新聞業界崩壊、買収に湧くソーシャルメディア業界、iCloudのデータ流出 – 米国発Web業界ニュース9月上旬号

連休明けの記事第一弾は最近の米国のデジタル関連ニュースから気になる記事をピックアップしてお届けします。 — SEO Japan

Fix that leak!
今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・iCloudとHome Depotからデータが流出 ・不振にあえぐ新聞業界 ・ソーシャルネットワークの買収が活性化 ・Twitter、製品ラインの計画を発表 ・特許から見るFacebookの未来 ・耳を傾ける重要性 ・いまいち浸透しないクロスチャンネルマーケティング ・退屈な業界で目立つ方法 ・1点のスライドで学ぶソーシャルメディア戦略 ・CMO調査の最新版等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

The death spiral of newspapers continues
  • 例: USA Todayは、新聞広告の減収を受け、60-70名を解雇すると発表した(USA Today)
  • ウィル・スティーシーはプロジェクト「Deadline」を立ち上げ、ニュース編集室のありのままの姿を写真で紹介している(Esquire)
  • カスタマイズ可能なソーシャルマーケティングキャンペーンを作成するソリューションとして、Brightkitを買収したHootsuiteは、Brightkitをベースとしたプログラム「Hootsuite Campaigns」の告知を行った(Hootsuite)
  • エンタープライズ向けソーシャルメディアプラットフォームのSprinklrはBranderatiを買収した。Branderatiは、ソーシャルメディアツールメーカーであり、この買収は、来年に行われると見られるIPOに向けた一手だと言われている(WSJ Digits)
  • Home Depotが、大規模なデータの漏洩事件を起こした。影響は全店に及ぶ可能性があるようだ(ComputerWorld)
  • 先週、オンラインメディア、および、メジャーなメディアは、セレブのiCloudの写真がハッキングされた話題で持ち切りであった。この事件により、ヌード写真の流出が相次いだ(The Verge)
  • このハッキングに対応するため、AppleはiPhone 6に完璧なハッキング対策を講じるようだ(Funny or Die)



プラットフォーム

  • Twitter:
  • Facebook:
  • Google:
    • Google マイビジネスに会社の情報を掲載したいなら、この便利なガイドを参考にしよう(Telefunction)
  • 耳を傾ける取り組みは重要だ: コミュニティに気を配ることで得られる6つのメリット(The Next Web)
  • Southwest Airlinesは、ソーシャルメディアの動向をチェックするリスニングセンターを設置した。早くも成果が現れている(Ragan.com)
  • 計測/基準/ビッグデータ

    Marketers have a problem executing and measuring cross-channel marketing

    法律/人事

    コンテンツ

    重要な記事、動画 & オーディオ

    • 毎日、複数のソーシャルメディアサイトにアクセスしているはずだ。生産性の向上に貢献するこの30点の機能の存在を把握していただろうか?(Buffer)
    • セレブの写真流出 & その裏にあるセキュリティの問題を検証すると、この類の活動が蔓延しており、注意する必要があることがよく分かる(New Web Order)

    「世間の賑わせている今回のハッキング事件は、氷山の一角に過ぎないように思う。盗まれたデータを非公開の状態で維持し、部外者に公開することはほとんどない闇のコミュニティおよび取引のネットワークが存在する。このネットワークは、横並びに分散され、特定の人物が特定の役割を担い、多数のサイトをまたいで緩く組織化され(クリアネットとダークネットの双方)、大半の計画と連絡はプライベートで行われている(EメールやIM)。

    • 1枚のスライドでソーシャルメディア戦略を理解したいなら、この作品をチェックしよう(Christopher S. Penn)
    • デューク大学院ヒュークエイ経営学科がCMO調査の2014年8月版をリリースした。クリスティン・ムアマン教授は、下の動画で幾つかの要点に対する見解を提供している(CMO Survey)
    • ソーシャルメディアへの投資は多いものの、ブランディングと同じように、価値を証明するのは難しい。
    • 現在、マーケティング予算の9%がソーシャルに割り当てられているが、来年は13%に、そして、5年以内に最大で21%まで増えると見られている。
    • 増額された予算は、人件費ではなく、インフラとテクノロジーに向けられている可能性が高い。
    • しかし、今も尚、ソーシャルメディア戦略とマーケティング戦略との連携は緊密に取れているとは言い難い。
    • 来年、従来のマーケティングの予算は、約3.6%減り、一方、デジタルマーケティングの予算は、10.8%増えると見られている。



    画像ソース: Aaron Escobar(Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 5 2014」を翻訳した内容です。

    最初の新聞業界の売上の数値、インフレ調整後ではありますが、ある種、真実を捉えている数字で興味深かったです。2000年頃まで売上はある程度右肩上がりで伸びていたようですが(80年代後半~2000年までが絶頂期ともいえますかね)、そこから一気に売上が激減し、今日では50年前以下の数字に下がってしまっています。もちろん、インターネットの普及によるメディアの多様化や購読者の減少が理由かと思いますが、オンラインを含めても余り数字に大差がないのが、怖いですね。既存の仕組みに胡坐をかいてインターネットメディアに転換できなかったのか、根本的に従来の新聞社というモデル自体が通用しない時代なのか、今後のメディアの在り方が気になる一枚の絵でした。 — SEO Japan

    ペンギンアップデート3.0が年内に導入予定

    日本はもちろん世界のリンク構築主体のSEOを風前の灯火に追い込んだGoogleのペンギンアップデート。今年に入って大きな更新がなかったのですが、Googleいわく、年内に次回のアップデートを予定しているということでその内容をさらり。 — SEO Japan

    google-penguin2-ss-1920

    今日から22日後の10月4日、Google ペンギンアルゴリズムの5回目のアップデート(コードネーム: ペンギン 2.1)がリリースされてから、丁度1年が経過することになる。ご想像の通り、11ヶ月と8日間待機するのは、辛いものがある。とりわけ、この懲罰的なアルゴリズムの制裁を受けたサイトにとっては、拷問に近い。既にリンクを一掃しているはずだが、今は、ただじっと我慢し、次回のペンギンアップデートのリリースにより、ビジネスが復活することを祈るしかない。

    その日はもうすぐやって来るかもしれない。Googleのジョン・ミューラーが、今朝行われたGoogle ハングアウトで、ペンギン 3.0、つまり、6度目の更新が、今年中に行われる見込みだと指摘したのだ。事実、ジョン・ミューラーは、後日、妥当な頃合いにリリースする自信がある、と発言していた。

    「後日、妥当な頃合い」とは、いつのことだろうか?既に、11ヶ月以上にわたって更新が行われていない点自体、妥当とは言い難いが、個人的には、ペンギン 2.1のリリースから1年が経過する前に行ってもらいたいと願っている。現時点では、それが妥当な頃合いに該当するのではないだろうか。しかし、あくまでも推測に過ぎない。

    以前、ペンギンアップデートが行われた、と思ったことがあったが、Google曰く、ペンギンではなかったようだ。また、私は、Googleが、ペンギンアップデートのテストを実際のインデックスで行っていると確信しているが、完全にリリースされているわけではない。

    ペンギン 3.0は、大型のアップデートになり、より頻繁に発動することが可能になると見られている。そのため、更新が行われるまで、長期間待つ必要はなくなるようだ。現在、パンダは、1ヶ月に1度の頻度で実施されている。

    Googleは、ペンギンアルゴリズムをアップデートする取り組みにおいて、多くの難問に遭遇したと指摘していた。しかし、どうやら、ペンギンの更新は近いうちに行われるようだ。

    Googleから、リリースの日時が公表されたら、報告させてもらう。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Nearly A Year Later, Are We Finally Going To Get A Penguin Update Refresh?」を翻訳した内容です。

    更新したリンクのアルゴリズムを全体的に適用することで、SEOの取り組み有無に関わらず予期せぬ順位変動が起こりうるペンギンアップデート、今回はGoogleもかなり時間をかけて取り組んでいるようですが、果たして年内にリリースされるのでしょうか。そしてその影響は、、、今から気になります。 — SEO Japan

    2014年SEOランキング要素レポート – 「コンテンツは王様」の構図が明確に

    米国サーチメトリクス社が毎年発表しているGoogleのランキング要素レポート。その詳細を解析し最新の順位決定要素の影響力を探った記事をサーチエンジンランドから。コンテンツが重要といわれる時代ですが、果たしてその真実は? — SEO Japan

    searchmetrics-ranking-2014

    SearchMetricsが、毎年恒例のSEO ランキング要素レポートの2014年版が完成し、ダウンロードすることが可能になったと告知した。

    毎年、SearchMetricsは、この調査結果を公表しているが、2014年版は、100ページ近くに膨れ上がり、また、サイト滞在時間、直帰率、新鮮なリンクの本数等の要素が加えられ、今まで最もボリュームが大きいレポートとなった。

    今回の調査では、「コンテンツが本当に王様」として君臨している可能性があることが判明した。SearchMetricsのマーカス・トバーは、コンテンツは「もはやSEOのオマケではなく、中心的な存在に成長した」とレポートの中で指摘している。

    それでは、以下にレポート、そして、分析結果を示したチャートを掲載していく。このページからレポートをまるまるダウンロードすることも可能だ。

    コンテンツ

    • コンテンツの質とランキングの間には計測可能な相関関係が存在する。この関係は、ワードの共起分析を主にベースとした2点の新しい要素「Proof
      Terms」(証拠となる用語)と「Relevant Terms」(関連する用語)によって、証明されている。
    • コンテンツが長くなる傾向が続いている。
    • 良質な内部リンク構造は不可欠な要素であり、最も軽視されたSEOの要素だと言える。

    オンページのテクニカル SEO

    • オンページでは、キーワードが、今でもSEOに対する全体的なコンセプトの大事な部分を占め、タイトル、ディスクリプション、本文のコピー、H1、H2等でのバランスの取れた配置によって表される。言うまでもなく、キーワードスタッフィングは、回避する必要がある。ただし、トピックに対するキーワードを開拓し、総合的なコンテンツを生成するアプローチを目指す明確なトレンドが存在する。
    • サイトスピード(読み込み時間)は、ロボットにとって重要なパフォーマンスの要素である。
    • 良質なサイトアーキテクチャは、効果的なSEOを左右する。

    被リンク

    • 被リンクの量、そして、とりわけ品質は、今でも重要だ。
    • キーワードの被リンクの本数は、相関関係は高まっているにも関わらず、減少傾向にある。
    • ブランドに対する被リンクのメカニスズムは、その他のSERPのURLとは異なる働きをするようだ(詳しくは「ブランドの要素」を参照)。

    ソーシャルシグナル

    • 昨年と比べ、ソーシャルシグナルと上位のランキングとの相関関係が薄くなったこともあり、昨年から若干変わっている。
    • 平均的な値は少し高くなった。

    ユーザーシグナル

    • 上位にランク付けされているサイトでは、クリックスルー率は高く、滞在時間は長い — 当たり前だと思うかもしれないが、多くのURLに特定された平均値を自分のサイトの最適化に対する基準として用いることが可能である。
    • 上位にランク付けされているURLの直帰率は低い。

    ブランドの要素

    • 大きなブランドは特別扱いされているように見える。
    • 今年のレポートでは、ブランドの要素、そして、その定義を調整し、複雑化する影響と品質を反映させた。

    総合ランキングチャート

    searchmetrics-overall

    関連する用語/Google+1/被リンクの本数/Facebookのシェアの数/Facebook総合/Facebookのコメント数/Pinterest/被リンクのURLのSEOにおけるビジビリティ/Facebookのいいね!の数/ツイート/rel=nofollowの被リンクの%/証拠となる用語/新たな被リンクの本数/新しいドメインからの被リンクの本数/キーワードの被リンクの%/アンカーとドメインのトップドメインレベルが同じ被リンクの%/内部リンクの本数/ストップワードの被リンクの%/本文内のキーワードの数/HTMLの長さ/テキストの文字の長さ/ワード数/サイトスピード/外部リンク内のキーワード/アンカーテキスト内のワード数/タイトル内のキーワードの位置(文字)/URLの長さ/タイトル内のキーワードの位置(ワード)/内部リンク内のキーワード/外部リンクの本数/同じ国からの被リンクの%/H2/画像の数/H1/ディスクリプション/動画の統合/タイトル内のキーワード/H2内のキーワード/ディスクリプション内のキーワード/URLがサブドメインではない/タイトルの文字数/URL内のキーワード/ドメイン名内のキーワード/AdSenseのブロック/H1内のキーワード/広告リンクの数/AdSense/(AdSenseを除いた)広告リンクの数

    スピアマン相関関係 — Googleの検索結果を調査

    ソーシャル/被リンク数/オンページ(テクニカル)/オンページ(コンテンツ)

    コンテンツのランキング要素:

    searchmetrics-onpage

    サイトスピード/タイトル内のキーワードの位置(文字)/URLの長さ/タイトル内のキーワードの位置(ワード)/H2/H1/ディスクリプション/動画の統合/タイトル内のキーワード/ディスクリプション内のキーワード/URLがサブドメインではない/URL内のキーワード/Flash/ドメイン名内のキーワード

    オンページテクニカルの要素:

    Screen Shot 2014-09-08 at 2.19.18 PM

    関連する用語/証拠となる用語/内部リンクの本数/本文内のキーワードの数/HTMLの長さ/テキストの文字の長さ/ワード数/外部リンク内のキーワード/センテンスの数/内部リンク内のキーワード/外部リンクの本数/画像の数/H2内のキーワード/フレッシュによる読みやすさ/タイトルの文字数/AdSenseのブロック/H1内のキーワード/広告リンクの本数/AdSense/(AdSenseを除いた)広告リンクの本数/TF-IDF

    リンクのランキング要素

    searchmetrics-links-factors

    被リンクの本数/被リンクのURLのSEOにおけるビジビリティ/rel=nofollowの被リンクの%/新たな被リンクの本数/新しいドメインからの被リンクの本数/キーワードの被リンクの%/アンカーとドメインのトップドメインレベルが同じ被リンクの%/ストップワードの被リンクの%/アンカーテキスト内のワード数/同じ国からの被リンクの%

    ソーシャルのランキング要素:

    searchmetrics-social-factors

    Google +1/Facebookのシェアの数/Facebook総合/Facebookのコメント数/Pinterest/Facebookのいいね!の数/ツイートの本数

    インフォグラフィック:

    seo-ranking-factors-2014

    クリックスルー率/関連する用語/被リンクの本数/Google +1/Facebookのシェアの数/Facebook総合/Facebookのコメントの数/Pinterest/被リンクのURLのSEOにおけるビジビリティ/Facebookのいいね!の数/ツイートの本数/nofollowの被リンクの本数/証拠となる用語/新たな被リンクの本数/新しいドメインからの被リンクの本数/キーワードの被リンクの%/アンカーとドメインのトップレベルドメインが同じ被リンクの%/内部リンクの本数/ストップワードの被リンクの%/本文内のキーワードの数/HTMLの長さ/テキストの文字の長さ/ワード数/サイトスピード/外部リンク内のキーワード/アンカーテキスト内のワード数/タイトル内のキーワードの位置(文字)/URLの長さ/タイトル内のキーワードの位置(ワード)/内部リンク内のキーワード/滞在時間/外部リンクの本数/同じ国からの被リンクの%/H2/画像の数/H1/ディスクリプション/動画の統合/直帰率/タイトル内のキーワード/H2内のキーワード/ディスクリプション内のキーワード/URLがサブドメインではない/タイトルの文字数/URL内のキーワード/ドメイン内のキーワード/AdSenseのブロック/H1内のキーワード/広告リンクの本数/AdSense/(AdSenseを除いた)広告リンクの本数

    GoogleのSERPで上位にランク付けされているサイトは、どのような共通点を持つのか、そして、ランキングの低いサイトとどのような違いがあるのか?

    この問いに答えるため、SearchMetricsは、特定のサイトの存在と範囲を決め、1万点のキーワードの検索結果を分析し、トップ 30に対して算出した相関関係(スピアマン)とトップ 10を基にした平均値として結果を表した。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「SearchMetrics Released SEO Ranking Factors For 2014: Content Now Really King?」を翻訳した内容です。

    被リンクの数もまだまだ重要要素であることには変わりがないようですね。コンテンツ系要素が上位に入っていますが、それ単体の力なのか、他の要素の影響力なのか(そういうコンテンツが被リンクを受けやすい、など)等、気になる点はありますし、単純に順位だけでは推し量れないレポートですね。もちろん今日のGoogleにおいては、何か特定の要素が圧倒的な影響力を持つ、ということはないのでしょうが。。。ただ最後のインフォグラフィック(クリックすると拡大表示されます)のトップに君臨するクリックスルー率、他の要素に比べて圧倒的でかなり関係あるのかな?という気になりました。この記事や元レポートでもそこまで深く解説されていないのですが、関係が深そうと思いつつ、良く考えると順位が高ければクリック率も自然と高まるのが必然ですし、素直にランキング要素の数値として捉えていいものか、という疑問は残りますが。

    いずれにしても、大変貴重でありがたいリアルデータでした。 — SEO Japan

    図解1分でわかるシリーズ「富士登山者のホンネ」(インフォグラフィック)

    「フジヤマNAVI」が連載している「図解1分でわかる富士山」シリーズ第七弾。富士登山前の富士山に対するイメージと、実際に登山を経験した後では登山者の気持ちにどんな変化が生まれるのでしょうか?富士登山に挑戦する前後に直撃した登山者のホンネがインフォグラフィックにまとめられています。登山者の持ち物ランキングや準備など、富士登山のお役立ち情報も満載です。 — SEO Japan

    登山前後で聞いた富士登山者のホンネ

    図解1分でわかるシリーズ「富士登山者のホンネ」(インフォグラフィック)※画像をクリックすると「フジヤマNAVI」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

    インフォグラフィックによると、登山前に「頂上で写真撮影をしたい」と思っていた人は14.2%だったのに対し、登頂したときに「実際に写真撮影をした」人は44.9%と約3倍に。登頂の興奮と、見たことのない景色を目の前にして、疲れを忘れて夢中で写真を撮っている登山者たちの姿が目に浮かびます。また、頂上ではヤッホーと叫ぶより万歳?お祈りよりコーヒーを飲む?など、実際に登頂した人たちのホンネが楽しめます。

    「みんなの持ち物ランキング」では、9割以上の登山者が、防寒具、雨具、手袋を持っていっているようです。その他、「危険に対する準備」など、登山前には必ず確認しておきたいお役立ち情報も要チェックです。

    思い出に残る富士登山にするためにも、事前準備はしっかりとして、富士山の美しさ、登山の楽しさを存分に味わってください。

    図解 1分でわかる富士山 – インフォグラフィック | 富士山エリアの総合ガイド – フジヤマNAVI
    ※本インフォグラフィックは、弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

    登山前に「登頂成功に自信がある」と答えた人たちは、やはりほとんどの人たちが「実際の登頂に成功」しているようです。「絶対に登るぞ!」という強い意志があれば、富士山登頂も何事も成し遂げられる!?– SEO Japan

    台風・竜巻・落雷からの身の守り方をまとめたインフォグラフィック

    今回は「台風」「竜巻」「落雷」からの身の守り方を可視化したインフォグラフィックをご紹介します。台風が最も発生するシーズンを迎え、より一層の備えが必要になってくるこの時期だからこそ、是非もう一度確認を。 — SEO Japan

    もう一度確認!台風・竜巻・落雷

    台風・竜巻・落雷からの身の守り方をまとめたインフォグラフィック※本インフォグラフィックは保険の窓口インズウェブのサイトで公開されました。

    台風・竜巻・落雷はその時々の気象条件により引き起こされますが、その元凶は積乱雲だということをご存知でしたか?「真っ黒な雲」「雷の音」「急に吹く冷たい風」などの積乱雲が近づくサインを見逃さないよう注意が必要です。

    SBIホールディングスが行ったアンケート調査によると、大きな災害につながる可能性があるにも関わらず、台風や竜巻の発生時に注意報や警報が発令されてもどう行動するべきかわからないと答えた人の割合は約半数でした。台風・落雷発生のピークは8月、竜巻発生のピークは9月です。インフォグラフィックでは「家での備え」や「外出時の身の守り方」などについて解説されていますので、この機会にもう一度チェックしてみてください。

    もう一度確認!台風・竜巻・落雷(保険の窓口インズウェブ)
    ※本インフォグラフィックは、弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

    自分がどこにいるかによっても、台風・竜巻・落雷が近づいてきたときの対処法は異なります。日ごろよく通る通勤・通学路などでは、前もって安全なところを確認しておくとよいでしょう。– SEO Japan

    Facebookのリンクベイト対策、広まるネイティブ広告 – 米国発Web業界ニュース9月初旬号

    定期的に紹介していた米国発Web業界ニュース、一時発行停止だったのですがようやく再開されましたので早速紹介します。最近ブームなネイティブ広告からFacebookの大幅なポリシー変更まで様々な話題でお届け。 — SEO Japan



    いよいよ今週から、2ヶ月間の中断期間を経て、This Week in Digitalを再開する。

    今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・#IceBucketChallengeのスタッツ ・インバウンドマーケティングの価値 ・Twitchを愛するAmazon ・UberがLyftを敵対視 ・Facebook、クリックベイトに厳しく対応 ・Twitterが分析ツールを公開 ・Instagram、動画アプリのHyperlapseをリリース ・ソーシャルメディアのROIの解明に苦戦する企業 ・Facebookのいいね!は誰のもの? ・ネイティブ広告の発展 ・Content Marketing Worldの開催に向けてeブックが公開される等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー

    • 分析を行っている(Web Strategy)。


    プラットフォーム

    • Facebook
    • Facebookは、クリックベイトおよび画像ベースの投稿への対抗姿勢を打ち出している。Facebookのアルゴリズムは、ユーザーを宥めるため、「次に何が起きるか分からない」類の投稿を表示する機会を減らすようだ。 また、Facebookは、ストーリーに向かうリンク付きの画像の投稿を控えるよう、ブランドに推奨している。その代わりに、直接リンクをシェアし、リンクを介して画像が自動的に読み込まれる形式を薦めている(Facebook Newsroom)。
    • Facebookでは、一貫したリーチ、および、広範なリーチを得るのは、なかなか難しいが、この度、業界によって、難易度が異なることが判明した。この分析と議論に注目し、規模を確認しよう。また、ついでに リーチを追求する取り組みに関するこの記事にも目を通しておこう({Grow} & BrandSavant)。
    Designers, sports teams, athletes, and sports events are the categories with the highest reach on Facebook
    • Twitter
    • Instagram
    • Googleは、検索結果にオーサーシップを表示する取り組みを終了した(MarketingLand)。
    • Ditto Labsは、Tumblrとタッグを組み、画像分析を基にブランドのイメージを特定する試みを行う(Mashable) [情報公開: Dittoは弊社、 SHIFTのクライアントである]。
    • 計測/基準/ビッグデータ

      • ビッグデータが役に立たない時」の中で、マイケル・アレンソンは、数字扱いされていると感じる顧客体験に関しては、自動車ディーラーと地銀が他者を圧倒していると指摘した。大切にされていることを顧客に感じてもらうには、どうすればいいのだろうか(CMO.com)?
      • PRが蔑まされる理由の第一位は、無能な計測基準を用いていることだ。Advertising Value Equivalency(AVE)に別れを告げ、経営陣が使う用語で話そう(Paine Publishing)。
      • しかし、企業の重役の半分が、ソーシャルメディアのROIを効果的に計測する方法を理解していないため、マーケッターが活躍する機会は十分にあると言えるだろう(eMarketer)。
      There's still a lot of confusion among executives on social media ROI

      法律/人事

      コンテンツマーケティング




      重要な記事、動画 & オーディオ

      • Conversation(会話)
      • Culture(文化)
      • Content Neutrality(コンテンツの中立性)
      • Country Needs(国のニーズ)
      • Cellphones(携帯電話)
      • Communities(コミュニティ)
    • Content Marketing Worldに向けて、コンテンツマーケティング戦略の構築コンテンツマーケティング用のオーディエンス開拓戦略視覚コンテンツマーケティング戦略コンテンツマーケティングの真のROIを提示の4冊のeブックが配信された(Slideshare)。
    • Collect the whole set of content marketing ebooks

      おまけ

      Content Marketing Worldに参加したいなら、登録の受け付けは現在も行われているので、まずは、ここをクリックして、世界最大級のマーケッターの集まりに関する情報を仕入れ、続いて、登録しよう[情報公開: 以下のリンクはアフィリエイトリンク]。

      参加することが出来ないなら、Content Marketing Instituteのオンライントレーニング & 認定プログラムに登録する手がある。これは、7つの重要な領域 — 計画、オーディエンス、ストーリー、チャンネル、プロセス、会話、計測 — の基礎をしっかりと学ぶオンラインプログラムであり、合計で18時間を超える。今後、さらにクラスが追加される。

      画像: JD Hancock(Flickr)


      この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital September 29 2014」を翻訳した内容です。

      最後はコンテンツマーケティングのイベントの宣伝になってしまっていましたが(本人登壇するのですかね?!)、相変わらずの充実ぶりのキュレーション記事でした。 — SEO Japan

      Googleオーサーシップは消えてもオーサーランクは健在

      Googleのオーサーシッププログラムがまさかの終了というニュースが話題になりましたが、Googleがオーソリティの評価指標を根本的に変えたわけではありませんし、オーソリティ構築は変わらず重要な課題です。ページランクと違ってオーサーランクの概念は今後ますます重要になる、ということで、オーサーランクについて勉強しなおしてみた記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

      google-authorship-content-writing-ss-1920

      Googleは、3年間にわたって実施した実験「オーサーシップ」を昨日終了した。しかし、オーサーランクを使って、検索結果を改善する試みは、今後も継続されるようだ。たった今、「Google オーサーシップがなくても、オーサーランクを持つことが出来るのか?」&「そもそも、Google オーサーシップとオーサーランクは何が違うのか?」と言う疑問を持った方は、読み進めていってもらいたい。なぜなら、オーサーシップとオーサーランクは同じではなく、オーサーランクは今後も生き続けるからだ。

      Google オーサーシップとは何だったのか?

      Google オーサーシップは、主に、コンテンツのオーサー(作者)が、自分自身を特定し、目立つことが出来るようにするためにGoogleが与えた手段である。 オーサーは、人間には見えない「マークアップ」コードをウェブページ内に配置し、オーサーシップを活用していた。その後、Google自身が、アイデンティティを管理するシステムを作るためのステップとして、Google+に緊密に連携させ、もともとのアイデアをスケールアップさせていた。

      Google オーサーシップのユーザーは、コンテンツの隣に名前と画像を表示してもらい、大きな見返りを得ていた。Google自身がオーサーシップ付きのストーリーはより多くのクリックをもたらすと示唆していたこともあり、作者にとっては、大きな魅力であった。以下に、Google オーサーシップの例を掲載する:

      google-authorship-image

      ご覧のように、オーサーの画像と名前が掲載された署名欄が、リスティングに与えられている。

      昨日、Googleは、そのオーサーシップを見限った(日本語)。画像のサポートは6月に終了していたが、現在、署名欄を含む全てのアイテムが姿を消した。完全に閉鎖されたのだ。

      Google曰く、過去にページに掲載したマークアップが、今後、害を与えることはないようだ。ただ単に無視されるだけである。それでも削除するつもりなら、マークアップがGoogle以外の会社やサービスに用いられる可能性がある点を肝に銘じておこう。rel=authorrel=me等のマイクロフォーマットは、他のサービスに用いられる可能性がある(注記: 当初、schema.orgと記していたが、訂正させてもらった — アーロン・ブラッドリーがコメントで教えてくれた)。

      オーサーシップの追加に力を入れていた場合(今は単なる時間の無駄遣いになってしまったが)、今後、削除する取り組みに力を入れるべきかどうかに関して、今後の記事で、詳しく検証していく予定だ。

      オーサーランクとは何か?

      オーサーランクは、Google オーサーシップとは異なるアイデアである。オーサーランクとは、Googleがストーリーの作者が誰だか分かっている場合、そのストーリーのランキングを変えるシステムであり、信頼されている人物が作ったストーリーは優先される可能性がある。

      オーサーランクは、実はGoogleが公式に用いている用語ではない。SEOコミュニティが、このコンセプトに与えた用語である。Googleのエリック・シュミット会長が、2013年に出版した書籍「The New Digital Age」の中で、認証を受けたオーサーを高くランク付けするシステムのアイデアに触れたことから、改めて注目を浴びるようになった:

      認証を受けたオンラインプロフィールに関係する情報は、検索結果の中で、このような認証を受けていないコンテンツよりも高くランク付けされる。すると、大半のユーザーは上位の(認証された)結果を自然にクリックするようになる。無名でいると、相手にされなくなってしまう。

      オーサーランク、および、シュミット会長の発言の背景の詳細に関しては、私が昨年投稿した記事「オーサーランク、オーサーシップ、検索ランキング & エリック・シュミットの本の抜粋」を参考にしてもらいたい。

      オーサーランクは実在する — 今後も続く

      シュミット会長は、本の中で、実際にGoogleで行われている取り組みを説明していたのではなく、あくまでも推測していただけである。Google自身、昨年、オーサーランクを、分野の専門家を特定し、検索結果で優遇するめに利用する手段として何度か取り上げていた:

      これはあくまでも机上の論理であった。実際に行動が起こされたのは、今年の3月になってからである。Google 検索を統括するアミット・シンガルが、オーサーランクは、まだ利用されていないと発言した後、ウェブスパム対策を引っ張るマット・カッツが、オーサーランクが用いられる場所に関して、ヒントを与えた — 検索結果に時折登場する「詳細な記事」セクション。

      オーサーシップなしのオーサーランク

      Google オーサーシップは姿を消してしまったが、Googleは、どのように、オーサーランクを今後も限定された形式で利用していくのだろうか?オーサーランクが用いられていた可能性があるその他の方法も、効力を失ったのだろうか?

      Googleは、オーサーシップが終了しても、詳細な記事のセクションの仕組みに影響が及ぶことはないと指摘していた。また、オーサーシップの中止が、オーサーが報われるシステムを調査するその他の試みに影響を与えることもないようだ。

      そんなことは可能なのだろうか?事実、Googleは、オーサーシップのマークアップを無視することも明言している。

      Googleは、その気になれば、ストーリーの作者を特定することが可能な別の手段を持っている。Googleは、とりわけ、ニュース記事に掲載されることが多い署名欄を探す可能性が高い。 署名欄は、Google オーサーシップが登場する前から存在しており、今後も消えることはない。

      従って、オーサーランクの利用が今後増えると本気で考えているなら、署名欄を意識すると良いだろう。署名欄は、ストーリーの作者を合図する後継者の筆頭として注目されている。前任者は既にGoogleによってクビにされている。

      オーサーランクのことを必要以上にあれこれと考える必要はない。Google検索の極めて限られた部分に対して、効果が確認されただけである。今後、さらに効果が拡大していく可能性はある。そうなったとしても、Googleのリスティングを構成する数あるSEOのランキング要素の一つに過ぎない。ストーリーに適切に署名欄を記すことも重要だが、それよりも、作者と特定されることに誇りを持てるような質の高いストーリーを作成する取り組みに力を入れるべきだ。

      この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


      この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Authorship May Be Dead, But Author Rank Is Not」を翻訳した内容です。

      Googleが公式に認めた用語というわけでもないようですし、記事自体もそこまで気にする必要はないと結論づけてしまっているのですが汗、オーソリティを測る上での概念として理解しておくことは重要と思いますし、名称が何にしろ、コンテンツ制作者のオーソリティレベルを判断する指標はGoogleが必ず取り入れてくる要素でしょう。オーソリティ構築を通じてオーサーランク向上を目指すことはSEOにもコンテンツマーケティングにもますます重要な作業となっていくのでしょうね。 — SEO Japan

      今こそ立ち上がれ、東南アジアのスタートアップよ

      日本から東南アジアのスタートアップへの投資がブームになっている最近ですが、欧米の企業やVCもネクスト・フロンティアとばかりに続々と東南アジアに進出中。今回はそんな東南アジアのスタートアップシーンを巡る最新の状況を解説した記事をThe Next Webから。 — SEO Japan


      southeast asia

      Dropifiは、顧客のフィードバックを整備するサービスを提供する。ガーナ生まれのこのスタートアップは、問い合わせフォームに代わって、大半の消費者が、ウェブサイトで提供しそこなっている見解を、企業に伝えるウィジェットを開発した。

      2011年にDropifiは設立された。設立後2年も経過しないうちに、アフリカで初めて500 Startupsから投資を受けるまで成長した。さらに、2013年の時点では、Dropifiは、30ヶ国に散らばる6000社を超えるクライアントを抱えていた。このサービスは、世界中の企業が持つ問題を解決する。たまたま、設立された場所がインターネットの浸透率が40%程度のガーナであっただけだ。

      Dropifiの生い立ちを調べていた私は、500 Startupsを設立したデイブ・マクルーアと一緒に、先日、同社が敢行したGeeks On A Planeツアー訪れた東南アジア諸国を思い出した。この旅で、私達は大勢の地元の起業家に出会い、多くのイベントに参加し、議論に明け暮れた。

      議論を通じて、私は訪問した全ての国々に共通するトレンドを見出した: それは、シリコンバレー以外の地域で、スタートアップを運営すると、不利に働くのではないかと言う懸念だ。

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      とりわけ、東南アジアで作られていても、アプリをダウンロードしてもらえるのか、と言う問いには面食らった。

      この考え方は根本的に間違えている。

      場所は関係ない

      製品と会社を構築するのは、とても大変だ。四六時中、創設者は、ただでさえ、多くの事柄を心配している。それにも関わらず、場所に関する懸念を加えてしまうと、失敗する確率は大幅に高くなってしまう。そもそも、ユーザーがダウンロードする価値のある製品を提供している自信がないなら、エンジェルインベスターやVCが資金を調達するはずがない。

      2014年においては、場所は関係ない。そもそも、アメリカがオンライン世界を牽引していたのは、2012年までである。

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      ビジターが多いサイト Top 10(Google、Facebook、Yahoo!等)を利用するインターネットユーザーの87%は、海外(米国以外)のユーザーであり、また、ウェブ分析サービスのcomScoreは、アジア太平洋地域のインターネット成長率を、27%のヨーロッパを上回る42%と見積もっている。

      オーディエンスの規模だけでなく、投資にも変化が現れている。先日、Ernst & Youngは、世界のテクノロジー企業の重役を対象とした調査を行い、M&Aの取り組みに来年力を入れるかどうか尋ねていた。その結果、参加者の3分の2が買収の予算を、台頭するマーケットに割り当てると答えていた — このトレンドは、最近、このサイトでも報じたように、東南アジアのテクノロジースタートアップに狙いを定めた投資額の増加にも反映されている。

      シリコンバレー以外の場所で成功したスタートアップ

      まずは、シリコンバレー以外の地域で構築され、世界的に有名になったスタートアップを挙げていこう。

      欧州発のSkype、Spotify、Soundcloudに、WeChat、LINE、Kakao、Viberall等のメッセージ送受信アプリ、ゲームメーカーのGreeとDeNA、そして、複合ウェブサイトのRocket Internet、Alibaba、Tencent、Baidu、Naver等々。

      こういったスタートアップは例外だ、と反論する方もいるかもしれない。確かに、ヨーロッパ、中国、日本、そして、韓国には、豊富なリソースがあり、経済の規模も大きい。しかし、地域全体にサービスを拡大しつつある東南アジアの企業も存在する。

      例えば、シンガポール発のEコマースのスタートアップ、Carousellは、他国に進出している。Uberのライバルと目されるGrabtaxiは、東南アジア諸国への拡大を試みている。

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      自分の「縄張り」に世界で有名な企業が存在するからと言って、スタートアップを作ることが出来ないわけではない。地域特有のソリューションを求める需要は多い。

      例えば、Amazonは、東南アジア諸国では積極的に活動しているわけではない。そのため、RdemartやLuxoa等のEコマースが台頭している。また、Flipkart は、Amazonが進出する前に、インドのEコマース産業に参入していた。

      170億ドルの価値を持つUberは、東南アジアで順調に業績を伸ばしていると主張している — しかし、バンコク、シンガポール、そして、マニラでタクシーに乗ると、ほぼ毎回、メーターの近くの電話にはGrabtaxiのスクリーンが掲載されており、存在感を示していた。先日投稿されたThe Next Webの記事でも指摘されていたように、東南アジア諸国では、Uberは独り勝ちしているわけではないようだ。

      東南アジア諸国のスタートアップへの投資

      投資がシンガポールに集中する点も大勢のスタートアップの設立者が指摘していた。

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      確かにシンガポールは、金融の中心地であり、当初、大勢の投資家の注目を集めていた。しかし、状況は変化した。例えば、この記事には、インドネシアで積極的に活動している10社のVCが紹介されている。また、Geeks on a Planeツアーの最中に米国の500 Startupsは2社のスタートアップに投資を行い、また、日本のIMJ Investment Partnersは、フィリピンのスタートアップと契約を結んでいる。この他にも様々な事例がある。

      このような事例に対して、エンジェル投資の資金が十分ではない点が指摘されることもある。

      確かに、米国や欧州と比べると、東南アジアにはエンジェルインベスターが少ないが、米国や欧州であっても、投資を受けられるスタートアップは限られている。例えば、アメリカのスタートアップでさえ、資金調達に苦戦している – 先日、Y Combinatorのサム・アルトマンは、シードラウンドが募集額に届かなくても、「心配する必要はない」と指摘している。

      しかし、東南アジア諸国にもエンジェルインベスターは存在する。例えば、マレーシアを拠点に活動するカイリー・ヌグは、1000万ドルの資金を東南アジアで運営している。ヌグは、定期的にアジアを移動し、「資金を提供する会社」を探している。マレーシアの家にいるのは、月に5日程度のようだ。

      東南アジアの国々を四六時中駆け回っている。資金調達を望むなら、この機会を活かし、カイリー・ヌグを見つけると良い。探し出し、スタートアップの宣伝を徹底的に行おう。タイのTaamkruは、実際にこの試みを行い、500 Startupsが参加したシード資金の調達に最近成功した。

      シリコンバレーにこだわるな

      シリコンバレーは、主に移住者で構成されている — スタートアップの創設者はシリコンバレーに移り、会社を作って、資金の調達を行う。近代的なシリコンバレーが生まれるまで、30年間かかった。しかし、インドネシア、日本、そして、シンガポールにも豊富な資金が集まっているにも関わらず、東南アジアのスタートアップの創設者が、わざわざ海を渡ってシリコンバレーに向かう必要はあるのだろうか?スタートアップを成功に導くためには、シリコンバレーにいる必要があると闇雲に信じているなら、この指摘は受け入れてもらえないだろう。しかし、現在、マニラにいようが、ジャカルタにいようが、あるいは、ブータンにいようが関係ない。インターネットベースの会社を作っているなら、場所が成功を左右するわけではない。インターネットを介して、世界とつながりを持つことが出来るからだ。

      マクルーアは: 「シリコンバレーのすごいところは、誰かが成功することを誰もが信じている点だ。この伝統を今後も続けるべきだ。」

      この言葉を常に頭の片隅に置いておこう。印刷し、Tシャツにしても構わない。手の甲にタトゥーとして刻み込む手もある。どんなことをしても、自分自身、そして、スタートアップを立ち上げる場所を信じるべきだ。その後、製品を作ろう。自信を持って、作る必要がある。スタートアップに着手する上で、今ほど相応しい時代はない。

      とは言ったものの、解決する必要のある問題がないわけではない — とりわけ、会社を拡大するためのリソース(安価で、安定したインターネットの接続環境、デバイス、エンジニア、その他の人材)へのアクセスは、東南アジアのスタートアップにとって大きな障害となる。次回の投稿で、このトピックを取り上げる予定だ。


      この記事は、The Next Webに掲載された「Startup founders in Southeast Asia, it’s time to step up」を翻訳した内容です。

      インターネットというかテクノロジーシーンを牛耳っている会社の大半が米国発ですが、よくよく考えるとその大半が90年代以降というか多くが2000年代以降だったりするんですよね。しかも今日のネット人口においては、米国はたったの14%、アジアが42%と圧倒的にユーザー数で勝っているわけですし。最も、中国が下駄になっているので、そのまま評価することはできないかもしれませんが、少なくともユーザー数では米国に何の臆する必要もない今日のネット状況。日本でもStartUp Asiaが開催中のようですし、日本やアジア各国から世界のネットシーンで存在感を持つようなスタートアップが登場してくることを期待したいですね。 — SEO Japan

      世界の家賃相場を比較したインフォグラフィック

      住まいに関するインフォグラフィックを連載しているLivinGraphics(リビングラフィックス。第8弾のテーマは“世界の家賃相場”。70㎡あたりの家賃を、世界の主要都市で比較しています。世界で最も家賃が高いのはどこでしょうか? — SEO Japan

      東京は世界19ヶ国中、5位!

      世界の家賃相場を比較したインフォグラフィック※画像をクリックするとアート・クラフト・サイエンス株式会社、リカサ株式会社が運営する「LivinGraphics(リビングラフィックス)」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

      比較するのは世界の19都市。第1位はシンガポールの25万3190円/月、東京は15万10円/月で、第5位にランクインしています。世界では珍しい日本の「礼金制度」や、契約時に家賃ではなく保証金を支払い契約終了時に全額返済されるソウルの「チョンセ契約」など、国や地域によって家賃の考え方が異なる事も解説しています。

      世界の家賃相場比較(LivinGraphics)
      ※本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

      不動産バブルと言われる1位のシンガポールと最下位の台北の平均家賃の差はなんと20万円以上。世界でどの都市に住みたいか考えながら見ると楽しいインフォグラフィックでした。– SEO Japan

      スマホECのコンバージョン率改善講座:よくあるユーザビリティ上の問題と解決策

      ECサイトを運営している方であれば、昨今スマホ経由のアクセス比率が大幅に高まっていることを皆が実感していることと思います。そこで悩みなのが、スマホ経由のアクセスは、PCサイトに比べてコンバージョン率が低くなりがちなこと。デバイスの特性、利用シーンを理由に諦めることは簡単ですが、努力次第で改善できることも実はあるかもしれません。コンバージョン率改善のエキスパートが多数のユーザー調査を元に解説するスマホECサイトのユーザビリティの問題とその解決法を。 — SEO Japan

      How To Make Mobile Convert: The Most Common Mobile Store Mistakes

      この投稿は、モバイルのコンバージョン、そして、その改善する方法を紹介する2部構成の記事の1本目に当たる。この記事は、モバイルアプリとウェブサイト向けのユーザビリティテストにおいて業界をリードするUserTestingが実施した多数のテストを基に作成した。

      モバイルマーケットでは、絶えず変化が起きているものの、モバイル eコマースのコンバージョンが、PCのコンバージョンよりも低い点に関しては、異論はないはずだ。

      スマートフォンは、特にコンバージョン率が低く、タブレットもまた、通常のコンピュータと比べると、コンバージョンが低いと見られている。

      例えば、Monetateは、PC用のウェブサイトのコンバージョン率は、モバイル用のウェブサイトのコンバージョ率よりも3倍高いと報告している:

      monetate conversion graph

      Monetate 2013年第4四半期

      その他のデータでも同じ様な傾向が表れている:

      Mobile Conversion Rates Mobify

      「事業の分野に関係なく、モバイルのコンバージョン率は、スマートフォンに最適化したサイトであっても、1%をきっている可能性が高い。」

      Mobify 2014年2月

      crate and barrel research

      「Crate & Barrelは、タブレットのコンバージョン率は2.35%だが、スマートフォンのコンバージョン率は0.92%に過ぎないと報告した。」

      Wired 2014年2月

      モバイルがコンバートしない理由

      モバイルのコンバージョンが低い点に関しては、納得してもらえると思うが、理由については、様々な意見が挙げられる。

      一般的には、「スマートフォンは、購入するよりも、閲覧する、または、リサーチするために用いられる」ことが理由として挙げられる。しかし、この理由は、とがった角がないため、卵は丸いと言っているようなものだ。状況は適切にとらえているものの、発生している理由を説明するまでには至っていない

      また、「裕福な人ばかりがタブレットを利用している」と言う指摘が根拠に挙げられることも多い。タブレットを持つ一部のグループは、何においても高級志向であるため、コンバージョン率が高い、と言う考え方だ。

      この考え方が的を射ていた時代もあったが、現在では、タブレット、スマートフォン、そして、コンピュータは、先進国では全て幅広く普及している。

      tablet & smartphone ownership

      Pew Internet米国勢調査局によると、アメリカの家庭の約79%は、PCを、58%はスマートフォンを、そして、42%はタブレットを所有しているようだ。

      スマートフォンは移動中、つまり、買い物をする時間のない時に使われる点も理由に挙げられる。しかし、スマートフォンのユーザーが、スマートフォンで全く買い物をしないなら、スマートフォン経由のeコマースサイトへのトラフィックは存在しないはずだ。しかし、Forrester曰く、メジャーなウェブサイトに寄せられるトラフィックの最大30%が、モバイルデバイスを経由している。

      また、「移動中」が、スマートフォンを利用する唯一の時間ではないことは、利用のパターンを見れば分かる。

      Tablet and smartphone access by location  - Source - Forrester Research (1)

      それでは、リサーチから購入への移動を妨げているモバイル特有の特徴とは、何なのだろうか?

      UserTestingでは、この問題を数年間に渡って分析してきた。大小のeコマースサイトに対して、多数のユーザーテストを行ったところ、3つのコンバージョンの問題が繰り返し発生していることに気づいた:

      • モバイル特有の問題もある。実際に、購入を妨げる、モバイルデバイス、とりわけスマートフォンの特定の機能が存在する。しかし、これは主な要素ではない。さらに重要度の高い問題を挙げていく:
      • モバイルデバイスでの購入体験がスムーズではない。これは、eコマース業界全体で、サイトをモバイルのニーズに適応させていないことが原因だ。
      • 大方、モバイルのセールスは、実はコンバートしているものの、現在の計測の技術では、反映することが出来ない。

      それでは、なぜこのような現象が起きているのか、そして、この問題を修正するにはどうすればいいのか、これから検証していく。

      問題 1: コンバージョンに害を与えるスマートフォンの機能

      購入のコンバージョンを妨げるモバイルデバイス特有の欠点が2つ存在する。1つは明らかな欠点だが、もう1つの欠点は、分かりにくいかもしれない。

      画面のサイズが買い物に向いていない

      これは明らかな違いだ。PCは、情報を表示するスペースが遥かに大きく、この追加のスペースは、eコマースにプラスに働く。コンピュータのユーザーの方が、製品を並べて比較しやすい。

      参考情報、レビュー、製品の画像等、購入を促す情報を見ることが出来る。また、絞り込みのボタン等、選択肢を選ぶ上で役に立つツールを容易に見つけることが可能だ。

      Zappos desktop vs smartphone

      反対に、モバイルデバイスの小さなスクリーンでは、同じ情報を一度に見せることは不可能である。製品の比較を行うことは難しく、補足の情報が欠けている、または、隠れていることがあり、そして、絞り込みのツールの機能は制限されていることが多い。

      その結果、購入を行う上で十分な情報が提供されていないとユーザーは感じる。

      ユーザーテストでは、スマートフォンで購入プロセスの途中まで進み、その後、豊富な情報が用意されているPCのサイトで購入するために、プロセスを中断する傾向があることが判明した。

      事実、Googleが2012年に行った調査「新しいマルチスクリーンの世界: 消費者のクロスプラットフォームの行動を理解する」によると、消費者の65%がスマートフォンで買い物を始め、61%はコンピュータで買い物を継続するようだ。

      start on a smartphone continue on a computer

      「PCでショッピングサイトを見ると、もっと製品の写真を多く見られるような気がする。そのため、待機し、PCで購入を行う。」

      - UserTestingが行ったテストに参加したスマートフォンユーザーの声

      ネットワークのスピードにより(不愉快になるほど)買い物が遅くなる

      これもコンバージョンに歯止めをかけるモバイルデバイスならではの特徴である。大半のPCは、ケーブル、または、WiFiでハイスピードの有線インターネットに接続している。一方、大半のスマートフォンは、セルラーデータのネットワークを介して、インターネットに接続する。

      セルラーネットワークは、ここ数年の間に大幅に早くなったものの、有線の接続と比べると遅く感じる。また、以前も指摘したように、スピードはコンバージョン率の最適化に大きな影響を与える

      Radwareによる「This Spring 2014」レポートは、ビジターの大半は、読み込みに3秒間以上かかると、サイトを見捨てると報告している。また、以前、Radwareが実施した調査により、デスクトップのコンピュータと同じスピードで、もしくは、より速くサイトが読み込まれると期待するビジターは、85%に達することが判明している。

      TTI

      モバイルデバイスは、有線接続よりも、待ち時間が長い、つまり、ウェブページの読み込み等、ネットワークのリクエストへの対応が遅くなることも問題を悪化させている。

      さらに、ガイ・ポジャナニが指摘しているように、レスポンシブデザインをベースに作られた多くのモバイルサイトは、スクリーンにほとんど表示されなくても、デスクトップのページ全体、もしくは、大半をダウンロードする。

      2013-page-size-per-resolution

      待ち時間の長さ、ネットワークスピードの遅さ、そして、不要に多いダウンロードの量が重なり、スマートフォンでのウェブサイトの閲覧、および、購入の実施が遅くなってしまう。弊社が実施したテストでは、このような小さな遅れが積み重なり、瞬く間にユーザーにフラストレーションを与えていることが明らかにになった。

      タブレット vs スマートフォン

      Flurry-Smartpones-vs-Tablets-App-Engagement

      スクリーンの大きさ、そして、待ち時間の問題は、タブレットのコンバージョン率が、PCには負けるものの、スマートフォンを上回る理由を説明している。

      タブレットは、スマートフォンよりもスクリーンが大きく、ユーザーは一度により多くの情報を閲覧することが出来る(ただし、コンピュータと比べると少ない)。また、タブレットは、WiFiを介してネットワークに接続することが多く、より早く、より反応が良い環境で買い物を楽しむことが出来る。

      従って、タブレットでの、コンピュータに近い買い物は、コンピュータに近いコンバージョン率をもたらす。

      しかし、モバイル広告を提供するFlurryが実施した調査(上)により、デバイスを利用するパターンにも大きな違いが存在することが分かった。

      Flurry-Smartpones-vs-Tablets-Category-Usage

      対応策: 諦めない。内在する欠点に直面すると、どうしようもない問題として、モバイルデバイスのコンバージョン率の低さを受け入れがちである。事実、モバイルの優先順位を下げ、優秀なチームの担当から外す、もしくは、予算を削減した、と報告を受けることがある。

      これは大きな誤りであり、20年前にインターネットの利用を拒んだ会社、あるいは、ソーシャルメディアが多くの業界にとって欠かせないことを認めない会社を思い起こさせる。

      Ciscoによると、2013年、モバイルのトラフィックは、81%増加した。さらに、2000年と比べると、現在のモバイルのトラフィックは、インターネット全体のトラフィックの18倍に相当する。

      cisco research

       

      従って、モバイルを多忙を極めるチームのサイドプロジェクトに左遷するのではなく、ビジターがどのようにモバイルを使っているのか & 既存の利用パターンにフィットする体験をどのように作り出すことが出来るのか、時間を割いて調査することを薦める。

      モバイルの欠点を克服する次善策は存在する

      zappos desktop version option

      例えば、ウェブサイトのフルバージョンでアイテムを閲覧する選択肢をユーザーに与える手が考えられる。モバイルデバイスで、PC形式のウェブサイトを無理やり使わせるべきではないが、選択肢を与えて、強制ではなく、サービスと考えてもらうと良いだろう。

      少なくとも、重要な参考情報が提供されていることをユーザーに分かってもらい、モバイルでの購入を進めてもらう確率を高める効果はある。

      モバイルコマースアプリを作成しているなら、待ち時間を遅らせるために出来ることは多数ある。例えば、ユーザーが求めている可能性のある情報を事前に読み込み、ネットワークを待機することなく、当該の情報を表示させることが出来る。ボタンやその他のスクリーンの要素をアニメ化させると、ネットワークにアクセスする間に、多少の遅れを誤魔化すことが出来る。

      しかし、修正よりも重要なのは、モバイルコマースの問題の多くは、スクリーンの大きさや待ち時間によって発生しているわけではない点を理解することだ。モバイルのコマースアプリやコマースサイトにおいて頻繁に発生しているユーザビリティのちょっとしたミスが原因になっていることが多い。

      問題 2: モバイルコマースサイトがユーザビリティのミスを犯している

      買い物から楽しさを奪ってしまうミスである。モバイルコマースサイトをデザインする際に、最初に発生するミスは、「買い物」から「購入」に押し込もうと試みる行為だ。これは、最も大きなミスでもある。

      PCでの買い物は、適切にデザインされていることが前提だが、消費者を楽しませる。通常、多くの製品が提供されており、また、見やすい。その上、デザインに数年間を費やしているため、流れがスムーズで、途切れることがなく、買い物を楽しむことが出来る。

      一方、モバイルでは、流れが止まるだけでなく、販売業者によって妨害されていることもある。小さなスクリーン、そして、遅い接続に対応するため、モバイルの買い物体験を最低限に留めようとする企業は多い。最低限のタップ数で、購入を可能にすることに集中する傾向が見られる。以下に、コマースサイトへの一般的なアドバイスを紹介する:

      「調査により、(モバイルの)コンバージョン率は、購入へのステップの簡素化の影響に左右されることが分かっているため、コンバージョンを3回のタップで実現させる必要がある。近い将来、2回が基準になるはずだ。」

      -Adobe Mobile Consumer Survey 2013年

      タップ数を少なくするアプローチは、間違いなく得策である — ただし、顧客が何を買うかを決めたでなければらない。

      しかし、買い物のプロセスを、数回のタップに押し込もうと試みる会社が続出している。その結果、楽しく買い物してもらうのではなく、すぐに購入の決断を下させるモバイルアプリやモバイルサイトが誕生する。ユーザーにとっては、誘惑が、要求に変わるようなものだ。

      弊社の調査では、サイトやアプリが、ユーザーが意思を決定する場所に適応している場合、最高の結果が生じることが判明している。何を買うかを決めたら、最低限のタップ数で買い物を完結することが出来るはずである。しかし、迷っている状態では、調査し、比較する自由を与えるべきだ。

      Greats.comが、モバイル版のサイトで実施している取り組みを参考にしてもらいたい(以下のエンベッドしたサイトは、実際に動かすことが可能)。

      PC向けの単一の土台のサイトを作り、レスポンシブデザインを用いて、モバイルに合わせることを望むため、多くの会社にとっては難しいアプローチだと言えるだろう。

      UserTestingの調査によると、サイトのデザインを決定する前に、モバイルでの買い物のプロセスを、ボトムアップで考え直し、テストを行うと、コンバージョン率が上がる傾向がある。これは、多くの会社にとって、高額な投資であり、尚且つ不便であるが、デスクトップのトラフィックはモバイルに移行しているため、今後、その必要性は高まる。

      デザイナーのヴァージル・パナは、魅力的なモバイルのUXの面白味と機能を実証するiPhoneアプリのアニメーションを提供している。

      off-season

      この基本的なデザインの問題の他にも、多くのショッピングサイトやアプリで、小さなユーザビリティの問題が存在する。

      単独では大きな影響をもたらすわけではないが、少しづつコンバージョンを蝕み、全体として、モバイルコマースをフラストレーションの溜まる体験にしてしまう。以下に、調査で明らかになったモバイルコマースの欠陥の中から、特に多く見られたものを挙げていく:

      ナビゲーション要素の混乱を招く用語はフラストレーションをもたらす

      スマートフォンのスクリーンはとても小さいため、利用するワードは、慎重に検討する必要がある。

      このポイントは、余分な情報を掲載するスペースがあるデスクトップよりも、モバイルにおいて、とりわけ重要になる。全てのユーザーに浸透していない用語を使って、店の売り場や製品のタイプを説明しようと試みる会社がある。

      下の例では、ある洋服のメーカーは、大半の消費者に馴染みのない製品カテゴリーを用いている。テストで、ブーツを探すよう求められたユーザーは、メニューを見た途端、完全に身動きが取れなくなっていた。

      Confusing Terminology

      顧客が全員理解しているメニューを利用する必要がある。

      このサイトの場合、中核となる顧客以外のビジターは、近寄りがたさを感じる。

      教訓: ターゲットの消費者を深く理解し、自分の言葉ではなく、消費者の言葉を利用すること。

      ナンバーパッドは便利な時に使ってもらえない

      データをモバイルデバイスに入力するのは、面倒だ。

      一般的に、入力する情報が多ければ多いほど、購入プロセスを諦める人は増える。そのため、郵便番号を入力すると、州と市が自動的に表示される等のタップ数を減らす手法が頻繁に用いられている。

      下の例には幾つか問題がある。左側のスクリーンでは、自力で市と州を入力した後、郵便番号を入力する構造になっている。つまり、ユーザーの作業を楽にする機会を既に逸していることになる。

      Number Pad Makes No Sense

       

      この類の矛盾は、モバイルに関して、体系的な検討が行われていない何よりの証拠である。ユーザーテストでは、このようなミスが、ユーザーに大きなフラストレーションを与えることが判明している。

      タップ不可能なアイテムはモバイルユーザーを混乱させる & イライラさせる

      スマートフォンとタブレットのインターフェースは、直接操作のコンセプトをベースにしている。ユーザーが変更を望むスクリーン上の情報は、通常、タップ、または、スワイプして、編集することが可能である。モバイルデバイスのユーザーは、このタイプのインターフェースを期待する。

      モバイルコマースを運営する会社は、タップすることが出来ない情報を提供し、この原則を破っていることがある。

      ユーザーが変更したいなら、PCのサイトのように、戻るボタン、または、何らかのナビゲーションツールを使うと考えている。しかし、モバイルユーザーは、ナビゲーションのボタンを見過ごすことが多く、タップしても何も起きないと、ストレスを感じる。

      下の例は、あるモバイルショッピングサイトの会計プロセスであり、ユーザーは請求先の住所を編集しようと試みている。ユーザーは何度も住所をタップしたり、上、下、左、右にスワイプするものの、何も起こらない。

      Untappable items

      請求先住所を変えるにはどうすればいいの?

      とりわけモバイルデバイスでは、画像スライダーはコンバージョンに大打撃を与える

      画像カルーセルはコンバージョンに大きなダメージを与える

      モバイルでは、より大きな問題をもたらす。テストを行うと、PCのウェブサイトの画像カルーセルをそのままモバイルでも利用するサイトに頻繁に遭遇する。モバイルデバイスでは、テキストは小さく表示され、また、画像は混雑した印象を与えてしまうため、見にくい。

      また、モバイルのカルーセルをサイトのナビゲーションを補うアイテムとして利用するサイトも多い。小さな画面のナビゲーションの構造にはフットしないPCサイトの機能が幾つかあるため、カルーセルと重なってしまう。

      サイトのメインメニューを通じて、ナビゲーションが行われると推測する顧客は、当然混乱する。

      Slider Carousels cause confusion

      PCのサプライズ

      PC向けのサイトでアイテムを閲覧する選択肢をモバイルユーザーに与えると、プラスに働くことが調査によって判明しているものの、他に選択肢を用意せず、警告なしで、PCのサイトを無理やり見せるアプローチは、有効ではない。

      モバイルデバイスでPC版のサイトを読み込むと、テキストは小さく表示され、そして、ページをピンチ & ズームすることが難しくなるため、通常、ユーザーは、驚き、そして、フラストレーションを抱える。高速道路を走っていたら、アスファルトが、急に砂利道になってしまうようなものだ。

      これは、PCサイトをモバイルでの利用にフォーマット変換する際に、レスポンシブデザインに依存している際によく発生する問題である。レスポンシブデザインは、何もしないよりは良いが、闇雲に用いるべきでもない。位置を変えるのではなく、完全にデザインを変更するべきかどうか、良く考える必要がある。

      mobile store locator

      右の例では、国際配送に対するモバイル形式のページが提供されていない。しかし、ユーザーをいきなりPC版のページに導く代わりに、メリットとして、この機能を提案し、同時にコンピュータ用にフォーマットされたページが表示される点を警告している。

      教訓: 全てのスクリーンをモバイルを考慮して見直すこと。それが出来ないなら、いきなりPC版のページに導く前に、少なくとも警告を行うべきである。

      メニューが意味不明 & ナビゲーションを混乱させる

      大半のオンラインストアは、カテゴリで整理した、製品のリストで構成されている。このアプローチは、理にかなっているように思える。それでは、カテゴリーをリストアップする一連の階層のメニューを介して、ユーザーに移動してもらうことは出来ないのだろうか?

      残念ながら、弊社が実施したテストでは、階層が2段階を超えるメニューのシステムを用いると、ユーザーは混乱してしまうことが明らかになっている。比較的短いメニューのリストであっても、見慣れない用語が含まれている場合、ユーザーは困惑する。

      Poor Mobile Menu Vs Nice Mobile Menu

      上の例では、左側の家電製品のサイトは、製品を論理的なカテゴリーで並べる試みを行っている。しかし、関連する製品の用語の迷宮と化し、大半のユーザーはナビゲートに苦戦する。

      このメニューの構造を右側のサイトのメニューと比べてみよう。上下を指す矢印が、カテゴリーを拡大するために用いられている(右に向かう矢印を用いると、画面が右に動くと推測するユーザーがいる)。

      左側のサイトのメニューは迷路、そして、右側のサイトのメニューはデパートの階を移動するエレベータと例えることが出来る。右のサイトは、何もかも説明しようと試みるのではなく、製品の幅広いカテゴリーを移動してもらっている。

      検索 & 絞り込みの選択肢が多過ぎる、重複する、正確性に欠ける & 混乱を招く

      モバイルコマースサイトをデザインする際に、最も難しい作業の一つに挙げられるのが、ナビゲーションの構造である。

      コンピュータの比較的大きなスクリーンでは、一度に複数のナビゲーションツールを表示することが可能だ(例えば、売り場のメニューや絞り込みの選択肢を同じスクリーンに配置することが出来る)。一方、モバイルでは、このような機能は、通常、別のスクリーンに表示される。そして、弊社のテストでは、ユーザーはツールをなかなか見つけられないことが分かっている。

      また、言い回しに関する問題も頻繁に発生している。たとえ開発者が、ボタンや機能に対して、伝わりやすい名称を選んだとしても、ユーザーが同じように理解するとは限らない。あるいは、ユーザーが検索機能を使って、特定の用語を検索するものの、在庫のアイテムが別の用語でタグ付けされているため、検索結果に反映されないケースもある。

      トミー・ウォーカーが、サイト検索の問題 & デスクトップでの効果的なサイト検索のデザインを詳しく検証しているが、モバイルデバイス特有のその他の欠点により、この問題は悪化してしまう。

      filter problems

      例えば、上のサイトは、重複するナビゲートの手段を多数提供している。左上に検索ボタン(虫眼鏡)があり、Pants & Denimuの隣に「Shopボタン」と「+ボタン」、そして、「Shop by」ボタンと「Sort by」ボタンが乱立している。

      テストを行った結果、ユーザーは、この5つの選択肢に困惑していることが明らかになった。1つか2つ試すものの、すぐに欲しい情報を見つけることが出来ない場合、諦めてしまう。

      モバイルサイトの検索は強力であり、是非、活用してもらいたい。eConsultancyが実施した調査によると、モバイルサイト検索を優先している会社は7%に過ぎないようだ。

      Mobile Isn't A Huge Priority

      しかし、Googleの調査では、モバイルフレンドリーなサイトの場合、顧客の67%は購入する可能性が高いことが明らかになっている。

      67 of Customers Report Being More Likely To Buy A Product When Site Is Mobile Friendly

       

      慎重にサイトをテストして、ユーザーが最も慣れている用語を見つけ出す試みは、この問題の解決に役立つ(例えば、「ソートする」よりも「絞り込む」の方が分かりやすい)。

      複数の関連する機能を一つのボタンにまとめ、ユーザーが誤ったボタンを押すことがないようにする手法も有効である。

      例えば、絞り込みと分類を1つのスクリーンで組み合わせて、「絞り込み」ボタンを介して、アクセスさせているモバイルのショッピングサイトを見たことがある。これしか選択肢がないため、ソートしたいユーザーも「絞り込み」ボタンをタップする可能性は高い。

      まとめ

      今回の投稿では、モバイルコマースサイトによく見られるユーザビリティの問題を紹介した。しかし、サイト、そして、マーケットは、それぞれ異なる特徴を持つ。特定し、徐々に絞り込んでいく必要のある小さなユーザビリティの問題は、無限に存在すると言っても過言ではない。

      このプロセスは、デスクトップでは数年を要した。モバイルでも同じように時間がかかると考えられる。我慢し、積極的にテストを実施して、ユーザーが動けなくなる場所、そして、その理由を正確に理解しなければならない。

      モバイルコマースアプリを作っている場合、テストの実施は、尚更重要である。App Storeでは、リリース初日であっても、パフォーマンスが芳しくないアプリには、レビューのセクションで容赦ない罵声が浴びせられる。可もなく不可もない作品をリリースし、繰り返し修正を加えるのではなく、最初から優れた製品を立ち上げるべきだ。

      そのためには、リリースする前に、大量のテストを実施しなければならない。ウェブ開発においては、「早くリリースして、修正を繰り返す」方針が浸透しているが、モバイルでは、「テストを行い、リリースする前に修正を繰り返す」が鉄則である。

      この記事で紹介した例は、テストの実施に資金面で協力してくれた会社の許可を得て、再現したものだ。結果を共有してくれたBloomreachに参加する。 また、UserTestingのその他の匿名を希望するクライアントからも画像を提供してもらった。パート 2では、モバイルコマースの最前線を取り上げる — テストで判明した、モバイルのコンバージョンにとどまらず、Eコマース自体を根本から変える可能性を秘めたトレンドを紹介する予定だ。


      この記事は、ConversionXLに掲載された「How To Make Mobile Convert: The Most Common Mobile Store Mistakes」を翻訳した内容です。

      読み応えがありすぎる充実の記事でした。私も会社でECサイトを幾つか運営していますが、なんとなく「スマホ経由のコンバージョンが低いのはリサーチ目的が多いし仕方ない」と割り切って逃げていた側面もあるのですが、この記事を読んで改めて改善できる点は改善していこうと思いました。一度じっくり時間を取ってできることを考えてみたいですね。 — SEO Japan

      スタートアップ経営のほとんど辛い9つの現実

      10年以上スタートアップのコンサルティングに関わってきた筆者がついに自ら起業した経験を元に、改めて自分自身でスタートアップ経営を当事者として体感した上での苦しみを告白してくれた貴重な記事を今回はご紹介。最近、スタートアップに関して考える機会が多くあった私ですが、色々と共感できる部分が多くありました。 — SEO Japan

      私は2012年の秋にFoundersuiteの設立に取り掛かり、2013年の早い段階で、MVP(Minimally Viable Product: 最低限の利用可能な製品)をリリースした。このMVPを立ち上げる前に、私は最高財務責任者/取締役/事業開発担当者として、スタートアップのコンサルティングに10年間に渡って携わってきた。そのため、初めてのスタートアップのCEOが、どのようなものになるのか、ある程度、理解しているつもりであった。

      しかし、実際には何も分かっていなかった。以下に、私が思い描いていた期待と大きくかけ離れていた8つの現実を挙げていく。car bump

      1. 顧客のニーズの特定は、製品とマーケットをフィットさせる闘いのほんの一部である

      私はリーンスタートアップモデルを好み、我が社は、「人々が求めるものを作る」ことに力を入れている。しかし、顧客のニーズを特定し、ニーズに対するソリューションを作り出す取り組みは、スタートアップの仕事のほんの一部に過ぎない。その他にも、利用への大量の小さな抵抗と障害を排除する作業が存在し、この作業自体、果てしなく続く。

      例えば、Foundersuiteでは、Investor CRMを、投資家の会話を記録するツールとしてリリースした — これは、事実上、資金調達の「混沌とした状況に秩序」をもたらすツールと言える。Investor CRMは、AngelList、LinkedIn、Google Calendar等のAPIを用いて構築された良質なツールであり、ユーザーが初めに登録した際は、多数の前向きなフィードバックが寄せられた。しかし、継続的な利用に関しては、沈滞気味であった。

      1-1の電話調査を行うまで、多数の利用の「障害」に私達は気づかなかった — 例えば、大勢のユーザーは、エクセルでターゲットのインベスターを既にリストアップしていた。そのため、インポート機能が必要であった。また、CRMは空の状態であり、何をすればいいのか分からない、と言う声もあった。そこで、間もなく、CRMを投資家の「スターターパック」で事前に埋める予定である。これは継続的な取り組みではあるが、幸いにも、大きなハードルや抵抗を排除する度に、利用が大幅に増える。すぐに満足感を得られる点は大きい。

      2. (少なくとも最初は)誰にも注目してもらえない

      「優れた製品は市場を作り出す」と言う偏った考えを持つ起業家は多い。これは嘘っぱちだ。MailboxやPebbleのような、生まれながらにして既にバイラル化した製品は幾つか存在する。しかし、これは極端な例外であり、標準から大きくかけ離れている。大半のスタートアップは、たとえ優れた製品であっても、注目してもらうために、必死でアピールしなければならない。数年前、Xobniの設立者達が、この点を巧みに表現していた: 「誰もその浅はかなスタートアップのことなんか気にしていない。」

      もちろん、自分達は特別だと考えていた。すぐにバイラル化させることが出来ると信じていた。Foundersuiteは、スタートアップ用のソフトウェアを作る会社だ — 注目に値するはずである。リリースした瞬間に、爆発的な勢いでユーザーを獲得していくはずだ

      Launch.coでデビューを飾り、VentureBeatで取り上げられると、割と多くのスタートアップに利用してもらえた。しかし、急激な成長は一時的なものであり、大半のスタートアップと同様に、がむしゃらに仕事をこなさなければいけなくなった — 事業を徐々に拡大し、宣伝を強化し、ポール・グラハムが提唱する拡大することが出来ない取り組みに励む必要があった。

      私達の場合、インキュベータ、シェアオフィス、ハッカソン等と配信提携を結ぶ必要があった。これは、人と人が触れ合う、長期的な販売関係を築く取り組みであるものの(平均で、契約を結ぶまでに、2-3ヶ月かかる)、今後の成長の強固な基盤になる取り組みだと私達は確信していた。

      3. 初期のエバンジェリストは後のエバンジェリストよりも2倍– いや3倍の価値がある

      Airbnbのブライアン・チェスキーCEOが、「100万人が割と好むモノよりも、100人が愛するモノを作る方が良い」と言う名言を残している。これは素晴らしいアドバイスである。しかし、私達は、早い段階で「支持者」を増やすことに、十分に時間と労力をつぎ込まず、代わりに、ページビュー等の価値のない基準ばかりに気を取られていた。

      なぜ、このような初期の熱狂的なユーザーは、そこまで重要なのだろうか?理由の多くは明らかだ: 他の人達に紹介する傾向があり(タダで宣伝してくれる)、製品に関する有益なフィードバックを与えてくれるためだ。しかし、初期のファンの価値が3倍に値するの理由は、敗北を喫する度に(意外と頻繁に発生する)、その前向きな言葉によって、前に進み続けることが出来るためだ。きっと、この世には、フィードバックの妖精が存在し、前向きな、勇気を与える言葉を発するタイミングを教えているのだろう。

      今度スタートアップを立ち上げる際は、業務時間の75%を初期のエバンジェリストとの交流に当て、知り合いになり、満足させる取り組みを本気で行う。現在、遅れを取り戻そうと必死でもがいている。

      4. 興味を持たない人もいる

      辛い現実に向き合う必要がある。自分自身/会社/製品を好きになってもらいたい人達の大半は、単純に好きにならない。 コンサルタントをしていた頃は、クライアントとの親密な関係を楽しみ、新たな問い合わせの75%以上を一貫して契約に結び付けていたため(恐らく、既に適格な会社が、推薦されていたことが要因)、この現実に私はショックを覚えた。

      しかし、コンサルティングビジネスの売り込みと、SaaS製品の売り込みは、大きく異なり、失敗/拒否のレベルに慣れるまでに、割と時間がかかった。Foundersuiteでは、提携/事業開発の取り組みにおいて、25 – 30%の確率で成功させるのが、やっとである。もっと分かりやすく言うと、配信契約の締結を求める際、10回のうち7回が、失敗に終わる(全く反応がないことの方が多い)。

      私は、契約を勝ち取ることに固執する傾向があるため、最初のうちは、慣れるのが大変だった。何度も挫けそうになった。事実、提携に関する話し合いを数ヵ月に渡って行ってきたパロアルト市のインキュベータがいた(しかも、前向きな話をしていた)が、突然反応がなくなり、奈落の底へと落とされたような気分を味わった。

      粘り強さは、起業家にとって、重要な資質だと理解しているものの、ある時点で、契約が実現しないことを自覚しなければならない。要するに、「契約に固執する姿勢」が会社全体に害を与えることがないように注意する必要がある。

      5. 満杯の販売ファンネルは万能薬

      4番目の問題に対しては、販売、または、事業開発のファンネルの上部を、顧客候補で溢れる状態を維持することが最も効果があると私は学んだ。つまり、多ければ多いほど良い。事業開発の取り組みをデートのように考えるようになった。デートと同じように、顧客候補/パートナーはとても多く、一生のうちにアタックすることが可能な人数は限られている。つまり、興味を持ってもらえない相手を追いかけるのはやめて、すぐに次の相手の説得に取り掛かるべきである。踏ん切りをつけると、再び向こうの方からアプローチしてくることもある(嬉しいサプライズ)。

      6. 製品を売るな — ユーザーが製品を使って出来ることを売れ

      これは、スティーブ・ジョブズの受け売りであり、毎日、頭の中に叩き込んでいる教訓である。この名言には、様々な位置づけとニュアンスがある: 機能ではなく、メリットを売り込め、「何」や「どのように」ではなく、「なぜ」を売れ。

      アシュトン・カッチャーが主演した映画、Jobsの意欲を引き出すセリフに全て集約されている:「誰でも優れた製品を作ることは出来るのかもしれません。しかし、自分が売っている製品の方がさらに優れていることを消費者に納得してもらう必要があります。我々はコンピュータを売っているのではありません。我々が売っているのは、コンピュータを使って出来ることを売っているのです。これは、心を動かすツールです。そして、紳士淑女の皆さん、このツールに限界はありません。なぜなら、人は、何かをさらに活用することが出来ると、そして、どんな夢だって実現することが出来ると、これからも信じていくからです。そこに到達するために、Macが皆さんの背中を押すのです。」これだけで十分だ。

      7. 「ソートリーダー」はスーパーモデルのような存在 — 味方になってもらえれば百人力、しかし…

      Foundersuiteの当初のマーケティング計画では、クリス・ディクソンが「ボーリング戦略」と呼ぶ戦略を少し変えたアプローチを基盤としていた — テクノロジー業界のインフルエンサーとソートリーダー(新たな考えを示すことが出来る人達)に製品を利用してもらえれば、多くのスタートアップが、先例に従う、と言うものだ。理論的には素晴らしい戦略だが、ポール・グラハム等の人物に製品を試してもらい、使ってもらい、そして、認めてもらうのは、本をオプラ・ウィンフリーに紹介してもらうほど成功する確率は低い。 要するに、実現する可能性はゼロに近い。確かに、私達は、TechStars、Launchrock、そして、Startup Weekend等の優れたサイトと提携を結ぶことに成功したが、それまでには、数ヶ月間に渡って、しつこく呼び掛け、お願いし、求め続けたプロセスがあった。ソートリーダーには、このような要請が大量に寄せられており、ホワイトノイズでしかない。

      そのため、騒ぎに加わるのではなく、ノイズが遥かに少ないスタートアップのエコシステムの領域で、接触を始めることにした。私達は、アトランタ、ピッツバーグ、インディアナ、ハンガリー、そして、オーストラリア等の場所で、インキュベータ、ハッカソン、そして、シェアオフィスに声を掛け始めたのであった。数十、いや、数百もの地域で、スタートアップ用の生産性向上ツールを必要とする起業コミュニティが存在する。私達の製品を求めるニーズは本物であり、利用するスタートアップが右肩上がりに増えていった。「極上のパートナー」を追う取り組みは、スキップした方が良いことを私は学んだ — スーパーモデルとデートするようなものだ。お金も時間もかかり、実際にデートしてもらっても、苦労するだけである。その代わりに、実際に自分のことを求めている相手に狙いを絞るべきである。

      8. 製品の開発は思っていた以上にスゴく楽しい

      今後生まれ変わったら、プロダクトマネージャーになりたい。元々いたプロダクトマネージャーが自ら製品を立ち上げるために退社したため、強制的にプロダクトマネジャーの職務も兼任することになるまで、この仕事の面白さが分からなかった。

      アイデア -> プロトタイプ -> フィードバック -> 繰り返し -> 利益の回収を行うプロセスを見事に完了させる取り組みには、やりがいがあり、満足感を得られることに気がついたのであった。病みつきになったと言っても過言ではない。スロットマシンで勝つのと同じような喜びを得られるのだ。

      9. 嬉しいサプライズがある

      ここまで読んで頂けたのなら、私が得た教訓のほとんどが、失敗を受け入れる、あるいは、障害や拒否を乗り越える点に関連していることに気づいたはずだ。しかし、嬉しい教訓もあった — (時折、赤の他人から)気持ちが晴れ晴れするようなサプライズを得られることがある。この記事を作成している最中に、Foundersuiteのユーザーから、Startup WeekendのOrganizerに対して、Facebookでべた褒めのレビュー/提案を行ったことを伝えるEメールが届いたばかりだ。

      つまりは、自分の意思で、トータルで、数百、数千の起業家、そして、顧客候補に接触する力を持つ人達に売り込んでくれたのだ。感動した。しかし、それほど稀ではない…好奇心をそそる取り組みを、適切なモチベーションを抱いて実施していれば(私達の場合は、起業家の方々が成功するお手伝いをする)、ユーザーに支えてもらえる。この関係は、素晴らしいの一言に尽きる。

      それでは、皆さんの幸運を祈りながら、ここでペンを置くことにする。最後まで読んで頂いたことに、感謝の意を表したい。

      この記事は、FounderSuite.comのネイサン・ベコードによるゲスト投稿である。


      この記事は、OnStartupsに掲載された「Expectations vs. Reality: 8 Lessons From The First Year As CEO」を翻訳した内容です。

      私は15年以上前、コンサルも何もなしにいきなり起業の世界へ飛び込み現場で数々の失敗を重ねて学んできた人間ですが、どれも昔を思い出すというか、今でもリアリティを感じる内容ばかりでした。やはり自身の経験を元に語られる内容の重みは感じます。そんな中、「製品を売るな — ユーザーが製品を使って出来ることを売れ」という一言は衝撃的でした。今後の個人的名言として毎日思い出したいと思います。しかしここでもスティーブ・ジョブス。。。恐るべし。 — SEO Japan

      急成長するリターゲティング市場に関する最新調査

      この数年で日本でもすっかりお馴染みとなったリターゲティング広告。リターゲティング市場でも日本を先行してきた米国の最新状況をレビューした記事を今回は紹介します。 — SEO Japan

      Chango SOTI 1 New Data: Retargeting Industry Facing New Challenges as Growth Continues

      リターゲティングは、成長を続けているが、新たな難問に直面しつつある。これは最新のChango/Digidayによる調査によって得られた見解だ。この調査では、400名のメディアバイヤー、エージェンシーの重役、そして、ブランドの重役に対して、どのようにリターゲティングを利用し、どのように成果を計測したのか尋ねている

      この業界の関係者にとって幸いだったのは、リターゲティングの予算が増え続けており、オンライン広告の支出の大部分を占めるようになりつつある点である。

      また、この調査は、ブランドの49%、および、エージェンシーの68%が、ディスプレイからリターゲティングに予算を移し始めている点も明らかにしている — リターゲティングの大半が今も尚ディスプレイ広告をベースにしている点を考慮すると、当然の結果だと言えるだろう。 エージェンシーの10%とブランドの9%は、リターゲティング専用の予算を用意しており、リターゲティングが、マイナーからメジャーな存在へと脱皮しつつあると言える。

      大半のブランドとエージェンシーは、サイトリターゲティング(88%)と検索リターゲティング(65%)を実施している。しかし、クリエイティブリターゲティングを実施しているのは、エージェンシーの33%とブランドの22%のみである。因みに、利用しているツールとしてEメールリターゲティングを挙げたのは、回答者の25%のみであった。

      Chango SOTI 4 New Data: Retargeting Industry Facing New Challenges as Growth Continues

      リターゲティングが成長を続ける理由について、様々な説明が出来るものの、単純に、リターゲティング業界が、成果の計測を改善させている点を挙げることも可能である。リターゲティングが生まれて間もない頃は、クリックスルーに依存していた — この計測基準は信頼できないこともある — しかし、現在、回答者の57%は、クリックスルーとビュースルーのアトリビューションを組み合わせて利用していると明らかにしていた。ビュースルーはクリックしたかどうかに関わらず、オンライン広告を見た後コンバートしたユーザーの人数を計測する。

      リターゲティングが、最先端のテクノロジーに根差していることを考慮すると、目的に関して、保守派による利用が進んでいる状況を示唆する調査結果は、意外な気がする。事実、大半のブランドやエージェンシーは、新たな顧客の獲得、ブランドアウェアネスの構築、または、直接的な収益の獲得のみに利用している。

      しかし、大胆な行動を取っている会社も存在する。ブランドの11%、そして、エージェンシーの7%は、競合者の顧客を獲得するためにリターゲティングを利用していると答えていた。

      この調査の総括として、日産のインタラクティブ & ソーシャルメディアマーケティングを統括するエリック・マークス氏は、日産が有料征服戦略を追求する決断を下した理由を明らかにしている。

      「コストが嵩むことは間違いない。リターゲティングのメッセージを送ると、邪魔になってしまいがちだが、これは試行錯誤の取り組みの一環だ。我々はトライすることを望んでいる。現時点では、この試みを行っている企業は少ない。そして、現時点では、リターゲティングの効果を我々は信じている」とマークス氏は述べている。

      征服戦略の他にもリスキーな取り組みは存在する。最もリスクが高く、そして、最も刺激的で、最も今後のポテンシャルが高い取り組みは、モバイルで発生している。回答者の8%は、モバイルリターゲティングで目標を達成することに「大いに成功している」と答えていた。 29%は「成功している」、そして、45%は「ある程度成功している」と答えている。

      リターゲティング業界は、モバイルに信頼のおけるクッキーが欠けている短所を回避する方法を探しており、今後もモバイルリターゲティングは、難問としてマーケッターの前に立ちはだかるはずだ。しかし、面白いことに、FacebookのFBXやTwitterのTailored Audiences等、ソーシャルメディアのアドエクスチェンジ経由のリターゲティングは、この短所のソリューションとして台頭している(特定のプラットフォームにログインしている限り、デバイスに関わらず、ユーザーに狙いを定めることが可能)。

      「今まで以上に有料ソーシャルキャンペーンを実行する方法が増えつつあるため、モバイルリターゲティングの重要性は高まってきている」とThe Media Kitchenのバリー・ローウェンタール氏は指摘している。

      2012年の9月にローンチされたばかりにも関わらず、バイヤーの67%が現在FacebookのFBX エクスチェンジをリターゲティングに利用している点は、注目に値すると言える。一方、FBXのデビューの1年後に登場したTwitterのTailored Audiences エクスチェンジは、巻き返しを図ろうとしている。それでも、バイヤーの38%がTwitterのエクスチェンジを既に試したと明かしている。

      Chango SOTI 5 New Data: Retargeting Industry Facing New Challenges as Growth Continues

      今後、恐らく、ソーシャルエクスチェンジにおけるモバイルリターゲティングの信頼性を脅かすテクノロジーが台頭することになるだろう。今回紹介したChango/Digidayの調査は、エクスチェンジが、そして、この業界全体が、今も成長段階にある示唆している。


      この記事は、Convince & Convertに掲載された「New Data: Retargeting Industry Facing New Challenges as Growth Continues」を翻訳した内容です。

      リターゲティング広告の専門家ではない私ですが、日常的に各事業でリターゲティング広告を活用しその効果も感じています。市場が成長している米国の動向には納得ですが、大企業やブランドによる利用が思った以上に進んでいるようですが、さて日本は今後どのように利用が進んでいくのでしょうか。 — SEO Japan

      夫の小遣いは守られた?増税後のお財布事情を可視化したインフォグラフィック

      「保険の窓口インズウェブ」を運営するSBIホールディングス株式会社が、お金の使い方について8%への消費税増税前と、増税後にそれぞれ同じ質問をした調査結果をインフォグラフィックで公開しました。増税は、一般家庭のお財布にどのような影響を与えたのでしょうか? — SEO Japan

      みんなの家計はどうなった?消費税増税後のお財布事情2014

      夫の小遣いは守られた?増税後のお財布事情を可視化したインフォグラフィック※画像をクリックすると「保険の窓口インズウェブ」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

      自動車保険に加入している保険の窓口インズウェブの利用者を対象に、4月の8%への消費税増税が家計にどの程度影響を与えているのかを調査したところ、増税前は「増税に伴い、夫の小遣いを減らす予定」だった家庭が全体の半数近くを占めていましたが、増税後、実際に「夫の小遣いを減らした」家庭は全体の6.8%にとどまりました。支出が増えるのにお小遣いを減らされてしまった6.8%の方には同情しますが・・・多くのお父さんのお小遣いは守られたようです。

      その他の調査結果を見ても、増税前に予定していたよりも実際は節約しなかったという意見が多いという結果になりました。

      みんなの家計はどうなった?消費税増税後のお財布事情2014(保険の窓口インズウェブ)
      ※本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

      増税から5ヵ月たった今、その効果や影響をめぐる議論が連日メディアで取り上げられていますが、一般家庭の感覚では「思ったよりも家計への影響が少なかった」感じている人が多いようです。– SEO Japan

      Googleの最新動向よりも大事なSEOの基礎5箇条

      ペナルティ警告連発によるリンクSEOの終焉からハミングバードアップデート、オーサーシッププログラムの終了まで激動のSEO業界、コンテンツマーケティングが注目されてはいますが、今だから見直したいSEOの基本をまとめた記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

      最近、新しいデジタルマーケティングチャンネルが続々と登場している — このようなツールは、イノベーションに優れ、刺激的で、テストしたくなるものの、パフォーマンスを高めるSEOの基礎の徹底を疎かにしてしまうこともある。自然のクリックスルー率(CTR)が良い例だ。

      単純にページのタイトルを調整するだけで、ランディングページに到達していた2%の消費者を20%に増やすことが出来る。しかし、自然なCTRは、複数の要素の影響を受ける。それでは、コントロールすることが可能な5つの要素を確認していこう:

      1. 検索エンジン結果ページ(SERP)のランキング

      マーケッターなら誰もが1ページ目の自然のランクを狙う。しかし、1位と2位、もしくは、1位と6位の間に、大きな違いはあるのだろうか?

      Nielsen Norman Groupが実施した調査によると、ウェブユーザーは、F字型のパターンでスクリーンを見ており、80%の時間において上半分の情報に目を通しているようだ(スクロールすることなく見ることが可能な部分 — 通常はランキングの1位から5位)。

      このデータを参考にすると、検索エンジンのユーザーは、最初に、そして、より頻繁に上半分に掲載されるランキングを見ていることになる — さらに、移動の習慣により、上半分に掲載されたリスティングをクリックすると推測することが出来る。

      その上、Catalystが2013年に行ったGoogleのCTRに関する調査では、平均で1ページ目の自然のクリックの83%は1位から4位に集中することが判明していた。

      このように、1ページ目にランク付けされると、より多くのユーザーに見てもらう上でプラスに働く点は明白であり、トラフィックを大幅に増やすためには、上半分にランクインする必要がある。

      Google_Desktop_CTR

      パフォーマンスを高めるためのアドバイス:

      • より多くのCTRをもたらす効果があるため、検索結果ページのなるべく上位(上半分)にランク付けしてもらえるように努力しよう。
      • eコマースの非有料戦略をコンテンツを基に情報を作り出す取り組みに集中させよう。インフォメーショナルな検索クエリ(情報を求めるクエリ)に対するSERPのリスティングの上半分は、混雑度が割と低く、ユーザーの注目/クリックを獲得することが可能な確率は高くなる。

      2. タイトルタグ

      タイトルタグはウェブページ(または、その他のタイプのウェブ文書)のタイトルを明示する。タイトルタグは、SERPで青いリンクとして表示されるテキストであることが多い。

      ページのタイトルは、検索エンジンのユーザーが、SERPでページをクリックするかどうかに大きな影響を与え、また、自然なCTRのパフォーマンスを左右する力を持っている。そのため、時間を割いて、慎重にタイトルタグを作成してもらいたい。

      以下に、The Boston Calendarが作成した良質なタイトルタグを例として掲載する。このタイトルタグが優れている理由を検証していこう:

      Boston_Calendar

      • このタイトルは、ターゲットのキーワード(boston calender)をタグの先頭付近に配置している。これは、ユーザーの注目を集める上で効果的であり、また、ランキングを若干押し上げる効力もある。
      • このタイトルは45文字であり、省略される可能性は低い。Googleは、通常、65文字を超えるとタイトルのスニペットを省略する。
      • タイトル内の複数のワードが、ユーザーのクエリと一致する — その結果、SERP内で太字表記される。
      • タイトルがブランドの「トーン」と一致している。これは、マーケティングのチャンネル全体で一貫したメッセージを送る効果がある。
      • テキスト「events that don’t suck」(参加して損をしないイベント)は、感情を刺激し、関心を生み出す。

      パフォーマンスを高めるためのアドバイス:

      • タグを作成する際は、文字数、利用するワード、そして、クエリのマッチングに力を入れよう。
      • 自然なクリック数を増やすため、ふさわしく、クリックしたくなるようなタイトルを意識して、調整を行おう。ただし、自然のランキングに影響を与える可能性があるため、ターゲットのキーワードは排除するべきではない

      3. メタディスクリプション

      メタディスクリプションは、ユーザーが、実際にページを見る前に、コンテンツの内容を理解することが出来るようにするアイテムである。直接自然な検索ランキングに影響を与えるわけではないが、ユーザーがクリックしてウェブサイトにアクセスするかどうかの判断に大きな影響を及ぼす。そのため、特に重要度の高いページには、必ずメタディスクリプションを用意してもらいたい。

      メタディスクリプションを無料広告と考えることも出来る — 事実上、SERPにリスティングが表示される度に、メッセージを送る機会を得られるためだ。ただし、Googleが、SERPのスニペットにメタディスクリプションを表示せずに、公開されているデータ等のソースを、ページのコンテンツに利用する可能性がある点を頭の片隅に置いておこう。

      Wicked Wine Candlesのメタディスクリプションを見てみよう。このメタディスクリプションの長所について考えていこう。

      Wine_Bottle_Candles

      • このメタディスクリプションは、ターゲットのキーワード(wine bottel candles)を盛り込んでいる。これはユーザーのクエリと一致しており、太字で表示されている。
      • 154文字であり、メタディスクリプション全体が表示されている。Googleは、通常、160文字を超えるメタディスクリプションを省略する。.
      • このコピーは、同社のスタイルおよびトーンを維持しつつ、製品の説明を行っている。
      • コールトゥアクションが、ホリデイシーズンの無料配送の宣伝に言及している。

      パフォーマンスを高めるためのアドバイス:

      • ページのメタディスクリプションを作成する際は、文字数、利用するワード、クエリのマッチング、そして、コールトゥアクションを慎重に検討しよう。
      • 年末年始等の特別な時期やピークの販売期間には、より妥当な内容になるように、メタディスクリプションを調整し、また、今後のセールや製品の宣伝に言及しよう。
      • 有料検索を使って、広告のコピーを継続的にテストし、最も効果の高いコピーを特定しよう。

      4. URL

      URLもまたSERPのランキングの位置に影響を与える要素であり、その結果、CTRにインパクトをもたらす。2009年の8月、Googleは、アルゴリズムを調節し、SERPに表示されるサイトの階層(ブレッドクラムナビゲーション等)を作る仕組みを改善した(NewEgg.comの例を確認してもらいたい)。

      New_Egg

      リッチスニペットのマークアップ(特定のクエリを持つユーザーを支援することを意図した詳細な情報)が導入され、ウェブマスターは、URLのスニペットをより明確に表し、その一方で、SERP内でクエリに対するコンテキストを提供することが可能になった。

      例えば、下のWalmart.comのランディングページは、ブレッドクラムナビゲーションに対して、セマンティックマークアップを活用している。その結果、表示されるURLは、有益な情報を与え、また、クリック可能なナビゲーションの選択肢となる。

      Mechanical_Keyboards

      パフォーマンスを高めるためのアドバイス:

      • URLを作る際は、フォルダの構造、利用するワード、クエリとのマッチング、ブレッドクラムナビゲーションのスニペット等に注意しよう。
      • 良質なフォルダの構造、および、サイトの改造を用いて、ブレッドクラム等の標準的なナビゲーションツールを活用しよう。
      • 検索エンジンを意識して、ブレッドクラムの情報を用いてページをマークアップしよう。
      • 年末年始等の特別な時期やピークの販売期間には、クリスマスプレゼント等のタイムリーなコンテンツ専用のセクションを用意しよう。このセクションをメインのナビゲーションに加えてもらいたい。このセクションは、検索結果のURL内に表示され、クリスマス/タイムリーなアイテムを購入する意図を持つユーザーを引き寄せる可能性があるためだ。

      5. リッチスニペット

      リッチスニペットは、一時的なブームで終わることはなく、今後も、CTRを引き上げる上で活躍する。

      Googleはリッチスニペットを導入し、米国のメジャーな3社の検索エンジン(Google、Bing、Yahoo!)は、schema.orgを共にサポートすることを発表した — つまり、ウェブマスターは、メジャーな検索エンジンが認識する方法で、ページをマークアップすることが出来るようになった。

      事実上、ウェブサイトのオーナーは、HTMLのマークアップをウェブページに加えて、検索エンジンにページ上の具体的な要素を特定させ、場合によっては、この要素を検索結果に表示させることが出来る(Googleではリッチスニペットとして表示されることが多い)。Googleは、リッチスニペットを導入して以来、アルゴリズムを何度もアップデートしており、検索結果に表示されるリッチスニペットの数は増加の一途を辿っている。

      HTMLをマークアップすると、ランディングページが、検索エンジンのユーザーの注目を集める効果のあるリッチスニペットと共に、SERPに表示される可能性がある。多くの企業が、ウェブサイト全体で構造化データマークアップを既に導入している。

      例えば、下のOverstock.comのページは、ブレッドクラム、総合的な製品レビュー、そして、製品の価格を含む、複数の製品関連の構造化データマークアップでマークアップされている。

      Office_Star

      SERPでブランドを目立たせる効果が見込めるリッチスニペットとして、オーサーシップを挙げることも出来る。コンテンツを目立たせるだけでなく、ウェブで配信したその他のコンテンツを読者が見つけやすくする効果も期待できる。

      下に掲載したマット・カッツ氏のウェブサイトは、オーサーシップマークアップでタグ付けされている。オーサーシップにより、Google+の写真が検索結果に表示されている。

      Matt_Cutts

      パフォーマンスを高めるためのアドバイス:

      2014年を通じて、新しく、刺激的なデジタルマーケティングツールが、続々と登場するはずだ。是非、試してみてもらいたいが、まずはSEOの基本を抑えることに力を入れてもらいたい。CTRに対する徹底的な最適化を行うこともその一つである。機転を利かそう — 自分でどうにかすることが出来るCTRの要素に注目し、必要な調整を行っていくべきである。そうすれば、パフォーマンスにプラスの影響が表れるのではないだろうか。

      この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。

      この記事は、Search Engine Landに掲載された「Got SEO Basics? 5 Tips To Boost Your Organic CTR」を翻訳した内容です。

      オーサーシッププログラムは終了してしまいましたが、改めて基礎を確認できる良い記事だったと思います。Googleの最新動向を追うことも大事ですが、基本を忘れず大事にしたいですね。 — SEO Japan [G+]

      6,200万通のEメールを送信して学んだコンテンツマーケティングの活用法

      複数の人気ウェブサービス&ブログを運営する天才ウェブマーケッターが、とあるブログで6,200万通以上のメールを送信してきた中で得たメールマーケティングとコンテンツマーケティングとの関係とは。意外とその効果が無視されがちなメールマーケティングですが、もしかするとコンテンツマーケティング成功のヒントが隠されているかもしれません。 — SEO Japan

      email marketing

      私はQuick Sproutを2007年4月17日に開設した。それ以来、18万4291のEメールアドレスを取得し、そのうちの12万6443は今でもアクティブである。このブログを始めてから、実に62,619,592本のメールを送信してきた。

      随分多くのメールを送ったと思われるかもしれないが、実はそうでもない。ブログの投稿を書く度に、Eメールリストの登録者全員に送信している。また、毎週、Eメールリストの登録者全員にブログでは提供していないマーケティングに関連する情報を与えている。

      要するに、私はEメールを使って、コンテンツマーケティングの取り組みを拡大しているのだ。そこで今回は、62,619,592本のEメールを送信することで得た、コンテンツマーケティングの教訓を紹介していく:

      Eメールは大量のトラフィックをもたらす

      Quick Sproutが、6月、Eメールからどれぐらいのトラフィックの得ていたのか想像してもらいたい。なんと、Eメール経由のビジターは8万3493名に達し、ブログのトラフィック全体の16.25%に当たる。大したことはないと思うかもしれないが、ビジターの質が高いため、重要な意味を持つ。Eメール経由のビジターは、特に強い関心を持っている(後程、この点を裏付けるデータを提供する)。

      しかし、6月は、Quick Sproutにとっては、トラフィックが少なかった。なぜなら、ブログの記事のタイトルを考える作業に十分に時間を割かなかったためだ。そのため、その前の月と比べて、ブログパフォーマンスが落ちてしまった。7月に入り、私は新しい記事のタイトルを検討する作業に30分間を費やしており、Eメール経由のビジターは、10万9239名に達すると期待している。

      ブログに定期的にトラフィックを呼び込みたいなら、Eメールアドレスを集める必要がある。ポップアップを通じて、収集するアプローチは、最も効果が高い。ポップアップを嫌う人は多いことは百も承知だが、このブログを介して得たEメールアドレスの81%が、ポップアップを通して、集まっている。

      次に効果が高いのは、サイドバーのオプトインだが、ポップアップと比べると、効果は低い。あくまでも消極的にEメールアドレスを求め、尚且つ、大量のEメールアドレスを獲得したいなら、Hellobarの無料Eメール収集バーを利用すると良い。このバーをテストした際、Eメールの獲得率は約28%増加した

      Eメールはコメントを増やす

      6月、私のブログには3722本のコメントが新たに投稿された。そのうち、1860本は私が投稿したもので、残りの1862本は、読者の方々が投稿してくれたものだ。1862本のコメントのうち:

      • 209本は検索エンジン経由であった
      • 406本はソーシャルメディアサイトによってもたらされていた。
      • 581本は直接記事に投稿されていた。 /li>
      • 666本は、Eメールのトラフィックを経由していた。

      Eメールを介したトラフィックは、全体の16.25%のみであったにも関わらず、コメント全体の35.7%を占めていた。購読する読者が、とりわけ忠誠心が高く、没頭しており、そして、意見を持っている何よりの証拠だ。

      ブログのコメントを増やしたいなら、Eメールアドレスの獲得を検討する必要がある。コメントの数が多ければ多いほど、ウェブページに表示されるテキストは増え、その結果、検索エンジンから得られるロングテールのトラフィックは増えていく。

      Eメールはソーシャルメディアのシェアを増やす

      ソーシャルメディアのシェアを計測するのは、若干難しかった。ソーシャルメディアのボタンをクリックする回数を計測するのが、やっとであった。ソーシャルメディアの共有ボタンをクリックしても、投稿をシェアするとは限らない。それでも、シェアする意図を持っていることは明白だ。

      いずれにせよ、興味深いデータが得られたので紹介していく。6月、ソーシャルメディアのボタンは、6552回クリックされた。以下に、各チャンネルがクリックされた回数を挙げていく:

      • 検索エンジンによって1445回のクリックがもたらされた。
      • ソーシャルメディアサイトによって1488回のクリックがもたされた。
      • ダイレクトトラフィックによって1372回のクリックが記録された。
      • Eメールのトラフィック経由で2247回のクリックがもたらされた。

      ソーシャルメディアサイトからブログに来たなら、ソーシャルメディアのプロモーションボタンをクリックしてもらえる確率が高いと思う人は多い。私もその一人であった。

      絶対的な数値ではないものの、この考えは、正しいと言える。しかし、Quick Sproutでのソーシャルメディアボタンのクリック数に関しては、Eメールのトラフィックが、ソーシャルメディアサイトに勝っていた。ソーシャルメディアよりも、Eメールから3倍多くのトラフィックが寄せられていることが原因である。

      比率に関しては、ソーシャルメディアボタン全体の34.3%をEメールが占めていることになる。Eメール経由のビジターが、強い関心を持っていることが、コメントの多さからもうかがえる

      Eメールが収益をもたらす

      以前触れたことがあるが、Quick Sproutは赤字であった。しかし、Quick Sprout Universityのメンバーシップを販売することで、コストの一部を取り戻すことに成功した。

      そして、売り上げの大部分を占めていたのは、Eメールであった

      ブログの収益の44%はEメール、35%は検索のトラフィック、13%はダイレクトトラフィック、そして、8%はソーシャルメディアのトラフィックであった。

      私だけではない。Social TriggersI Will Teach You to Be Rich等のブログも収益の大部分をEメールで賄っている。なぜなら、Eメールの購読者は、より忠誠心が高いからだ。時間を割いてEメールアドレスを提供し、Eメールを読んでいるなら、有料の製品も楽しんでくれる

      結論

      コンテンツマーケティングの取り組みを最大限に高めたいなら、Eメールアドレスを集める必要がある。トラフィックの増加だけでなく、コメントの本数、さらには、製品を販売しているなら、収益の増加にもつながるからだ。

      Quick Sproutにおける最高の取り組みが、Eメール購読者の獲得であった。ブログを成功に導きたいなら、Eメールアドレスの収集を始めるべきだ。

      最後に皆さんの意見を聞かせてもらいたい。これからEメールアドレスの獲得に着手してみてはいかがだろうか?


      この記事は、Quick Sproutに掲載された「What Sending 62,619,592 Emails Taught Me About Content Marketing」を翻訳した内容です。

      SEO Japanもメール会員収集には取り組んでいませんので偉そうなことはいえないのですが 汗、サイト開設時から地道に取り組んでいれば今はそこそこの会員がいたかもしれませんし、ここに書かれているような活用もできたかもしれません・・・。ここに書かれている程の効果があるかはケースバイケースと思いますが、集客、エンゲージメント、コンバージョンどれも確実に効果はあると思います。新たにコンテンツマーケティングに取り組む方はメールマーケティングの同時活用も是非検討していただきたいですね。 — SEO Japan [G+]

      Googleの最新ランキングシグナル大全集

      常に進化を続けるGoogleですが、Googleの社員以上にGoogleのアルゴリズムに詳しいといわれるGoogle特許オタクのSEO by the Seaが最新のGoogleのランキングシグナル、つまり上位表示の要素についてまとめてくれた記事を。Google+視点で書かれておりソーシャル要素が中心となっていますが、オーソリティプログラム無き今、オーソリティ構築の観点からも重要な項目が目白押しです。 — SEO Japan

      最近、Googleのランキングシグナルをリストアップした長文の記事を数本読んだ私は、自分でもランキングシグナルに関する記事を書いてみたくなった。

      今回のブログの投稿では、7つ目までのシグナル、そして、8つ目の「フレーズベースのインデックス」特許に記載されていた共起マトリックスを取り上げる。

      また、取り上げたシグナルに関連するSEOの取り組みにおいて、特に重要だと私が考えた論文と特許へのリンクも提供する。

      それでは、8つ目までのシグナルを紹介していこう:

      1. ローカルの相互的なつながり

      この連載では、Googleが、過去に、クエリに対する検索結果のランク付けに利用してきた可能性が高い、各種のランキングシグナルを検証していく。

      2001年、クリシュナ・バーラトが、米国特許商標局に特許を出願した。この特許は、2年後の2003年に付与された。この技術は、上位の検索結果(トップ 100、トップ 1000等)の中から、「ローカル」の背景において相互に「言及」している、または、「リンク」が張られている頻度に応じて、一部の検索結果のランキングを押し上げるものであった。

      本特許によると、検索結果は、関連性や重要度(PageRank)等、通常の順序で並べられる。続いて、再び精査が行われる。そして、ローカルの関連性スコアが加えられ、結果の順序が変更される:

      A Local Rank is considered with an old score for Pages

      ローカルランクは、ページに対する古いスコアと平行して考慮される

      さらに、このメソッドは、生成された一連の文書をランク付けして、各文書に対するローカルスコアの値を計算する。ローカルスコアの値は、生成されたセットの別の文書から言及された回数を数値化している。

      クリシュナ・バーラトが、ヒルトップアルゴリズムを適用して、2000年代前半のGoogleの仕組みを書き直したことは、よく知られている。本特許の「その他の参照情報」の欄には、Googleに入社する前に、バーラトが、ヒルトップについて、そして、その仕組みについて説明した論文が言及されている:

      ヒルトップ: 専門的な文書をベースとした検索エンジン

      Googleは、それ以来、その他のシグナルに応じて、ローカルの結果を押し上げる、または、格下げする仕組みを説明する、複数の特許と論文を発表しており、今後、この連載で取り上げていく予定だ。

      ローカルをつながりを基に結果のランキングを変更

      2. ハブとオーソリティ

      ウェブページに2つのセットのスコアが与えられたと仮定しよう。この2つのセットのスコアは、例えば、「バイクについて詳しく知りたい」、のような「広範なトピック」に与えられる。

      1つ目は、オーソリティスコアであり、広範なトピックにどれだけ答えられているかに応じて決められる。2つ目は、ハブスコアであり、リンクの複雑な関係を示す。このスコアは、当該のトピックに対するオーソリティのレベルに高いページを見つけるために用いることが可能である。

      リンクを張った特許は、考案者がAltaVistaに務めていた際に作成したものである。その後、OvertureがAltaVistaを買い取り、続いて、Yahoo!がOvertureを買収し、Yahoo!のものになった。考案者の一人は、1つ目のシグナルで取り上げたクリシュナ・バーラトである。そして、この特許には、モニカ・ヘンジンガーも参加している。いずれかの特許に目を通しておくことを薦める。

      特許で言及されている論文には、SEOを研究しているなら、そして、ページが検索結果でランク付けされる仕組みを学んでいるなら、読んでもらいたい。この論文を綴ったのは、ジョン・クラインバーグである:

      ハイパーリンク環境での信頼できるソース(pdf)

      特許に進む前に、出来るだけこの論文を読んでもらいたい — 特許を読み、理解しやすくなるためだ。

      この特許は、クラインバーグが綴った論文におけるハブとオーソリティのアルゴリズムを改善し、意味が複数存在する可能性がある用語に焦点が絞られる際に、トピックの脱線を防ぐことを重視している(例えば、Jaguarは、自動車メーカー、動物、または、ジャクソンビルを本拠地にするNFLのチームを指すこともある)。

      The content is pruned, and then re-ranked based upon connectivity

      コンテンツが取り込まれ、続いて、つながりに応じてランクの変更が行われる

      バーラトとヘンジンガーは、共にGoogleに入社したものの、この特許と論文は、Googleが所有しているわけではない。ハブとオーソリティのスコアの要素は、この文書で確認してもらいたい。

      コンテンツとつながりの分析を用いて、ハイパーリンク化されたページをランク付けするメソッド

      3. 到達することが出来る確率

      この特許には触れずにはいられなかった — 100-200点のランキングシグナルを1日に1つ取り上げていくつもりだが、このペースを辛抱強く続けることが出来るかどうかは不明だ :)

      始めに取り上げた2、3つシグナルでは、重要な役割を担うオーソリティとハブをGoogleが特定しようとしている点、そして、一部のページは、高くランク付けするべきである点に注目した。

      この特許は、他のページからリンクが張られたページに対して、リーチャビリティ(到達することが出来る確率)を特定するため、ユーザーの行動に関するシグナルの確認に焦点を絞っている。良質なハブページは、オーソリティレベルの高いページに導く傾向がある。ある程度、優れたハブとしての役目を持つページのスコア付けに似ている。

      本特許は以下の記事で取り上げたことがある:

      Googleは文書のランキングにリーチャビリティのスコアを用いているのか?

      つまり、その他のリソースに向かうページのリンクの品質の数値を基準として、優れたページは、当該のページのランキングを押し上げることもあり得る。

      Initial Rankings Changed by Reachability Scores

      リーチャビリティスコアによる当初のランキングの変更

      スティーブン・レヴィは、Googleに関する本を綴り、Googleが、品質のシグナルとして「ロングクリック」を重視していると指摘している。本特許でも、Googleがロングクリックを特定する仕組みには触れているものの、直接的なランキングシグナルとして利用しているとは明記されていない。本特許は、ロングクリックを用いて、複数のページにリンクを張り、結果的にロングクリックを実現したページの質を特定する仕組みを描いている。このページは、良質なハブページの可能性が高い。:)

      リーチャビリティの特定

      4. バースト

      ジョン・クラインバーグは、一定の時期に、例えば、中間試験や期末試験が近づいて来ると、テストや業務時間の延長に関するeメール等、特定のトピックに関するeメールが増えることに、ある時、気がついた。

      クラインバーグは、この類の行動はウェブ上でも行われており、様々イベントによって、ブログで、ニュースで、そして、検索クエリ等で、特定のトピックの発生を促していることを察知した。そして、大統領のメッセージ、2回目の任期、このメッセージを導くイベント等、アーカイブを調べ、情報の流れについて注目するようになった。

      Kleinberg's study included looking at words in Presidential addresses.

      クラインバーグは、調査の中で、大統領の演説に用いられたワードに注目していた。

      トラフィックがネットワークを通る際は、安定して流れるのではなく、一気に移動する(バースト)。バーストにパターンが見られることもある。人気の高いトピック、既に落ち着いたトピック、季節限定のトピック、または、時間や曜日の影響を受けるトピックを把握しておくと、役に立つかもしれない。

      検索エンジンが用いるランキングシグナルを挙げるリストには、「新鮮さ」等の用語が登場することが多い。ニュースやブログ検索等のアイテムに対するアルゴリズムには、「新鮮さ」が重要なシグナルの役割を果たすものの、検索エンジンが、図書館のように情報源の役目を果たす際は、歳月を経た結果が求められている可能性もある。

      モニカ・ヘンジンガーが、ウェブ文書の始期に関する特許をGoogleのために作成した際、文書は、初めて配信された日付、また、検索エンジンに初めてクロールされた日付に応じて、始期が決定されると指摘していた。日付によって、このような文書のランキングが決まることもあれば、一連の検索結果の相対的な古さの影響を受ける可能性もある。

      「declaration of independence」(独立宣言)を検索し、古い文書が多く返されたら、Googleは、古い文書の表示を求めており、検索結果で優先していると思われる。一方、「Windows 8.1」を検索すると、検索結果には新しいページが多く掲載されているはずである。この結果では、新しい文書が優先されると見られる。

      「justin bieber canada」(ジャスティン・ビーバー カナダ)の検索が急激に増えた場合、集中的に情報が流れ、その結果、より新鮮な文書が上位に押し上げられると、Query Deserves Freshness(新鮮さを優先したクエリ)アルゴリズムが発動され、ニュース記事や新しいページが、検索結果で優遇される可能性がある。

      ただし、古いページが、上位に掲載されることもあるため、一概に「新鮮さ」と言う用語を使うべきではない。

      オンライン情報の一時的な動態(PDF)

      5. セマンティックな面での近さ

      「セマンティック」と言うワードを聞くと、セマンティックマークアップやschema.orgのマークアップを探す方がいる。このグループに属するなら、この投稿を読む必要はない。

      また、ヘッダーの要素を確認し、その他のテキストよりも大きく、そして、濃いため、ヘッダー内の用語における検索結果で、優遇されるのかどうかを考える方もいる。このグループに該当する方もまた、この投稿を読まなくても良い。

      その一方で、ページ上でリストを目にした際に、厳密には、HTMLのリストの要素を使う必要がない状態で、リスト内のアイテムをアルファベット順、または、ワードの長さ順、もしくは、適当に並び替えることが可能である点、また、リストのそれぞれのアイテムが、その他のアイテムと同じぐらい重要である点を考える方もいる。そして、ヘッダーのリスト内のワードとその他のリストのアイテムとの距離が同じだと考える。

      この「近さ」は、検索エンジンおよびSEOにおいて、魔法のような効力を持つ。「アイスクリーム」で検索を行った場合、フレーズ「アイスクリーム」を含むページは、「店にクリームを買いに行ったら、アイス(氷)の上で転んだ」より関連性が高く、上位にランク付けされるはずである。

      I've annotated this patent image to show semantic closeness in a list.

      リストでセマンティックの近さを示すため、この特許の画像に注釈をつけた。

      このリストのアイテムは、ヘッダーからの距離が等しいだけでなく、ページのヘッダーの要素への距離、そして、ヘッダーの中身の各ワードへの距離も等しい。この点を私が心得ているのは、Googleの「セマンティックの近さの定義で取り上げられていたためだ。

      先程も申し上げた通り、セマンティックの近さをもたらす上で、schema.orgのマークアップは、必ずしも必要とされるわけではない。ワードには意味が存在し、そして、一部のHTMLの要素には、意味が刻み込まれている。HTMLのページで、それぞれのアイテムを提示する以上の役割を担っている。

      従って、ヘッダーの要素とGoogleでのランキングの間に相関関係が存在しないと誰かが言っていたら、セマンティックの近さを説明してもらおう。考え込んでしまうはずだ。この段階で、答えを出せないなら、永遠に理解することは出来ないだろう。

      文書内の用語間のセマンティックな距離を基に文書をランク付け

      6. ページの分割

      なぜMicrosoftのリンクが?と訝しく思う方もいるかもしれない。それは、ページの分類に関する調査をGoogleやYahoo!よりも本格的に行い、アイデアとコンセプトをより深くし理解しているからに他ならない。

      Microsoft's VIPS paper image showing segmentation.

      分割を説明するMicrosoftのVIPSの論文。

      Googleもページ分割のコンセプトそのものを取り上げた特許を幾つか持っている(「SEOの最重要特許」シリーズで言及している)。

      以下に、レポートと特許でMicrosoftが指摘しているポイントの一部を挙げていく:

      • ブロックレベルのPageRank: ページの異なるブロックやセクションのリンクが、PageRankの過去のアプローチでのページのようにPageRankを運ぶ。
      • ページで、とりわけ、複数のストーリーを持つ雑誌タイプのページで、最も重要なブロックを特定する方法 — 最も重要なブロック内のテキストのRelevance Value(関連値)が最も高くなるように。
      • ブロック、または、セクションの言語の特徴を基に、ページの異なるブロックやセグメントを分析し、理解する手法。

      ブロックのコンテンツは、基本的に、センテンスケース内の完全な文を用いており、最初の複数のワードのみ大文字で表記されているか?

      ブロックは、タイトルケース内で、ワード/フレーズのリストのみであり、主に、別の場所にリンクを張っているか?

      ブロックには、著作権通知が、主にフッターに掲載されており、関連性の面で、とりわけ低くランク付けされるようになっているか?

      ウェブページの分割に関しては、ブログで何度か取り上げたことがあり、もう少し詳しい情報が欲しい方は、是非、参考にしてもらいたい:

      VIPS: ビジョンベースのページ分割アルゴリズム

      7. リーゾナブルサーファー PageRank

      PageRankは、Googleが、その他の検索エンジンと一線を画すきっかけを作ったアルゴリズムであった。しかし、当初のアルゴリズムと、現在のアルゴリズムは同じではない。90年代後半のPageRankを正確に説明することが出来る自信はないが、異なるモデルに注目してもらいたかった。

      リンクによって、重み(重要度)、PageRankの量、さらには、ハイパーテキストの関連性のレベルは異なる。これは、Googleのスタッフが数年前に明らかにしているポイントである。Yahoo!やBlekko等の検索エンジンにおいては、例えばブログのコメント欄のリンク等、リンクによっては、完全に無視されることもある。

      Features of Links determine weights

      リンクの特徴が重みを決める

      この特許でも指摘されているように、Googleは、ページの「利用規約」のアンカーテキストを確認すると、自動的に当該のページにはPageRankを送信しない決断を下すと見られる。

      本特許を発明した人物の欄に、ジェフリー・ディーンの名前が掲載されている。この人物の名前は、その他のGoogleの特許にも何度も登場する。ジェフリー・ディーンは、Googleが作っている全世界的なデータセンターに関わる技術的な課題、そして、機械の全体的な仕組みを取り上げることが多い。Googleの特許を読む時間があるなら、ディーンが書いた特許に目を通してみる価値はある。「Googleでのリサーチ活動」ページを見ると、圧倒されてしまうだろう:

      ジェフリー・ディーン — Googleでのリサーチ活動

      数年の間に、PageRankに関する文書が多数綴られているが、リーゾナブルサーファーに関する文献を読んでいないなら、ランダムサーファーからの移行を理解することは出来ないため、是非、読んでもらいたい。

      以下に、手始めに読んでもらいたい記事を紹介する:

      Googleのリーゾナブルサーファー: リンク、文書の特徴、ユーザーデータに応じてリンクの価値は異なる

      ユーザーの行動/特徴のデータに基づいて文書をランク付け

      8. 共起マトリクス

      過去10年で、フレーズベースのインデックスに関する記事を多数投稿してきたが、これは当時、SEOのトピックとして、とりわけ重要度が高かった。しかし、無視されることも、軽視されることも多かった。それでも、実際には、フレーズベースのインデックスの仕組み、そして、Googleの転置インデックスの仕組みを指摘する特許は多い。

      フレーズベースのインデックスを考案した発明者は、21世紀で最大級の検索エンジン、Recall(インターネットアーカイブでデータとして用いられていた)の発明者にも名を連ねていたアンナ・パターソンである。アンナ・パターソンは、Googleを去り、夫のトム・コステロと共に検索エンジンのCuilをローンチした。Cuilは、ローンチ時に1兆2000億ページがインデックスされていると推定されていた。Cuilは失敗に終わったが、アンナ・パターソンは、すぐにGoogleのリサーチ部門の責任者に就任していた。

      フレーズベースのインデックスでは、ウェブページで有益で良質なフレーズが特定され、転置インデックスにおいて、ページにフレーズが散りばめられていく。クエリに対する検索結果では、トップ 100、または、トップ 1000で共起するフレーズの特定が行われると見られる。複数の意味を持つワードやフレーズにおいては、同様のトピックに関するページにまとめられ、共起するフレーズを探し出す。

      An overview of the phrase-based indexing ecosystem

      フレーズベースのインデックスにおけるシステムの概要

      この共起するフレーズは「関連するワード」と呼ばれ、初回のクエリに対して上位にランク付けされている可能性のあるページに表示される際、Googleは、検索結果で優先すると考えられる。「関連するワード」が、統計的に見て、多過ぎる場合、Googleは当該のページをスパムと判断すると推定される。

      Googleは、「関連するワード」をアンカーテキストの中で探し、共起するレベルに応じて、アンカーテキストに関連するリンクの重みを別々に判断する可能性がある。以下に、この仕組みを説明する特許に記載されている一節を紹介する。先程述べたHITSアルゴリズムを鑑みると、共起の多い関連するワードを「専門的な文書」と呼んでいる点は注目に値する。

      [0206] R.sub.i.Q.関連するフレーズのベクター R*D.Q.関連するフレーズのビットのベクター。

      [0207] プロダクトの価値は、アンカーフレーズ Qの文書 Dに対する関連度のスコアで決まる。このスコアを、「インバウンド・スコア・コンポーネント」と呼ぶ。このプロダクトは、参照する文書 R内のアンカーフレーズの関連性ビットベクターによって、現在の文書 Dの関連性ビットベクターを計測する。参照する文書 R自体が、クエリフレーズ Qに関連している場合(そして、関連性フレーズのビットベクターの値が高い場合)、現在の文書 Dのスコアの重要度を引き上げる。本文のヒットスコアとアンカーのヒットスコアを組み合わせて、先程説明した文書スコアを生成する。

      [0208] 次に、参照する文書 Rに対して、それぞれのアンカーフレーズ Qの関連するフレーズのビットベクターを取得する。これは、アンカーテキスト Qが、文書 Rに対して、どれだけ関連しているかを計測する値である。この値を、アウトバウンド・スコア・コンポーネントと呼ぶ。

      [0209] インデックス 150から、アンカーフレーズ Qに対して、(参照する文書、参照された文書の)全てのペアが抽出される。このペアは、関連する値(アウトバウンド・スコア・コンポーネント、インバウンド・スコア・コンポーネント)に応じてソートされる。実装に応じて、片方のコンポーネントは、第一ソートキーになり、残りのコンポーネントが、第二ソートキーになる。ソートされた結果は、ユーザーに提示される。アウトバウンド・スコア・コンポーネントで文書をソートすると、クエリに対する関連するフレーズを多く持つ文書は、高くランク付けされ、「専門的」な文書として提供される。一方、インバウンド・コンポーネント・スコアでソートを行うと、アンカーの用語において頻繁に参照される文書が上位にランク付けされる。

      特許「フレーズベースのインデックス」は、とても内容が濃く、また、詳細を検証する必要のある要素が多数追加されている。この要素については、以下の投稿で多数取り上げているが、残りの特許を見ていくと、Googleが共起マトリクスを活用するその他の多くの手段が明らかになる。

      フレーズベースの情報検索とスパム検知

      SEOの最重要特許ベスト10 その5 – フレーズベースのインデックス」(日本語)で特許の多くを取り上げているので、是非、目を通しておいてもらいたい。

      複数のインデックスをベースとした情報検索システム

      エピローグ

      このシリーズは今後も継続していく。ただし、裏付ける情報が存在しないため、このシリーズから漏れるシグナルも多数あるだろう。ランキングシグナルのリストの中には、作り話以外の何でもない要素も多く、このシリーズで幾つか言及するかもしれない。

      Googleは、複数のアルゴリズムを利用している可能性は高く、また、1年間に約500点の変更をランク付けの仕組みに加えていると明らかにしている。

      この点に関しても、詳しく調べていくつもりだが、自分でリサーチしたい方々が、調査に取り掛かることが出来るように、十分な量の特許を紹介していきたいと思う。因みに、リサーチを行うなら、是非、連絡して頂きたい。


      この記事は、SEO by the Seaに掲載された「The Incomplete Google Ranking Signals, Part 1」を翻訳した内容です。

      余りに濃すぎるその内容、マニア以外は読む気にならないかもしれませんが、改めて考えてみると過去にSEO Japanで紹介してきた様々なGoogleの最新アルゴリズムが適度にまとまった記事でした。これまでの記事を敬遠して読んでこなかった方も、これ一本で十分かも、と記事の最後にいうのもなんですが。 — SEO Japan

      未来の検索を導くGoogleのナレッジボールトとは

      Googleが過去数年取り組んできたオーサーシップが終了することが発表されました。とはいえ、Googleの進化は決して止まることはありません、ということで、先日、なんと米国の科学誌New Scientistに掲載されたGoogleが新たに構築しているらしい「ナレッジボールト」に関する話題を。「ナレッジ」とあるだけに、Googleのセマンティック検索のベースを担うコンテンツグラフに大いに関係がありそうですが、その内容はいかに。ちなみにどうもまだ研究(論文?)の段階なようですが、オーサーシップ無き後のGoogleに必要な技術の1つともいえるかもしれませんし、紹介したいと思います。 — SEO Japan

      google-algorithm-fade-ss-1920

      Googleのナレッジグラフは、増え続ける構造化コンテンツをPC、および、モバイルの検索結果に供給する特命を帯びている。これは「ユニバーサル検索」を機にスタートした進化の一環であり、モバイルデバイスで「リンクではなく答え」を提供するため、加速を続けている。

      現在、Googleは、コンテンツのナレッジベースの後継者を開発している。これは、最終的にナレッジグラフに取って代わり、遥かに規模の大きな製品になると見られている(追伸を確認してもらいたい)。New Scientistによると、このシステムとデータベースは、「ナレッジボールト」と呼ばれるようだ。Googleは、パブリッシャーへの依存を徐々に軽減している。そのため、時間の経過とともに、ナレッジボールトはパブリッシャーに大きな影響を与える可能性を秘めている。しかし、Googleのビジネスモデルが、この流れにある程度歯止めをかけている。

      「人類史上、最大の知識の宝庫」と言うセンセーショナルな称号が与えられたナレッジボールトは、人間による編集を介さず、インターネット中から集められたコンテンツで構成される。「ナレッジボールトは、単独でウェブ上の情報を集め、世界、人物、そして、物事に関する事実のデータで構成される単一のデータベースに統合する」とNew Scientistは指摘している。

      Googleは、どうやら、既に16億点の「ファクト」(事実に関するデータ)を集め、精度の確実性に応じて、スコアをつけているようだ。 データベース内の16%の情報が、「確実な事実」と認定されている。

      ナレッジボールト、そして、Googleの「自信」が拡大すると、様々な状況、とりわけモバイル(Google Nowを含む)で利用されるようになる可能性がある。これは、Star-Trekの「どんな疑問にも答えを出す」コンピュータとして、究極のビジョンを構築する取り組みの一環だと言える。このビジョンを実現するには、莫大な量の情報が必要になるが、このシステムが構築されると、様々な利用法や演算のシナリオが現実のものとなる。

      New Scientistの記事は、ナレッジボールトを未来の人工知能、機械対機会の通信、拡張現実、予測モデル、そして、バーチャルアシスタントのユースケースの土台と位置づけている。以下に、同サイトの記事の中で挙げられていた、このテクノロジーの用途の例を挙げる:

      その他のエージェントは、同じプロセスを実施し、医学的症状のナレッジベースを調べ、個人の健康の記録に関するデータとの相関関係を見つけ出すことで、健康に気を配り、指導を行う。IBMのWatsonは、既にニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング病院で、癌に対して、この取り組みを行っている。

      被害妄想の度合いによっては、ナレッジボールトは、コンピューティングにバラ色の未来をもたらす刺激的な展開とも、もしくは、アメリカ政府の全情報認知プログラムを思い起こさせる恐怖の展開とも受け止められるだろう。

      New Scientistの記事は、Googleだけではなく、全ての主要なインターネット関連の会社が、同じような情報とデータの「ボールト」(保管室)を構築していると指摘している。

      追伸: 昨日、Googleは、New Scientistの記事では、「ナレッジボールト」が不正確に伝えられている、もしくは、誤って解釈されていると指摘した。どうやら、ナレッジボールトは研究論文(2014年5月)であり、Googleは開発を進めているわけではないようだ。さらに、Googleは、機械を使ってナレッジベースを構築するモデル、あるいは、テキストから意味を抽出するモデルは、同社にも、そして、他社にも多数存在すると表明していた。


      この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google “Knowledge Vault” To Power Future Of Search」を翻訳した内容です。

      まさに想像を超える未来の話のようにも聞こえますが、Googleならいつか実現しそうな気もしますね。いずれにしても名前や内容に多少違いはあっても、こういったデータベース(ボールトって保管室の意味なんですね、初めて知りました)を独自に構築していくことが最終的には必要になってくると思います。ユーザ依存のやり方では今回のオーサーシップのように難しい点も多そうですし。オーサーシッププログラムが過去の微々たる失敗と笑われそうな日が近い将来確実に来そうな常に進化するGoogleでした。 — SEO Japan [G+]

      コンバージョン率最適化を左右する3種の心理

      コンバージョン率を改善する上でのアドバイスを米国の天才ウェブマーケッターが自身の経験から心理学的に3つのポイントに落とし込んでまとめた記事を。どれも読んで納得できつつ、改めて日々の自分の考え方や行動を考えさせられる内容に仕上がっています。 — SEO Japan

      conversion optimization

      トラフィックの獲得に費やすコストは、増加の一途をたどっている。有料広告、コンテンツマーケティング、そして、SEO… トラフィックを増やすために時間を割いているはずだ。時間を割く、イコール、資金を投じていることになる。

      トラフィックの獲得を黒字にしたいなら、ビジターをカスタマーにコンバートする方法を理解しなければならない。コンバージョン率を高める方法が分かれば、マーケティングに費やすことが可能な資金が増え、その結果、競合者に勝つ上で必要な推進力を得られる。

      ただし、闇雲にコンバージョンの最適化に着手する前に、知っておいてもらいたいポイントが3つある:

      レッスン #1: 抵抗がコンバージョンの最大の敵

      コンバージョンを増やす取り組みの最大の要素は、抵抗の軽減である。しかし、A/Bテストばかりに注目し、マーケッター達は、抵抗を軽視してしまいがちである。

      コンバージョンを邪魔するものは全て抵抗に該当する。コンバージョンのエキスパートは、必ず「抵抗を軽減せよ」と指示する。しかし、実際に何をすればいいのだろうか?抵抗を軽減するためには、まずは、抵抗が何かを理解し、抵抗を除去する取り組みに着手する必要がある。

      コンバージョンのエキスパート、ピープ・ラジャ氏は、抵抗を「与えられたものに対する心理的な反発」と位置づけている。残念ながら、この抵抗は「販売において必ず起きる現象」である。抵抗は、販売プロセスのあらゆる段階で起きる可能性があり、と言うよりも確実に起きる — 人間の心理は際限なく複雑であり、非常に多様性に富んでいるためだ。抵抗の多くは、内部/心理に基づいているため、サイトのどこで起きるのかを特定するのは、容易ではない。

      以下に抵抗を分類する方法、そして、サイトで抵抗が起きる可能性がある場所を特定するための問いを挙げていく:

      複雑抵抗

      この類の抵抗は、必要以上にに状況を複雑化することで発生する。スローガン「KISS – Keep It Simple Stupid」(シンプルにしておけ、愚か者)を常に肝に銘じておこう。コンバージョンのプロセスが複雑になると、それだけ、抵抗が起きる確率は高くなる。

      • 必要以上に情報を提供しているか?
      • 無関係なトピックや問題を取り上げているか?
      • フォームに不要な項目を用意しているか?
      • ビジターにとって分かりにくい用語やコンセプトがあるか?

      情報抵抗

      情報を紹介する、もしくは、紹介しないことで、抵抗が生じる可能性がある。次の問いに答え、ページ上の情報を分析してもらいたい。

      • 決定を下す上で十分な情報をユーザーに与えているか?
      • ユーザーが求めている可能性のある詳しい情報を提供しているか?ユーザーが持つ疑問に対する答えを提供しているか?
      • 情報は、論理的にまとめられているか?
      • 情報はスムーズに流れているか?

      スタイル抵抗

      デザインのスタイルが抵抗を生むこともある。ユーザーの大半が、ウェブサイトの特定のタイプのスタイルに否定的な反応をしているなら、ビジターの好みに合うように、当該のスタイルを変更するべきかもしれない。

      • ビジターの大半は、デザインのスタイルを嫌っている、あるいは、気に入っているか?
      • 十分にスタイルに気を配り、ユーザーを魅了して、抵抗を除外しているか?

      時間抵抗

      コンバージョン率の最適化を考える際、時間は重要である。 当然だが、ページの読み込み時間だけを考慮すればいいわけではない。ここでは、ユーザーが初めてページを訪問してから、最終的なコンバージョンの地点に到達するまでの時間が焦点となる。

      • ページを閲覧する、読む、または、スクロールするのに時間がかかり過ぎているか?
      • フォームの欄は多過ぎるか?
      • コンバージョンを急がせているか?
      • ファンネルのプロセス内のページ数は、多過ぎるか?あるいは少な過ぎるか?

      視覚抵抗

      抵抗を生み出す、または、軽減する視覚的な要素は、多種多様である。動画の配置、フォントのカーニング、ボタンの色 — 抵抗に影響を与える視覚的な要素を全て挙げようとすると、きりがない。

      • ヘッドラインとコンテンツに対するテキストのサイズは適切か?
      • コールトゥアクションボタンに適切な色を用いているか?
      • 価格を明確に表示しているか?
      • 背景の色とテキストのバランスが取れ、読みやすいコンテンツを提供しているか?

      抵抗の原因を発見する際に特に有効なのが、体験を実際にユーザー(スタディグループ等)に尋ねるアプローチである。どこでユーザーは抵抗を感じたのだろうか?抵抗の多かったポイントを記録し、各種の変更を行い、それぞれをA/Bテストで確認していこう。

      レッスン #2: 不安はコンバージョンの多くを頓挫させる

      コンバージョン率を最適化するためには、コンバージョンに対する心理的な障害を把握し、この障害を乗り越える方法を理解しなければならない、と私は確信している。

      A/Bテスト、コピーの変更、配色の改善、そして、画像の修正の裏側に潜む、複雑に変化する人間特有の認識、そして、心理的な反応をマーケッター達は見過ごしてしまうことが多い。

      その一つが、不安だ。不安は、「迫る出来事、あるいは、結果が確かではない事柄に対して生じる、心配、ナーバス、または、気掛かりな感情」である。Eコマースでは、不安を抱えている場合、ユーザーはほとんどコンバートしない。そのため、顧客の不安を取り除く取り組みを実施する必要がある。

      Marketing Sherpaが実施した分析結果には、コンバージョンのプロセスに不安が与えるネガティブな影響が如実に現れている:

      marketing sherpa

      上の公式を理解してもらうため、以下にそれぞれの要素をリストアップしていく:

      • C = コンバートする確率
      • m = ユーザーのモチベーション
      • v = 価値提案の分かりやすさ
      • i = 行動を起こしてもらうための(追加の)インセンティブ
      • f = 存在する抵抗
      • a = 存在する不安

      不安が、これほど強い影響力を持つ点に対して、Marketing Sherpaは、「リスクに対して、程度/影響が比例していないこと」を理由に挙げている。そのため、全体的なページのデザインやコンバージョンの要素を考慮する際に、不安の影響を軽視してしまうことが多いのだ。

      それでは、不安を大幅に煽るウェブサイトの特徴を幾つか挙げていく:

      コンテンツが曖昧

      ウェブサイトのコンテンツが、分かりにくい、誤解を招く、あるいは、響きがおかしいなら、大きな不安をユーザーに与えてしまう。人間は、心理的に、新たな体験を安定化する、もしくは、明確化するものを欲する。従って、ウェブサイトのコンテンツが、ユーザーの心理状況に不均衡をもたらすなら、不安を煽ってしまう。ウェブサイトのコピーにおいて、不安を煽ってしまう要素が幾つか存在する:

      • スペルミスがある。文法を誤って利用している。
      • コンテンツの量が少ない。
      • 誤った主張を行う。または、証明されていないスタッツを用いる。
      • 度を超えた推薦広告(通常はプロフィールのストック写真を伴う)を掲載する。
      • 感嘆符の利用が多い。
      • 「信じられない!」、「これはショック!」、「オーマイガッド!」等のとても感情的な表現を用いる。

      毎回、Harverd Business Reviewのようなコンテンツを提供する必要はないものの、多少、専門性とバランスをコンテンツにもたらすべきである。

      広告、または、広告のような要素が多過ぎる

      私達は、毎日、大量の広告を目にしているため、その一部を自然に無視する習慣が染みついている。そのため、何かを売ろうとしている、と考え、ある程度、疑った目で広告を見る傾向がある。マーケッターは、この点を直観的にに理解しなければならない — だからこそ、戦略上の取り組みの多くが、広告に対する認識の偏りを乗り越える点に集中しているのだ。

      多数の広告がウェブサイトに掲載されている場合、脳の扁桃体 — 潜在的に警告を発する場所が活性化される。この反応は、軽度の不安をもたらし、その結果、ユーザーは、読んでいる、または、見ているコンテンツを信じられなくなるか、あるいは、ページを去ってしまう。

      見慣れない、意外

      人間は、慣れ親しんだ環境を求める。同じ人、同じ通勤コース、同じスタイルの服、同じコンピュータのOS、同じ種類の食べ物に引き寄せられる。その一方で、冒険とスリルを求め、常に新たな危険やリスクを探している人達は多い。しかし、このタイプの人達であっても、親しみのなさを感じさせる不安を体験する。単純に、異なる反応が生じるのだ。

      馴染みのない、もしくは、意外なものは不安をもたらす。ウェブサイトが、最先端のデザインの手法や独特のアニメーション技術を用いているなら、好奇心をそそる可能性もあるが、コンバージョンの確率を下げる程度の不安を生み出す可能性もある。

      実証済みの親しみのあるメソッドが、無難である。

      あまりにも多くの情報を求める

      ウェブサイトのフォームは、非常に重要度が高い。フォームが、コンバージョンのポイントとなるランディングページは多く、適切なユーザー体験を作り出すため、多くの配慮と労力がフォームの作成に割かれる。しかし、情報を求める項目が多過ぎると、不安を煽ってしまう可能性がある。

      とりわけ、インターネットでの情報のやり取りに関しては、プライバシーを重視している人が多い。個人に関する詳細を求めるウェブサイトは、プライバシーを侵害していると見なされる。そのため、欲を出し、多くの情報を求めるよりも、基本的な情報に制限する方が、安全である。

      信頼もまた、考慮してもらいたい心理的な要素の一つに挙げられる。不安を取り除く取り組みを行う際は、同時に、信頼感を与える要素を加えるか、あるいは、既存の要素を改善して、信頼を高める取り組みも行うべきである。

      レッスン #3: 取り除くものと加えるものは同じぐらい大事

      マーケッターの多くが「このウェブサイトを良くするために、何を加える事が出来るだろうか?」と言う疑問を持つ。

      この疑問自体に誤りがあると私は思う。

      「このウェブサイトを良くするために、何を変更することが出来るだろうか?」と問うべきである。

      A/Bテストをマーケッターが多用しなければならない理由がここにある。 マーケッターは変更をテストする必要がある。要素を取り除くことが、最高の変更になるケースもある。削除は、手っ取り早くサイトを改善するメリットを持つ。単純に何らかのアイテムを削除するだけで(大量のアイテムを削除しなければならない時もある)、コンバージョン率を改善することが可能である。

      以下に、コンバージョンの障害となっている可能性がある要素を幾つか挙げていく:

      • 画像 — 不要な画像は、コンバージョンを妨げてしまうことがある。 画像は、画質、スタイル、あるいは、主題に関わらず、ウェブページを改善すると言う考えが定着している。しかし、実際には、必ずしもこの考えが正しいとは限らない。そのため、画像ありバージョンと画像なしバージョンをA/Bテストして、影響を確認することを薦める。
      • 動画 — 私は、説明する動画を用いて、素晴らしい成果を上げたことが何度もある。しかし、説明用の動画が、コンバージョンのプロセスを妨げるケースにも遭遇している。
      • 同じタブで開くリンク — コンバージョンの要素ではないクリック可能なリンク/ボタン/画像を加える行為は、ランディングページにおける大きな過ちの一つである。ランディングページを離れるリンク – つまりサイト外部のページへ向かう – を提供すると、コンバージョンを失うリスクが生じる。ウェブサイト上のユーザーのクリック行動を分析したいなら、ヒートマップの分析を検討しよう。

      アイテムの削除は、アイテムの追加と同じぐらい効果が高い。コンバージョンを最適化する取り組みは、単純な足し算/引き算ではなく、変化である。従って、テストと実装、テストと実装を繰り返す必要がある。

      まとめ

      コンバージョンの最適化は、各種のA/Bテストの結果を合計するだけのプロジェクトではない。また、ボタンの色を変えたり、トーンの強いコールトゥアクションを加えるだけでのプロジェクトでもない。

      今回の投稿で紹介した3つの大きな問題に対応すれば、コンバージョン最適化のプロセスを推進し、コンバージョン率を高くすることが可能になるだろう。

      最後に問いたい。コンバージョン率の改善について、マーケッターは何を知っておく必要があるのだろうか?


      この記事は、Quick Sproutに掲載された「What Every Marketer Needs to Know about Conversion Optimization」を翻訳した内容です。

      日本でもA/Bテストが大分普及してきたように感じますが、単純に要素のテストに終わらず、ここに書かれているような全体像を考えた上でテストできるとさらに効果が期待できそうです。後半にあった改善のために「何を加える事が出来るだろうか?」ではなく「何を変更することが出来るだろうか?」であるべき、という一言は心に沁みました。– SEO Japan [G+]

      Googleがオーサーシップを諦めた理由を検証

      Googleが導入を積極的に推進していたオーサーシッププログラムがまさかの完全終了となったようです。検索結果上の著者名表示は既に取り止めとなっていましたが、オーサーシップデータを利用すること自体を終了することを正式に発表しました。SEO的にいずれ役立つはずとGoogle+がイマイチ不人気な日本でも頑張って導入を行ってきたウェブマスターの皆さんには衝撃ともいえるこのニュース発表、改めてオーサーシップの歴史を振り返り終了に至った理由を考察した記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

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      3年間に渡って行われた、素晴らしきGoogleオーサーシッププログラムの実験がついに終了した– 少なくともしばらくの間…。

      本日、Googleウェブマスターツールを担当するジョン・ミューラーが、Google+の投稿の中で、Googleが、検索結果でオーサーシップを表示する取り組みを終了し、今後は、rel=authorマークアップを利用したコンテンツのデータを追跡することはないと発表した。

      マーク・トラファゲンと共同で作成した今回の詳細な記事では、・オーサーシップ終了の告知、・オーサーシップの歴史、・中止の要因として挙げられた理由を裏付けるために行われたStone Temple Consultingによる調査、そして、・検索におけるオーサー(著者)のオーソリティの未来に関する考えを取り上げている。

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      消滅へのカウントダウン

      オーサーシッププログラムの中止が発表されるまでの8ヶ月の間に、2つの主要なオーサーシップのリッチスニペットが削減されていた。まず、2013年12月には、同年の10月に行われたPubconのキーノート講演で、ウェブスパムの取り組みを統括するマット・カッツが予告した通り、クエリ一つにつき表示するオーサーの写真のスニペットが姿を消した。そして、12月に入ると、一部のオーサーシップの結果のみに写真が掲載されるようになり、残りの結果は署名欄のみになった。

      続いて、2014年の6月、世界の検索結果から全てのオーサーの写真が削除され、全ての正規のオーサーシップの結果に、署名欄のみが掲載されるようになった。

      当時、ジョン・ミューラーは、Google+の投稿で、Googleがデスクトップ検索とモバイル検索のUXの融合を目指しており、オーサーの写真はモバイルの限られたスクリーンと回線容量では、あまりうまくいかなかった点を理由として挙げていた。また、オーサーの写真があってもなくても、「クリックの行動」に大きな違いがなかった点も明らかにされていた。

      Googleオーサーシップの歴史を簡単に振り返る

      オーサーシッププロジェクトのルーツにあるのは、2007年のエージェントランクの特許である。Googleの特許に詳しいビル・スラウスキが説明していたように、エージェントオーサーランクの特許には、複数のコンテンツを、一名の(もしくは数名の)エージェント(オーサー)を示すデジタル署名を結びつけるシステムが描かれていた。

      この認識システムは、エージェントのコンテンツに向けられた各種の信頼のシグナルおよびオーソリティのシグナルに応じてスコアを与えるために用いられ、さらに、このスコアは、検索のランキングに影響を与えるために利用される可能性があった。

      エージェントランクは、実用的に適用する手段がない状態では、理論的な概念でしかなかったが、Googleが、構造化マークアップの基準としてschema.orgを採用するようになったことから、180度運命が変わった。2011年6月に投稿されたブログの記事で、Googleは、オーサーシップのマークアップへの対応を始めると発表していた。そして、rel=author、 & rel=me タグを使って、サイトのコンテンツをマークアップし、コンテンツをオーサーのプロフィールと結ぶ取り組みをウェブマスターに促すようになった。

      オーサーシップが、本格的にGoogleに貢献する上で最後のパズルのピースの役目を果たしたのは、2011年6月末にリリースされたGoogle+であった。Google+のプロフィールには、オーサーとコンテツを結びつけるGoogleの共通特定プラットフォームとしての役目が与えられた。

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      ハンソン & カッツ

      同年の8月に配信されたYouTubeの動画で、当時、オーサーシッププロジェクトを統率していたオサー・ハンソンとマット・カッツは、コンテンツをGoogle+のプロフィールと結びつけた方が良い理由を詳しく説明し、その結果、プロフィールの写真が検索結果に表示されると指摘し、そして、初めて、オーサーシップのデータが、ランキングの要素として用いられる可能性が「今後」あると述べていた。

      その後の3年間、オーサーシップには、様々な変更が加えられていったが、ここでは割愛させてもらう(アン・スマーティが、オーサーシップの変更の歴史をまとめているので、興味がある方は目を通すと良いだろう)。マット・カッツを始めとするGoogleの広報は、オーサーのオーソリティに関するコンセプトに、Googleが、長期的に力を入れていると繰り返し言及していた。

      Googleがオーサーシッププログラムを終了させた理由

      Googleは、同社が始めた取り組みが何であれ、不可侵、または、不死の称号を得ることはないと何度も指摘してきた。あっさりと廃止されたGoogleの製品とサービスをリストアップしていけば、小冊子を作れるボリュームに達する。

      このような製品のシャッフルが行われるのは、主に、Googleが、徹底してテストを実施しているためだ。全ての製品、そして、各製品に対する変更、または、工夫に対して、絶えずテストが行われ、評価される。利用者の人数が足りない、ユーザーに大きなメリットを与えていない等、Googleの目標に到達したいものは、見捨てられる。

      ジョン・ミューラーは、この記事を共同で綴ったマーク・トラファゲンに対して、3年前から集めてきたデータを参考にする限り、オーサーシップの結果を表示する試みは、データを処理するために用いるリソースを考慮すると、十分なメリットを与えているとは言えないと、述べていた。

      ミューラーは、オーサーシップの実験が、期待外れに終わった2つの具体的な領域を挙げている:

      1. オーサーとウェブマスターへの普及率が低い。この記事の後半で提供する調査のデータにも表れているが、オーサーシップのマークアップに参加するオーサーは、ひいき目に見ても、まばらであった。また、参加者がゼロの分野も数多く存在した。サイトが参加を試みても、マークアップを誤ってしまうケースも多かった。さらに、大半のテクノロジーに詳しくないサイトのオーナーやオーサーは、マークアップとリンクに対して、あまりにも複雑だと感じており、そもそも、実装を試みる確率は低かった。

      このような問題を受けて、Googleは、2012年の始めに、マークアップが存在しないケース、あるいは、不適切に行われているケース、もしくは、オーサープロフィールのリンクが存在しないケースで、オーサーシップを自動的に与える取り組みを始めた。2012年11月、Forbesが作成した50名の影響力の強いソーシャルメディアマーケッターのリストから、30%はオーサーシップマークアップをブログで使っている点、そして、34%はマークアップを使っていないものの、オーサーシップのリッチスニペットを得ている点をマーク・トラファゲンが発見している。これは、エリック・エンゲが実施した調査で得られたデータとも一致している。この調査に関しては、後程詳しく説明する。

      しかし、オーサーに対する自動アトリビューションの取り組みは、作家のトルーマン・カポテが、死後28年が経過しているにも関わらず、New York Timesのオーサーとして表示される等、エラーが続出し、Googleは恥をかくことになった。当然だが、ウェブページのオーサーを特定し、コンテンツと結びつけ、続いて、信頼性のレベルとオーソリティのレベルを隠れたランキングの要素として評価するGoogleの願いは、Googleに詳しくない人達との協力に左右される状況では、見通しは明るくなかった。

      2. 検索エンジンのユーザーに対するメリットが少ない。今年の6月、検索結果からオーサーの写真を削除する件を発表した際、ジョン・ミューラーは、オーサーシップのスニペットがあるケースとないケースを比較したところ、「クリックの行動」にほとんど違いがなかったと指摘していた。この発言は、オーサーのスニペットが、クリックスルー率を高くすると確信していた人達にショックを与えた(そして、この情報の真偽を疑う人達も多かった)。

      マーク・トラファゲンとの今回の変更に関する議論の中で、ミューラーは、Googleが集めたデータを参考にする限り、オーサーシップのスニペットから、ユーザーは十分なメリットを得ていなかったと何度も主張していた。「メリット」が何かは詳しく説明してくれなかったものの、検索ページでのユーザーの行動が、オーサーシップのスニペットの存在の影響を受けているように見えなかった、と推測することが出来る。もしかしたら、ユーザーは、何度も見るうちに、目新しさを感じなくなったのかもしれない。

      (この記事を書いている時点で)Google+のアカウント(パーソナライズ検索)にログインしている状態では、Googleのネットワークに参加している人物のGoogle+のコンテンツに対しては、引き続きオーサーの写真が掲載されている。

      ミューラーは、この写真の表示を中止する予定は今のところない、と語っていた。しかし、トラファゲンの下には、写真が表示されなくなった点を指摘する報告が幾つか届いている。Googleは、パーソナライズの結果からオーサーの写真を本当に削除しているかどうかに関して、今後も動向を追い、ここで最新の情報を提供していく。

      Authorship Photos in Personalized Searchj

      Googleが、一部のパーソナライズの結果に対して、引き続きオーサーの写真を表示するなら、個人的な関係持つ人物がコンテンツを投稿している場合、リッチスニペットがユーザーにメリットを与えることがデータに出ていると推測することが可能だ。この件に関しては、最後のセクションで再び取り上げるつもりだ。

      rel=authorの実装に関する調査

      幸運にも、弊社、Stone Temple Consultingは、rel=authorマークアップの利用に関する調査をまとめるプロセスを行っていた。データを見ると、Googleがこの取り組みで直面していた問題の一部が、浮かび上がってくる。この調査により、利用者が少ないこと、そして、rel=authorを試みたものの、正確に実装されたケースが少ないことが明らかになった。さらに、オーサーによる利用も少なかった。それでは、実際のデータで確認していこう。

      オーサーシップの普及

      私達は、150の主要なメディアサイトから、500名のオーサーを選んだ。Google+のプロフィール内でのオーサーシップのタグ付けの実施状況に関するデータを以下に掲載する:

      G+のプロフィールでの実装状況 人数 全体の%
      プロフィールがない 241 48%
      プロフィールはあるが、コンテンツを投稿するサイトにリンクを張っていない 108 22%
      プロフィールがあり、1本、または、数本のリンクをコンテンツを投稿するサイトに張っている 151 30%

       

      なんとオーサーの7割が、オーサーシップをメジャーなウェブサイトで投稿したコンテンツに結びつけていない現状が判明した。もちろん、Googleが、この類の取り組みを宣伝する仕組みにも原因がある。そもそも、Googleは宣伝を行っていない。インターネットの口コミに頼っており、これでは、均等に情報が伝わるわけがない。

      パブリッシャーの利用

      150サイトのうち50サイトは、オーサーページを用意していない。また、用意しているサイトであっても、実に3/4以上が、オーサーの名前しか、アトリビューションの要素を提供していない。残りのサイトでは、記事の下の方でアトリビューションへのリンクを掲載していたが、オーサーの大半は、この利点を活用していなかった

      この投稿のために、オーサーページを持つ20のサイトを選び、オーサーシップの実装における成功を詳しく分析した:

      1. 20サイトのうち13サイトが、オーサーシップのマークアップを実装していた(65%)。
      2. 実装を試みた13サイトのうち10サイトにエラーが見られた(77%)。
      3. 実装を試みた13サイトのうち12サイトが、GoogleのSERPでリッチスニペットを受けていた(92%)。

      オーサーシップを実装する方法に関する資料は、ウェブを探せば、山ほど見つかる。しかし、タグの形式が誤っているサイト、そして、オーサーシップを実装しているものの、オーサーのG+のプロフィールにリンクを張っていないサイト、タグが矛盾し、ある記事に対して数名の人物をオーサーとして報告するサイトを私達は発見した。また、2名のオーサーが記事にタグ付けされていたものの、2人目のオーサーのみがGoogle+のプロフィールにリンクを張っており、Googleが2人目のオーサーのみに功績を認めていたケースにも遭遇した。

      1. 20サイトのうち、7サイトは、オーサーシップのマークアップを実装していなかった(35%)。
      2. 7サイトのうち2サイトは、GoogleのSERPでリッチスニペットを受けていた(28%)。

      マークアップが存在しないにも関わらず、Googleがリッチスニペットを与えていたケースでは、オーサーは、Google+のContributor Toのセクションからサイトにリンクを張っていた。

      調査のまとめ

      手短に言うと、適切にrel=authorを実装しているサイトは、極めて少ない。Googleは、多くの問題に直面しつつも、オーサーとパブリッシャーを結びつける試みを徹底的に行った。より大きな視点に立って考えると、パブリッシャーからデータを集めるのが、いかに難しいかが分かる。とても難しく、やっとのことで得たにも関わらず、その情報の質は低い。

      結論

      Googleは、過去3年間、オーサーのオーソリティを理解することに関心を持っていると何度も述べていた。この点に関するエリック・シュミット会長による発言を忘れることが出来ない:

      検索結果で、認証を受けたオンラインプロフィールに結び付けられた情報は、認証を受けていないプロフィールよりも、高くランク付けされる。すると、大半のユーザーは、自然に、上位の(認証済みの)結果をクリックするようになるだろう。その結果、匿名を維持するために支払う対価は、ますます高くなっていく。

      エリック・シュミット — The New Digital Age

      しかし、この問題を解決するのは、非常に難しいことが判明した。このデータを望むものの、現在のアプローチは有効ではなかった。先程も申し上げたように、これは、オーサーシップの取り組みが見捨てられた2つの大きな理由の1つである。

      ジョン・ミューラーが特定したもう1つの問題も同じぐらい重要だ。写真であれ、あるいは、単純に署名欄であれ、何らかの形式のリッチスニペットを取り込むアプローチは、SERPでエンドユーザーにメリットを与えていなかった。Googleは、検索の品質を絶えずテストしており、特別扱いは存在しない。エンドユーザーがメリットを受けていないなら、Googleは、容赦なくその取り組みを終わらせる。

      また、この試みに費やす処理能力の影響も無視するわけにはいかない。Googleは、無限の処理能力を持っていると考えたくなるが、それは事実とは異なる。そんな力を持っていたなら、光学式文字認識技術を使って画像内のテキストを読み、画像処理技術を用いて写真を認識し、音声テキスト変換技術を使ってインターネットの動画を文字に起こし、そして、毎日すべてのウェブページをクロールする。しかし、Googleにも限界はある。

      Googleは、処理能力の利用に関して、意識的に判断を下さなければならない — つまり、予算を賢く割り当てる必要がある。現時点で、オーサーシップの試みは、与えていた予算の額に見合う結果を残していないことになる。

      モバイルの台頭が、この結果に影響を与えた可能性もある。オーサーシップのリッチスニペットを導入したものの、SERPのクリックの行動に大きな変化は見られなかった、とジョン・ミューラーが語っていたが、現在、Googleのトラフィックの半分はモバイルである。モバイルデバイスの貴重なスクリーンのスペースを、このタイプのマークアップで食いつぶしてしまうのは、得策とは言い難い。

      それでは、オーサーシップは二度と帰ってこないのだろうか?恐らくその可能性が高いと私達は見ている。コンセプト自体は良かった。トピックに関する知識に差があると言う考えに関しては、間違えていないと思う。この問題を解決するための試みが失敗しただけであり、コンセプト自体は失敗していない。

      セマンティック検索への取り組みを強化する上で、Googleは、マークアップ等の人間の行動以外で、例えば、信頼されているオーサー等のエンティティを特定する方法を作り出さなければならない。先日行われたナレッジボールトプロジェクトの告知は、Googleがセマンティック化を進めていることを裏付けている気がする。従って、このプロジェクトを介して、Googleは特定する取り組みにアプローチする可能性があると言えるだろう。

      もし、本当にこのデータをGoogleが利用するようになったら、どのような結果になるのだろうか?インパクトがあまりにも小さく、全く気がつかない可能性も十分にあり得る。恐らく、オーサーの写真が結果に表示されることは二度とないだろう。何らかの形式のオーサーランクが現れる可能性はあるが、十分にパーソナライズされた形式で表示されるか、あるいは、その他の多くの要素と組み合わされ、事実上、検知することが出来なくなるのではないだろうか。

      つまり、しばらくは、オーサーシップに会うことは出来ない。オーサーシップは、気高く、輝かしい実験であり、我々は寂しい思いをするだろう。しかし、今後、オーサーシップにとってさらに素晴らしい展開になることを願っている。

      エリック・エンゲマーク・トラファゲンによる共同作成。


      この記事は、Search Engine Landに掲載された「It’s Over: The Rise & Fall Of Google Authorship For Search Results」を翻訳した内容です。

      今後のSEOではオーソリティ構築が不可欠であり、その要素として重要視されていたオーサーシップだけに、その突然の終了には正直私も驚きましたが、ダメならダメで次に進むスピード感はGoogleならではですね。今後どのような形でオーソリティの参照データを構築していくのか、Googleの新たな挑戦が気になるところですね。 — SEO Japan [G+]

      HubSpot上場で考えるインバウンドマーケティングの実力

      インバウンドマーケティングで有名なHubSpotがIPO申請を行ったようですね。当サイトでも創業者が運営するブログの記事を定期的に紹介していることもあり、その内容が気になったのですが、早速、SEO Japanでも別途翻訳紹介しているConvince & Convertの筆者がHubSpotの事業状況の分析、そして彼がインバウンドマーケティングについて思う所を記事にしてくれたので紹介します。 — SEO Japan

      Copy of Add text 3 3 Is Inbound Marketing Actually Profitable or Just a Slogan

      どの時点で、HubSpotの財務パフォーマンスが、インバウンドマーケティングの有効性を証明すると考えられるのだろうか?

      昨日、「インバウンドマーケティング」と言う用語を作ったサイト、HubSpotが、IPOの申請を行った

      IPO(株式公開)を申請する際、会社は「S-1」と呼ばれる文書を提出し、投資家に財務情報を提供する。これは、初めて、HubSpotの金銭面の状態を詳しくチェックする機会であり、実際に同社のS-1に慎重に目を通した結果、挑発的な疑問を私は持つようになった。

      この文書を読めば、誰でも同じ疑問を持つ可能性がある。

      Hubspotは、2006年に開設され、S-1には2009年から2014年の第2四半期までの財務情報がこと細かく記載されている。今でもスタートアップに分類されるものの、開設から8年間を経過し、そして、数回の資金調達を受けているため、かなり成熟したスタートアップだと言うことが出来るだろう。そのため、HubSpotが、いまだに多額の収益を失っている事実は、少々意外であった — 昨年、HubSpotは、7700万ドルの売上があったが、3400万ドルの赤字だった

      たとえ設立してから8年が経過していても、様々な理由で、企業が赤字が続けている可能性はある。Amazonの収益(待っているので、リンクをクリックして実際に確認してもらいたい)に、この現実が如実に表れている。HubSpotにとっての、競合者、そして、切磋琢磨する同業者に該当する会社においても、この矛盾が起きている。例えば、2012年、ExactTarget(註:メールマーケテイングで有名なB2B企業)の収益は、2億9200万ドルの売上に対し、2100万ドルの赤字だった(その後、Salesforce.comに買収された)。また、Marketo(註:マーケティングオートメーションで有名なB2B企業)の2013年の収益は、9400万の売上に対し、4600万ドルの赤字であった。

      しかし、HubSpotは、インバウンドマーケティングの有効性を信条に掲げている。それでは、S-1から、同社が採用するアプローチの有効性について、どのような事実が見えてくるのだろうか?

      HubSpotの財務情報から、インバウンドマーケティングの有効性について、何が分かるのか?

      そこで、私は同社の粗利益(収益-サービスを提供するために必要なコスト)を販売コストおよびマーケティングコストと比較してみた。すると、次の点が明らかにになった:

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      HubSpotの粗利益 vs 販売コスト & マーケティングコスト(100万ドル単位)

      2012年においては、正しい方向に向かっているように見えるものの、2013年になると、販売とマーケティングのコストが再び上がり、この傾向は2014年の前半も続いている。

      私の意見を取り入れる前に、次の点に注意してもらいたい:

      1. 私はMBAを持ち、投資家であるものの、株の専門家ではない。
      2. かつてスタートアップを1社経営したことがある。あまりうまくいかなかった。
      3. HubSpotには友人が務めており、これから投げ掛ける問いは、私の友人を非難するものではない。私にとっては、掛け替えのない仲間である。

      それでは、私の意見を聞いてもらいたい:

      • HubSpotは、インバウンドマーケティングの原則を土台にしている。
      • HubSpotは、間違いなくインバウンドマーケティングを世界で一番巧みに実施している企業である。同社のコンテンツマーケティングの質とスピードは、圧倒的であり、右に出る者はいないと言っても過言ではない。
      • HubSpotは、また、大量のディスプレイ広告、動画広告を含む、その他のタイプの広告でインバウンドマーケティングを補っている。
      • インバウンドマーケティングは、顧客獲得コストを削減するはずである。しかし、アウトバウンドマーケティングを追加したとしても(あるいは、これが原因かもしれない)、HubSpotの販売コスト & マーケティングコストは、引き続き、粗利益を上回っている。

      挑発的な問いを投げ掛ける前に、S-1が販売とマーケティングを区別していない点を指摘しておく。つまり、マーケティングコストが増加していると断言することは出来ない — ただ単に顧客の獲得と維持にかかるコストが増えているだけなのかもしれない。また、HubSpotは、今でもスタートアップに分類され、スタートアップにおいて、顧客の獲得と維持が利益を減らす減少は、異常ではなく、むしろ、日常茶飯事である。その上、IPO直前に販売 & マーケティングのコストを増やすアプローチ自体もよく見られる。

      しかし、いずれこの傾向を変える必要がある。インバウンドマーケティングに焦点を絞る会社に携わっているなら、HubSpotのパフォーマンスから、すぐに利益を得られるわけではない点を見出すことが出来る。

      最後に、インバウンドとアウトバウンドのROIの差のデータも提供されていない。ただし、アウトバウンドマーケティングが必要される事実が、インバウンドマーケティングの限界を物語っている。

      それでは、私の脳裏に浮かんだ疑問を提示する:

      どの時点で、HubSpotの財務パフォーマンスが、インバウンドマーケティングの有効性を証明すると考えられるのだろうか?

      この問いは、顧客が買いたいと思い、進んで料金を支払う製品をHubSpotが持っていることが前提である — インバウンドマーケティングと言えども上辺だけではやっていけない。

      (上辺だけではなく)中身があり、顧客数が継続的に増加しているため、しっかりとした製品を提供していると仮定すると、どのような結論が導き出されるのだろうか?HubSpot自身が発表したインバウンドマーケティングの現状レポート(2013年版)によって、インバウンドのマーケッターにとって、ROI(投資に対する利益)の証明が難しいことが明らかになっている中(調査の参加者の25%が言及)、このデータをどのように解釈すれば良いのだろうか?

      皆さんの意見を聞かせてもらいたいが、この疑問を問う目的が、HubSpotを非難することでも、インバウンドマーケティング自体を中傷することでもない点を理解してもらいたい。この記事を読み、内容に納得し、私の力を借りたいと思ってもらえれば幸いだ。それが、インバウンドマーケティング(おまけにコンテンツマーケティング)である。

      ここでは、インバウンドマーケティングの一般的に信じられている能力に疑問を投げ掛ける会話を始めたい — 友人のジェイ・ベーアが言うように、この際、効果の誇大な宣伝は不要だ。インバウンドマーケティングの役割、そして、効果を正確に評価することを私は望む。

      (情報公開: Hubspotは、ジェイ・ベーアが執筆した書籍「Youtility」で取り上げられており、また、同社はこの本のために宣伝目的の資料を提供している。ExactTargetは、Convince & Convertのスポンサーである。ジェイ・ベーアは、Marketoの2つのイベントで講演を行った。また、Amazonの株主でもある)


      この記事は、Convince & Convertに掲載された「Is Inbound Marketing Actually Profitable or Just a Slogan」を翻訳した内容です。

      特にこの数年は急成長して勝負をかけてきたHubSpotですし、赤字の財務状況は上の他者の事例見ても、米国のB2B系のテック企業にはよくあるパターンですから珍しくもないとは思いますが、確かにインバウンドマーケティングをあれだけ推奨し、その投資対効果を謳っていてこの数字では「自社はどうなのよ?」「アウトバウンドに相当お金をかけているのでは?それともインバウンドマーケティングに費用対効果が悪いのでは?」という突っ込みをしたくなるのはわからなくもないですけどね。SEO会社も電話営業すると「SEO会社が電話営業してるなんて矛盾してるだろ!」と突っ込まれますし笑(一応、弊社は特に電話営業はしていませんが)

      ちなみにこんな記事を紹介してしまいましたが、インバウンドマーケティングにしてもコンテンツマーケティングにしてもその重要性と効果は誰以上に信じている私ですので誤解なきようお願いいたします。それより個人的には、この手のB2B企業のパターンとしてはIPOするにしろしないにしろ、最終的には大手企業の参加に収まることが一般的とは思いますが、HubSpotの場合、独特の企業文化を売りにしている点もありますから、求められる会社の持続的な成長、買収へのプレッシャー含め、IPO後のHubSpotの企業文化がどう変化していくのかが気になる点ではあります。 — SEO Japan [G+]