Googleは2016年2月に検索からAMPページヘのトラフィック送付を開始する。

GoogleがAMP HTMLによって作成されたページを検索に含める時期を発表しました。2016年の早期、という情報はありましたが、”2016年2月後半のできるだけ早い時期”を予定しているようです。AMPプロジェクトのブログによれば、TwitterもAMPページのテストを2016年の初期に始めるとのことです。その他、世界中の開発者も対応を進めており、16,000ページが毎日新しく作成されているとのことです。2016年の2月後半にSMX Westが開催され、SEO Japan(アイオイクス株式会社)も参加する予定ですが、新たな情報が発表されれば、改めて報告させていただきます。– SEO Japan

AMPフォーマットを使用した読み込み速度の早いページが来年の始めにやってくる。また、”Fast”というラベルも表示されるかもしれない。

*記事内のリンクは全て英語となっています。

Googleが主導している、Accelerated Mobile Pagesプロジェクトが新たな局面を迎えた。Googleが2016年2月にAMPページを検索エンジンに取り込むと発表したのである。また、ページスピードを高める方法として、いずれランキングを押し上げる要因となるかもしれない。

Googleはこのニュースを、その他の進捗も併せて、ブログで報告している。さらに、サンフランシスコでプレス向けの特別なイベントも本日開催した。

このイベントでは、二つの重要なポイントが話された。AMPページがランキング上昇の要因となる可能性と、モバイルフレンドリーのように、”fast”ラベルが表示される可能性が明らかになったのだ。しかしながら、両者とも可能性の段階であることを付け加えておく。

Googleはモバイルページのスピードをランキング要因としている。(どの程度の要因なのかについての議論は尽きないが。)AMPは読み込み速度とページ速度を改良するため、AMPページを持つパブリッシャーは検索結果において優先的に表示されるようになるだろう。Googleは明確にこれを認めているわけではないが、ページスピードの重要性は繰り返し述べている。AMPはページの読み込み時間を改良する最適な方法となりそうである。

私は、AMPページに”AMP’d,”(”スマホ対応”と同様)というようなラベルを表示するのか、と尋ねてみた。Gooleの非公式な見解は、ラベルの表示は、ユーザーにとってよりわかりやすい、”fast”という表示になるだろう、といったものであった。

Googleは、AMPをモバイルページの速度を早める唯一の方法ではないと、はっきり述べている。ラベルについても確証を述べているわけではない。また、AMPページを検索結果に表示させるにあたり、ユーザー体験とインターフェイスについては、引き続き取り組む事項であるとしている。

Googleは既にAMPサイトのテストを行っているが、AMPページの表示がどれだけ早いかがわかるだろう。AMPページがGoogleの通常の検索に組み込まれた場合、どのように表示されるだろうか。”fast”ラベルについては、今のところは、一例に過ぎないだろう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Search Will Integrate AMP Pages In Feb. 2016, May Get Ranking Boost」を翻訳した内容です。

記事内にもある通り、その他の進捗も伝えられています。”広告”、”分析”、”購読(有料ページや定期購読”、”コンテンツフォーマットの改良”、についての内容が更新されています。どれも、リッチな体験を提供するものの、ページのスピードを下げる要因となり得るものです。AMPはこうした要素を軽視していませんが、”ページ速度を保ちつつできるだけリッチな表現を許可する”、という非常に難しい課題に取り組んでいる印象があります。AMP独自のコンポーネントを使用することで実現できる内容は増えますが、内容はどんどん進化していくことでしょう。爆発的な普及が約束された技術ではありませんが、逐一情報は集めておこうと思います。– SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。