Google I/O 2018 における Google 検索の発表内容をご紹介します

今年で 10 回目となる Google I/O(英語) が先日開催され、盛況のうちに終了しました。本日はそのハイライトを振り返ってみましょう。

I/O で検索チームが実施した内容

このイベントは、世界各地の様々なコミュニティの多数のユーザーと出会い、アイデアを交換し、意見を集める素晴らしい機会となりました。さまざまなウェブ セッション(英語)コードラボ(英語)、オフィスアワーに加えて、私たちは検索に関する 2 つのセッションでコミュニティと情報を共有しました。

これらのセッションでは、モバイル フレンドリー テスト ツールの JavaScript エラーレポートを発表し、ダイナミック レンダリングについて紹介し(これについては今後の投稿で詳しく取り上げる予定です)、CMS で Indexing API や Search Console API を利用してユーザーに情報を提供する仕組みについて説明しました。たとえば、Wix では、ユーザーがホームページをインデックスに送信(英語)すると、すぐに検索結果に反映されます。また、Squarespace では、見込みのあるユーザーが何を検索しているのかウェブマスターが理解するのに役立つ、Google 検索キーワード レポート(英語)を作成しました。

また、イベント開催中に、サンドボックス エリアで新しい Search Console を公開し、ユーザーに試していただきました。AMP ステータス レポートについて興味を持った方から、検索に適したコンテンツの改善方法を探している方まで、前向きなフィードバックを多数寄せていただき、嬉しく思います。

実践的なコードラボ、事例紹介など

構造化データの追加とテストを体験していただける構造化データ コードラボ(英語)を実施しました。I/O では完了回数の多かったコードラボのトップ 20 にランクインし、大変感謝しています。構造化データを使用するメリットについて詳しくは、事例紹介(英語)をご覧ください。

直接お会いするオフィスアワーでは、HTTPS、モバイル ファースト インデックス、AMP など、さまざまなトピックへの関心が高いことがわかりました。この形式のオフィスアワーは、毎月実施しているウェブマスター オフィスアワー ハングアウトに加えて、素晴らしい機会となっています。寄せられたご質問やご意見は、誰にとってもわかりやすく使いやすいようにドキュメントやツールを調整するために活用させていただきます。

ハイライトと主なポイント

ウェブ デベロッパーの皆様にウェブサイトを構築する際に注意していただきたい主なポイントもお伝えしました。

  • インデックス登録とレンダリングは同時には行われません。レンダリングは後に延期される場合があります。
  • 検索に表示したいコンテンツに、メタデータ、正しい HTTP ステータス、想定どおりの canonical タグが存在することを確認してください。
  • シングルページ アプリ ルーティング向けの JavaScript History API を採用するため、ハッシュベースのルーティング(「#」を含む URL)はサポートを終了する必要があります。
  • Googlebot がリンクを適切にたどれるように、リンクには URL を指す href 属性を指定してください。

サイトのインデックス登録、ダイナミック レンダリング、トラブルシューティングについて詳しくは、こちらのトーク セッション(英語)をご覧ください。CMS やテーマ作成者としてできることや構造化データについて詳しくは、こちらのトーク セッション(英語)をご覧ください。

今回の I/O や世界中で開催された I/O Extended(英語)で皆様とお会いし、検索に関する最新情報を共有できて嬉しく思います。今後の最新情報を入手するには、ウェブマスター フォーラムに参加してください。また、TwitterGoogle+YouTube で Google ウェブマスター チームをフォローしてください。