SEOとローリング・ストーンズの5つの類似点

ストーンズファンには怒られてしまいそうですが、ロック、いや音楽業界の歴史に残る偉大なバンド、ローリングストーンズとSEOの共通点について畏れ多くも考えてみた記事を。ネタ記事だろう、、、と思って読むと意外と面白いおススメの内容です。 — SEO Japan

2012年夏、ローリング・ストーンズは、ロンドンのMarquee Clubでの初ライブから50周年を迎えた。

彼らを好きにしろ嫌いにしろ、ドラッグや酒の問題、何回かのバンドメンバーの変更、時折起こる引退や解散のうわさにも関わらず、最初のロックンロールの不良少年たちは半世紀持続したのだ。(“これが最後のツアーだ”という噂が長年にわたってたくさんのコンサートチケットを売ったことは確かだ。)

私が初めて完全にストーンズを“知った”のは、ストーンズやザ・フーなどのパフォーマンスを記録したフィルム“The Rolling Stones Rock And Roll Circus”を見た時だった。それは1968年に撮影されたが1996年まで公開されなかった。フロントマンのミック・ジャガーのステージパフォーマンスは、しっかりと職務を果たしている他のバンドメンバーと共に、信じられないほど素晴らしい―よく知られている興奮してアリーナを気取って歩くうぬぼれの強い雄鶏のモノマネとはまったく違う。

あなたがファンかどうかは分からない。ましてやストーンズを知らないかもしれないが、否定しようがないことが1つある。SEOはローリング・ストーンズに似ている。こじつけのように聞こえる?読み進めて、考えを変えよう!

ミック・ジャガー

“性差を表した男らしさの定義を開拓し、今では現代若者文化の一部となっている自己発案と性的柔軟性の土台を築いた”といわれるパフォーマンススタイルでかつて“ロックンロールの歴史の中で最も有名で影響力のあるフロントマンの1人”と呼ばれた彼。ジャガーは間違いなく職業的にも個人的にも長い間たくさんの注目を集めてきた。

全てのブランドは、オーディエンスの注目を獲得するために第一焦点としてダイナミックで魅力的なフロントマンを必要とする。SEOでは、ウェブサイトの検索エンジンランキングがまさにジャガーのようだ。人々はジャガーのステージ上の動きに心を奪われ、同じようにランキングでの動きに心を奪われる。しかし、ミックがストーンズの提示する唯一の焦点ではないのと同じように、ランキングはSEOの唯一の焦点でもない。実際、多くのSEO担当者がランキングよりもサイトトラフィックとコンバージョンにより焦点を合わせることを勧める。

しかし、結局のところ、良くも悪くも、ミックが最大の注目を浴びるのだ。そして、それはSEOにおけるランキングも同じだ。

キース・リチャーズ

青年時代に無断欠席で大学から追い出され、大人になってからはドラック関連の罪で5回裁判にかけられ、かつて“狂気、不良、危険な奴”と呼ばれた、リチャーズはこのバンドの紛れもない問題児だ。

リチャーズはドラッグでいっぱいの自分の“汚れた”血を新鮮な血液と入れ替えるためにスイスを定期的に訪れたという都市伝説が流れた。リチャーズはルックスが良くパーティ好きなストーンズのギタープレイヤー、ブライアン・ジョーンズに嫉妬したために、1969年ジョーンズが自宅のプールで溺死したことに関与もしくは原因となったという根も葉もないうわさもあった。

リチャーズのように、SEOには少し評判の問題がある。私たちのメール受信箱は、どこそこのSEO会社を雇うことによってどんなキーワードでも私たちのサイトが1位になれるという約束でいっぱいだ。SEOは、いんちきなセールスマンと同じレベルであると一部の人には受け取られている。中にはSEO担当者を“不道徳なSEO実施”でGoogle検索の結果を操作することを専門としたプロだと見る人もいる。

全ての専門的職業には良い行動をする人と悪い行動をする人がいて、SEOも何ら変わりはない。リチャーズはきっと自分の問題児のイメージについて笑いが止まらないし、SEOコミュニティは少々汚された評判と格闘するのだ。

ロニー・ウッド

ジェフ・ベック・グループやフェイシズやバーズなどの有名バンドの元メンバーだったウッドは、ギタリストのミック・テイラーの代わりとして1975年にストーンズに加わった。ウッドは、リズム、リード、ベース、スライドギターを担当する。また、自分でもしくは共同で詩を書いたり、歌ったりもするし、ソロアルバムも出した。何にもまして、ウッドは有名なビジュアルアーティストで、自分のラジオ番組を持ち、自分のレコード会社“Wooden Records”を所有する。明らかにロニーは多彩な顔を持っている。

SEO担当者はロニーとたくさんの共通点がある。なぜなら、彼らも多彩な顔を持つからだ。私たちは、HTMLやCSSやJavaScriptの仕組みの他に検索エンジンがどのようにウェブサイトをクロールしインデックスするかも知らなければならない。私たちは、アナリティクスとペイド・サーチのことをよく知っていなければならない。ユーザー体験(UX)とコンバージョン率の最適化に精通していなければならない。Excelの名人でなければならないし、ログファイルの読み方を知っていなければならないし、さまざまなコンテンツマネージメントシステムを操作する方法に関する実際的な知識を持っていなければならない。

そして、それはSEO担当者が知る必要のある、できる必要のあることのほんの上っ面をなでているだけだ。もっとたくさんのことがある。私が思うに、ロニーはSEO担当者でいることに共感するだろう。

チャーリー・ワッツ

熟練したジャズドラマーのワッツは、1963年にストーンズに加わった。ステージの上や外でのワッツの振る舞いはとても控えめで落ち着いている。きらびやかな他のバンドメンバーと比べた時は特に。過去49年間レコーディングおよびライブツアーで堅実にドラムをたたいているワッツは、スポットライトを浴びることも個人的問題もほとんどなく自分のすべきことをやってきた。静かに絶え間なく、ワッツは質素にストーンズに貢献してきた。

SEOはソーシャルメディアマーケティングほどイケてる流行でもない。SEOはペイド・サーチほどすぐに測定可能でもない―結果を見るには長い時間がかかる。しかし、SEOは静かに絶え間なくトラフィックをもたらし、時にその大部分をもたらす。

SEOは、トラフィックとコンバージョンの確固たるバックボーンをウェブサイトに供給する安定したドラムビートなのだ。ソーシャルネットワーキングサイトは現れたり消えたりするかもしれないし、有料キャンペーンの予算は縮小したり枯渇したりするが、SEOはファンファーレやスポットライトもほとんどない中で懸命に働き続けるのだ。ワッツのように。

イギリスの最新ヒットメーカー、The Rolling Stones

それは1964年5月のデビューアルバムのタイトルだった。その後の50年で、彼らは20枚以上のスタジオアルバムをリリースし、数々のヒット曲を出した。しかし、時々、ストーンズがローリングをやめる―つまり解散もしくは引退するといううわさが流れた。それらのうわさは続いている

“SEO”という用語は1995年に作られ、その後の18年で‘ヒット’を次から次へと作り出した。もちろん、SEOに関係する人なら誰でも、SEOは死ぬもしくはすでに死んだといううわさや主張を聞いたことがあるはずだ。しかし、SEO死亡の多くの声明にもかかわらず、それはローリングし続けている…ローリング・ストーンズのように。

SEOがローリング・ストーンズに似ている点は他に何があると思うだろうか?あなたの考えを是非聞きたい。下のコメント欄でシェアして欲しい。


この記事は、Portentに掲載された「5 Ways SEO is Like the Rolling Stones」を翻訳した内容です。

私はそこまでストーンズファンというわけではありませんが、かなり楽しめた記事でした。この筆者、なかなかセンスありますね。順位とミック・ジャガーをなんだかんだいっても結局一番注目してしまうという類似点でつなげたのにまずやられました。他もナルホドね、、、と思わず唸ってしまう対比の仕方でネタ系コンテンツ記事はこうあるべきだ、と思わせてくれる内容でした。 — SEO Japan [G+]

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SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。