FacebookがGoogleのApp Indexingの使用を開始。検索結果からアプリへの流入を期待。

アプリ内のコンテンツを検索結果に表示させるApp Indexingですが、今回Facebookがこの機能を実装したとのことです。記事内でもある通り、私もいくつか検索してみましたが、アプリを直接開くことはできませんでした。しかし、該当のページが再度インデックスされれば、直接アプリを開くようになると思います。Androidのみの対応ということですが、今回のFacebookの実装により、他のアプリの実装も加速するかもしれません。– SEO Japan

App Indexingを使用することで、検索者をGoogleからFacebookのアプリへ呼びこむことができる。しかし、Androidのみの対応で、Facebookの全てのコンテンツが対象となるわけではない。

FacebookはFacebook内の”アクセスが限定されている領域”の一部をGoogleに公開してきた。Googleからのトラフィックを獲得するためだ。今回、Facebookは、GoogleのApp Indexingを実装することで、検索エンジン最適化にさらに力を入れたことになる。モバイル利用の継続した増加に対応し、トラフィックを獲得し続けることを狙っている。

FacebookにとってGoogleのトラフィックは魅力的。

Facebookは自身のコンテンツの一部を、Googleがインデックスすることを許可していた。少なくとも、2007年にはFacebookのプロフィールページがGoogleとその他の検索エンジンに公開されている。”インデキシング(Indexing)”とは、Googleが該当のページのコンテンツの全てを読み込むことを意味している。その結果、ユーザーが検索をした際、これらのページがGoogleの検索結果に表示される(かもしれない)ことになる。

SEOのプロフェッショナルにとっては周知の通りだと思うが、インデキシングはGoogleとFacebookの両者に利益を与えることになる。Googleにとっては、ユーザーの検索ニーズを満たすコンテンツを獲得することになり、Facebookにとっては、Googleからのトラフィックを獲得することになる。

時間をかけて、Facebookはより多くのコンテンツをGoogleに公開してきた。例えば、2011年にはFacebookのコメントを公開している。今回のGoogleのApp Indexingのサポートを開始したというニュースは、公開するコンテンツを増加した、ということではない。しかし、Google内で発見できる既存のFacebookからのコンテンツが、より良いモバイル体験を導くという狙いが見られる。

App Indexingはブラウジングではなく、Facebookのローディングを意味する。

Wall Street Journalが、本日、このニュースを報じた。記事内では、Googleによれば、FacebookがGoogleのApp Indexingへの許可を、金曜日から開始したと記載されている。FacebookはSearch Engine Landに対し、上記内容が間違いないことを認めている。

App Indexingにより、Googleはユーザーを検索結果から、同一のコンテンツがロードされているアプリへ、直接導くことができている。

Facebookの場合、検索者がGoogleの検索結果画面でFacebookへのリンクをクリックすれば、該当のページのコンテンツをロードするのではなく、Facebookのアプリの開き方を理解しており、アプリ内の同一のコンテンツをロードするということになる。

上記は、公開設定されているプロフィール、Facebookページ、グループ、イベントなど、Googleに既に公開されているFacebookのコンテンツが該当する。(Facebookのアカウント保持者がブロックを設定していないことが前提。)

GoogleのApp Indexingが獲得していなかったコンテンツの中で注目すべきページがある。公開設定されている、個人の投稿やステータスの更新だ。現在、Googleはそれらのコンテンツをインデックスすることができる。モバイルでの検索にも表示されるだろう。しかし、私が見る限り、Facebookはこれらのコンテンツに対してGoogleのApp Indexingの実装を行なっていない。つまり、Facebookのアプリではなく、ブラウザでロードをしていることを意味している。

App Indexingは新しい情報を集めているわけではない。

FacebookはGoogleのApp Indexingを通じて、Googleがまだ獲得していない、新しい情報を提供しているわけではない。これについて、Facebookは直接私に伝えてくれている。つまり、Wall Street Journalの記述は正しいとは言えないことになる。

Googleの検索エンジンはWebの世界を支配している。しかし、アプリ内の情報を自動的に”クロール”し、分類することはできない。そして、アプリは、スマートフォンのユーザーが大部分の時間を過ごす場所である。つまり、アプリの開発者に、アプリ内のコンテンツの公開を依頼しなければならないのだ。

多くの場合、Googleがインデックスできない情報をアプリが保持しているということはない。特に、主要なWebサイトのアプリであれば。アプリはWebサイトとアプリの両者を強化するため、同一のソースから情報を引っ張ってきている。Yelp、TripAdvisor、Facebookなどは、こうした例に該当する。Googleはこれらのアプリの中身をよく知っているのだ。なぜなら、こうしたアプリの中身は、Webサイトの中身と同一であるからである。

GoogleのApp Indexingは、検索者の体験を向上させるための作りとなっている。ブラウザではなく、アプリへ直接誘導し、アプリにしか存在しない情報を発見するというものではない。

Androidのみが対応で、AppleとBingは未対応。

Search Engine LandのFacebookページなどでは、App Indexingのコードが確認できる。しかし、Nexus 6Pを使用した実験では、Googleの検索結果からFacebookのアプリへ直接遷移することはできなかった。私はFacebookのアプリをインストールしているため、直接アプリへ遷移すべきはずだ。

この件についてGoogleに確認を取っているが、Googleが単純に新しくコードを追加したFacebookページを更新出来ていないでいることが原因かもしれない。こうしたページが再度インデックスされれば、直接遷移できるようになるだろう。

この機能は、Androidのみが対応である。AppleとBingも同様の機能を持っているが、Facebookはまだ実装していない。そのため、(Safariでも、Chromeでも)iOSやWindowsモバイルでは使用することができない。AppleとBingが未対応である点について、Facebookはコメントするものはない、としている。

今回の実装の理由。

なぜ、Facebookではなく、GoogleがWall Street Journalにこのニュースを認めたのだろうか。特別な合意があったとは思えない。結局のところ、Googleによれば、今回の件についてはGoogleによるApp Indexingの使い道についての一般的なディスカッションの一部に過ぎなかった、ということだ。

いわば、GoogleのApp Indexingにとっての大勝利だと言える。今回のFacebookの対応により、多くのパブリッシャーがApp Indexingの使用に積極的になるかもしれない。そしてそれは、Googleのモバイルユーザーにより良い体験を提供することを意味している。

しかし、これはSEOにおけるベストプラクティスと合致するものでもある。つまり、SEOを意識しているあらゆる組織が行うべき取り組みであるということなのだ。Googleは検索結果内でアプリを優遇している傾向がある。時に、ユーザーへの悪影響を断定するかのように。しかし、パブリッシャーにとっては、この波に乗る理由は十分にあると言えるだろう。特に、ランキングを押し上げる要因となる点については。

Facebookによれは、今回のGoogleのApp Indexingの実装は、Facebookアプリを利用しているユーザーの体験を向上させる目的の一部だとしている。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Facebook Now Using Google App Indexing To Drive Visitors From Search Into Its App」を翻訳した内容です。

たまに利用者減のニュースや調査結果を聞きますが、まだまだFacebookはSNS界の王者だと思います。しかしながら、他サービスの人気も高まりつつあり(日本でもInstagramの人気が伸びていますね)、王者と言えどうかうかしていられないというところでしょうか。モバイルにおけるユーザー体験の向上が目的であるならば、少なくともiOSには対応すべきかと思いますが、近いうちに実装されるかもしれないですね。– SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。