SMX London 2014-GoogleとBingの中の人になんでも聞いてみよう!

こちらもSMXではおなじみとなっているセッション。検索エンジンの中の人を招き、Danny Sullivan氏がユーモアを交えながら、時に厳しく質問をあびせます。会場からの質問もトークテーマとなっているため、現地参加者の質問から、彼らが何について知りたがっているかを知ることができ。そちらも非常に興味深いです。– SEO Japan

原題:Meet The Search Engines

Speakers:
Duane Forrester, Sr. Product Manager, Bing (@DuaneForrester)
John Mueller, Webmaster Trends Analyst, Google (@JohnMu)

*アジェンダではYandexのEugene Lomize氏も参加予定でしたが、急きょキャンセルとなってしまいました。

(以下、スピーカーは略称を用います。Danny Sullivan=Da、John Mueller=Jo、Duane Forrester=Du。)

Da
構造化データについて
Jo
Googleがサイトの内容を理解するために用いているスキーマのマークアップタイプは多くあるが、ランキングに使用しているわけではない。リッチスニペットを表示させかったらマークアップは必須。Googleは必ずサポートするが、Googleがあなたのサイトを完全に理解・信用していない場合は、リッチスニペットを表示させないと思う。
Da
Bingのヨーロッパマーケットは?
Du
地域によって検索結果が違う現状がある。本当のローカライゼーションに取り組んでいる。国によって検索結果の表示が法律に影響される場合などもある。
Da
ショートタイトルタグの検索結果の表示。ある時はフランスのサイト、ある時はドイツのサイトを表示するときなどがある。
Jo
ブランド名とページタイトルの表示は正しいものを表示させるようにしているが、システムが間違ってしまう場合はある。その場合は、Google+などでその時のクエリとともに知らせて欲しい。修正するから。
Du
Bingも同様だ。エンジニアに実際のクエリと検索結果を見せ、間違っていることを知らせる。このような問題は起こってしまうものだが、修正が必要なものでもある。また、ページタイトルは間違って表記されている場合もある。このような場合は変更させたりしているが、全てユーザーの利便性のために行っている。
Da
パブリッシャーマークアップをしGoogle+との連携も行う。しかし、カンパニーロゴがでてくる。
Jo
パブリッシャーマークアップのテスターは、オーサーの写真が載るべきところに間違ってカンパニーロゴを載せてしまうことがある。これはバグであり、パブリッシャーのロゴは検索結果にはでてこない。

Da
FacebookとBingのパトナーシップ
Du
アメリカでは検索結果に、あなたの友達がいいねしてるよ、と表示。しかし、いいね数をランキングファクターとして直接使用していることはない。
Da
リンクはどう扱っている?
Du
リンクは価値があると思うが、ビジネスモデルによる。トラフィック目的などはうまくいくだろう。SEO目的のためのリンクビルディングは好ましくない。
Da
オーソリティの決定要素は?
Du
トラストと考える。どうやって決定するか?誰かがあなたとあなたのサイトについて話した時、それがトラストが構築される時だ。自分が自分自身のことについて語った時ではない。
Jo
オーサーシップが重要である。良い記事を長く書いている人物は信頼に値する。
Da
ローカルナレッジグラフ
Jo
国ごとの関連性が発見されない場合に起きる。USとUKで違う画面がでり。修正しないといけないが、マークアップの確認は行ってほしい。
Da
同言語別地域のサイト。検索結果に別の国のサイトがでてきてしまっている。タグは設定している。
Jo
個別の事象は確認してみないとわからないが、インターナショナルなWebサイトの場合、hflangの設定は必須であり、Googleが理解するうえで最も重要な要素である。
Da
カノニカルについて
使用する場合、コンテンツは同一であるべき。類似ではなく。
多言語や別地域についての質問が多く、ヨーロッパならではだと感じました。フランスやドイツなど、地理的には近いけれども言語が違う国、イギリスとアメリカのように、地理的には離れているけれども言語が同一の国、などで起こる問題が色々とあるようです。その全てにGoogleが完璧に対応しているわけではないようですが、Webサイト側でも検索エンジンに対してしてあげられることは、しっかりと対応する必要があるそうようです。– SEO Japan

投稿者:

SEO Japan

002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。