デジタル化を推進するアメリカのテレビ局、実は匿名ではない匿名アプリ – 米国発Web業界ニュース10月中旬号

今週の米国ウェブ業界最前線はテレビ業界から匿名アプリ、アンバサダーまで、一味違った話題が満載です。 — SEO Japan


HBO's web subscription model trashes old television
今週のウェブマーケニュースでは、・HBOのデジタル化はテレビ業界に革命が起きる前兆 ・McDonalds、情報提供を強化 ・LEGO、グリーンピースの抗議活動を受けて宣伝を中止 ・Facebookでステッカーブームが発生 ・Twitterが推奨ツイート戦略を説明 ・ソーシャルログインの現状 ・データの価値を評価する取り組みに改善の兆し ・Whisper、実は匿名ではないことを密かに認める ・UberとLyftがタクシー業界を破壊 ・CMOに権利を譲るCIO、・グローバルなデジタル戦略の立案等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

  • 先週、Amazonが、実店舗に進出し、「デジタル路線から従来路線」への方針転換についてお伝えしたが、今週は、HBOが2015年にウェブのみの購読オプションを提供することが分かり、その逆の現象が起きている(re/code)
  • 1年と半年間でどれぐらいのことが変わったのだろうか?HBOは、1年半前には、ウェブ購読の導入は時期尚早だと言っていた(Deadline)
  • この記事を編集している時、その他のネットワークもこの流れに追従するのではないかと考えていたが、思った通り、CBSも「CBS All Access」と言う名のオンライン購読サービスを策定すると発表した(TechCrunch)
  • ソーシャルメディアが、マーケティング部門の方針と一致しないなら、ソーシャルメディアマーケティングを中止し、別の部門にソーシャルメディアを活用するチャンスを与えるべきかもしれない(Experience: The Blog)
  • モバイルコマースでは、顧客のターゲティングと競合者との戦いにおいて、Eメールマーケティング、検索、ウェブルーミングを戦力として考える必要がある(Econsultancy)
  • 売り上げを回復し、ブランドのイメージを良くするため、McDonaldsはソーシャルメディアを使ってメニューに関する質問に直接答える取り組みを始める(Bloomberg)
    • さらにMcDonaldsは、同社、そして、同社の製品に関して、より詳しい情報を求めている人達に対して、McDonalds アンバサダーアプリをリリースした。このアプリには、質問を投稿する機能、そして、回答済みの質問を通して、答えを検索する機能が搭載されている(iTunes)
    • アンバサダー(大使)に関連して、ブランドアンバサダーの生活に興味がある方は、この記事で確認しよう。ここに書かれていることは正しい(Seth Godin)
  • グリーンピースが北極圏の石油掘削に携わる会社を攻撃し、石油調査活動を阻止した恐喝抗議活動を受けて、LEGOは40年にも及ぶShellとの共同宣伝提携契約を解消したと発表した(Science 2.0)
  • Nestleは、元々、数あるグローバルな会社の中で、とりわけデジタル化の推進を強く進めていた。4年が経過し、コンピュータに強いスタッフ — そして、プログラムが生まれ、成果を上げている(AdAge)
  • プラットフォーム

    • Facebook
  • Twitter
  • マーケッター達は、Instagramの人気の高いフォトグラファーに自社のイベントを取り上げてもらう取り組みに力を入れている(NY Times)
  • The American Geniusが、ソーシャルメディアでうまくいく取り組みと失敗する取り組みをプラットフォームごとに紹介している(The American Genius)
  • Facebook上のYouTube動画が勢いを失い、反対にFacebookの動画プラットフォームが好調を維持している(Mashable)
  • ウェブ全体のソーシャルログインの調査によると、Facebookが首位に立ち、サイトの46%が同ソーシャルネットワークを選択している。2位にはGoogleがランクインした。また、Googleは、B2B部門では先頭に立っている。この調査は、メディア、エンターテイメント、ゲーム、小売、音楽等、その他の分野も網羅している(Janrain)
  • Q3 2014 social login trends

    計測/基準/ビッグデータ

    法律/人事

    コンテンツ

    • 効果的なヘッドライン戦略を策定したいなら、共感をそそるヘッドラインを試してみると良い(The Next Web)。
    • Yahoo!とTumblrはブランドコンテンツの作成から、・自社製品について語らない ・規模 ・一貫性 ・モバイルの最適化等、重要な教訓を得たようだ(Contently)
    • 先日行われた、Hubspotによる新規株式公開は – コンテンツの作成を主体としたインバウンドマーケティングにおいて – 大きな意味を持ち、今後のマーケティングにおいて重要な鍵を握ると言える(Venture Beat)
    • コンテンツへの投資とコンテンツのインパクトを確かめたいなら、Eブック「The ROI of Content Marketing」に是非目を通しておこう(SHIFT Communications)

    重要な記事、動画 & オーディオ

    • CIOは戦略的な役割から補佐的な役割に降格されており、CIOからCMOへの権限の移行が進んでいる。これまでの道のり、そして、今後の展望を確認しておこう[CIOの人は読まない方が良い](CIO)
    • グローバルなデジタル戦略の立案を勉強したいなら、Johnson & Johnsonの例を精査しておくと良いだろう(McKinsey)
    • ShareThisによる最新の調査によると、消費者は、イベント発生後の24時間以内にコンテンツを共有する確率が5倍高いため、イベントに関するスケジュールは絶対に必要だ。また、チャンネルが背景に左右される点、モバイルが初期のエンゲージメントの原動力となる点、そして、タブレットが真の第二の画面である点にも注目する価値がありそうだ。以下にこのレポートをエンベッドしておく(ShareThis)


    画像 — Ruocaled(Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 17th 2014」を翻訳した内容です。

    手前みそながら短時間で米国ウェブ業界の最新動向をフォローアップできる良い記事でした。スコット・モンティ氏のキュレーション能力が凄いだけですが。しかし、常に変化がある業界ですね。負けないように頑張ります。 — SEO Japan

    投稿者:

    SEO Japan

    002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。