Web Components と JSON-LD でウェブサイト開発がより簡単に

JSON-LD は、Google などの検索エンジンに対してサイト上のコンテンツを記述する構造化データの実装に使用できる JSON ベースのデータ形式です。たとえば、イベント、店舗、人物などのリストがある場合に、schema.org ボキャブラリを JSON-LD スニペットとしてウェブページに埋め込むことで、構造化された方法でリストのデータをページに含めることができます。構造化データにすることで、Google がページの内容を把握しやすくなり、ナレッジグラフ イベントリッチ スニペットなどの検索機能でコンテンツがハイライトで表示されやすくなります。

Web Components は、カスタマイズした再利用可能なユーザー インターフェース ウィジェットとその動作を定義するための技術です。複数の技術で成り立ち、その仕様は現在も策定中です。ウェブ デベロッパーであれば誰でも Web Components をビルドできます。まず、ユーザー インターフェースの個々のパーツについてテンプレートを定義し、Web Components を使用したいページにテンプレートをインポートします。Web Components の動作を定義するには、Custom Elements を使用します。ユーザー インターフェースのパーツの表示とロジックが Web Components にバンドルされるため、このバンドルを他のページや他のデベロッパーと共有したり、再利用したりでき、ウェブ開発が簡単になります。

JSON-LD と Web Components は、併せて利用するととてもうまく機能します。Custom Elements がプレゼンテーション層として機能し、JSON-LD は Custom Elements や検索エンジンが読み込むデータ層として機能します。つまり、schema.org/Eventschema.org/LocalBusiness など、どのような種類の schema.org についても、Custom Elements をビルドできることになります。

アーキテクチャは次のようになります。構造化データはデータ ベースに格納されます(例: チェーンの店舗の所在地)。このデータは JSON-LD スニペットとしてウェブページに埋め込まれます。つまり、Custom Elements によって読み込まれ、人間の訪問者に対して表示されたり、Googlebot によって Google のインデックス登録のために取得されたりできるようになります。

Custom Elements の詳細や独自の Custom Elements の使用方法については、以下をご覧ください。