ウェビナーで集客する7つの方法と成功させる6つのポイント

ウェビナーの集客方法と成功させる6つのポイント

せっかくウェビナーを企画しても、参加者をまったく集められなければ開催する意義はなくなってしまいます。

本記事では、ウェビナーに集客する方法や参加者を増やすためのポイントを解説します。

ウェビナーの集客に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

※ウェビナーに関して、とりあえず相談してみたいという方は以下のバナーよりお問い合わせください。

ウェビナーの集客は企画が鍵

ウェビナーで集客するためには、ユーザーに興味を持たれる企画にすることが重要です。

広告を出稿したりサイトでアナウンスしたりしても、そもそも面白そうと感じてもらえる企画でないと、人は集まりません。そこで、2つの鍵に注目します。

ウェビナー集客の2つの鍵

1. ウェビナーの企画を立てるときは、まず「目的」を考える

ウェビナーを開催する目的を決めてから、企画内容を考えることで開催するテーマが明確になります。

例えば、下記のような開催目的をまず決めましょう。

「より多くの人を集めて参加費で利益をあげたい」

「新たな見込み顧客を獲得したい」

「自社のサービスの認知を拡大したい」

など。

2. 参加してもらうターゲットを明確化する

目的を設定した次にやるべきことは、ウェビナーにどのような人を集めたいのかという「ターゲットの明確化」です。

ターゲットの抱えていそうな悩みや課題を考え、それを解決する方法をウェビナーで伝えるようにすると、「悩み」に共感したユーザーが自ずと興味を持って集まってきます。

さらに、ターゲットに応じた集客手段を取ることで、効果的に人を集めることも可能です。

また、ウェビナーでは講師の選定も重要視されます。「どのような人物が登壇すると納得されやすいか」という視点で人選するようにしましょう。

ウェビナー集客は申し込みページも重要!記載する7つの項目

申し込みページの細部にも気を配り、コンバージョン率を上げるよう工夫することもポイントです。

ウェビナー開催の周知がたくさんの人の目にふれたとしても、実際に申し込んでもらえなければ意味がありません。申し込みページに記載すべき内容は、以下の7点です。ここでは、各項目についての詳細を解説します。

ウェビナー申し込みページに記載する7項目

項目1 タイトル

同じ内容のウェビナーでも、タイトルのつけ方によって参加者の数は大きく変わります。

多くの人が最初にウェビナーのタイトルを見て興味があるか判断するため、「参加したい」と思ってもらえるようなタイトルをつけましょう。「ウェビナーを通じてどのような課題が解決できるのか」が一目でわかるのが理想です。

良いタイトルをつけるためには、以下の4ステップを踏むことをおすすめします。

ステップ1 ターゲットの悩みをイメージする

ステップ2 ウェビナーの価値を考える

ステップ3 タイトルを仮決めする

ステップ4 フレーズを磨く

 

それでは各ステップについて詳しく見ていきましょう。

ステップ1 ターゲットの悩みをイメージする

タイトルをつける第一歩として、ターゲットが抱えていそうな「悩み」を考えます。

「SEOが上手くいかない」「ECサイトのCVRを改善したい」など、担当者が悩みがちな課題をなるべく具体的に想像してみるのがポイントです。

ステップ2 ウェビナーの価値を考える

ターゲットの悩みがイメージできたら、次は自社がウェビナーを開催する価値を思案します。

多くの場合、以下に挙げる3つの要素のどれかがポイントになります。

ポイント1)講師:ウェビナーで話をする講師に価値がある

   (例)実績を上げている、業務経験が長い、その業界の第一人者 など

ポイント2)主催企業:ウェビナーを主催する企業に価値がある

   (例)大手との取引がある、受賞歴がある など

ポイント3)内容:ウェビナーの内容に価値がある

   (例)過去の参加者からの評判が良い、最新の知見を紹介する など

ステップ3 タイトルを仮決めする

続いては、「ウェビナーの価値」として挙げられた要素の中から、一番アピールすべきものを見定めていきましょう。

そして、選定したアピールポイントを入れ込んだタイトルを考案してみてください。

例えば、「SEOの実務を15年やってきた社員が講師を務める」ことがアピールポイントなら、「SEO歴15年のベテランが伝授する“SEO虎の巻”」のようなネーミングが考えられます。

タイトルをつける際は、数字を入れると具体性が上がり興味関心を惹きやすくなります。

ステップ4 フレーズを磨く

最後は、以下のポイントを意識しながら、仮決めしたタイトルの質を高めていきます。

  • なるべく文字数を削って、簡潔に伝える
  • 誰でもわかりやすい言葉を使う
  • 伝えたい言葉はなるべく文頭に持ってきて、目立つようにする
  • 信用毀損を防ぐためにも、タイトルを目にして傷つく人がいないか考える

 

上司や同僚にも確認してもらい、客観的な視点からの意見をもらうようにすると、より魅力的なタイトルに仕上げられるでしょう。

項目2 日時

ウェビナーを開催する曜日や時間帯も、集客を左右します。

設定したターゲットの行動を考慮し、日時を決めてみてください。「金曜日は仕事の締切に追われている人が多いのではないか」「夕方開催だと、定時に帰れなくならないか」など、ターゲットのスケジュール感をイメージすることがコツです。

可能であれば、複数の開催日を用意し、ターゲットの都合を考慮すると、参加できる方も増えます。

項目3 内容

申し込みページには、タイトルだけでは伝えきれなかった「ウェビナーの具体的な内容」も記載します。

また、詳細内容と併せて、当日のスケジュールも載せておくのがおすすめです。

「◯時◯分〜:オープニング」「◯時◯分〜:本編」などのスケジュールがわかっていれば、都合に合わせて視聴できるため、忙しいビジネスパーソンにも参加してもらいやすくなります。

項目4 講師

ウェビナーへの参加を検討する際、「誰が講師を務めるのか」は大きな判断材料となります。

そこで多くの参加者を集めるために、申し込みページでは「なぜその人が話すのか」をアピールするのがポイントです。講師の方の経歴や実績などは、できる限り細かく載せておくことをおすすめします。

項目5 参加方法

参加受付ページには、申し込みから当日ウェビナーに参加するまでの手順を明記します。

ユーザーに心置きなく参加してもらうためにも、下記のポイントを記載しておきましょう。

  • 申し込みには「フォーム」や「メール」など、どの手段を用いるのか
  • ウェビナーに参加するためのURLが送られてくるタイミング
  • URLにアクセスできるようになるタイミング
  • ウェビナー参加に必要となるツール

 

なお、申し込み用フォームを作成する際には、入力に必要な項目数を最小限にしてください。項目数が多いと入力作業が面倒になり、途中で離脱されかねません。申し込みフォームには最低限、以下4つの項目があればよいでしょう。

  1. 氏名
  2. 会社名
  3. メールアドレス
  4. 事前質問(任意)

項目6 過去の参加者の声

過去の参加者からの口コミは、ウェビナーの質を測る大きな要素となります。

参加を検討するユーザーの中には、過去の参加者からの評判を見て「講義のわかりやすさ」や「得られるスキル」をイメージする方も多くいます。

また、申し込みページに掲載する口コミを集めるためにも、ウェビナー後のアンケートに協力してもらえるよう、アナウンスしておきましょう。

項目7 よくある質問

安心してウェビナーに申し込んでもらえるよう、参加を検討している方が抱きやすい疑問に対しては「よくある質問と回答」のように記載しておくのがおすすめです。

よくある質問の例としては、以下のものがあります。

  • 申し込み後にキャンセルする方法は?
  • 資料のみを送ってもらうことは可能か?
  • ウェビナーの視聴に必要な環境は?

 

参加申し込みへの障壁となりえる、不安や疑問を解消する回答を掲載するのがポイントです。

ご不明な点は、下記のボタンよりお気軽にご相談ください。

ウェビナーの集客をする7つの方法

ウェビナーの主な集客方法としては、下記の7つがあります。

ここでは、それぞれの方法の詳細を見ていきましょう。

ウェビナー集客7つの方法

方法1 自社サイト

集客の基本として、自社サイトに募集ページへのリンクを載せます。

可能であれば、トップページの目立つところにバナーを設置すると、集客効果も高くなります。オウンドメディアを運営している場合は、そちらでも忘れずに周知するようにしてください。

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方法2 SNS

SNSの活用も集客の基本です。自社が運営しているSNSのアカウントでも、ウェビナーの周知を行いましょう。

当然のことながら、フォロワーが多ければ多いほど、集客の効果は大きくなります。自社アカウントのフォロワー数が少ない場合には、SNS広告を活用するのも一手です。

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方法3 メールマガジン

メールマガジンを配信している場合には、ウェビナー開催のお知らせを送りましょう。

メールマガジンは自社に興味関心のある方が購読している可能性が高く、案内を見て参加してくれる場合もあります。

メールを送る際は、購読者が思わず開封したくなるような件名にするのがポイントです。メール作成時には、以下のポイントを意識してみてください。

  • パッと見て理解できるよう30文字以内でまとめる
  • 前半15文字以内に重要な内容をまとめる
  • 読み手にとってのメリットを具体的に提示する
  • インパクトのある単語や数字などを盛り込む

 

また、申し込みページへのリンクは、「ボタン表示」でファーストビューに配置するのがおすすめです。メール開封時、パッと見て目立つ部分にボタンがあることで、クリック率も高まります。メールマガジンの作り方については、下記の記事も参考にしてみてください。

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方法4 個別メール

すでに獲得しているリードに対して個別にメールを送り、ウェビナーの案内をすることも有効です。

このときに可能であれば、送る相手に合わせた文面にすると参加率も上がります。メールマガジンと同様、「開きたくなる件名」を意識し、申し込みページへのリンクは「ボタン表示」でファーストビューに配置することをおすすめします。

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方法5 ポータルサイト

ウェビナーの集客では、各社が開催するウェビナー情報をまとめたポータルサイトも活用できます。

利用者の多いサイトに掲載できれば、大きな集客効果が期待できるでしょう。ただし、ポータルサイトによっては、掲載料金がかかることもあるので事前に確認が必要です。

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方法6 広告

「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」などを活用して、ウェビナーの集客をするのも一手です。

なかでも、YouTube広告はウェビナーとの相性が良いとされています。これは、YouTubeでビジネス系の動画を観ている人は「動画で学習すること」に慣れていて、ウェビナー参加への心理的ハードルが低いためです。

また、Facebook広告もウェビナーの集客によく使われています。Facebookは仕事仲間とつながるケースも多くあり、他のSNSと比べるとビジネス色も強いため、ウェビナー集客には効果的です。いずれの広告にしてもある程度のコストはかかるため、費用対効果を確認しながら活用してください。

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方法7 プレスリリース

プレスリリースは、イベント開催情報などを報道機関やメディアに届ける手段として活用されます。

ウェビナーの情報をまとめた資料を公表して、メディアに取り上げてもらえれば、大きな集客効果が期待できます。特に著名人や有名なインフルエンサーの登壇など、ニュース性の高いウェビナーにおいて有効です。

ただし、プレスリリースの配信サービスによっては数万円のコストがかかるので、しっかりと費用対効果を確認しましょう。

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ウェビナーで集客を増やす6つのポイント

ウェビナーの集客を成功させるポイントとして、上記の6点が挙げられます。

それぞれの詳細を見ていきましょう。

ウェビナー集客の6ポイント

ポイント1 募集期間は1ヵ月前から直前まで

ウェビナーの参加者を募集する期間は、「1ヵ月前から直前まで」に設定するのがおすすめです。

募集開始が直前すぎるとスケジュールの調整が難しく、期間が長すぎても申し込みを忘れ去られる可能性があります。

また、ウェビナー開催の当日に、飛び込みで参加される方も多いものです。ウェビナー開催の「1時間前」や「30分前」など、対応可能なギリギリの時間帯まで募集を受け付けることで、1人でも多くの方に参加してもらえます。

ポイント2 必ずリマインドをする

忙しいビジネスパーソンの中には、申し込みをしても当日に参加することを忘れてしまう方も一定数います。

リマインドメールをこまめに送って申込者をフォローし、参加率を高められるよう働きかけることが重要です。リマインドのタイミングは「前日」「1時間前」「15分前」など、何回かに分けて行うと、参加してもらえる可能性も上がります。

ポイント3 事前に資料を公開する

事前に資料の一部を公開することで、ウェビナー内容に興味を持ってもらいやすくなり、参加してもらえる可能性が高まります。

また資料の一部を見てもらい、ウェビナー開催を楽しみにしてくれるユーザーを増やすことで、申し込みや参加を忘れるなどの予防にもつながります。

ポイント4 参加特典をつける

参加者に対してプレゼントを用意することも、集客アップのポイントです。

よくある参加特典の例としては、以下のようなものがあります。

  • 当日の様子を録画した動画
  • 自社サービスの無料体験
  • 初回限定の無料コンサル など

 

ウェビナー後にも活用できるメリットを提供することで、ターゲットの興味関心を引きやすくなります。

ポイント5 社内で情報共有する

ウェビナーの開催情報は、社内にも周知しておくのがおすすめです。

ウェビナー開催を耳にした社員によって、取引先などに紹介してもらえる可能性もあります。また、興味を持った社員自身も参加できるため、スキルアップにもなり社員教育につながるでしょう。

ポイント6 他社と共催する

集客を増やすために、他社と共同開催するのも一手です。

それぞれの企業で集客をすることで、より多くの人を集められます。ただし、相手側との調整が必要になり、開催までの手間が増える点には注意が必要です。

また、他社の商品やサービスなどの情報も提供するため、自社の記憶が薄くなる可能性や、持ち時間が短くなるといったデメリットがあることも頭に入れておきましょう。

集客力をアップして、ウェビナーを成功させよう

本記事ではウェビナーの参加者を増やすための集客方法やポイントを紹介しましたが、ウェビナーを開催する本来の目的は集客だけではありません。

集客した先にある、「問い合わせを増やしたい」「無料相談につなげたい」といった本来のゴールを見失わないようにするのが重要です。

集客後の問い合わせ・無料相談など商談につながるマニュアルもきちんと決めておきましょう。

集客後の問い合わせ・無料相談のマニュアルも忘れずに!

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