Googlebot のスマートフォン用ユーザー エージェントの更新について

Google では、ウェブ上の技術の変化に応じて、Googlebot で使用するユーザー エージェントを定期的に更新しています。来月、Googlebot のスマートフォン用ユーザー エージェントを更新する予定です。

Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
(2016 年 4 月 18 日以降の Googlebot スマートフォン用ユーザー エージェント)

現在は、次の Googlebot スマートフォン用ユーザー エージェントを使用しています。

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 8_3 like Mac OS X) AppleWebKit/600.1.4 (KHTML, like Gecko) Version/8.0 Mobile/12F70 Safari/600.1.4 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
(現在の Googlebot スマートフォン用ユーザー エージェント)

Google では、最新のウェブ技術を使用しているページをレンダラーが適切に解釈できるように、ユーザー エージェント文字列を更新しています。Google のレンダラーは進化を続けており、今回のユーザー エージェント文字列の更新は、レンダラーが Safari よりも Chrome により近づいていることを示しています。サイトが幅広いユーザーやブラウザで適切に表示されるように、機能検出やプログレッシブ エンハンスメントの使用をおすすめします。

Google の評価によると、今回のユーザー エージェントの変更は 99% のサイトで影響がない見込みです。サイトが影響を受ける場合に最も多い理由として考えられるのは、そのサイトが Googlebot の特定のユーザー エージェント文字列を期待している場合です。Googlebot に対するユーザー エージェント スニッフィングは推奨されておらず、クローキングの一形態と見なされます。Googlebot は他のブラウザと同様に扱ってください。

サイトが今回の更新による影響を受けそうな場合は、Search Console の「取得してレンダリング」ツールを使って(新しいユーザー エージェント文字列で更新済みです)、または、ブラウザのデベロッパー ツール(Chrome のデバイスモードなど)でユーザー エージェント文字列を変更する方法で、サイトを確認することをおすすめします。ご不明点については、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお気軽にお問い合わせください。