リンク構築を語るなら知っておくべき53の鉄則

上級者向けSEOガイドの濃すぎる記事を連続投稿中ですが、サーチエンジンランドからそれに負けないくらい濃い記事を。Googleのペナルティ実施本格化でかつてないレベルでの丁寧なリンク構築が必要になってきた外部リンク獲得作業。そんなリンク獲得に関するノウハウを53まとめた記事を今回は紹介します。昨年、投稿したリンク構築に関する50+のアドバイスの続編的な内容ですが、単体でも十分成り立ちすぎる盛り込みすぎな記事です。 — SEO Japan

一年前、私はリンク構築にとって必要なポイントを50点以上紹介する(日本語)記事を投稿した。ここ一年の間に、リンク構築は、確実に難しくなった – 何度も名称の変更を迫られ、今まで以上に非難され、そして、大きなダメージを負った。

しかし、ウェブサイトをインターネットで宣伝する方法として、今でもリンク構築は有効である。そこで、今回の投稿では、リンク構築の責任者として、知っておくべきポイントをさらに50点ほど紹介する。

1. 悪態をつくことなく質の低いリンクを削除する方法

恥を晒したくないなら、リンクを得た経緯を考慮して、リンクを張ったサイトのオーナーに丁寧にリンクの削除を要請しよう。コメント欄に掲載されたリンクを削除したいなら、さらに低姿勢で要請を行う必要がある。リンクを入手する作業と同じように、削除する作業にも時間はかかる。そのため、相手を尊重して、リクエストを行うべきだ。

また、リンクの場所を明確に指示することも重要である – 当該のサイトのオーナーが多数のサイトにリンクを張っている場合、曖昧な指示だと、リンクを見つけるためにページを探し回らなければならなくなるからだ。

2. サイトにリダイレクトする301を介して、転送される質の低いリンクを確認する方法

関心を持つページに301リダイレクトしているURLを確認したいなら、被リンクレポートを行うべきである。次に、実際にURLを見つけたら、当該のドメインに対して被リンクレポートを実行する。注意事項に関しては、この記事を参考にしてもらいたい。

3. FTCの公表ガイドラインに従うには

ガイドラインに一通り目を通し、変更、または、追加された項目を確認するよう心掛けよう。

4. コンテンツ泥棒の裏をかく方法

スクレイパー(コンテンツ泥棒)のコンテンツが、本家のサイトよりも上位にランクインするケースは、頻繁に発生している。これは重大な問題である。大規模なサイトを運営し、コンテンツがしょっちゅうコピーされているなら、DMCA削除通知を送るだけで疲れてしまうだろう。

Copyscapeを使うと、ウェブ上のコピーされたコンテンツを検索することが出来る。また、Copyscapeが提供するCopysentryプログラムは、定期的にウェブを観察し、コンテンツを盗んでいる人がいるかどうかを、ウェブマスターに代わって確認してくれる。私はアラート(Google アラートTalkwalker アラート)も愛用している。どちらのツールも無料で提供されている。私はこのツールを使って、自分が作った記事のタイトルをモニタリングさせている。当然ながら、例えば、大量の製品に対するコンテンツを投稿しているなら、賢明な戦略とは言えない。

実際に誰かにコンテンツをコピー、または、盗まれてしまったら、行動を起こす必要がある。経験上、一度でも2、3のサイトにコンテンツを盗まれると、さらに、盗むサイトが現れる。そのため、長期戦を覚悟しておくべきだ。それでも、コンテンツを思いがけない方法で守っている人達がいるので、困ったら、フォーラムで助けを求めよう。公の場では公開されていない方法を知ることが出来るはずだ。

5. コンテンツを巧にキュレートする方法

大勢のウェブマスターが巧みにコンテンツをキュレート(収集)している。同じように賢くコンテンツをキュレートしたいなら、優秀なウェブマスターの取り組みを把握し、少しアレンジを加えよう(やはり、全く同じ記事を参照しているサイトのキュレート記事を読みたくはないはずだ)。キュレートしたリストを公開するのであれ、クライアントにeメールのニュースレターとして提供するのであれ、あるいは、業界の動向についていけるように従業員に向けて投稿するのであれ、受け手の負担を増やすだけでなく、何かしら興味を持ってもらえるように工夫する必要がある。

キュレートリストの最大の魅力は、今まで知らなかった、知名度の低いサイトの素晴らしい記事を見つけることが出来る点である。そのため、メジャーなプラットフォームでは目立たないものの、優秀なエキスパートが綴ったコンテンツを探す努力をしてもらいたい。

6. オーディエンスが求める記事を書く方法

昨年行ったプレゼンで、私はパロディのサイト/番組を使って、人気を計測する手法を取り上げた。誰も理解してくれない場合、通常、パロディーする意味はない。他の人達の主張を確認し、欠けているポイントを見つけ出し、記事にする。敢えてあまのじゃくになり、異なるアイデアを宣伝しよう。Q&Aサイト(Quora等)をチェックし、ユーザーの質問の内容を確認して、コンテンツの中で答えることが出来る。また、うまくいったことと、いかなかかったことをメモに残す習慣をつけておこう。

7. コンテンツを宣伝する方法

新しいコンテンツが投稿されているかどうか確認するために、同じサイトに頻繁にアクセスする人はいない(ウェブマスターが、とてつもない強運の持ち主なら話は別だが)。

そのため、コンテンツを作成したら、ターゲットのオーディエンスが多用するチャンネルを介して宣伝する必要がある。ソーシャルメディアでの宣伝であれ、ニュースレターであれ、口コミであれ、コンテンツに注目を集める方法を把握しなければならない。

8. リンク否認ツールの使い方

このツールを使わなければいけない状況に遭遇してもらいたくない。それでも、リンク構築の担当者は、被リンクのプロフィールでカウントしてもらいたくないリンクを適切に否認する方法を知っておく必要がある。

リンクの否認は最後の手段であり、その他のリンクを削除する方法が全て失敗に終わった段階で利用するべきだ。面倒な作業をスキップして、いきなりこのツールに頼らないでほしい。リンクの否認の一般的な間違いをバリー・シュワルツが指摘しているので、目を通しておいてもらいたい。

9. リンクのリストを手に入れる方法

簡単だと思う人が多いかもしれない。実は意外と難しい。大方、グーグルのウェブマスターツールを使って、この情報を得ることが出来ると考えているのだろう。リンクツールは、基本的にそれぞれのデータベースを利用しており、3つのツールを用いたら、3つの若干異なる結果が出る可能性が高い。また、「上位のリンク」のみが提供されるツールもあるので、注意してもらいたい。

10. サイト/ページがペナルティーを受けたかどうかを確認する方法

クライアント(そして、一部のSEO業者も)ペナルティーとランキングの落下の違いを誤解していることがある。例えば、5位から10位にランクが下がったとしても、必ずしもペナルティーを受けたとは限らない。検索エンジンがアルゴリズムのアップデートを行った、あるいは、競合するサイトがサイトを大幅に改善した可能性もある。

数日間にわたってグーグルで自分のサイトを見つけることが出来ないなら、ペナルティーを科されたと見て良いだろう。ブランド名やURLを検索して、サイトが上位にランクインしていないケースも何かがおかしいことを示唆している。しかし、実際のペナルティーであれ、一時的な措置であれ、判断は難しい。一部のページを除いて、引き続き上位にランク付けされているなら、当該のページがペナルティーを受けている可能性はある。ブランド/URLの検索以外では、サイトがどこにも見当たらないなら、最新のアルゴリズムのアップデートの影響を受け、リンクの価値が減じられていることも考えられるが、この場合、厳密に言うと、ペナルティーは受けていないことになる。

いずれにせよ、トラフィックを調べると、手掛かりを得られる。それでも、ランキング/トラフィックが少し減っただけで、ペナルティーを受けたと判断するべきではない。 グーグルは、手動による対策をウェブマスターツールに加えているので、この機能も活用しよう。

11. アルゴリズムのアップデートのダメージを被ったかどうかを判断する方法

具体的な日付のトラフィックを確認して、アルゴリズムのアップデートの影響を受けたかどうかを判断することが出来るケースもある(ペンギンやパンダ等)。しかし、同時期に大きな変更が行われていると、判断は難しくなる。

昨年、多くのサイトが、パンダやペンギンの影響を受けたかどうかを判断する方法を取り上げていた。そこで、最新の情報を確認し、自分が何を達成しようとしているのかに焦点を絞るべきである – ランキングやトラフィックが下がったなら、アップデートが“修正”した何かによって、再び上がっているかどうかを確認しよう。

12. コンテンツがアンカーとマッチしていることを確認するには

とてもシンプルな作業だが、見過ごされていることが多い。ターゲットのサイトに向かうアンカーを用意しているなら、アンカーがターゲットのコンテンツの中に存在することを確認するべきである。当然ながら、全てのアンカーがターゲット内に含まれているわけではないが、幾つかこのタイプのアンカーを利用しているなら、コンテンツとアンカーをマッチさせると、通常、ページのパフォーマンスは上がる。

13. ページランク以外に他にどのような測定基準があるのか?どこにあるのか?

グーグルのツールバーのページランク等、旧型の測定基準よりも、自分のサイトにとって意味のある測定基準を持つツールを選ぼう。

14. 今でも役に立つオペレータは?もう役に立たないオペレータは?

とても便利な+は、少し前にオペレータのリストから削除されてしまったが、他にも、時間の節約に大いに貢献するオペレータは存在する。

15. 読み込み時間 & サイトのスピードが重要な理由

読み込みに長時間を要するサイトだと、グーグルがクロールして、コンテンツをアップデートすることが出来ない可能性がある。数回同じ状況が発生すると、ランキングが落下する、または、インデックスから除外されてしまうこともある。サイトのスピードは、3年ほど前からランキングの要素の一つとして、確認されている。また、モバイルサイトのスピードに対するペナルティーも存在するため、注意が必要である。

サイトがなかなか読み込まれない場合、ビジターはサイトを去る – そのため、サイトの読み込みが遅々として進まないなら、確実に修正しておきたいところだ。

16. モバイルデバイスでリンクが有効に動くことを確認する方法

自分のサイト、そして、リンクを張っているサイトにも同じことが言える(内部リンクが問題なく動くことを確認しよう)。サイトにビジターがアクセスし、リンクをクリックしたところ、どこにも導かれないような状況は避けたい。モバイルの人気は、右肩上がりであるため、モバイルデバイスでサイトとリンクが動かない場合、多くのトラフィック/コンバージョンを失ってしまうだろう。

bad mobile

17. ゲスト投稿の機会を賢く選ぶ方法

スパム丸出しのゲスト投稿しか見当たらないサイトは回避するべきだ。適切で、質の高いゲスト投稿のみを受け入れている優れたサイトなら、記事を投稿する価値があるかもしれない。質を問わずに、誰彼かまわず記事を受けて入れているように見えるなら、見送るべきである。また、自分がゲスト投稿を受ける側にまわった際は、逆に厳正に審査しよう。

18. 世界全体で季節的なキャンペーンを実施する方法

ニュージーランドと言う、素敵な国をご存知だろうか?アメリカが夏真っ盛りな時期、この国は真冬を迎えている。

カレナ・ジョーダン氏が、フェイスブックの投稿で、マーケッターの過ちを指摘した際、季節のキャンペーンについて考えさせられた: 「最近、大きなブランドが、“夏を楽しんでいますか?”や“大規模なサマーセールを行います”と謳う、迷惑なプロモーションを目にする機会が多い。ニュージーランドは、今、真冬なのに」。

19. クラス Cが重要である理由

クラス Cは、IPアドレスの三番目の一連の数字である。同じクラス Cから多くのリンクを得ていると、リンクネットワークのように映る。リンクプロフィールが、ネットワークをベースに構築されているように見えるのは、マイナスである。

20. サイトがハッキングされたかどうかを把握する方法

定期的にグーグルでsite: 検索を行い、結果を確認する。ハッキングでよく利用されている用語(Cilalis、Viagra等)をURL/ブランド名と合わせて、アラートを設定し、出来るだけ早く、ハッキングの被害を把握するべきである。ビングおよびグーグルのウェブマスターツールには、マルウェアのセクションが用意されているため、ここも定期的に確認しておきたい。

21. 依存しているツールの代わりを探す方法

定期的にダウンタイムが発生することもあれば、一時的に利用することが出来なくなることもある。無料だったものの、有料制に切り替わるツールもある。愛用しているツールが、嫌いな会社に買収されることもある。理由が何であれ、全てのツールに対して、予備のツールを用意しておくべきである。

22. サイトがネットワークに参加しているかどうかを判断する方法

サイトで用いられている用語(メンバー、ネットワーク、名誉会員等)、バッジ等分かりやすい目安もあれば、その他の多くのサイトと同じテンプレートが用いられている、あるいは、多くのサイトで同じグーグルアナリティクス/アドセンスのIDが使われている等、若干分かりにくい目安もある。すぐ簡単に見つけることが出来るケースもあれば、なかなか見破られないケースもある。問題の多いネットワークのメンバーかどうかの判断が難しいこともあるが、よく調べれば、特定することが出来るはずだ。

23. チェーンリダイレクトとは何か?なぜチェーンリダイレクトは良くないのか?

チェーンリダイレクトは、サイトが二つ目のサイトにユーザーをリダイレクトし、その後、3つ目のサイト、四つ目のサイトへとリダイレクトしていく状態である。サーバー側のリダイレクトのタイプ、そして、リダイレクトのコーディングの組み合わせによって、チェーンリダイレクトが発生すると、過度の不可がサーバーにかかってしまう。個人的には、別のサイトにリダイレクトされる理由が全く説明されていない点が、最も許せないと感じている。通常、理に叶っていないことが多いためだ。

24. サイトをクロールして、問題を見つけるツールを使う方法

Screaming Frogは絶対に欠かせない(残念ながら、まだこのツールの代わりは見つかっていない – 見つける作業を始めるべきかもしれない)。

25. ビングもウェブマスターツールを用意している

忘れられがちだが、ビングもウェブマスターツールを用意している。しかも、実はとても便利である – 事実、グーグルが提供していない機能もビングのウェブマスターツールは用意している。SEOアナライザーは特に気に入っている。明らかに見過ごしたポイントを確認することが可能であり、また、素人でも理解できるように分かりやすく説明されているためだ。

Bing SEO

26. ツールなしで大半の作業を実施する方法

自力で500本のリダイレクトをチェックすることも、サイトのスピードをツールなしで正確に計測することも、当然不可能である。しかし、サイトを見て、リンクを獲得するに値するかどうかを判断するスキル、ツールを使わずに、リンクを張る機会を自力で見つけることが出来るスキル、そして、スケジュールを設定することなく、ツイートを投稿するスキルは、必要である。必要なスキルは他にもある。ツールは、必要としている時に、使えなくなる可能性があることを忘れないでもらいたい。

27. フットプリントとは?フットプリントがサイトを危険にさらす理由

システムを操作しようと試みる際に現れるパターンに対して、アルゴリズムの変更が行われる。他の人達と同じ手法を用いている場合、その手法が濫用されると、次回のアップデートで取締りの対象になる可能性がある。

28. どのワードがeメールのスパムフィルターを稼働させるのか

リンク構築の接触を行う際に、この知識は大いに役立つ。良質なワードの一覧をウェブ上で見つけることが出来るかもしれないが、分野によっては、どうしても避けられないワードが含まれている可能性がある。よって、最終的には、試さなければならないだろう – eメールの返信率が芳しくないなら、問題を起こしているワードがあるかどうか調べていく必要がある。例えば、私はスパムフィルターをトリガーすることを恐れ、接触用のeメールでURLを全て盛り込む行為を止めている。この変更を行った途端、返信率は大幅に上がった。

29. エバーグリーンコンテンツとは?なぜこのコンテンツは重要なのか?

エバーグリーンコンテンツとは、投稿された時、そして、投稿された後も有益なコンテンツを指す。ブックマークされ、参考にされるコンテンツである。通常、1年間は有効である。このタイプのコンテンツは、信頼されるため、リンクをもたらし、また、オーディエンスが知る必要がある事柄をテーマに据え、引き続き参照されるため、ランキングとビジビリティを継続的に改善する効果もある(このコンセプトを詳しく知りたいなら、この記事に目を通そう)。

30. クラウドソーシングとは何か?なぜ一部の人達に嫌われているのか?

クラウドソーシングは、グループで支援するシステムである。クラウドソーシングに参加する人達は、コンテンツを宣伝し、プロモーター陣に新たな力をもたらすため、素晴らしい手段だが、リンクを構築する方法としては、手抜きな部類に当たるとして、一部のリンクビルダーには嫌われている(あるいは、この専門用語自体が嫌われているのかもしれない)。

31. イベントの後に調子が良いリンクのROIを追跡する方法

そのイベントがインターネット上のイベントかどうか(新しいコンテンツ等)、直に会うイベントかどうか(会社が企画した接待)、あるいは、名刺をパーティーで10名に渡した等のイベントかどうかによって、様々な方法が考えられる。リンクを獲得するために何をしているにせよ、ROIを計測する方法を知っておく必要がある。

32. ページランクがnofollowを介して流れる仕組み

ページランク5のサイトから10本のリンクを獲得し、そのうちの5本がnofollowなら、残りの5本のリンクは、ページランクの1/10を受ける。nofollowの5本のリンクは、何も享受せず、ページランクを分割するために存在するだけである。

33. グーグルオーサーシップとは何か & なぜ重要なのか?

マット・マギー氏は、昨年、オーサーシップに関する報告を行った:

グーグルは、オーサーシップのステータスを用意する隠れたメリットがあることを認めた。ユーザーが、オーサーのタグがつけられた検索結果を一定の時間読み、再び検索結果に戻ってくると、グーグルは、前回クリックされたリンクの下に同じオーサーの同様の記事への3本のリンクを掲載する。

この他にも、オーサーシップを利用することで得られるメリットは数多くある。

34. 業界で一般的な取り組みを把握する方法

今利用している手法は、この業界特有のものである点を理解する必要がある。必要はないと思っても、念のために競合者の取り組み、そして、競合者のリンク構築の仕組みを確認しておこう。ホームページよりも深いページへのリンクを得ている傾向があるかどうか、ソーシャルメディアを多用しているかどうか等、チェックしてもらいたい。

他に誰もしていない取り組みを把握する上で、あるいは、自分だけが実施していない取り組みを理解する上で、この作業は役に立つ(ただし、当該の業界が、一般常識に反する行為を実施する傾向があっても、あるいは、グーグルのガイドラインを違反している傾向があっても、便乗しても良いと言うわけではない点を警告しておく)。

35. <meta name=”robots” content=”noydir,noodp”>

人間が実際に編集を行うヤフー!ディレクトリとDmozは、長年にわたって運営されており、掲載している情報の一部が古くなっている可能性がある。このコマンドは、検索エンジンに古いメタデータを表示しないように命令する効果がある。

36. サイトが検索エンジンにインデックスされているかどうかを調べる方法 & インデックスされていなかった場合の影響

リンクを見つける際に、リンクを求めているサイトが、検索エンジンによってインデックスされているか否かを常に確認してもらいたい。[site:url.com]検索を利用し、何も見つからなかったら、インデックスされていないことになる。グーグルに含まれていないなら、そして、数週間が経過しているなら、良くない兆しである。当該のサイトは、ペナルティーを受け、インデックスから削除されている可能性がある。

もちろん、一時的な措置かもしれないが、グーグルにインデックスされていないサイトを見つけたら、リンクを張るべきではない。リンクのリスク分析ツールも、リンクの危険度を計測する目安として、インデックスを活用しており、早い段階で問題を特定する上で役に立つはずだ。

37. ランキングから全体像を把握することが出来ない理由

要素によって、ランキングは変わることがあるため、キーワードに対するサイトの本来のランキングを特定するのは、至難の業である。例えば、グーグルにログインすると、ログインしていない場合と異なる結果が表示される。また、ランキングは頻繁に変動する。しかし、一部のウェブマスターは、一時的にランクが落ちると、たとえ24時間後に元の位置に戻ったとしても、必要以上に動揺している。

もちろん、ランキングが大幅に落下したなら、大きな問題を抱えていることを示唆しているかもしれないので、調べてみる必要がある。ただし、ランキング以外にも注意するべきポイントはたくさんあることを忘れないでほしい。

38. …それでも、適切にランキングを確認する方法

グーグルからサインアウトして、キーワードを自分で検索する手がまず考えられる。このように、決して難しくはない。ウェブマスターツールでも確認することは可能だが、平均のランキングのデータしか用意されていない。基準として活用し、トレンドを参考にする程度に留めよう。

39. リンクの配置が重要な理由

一部の場所(フッターやサイドバー)は、以前から、リンクを得るためのスパムの巣窟となっており、前後関係が存在する場所のリンクほど重要視されない。このリーズナブルサーファーに関する記事(日本語)を読めば、リンクの場所が、クリックされる確率に影響を与える仕組みを理解することが出来るだろう。

40. リンク構築は違法行為に当たるかどうか

グーグルのガイドラインが、法律に則って策定されたと考えている人達がいるが、その根拠が私にはさっぱり分からない。それでも、リンク構築が違法行為だと本気で考えている人達は実在する。念の為に、ハッキリさせておく。グーグルのガイドラインを違反すると、グーグルからペナルティーを受ける、または、インデックスから削除される。

41. サイテーションとは何か

基本的に、ブランド名もしくはURLの言及を指す。理論上は、リンクがなくても、人気の高いコンテンツでブランドの名前が言及されることは重要だと考えられている。ブランド名を見た人が検索を行うため、検索の量が増えるためだ。また、リンクなしで言及が行われると、リンクを張る機会が生じる意味でも重要だと言えるだろう。

42. 共起とは何か

共起は次の2つ状態のうちの1つに該当する:

  1. コンテンツ内のブランドの言及、もしくは、自分のサイトに向かうリンクの近くの別のリンク
  2. コンテンツ内のブランドの言及、もしくは、自分のサイトへ向かうリンクの周りのキーワード

例えば、記事の中で、業界のオーソリティサイトと一緒に引用されている場合、良い共起と考えられる。動揺に、100のサイトでリンクが掲載され、[ブランディングエージェント]や[ロゴのクリエータ]等のワードに囲まれているなら、サイトは、この用語により強く関連付けられるようになる。

43. 拡大不可能なメソッドが今でも役に立つ理由

拡大することが出来ないメソッドであっても、何度かプラスに働くことがあったなら、利用してみた価値はあったと言えるのではないだろうか?アレンジを加えて、今後は拡大することが出来る方法を学んだケースも、あるいは、単純にROIに時間を費やす価値が現れているケースもある。

44. アウトリーチを拡大する方法

アウトリーチ(接触)ツールの中で、Buzzstreamは、取り上げられる回数がずば抜けて多い。連絡を取りたいサイトを既に把握しているなら、このツールは重宝するだろう。私は、個人に特化させることが出来るため、自分でリンクを要請する手法を好むが、Buzzstreamの素晴らしさは認めざるを得ない。

45. 必要に応じてインデックスからページを削除する方法

グーグルとビングは、それぞれのウェブマスターツールでこの作業を行う機能を提供しているが、noindexメタタグを加える、あるいは、サイトマップからページを削除して、ページが除外されるのを待つ手もある。

46. インデックスから削除されたサイトを作り直すことを薦めるタイミング

ペナルティーを受けたため、1年以上をかけて、リンクの整理、否認、そして、再審査リクエストを行ったものの、いまだに検索結果に反映してもらえないサイトがある。また、私の友人のサイトは、この全ての取り組みを実施し、再びインデックスしてもらい、復活を遂げたものの、別のアップデートの打撃を受けていた。再びインデックスから除外されたわけではないものの、サイトを一から作り直さなければならないほど、ランキングが大きく落下してしまったようだ。

47. 再審査リクエストを投稿した後

通常、待ち時間は長い – そして、散々待たされた挙句、リンクプロフィールにはまだ疑わしいリンクが残っていると指摘されることが多い。サイトを奇跡的に以前の状態に戻すことが出来ると期待しているなら、がっかりすることになるだろう。/p>

48. リンクキャンペーンを受け継いだ後に行う取り組み

まずは、出来るだけ集中的にサイトの被リンクを分析するべきである。全体的な状況を説明してくれることを願っているが、前任者が、以前の取り組みを把握していない、わざわざ説明するほど重要ではないと考えている、全く気にしていない、もしくは、意図的に何かを隠そうとすることが多い。どんな説明を受けるにせよ、自分でリサーチを行い、実際にどんな取り組みが行われていたのかを把握する必要がある。

49. EMDとは何か

Exact Match Domain(完全一致ドメイン)の略である。約1年前、グーグルはフィルターを導入し、上位に君臨していた多くのEMDを陥落させていた。EMDは、上位にサイトをランク付けさせる方法として、十分な実績を残していた。URLをキーワードで構成することで、サイトが何かに特化しているとアピールすることが出来たためだ。しかし、その他の過去のうまくいった手法と同じように、濫用が進み、グーグルが対策を講じる結果となった。ただし、今でも上位にランクインしているEMDは数多く存在する。

50. Wayback Machineの使い方

私はこのツールを毎日利用している。例えば、ドロップされたドメインかどうか等、サイトの過去を探る上で有効である。ここにURLを入力し、「Take Me Back」をクリックする。次に、日付をクリックして、当時のサイトの姿を確認する。当該の日付のサイトのコードまで調べることが可能であり、とても役に立つ。

51. サイトリンクとは何か

SERPに掲載されるその他のページに対する、字下げされたエントリのことだ。サイトリンクには、サイトのエントリが、より信頼感があるように見せるだけでなく、良質な内部のページにアクセスしてもらえる効果も期待できる。

52. グーグルの構造化データツールの使い方 & リッチスニペットとは何か

レビュー、レシピ、製品等の具体的なタイプのコンテンツに用いられる、リッチスニペットは、グーグルのSERPに表示されるテキストであり、グーグルがコンテンツに関する情報をさらに集め、より有益な方法で表示することが出来るようになる。グーグルの構造化データツールでは、構造化データマークアップの詳細(グーグルのオーサーシップが適切に実装されているかどうかを含む)を把握することが出来るため、このツールを活用し、ページをテストするべきである。

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53. リスクの真実をクライアントに伝える方法

利用している戦略がリスクを伴っているかどうか分からないなら、調査を行い、包み隠さずにクライアントに伝えなければならない。クライアントが当該の戦略に中止する決断を下したなら、それで問題ない。しかし、SEO業者が何をしているのか、そして、グーグルに捕まった際に、どれぐらい大きなダメージをサイトに与えるかをクライアントが理解していないなら、SEOのエキスパートを名乗る資格はない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「50+ More Things Every Link Builder Should Know」を翻訳した内容です。

スミマセン、余りに大量すぎて見出ししか読んでいませんが間違ったことは書いてないと思います。後は好奇心旺盛なあなたが自身で是非の判断も含めて探究してください。。 — SEO Japan [G+]

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。