LINE元社長・森川氏の次なる挑戦は動画メディア——5億円を調達し、女性向けの「C Channel」で世界を視野に

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4月1日にLINEの代表取締役社長CEOの座を退いたばかりの森川亮氏。LINEを取締役COOだった出澤剛氏に託し、自身はスタートアップの起業家として新たにサービスを立ち上げる。

新会社の名称は「C Channel」。設立にあわせてアイスタイル、アソビシステムホールディングス、グリー、GMO VenturePartners、ネクシィーズ、B Dash Ventures、MAKコーポレーション、楽天などから約5億円を調達する。今後は社名と同名の動画配信プラットフォーム(同社では「動画ファッション雑誌」とうたっている)「C Channel」のベータ版を展開する。現時点ではウェブのみでのサービス提供となるが、今夏にもスマートフォンアプリも提供する予定。

C Channelでは、「クリッパー」と呼ぶ約100人のモデルやタレントが、独自の動画を配信する。動画では、「カワイイ」「クール」といった切り口で、日本のファッションやフード、トラベル情報など紹介する。動画の長さは1本1分で、1つの店舗やスポットのみを紹介。位置情報とも連携する。お気に入りのクリッパーをフォローするといった機能も備える。ターゲットにするのは10代〜30代の女性。動画は日本語のほか、英語でも提供していく。

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Pinterestライクなクリッパーページ ※クリックで拡大

動画はクリッパーの自撮り、もしくはプロのカメラマンが撮影。そのあとプロが編集している。デモ動画を見せてもらったが、1分でも情報量はそれなりにあるし、クオリティは非常に高い。

もちろんネットにもともとあるようなストリーミングの垂れ流し動画だってライブ感があって面白いのだけれども、それとはちょっと方向性が違う。テレビ番組に近いクオリティだ。

このあたりの理由を森川氏に聞いたのだけれども、C Channelには現在タレントやカメラマン、動画編集者やエンジニアなど約10人のスタッフがおり、SPA(製造から小売りまでを統合・内製)モデルでコンテンツを制作しているため、安価かつ速いスピードで高品質の動画を提供できるのだそうだ。テレビや映画など、映像制作の“職人”的な経験者も多いという。

動画はベータ版のスタート時点で100本程度を用意。今後は毎日アップデートしていく予定だ。「映像のプロとITのプロが集まっている。ちょっとやそっとじゃマネできないと思う」(森川氏)

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動画のイメージ

 

10年かけてタイム・ワーナーのような会社に

「グローバルなメディアを作りたい。マスメディアはまだまだ変わっていないので、その変化の中で大きな流れを作ることに挑戦したい。日本のメディアが海外に成功した事例はないので、10年かけてタイムワーナーのような会社を作りたい」——森川氏はC Cannelについてこう語る。

では森川氏はどうしてLINEの代表退任後のチャレンジとして動画の事業を選んだのか? 森川氏は「起業するのであれば、『自分がやるべき領域』でやろうと思った」と説明する。

新卒で日本テレビ放送網に入社し、その後ソニーを経てLINEの代表となった森川氏は、放送とネット両方のメディアを経験してきた人物。若いスタートアップがメディア事業を立ち上げることについては、「しんどいと思う。資金も人も必要になるので、バイラル的、ワイドショー的なものになりがち」と分析する。だが世界を見てみるとメディアは変革の時期。「(テレビなどマスメディアの)最前線の人は、メディアの中でも問題意識を持っている」と語り、メディアビジネスへの注目度を説く。

また動画メディア事業について、「映像と技術が分からないとできない難易度の高い事業。映像だけだと職人の世界になるし、技術だけだとPVなどを意識しすぎる」と語る。

ではその両方を経験してきた森川氏のサービスがすぐに成功するのかというとそこは慎重で、「ビジネス的には相当厳しい。C Channelは、最初の1年程度は売上ゼロでもユーザー拡大に注力する」のだそう。

ECと広告でマネタイズ、海外展開も積極的に

C Channelでは今後、ECと広告でのマネタイズを進める。ECについては、C Channelブランドの商品を販売する予定。所属タレントによるプロモーションを行うほか、リアルイベントでの販売なども予定する。4月16日には東京・原宿にスタジオ兼オフィスをオープンする予定で、週末などはそこでクリッパーなどを呼んだイベントを積極的に展開していく。また出資するアソビシステムを通じて、所属するアーティストなどとも連携したイベントを検討しており「今後はきゃりーぱみゅぱみゅなどが参加するイベントもやっていきたい」(森川氏)とのことだった。

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スタジオを兼ねた原宿のオフィス

 

直近にはブランド広告を中心に展開する予定。「今まではナショナルスポンサーがつくようなブランド価値の高いような動画メディアがなかった。C ChannelのCはコミュニケーション、キュレーション。質の高いブランドを作りたい。そのためには『選ばれている感』や『憧れ』をどう出していくかが重要」(森川氏)。

また将来的には「アドテクの会社にしたい」(森川氏)とのこと。ユーザーの属性にあわせてリアルタイムに動画広告を編集・生成するシステムを開発中だそうだ。「YouTubeなどに乗らずに自分たちで(インフラまで)抱え込めばいろいろとできることがある。将来的にはそのエンジンを外部に提供することも検討する」(森川氏)。そのほか海外展開もすでに予定中。年内にはニューヨークにスタジオを作り、試験的に動画の制作を開始していく。

48歳での挑戦、「ビジネスはタイミングが大事」

ところで森川氏は今年48歳。この年齢での新しい挑戦を「遅い」と感じなかったのだろうか。

「ビジネスはタイミングが大事。早すぎても遅すぎてもダメ。IoTもITとハードウェアの組み合わせだが、ITと動画という違うモノを組み合わすようなビジネスは難易度が高い。『スケールさせること』と『いいものを作ること』の両方考えないといけない」(森川氏)

森川氏いわく、タイミングの重要性はLINEの時にもさんざん経験した話なんだとか。

「例えば検索(NAVER検索。2013年12月にサービス終了)もそう。どれだけすごい人が最高のものを作っても、タイミングが合わないとダメ。LINEも原型をたどればただのメッセンジャー。(先進性という意味では)大したものじゃない。そう考えていく中で、今のタイミングであれば『動画』だと思った。本当は教育なんかもやりたいが、まだ早い。技術があるか? 市場が熟したタイミングか? そしてビジネスモデルが見えるか? の3点が重要」(森川氏)

新しい産業を生み出す

前述の通り、映像と技術の組み合わせは難易度が高いという話があったので、森川氏に「若手のメディア系スタートアップを蹴散らしていくような感覚を受けた」と話したのだけれど、森川氏は笑いながらそれを否定して、「どちらかというと海外のメディアと戦っていきたい」と語る。

また森川氏は「やるなら正直ゲームのほうが儲かるし、(動画メディアは)あまり若いスタートアップがやらない領域だと思っている。だからこそ選んだ」とも説明。また、「秋元さん(秋元康氏)にも相談したら『応援する』と言ってもらった。メディアも変わるべきところにきている意識がある」とマスメディア側の見方も語ってくれた。

ちなみにLINE退任についても少し話を聞いたのだけれども、一昨年くらいから社内では話をしていたのだそう。

「LINEの次に何をやるか——この年齢になるといつ死ぬか分からないから、社会的に何かを残したいと思った。そこで考えた日本の課題は高齢化に伴う衰退。ではそこで大事なのは何かというと、新しい産業を生み出すこと。それが今は動画だった。そこを考えつつ、また別の軸で教育や投資などもできることをやっていきたい」(森川氏)。実はエンジェルとしても「結構多い数投資している」とのことだった。

Lego、おもちゃが生きて動き出すLego Dimensionsゲームを9月27日にリリース―DCコミックス他と提携

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Legoはワーナー・ブラザーズ・インタラクティブと共同でスカイランダーズに似た「おもちゃが生きて動き出す」タイプのゲームを開発中だ。Lego Dimensionsと呼ばれるこの新しいゲームは9月27日にリリースされる予定で、DCコミックス、ロード・オブ・ザ・リング、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ザLegoムービーなど多数の人気コンテンツ・プロバイダーと提携している。

ゲームはXbox 360、Xbox One、PlayStation 3、PlayStation 4、Wii Uなど主要なプラットフォームをほとんどすべてサポートする。開発チームは既存の人気Legoゲームと同様、Travelers Talesスタジオだ。Dimensionsのユニークな点の一つは、スターター・パッケージにゲーム内で活躍するキャラクターのミニ・フィギュアとその舞台となるLego Toy Padとが同梱されることだ。

「おもちゃが生きて動き出す」というゲーム・カテゴリーはActivisionのスカイランダーディズニー・インフィニティーの成功によって注目されるようになった。おもちゃをベースにしたゲームも人気を集めている上にLego自体がおそろしいほど世界的に普及しているから、この分野に参入するにはまさに理想的だ。ゲームをベースにしたミニ・フィギュアなどにも大きな市場が期待できる。

スターター・パッケージには、Toy Pad、数個のレゴ・ブロック、Legoムービーのキャラクター(バットマン、ガンダルフ、ワイルドスタイル)のミニフィギュア3体が同梱される。Legoのプレスリリースによると、Dimensionは今後さらに多くのサードパーティーと提携していくことになるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

LinkedIn、プロフェッショナル向け教育に参入―オンライン学習大手のLynda.comを15億ドルで買収

プロフェッショナル向けSNSのLinkedInはLynda.comを買収してプロフェッショナル向けオンライン教育分野に本格的に参入する。

Lynda.comは1995年にBruce Heavinとテクノロジー分野の学習書の著者、Lynda Weinmanによって共同創業された。Lynda.comは長年、Photoshop、HTML、CSSなどの入門、マネージメントの基礎知識などをオンラインで得ようとする場合の定番サイトとなってきた。

Lyndaにはエキスパートによって制作されたチュートリアル・ビデオやコースが多数用意されている。eラーニングという言葉が今日のように普及するはるか以前からそれを実践してきたこの分野のパイオニアだ。

買収価格は15億ドルで、52%がキャッシュ、48%が株式によって支払われる。買収手続きの完了は今年の第2四半期が予定されている。LinkedInのプレスリリースによればLynda.comの社員の「大部分」はLinkedInに加わる。

買収を発表した公式ブログ記事で、LinkedInのCEO、Jeff Weinerは「われわれの目的は職を探している人々が実際に職に就けるよう手助けすることだ。LinkedInはこの買収によって職探しに役立つ技能や知識へのアクセスを提供していく」と述べたLynda.comのCEO、Lynda Weinmanは「両社の企業文化は完璧にフィットする」とし、 有用なスキルの教育により、求職市場における需要と供給のギャップを埋めるために大きな貢献が期待できると述べた。 LinkedInのコンテンツ事業の責任者、Ryan Rolanksyは、「LinkedInのユーザーは希望している職に就くために必要な技能が欠けていると気づいた場合、われわれのオンライン・コースによって即刻その技能身に付けることができるようになる」と述べた。.

LinkedInはLyda.comとの統合の具体的な計画を明らかにしていないが、Rolanskyは「当面、Lynda.comは従来どおり運営される」と述べた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitterから「見つける」が消えて「トレンド」が各トピックの説明付きになる(アメリカの英語版から徐々に)

Twitterの「トレンド」(Trending Topics)は、分かりにくいことがある。たとえば#NYFWがNew York Fashion Weekであるなんて、ふつーの人は知らない。そこで同社は、「見つける」(Discover)タブを、新しくパワーアップしたトレンド(Trends)セクションに変えて、それぞれのトレンドトピックの短い説明を付けることにした。今のところそれは合衆国ユーザの英語バージョンだけだが、Twitterは今モバイルより先にWebで実験しており、もっと多くの国へ展開する予定だ。

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Facebookが2014年の1月に「Twitterのトレンドトピック」(Twitter’s Trending Topics)をローンチしたときも、同じような説明が入った。Twitterは人びとにコンテキスト(文脈)を与えることによって、より大衆性を増し、同社自身の成長を助け、そしてより多くの人をトレンドに巻き込もうとしている。

たとえばPhantom 3という言葉を見ても、そのトピックが何(なん)なのか分からない人もいる。そこでこれからは、“世界最大のドローンメーカーDJIが新製品Phantom 3を発表”、という説明を付けるのだ。

これまで、「見つける」(Discover)はナビゲーションバーの上にそれ専用のアイコンとしてあったが、これからはそれがなくなり、画面トップの検索アイコンをタップすると説明付きの「トレンド」が現れる。トレンドのどれかをタップすると、そのトピックに関するツイートやメディアなどへ行き、そのトピックの世界が広がっていく。

Twitterが「見つける」(Discover)を導入したのは2011年だが、今日まで一貫して、なんか、こう、ぎごちない機能だった。これまでずっと、人気記事や、自分のネットワークからのツイート、トレンド、イベント、などなどがごっちゃに載っていた。Summifyを買収してからは、この部分の個人化(パーソナライゼーション)をトライした。しかしそれでもなお、今だにTwitterの裏通りみたいで、なんとなくずれたコンテンツばかり載ってる、という感じだった。ホットな今、ではなくて。

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「見つける」を強化版の「トレンド」に変えたら、Twitterの上で今起きている重要なことが、もっと分かりやすくなるだろう。元々、「見つける」のねらいが、それだったはずなんだけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

全ユーザーの3割が投稿、なぜ10代はMixChannelに熱狂するのか?

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スマートフォンで撮影した10秒の動画を共有できる「MixChannel」は、10代に人気のコミュニティだ。月間アクティブユーザー数(MAU)は380万人、月間再生回数は5億回。こうした数字以上に驚くのは、動画を投稿したことのあるユーザーが全体の3割を占めることだ。なぜ、10代はMixChannelに熱狂するのか。

福岡で開催中のイベント「B Dash Camp 2015」で、サービスを運営するDonutsの福山誠氏が、その秘訣を明かした。

MixChannelで人気のコンテンツのひとつはカップル動画だ。どんな内容かというと、中高生の男女がカメラの前でイチャイチャと抱き合ったり、キスしたりというもの。ただそれだけの内容を何組ものカップルがマネをして、相次いで投稿しているのだという。

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MixChannelプロデューサーの福山誠氏

「MixChannelでは、他のユーザーが投稿した動画をマネる行為が多いんです。やってることはみんな一緒で、数千人が目をつぶってチューする動画を上げている。マネをしたり、されたりするのが、MixChannelのコミュニケーションなんです。」

ユーザーがコンテンツを投稿するCGMは、Instagramのように利用者のほとんどが閲覧も投稿もするサービスを除けば、投稿率は全体の1割以下というのが相場。福山氏の言葉を借りれば、MixChannelの投稿率の高さは、「お題に乗っかるコミュニティの楽しみ方がある」ということらしい。

グリー田中氏が10年を振り返る——社会からの批判、「未熟」の一言につきる

福岡で4月9日〜10日に開催中の招待制イベント「B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka」。午後には「グリー10年の軌跡とこれから」と題したセッションが開かれた。登壇したのはグリー代表取締役会長兼社長の田中良和氏。B Dash Ventures代表取締役社長の渡辺洋行氏がモデレーターを務める中、グリーのこれまで——特に苦労を中心に——を語った。

人が誰も入ってこなかった

2人で起業してから従業員約1800人まで成長したグリー。渡辺氏はまず、一番大変だった時期について尋ねる。

「この10年悩んでいるが、グリーはすごくうまくいっているのか、そうではないのか分からなくなる」(田中氏)と答える田中氏だが、まず最初に大変だったのは人材採用だったそうだ。

「1番目の社員は山岸さん(創業期メンバーであり、現・取締役副会長の山岸広太郎氏)の友達。エンジニアだと聞いていたが『経理しかできない』と言われた。でも人がいなかったので採用した。2、3番目は学生で、4番目は営業に来たサイボウズの社員。手当たり次第採用しないと誰も入ってこなかった」(田中氏)。

上場時の社員は約100人だが、田中氏の友達の友達、社員の友達の友達といった人材が7割程度を占めていた。「(友達が多いのは)自慢ではなくて、ただ誰も入ってこなかった」(田中氏)

田中氏は、そんな状況でも事業を続けられた理由について、楽天での経験を挙げる。「創業期に遊びに行ったとき、楽天は雑居ビルの一室。三木谷さんはハーバードを出ているのにカローラに乗っていて『こういう人に関わっちゃいけない』と思った。だがその後会社は大きくなり、『会社ってそうやって作るモノだ』と思った。だから(グリーの創業期も)乗り越えられた」

PCからフィーチャーフォンへのシフト

苦労話はまだ続く。いざ人材が入っても、その人材に支払うお金がないのだ。「僕も(年収)400万円くらいで働いていた。辛いのは誘って入社してくれる人。前職から大幅に給料を下げてもらうしかないのが現実。心苦しいと思っていた」(田中氏)

そんなときは、自身でキャッシングしてお金を捻出していたそう。給料遅延こそなかったそうだが、「このあと破産するか、うまくいくか、どっちかしかないと思っていた」(田中氏)のだそう。

苦境はまだまだ続く。上場が見え始めた頃(2005〜2006年頃、KDDIからの調達前)に、PCでのビジネスの限界点が見えたという。そのタイミングでフィーチャーフォンで定額制がスタート。思いきってモバイルにシフトをしたのだという。

渡辺氏はその際に出た社内の不満をどう調整していったのかと田中氏に尋ねる。「社長として問われるのは、その話(モバイルシフト)をして納得しない、辞めちゃったとしてもしょうがない。『それしかないんだ』と自分でどれだけ確信できるかだ」(田中氏)

社会からの批判、「未熟」の一言につきる

そんな苦労も超えて、ゲームプラットフォームとして成功の道を歩き始めたグリー。だが2010年頃からは、競合とのケンカ(渡辺氏の表現。当時グリーとDeNAはプラットフォーム同士でのいざこざがいろいろあった。当時の状況を知りたければこんな記事もある)に始まり、コンプガチャの問題が起こる。

田中氏は当時の心境について、「何が起きているのか咀嚼するのに時間がかかった。メディアの報道を見て、何を問われているのかと」と振り返る。

「僕らはいいサービス、使ってもらうサービスを作っているという、ある意味純粋な気持ちだった。『誰も使わない』と言われていた釣りゲームを作った結果、国内累計1500万人に使われるようになり、そして社会問題になった」(田中氏)

「だが今思うと『未熟』の一言に尽きる。0から数千万人が使うようなサービスをやったことがなかったので、言い訳にならないが、その重要性や社会への責任、説明の仕方が分かってなかった。ビジネスマンとして世の中を変えるのであればその資格がない。未熟だった」(田中氏)

渡辺氏はこれを受けて、暗にgumiの業績下方修正を発端にした騒動に触れ、「社会的認知がされて、未公開から公開企業になって、社長の行動を考えないと(いけない)」と語る。

田中氏もこれに同意し、「ほとんどの人が悪意を持っているのではなく、どうしていいのか分からないということだと思う。でもそれは『分からない』では済ませられない。だらかが分かりやすく何度も説明する必要があると思う」とした。

グリーで一生頑張る

社会とも向き合い、海外にも進出(そして一度撤退して最適化)したグリー。PCからフィーチャーフォンへのシフトに次ぐスマートフォンのウェブからネイティブアプリへの、2回目の「シフト」を進めている。

その状況については「人員的なシフトは完了して、『消滅都市』はランキングも売上も上がり続けている。手応え、勝ちパターンはやっと見えてきた。重要なのは続けること。ボラティリティはあるが、強い精神力で作り続けていくべき」(田中氏)

さらに、渡辺氏から「また新しいことで起業しないのか」と尋ねられると、「人生で二度とやりたくないランキング一位が『起業』(笑)」としたあと、「僕もみんなもスティーブ・ジョブズにあこがれている。でもジョブズもゲイツも30年やって今に至る。それであれば30年やらないといけない」とコメント。「グリーで一生頑張る」とした。

OS Xの新しい写真アプリ、Photos詳細レビュー

Appleの新しい写真アプリ、Photosが、今日(米国時間4/8)公開された10.10.3 Yosemite無料アップデートで誰にでも使えるようになった。かなりの時間を費して試した結果、これがAppleのローカル写真管理ソフトウェアにとって有意義なアップグレードであることがわかった。このアプリは写真ストレージの真の未来を反映している:持っている写真すべてが、必要な時、必要な場所にある。

ビデオレビュー

iCloudフォトライブラリー

OS X Photosの中核をなすのがiCloudフォトライブラリー、プラットフォームを横断して写真を同期できる、Appleのクラウドベース写真ストレージシステムだ。つまり、同じアルバムをMacでもiPhoneでもiPadでも、さらにはもうすぐApple Watchでも見られるようになる。Photosを使うためにiCloudフォトライブラリーは必須ではないが、Photosは間違いなくこれを前提にデザインされており、あればいっそう輝きを増す。

iCloudフォトライブラリーを有効にすると、撮った写真とビデオがすべて自動的にiCloudに保存され、どのプラットフォームからでもアクセスできるようになる。あるデバイスで行った編集は、瞬時に他のデバイスでも見られるようになり、モーメント、コレクション、時間による分類も同じく反映される。写真をお気に入りにしたり並べる順番を変えた時も、それぞれのデバイスでiCloudフォトライブラリーを有効にして、同じiCloudアカウントにサインインしていれば、同じように全デバイスで同期される。

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iCloudフォトライブラリーは、コンピューター上のストレージに比較的負荷をかけず、デバイスで利用できるストレージに最適化して最近アクセスした写真や近々アクセスしそうな写真だけを保存する。それ以外は低解像度のサムネイルだけが表示され、フル解像度版はiCloudの接続状況次弟でほぼ瞬時にダウンロードされる。

今のところiCloudフォトライブラリーは私のテスト中にタイミングを逸したことはない。動作は極めて賢実で、MobileMeなどAppleの初期のクラウドサービスを体験した人にとっては驚きだろう。大量のファイルを保存するにはiCloudストレージの料金が高くつくかもしれないが、iPhonesで撮った写真は、私がデジタル一眼レフで撮った写真の巨大なバックアップディスクと比べてごくわずかだ(一眼レフ写真をクラウドに置くつもりはない、今のところ)。

写真の整理

Photosの写真・ビデオの整理戦略は、iPhoneから借りてきたもので、既に熱心な写真整理魔でない人にとっては特にすばらしい管理方法だ。写真は標準では時間と位置に基づく「モーメント」でグループ分けされ、写真とビデオの中で起きた日々の出来事を切り取って見ることができる。

もっと旅行全体を広く見渡したい時は、コレクションが数日間にわたってまとめてくれるので、例えば休暇全体を一望するのによい。これは、写真の位置情報を利用できるようにしていればすべて自動的に行われる。旅行の後の写真整理に怠慢な人にとって、驚きの便利さであることを私自身の体験から発見した。

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さらには、何年も昔までライブラリーをズームアウトして見ることもでき、もちろん自分のカスタムアルバムも作れる他、タイプ別(パノラマ、連写、スロービデオ等)分類、顔の自動認識、お気に入りだけを集めることも可能だ。

このシステムの美しいところは、手軽な使い方にもヘビーユーズにも反応が良いことだ。つまり、手で整理することを全く考えずに撮影だけしていても楽しくアルバムを眺めることができるし、細かく写真を選んでお気に入りにタグ付けする人にとっても望む結果が返ってくる。

私が思うに、このアプリはどちらかというと、できるだけ手のかからないフォトアルバム管理を目指しているようで、それが私の気に入った理由でもある。私は自分で撮った写真にしっかり気を配る時間も熱意も持っていないが、それでもPhotosは、私の過去10年を振返る実に見やすいアルバムを苦もなく作ってくれる ― さもなければ、作らなかったことを後悔していたであろう記録だ。

編集

編集は、私が手を動かすことを楽しむ作業の一つだが、Photosはその欲求を満たしつつ、手を加える必要のない大部分の写真を未来に残すのを手伝ってくれる。Photosの編集ツールは堅牢で、凝らないユーザーのためには殆どが自動で処理を行い、好奇心あふれるユーザーには精細な編集機能を提供する。

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Apple独自の自動最適化ワンクリック編集は、殆どのニーズに沿って色や露出の微妙な問題を解決してくれる。エフェクトは現時点では限定的だが、一般ユーザーに広く対応するにはこれが最善策だろうし、もう少し手を加えたい人は、露出、ハイライト/シャドウ、明るさ、コントラスト等の調整スライダーをワンクリックで呼び出せる。

ここでも私は、殆どの仕事をPhotosに任せて眺めているのが楽なことに驚いた。通常私は一眼レフで撮ったRAWファイルをいじり回すのが好きなのだが、Appleのワンクリック編集は私の使い方の中では十分すぎる結果をくれた。Photosを使う以前のめったに写真をいじらなかった頃よりも、改善された写真の総数はずっと多い。

フィルターもまたワンクリック調整が中心で、モバイルでInstagramがやっていることをデスクトップで(ある程度)実現している ― つまり撮影後エフェクト機能のアピール範囲を、熱心なホビイスト以外へも広げている。Appleの用意したフィルターはわずか8種類だが、それでも殆のユーザーには十分だろう。

共有

Appleは、Photosで写真共有の選択肢を増やした。iCloudフォトシェアリングを使うことによって、他のiCloudユーザーと写真やコレクションを1枚単位で共有し、それぞれが自分のPhotsアプリで写真を見ていいね!やコメントをつけられる。

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これが唯一の写真共有方法になるかどうかは、周囲の人たち全員がAppleユーザーかどうかによるが、PhotosはFacebookやTwitterへのシェアもシステムレベルの統合によって簡単になっている。

PhotosはiOSのSharing Extentionsもサポートしているので、新しいデベロッパー機能を利用するサードパーティーアプリやウェブサイトを使って、様々な場所に写真を直接投稿することができる。Appleがこのソフトウェアをあらゆる写真とビデオの「ホーム」として位置づけつつ、よく行く他の場所にも簡単に持ち出せるようにしているのは賢明なやり方だ。

結論

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AppleのPhotosは、Macユーザーにとって最初のエコシステムの一員だったiPhotoを置き換えるという大役を、十二分にこなしている。驚くほどの奥深さがありながら、ずっと軽量なプログラムを使っている気にさせ、ライブラリーサイズが大きくなっても遅れや重さは感じない。手動の整理に多くの時間と労力を費していた人にとっては、新ソフトウェアに慣れるまで時間がかかるかもしれないが、新時代のモバイルフォトグラファーにはぴったりのアプリと言える。

これからの写真管理は、ユーザーの手をわずわらすことを減らし、撮影してアルバムを見るだけに専念させる方向になるだろう。驚くほど優れたモバイルカメラが遍在する今、写真整理は益々複雑化している。しかしPhotosは、今後ユーザーが撮るであろう何百何千億枚という写真をAppleがスマートに処理できることを証明する、写真ソフトウェアの革新だ。

OS X 10.10.3アップデートをインストールしてPhotosを見つけたら、このAppleのサポート記事を読んで、ApertureまたはiPhotoからの移行方法を調べよう。

【日本語版注:Photosアプリの日本語名は「写真」】

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Watchに対抗するNetflix Watch…これなら映画も見られる

エイプリルフールはとっくに終わったが、Netflixはネタを一つ、Apple Watchのレビューがどっと氾濫するその日まで、取っておいたようだ。

ご存知のように、Apple Watchのまわりには、まだ答のない問がたくさんある。消費者はそれを欲しがるか? “キラーアプリ”は現れるのか? 電池は少なくとも一日はもつのか?

でも一つだけ確かなのは: Apple Watchの小さな画面でNetflixを見たら、堪えられないこと。そこで、Netflix Watchの登場だ。

“クリアな映像と良質なストリーミングと大好きな番組や映画を見られるだけでなく”、とNetflixは書いている、“あれみたいに不便ではありません”。

これはNetflixからの軽いジョークにすぎない(ウォッチ本体はもちろんiPhoneだ)が、こういうものは完全に実在する。たとえばAmazonで”iPhone wristband”(iPhone用腕輪)を検索すると、10種以上の製品が現れる。その多くは、フィットネス用を謳っている。

こんなおふざけが好きな人には、本誌が作った今年のエイプリルフールのベスト・ジョーク集をご紹介しよう。これらは実際に、エイプリルフールに登場したやつばかりだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

もはや国境は意識しない、日本発IoTスタートアップの強みと課題

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新経済連盟が開催するカンファレンス「新経済サミット2015」が4月7日から8日にかけて東京で開催された。初日となる4月7日には「世界を担う日本発のIoT 〜グローバルマーケットで日本企業はどのように闘うのか〜」と題するセッションが開催された。IoT(モノのインターネット)の時代、世界で勝つ為に求められるものは何か。官民それぞれの立場から意見が交わされた。

登壇したのは総務省 情報通信国際戦略局 通信規格課  標準化推進官の山野哲也氏、経済産業省 商務情報政策局 情報経済課長の佐野究一郎氏、WiL 共同創業者ジェネラルパートナーの西條晋一氏、イクシー代表取締役社長の近藤玄大氏、Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏の5人。モデレーターはABBALab代表取締役の小笠原治氏が務めた。

国はIoTをどう見ているか

総務省や経産省は、IoTをどう捉えているのだろうか? 経産省の佐野氏は、ドイツの国策である「インダストリー4.0」やアメリカGE社のIoTプラットフォーム「Predix」といった、生産工程の自動化・デジタル化、センサー・人工知能(AI)を使った開発パフォーマンス向上施策を例に挙げ、海外でのIoTの急速な広がりを説く。

では日本はどうなっているのかというと、産業競争力会議においてビッグデータやIoT、AIの推進に取り組む事が決まった段階であり、具体的な政策のあり方は検討中とのこと。今後は「ベンチャー企業の力をいかに増やすかが重点事項」と課題を語る。

山野氏は総務省の観点から標準化について解説。IoTには4つの要素があるという。

・センサーで情報を集める技術
・収集した膨大なデータをネットワークに送る技術
・膨大なデータを解析し、意味あるデータを発掘する技術
・得られた意味をデバイスにフィードバックする技術

それぞれの要素別に見ると国際標準化は進みつつあるとし、M2Mの標準化団体oneM2Mを例として挙げた。ただ国内における標準化作業は出遅れている感が否めないとのこと。

IoTビジネスはに国境はない

「世界と戦う」という意味について、実際にIoTでビジネスを立ち上げているスタートアップはどう考えているのだろうか。

Cerevoの岩佐氏は、日本、海外という意識は全くしていないと言う。インターネットという世界共通プロトコル上で動作する「モノ」を販売しているため、発表すればおのずと世界中から注文が来るとのこと。むしろわざわざ「グローバル」と意識をすることなく、それで世界で成功できるのがハードウェアの良い点だと持論を述べた。

筋電義手「handiii」を手がけるイクシーの近藤氏は、「モノは分かりやすいので、コンテンツが良ければどこでも売れる」と説明。handiiiをSouth by Southwest(SXSW)でデモした時の反響の大きさを例に挙げた。handiiiは医療分野のプロダクトであり、国によって法律が異なるためローカライズは困難を極めるプロダクトだ。だがイクシーでは極力データも公開し、各国の研究機関と共同で開発を進めていきたいとした。

ベンチャー投資を手がける傍らでソニーと合弁会社「Qrio」を立ち上げ、スマートロックの開発しているWiLの西條氏も、「モノ(ハードウェア)は非言語なのでイメージされやすく、世界展開はしやすい」と語る。

日本でビジネスを行う3つメリット

スタートアップ側の登壇者3人が「国境はあまり意識していない」と語るが、モデレーターの小笠原氏は、日本でビジネスをすることの利点を尋ねた。

「そもそも僕ら(日本でビジネスをするスタートアップ)は有利」——岩佐氏はそう語る。その理由の1つめは「Japanブランド」。先代の方々(これまでの日本のメーカー)が築き上げてきた信頼のおかげで、全く同じ製品だったとしても日本製が選ばれるのは大きいとした。2つめは「家電設計者の多さ」。これだけ家電開発者が多い国は世界を見渡してもほかにない。これがIoT時代の武器になると話す。3つめは「時差」。家電やハードウェアのほとんどの工場は現在アジアに集中しており、時差も少なくいざとなれば3〜4時間で行ける距離にある日本は欧米と比較して地理的にも有利だとした。

また近藤氏は、「長期的に日本に留まるかは分からない」とは言うものの、「日本人のこだわり、職人気質はプロトタイプを開発する上でメリットになった」と言う。

IoTスタートアップ、挑戦するには「いい時期」

セッション終了後の囲み取材で、西條氏、岩佐氏、近藤氏から、ハードウェア、IoTスタートアップに挑戦する人に向けたメッセージを貰ったので、以下にご紹介する。

WiL 西條氏

起業するにもいろんな方法がある。イクシーやCerevoのように自力でやる方法もあれば、WiLのように大企業とコラボレーションする方法もある。「メンバーが不足しているからできない」と諦めて欲しくない。自分は文系人間でものづくりの経験も無かったが、今は非常に良いチームができている。いろんな山の登り方がある。やりたいという気持ちを大事にしてほしい。

Cerevo 岩佐氏

基本は「やりたいと思った時がやり時」だが、ここ1〜2年急激にハードウェアスタートアップがやりやすくなった。2007年当時はハードウェアスタートアップとか言うと笑われる時代だったが、今はDMM.make AKIBAの様なシェアオフィスもあり、興味を持ってくれる投資家も増えた。始めるにはいい時期。あと、ITでの起業というとエンジニアが起業するイメージが強いが、自分の周りでは文系、調整型の人間が立ち上げた企業が成功している。ぜひ文系の人にも挑戦してほしい。

イクシー 近藤氏

むしろ今の学生はすでに起業している。大学の研究室の成果をクラウドファンディングに乗せて製品化を目指すような流れが普通になってきている。逆に、定年退職したベテラン職人が起業するようになると面白いと思う。

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左から小笠原氏、山野氏、佐野氏、西條氏、岩佐氏、近藤氏

 

AppleがキーボードアプリのDryftを密かに買収してAndroidを猛追

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Appleは、密かにキーボードアプリを開発するスタートアップのDryftを買収していた。TechCrunchでは買収は昨年の終わり頃に行われたという情報を得た。

Randy MarsdenのLinkedInのプロフィールから、買収時期を推測できる。彼は昨年の9月にAppleに入社したと記されている。MarsdenはDryftのChief Technology Officerを務めていた。また彼はSwypeの共同ファウンダーでもあり、今はApple内のキーボード開発を牽引している。AppleがDryftの資産、それともMarsdenを含めたメンバーの才能のどちらに重きを置いて、買収に至ったのは定かではない。最終的な契約金額といった内容も開示されていない。

AppleはTechCrunchに対し、Appleは小さめのテック系企業を随時買収していると認め、その目的や計画について開示する予定はないと伝えた。この文言は、今回の買収が事実であることを示唆している。

Dryftは2013年に開催されたTechCrunch Disrupt startup battlefieldのファイナリストであった。

Dryftのキーボードは、ユーザーがディスプレイに指を置いた時にだけ画面に表示される。スクリーン上のキーボードとしてはユニークな手法だ。このキーボードは指の動きを感知できるタブレット用に開発された。iOS 8のリリースから、Appleは開発者が自由に端末のキーボードを変えることを可能にした。これによりSwypeやSwiftKeyのようなスタートアップが、iPhoneのキーボードをカスタマイズできるサービスを制作してユーザーに提供できるようになった。

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この動きはAppleにとって重要な意味がある。キーボードのカスタマイズアプリは、Google Playで最も人気があり、利潤の高いアプリだったからだ。キーボードは自由にカスタマイズできることが、AndroidをAppleと差別化し、魅力的なポイントでもあった。今までAppleはAPIやその他の機能の公開に対し、慎重な姿勢を取っていた。

しかしそれはAppleのiOS 8のリリースから一変した。ユーザーはこぞってキーボードアプリをダウンロードし、早くもそれらのアプリがApp Storeの上位に登場するようになった。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ facebook

YouTubeが広告のない月額会費制視聴サービスを年内に開始…クリエイターの増収に貢献か?

【抄訳】

昨年秋の報道を裏付ける形でYouTubeは今日(米国時間4/8)、広告のない会費制サービスの計画を、YouTubeパートナーたち(YouTube Partners)へのメールで発表した。メールに書かれている詳細によると、消費者は有料(月額制)で広告のないYouTubeを利用することを選べる。それによる新たな収益化オプションは、パートナーがYouTubeのクリエイタースタジオダッシュボード(Creator Studio Dashboard)で合意を表明することで、有効になる。それが実際に有効になるのは2015年6月15日からだ。

そのメールによると、広告のない会費制のサービスではクリエイター自身が多様な収益化方式を作品に盛り込むことができ、視聴者にとってもYouTubeが一層楽しい場になる、と訴えている。

YouTubeは会費制を、時間をかけて準備してきた。10月には、収益化のための取り組みを陣頭指揮してきたCEOのSusan WojcickiがCode Mobileカンファレンスで、このところますます多くのモバイルからの視聴者たちが広告を嫌がるようになっているから、広告なしの会費制はまずモバイルユーザにアピールするだろう、と説明した。有料制という部分ではYouTubeはNetflixなどと似たものになり、消費者はコンテンツにお金を払ってオンデマンドでアクセスし、それが広告等に中断されることなくストリーミングされる。

これに伴いYouTubeは、パートナー事業の規約(Partner Program Terms)を改訂し、YouTubeは会費収入の総額の55%をクリエイターに払う、とした〔支払比率は、各月の、(そのコンテンツの視聴時間累計/総累計視聴時間)〕。このパーセンテージは広告収入の場合と同じだ。以下に、新しい規約書から引用しよう:

【原文引用略】

メールにも新しい規約にも月額会費の金額は載っていないし、有料制サービスの開始日の明記もない。6月15日は規約の変更が有効になる日だが、その日から新サービスの提供が始まる、というわけではない。段階的な展開になるのか、あるいはYouTubeはサービスのローンチの前に規約書などの法的側面を整備したかったのかもしれない。情報筋がBloombergに語っているところによると、サービスの提供開始は今年中だそうだ。

【後略】(パートナーへのメールの原文など)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

「泥んこ発電」で子供たちの科学力を育てるMudWatt

MudWatt

またひとつ、子供たちに科学技術的な知識と興味を与えようとするプロダクトが誕生した。MudWattというもので、泥を使って電気を起こすものだ。この非常に楽しそうな(汚い、という人もいるだろうけれど)プロダクトは現在Kickstarterキャンペーンを展開中だ。泥の中でバクテリアを繁殖させ、そして時計、温度計、ブザーなど単純な電子機器を動作させる仕組みになっている。

Kickstarterでのキャンペーンということを聞いて、開発途上のプロダクトなのではないかと考える人もいるだろう。しかし実のところ、このMudWattは何年も前から開発を行なってきたものなのだ。また最近ではスタンフォードのStartXインキュベータープログラムにも参加して、子供向けプロダクトについての知見も深めている。

共同ファウンダーのKeegan Cooke曰く、MudWattのアイデアは、2010年に買収されたTrophos Energyという小さなスタートアップにてリサーチサイエンティストとして働くうちに得られたものなのだそうだ。Cookeはそこで海底堆積物を利用したバクテリア燃料電池のプロトタイプを研究していた。また同時にさまざまな学童向けイベントにて研究成果を案内し、子供たちが科学的なデモンストレーションに大いに興味を持つようであることを認識したそうだ。

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そうして友人であり共同ファウンダーでもあるKevin Randとともに、仕事や大学院における研究の空き時間を使いながらMudWattのアイデアを数年間かけて温めていった。初期モデルを配ってみたところでは大きな反響があり、このプロダクトには楽しみのためのサイドプロジェクトとして以上の可能性があると感じるようになっていったのだとのこと。

これまでのところで、キットの販売台数も6000台となり、さらに月間200セットの割合で売れ続けているのだそうだ。

「販売に力を入れるということはありませんでした。その中での数字ですから、正直いって驚いています」とCokeは言う。「このプロダクトには大きな可能性があり、ビジネスとして成立するほどの需要があると認識するにいたったのです」。

Kickstarterに投入したのはMudWattキットの最新版だ。コンポストとして利用できるケースも用意し、他にもさまざまなアップデートが加えられている。いろいろな組み合わせのキットが用意されているが、電極やLED、説明書などが同梱されていて、またiOS版およびAndroid版が用意されているMudWatt Explorerというモバイルアプリケーションも利用できるようになる。

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MudWattで利用する泥は、自宅の庭から掘り起こしても良いし、園芸店で購入してきても良い。また電力を強めるために「燃料」を入れても良い。冷蔵庫の中にあるものがよい「燃料」となる。但し、ゲータレードがふさわしいのか、それともケチャップか、もっと別のものが良いのかを考えるのは、子供たち自身に委ねられている。

数日するとLEDが点滅をはじめる。これはキット内のバクテリアコロニーが電気を生み出し始めたことを示すサインだ。電気を生み出し始めれば、いよいよ次のステップに進むこととなる。

バクテリアのコロニーが拡大すれば、LEDの点滅頻度が高まる。そうなればブザーや時計、温度計、あるいは液晶電卓などのデバイスを繋いで観察することができるようになるのだ。

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モバイルアプリケーションでも、LEDが点滅する様子を検知してバクテリアの成長具合を測ることができるようになっている。これにより成長具合や、どれくらいの電気を生み出しているのかを知ることができる。またアプリケーションから、泥の中で活躍して電気を産み出すバクテリアを主人公とするコミックを読むこともできる。

Cookeは、子供たちが泥発電に興味を持つだけでなく、身の回りのさまざまな不思議に興味を持ってもらいたいと考えているそうだ。

「子供たちが自分でいろいろ調べてみて、試して見ることのできる環境を提供したいと考えているのです。MudWattもそうした方向で活用して貰えればと希望しています」。

そうした方針に則って、MudWatt以外のキットの可能性についてもいろいろと考えているところなのだそうだ。たとえば沼にある藻などを使った発電キットなどを考えて見ているのだとのこと。

ビデオで紹介されているキットをすべて含むMudWatt DeepDig Kitの価格は59ドルとなっている。但し容器などを自分で用意するのなら、電極などの基本キットは29ドルで手に入る。また教育機関向けのClassroom Packというものもあり、こちらは350ドルになっている。

調達目標額は3万ドルで、本稿執筆時点では2万6000ドル程度が集まっている。

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(翻訳:Maeda, H

資金調達・事業提携イベント「RISING EXPO 2015」、東南アジアから応募開始

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サイバーエージェント・ベンチャーズが主催するスタートアップ向けの資金調達・事業提携支援イベント「RISING EXPO」が今年も開催される。

このイベントは、1億円以上の資金調達を検討するスタートアップと、国内外の有力ベンチャーキャピタルや大手事業会社とのマッチングイベント。事前選考を通過したスタートアップのプレゼンテーションとネットワーキングの場を提供する。

昨年は日本のほか、東南アジア(インドネシアで開催)、韓国、中国のアジア4地域で開催したが、今回は日本、東南アジア、韓国の3地域で開催する予定。日本で開催された「RISING EXPO 2014 in Japan」では、スタートアップ15社、ベンチャーキャピタル60社、事業会社60社が参加した。

このイベントがきっかけになったもの、そうでないものを含めての数字にはなるのでどこまで参考になるかは分からないが、登壇企業の累計資金調達額は40億円以上、1社当たり平均資金調達額は3億円を超えているのだそう。今年は資金調達に加えて、事業会社とのマッチングについても力をいれるのだとか。

2015年の開催スケジュールは以下の通り。なお本日4月9日より、インドネシアで開催するRISING EXPO 2015 in South East Asiaの応募を開始する。その他の地域は決定次第随時特設サイトの情報をアップデートしていくとのこと。

・RISING EXPO 2015 in South East Asia:2015年6月25日
・RISING EXPO 2015 in Korea:2014年6月予定
・RISING EXPO 2015 in Japan:2014年8月7日

応募条件は次のとおり。なお本店所在地は国内外を問わない。
・IT・インターネット関連ベンチャー企業であること
・原則、サービスローンチをしており、一定のユーザー数もしくは一定の売上を獲得できていること
・1億円以上の資金調達を検討していること

ちなみに昨年、一昨年に引き続き、僕も事前審査員として参加させてもらう予定だ。伸び盛りのプロダクト、そして起業家と出会えるのを楽しみにしている。

Apple、OS X 10.10.3を公開。新写真アプリPhotos、絵文字が登場

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AppleはOS X 10.10.3を公開した。これはデスクトップOSにとって大きなアップデートであり、新しい写真アプリPhotosが一般ユーザーの前にお目見えした。アップデートはApple Storeで全OS Xユーザーが無料でダウンロードできる。

このアップデートでは、新しい絵文字が300種類以上追加された他、Spotlightのサジェスト機能、WiFi性能および画面シェアリングの安定性向上も実施されている。

Appleの新Photosアプリは大きな変更なので、このOS Xの新顔について詳しく知りたい人は本誌の総力レビュー記事をご覧あれ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MicrosoftがWindows ServerのDockerコンテナサポートのために、新たな仮想化ハイパバイザ層とWSの極小化コアNano Serveを提供

コンテナはアプリケーションの書き方や展開の仕方を急速に変えつつある。このバスに乗り遅れたくないMicrosoftは昨年10月に、Windows Serverの次のリリースでDockerによるコンテナをサポートする、と発表した。そして今日(米国時間4/8)同社は、Windows Server上のコンテナの安全を確保するためのハイパバイザと、Windows Serverから余計なものをそぎ落として極小化し、クラウドとコンテナ向けに最適化したバージョンを発表した

Microsoftでクラウドプラットホームのマーケティングを担当しているマネージャMike Schutzによると、このところMicrosoftでも、コンテナ技術のサポートを求める顧客からの要望が日に日に増えている。またMicrosoft自身も、本来はLinuxの技術であったDockerをAzureやWidows Serverなど同社のプラットホームでサポートするための技術を、十分な実用レベルにまで育ててきた。

今日の発表は2014年に発表されたWindows ServerのDockerサポートと、Windows Server Containersの発表に次ぐものである。後者Windows Server Containersは、.NETなどのWindows技術で書かれたアプリケーションを、コンテナにパッケージして動かすための技術だ。

Schutzによると、今日発表されたHyper-V Containersは、コンテナとオペレーティングシステムを隔離する仮想化層によりセキュリティを強化して、Windows Server上のコンテナの展開に新たな次元を加える。そしてそれらはすべて、既存のDockerツールと共存できる。

“デベロッパがコンテナの利点を大きなアプリケーション集合に適用しようとするとき、新しい要求が生まれることに気づいた”、とSchutzは語る。それは、もっと良好な隔離とともに、“もう少しコントロールの幅を広げたい”という欲求だ。

Hyper-V Containersは、まさにそれを提供する。とくに大企業では“エンタプライズシステムやホスト環境においてより高いレベルの信頼性が要求される”、とMicrosoftは指摘している。

Windows Server Containersのアプリケーションは、無変更でこの新しいHyper-V Containers中へ展開できる。

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またWindows Serverの極小化バージョンNano Serverは、Schutzによると、フルサイズのWindows Serverの1/20のフットプリントしかない。それはコンテナへの関心に応えるだけでなく、軽量級のクラウドサーバを動かすためのオペレーティングシステムとしても利用できる。Microsoftは長年、Windows ServerのGUIのない最小インストールをServer Coreとして提供してきたが、Nano Serverはそれをさらに徹底させて、目的をクラウドの展開に絞り、軽量でベアメタルなハイパバイザとしても利用できるようにした。

なおNano Serverは、単独のバイナリとして提供されるのではなく、Windows Serverの次のバージョンのインストールオプションなので、サービス規約も料金モデルも本体WSと同じになると思われるが、その件に関してMicrosoftからの公式発表はまだない。おそらく詳細は、来月行われるデベロッパカンファレンスBuildで発表されるのだろう。同社はNano Serverのプレビューを来月提供する、と約束している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Zynga、前CEOマーク・ピンカス復帰のニュースを受け株価下落

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あの男が戻ってきた。今日(米国時間4/8)の取引終了後、Zyngaは前CEO Mark Pincusが復帰することを発表した。今や前CEOとなったDon Mattrickは2つの椅子から降りることになる。会社の指揮体系のトップ、および取締役会の席だ。

ニュースを受け同社株は10%以上値を下げたが、その後8%という適度なマイナスへと復活した。投資家らがこの変更に熱烈でないのは、おそらくトップ交代が往々にして問題を起こすのに十分な火種だからだろう。

Zyngaはここしばらく財政面で改善を見せている。最近の数四半期では売上を伸ばし、損失も金額、1株当たり共に縮小している。Zyngaは今も十分な資金を持っている。

声明の中でPincusは、Mattrickの指揮下で同社売上におけるモバイルブッキング[仮想グッズ販売等による仮売上]の割合が、就任時の27%から60%へと成長したことを指摘した。ZyngaはFacebookプラットフォームから、モバイルゲームへの変遷が遅かったことで悪評を買っている。

ニュース発表前、Zyngaの時価総額は25.7億ドルだった。仮にニュースが原因で10%値を下げたとしても、Zyngaの価値は20億ドルを優に超える。

このニュースは驚きだった。MicrosoftのCEOビンゴに負けた後のMattrickを指命した時はさほどショックを受けなかった。彼がここまで早く辞めたことの方が注目に値する。Microsoft時代のMattrickに詳しい筋がTechCrunchに話したところによると、彼は知性的で人に好かれていた。交代の原因が何であるかは不明だ。

当面Zyngaは、古きリーダーを戻して会社の指揮をとらせる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

海賊版映画のストリーミングサービス、Popcorn TimeがiOSに登場―脱獄は必要なし

違法にコピーされたデジタルコンテンツが大量に共有されることから「海賊版のNetflix」と揶揄されるP2Pストリーミング・サービス、Popcorn TimeがiOSユーザーにとって非常に使いやすくなった。 Torrent Freakの記事によればiOSアプリを利用してiPhoneまたはiPadでPopcorn TimeのTorrentネットワークを簡単に利用できるようになるという。このアプリはインストールにあたって脱獄を必要としない。

Popcorn Timeについて少し説明しておくと、これは海賊版映画のストリーミングを主な目的とするサービスだ。それでもただちに違法とはいえないのは、ストリーミングするコンテンツを自らホストしていないからだ。コンテンツ自体はウェブの他所の場所にある。このソフトはそうした海賊版コンテンツへのアクセスを提供する。海賊版には高画質の映画やテレビ番組が数多く含まれる。これは典型的な灰色の領域だ。

Popcorn Timeはその使いやすさとコンテンツの豊富さでNetflixのような合法的サービスにとって脅威となっている。実際、Netflixは今年、株主宛の公開状で海賊版の危険性を訴えている。NetflixのCEO、Reed Hastingsはこの中で「われわれのビジネスにとってもっとも大きなライバルはHuluやHBOではなく、海賊版サイトだ」と述べた。

オリジナルのPopcorn Timeは2014年にサービスを停止したが、それ以後、多数の匿名サイトが復活している。昨年秋、Popcorn TimeのiOSアプリが開発されたが、これはインストールに脱獄が必要だった。

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しかし前述の記事によればPopcorn Timeのデベロッパーは脱獄なしで作動するiOSアプリの開発に成功したようだ。ただし、AppStoreのアプリとは違い、インストールには一手間かかる。デベロッパーはMacまたはWindowsのデスクトップ・パソコンで作動するインストーラーを開発した。ユーザーはiOSデバイスをUSB経由でパソコンに接続し、インストーラーを起動してその指示に従えばよい。

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このアプリはiPhoneやiPad上で映画やテレビ番組をストリーミング再生するだけでなく、ChromecastやApple TVにも対応している。インストーラーはこちらのページ からダウンロードできるが、現在入手可能なのはWindows版だけだ(Mac版は今月中にリリースされるという)。ベータ版とされているのでそれなりのバグを含んでいることは覚悟したほうがよい。

いうまでもないが、利用はあくまで自己責任で。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook、ウェブ版メッセンジャー専用サイトを公開(現在は英語版のみ、順次拡張)

ウェブでFacebookのメッセンジャーを使おうとすると、ニュースフィードに次々に表示される新しい投稿や通知に気が散りがちだ。そこでFacebookはウェブにもモバイル版同様の専用Messengerインターフェイスを作った。今日(米国時間4/8)、Messenger.comがメッセージ専用サイトとしてオープンした。英語版はすでに世界に公開されている。その他の言語のサポートも順次進められる。

もちろん今までどおりFacebook.com内から「メッセージ」を選択することもできるが、Messenger.comは仕事で頻繁にメッセージをやりとりする忙しいユーザーやメインサイトのソーシャル活動は嫌いだが友達とチャットはしたいというユーザーには大いに歓迎されるだろう。Facebookをしなくても世界中の相手と高音質通話ができるなどFacebookメッセージの全機能が使えるようになった。

Facebookの広報担当者は私の取材に対して「デスクトップ版にもメッセージ専用サイトを作ったのはモバイルのMessengerアプリとユーザー体験の共通化を図るためだ」と答えた。

Messenger Web

新しいMessengerサイトは、上のスクリーンショットのように、左側に既存のスレッドが並び、右側に大きなチャット・ウィンドウが表示される。 音声、ビデオ通話、スタンプ、写真の添付などモバイル版で利用できる機能はほとんどすべてデスクトップ版でも利用できる。

ただし現在、ボイス・メッセージの録音と送信、ウェブカメラからの写真の直接送信、新しいMessengerプラットフォームを利用したコンテンツ共有などはまだサポートされていない。 しかしモバイルの場合と同様、Messengerを本体から切り離すことによって、ユーザーに煩雑さを感じさせることを恐れずに他のインスタント・メッセージと競争するための機能の追加ができるようになった。

Messenger Notifications

新Messengerのもう一つの便利な機能はデスクトップへの通知機能だ。メッセージを受信すると小さな通知窓がポップアップするので、すぐにMessengerタブを開いて返信することができる。

Messenger.comのスタートはFacebookが買収したWhatsAppが1月にウェブ・インターフェイスをリリースしたことに連動するものだろう。Facebookのユーザーベースが急速にモバイル第一化し、チャットがユーザーの日常生活に組み込まれるに連れて、あらゆるプラットフォームで快適なメッセージ・インターフェイスを提供する必要性が高まっていた。

ではFacebookは将来、Messenger専用のデスクトップ・クライアントを開発するだろうか? 専用アプリなら、そうでなくても混雑したブラウザを経由せずに、ワンクリックでチャットが始められるので便利だ。可能性はあるだろう。

〔日本版〕Facebookの「設定」から主要言語を「英語」に変えただけでは新しいデスクトップ・メッセンジャーは利用できないもよう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple、iOS 8.3をリリース―絵文字の拡張とバグフィックス

今日(米国時間4/8)、AppleがiOSのアップデートをリリースした。これによって300種類の新しい絵文字が追加された。これらは同時にOS Xにも追加され、両プラットフォームのエモーティコンの表現の幅が大きく広がった。iOS 8.3では多数のバグフィックス、機能の改良も行われた。その範囲はWi-Fi、アプリのランチャー、Bluetooth、メッセージ、CarPlayなど非常に広い。

アップデート・ノートがそっけないほど短いAppleにしては珍しく、今回のノートは長い。重要なバグフィックスには、たとえば、iPhoneを回転させたときに表示の向きが自動的に変わらない問題、 Wi-FiやBluetoothでスピーカーのようなデバイスを接続しているとき接続がときおり切れる問題などが修整されている。

絵文字の他に今回のアップデートで追加された機能としては、CarPlay対応車種との通信機能、iMessageでのジャンク、スパムのフィルター機能、OS Xの新しいPhotosアプリに対応したiCloud写真ライブラリーのサポートなどが含まれる。

アップデートをインストールするには「設定」を開いて「ソフトウェア・アップデート」を実行すればよい。

〔日本版〕 日本語版もリリーズずみ。Apple Watchのサポート、ヘルスケア・アプリの機能改善、メール、マップ、ミュージックの安定性の向上などが主要な内容とされている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+