コンバージョン率(CVR)の平均値は?シチュエーション別に解説!

cvr 平均

ウェブサイトの成果を確認するための指標のひとつに、「コンバージョン率」があります。しかし、「コンバージョン率を出したのはいいけれど、評価が難しい」とお悩みの方が多いのではないでしょうか。

コンバージョン率の評価の指標になるのが、コンバージョン率の平均値です。この記事では、コンバージョン率の平均値を施策ごとに分けて紹介します。記事後半でコンバージョン率を向上させる方法も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

コンバージョン率(CVR)とは?

コンバージョン率は、目的のページにアクセスしたユーザーのうち、コンバージョン(成果)に至った割合を示します。コンバージョンの定義はウェブサイトの目的によって異なりますが、以下のようなものが設定されます。

  • 商品・サービス購入
  • 資料ダウンロード
  • 問い合わせ

コンバージョンの達成率を表す「コンバージョン率」は、以下の計算式で算出できます。

コンバージョン率 = コンバージョン数 / セッション数(ユーザー数)

セッション数に対してコンバージョン数が多いほど、コンバージョン率が上がります。

コンバージョン率(CVR)の平均値は?施策ごとに紹介

コンバージョン率の平均値は施策によって異なります。ここからは以下のページのコンバージョン率について解説します。

  • Google広告
  • FaceBook広告
  • ランディングページ(LP)
  • SEO記事
  • 入力フォーム
  • ECサイト

【前提】1%~30%と開きがあり、施策やCVポイントによって変わる

コンバージョン率の平均値と一口にいっても、施策やコンバージョンポイントによって大きく変わります。少し大げさに感じるかもしれませんが、全体で見てしまうとコンバージョン率の平均値は1%~30%と大きく差が出てしまうのです。

例えばGoogle広告のコンバージョン率は3~8%程度ですが、ECサイトでは1%程度です。「コンバージョン率の平均値」とひとまとめに見てしまうと、高い/低いを判断しづらくなるので注意しましょう。

コンバージョン率の平均値を見るときは、実施している施策やコンバージョンポイントによって比較するのがおすすめです。

Google広告のコンバージョン率(CVR)の平均値

Google広告におけるコンバージョン率は、表示方法によって異なる傾向にあります。

業界
検索ネットワークのCVR
ディスプレイネットワークのCVR
衣服
2.77%
0.58%
アート&エンターテインメント
4.51%
0.75%
ビジネス&インダストリアル
3.71%
0.29%
コンピュータ&エレクトロニクス
3.16%
0.50%
ダイニング&ナイトライフ
4.74%
0.56%
ファイナンス
4.17%
0.80%
健康
4.63%
0.75%
趣味&レジャー
3.39%
1.12%
ホーム&ガーデン
4.26%
0.35%
仕事と教育
4.15%
0.38%
法律と政府
7.45%
0.46%
不動産
3.40%
0.36%
小売店と雑貨店
4.23%
0.53%
スポーツ&フィットネス
3.83%
0.80%
旅行&観光
3.95%
0.39%
車両
7.98%
0.51%

参照:Conversion Rate Benchmarks: Find Out How YOUR Conversion Rate Compares|WordStream

検索ページに表示される検索ネットワークでは、コンバージョン率の平均値が2%以上となっています。一方でディスプレイネットワークでは、コンバージョン率の平均値が1%未満となっているものが多いです。

Facebook広告のコンバージョン率(CVR)の平均値

FaceBook広告におけるコンバージョン率の平均値は1~15%程度と、業界によって大きくばらつきがあります。

業界
平均CVR
アパレル
4.11%
自動
5.11%
B2B
10.63%
美容
7.10%
消費者サービス
9.96%
教育
13.58%
雇用と職業訓練
11.73%
金融と保険
9.09%
フィットネス
14.29%
家の修繕
6.56%
健康管理
11.00%
産業サービス
0.71%
法的
5.60%
不動産
10.68%
小売り
3.26%
テクノロジー
2.31%
旅行とホスピタリティ
2.82%

参照:Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]|WordStream

「教育」および「雇用と職業訓練」といった分野はコンバージョン率が高く、10%超えとなっています。その一方で、「小売り」や「旅行とホスピタリティ」の分野では著しく低く、コンバージョン率はたったの2〜3%程度しかありません。

自社で扱っている商材が、FaceBook広告でのコンバージョン率の平均値が高いか否かを判断した上で、出稿を検討しましょう。

LPのコンバージョン率(CVR)の平均値

LPのコンバージョン率の平均値は、一般的に2~3%程度とい言われている一方で、業界によっては10%を超えることもあります。「コンサルティング」や「金融」の分野は高くなる傾向にあるため、コンバージョン率が1%程度の場合は改善の余地があるでしょう。

なおLPへの誘導に広告を利用している場合は、先ほど紹介した業界別のコンバージョン率の平均値も参考となります。

SEOのコンバージョン率(CVR)の平均値

SEO記事におけるコンバージョン率の平均値は、目的によって大きく異なるため、一概に数値を出すのが難しい部分です。SEO記事におけるコンバージョンポイントとしては、以下のようなケースがあります。

  • 問い合わせ
  • 会員登録
  • 資料ダウンロード
  • ウェビナーへの申込み
  • メールマガジンへの申込み
  • 商品の購入

この中でも問い合わせや、商品の購入などはコンバージョンのハードルが高いです。SEO記事から直接成約する可能性が低く、1%を切ってしまうこともあります。

一方で資料ダウンロードやメールマガジンへの申し込みは、有益な情報がもらえる前提があるためコンバージョンしやすいでしょう。1~3%程度を目指せることもあるので、コンバージョン率が低い場合は、コンバージョンのハードルを下げることを考えてみるのがおすすめです。

入力フォームのコンバージョン率(CVR)の平均値

入力フォームは離脱率が70%程度で、コンバージョン率は30%程度といわれています。つまり、大半の読者は入力フォームにたどり着いたとしても、入力することなくそのページから離れていることになります。

入力フォームにおけるコンバージョンの定義は、「ユーザーが最後まで入力して送信すること」です。つまり入力フォームの離脱率が高い場合は、入力フォームの項目やレイアウトなどに問題がある可能性が考えられます。項目を減らしたり、見やすいレイアウトに変更したりと、入力フォームにおけるコンバージョン率を上げられるように工夫してみましょう。

ECサイトのコンバージョン率(CVR)の平均値

ECサイトにおけるコンバージョン率の目安は、数%といわれています。これまでに紹介したコンバージョン率の平均値に比べると、低いと感じる方も多いでしょう。その理由は、コンバージョンのハードルの高さです。

ECサイトにおけるコンバージョンは、ユーザーが商品購入することを指します。無料でできる資料請求やメルマガの登録と比べると、自社サイトにとっての最終目的地点となるため、ハードルが高くなるのは必然でしょう。実際にBaymard Institute社の調査によると、カートに入れてから購入に至らない「かご落ち」の割合は、約70%となっていました。つまり、ユーザーが商品購入に興味が湧いてカートに入れたにもかかわらず、そこから購入に至るユーザーは約30%ということです。

「商品を見る→カートに入れる→カートに入れた商品を購入する」という流れで購入をやめてしまう人が増えていくため、コンバージョン率の平均値が1%程度でも妥当といえるのです。もしもコンバージョン率が1%未満だったり、かご落ち率が70%以上の場合は改善の余地があります。

商品購入に至るまでの経路を見直したり、広告の打ち出し方を再考したりして、コンバージョン率を上げられるように工夫してみましょう。

コンバージョン率(CVR)の平均値は、成果の目安として活用する

コンバージョン率の平均値は、実施した施策の成果を確認するときの目安として活用するのがおすすめです。なぜならこれまでお伝えした通り、コンバージョンポイントや業界、流入経路など、さまざまな要因によってコンバージョン率の平均値は大きく変わるからです。

コンバージョン率の平均値は、業界やコンバージョンポイントによって大きく異なるため、同じ条件の数値で比較する必要があります。

ある程度の目安がわかったら、実際のデータを確認してみましょう。平均値よりも低いコンバージョン率の場合は、改善すべき箇所が特定しやすくなります。また、実際のデータがコンバージョン率の平均値よりも高い場合は、他のコンバージョン率も同様に改善できる可能性があるでしょう。

「なぜ平均値よりもコンバージョン率が高くなっているのか」を分析し、仮説を立てたうえで横展開いくのがおすすめです。上手くいけば、他のコンバージョン率も同様に上げられる可能性が出てきます。

コンバージョン率を上げる方法は?

コンバージョン率の平均値と実際の数値を比較して低いと感じた場合は、改善の余地があります。コンバージョン率を上げるには、さまざまな方法があります。以下を参考にしてください。

1.ペルソナに合ったユーザーを集める

集めたユーザーがペルソナに合っていない場合は、コンバージョン率が低くなってしまう場合があります。実際のデータを確認し、集めたユーザーとペルソナにずれがあれば、ペルソナを集めるための対策を検討し、改善していきましょう。

2.離脱しているポイントを見極めて改善

「コンバージョン率が低い = 何らかの理由で離脱している人が多い」と言い換えられます。そのため離脱ポイントを見極めて改善すれば、コンバージョンポイントの向上につながる可能性が出てくるでしょう。

3.コンバージョンのハードルを下げる

一般的に問い合わせや商品の購入は、ハードルが高いです。資料ダウンロードやメルマガの登録など、コンバージョンのハードルを下げてみるとコンバージョン率が上がる可能性があります。

4.コンバージョン率の高いページの訴求を横展開

すでにコンバージョン率の高いページがある場合は、その訴求方法をほかのページに引用してみるのもおすすめです。訴求文や訴求用ボタンのデザインを他の記事に反映してみて、変化の有無を確認しましょう。

5.コンバージョンにつながるページへ誘導

そもそも対象のページが、コンバージョンにつながりにくいことがあります。その場合は、コンバージョンにいきなり誘導するのではなく、コンバージョンにつながるページに誘導するのもひとつの手です。

コンバージョン率の平均値は定義・職種によって大きく異なる

ウェブサイトの成果を判断するための重要な指標が、コンバージョン率です。コンバージョン率が高ければ、集客や売上を上げやすくなります。コンバージョン率の平均値と実際のデータを比較することで、成果の善し悪しが判断しやすくなるでしょう。

コンバージョン率(CVR)の平均値は?シチュエーション別に解説!【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。