コンテンツマーケティングの種類は?それぞれの特徴を解説

コンテンツマーケティング 種類

コンテンツマーケティングを行う上で主役となるのは、言うまでもなくコンテンツです。最も代表的なコンテンツは記事ですが、それ以外にもLP(ランディングページ)、ホワイトペーパー、動画、ウェビナー、メールマガジンなど多岐にわたります。それぞれのコンテンツの特性を活かし、目的に合わせて使い分けましょう。

ここでは、コンテンツマーケティングの種類と拡散する方法について解説します。

コンテンツマーケティングの種類

コンテンツマーケティングで活用できるコンテンツには、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、コンテンツの種類とそれぞれが持つ特徴をご紹介します。

コンテンツマーケティング 種類

記事コンテンツ

記事コンテンツは、最も代表的なコンテンツといえます。ユーザーの興味関心を分析しながら記事をアップしたり、既存の記事をブラッシュアップしたりすることで、記事が検索結果の上位に表示されることを目指します。記事が検索結果の上位に表示されれば自然検索を通じて、長期間にわたり安定した流入が期待できます。またSNSを活用して、記事コンテンツを読んでもらうことも可能です。

すでに明確な疑問や課題を認識しているユーザーに対しては、ハウツー記事やQ&A形式の記事で疑問や課題に応えてあげると親切です。問題提起型のコラム記事やハウツー記事、Q&A形式の記事を通じて、自社の商品やサービスへの興味関心が高まったユーザーに向けては、事例紹介記事やインタビュー記事で購入ユーザーの声を紹介してもいいでしょう。

なお、各分野の専門家に執筆・監修を依頼することも検討してみてください。専門家による記事は、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、いわゆるE-A-Tの向上に寄与します。E-A-Tは、Googleの検索品質評価ガイドラインにおけるサイトの評価基準として挙げられており、検索結果の上位表示を目指す上で不可欠な要素なのです。

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LP(ランディングページ)

LPは商品やサービスを紹介し、ユーザーに購入を促すページで、商品やサービスの強みや特徴をアピールするために用いられます。SNS広告やYouTube広告、リスティング広告からの遷移先のページに適しているので、各種ウェブ広告との相乗効果で力を発揮します。

一方、LPは記事コンテンツよりも広告としての性質が強くなり、ユーザーにとって有益な情報を発信するというコンテンツマーケティング本来のあり方にそぐわないものになる可能性があります。あくまでユーザーに寄り添ったコンテンツとして発信したい場合は、記事LPにするのがおすすめです。記事LPとは読み物型のLPのこと。ユーザーの課題を解決する方法を伝えつつ、課題解決に商品やサービスが必要であることを認識してもらう記事にすることで、あからさまな広告ではない形で商品やサービスの良さを伝えることができます。

ホワイトペーパー

ホワイトペーパーは、主にBtoB向けのコンテンツとして効果的です。自社がこれまで行った市場調査などの結果報告、商品・サービスの紹介や導入事例、自社の持つノウハウなどをテーマ別にまとめて、ユーザーがPDFファイルをダウンロードできるようにします。

ホワイトペーパーは、ユーザーが読んで直接的に課題解決に役立てられることに加え、社内検討のための検討材料として活用できます。ユーザーにとって非常に有益なコンテンツといえるでしょう。

動画コンテンツ

動画コンテンツは、視覚と聴覚に訴えることができるため、ユーザーに強く訴求できるコンテンツです。文字や画像だけでは伝わりにくい複雑な内容を伝えるのに適しており、なおかつユーザーは記事を読むよりも短時間で多くの情報を受け取ることができます。

ウェビナー

ウェビナーは、ウェブとセミナーを組み合わせた造語で、オンライン上で開催されるセミナーのことです。ウェビナーは、時と場所を選ばずに開催できるのが魅力です。

事前に収録した動画を配信するだけでなく、リアルタイムで開催することもできます。リアルタイムの配信であれば、講師と参加者の双方向のコミュニケーションも可能なので、対面のセミナーと遜色ない形で開催することができるでしょう。

メールマガジン

メールマガジンは、獲得したリードに向けてダイレクトかつ低コストで販売促進できるメリットがあります。メールマガジンと似たような手法として、ダイレクトメールがあります。ターゲット層の名簿を購入して、カタログやパンフレットなどをダイレクトメールとして送付するといった方法ですが、コストがかかる上に読まれずに捨てられることも少なくありません。

一方、メールマガジンは、ホワイトペーパーのダウンロードや問い合わせ、商品・サービスの購入時など、ユーザーが何らかの行動をしたときに登録してくれたメールアドレスに送付するので、リピートにつながりやすいです。

コンテンツを拡散させる施策

ユーザーが自社サイトに訪問してコンテンツを見てくれなければ、いくら良質なコンテンツを用意しても意味がありません。コンテンツを拡散するためには、どんな施策を打てばいいのでしょうか。ここからは、コンテンツを拡散する主な施策を紹介します。

SEO施策を行う

コンテンツをユーザーに見てもらうためには、あるキーワードで検索したときに、自社サイトのコンテンツが検索結果の上位に表示されている必要があります。コンテンツを検索結果の上位に表示させるためには、SEOが欠かせません。

SEOの基本的な考え方は、ユーザーのニーズを満たす有益なサイトやコンテンツになっているかどうかです。Googleなどの検索エンジンはさまざまな観点からユーザーにとって有益なサイトやコンテンツかどうかを評価し、検索結果に反映しています。

ターゲットユーザーのニーズは検索キーワードに反映されています。まずはターゲットユーザーがよく検索しているキーワードを把握し、キーワードに沿ったコンテンツを作成してニーズに応えることを心がけましょう。

さらに、記事やタイトルがターゲットユーザーにとってわかりやすい内容や表現になっているか、情報の分量は適切か、専門的で事実に基づく内容になっているかも重要です。「ユーザーが迷うことなく、求める情報にたどり着けるようになっているか」といった、サイト構成のユーザービリティなども大切なので意識しておきたいポイントです。

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SNSを活用する

TwitterやInstagram、TikTokといったSNSは、コンテンツを爆発的に拡散させる力があります。自社の商品・サービスにこれまで興味がなかった人や知らなかった人の目にも触れ、訴求する可能性が期待できます。商品・サービスの特徴に合ったプラットフォームを選んで活用したいところです。

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適したコンテンツを制作していこう

コンテンツマーケティングは比較的に低コストで集客を行うことができますが、成果が出るまでには時間がかかります。どんなコンテンツを誰に、どんなタイミングで届けるかを意識して、常に改善していく姿勢が大切です。接点を持ちたいユーザーに向けて、適したコンテンツを制作していきましょう。

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