力に感謝いたします。
ご不明な点やご意見がありましたら、Twitter にてお知らせください。
Posted by Gary

Google の検索スパム対策 – ウェブスパム レポート 2019


Google にとって、検索はすべて大切です。だからこそ、ユーザーが Google 検索を使って関心事についての有用な情報を求めるときは、常に可能な限り高品質な結果が得られるように、継続的な取り組みを行っているのです。
残念なことに、ウェブ上には「ウェブスパム」と呼ばれる、検索にとって有害な動作やコンテンツが存在しています。これらが、有用な情報を求めて検索を利用するユーザーのエクスペリエンスを低下させる一因となっています。Google では、ウェブスパムが検索結果に表示されないようにするために、多くのチームが活動しています。そして、常にスパマーたちの先を行くよう、たゆまぬ努力を続けています。それと同時に、Google はウェブマスターと継続的に協力して、ウェブマスターがベスト プラクティスに沿うことで検索を有効に活用し、この開かれたウェブ上で役立つコンテンツを提供できるようにしています。
以下では昨年を振り返って、Google が 2019 年にどのような検索スパム対策を実施したか、そしてウェブマスターのコミュニティをどのようにサポートしたかについて説明します。
大規模なスパム対策
Google 検索では、インデックスに登録された数千億ものウェブページを使って、毎日数十億のクエリに応答しています。そのため、検索ランキングを不正に操作しようとするユーザーが絶えず存在するとしても、それほど不思議ではありません。実際、毎日 250 億を超えるページにスパム行為があることを観測しています。これは、スパムが大量に存在することに加え、今後スパマーが大規模に、かつ長期間にわたり存在し続けることを示唆しています。Google は、検索結果にスパムページが表示される可能性をできる限り少なくするよう、真剣な取り組みを行っています。その成果として、これまでに Google 検索結果からのアクセスの 99% 以上が、スパムを経験せずに済むようになりました。
前年からの変化点
2018 年には、ユーザー生成スパムを 80% 削減できた旨を報告しました。幸い、2019 年になってもこの種の不正行為が増加していないことを確認できています。リンクスパムは引き続きよく見られるスパムの形式ですが、Google のチームは 2019 年にその影響を抑えることに成功しました。リンクスパムの 90% 以上が Google のシステムによって検出され、有料リンクや相互リンクなどの手法の効果が抑制されました。
ハッキング ウェブスパムは、依然としてよく見られる問題ですが、過去数年に比べると落ち着いています。Google は、影響を受けたウェブマスターおよびプラットフォームを適切に検出して通知するソリューション、およびハッキングされたウェブサイトの復旧を支援するためのソリューションの開発に引き続き注力しました。
スパムの傾向
2019 年の優先事項のひとつに、機械学習システムを使ってスパム対策機能を向上させることがありました。Google の機械学習ソリューションは、長年の実績を誇る手動による対策の機能と組み合わせることで、スパム行為が含まれる検索結果を特定し、ユーザーに表示されるのを防ぐための有効な手段となりました。
ここ数年間にわたり、自動生成および無断複製されたコンテンツによるスパム行為のあるサイトが増加してきました。このようなサイトは、フェイクボタン、執ような広告、不正リダイレクト、マルウェアなど、検索ユーザーにとって迷惑または有害な動作を伴います。また欺まん的であることも多く、ユーザーにメリットをもたらしません。2019 年には、この種のスパムによる検索ユーザーへの影響を、2018 年と比較して 60% 以上削減することができました。
スパム検出の能力と効率を向上させる一方で、Google は欺まんや詐欺など、さまざまな危害を減らすための継続的な投資を行っています。そのような危害を加えるサイトは、ユーザーをだまして公的または信頼できるサイトだと信じ込ませるもので、その結果、多くの場合でユーザーの個人情報流出や金銭的損失、デバイスのマルウェア感染につながる可能性があります。Google は、欺まんや詐欺の標的になりそうなクエリに細心の注意を払い、ユーザーを保護するために、その分野で常にスパム戦術に対して先手を打つよう努めてきました。
ウェブ改善のためのウェブマスターおよびデベロッパーとの協力
Google のスパム対策作業の大半は、自動化システムを使ってスパム行為のある動作を検出することです。しかし、このようなシステムは完全ではなく、すべてを検出することはできません。検索を利用するユーザーであればどなたでも、検索スパムフィッシングマルウェアを報告することにより、Google のスパム対策やその他の問題への対策を支援できます。Google は、2019 年に約 23 万件の検索スパムの報告を受け、そのうちの 82% に対して措置を講じることができました。お送りいただいたすべてのご報告と、検索結果をクリーンに保つためのご協力に感謝いたします。
では、このような報告を受けた際、またはなんらかの問題を発見した際に、Google はどのような対応をしているのでしょうか。Google の対応の中で重要なのが、ウェブサイトに問題を発見した際のウェブマスターへの通知です。2019 年には、検索結果でのサイトの表示に影響を及ぼしうる問題点、および実装可能な改善点をお知らせするため、9 千万件を超えるメッセージをウェブサイトの所有者宛てに生成しました。このうちの約 430 万件は手動による対策に関する通知で、Google のウェブマスター向けガイドラインへの違反に起因するものでした。
また、Google はサイト所有者を支援するためのよりよい方法を常に模索しています。2019 年には、新しい Search Console メッセージWordPress サイト向けの Site Kit新しい Search Console の DNS 自動確認機能など、コミュニケーション方法の改善を目的とした多くの取り組みを行いました。これらがウェブマスターのサイト確認作業を容易化する方法として採用され、将来にわたって役立つことを期待しています。また、これによって最新情報への迅速なアクセスが可能になり、ウェブマスターがウェブスパムやハッキングの問題をより効果的かつ効率的に解決できるようになることを願っています。
Google は、スパムの一掃に重点的に取り組む一方で、ウェブの進化に歩調を合わせることも忘れていません。具体的には、"nofollow" リンクの扱い方について再検討を行いました。"nofollow" 属性は、もともとはコメントスパム対策やスポンサー リンクへの注釈付けの手段として導入され、その後大きな進化を遂げていました。しかし、そこで進化が止まることはありませんでした。Google は、スパム対策機能が進化したのと同様に、"nofollow" にもさらに進化すべきときが来たと考えたのです。そして、2 つの新しいリンク属性、rel="sponsored" と rel="ugc" を導入しました。これによりウェブマスターは、Google 検索に対して特定のリンクの性質を示すための追加の方法を使えるようになりました。これらは、rel="nofollow" とともに、ランキングのための考慮点としてすでに使用されています。新しい rel 属性が好評をもって迎えられ、世界中のウェブマスターに採用されていることを、とても嬉しく思っています。
コミュニティとの連携
昨年も例年どおり、世界中のウェブマスターとの交流の場を設け、検索におけるプレゼンスの向上の支援や、フィードバックの収集を行うことができました。具体的には、SEO、デベロッパー、オンライン マーケティング担当者、ビジネス オーナーなど幅広いユーザーを対象に、世界中の多くの都市で 150 を超えるオンライン オフィスアワー、オンライン イベント、オフライン イベントを開催しました。特に、マウンテンビューでの初回プロダクト サミット(Product Summit)バージョンを含め、世界 15 か国(12 言語)、35 か所で開催された Webmaster Conference の盛況ぶりは、いまだに感動を覚えるほどでした。現在は対面式のイベントを開催することはできませんが、今後はここに示すようなイベントや仮想タッチポイントをさらに増やしていきたいと考えています。
12 言語以上に対応し、2019 年時点でスレッド数が 3 万以上のウェブマスター ヘルプ コミュニティは、引き続きウェブマスターが解決策やヒントを見つけるための手段となりました。YouTube では、SEO Mythbusting のようなシリーズに加えて #AskGoogleWebmasters を立ち上げ、質問に対する回答や不明点の解消を図りました。
ウェブをよりよいものにするための道のりは、この先もずっと続くでしょう。Google は、今年も皆様と一緒にその道を進んでいくことを楽しみにしています。そのためには、コミュニケーションが不可欠です。TwitterYouTubeブログヘルプ コミュニティをぜひご利用ください。また、お近くで開催される Google 主催のカンファレンスで直接お会いしましょう。

より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価

Google の社内調査業界調査はいずれも、ユーザーはページ エクスペリエンスが優れているサイトを好むことを示しています。近年、Google 検索では、結果ランキングの要素として、ページの読み込み速度モバイル フレンドリー性など、さまざまなユーザー エクスペリエンス基準を追加してきました。今月初め、Chrome チームはウェブに関する主な指標を発表しました。速度、応答性、視覚的安定性に関する指標のセットで、サイト所有者がウェブ上のユーザー エクスペリエンスを測定するのに役立ちます。

現在、Google はこれらの指標を検索の基盤に据える作業を進めており、これらのページ エクスペリエンス指標を組み込んで変更した検索ランキングを公開する予定です。ウェブに関する主な指標と既存のページ エクスペリエンス用シグナルを組み合わせた新しいシグナルを導入して、ウェブページ上のユーザー エクスペリエンス品質の全体像を提供します。

また、このアップデートの一環として、モバイルでの検索のトップニュース機能のランキング基準にページ エクスペリエンス指標を組み込み、トップニュースの資格要件から AMP 要件を削除します。なお、Google は AMP を引き続きサポートし、可能な場合は引き続き AMP ページにリンクします。また、サイト所有者がページ エクスペリエンスを最適化できるように、デベロッパー ツールを更新しました。

変更時期に関する注記: Google では、多くのサイト所有者が現在 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響への適切な対応に注力していることを認識しています。この記事で説明するランキングの変更は来年まで行われません。ロールアウトする際は、少なくとも 6 か月前に通知します。Google では現在、この変更への対応を開始いただくためのツールを提供しています(これは、ランキングの変更に関する情報を常にできるだけ早く知りたいというサイト所有者の皆さまから要望に答えるためでもあります)。ただし、今すぐなんらかのアクションを起こす必要はありません

ページ エクスペリエンスについて

ページ エクスペリエンス シグナルは、ユーザーがウェブページの操作体験をどのように感じるかという側面を測定するものです。これらの側面を最適化することは、すべてのウェブブラウザおよびサーフェス全体でユーザーにとってウェブをより快適なものにし、モバイルに対するユーザーの期待に沿ってサイトを進化させるのに役立ちます。ユーザーはもっとサイトを利用するようになり、よりストレスを感じずに操作できるようになるので、そうした取り組みはウェブでのビジネスの成功に寄与すると考えています。

ウェブに関する主な指標は、ユーザー エクスペリエンスの主要な側面を定量化した、ユーザー重視の現実的な指標のセットです。具体的には、読み込み時間、インタラクティブ性、読み込み時のコンテンツの安定性など、ウェブのユーザビリティの側面を測定します(たとえば、ボタンが指の下で移動すると、ユーザーは誤ってボタンをタップしてしまい、イライラします)。

Google は、ウェブに関する主な指標から導出されるシグナルを、ページ エクスペリエンスの既存の検索シグナル(モバイル フレンドリー性セーフ ブラウジングHTTPS セキュリティ侵入型インタースティシャル ガイドラインなど)と組み合わせて、ページ エクスペリエンスの全体像を提供します。Google は、ページ エクスペリエンスのさまざまな要素の特定と測定に継続的に取り組んでいます。拡大するユーザーの期待に応え、測定可能なユーザー エクスペリエンス要素を拡充するため、年単位でさらに多くのページ エクスペリエンス シグナルを導入することを計画しています。

ページ エクスペリエンス用の検索シグナルの構成要素を示す図。

ページ エクスペリエンスのランキング

優れたページ エクスペリエンスは、人々がサイトからより多くのものを得ることを可能にし、エンゲージメントを促進します。反対に、品質の悪いページ エクスペリエンスは、人々がページ上の貴重な情報を見つけることを妨げる要因となります。Google は、検索結果のランキングで考慮される数百のシグナルにページ エクスペリエンスを追加することで、人々が探している情報やウェブページに簡単にアクセスできるようにすることと、ユーザーが楽しめるエクスペリエンスを提供できるようにサイト所有者をサポートすることを目指しています。

一部のデベロッパーでは、ウェブに関する主な指標でサイトを測定する方法を理解し、指摘された問題に対処するために、いくつかの作業が必要になります。そうした作業を支援するため、Lighthouse や PageSpeed Insights などの一般的なデベロッパー ツールを更新して、ウェブに関する主な指標の情報と改善案を表示できるようにしました。また、Google Search Console では、サイト所有者が改善の機会を迅速に把握するのに役立つ専用のレポートを提供します。また、外部のツール デベロッパーと協力して、ウェブに関する主な指標を外部の製品に組み込む手助けもしています。

ページ エクスペリエンスの構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページ エクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。優れたページ エクスペリエンスが関連性の高い優れたコンテンツに勝ることはありません。しかし、同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページ エクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。

ページ エクスペリエンスとモバイルのトップニュース機能


モバイルのトップニュース機能は検索における最新の重要なコンテンツ エクスペリエンスであり、現在は、優れたページ エクスペリエンスを提供できるように最適化された AMP 結果を重視しています。過去数年にわたり、トップニュース機能はウェブ全体でより良いページ エクスペリエンスを促進する方法に関する新しい発想に刺激を与えてきました

ページ エクスペリエンス ランキングのアップデートをロールアウトする際は、トップニュース エクスペリエンスの資格要件も更新します。ニュースがモバイルのトップニュースにランキングされるための資格要件として、AMP は不要になります。つまり、任意のページがその資格を持つことになります。この変更に伴い、評価対象である多くの要素に加えて、ページ エクスペリエンスがトップニュースのランキング要素になります。以前と同様、ページがトップニュースの資格を持つためには、Google ニュースのコンテンツ ポリシーに従うことが必要です。現在、AMP として、または AMP バージョンを使用してページを公開しているサイト所有者の場合、ページの動作に変更はありません。AMP バージョンがトップニュースからのリンク先になります。

まとめ


Google では、ウェブのエクスペリエンスの改善に伴ってユーザー エンゲージメントが向上すると信じています。上記の新しいシグナルを検索に組み込むことで、あらゆる人々にとってウェブをより良いものにできると考えています。また、ページ エクスペリエンスのアップデートに関するロードマップを公表し、サポートツールを事前にリリースを通して、ウェブに関わるクリエイター、デベロッパー、企業から成る多様なエコシステムが、ユーザー エクスペリエンスをより快適なものに改善し提供できるように支援したいと願っています。
上記の変更が適用される時期については追ってご案内いたしますので、最新情報をチェックしてください。ご質問やフィードバックがありましたら、いつものようにウェブマスター フォーラムまでお送りください。

アシスタントのガイド付きレシピに関する新しい Search Console レポート

過去 2 年間にわたり、Google アシスタントは世界中のユーザーがおいしいレシピで料理をしたり、お気に入りのレシピを見つけたりするお手伝いをしてきました。一方、ウェブサイトの所有者は、ウェブページが Google によって再度処理されるまで、アシスタントにレシピの更新が反映されるのを待たなければなりませんでした。そのため、これまで多くの皆様から、レシピがアシスタントによってどのようにユーザーにガイドされるのかをより簡単かつ迅速に知りたい、とのご要望をいただいていました。

そのご要望にお応えするため、このたび Search Console とリッチリザルト テストツールでガイド付きレシピをサポートすることとなりました。これにより、即座に個々のレシピのマークアップを検証し、サイト上のすべてのレシピに関する問題を発見できるようになります。

ガイド付きレシピの拡張レポート

Search Console で、サイトで見つかったレシピ関連のエラー、警告、完全に有効なページを示すリッチリザルト ステータス レポートを表示できるようになりました。検索での表示回数の傾向を表示するチェックボックスも備えており、リッチリザルトの見え方による影響を把握するのに役立ちます。

さらに、問題を見つけて修正した場合は、ページが変更されたため再クロールが必要である旨を、このレポートを使用して Google に通知できます。



ガイド付きレシピに対するリッチリザルト テスト

ページにガイド付きレシピの構造化データを追加して、その URL を送信することでテストできます。リッチリザルト テストツール内でコード スニペットのテストのみを行うこともできます。テスト結果画面には、以下のスクリーンショットに示すように、構造化データに関するエラーや提案が表示されます。



リッチリザルト テストのプレビュー ツールを使用して、アシスタントによるレシピガイドがスマートディスプレイにどのように表示されるかを確認することもできます。これにより、公開前にマークアップの問題をすべて見つけることができます。



コメント、ご質問、フィードバックがありましたら、ウェブマスターのヘルプ コミュニティまたは Twitter でお知らせください。

Posted by Earl J. Wagner, Software Engineer and Moshe Samet, Search Console Product Manager

Search Console のエクスポート機能の改善とエクスポートできるデータの追加

Search Console のダウンロード機能の改善を求める多くの声を受け、エクスポートできるデータを追加し、エクスポート機能の改善を行ったことをお知らせします。

これにより、特定のテーブルビューだけでなく、ほぼすべての Search Console レポートに表示される全情報をダウンロードできるようになります。また、データを Search Console の外部から簡単に読み取れるようになり、必要に応じて、将来に備えて簡単に保存できるようになります。この記事の最後に、Search Console のツール以外から Search Console のデータを使用する方法についてのセクションがあります。

拡張レポートなど

AMP ステータスなどのレポートからデータをエクスポートする場合、従来のように詳細テーブルだけでなく、グラフの元となるデータをエクスポートできるようになります。つまり、問題とその影響を受けるページのリストに加え、ページの日別の内訳、ページのステータス、Google 検索結果のそのページのインプレッション数も確認できます。特定のドリルダウン ビューからデータをエクスポートする場合、エクスポートしたファイルでこのビューの詳細を確認できます。

Google スプレッドシートまたは Excel(新機能)を選択すると、2 つのタブを持つスプレッドシートが出力され、CSV 形式でのダウンロードを選択すると、2 つの CSV ファイルを含む ZIP ファイルが出力されます。

AMP ステータス レポートからダウンロードしたデータセットのサンプルを以下に示します。この記事の説明のためにスプレッドシートのタイトルを変更しましたが、元のタイトルにはドメイン名、レポート、エクスポートした日付が含まれています。

検索パフォーマンス レポート

パフォーマンス データに関しては、改善点が 2 つあります。

  1. ワンクリックですべてのタブのコンテンツをダウンロードできるようになりました。つまり、クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方、日付に関するデータをすべてまとめて取得できるようになります。ダウンロードすると、上記の説明と同じように、複数のタブを持つ Google シートまたは Excel スプレッドシート、CSV ファイルをまとめた ZIP ファイルが出力されます。
  2. パフォーマンス データのほかに、[フィルタ] という追加のタブ(または CSV ファイル)もダウンロードされます。これは、データのエクスポート時に適用されたフィルタを示します。

検索パフォーマンス レポートからダウンロードしたデータセットのサンプルを以下に示します。

Search Console のツール以外から Search Console のデータを利用する方法

ここまでデータのエクスポートについて説明してきましたが、Search Console のツール以外から Search Console のデータを使用するための現時点の方法について説明します。データを別のデータセットと結合する、高度な分析を実施する、データを別の方法で視覚化するなど、お客様の会社にとって重要な特定のユースケースがある場合に、Search Console のツール以外からデータを使用します。

必要なデータとお客様の技術レベルに応じて、2 つのオプションを利用できます。

Search Console API

技術的知識がある場合や、お客様の会社の開発者によるサポートがある場合は、Search Console API の使用を検討するとよいでしょう。この API により、プロパティとサイトマップの表示、追加、削除、および Google 検索結果データに対する高度なクエリを行うことができます。

この API に関するドキュメントは多数ありますが、ここではこれから始める場合に役立つリンクをいくつか紹介します。

  1. 概要と前提条件に関するガイドでは、初めてクライアント アプリケーションを作成する前に行うべきことを順を追って説明しています。また、このセクションのサイドバーには、すべての検索データに対してクエリを行う方法に関するガイドなど、高度なガイドが用意されています。
  2. リファレンス セクションには、クエリ パラメータ、使用制限、API から返されるエラーに関する詳細が記載されています。
  3. API サンプルには、複数のプログラミング言語用にサンプルコードへのリンクが用意されており、API を初めて実行するのには最適です。

Google データポータル

Google データポータルは、さまざまなデータソースのデータを統合して調査し、インパクトのあるデータ ストーリーを示すのに便利なダッシュボード ソリューションです。このツールには Search Console コネクタが用意されており、さまざまな指標とディメンションをダッシュボードにインポートできます。このツールは、Search Console のデータを他のツールのデータと並べて表示する場合に役立ちます。

データポータルで利用可能な Search Console データのリストは次のとおりです。緑色のフィールドはディメンション、青色のフィールドは指標を表します。

試してみたい場合は、このテンプレートを使用してデータを視覚化できます。ページの右上隅にある [テンプレートを使用] をクリックすると自身のデータに接続します。レポートの使用方法とレポートから得られる分析情報の詳細については、この手順ガイドをご覧ください。実際にレポートを触ってみたい場合は、サンプルデータを使用した上記テンプレートに基づくレポートをご覧ください。

新しいダウンロード機能、または Search Console のデータの使用全般について、興味深いユースケースやコメントがある場合は、Twitter からお気軽にお知らせください。ぜひ、強化されたデータ エクスポートをご利用ください。

Google 検索で COVID-19 に関するお知らせをハイライト表示できる新しい方法の導入

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行により、多くの組織や団体が、日常生活に影響を及ぼす新型コロナウイルス関連の重要なお知らせを発表しています。

このような状況を受け、Google ではこうした特別なお知らせを Google 検索でハイライト表示するための新しい方法を導入します。各サイトは、ウェブページに SpecialAnnouncement 構造化データを追加したり、Search Console で COVID-19 に関するお知らせを送信したりすることでこれを行えます。

初期段階として、Google は保健機関と政府機関のサイトの構造化データや Search Console で送信された情報を使用して、学校閉鎖や外出自粛指示といった重要なお知らせを Google 検索でハイライト表示します。
現在この機能は積極的に開発が進められており、今後対象のサイトが拡張される予定です。そのため、上記機関以外のサイトのお知らせがハイライト表示されるまでには、少し時間がかかる可能性があります。ただし、Google はこの機能をどのように拡張していくか決めるにあたって、このマークアップを参考にします。

注意: 特別なお知らせ以外にも、イベントのキャンセルや営業時間の変更などの情報をハイライト表示するためのさまざまなオプションが利用可能です。詳細については、この投稿の最後をご覧ください。

検索結果における COVID-19 に関するお知らせの表示形式

ページに SpecialAnnouncement 構造化データを追加すると、通常のスニペットの説明文に加え、その構造化データの内容が COVID-19 に関するお知らせのリッチリザルトで表示されるようになります。COVID-19 に関するお知らせのリッチリザルトには、短い概要説明を含めることができます。この説明は、展開することで追加の情報を表示できます。表示形式は今後変更される可能性があります。また、すぐには結果が Google 検索で表示されない可能性があります。

COVID-19 に関するお知らせの実装方法

COVID-19 に関するお知らせを実装する方法は 2 つあります。

おすすめの方法: ウェブページに構造化データを追加する

構造化データは、ページに関する情報を提供し、ページ コンテンツを分類するための標準化されたデータ形式です。お知らせの実装には、この方法を使用することをおすすめします。理由は、Google にとって情報の取得が容易であり、将来 Search Consoleでのレポート作成が可能になるほか、サイト側で更新が行えるためです。方法の詳細については、COVID-19 に関するお知らせに構造化データを追加するをご覧ください。

代替の方法: Search Console でお知らせを送信する

構造化データの実装には技術的な不安があり、サポートを得ることも困難な場合は、Search Console で COVID-19 に関するお知らせを送信する方法を使用できます。ただし、このツールはまだベータ版テスト中であり、変更される可能性があります。

この方法は推奨されておらず、一時的な回避策としての位置づけにすぎません。構造化データを使用した場合は、ページを変更するとお知らせのハイライト表示も自動的に更新されます。一方、このツールを使用した場合は、手動でお知らせを更新する必要があります。また、この方法を使用して送信されたお知らせは、将来 Search Console で利用可能になる予定の特別なレポートでモニタリング対象になりません。

それでもこの方法で送信せざるを得ない場合は、まず Search Console での確認プロセスを完了する必要があります。その後、COVID-19 に関するお知らせを送信できるようになります。


Google 検索が提供するその他の COVID-19 関連リソース

特別なお知らせのマークアップ以外にも、COVID-19 の影響を受ける可能性がある他の種類のアクティビティをハイライト表示する方法として、以下のものがあります。

ご不明な点やご意見がありましたら、Twitter でお知らせください。

Google 検索でオンライン ビジネスを休止する方法

コロナウイルスの影響が拡大するとともに、世界の多くの企業が、オンライン ビジネスを休止する方法を模索しています。ここでは、再開を視野に入れてお客様に存在を示しつつ、オンライン ビジネスを休止したうえで、Google 検索での影響を最小限に抑えるおすすめの方法を紹介します。このおすすめの方法は、オンライン プレゼンスを確立しているすべてのビジネスに適用できますが、特にオンラインでの製品販売やサービス提供を休止している企業に適しています。詳細については、開発者向けドキュメントもご覧ください。

おすすめの方法: サイトの機能を制限する

状況が一時的なもので、オンライン ビジネスを再開するつもりである場合は、サイトをオンラインにしたまま機能を制限することをおすすめします。たとえば、商品を在庫切れとしてマークしたり、カートや購入手続きを制限したりします。これが、Google 検索におけるサイトのプレゼンスへの悪影響を最小限に抑える、おすすめの方法です。ユーザーはその間も商品を探したり、レビューを読んだり、後で購入するためにほしいものリストに追加したりすることができます。

次のアプローチもおすすめします。

  • カート機能を無効にする: カートの機能を無効にするのが最も簡単な方法であり、サイトの検索順位に影響しません。
  • 顧客に状況を知らせる: バナーやポップアップ div を表示して、ユーザーに適切な情報を提供することで、ビジネスの状況を伝えます。遅延、配送時間、受け取りや配送オプションなど、営業形態が普段と異なるのであれば、ユーザーが納得して処理を進められるよう、それらについてまず伝えます。その際は、ポップアップとバナーに関するガイドラインに準拠してください。
  • 構造化データを更新する: サイトで構造化データ(商品書籍イベントなど)を使用している場合は、状況に応じた調整(現在の商品在庫状況を反映する、イベントをキャンセルにするなど)を行います。実店舗がある場合は、ローカル ビジネスの構造化データを更新して現在の営業時間を反映させます。
  • Merchant Center フィードを確認する: Merchant Center をご利用の場合は、在庫状況属性に関するおすすめの方法に沿って設定を行います。
  • Google に更新情報を送信する: 少数のページ(ホームページなど)の再クロールを Google にリクエストするには、Search Console を使用します。ページ数が多い場合(商品ページすべてなど)は、サイトマップを使用します。

詳細については、Google のデベロッパー向けドキュメントをご覧ください。

非推奨の方法: ウェブサイト全体を無効にする

最終手段として、ウェブサイト全体を無効にするという手段もあります。ただし、これは非常に短い期間(長くても 2~3 日)に限られる最終手段です。それ以上になると、適切に実施した場合でも、ウェブサイトの検索結果に多大な影響が及びます。そのため、代わりに サイトの機能を制限することをおすすめします。その時点では何も販売していなくても、ユーザーはサイトに掲載された商品、サービス、会社の情報を必要とする場合があるからです。

それでも、サイト全体の無効化(前述のとおり推奨されません)を行う必要があると判断した場合には、以下の選択肢があります。

  • サイトを 1~2 日間緊急に無効にする必要がある場合は、コンテンツの代わりに 503 HTTP 結果コードを含むエラー情報ページを返します。サイトを無効にする場合のおすすめの方法を必ずご確認ください。
  • それより長い期間サイトを無効にする必要がある場合は、200 HTTP ステータス コードを使用し、ユーザーが検索で見つけることのできるプレースホルダとして、インデックス登録可能なホームページを提供します。
  • 方法が決まるまでウェブサイトを非表示にする必要がある場合は、検索からサイトを一時的に削除することもできます。

詳細については、Google のデベロッパー向けドキュメントをご覧ください。

無効化には注意が必要: ウェブサイト全体を無効にすることをおすすめしないのは、以下のような副作用があるためです。

  • ビジネスがオンラインで見つからないと、ユーザーはそのビジネスに何が起きているのかわかりません。
  • お客様はビジネスや製品、サービスについての情報を自分で見つけたり読んだりすることができなくなります。たとえば、レビュー、仕様、過去の注文、修理ガイド、マニュアルなどが見つけられなくなります。第三者からの情報は、自社サイトで提供する情報ほど正確、包括的ではない場合があります。そのような情報に購入の決定が左右されることも少なくありません。
  • ナレッジパネルから、連絡先の電話番号やサイトのロゴなどの情報が消える可能性があります。
  • Search Console の確認が正常に行えなくなり、検索によって自社のビジネスに関する情報にまったくアクセスできなくなります。また、ページがインデックスから削除されると、Search Console の集計レポートのデータが失われます。
  • ウェブサイトのインデックス登録からやり直す必要がある場合、回復は非常に困難であり、時間もかかります。さらに、回復にかかる時間も予測できず、回復したとしても、サイトが検索で以前と同じように表示されるかどうかも不明です。

考慮すべきその他の点について

ウェブサイトの運用に関するアクション以外にも、オンライン ビジネスを休止させる際に Google 検索で実施できるアクションがあります。

また、Twitter で Google ウェブマスター(@GoogleWMC)や Google マイビジネス(@GoogleMyBiz)をフォローして、最新情報をご確認ください。

よくある質問

2~3 週間だけサイトを停止した場合、どのような影響がありますか?

ほんの 2~3 週間でもサイトを完全に停止すると、Google によるサイトのインデックス登録に悪影響が及ぶ可能性があります。おすすめの方法 代わりにサイトの機能を制限します。その時点では何も販売していなくても、ユーザーはサイトに掲載された商品、サービス、会社の情報を必要とする場合があるからです。

必要最小限な商品のみにすることに問題はありますか?

問題ありません。必要最小限の商品しか購入できないようにするには、 サイトの機能を制限してください。

一定期間、Google のクロール頻度を抑えるようにリクエストできますか?

はい。Search Console を使用してクロールを制限できます。ただし、ほとんどの場合は推奨されません。これにより、検索結果の鮮度に影響を与える可能性があるためです。たとえば、商品の販売を停止している事実が検索に反映されるのに時間がかかる可能性があります。一方、Googlebot のクロールによってサーバー リソースに重大な問題が生じている場合、クロールの制限は有効な対策です。ビジネス再開時にクロール頻度を元に戻すよう、リマインダーを設定しておくことをおすすめします。

ページがすぐにインデックス登録または更新されるようにする方法はありますか?

少数のページ(ホームページなど)の再クロールを Google にリクエストするには、Search Console を使用します。ページ数が多い場合(商品ページすべてなど)は、サイトマップを使用します。

特定の地域からのサイトへのアクセスをブロックした場合、どのような影響がありますか?

通常、Google によるクロールは米国から行われます。そのため、米国をブロックすると Google 検索によるサイトへのアクセスが不可能になります。ある地域全体からのサイトへのアクセスを一時的にブロックすることはおすすめしません。 代わりに、その地域に対するサイトの機能を制限することをおすすめします。

在庫切れの商品を削除するために、削除ツールを使用すべきですか?

いいえ。削除ツールを使用すると、顧客が商品に関する情報を自分で見つけられなくなります。また、第三者による不正確、不十分な情報のみが残る可能性があります。ページはそのままにして、在庫切れであることを示すようおすすめします。そうすることで、ユーザーは商品を購入できないにしても、状況を知ることができます。商品を検索から削除してしまうと、ユーザーには商品の状況がわかりません。

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ビジネスの休止は重大な決断であり、ストレスのかかるプロセスでもあります。だれもが何をするべきかを知っているわけではありません。もしも後になって「もっと違うことができたかもしれない」と気づいたとしても、すべてが失われるわけではありません。Google は、皆さまのサイトができるだけ早く Google 検索に復帰できるように、システムの堅牢性を高めています。Google も皆さまと同じように、この危機が一刻も早く終結することを願っています。また、今回ご紹介したおすすめの方法で、しかるべきときにオンライン ビジネスを再開し、通常の営業に戻れることを願っています。おすすめの方法を実施するにあたって、問題や質問がありましたら、公開チャンネルでサポート情報を取得してください。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の情報のアクセス性を高めるための医療機関に対する支援

COVID-19 のパンデミックに関して役立つ情報を提供するために、医療機関はかつてないほど多忙を極めています。そこで Google はこれを支援し、検索での COVID-19 に関する情報のアクセス性を高めるための、医療機関向けのおすすめの方法の記事を作成しました。また、対象となる医療機関向けの新しいテクニカル サポート グループも作成しました。

検索結果の表示に関するおすすめの方法

Google は普段から、どのような検索に対しても、関連性と信頼性が最も高い情報を表示するよう努めています。ただし、Google がコンテンツを適切に理解できるようにコンテンツ所有者からのサポートが得られた場合、関連性や信頼性がさらに向上します。

そのための SEO(検索エンジン最適化)プロセスで医療関連機関を適切にガイドすべく、医療情報サイトに重点を置き、重要なおすすめの方法をいくつか掲載した、新しいヘルプセンターの記事を作成しました。これには次の内容が含まれています。

  • ユーザーが外出先からコンテンツにアクセスできるようにする方法
  • 適切なページ コンテンツとタイトルの重要性
  • 新型コロナウイルス関連のクエリでサイトがどのように表示されるか確認する方法
  • 新型コロナウイルス関連の上位のユーザークエリを分析する方法
  • FAQ コンテンツに構造化データを追加する方法

医療機関向けの新しいサポート グループ

おすすめの方法のヘルプページに加えて、医療機関は新しいテクニカル サポート グループに参加できます。このグループでは主に、COVID-19 の情報を公開している医療機関が検索関連の質問を行うことができます。

アクセスのリクエストはケースバイケースで承認します。初期段階では、国の保健省庁や米国の州レベルの機関が持つドメインのみを受け入れます。今後の展開については、このブログ投稿と Twitter アカウントでお知らせします。上記ドメインのメール(例: name@health.gov)を使用するか、ウェブサイトの Search Console アカウントにアクセスして登録する必要があります。

COVID-19 Google 検索グループへのアクセスをリクエストするには、こちらのフォームに記入します。

このグループは医療機関の現在のニーズに答えるために作られたものであるため、COVID-19 が WHO によって公衆衛生上の緊急事態とみなされなくなったか、同等の感染縮小が広く見られるようになった時点で、すぐにサポートを終了する予定です。

既存のウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。また、ご質問やご意見がございましたら、Twitter でお知らせください。

ウェブ全体のモバイル ファースト インデックス登録化についてのお知らせ

Google がモバイル ファースト インデックス登録(スマートフォン用 Googlebot を使用したウェブのクロール)に取り組み始めてから数年がたちました。分析を行ったところ、検索結果に表示されるサイトのほとんどはモバイル ファースト インデックス登録に対応しており、70% はすでに移行済みでした。これを踏まえ、2020 年 9 月より、簡素化のためすべてのウェブサイトをモバイル ファースト インデックス登録に移行します。それまでの間も、システムによりモバイル ファースト インデックス登録に対応済みと判断されたサイトについては、引き続き移行していきます。

ドメインをモバイル ファースト インデックス登録に移行する際、インデックスをモバイル版サイト用に更新している間は、Googlebot によるクロールの頻度が高まります。ドメインによっては、この変更に少し時間がかかるかもしれません。その後は、検索のためのクロールには(引き続き従来のパソコン用 Googlebot を使用することもありますが)、ほとんどの場合でモバイル スマートフォン用ユーザー エージェントを使用します。正確なユーザー エージェント名は、レンダリングに使用する Chromium バージョンと一致します

Search Console には、モバイル ファースト インデックス登録をチェックする方法が複数用意されています。特定の URL について最新のクロールをチェックする場合は、設定ページURL 検査ツールでステータスを表示できます。

すべてのウェブサイトをモバイル ファースト インデックス登録で適切に機能させるためのガイドは、新規および既存のサイトに引き続き適用されます。特に、表示されるコンテンツ(テキスト、画像動画、リンクなど)、メタデータ(タイトルと説明robots メタタグ)、すべての構造化データが同じであることを確認するようおすすめします。ウェブサイトの立ち上げや大幅な設計変更を行う際には、この点について十分確認するようにしてください。URL 検査ツールを使用すると、パソコン版とモバイル版の両方を直接簡単にチェックできます。他のツール(クローラやモニタリング ツールなど)を使用してウェブサイトを分析する場合、Google 検索による認識と一致させるには、モバイル ユーザー エージェントを使用します。

Google は、引き続きさまざまなモバイル ウェブサイト作成方法をサポートしますが、新たに作成するウェブサイトについてはレスポンシブ ウェブ デザインの適用をおすすめします。これまでの経験から、検索エンジンとユーザーの両方に問題や混乱が生じることがわかっているため、モバイル専用 URL(いわゆる「m.」サイト)の使用はおすすめしません。

モバイル ファースト インデックス登録のこれまでの道のりは長いものでした。ウェブがパソコン向けからモバイル向けに進化するなか、クロールとインデックス登録をユーザーのウェブ操作方法の変化に合わせることができたのは、ウェブマスターの皆様のご協力があってこそでした。この移行を順調に進めることができているのも、長きにわたる皆様のご尽力のおかげです。ありがとうございます。この移行関連の変更については、今後もモニタリングと評価を注意深く続けていきます。ご不明な点がありましたら、ウェブマスター フォーラムまたは公開イベントにお気軽にご参加ください。

イベントのバーチャル開催、延期、キャンセル時に利用できる新しいプロパティ

世界各地における COVID-19 の現状を踏まえ、多くのイベントでキャンセル、延期、オンライン形式のみへの移行といった措置がとられつつあります。Google は、この急速に変化する状況下ではユーザーに最新かつ正確なイベント情報を提供することが重要と考え、そのための新しいオプション プロパティをいくつかデベロッパー向けドキュメントに追加しました。これらのプロパティはすべての地域と言語に適用されます。これは、サイト運営者とユーザーをサポートするためのスキーマ アップデートの総合的な取り組みの一環です。ここでは、イベントの最新情報を Google に通知するための重要なヒントをご紹介します。

イベントのステータスを更新する

特にイベントがキャンセル、延期、スケジュール変更された場合は、schema.org の eventStatus プロパティにイベントのステータスを設定します。この情報が有用なのは、これにより、Google のイベント検索結果にイベントがまったく表示されなくなるのではなく、イベントの現在のステータスが表示されるようになるためです。
  • イベントがキャンセルされた場合: eventStatus プロパティを EventCancelled に設定し、イベントの startDate プロパティは元の日付のままにします。
  • イベントが延期(日付未定)された場合: 日付が決まるまでイベントの startDate を元の日付のままにし、eventStatusEventPostponed に更新します。startDate プロパティは一意のイベントの識別に使用されるため、新たな日付が決定するまで startDate を元の日付にしておく必要があります。新たな日付が決定したら、eventStatusEventRescheduled に変更し、startDateendDate を新たな日付に更新します。
  • イベントが後日にスケジュール変更された場合: startDateendDate をそれぞれ変更後の日付に更新します。必要に応じて、eventStatus フィールドを EventRescheduled としてマークし、previousStartDate を追加することもできます。
  • イベントが対面形式からオンライン形式のみに変更された場合: 必要に応じて、eventStatus フィールドを EventMovedOnline に更新することで、オンライン形式に変更されたことを示します。

eventStatus プロパティの実装方法の詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。

イベントをオンライン形式のみにする

多くのイベントがオンライン形式のみに移行される中、Google はその情報を Google 検索で確認できるようにするため、積極的な取り組みを行っています。イベントがオンライン形式でのみ行われる場合は、必ず次のプロパティを使用してください。

VirtualLocation タイプの実装方法の詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
: VirtualLocationeventAttendanceMode は現在 schema.org で開発段階にありますが、使用を開始できます。

イベントの変更時に Google に通知する


マークアップを変更したら、必ず Google に通知してください。サーバーを介してサイトマップを自動的に利用可能にすることをおすすめします。これにより、新規作成または更新されたコンテンツが検索エンジンに認識されるまでの時間を可能な限り短くできます。
ご質問がありましたら、ウェブマスター フォーラムまたは Twitter でお問い合わせください。
Posted by Emily Fifer, Event Search Product Manager

新型コロナウイルス(COVID-19)と Webmaster Conference に関するお知らせ

昨年 Google では、15カ国以上の国において Webmaster Conference を開催しました。Webmaster Conference には、その開催国数が示すとおり、検索カンファレンスへの参加が困難な地域でこそ開催していきたい、という思いが込められています。一方で、最近の新型コロナウイルス(COVID-19)に関して、その状況の変化と今年のイベント開催に対する影響を絶えず注視してきました。

ご承知のとおり、新型コロナウイルスに対する懸念は高まりを見せています。この状況を受け、WHOCDC などの組織が発行する渡航ガイドラインに則って検討した結果、Webmaster Conference の開催を全世界で延期することにしました。今年後半にはイベントを開催できればと考えていますが、対象となる方たちへは別の方法で何かできないかということも併せて検討しています。

皆さんと直接お会いする機会が延期されてしまうことは非常に残念ではありますが、現時点では、参加する方全員の安全と健康を優先するべきだと強く感じています。

お住まいの地域で今後開催されるイベントについては、Webmaster Conference サイトに登録することで最新情報を取得することができます。質問やコメントなどがございましたら、Twitter までお知らせください。

検索を活用したニュース記事に関するおすすめの方法

状況が刻々と変化する大規模な公開イベントでは、情報を最新に保つことが重要です。このガイドでは、ニュース メディアが豊富なデータを盛り込んだ魅力的なエクスペリエンスをユーザーに提供するために使用できるツールをいくつかご紹介します。

Article 構造化データを AMP ページに追加する

ニュース、ブログ、スポーツ記事の AMP ページに Article 構造化データを追加すると、コンテンツを Google の検索結果でさらに際立たせることができます。また、拡張機能を使用することで、記事をトップニュース カルーセル、ホスト カルーセル、映像ニュースに表示させることもできます。記事のマークアップ方法についてご覧ください。

リッチリザルト テストツールを使用することで、AMP 記事のマークアップのテストと検証が行えます。リッチリザルト テストツールにページの URL かコード スニペットを入力すると、ページ内の AMP 記事、その他のリッチリザルト タイプ、および AMP 記事のエラーや提案が表示されます。また、テスト履歴の保存とテスト結果の共有も可能です。

また、記事の公開日を指定することをおすすめします。これは公開日情報がユーザーにとって有用とみなされた場合に Google の検索結果に表示されるようにするためです。

ライブ ストリーミング動画コンテンツをマークアップする


イベント中に動画をライブ ストリーミングする場合、BroadcastEvent動画にマークアップすると、ライブバッジをその動画に付けることができます。


ライブ ストリーミング動画コンテンツがタイミング良くクロールされ、インデックスに登録されるように、Indexing API を使用することを強くおすすめします。サイト所有者は Indexing API を使用することで、ページの追加や削除を Google に直接通知できます。これにより、Google はそのページに対してフレッシュ クロールをスケジュール設定でき、コンテンツ更新時により関連性の高いユーザー トラフィックを獲得できるようになります。ライブ ストリーミング動画など、掲載期限が短いページが多いウェブサイトの場合、Indexing API を使用することで検索結果に表示されるコンテンツを最新の状態に保つことができます。Indexing API のスタートガイドをご覧ください。

AMP ページ向け: キャッシュの更新と AMP コンポーネントの活用


以下の手順を実行することで、新しいニュースが飛び込んできたのと同時に最新の AMP コンテンツを公開できます。

キャッシュを更新する

コンテンツのキャッシュ後、ユーザーが AMP ページをクリックすると、次にアクセスするユーザーに最新のコンテンツを提供するために、Google AMP Cache によって自動的に最新コンテンツがリクエストされます。ただし、元のドメインでコンテンツが更新されたときに強制的にキャッシュされたコンテンツを更新したい場合は、Google AMP Cache に更新リクエストを送信できます。この方法は、ニュース イベントに応じてページを更新したい場合に便利です。

ニュース関連の AMP コンポーネントを活用する

  • <amp-live-list>: 記事にライブ コンテンツを追加し、ソース ドキュメントに基づいてコンテンツを更新できます。バックエンドで追加のサービスを設定することなく、コンテンツの再読み込みを簡単に実現したい場合に最適です。<amp-live-list> の実装方法についてご覧ください。
  • <amp-script>: AMP ページ内で独自の JavaScript を実行できます。この柔軟性により、パソコン用ページまたは AMP 以外のモバイル用ページで公開しているあらゆるコンテンツを AMP ページで公開できます。<amp-script> は Websocket やインタラクティブ SVG などをサポートしています。これにより、選挙速報マップ、リアルタイム グラフ、投票速報など、さまざまなコンテンツを盛り込んだ魅力的なニュースページを作成できます。また新しい試みとして、AMP チームでは積極的にフィードバックを募集しています。ご紹介した方法がお客様のユースケースで機能しない場合は、こちらまでお知らせください。
ご質問がある場合は、フォーラムまたは Twitter からお問い合わせください。

Posted by Patrick Kettner and Naina Raisinghani, AMP team

Search Console の新しい削除レポート

Search Console では、新しいバージョンの削除レポートの提供を開始いたします。これにより、サイトの所有者は、Google 検索結果からページを一時的に非表示にできます。新しいレポートでは、Google の他の一般公開ツールで報告されたお客様のサイトのページに関する情報も提供されます。

Google にページを報告する、または Google から情報を削除するためのツールは、複数ご用意しております。本記事では、新しい Search Console レポートの一部である 3 つのツール(一時的な削除、古いコンテンツ、セーフサーチ フィルタリング リクエスト)について重点的に説明します。

一時的な削除

一時的な削除リクエストでは、Google 検索結果からお客様のサイトの特定のコンテンツを削除できます。たとえば、Google 検索からできるだけ早く削除する必要がある URL がある場合にはこのツールを使用します。リクエストが承認されると約 6 か月間ページが削除されるので、その間に恒久的な解決策を講じることができます。リクエストには次の 2 種類があります。
  • URL の一時的な削除は、Google 検索結果から対象の URL を削除し、そのページのキャッシュ コピーを消去します。
  • キャッシュ URL の消去は、キャッシュされたページを消去し、ページ説明のスニペットはページが再クロールされるまで検索結果から消去されます。



古いコンテンツ

古いコンテンツのセクションでは、一般公開されている古いコンテンツの削除ツールを通じて提出された削除リクエストに関する情報を確認できます。このツールは、現在はページに表示されていない情報が表示されている検索結果を更新するために、サイト所有者だけでなく誰でも利用できるツールです。


セーフサーチ フィルタリング

Search Console のセーフサーチ フィルタリングのセクションでは、セーフサーチ提案ツールを通じて Google ユーザーによってアダルト コンテンツと報告されたお客様のサイトのページの履歴を表示します。このツールで送信された URL は Google によって審査され、該当のコンテンツをセーフサーチの検索結果から除外するべきであると判断された場合、それらの URL はアダルト コンテンツとしてタグ付けされます。



今回の記事で新しいレポートについてご理解いただき、有効にご活用いただければ幸いです。ご不明な点やご質問、フィードバックがありましたら、フォーラムまたは Twitter からお気軽にお問い合わせください。

Posted by Tali Pruss, Search Console Software Engineer

新人ウェブマスター向け動画シリーズ: 初心者のための検索講座(日本語字幕あります)

最新の動画シリーズ「初心者のための検索講座」をご紹介いたします。このシリーズは、主に新人ウェブマスターをサポートする目的で作成されました。また、検索に興味のある方や、ウェブおよびオンライン プレゼンスの管理方法を学習中の方であれば、どなたにも参考にしていただけます。

Google は、ウェブマスター コミュニティの発展を願っています。毎日、数多くの人たちが、新たなウェブマスターとしての第一歩を踏み出し、検索の仕組み、ウェブサイトのパフォーマンスを上げる方法、検索で見つけやすくする方法を学ぼうとしています。ウェブに関する事前知識や基本的理解がないと、従来のコンテンツでは、どこから始めればよいかわからない、敷居が高い、と感じてしまうことも多かったのではないかと思います。Google Webmasters の YouTube チャネルでも、基本的な知識を説明する動画であるほど視聴回数が多くなっています。また、ウェブマスター上級者にも、クライアントや関係者にオンライン プレゼンス管理の重要なコンセプトを説明するためのコンテンツとして、基礎情報の動画が必要とされています。

Google では、ウェブサイト管理の経験年数にかかわらず、すべてのウェブマスターの成功を支援したいと望んでいます。また、新人ウェブマスターのサポートをより充実させたいと考えており、この動画がその実現に寄与することを願います。この動画は、全編アニメで構成されています。動画の言語は英語ですが、日本語の字幕を表示できます。動画右下隅の [設定] アイコンをクリックして、メニューから [字幕] を選択してください。

シリーズ紹介:









「初心者のための検索講座」動画シリーズでは、「ウェブサイトは必要?」や「自分のウェブサイトの目標は?」といった基本的なオンライン プレゼンスのトピックから、「Google 検索の仕組み」、「説明行を変更する方法」、「Google の誤ったアドレス情報を変更する方法」など、オーガニック検索関連のトピックまで取り扱っています。実際、これらのトピックについては、フォーラムソーシャル チャネル世界中のイベントで、たびたび質問をいただいています。

経験豊富なウェブマスターの皆様は、これらのビデオを、クライアントへの説明やプレゼンの補助としてご自由にお使いください。アイデアや参考になった点などの共有も歓迎します。他のユーザーがその知識と経験を活用できるように、各動画のコメント欄で発信してください。

Google Webmasters の Twitter をフォロー、または YouTubeに登録して、今後の動画に関する情報をご確認ください。およそ 2 週間に 1 回、このシリーズの新しい動画をこちらのプレイリストに追加する予定です。

Googlebot のユーザー エージェントの更新

今年の Google I/O で発表したように、Googlebot では Chrome ベースのブラウザを使用してウェブページのレンダリングを行います。さらに、2019 年 12 月には、新バージョンのブラウザに対応する形で Googlebot のユーザー エージェント文字列を更新します。また、それ以降も Googlebot での Chrome の更新に合わせて、バージョン番号を定期的に更新します。

ユーザー エージェント文字列とレンダリングの背景情報については、Google クローラ(ユーザー エージェント)Google が JavaScript をインデックスに登録できるようにするをご覧ください。

現在の Googlebot ユーザー エージェント

モバイル:

Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

パソコン:

Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

または

Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html) Safari/537.36

最新の Googlebot とユーザー エージェント

12 月には、Googlebot で使用されている Chrome のバージョンを反映させるために、上記のユーザー エージェント文字列の定期的な更新を開始します。次のユーザー エージェント文字列では、「W.X.Y.Z」が、使用している Chrome のバージョンに置き換えられます。たとえば、「W.X.Y.Z」が「76.0.3809.100」のようになります。このバージョン番号は定期的に更新されます。

モバイル:

Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/W.X.Y.Z Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

パソコン:

Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

または

Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html) Chrome/W.X.Y.Z Safari/537.36

サイトをテストする方法

評価を実施した結果、この変更はほとんどのウェブサイトに影響しないことがわかっています。

Google が推奨するように、ユーザー エージェント スニッフィングではなく機能検出とプログレッシブ エンハンスメントを使用しているサイトであれば、変更は不要です。

特定のユーザー エージェントを探索しているサイトでは、影響が生じている可能性があります。ユーザー エージェント スニッフィングではなく、機能検出を使用してください。機能検出を使用できず、ユーザー エージェント経由で Googlebot を検出する必要がある場合は、ユーザー エージェント内で「Googlebot」を探してください。

この変更の評価中に見つかった一般的な問題としては、たとえば次のものがあります。

  • 通常のページ コンテンツではなくエラー メッセージがページに表示される。たとえば、特定のページで Googlebot が広告ブロッカーを使用するユーザーであると見なされ、ページ コンテンツへのアクセスが誤って禁止される場合があります。
  • クロールをブロックしたドキュメントまたは noindex を使用したドキュメントにページがリダイレクトされる。

サイトに影響が生じているか不明な場合は、新しい Googlebot ユーザー エージェントを使用して、ブラウザにウェブページを読み込んでみてください。Chrome でユーザー エージェントをオーバーライドする方法については、こちらの手順をご覧ください。

ご質問がある場合は、ウェブマスター ヘルプ コミュニティに問い合わせるか、YouTube のウェブマスター オフィスアワーに参加してください。または、こちらの Twitter をフォローしてください。

Search Console での動画検索結果に関する新しいレポート

動画は、情報をオンラインで得るための重要なメディアとして、利用が拡大しています。Google では、ユーザーがためになる動画を簡単に見つけられるようにしたいと考えています。そこで今回、Google 検索における動画のパフォーマンスを把握し、動画のマークアップを改善する機会を特定できるツールを、新たに 2 つ導入しました。

現在、Google 検索では、メインの検索ページ、動画検索タブ、そして Discover に動画が表示されます。

左から右: メインの検索ページ、動画検索、Discover にそれぞれ表示された動画

動画拡張レポート

構造化データにより、検索エンジンでは動画が表示されているページを認識でき、動画の長さ、アップロード日、その他のメタデータなどの正確な情報に加え、プレビューを含む豊富な視覚的情報が表示されます。ユーザーはそれらを通じ、動画の内容を詳しく把握したうえでクリックできるようになります。

構造化データを使用して動画にアノテーションを付けているサイトについて、Search Console では新たに「動画」レポートを使用できるようになりました。このレポートでは、サイトに実装されているマークアップに関するエラーと警告を確認できます。なんらかの問題を修正した場合には、該当ページが再クロールによって解決されたかどうかを、このレポートで検証できます。詳しくはリッチリザルト ステータス レポートをご覧ください。

検索パフォーマンス レポートでの動画の見え方

Search Console の検索パフォーマンス レポートには、動画タブの検索結果(タイプ = 動画)のパフォーマンスを表示するオプションがすでに用意されていますが、今回、動画に関する機能がさらに拡張されました。動画の見え方を設定する新機能によって、メインの検索結果タブ(タイプ = ウェブ)と Discoverでも動画のパフォーマンスを確認できるようになっています。VideoObject 構造化データを使用しているページの場合、または Google が他のシグナルを使用してページ上の動画を検出している場合には、ページ内のコンテンツと合わせて動画の見え方が表示されます。

こうした新しいツールを使用すれば、動画が検索結果でどのように表示されるかを把握でき、問題の特定と修正が容易になるはずです。動画に関するおすすめの方法も参考にしてください。ご質問がある場合は、フォーラムへの投稿をお願いします。