「レレバンシー」がコンバージョンを引き上げる!

先日、あるサイトに10年以上のLPO経験を持っている海外のLPO業界で有名なアイゼンバーグ兄弟からのコメントが掲載されていました。長い経験と実績を持っている兄弟ですので、お二人のコメントを簡潔にご紹介できればと思います。 CV改善をに下記の三つの要因が重要だということです:

①  レレバンシー (関連性、一致性)

ランディングページの内容がユーザーのニーズ・要望に一致しているかどうか。流入元とランディングページのメッセージが一致しているかどうか。

②  バリュー

御社が提供しているサービスはユーザーにバリュー(価値)をもたらすかどうか。サービスのバリューが明白であるかどうか。

③ アクションへの誘導

アクション(購入、資料請求、登録など)の方法が明白であるかどうか。アクションをとるための安心訴求が効果的にユーザーに伝わっているかどうか。

今回は上記の「レレバンシー」に関してお話が出来ればと思います。 あたりまえの話かもしれませんが、御社サイトへ訪れている人は様々なルートからサイトへ入ります:

■ 検索エンジンのキーワード検索から
■ サイトXのバナー広告から
■ 御社TWITTER投稿から
■ ある情報サイトの記事から
等々。

検索エンジンからと言っても、検索キーワードによって、御社が優先的にユーザーに見せるべき情報がかわってきます。例えば、御社がWEB上で「アイスクリーム」を販売していることにしましよう。

ユーザーが「チョコアイス」というキーワードで検索した場合、御社のチョコレートアイスを優先的に見せた方はコンバージョン(チョコアイスの購入)の期待は高まると思われます。

ユーザーが「アイス いちご味」というキーワードで検索した場合、御社のいちご味のアイスを優先的に見せた方はコンバージョン(いちご味のアイスの購入)の期待は高まると思われます。

また、上記の例のチョコアイスを求めている人が大阪在住の人でしたら、大阪の店舗情報など大阪特有の情報・オファーを見せてはコンバージョンの可能性がさらに高まるのではと思います。ユーザーは御社のサイトだけを見ているわけではないという可能性が高い。ユーザーは競合のサイトも見ているはずです。見比べするのです。「どれが安い?」、「どれがおいしそう?」、「どれがコストパフォーマンスが高い?」等々。その厳しい状況の中で御社はユーザーが求めている情報・オファーをできるだけ、的確に提供することでコンバージョンの可能性が高くなります。

下記の例で説明します。

競合のアプローチ:(レレバンシーの低い例)

① 検索キーワード「チョコアイス」 ⇒ ② リスティング広告の内容: 「マジでおいしい当社のアイス」 ⇒ ③ ランディングページ: 「超うまアイス」

御社のアプローチ:(レレバンシーの高い例)

① ユーザーの 検索:「チョコアイス」⇒ ② リスティング広告の内容: 「本当においしいチョコアイス」 ⇒ ③ ランディングページ: 「本当においしいチョコアイス」

さて、この例でどの会社はコンバージョン(アイスの購入)が高いと思われますか。御社でしょうか?競合でしょうか? おそらく御社の方はコンバージョン率が高いと思います。だって、だって、お客様が実際の店舗で「チョコアイス下さい」と注文して、店員さんが「当店には色々なアイスがありますよ」と返事したら、明らかにおかしいでしょう?

いまの話は決して「キーワード」によってページコンテンツを変えてみようという話だけではありません。例えば、このアイスクリームを販売する会社はあるスケートボード関連のサイトにバナー広告を掲載していることにしましよう。スケートボーダーが見ているサイトのバナー広告からの流入になりますので、スケートボーダーが好むと思われるアイス、スケートボーダーに向けた特別なプロモーションオファーを用意することでCVの向上は期待できます。

ユーザーの「ニーズ・要望」をしっかり察知して、その「ニーズ・要望」に合わせたコンテンツを表示することでCVの向上は期待できます。ユーザーが「チョコアイスを下さい」と言ったら、御社は「はい、承知致しました」と言えばいいのです。

「アイス」と言えば、このを思い出しました。懐かしい…。