今流行りのスライダーはコンバージョンに貢献しない??


最近色々なサイトでスライダーを見かけます。複数の画像などを順にスライドさせて見せるスライダーの活用が明らかに増えています。当社のLPOサイトにもスライダーを使っています。どこへ行っても、どこを見てもスライダー。その理由?そうですね…「カッコいい」から、「限られたスペースに様々なメッセージが入る」から、というのが理由でしょう。

ただカッコいいだけでは、ただ可愛いだけでは不十分です。残念なことに、海外で行われている多くのLPOテストでは、通常の固定イメージがスライダーをぼこぼこに撃破しているようです。

コンバージョン率が高いのはスライダーではなく、通常の固定イメージです。はっきり言って、スライダーは負け犬です。ゴキブリ級です。

LPOの神様的な存在であるTIM ASHさんからでさえ、こんな発言:

「スライダーは極悪のもので今すぐにでも削除すべきだ」と。厳しい…。はい、承知いたしました。 スライダーはゴキブリだ。殺してしまえ!どうもLPO名人にはスライダーの人気度はゴキブリ水準以下になっているようです。

どうしてスライダーが負けているのか。仮説はいくつかあります:

① スライダーの情報量が過剰である上に、画面が動いているため、要点がつかみにくい。

スライダーに入っている情報が多すぎて、しかも多くの場合、コンテンツが内容的にも表現的にも
バラバラで揃えていないため、ユーザーは一番肝心な情報(商品のUSP)を見逃してしまいます。さらに、スライド画面の入れ替えるスピードが速すぎて、情報に追いつけません。ユーザーは情報の洪水で溺れるか、情報の竜巻に吹き飛ばされるか、その両方の被害を受けるかもしれません。

② スライダーはデータ量が重いため、ページ表示の速度が落ちる。

ページの表示速度が遅いとコンバージョン率が落ちます。ページの表示速度が速いとコンバージョン率が上がります。最近、あのGoogleもページの表示速度に目を向けています。表示速度が遅いということは、それだけでユーザーに嫌われる十分な理由になるのです。

③ そもそもユーザーはスライダーを嫌っている。

スライダーの各画面が自動的に入れ替わること自体が、多くのユーザーに好まれていないという説があります。ネット上でユーザーが王様になっています。ユーザーは自分でスライドショーをコントロールしたい。ユーザーは自分でボタンを押したい。ユーザーは見る写真は自分で選びたい。等。ユーザーは無意識で「全部」をコントロールしたいという説です。

なるほどですね。皆さん、ここまでである程度は納得いただけたでしょうか。そういえば、数か月前のIMJモバイル社が発表した、情報表示方法に関するユーザビリティ調査でスライダーの評価が悪かったことも参考になるデータです。

もうすでにスライダーを作ってしまった企業様には二つのアドバイス:

① スライダー内の各画面の入れ替えを固定にしてはいかがでしょうか。(ユーザーが「次へ」、ボタンを押さない限り、画面が入れ替わらないという設定です)

② 各画面を固定しない場合は入れ替えのスピードを落としてはいかがでしょうか。

スライダーより動かないイメージ画像がベターという結論ですね。あとはどのイメージ画像がベストなのかをテストするだけです。

最後に、「いやいや、納得できねぇよ。スライダーが良いよ。すばらしいよ。カッコいいよ」という企業様へ:

テストすればいいじゃん!(当社もスライダーをテストします)