検索エンジンをスパムするリスク

久々にSEOの話題の気がしますが汗、今回はSEOはSEOでもスパム寄りなSEOをする際のリスクについて語った記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

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毎年、私は時間と専門知識を立派な活動に投じている。今年は、Googleのスパムペナルティを解除しようと試みる小さな会社に手を貸すことにした。

支援したくなった理由を明かそう。Googleのペナルティを受けたのは1年以上前であり、それ以来、この小さな会社は、3社のSEO会社が作成したリンクを一掃する作業を行ってきた。その中には、「柄の悪い」ネットワークも存在した。

その時、自分のウェブサイトがスパムペナルティを科され、1年以上も検索エンジンのトラフィックを失ったらどうするか私は考えてみた。

なかなか鋭い疑問だったと私は思う。

検索エンジンのトラフィックを失う影響

仕事柄、私はスパムペナルティにより、検索エンジンのトラフィックを失う影響を何度か見てきた。

その一部はオンラインパブリッシャーであった。トラフィックの大半は検索エンジンから寄せられていた。検索エンジンのトラフィックを失った結果、広告収益は減少してしまった。その上、検索エンジンで見つけてもらうには、有料検索広告を使うしかなく、よって広告費は嵩んだ。

どちらも数値化することが出来る。すべての検索エンジンのトラフィックを失うと、どれだけ収益は減少するのだろうか?適格な検索エンジンのトラフィックを維持するためには、いくら広告に支出する必要があるのだろうか?この2つのシナリオを数値化するだけでも、有意義である。

また、1-10段階でオンラインの評判への影響を評価してもらっている。もちろん、この評価は若干感情に左右される。ほぼ全てのクライアントは、オンラインでの評判をとても重視していると主張する。

ウェブパブリッシャーに関しては、最新の情報の情報源として認識されることは、成功する上で欠かせない条件である。

このような影響を私が指摘するのは、ウェブサイトの運営者が、特定のSEOの手法を実施する選択を行う前、あるいは、SEO会社を採用する前に、適格な検索エンジンのトラフィックを失う財務および評判におけるインパクトを計算していることを確認したいためだ。

現在、適格な検索エンジンのトラフィックを獲得している場合

現在、検索エンジンのトラフィックを獲得していると仮定する。その際、収益のリスクにおいては、単純に計算することを薦める。次のアイテムを盛り込んでおこう:

  • リード
  • ダイレクトセールス
  • 短期間、または、1度切りのセールス
  • 繰り返しのセールス、または、繰り返しの注文
  • 広告の経費
  • アウトソースの経費(アウトソースした場合)
  • 検証(GoogleやBingでクエリを検索しても、ウェブサイトが見つからない場合どうなるのか?)

スタッフの時間や人件費等の経費も忘れずに組み込んでもらいたい。.

この作業は、100%正確な数値を出すためではなく、トラフィックを失った際に、オンラインでの影響力にどの程度のインパクトをもたらすのかを大雑把に見積もるために実施する。

現在、適格な検索エンジンのトラフィックを少ししか得られていない場合、または、全く得られていない場合

「リスクはない」と考えたくなるかもしれない。しかし、実際にはこのような状況においても意外なコストが存在する。

ウェブサイトを作り、立ち上げ、そして、維持するために、どれぐらいの時間と資金を投じたのだろうか?ホスティング、デザイン、開発、ネット接続等のコストが生じているはずである。

ナビゲーショナルなクエリからのみトラフィックを受けているとしても、このトラフィックを失うとどのような影響が出るのか考えてもらいたい。

注記: ナビゲーショナルクエリとは、検索エンジンのユーザーが特定のウェブサイト、または、ウェブサイトの特定のページにアクセスすることを望む際に用いるクエリを指す。ナビゲーショナルクエリのことがよく分からないなら次の記事に目を通しておこう:

脅しではなく、これが現実

この記事を書いたのは、脅すためではなく、検索エンジンのガイドラインを無視して、マイナスの影響を受けているサイトを頻繁に見かけるためだ。

また、スパムペナルティによって、SEO業者が全般的に信頼されていない現状も私は実感している。

例えば、州の家庭内暴力からの避難所のサイトに関して、お互いにリンクを張るべきだと私は思っている。このようなタイプのリンクネットワークは、家庭内暴力の被害者を助けることが出来るかもしれない。

しかし、スパムペナルティを科され、1年以上もトラフィックを失ったサイトに対しては何と言えばいいのだろうか?相互リンクに関しては、検索エンジンのユーザーと検索エンジンに対して、(上の例のように)コンテンツが正当であることを証明する正当で、望ましいアプローチとは言い難い。

大勢のSEOのエキスパートはGoogleやBingの品質ガイドラインに忠実に従っているため、残念で仕方ない。

この記事から学んでもらいたいのは、スパムペナルティのリスクを無視するべきではないと言うことだ。この忠告を素直に受け入れてもらいたい。きっと後悔はしないはずだ。

他の読者の方々と分かち合いたいスパムペナルティに関するストーリーを持っているなら、コメント欄で発表してもらえると嬉しい。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもSearch Engine Landを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Calculating The Risk Of Search Engine Spam」を翻訳した内容です。

まだまだ人口リンクが通用する部分もある検索エンジンのアルゴリズムですが、ペナルティを受けるリスクは当然あるわけですし、その際のトラフィック減少は避けられません。そのリスクを考えた上でSEOに取り組みましょう、という極めて当たり前の記事でしたが、中々そこから脱却しきれない方もまだ多いと思います。こういった記事が完全に過去のものとなる日はいつ頃になるのでしょうか。 — SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。