SoftbankがポケモンGOの公式パートナーに―SB、Yモバイル3700店舗がポケストップ、ポケジムになる

This photo illustration shows a man playing Nintendo's Pokemon Go game on his mobile phone in front of the Kabukiza theater in Tokyo on July 22, 2016.
The augmented-reality game Pokemon Go, which has been released in more than 30 countries, was launched in Japan where Nintendo created the franchise two decades ago. / AFP / KAZUHIRO NOGI        (Photo credit should read KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)

ゲームとしてのポケモンGOの人気は今がピークなのかどうかについはいろいろな議論がある。しかしポケモンGOというブランドはこれから本格的に離陸するところだ。日本ではいくつかの大企業がゲームの公式スポンサーになっているが、今日(米国時間8/31)、日本の大手モバイル・キャリヤのSoftBankがこれに加わった。

契約の具体的内容は明らかにされていないが、時価総額800億ドルのSoftBankであるからには、ゲームの公式スポンサーの地位を獲得するために相当額を支払っただろうと推測できる。

日本におけるポケモンGOの最初の公式スポンサーは日本マクドナルドだった。同社は7月のゲームのローンチの時点でスポンサーとなっていた。マクドナルドはこのゲームによって現実の人の流れを作れると信じて3000箇所の店舗をポケストップやポケジムにしたようだ。

この提携に関するマクドナルドからのいささか早まった情報提供が日本におけるポケモンGOのスタートを遅らせるというオマケはついたものの、提携の賭けはおおむね成功した。そして今回のSoftBankの参加で新たにSoftBankのショップと傘下のY!Mobileショップ、合計3700箇所がポケストップやポケジムになる。

SoftBankの発表はこちら

当面、これ以上の詳細は不明だが、日本マクドナルドはポケモンGOを利用したキャンペーンを実施している。SoftBankも同様にポケモンGOブランドをテーマにしたサービスやグッズを展開することになるのだろう。

Bloombergの記事によれば、この提携のニュースはSoftBankの株価を早くも1.6%押し上げている。ポケモンのキャラクターを生んだ任天堂の株価も3.3アップした。

ポケモンGOのビジネスに直接関わる2社、Nianticと株式会社ポケモンは日本国内に限って公式スポンサーを募っている。ポケモンが日本生まれであり、ポケモンのコアなファンも日本にもっとも多いことを考えれば合理的な方針だろう。しかしアプリが世界で1億ダウンロードを記録し、1日あたり売上が1000万ドル以上と伝えられることを考えればポケモンGOの魅力はグローバルだ。将来はさらに多くの地域で公式スポンサーが生まれる可能性がある。

先月のReutersにインタビューで NianticのCEO、ジョン・ハンケは「さらに多数のスポンサーの参加を強く期待している」と答えている。今月サンフランシスコで開催されるTechCrunch Disruptにハンケも登壇する予定だ。アメリカその他の地域におけるポケモンGOのスポンサー・システムについてハンケがどう考えているか、本人の口から直接聞けるものと思う。

画像: KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

HTCがVRゲームのSteel Wool Studiosに500万ドルを投資

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HTCは、引き続きVRエコシステムの構築に向けて重点的な投資を行いつつ、いつかはVR市場の覇権を握ろうとしている。

オークランドを拠点とするゲームスタジオのSteel Wool Studiosは、アニメ界での数十年におよぶ経験を持つ元Pixar社員によって設立され、本日(米国時間8月31日)HTCが単独で参加したシリーズAで500万ドルを調達した。なお、HTCはVRヘッドセットViveの製造も行っている。

過去6ヶ月の間に、HTCはVR界への投資を促すべく数々の取り組みを行ってきた。4月には、1億ドルを同社のVive Xアクセラレータープログラムに投じ、エコシステム全体の健全な成長に貢献するようなVRハードウェア・コンテンツを生み出しているアーリーステージの企業に対して小規模投資を行っている。

さらにHTCは、VR Venture Capital Alliance設立に向けた動きでも最前線に立っていた。この同盟は、36の投資家から構成されており、VR企業の成長を加速させるため、およそ120億ドルの資金を準備している。メンバーには、Sequoia CapitalやRedpoint Ventures、Lightspeed Venture PartnersなどVC界の大物が名を連ねる。

持続可能なVR業界の台頭は、HTCにとっては死活問題だ。というのも、彼らのモバイル端末事業はここ数年の間に崩壊の道を辿っており、現在HTCは、次世代のプラットフォームと彼らが信じる、VRを先導する存在となるべく方向転換を図っているのだ。

今回の投資は、HTCがこれまでVR企業に対して行ってきた単独投資の中で最高額にあたり、Steel Wool Studiosの制作物に対する同社の熱狂具合が表れている。

「Steel Wool Studiosには、クリエイティブなメンバーで構成された素晴らしいチームがいます。彼らは、誕生から間もないVRカテゴリーにおいて、最先端のコンテンツを制作できる力を既に証明しています」とHTC Corporation CEOのCher Wangは語った。「Mars Odysseyや現在彼らが取り組んでいるその他のプロジェクトを見てみると、グラフィックの驚くべき再現力と強力なストーリーテリングを併せ持ったコンテンツを利用して、Steel Wool StudiosがこれからVRの利用を加速させていくというのがすぐに分かります」

Steel Wool Studiosは、HTCおよびViveプラットフォームと長期間に渡って特別な関係を構築してきた。当初、Steel Wool Studiosはモバイルゲームの開発に注力していたが、同社のファウンダーが2014年にValve Corporation本社を訪れ、Viveヘッドセットのディベロッパー向け初期プロトタイプに触れて以降、すぐにVRコンテンツの制作へと事業内容を方向転換した。結果的に同社は、今年4月のViveヘッドセットのローンチに合わせて、戦略アクションゲーム「Quar: Battle for Gate 18」を発表した。

「Quarである程度実績を作った後、私たちが生まれてからずっと待ち焦がれていたメディアである、VR向けのコンテンツ制作に全てを賭けることにしました」とSteel Wool Studiosの共同ファウンダーであるAndrew Daytonは話す。

Mars Odyssey Image 3

先日、私は9月9日からSteamストアで販売が予定されている、Mars Odysseyの初期のデモ版で火星の表面を歩きまわったほか、まだタイトルの決まっていない別のゲームに触れることができた。そのときも、Steel Wool Studiosが、制作するコンテンツ全てにプレイヤーが夢中になれるようなストーリーを盛り込むことにこだわっているのは明らかだった。

Steel Wool Studiosのファウンダーたちは、今回HTCから資金を調達したからといって、今後全てのコンテンツをHTCのプラットフォーム専用に開発するつもりはなく、Oculus Riftや、もうすぐ発売予定のPlayStation VRといったほかのVRプラットフォーム向けのコンテンツもつくり続けていくと断言していた。

さらに、今回の調達資金によって、Steel Wool Studiosはこれまでのようなゲームのほか、もっと物語に軸を置いたものを含む、異分野のコンテンツ制作が行えるようになった。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Googleの検索結果ページで「ソリティア」や「三目並べ」がプレイ可能に

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ソリティアでちょっとした時間つぶしをしたくなることは、多くの人にあることだろう。そんなとき、これからはアプリケーションなしにソリティアをプレイすることができるようになる。Googleが検索ページおよびGoogleアプリケーションに、シンプルなゲームをいくつか埋め込んでしまったのだ。まず導入されたのは、ソリティアおよび三目並べ(tic-tac-toe)だ。デスクトップからでも検索アプリケーションからでも利用できる。

やってみようと思った人は、単純に検索するだけで準備完了だ。

たとえばソリティアの場合、検索ボックスに「solitaire」と入れて検索するだけで良い。検索結果ページに、カード形式でゲームが表示されるのだ。ゲームレベルも何段階か用意されていて、表示されている「ゲームを再開」をタップしてすぐにゲームを始めることができる。サウンドのオンオフやアンドゥの機能も用意されている。

(訳注:訳者の環境ではデスクトップ版では動作したものの、モバイル版で動作しませんでした。tic-tac-toeの方はモバイルでも確認できました)。

solitaire

「tic-tac-toe」ないし「tic tac toe」と検索すれば三目並べを遊ぶことができる。レベルは低中高の三段階で、「友だちと対戦」という機能もある。「X」か「O」を選んでゲーム開始だ。勝敗数も画面に表示されるようになっている。

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ゲーム自体はメジャーなもので、とくに新しい仕掛けがあるというわけでもない。ただ、検索のためのGoogleアプリケーションが、検索ツールだけでなく、さまざまな機能を果たすようになるかもしれないというのが面白い。GoogleはこれまでにもGoogle Doodleをゲーム化して提供するようなこともあった。「オリンピック版」は多くの人が楽しんだようだし、また演奏できるモーグ・シンセサイザーが登場したこともあった。しかしGoogle Doodle版では、提供機関がごく短い間だけとなる。人々が面白いDoodleに出会うのは偶然に頼るような意味もあった。検索結果として常にゲームを提供するというのは、また新しい流れと言うことができるだろう。

検索エンジンにゲームを埋め込むというのは、Googleに触れる時間を長くしたいというGoogleの作戦だ。Siriなども性能をあげて情報検索ツールとして活用できたりする中で、Googleアプリケーションの魅力を高めようとしているわけだ。Siriのみならず、さまざまなアシスタントアプリケーションなどが登場してくる中、自社の広告ビジネスの成長のためにも、さまざまな仕組みを考えていく必要があるのだ。検索結果にゲームを表示するというのはなかなか楽しいアイデアだ。ただ、その背後にあるGoogleの狙いなども、一応意識しておくと良いのかもしれない。

ところで、今回導入されたのはゲームだけではないようだ。たとえば「what sound does a pig make?」や「flip a coin」を検索した場合にも面白い結果が得られるようになっている。

(訳注:「what sound does a pig make?」は「豚の鳴き声」と日本語で検索しても同様の結果を得ることができました)。

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(翻訳:Maeda, H

ポケモンGOはライバルのアプリ内購入も加速―DoCoMo Digitalの調査が意外な結果

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ポケモンGOの大ヒットでいちばん利益を得ているのはNianticや任天堂であるのは間違いない。 しかしこの成功はモバイル・ゲームの世界においてライバルを犠牲にしているわけではないことが明らかになった。モバイル・コマースのDOCOMO Digitalが発表した新しいレポートによれば、 ヨーロッパのGoogle Playストアにおけるトップ4ゲームは、ポケモンGOのデビュー以來、売上合計を10%も伸ばしている。

Nianticはもちろん稼ぎ頭だ。しかしポケモンの発表後、ライバルの売上には若干の低下があったものの、すぐにポケモン以前の状態に戻った。その後はさらに躍進して、ポケモンのローンチ前の売上を上回るようになっている。

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ソース: DOCOMO Digital MNOパートナーズ、ヨーロッパ

DOCOMO Digitalが調査したライバルには、King,(Candy Crushのメーカー)、Supercell、Peak Games、 Googleが含まれる。モバイル・ゲーム全体としてデベロッパーには追い風となっていることが分かる。特筆すべき点は、ポケモンGOのようなゲームはユーザーにモバイル・ゲーム全般での消費をさらに促すような効果を持つことだ。つまりユーザーがモバイルデバイスでポケボールを買い始めれば、デジタル・グッズの購入に対するハードルは低くなる。

DOCOMO Digitalのレポートによれば、他のヒットゲームの場合は同様の効果が見られないのは面白いことだ。Candy Crush SagaやClash Royaleはなるほど大ヒットしたが、それで売上が急上昇したのは当のゲームメーカーだけで、ライバルのアプリ内支出には変化がなかった。DOCOMO DigitalはポケモンGOの特異な効果をヒットのレベルが桁違いだったことに求めている。キャリヤ課金に対するユーザーの心理的抵抗がはっきり下がるほど多数のユーザーがポケモンGOをプレイし始めたという説明だ。ユーザーがポケモンGOでキャリヤ課金にドアを開けば、自然他のアプリでもこの課金方法を利用するようになるというわけだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Analogue Nt miniはファミコンの歴史に対する心からのオマージュだ

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Analogue Nt miniは、NESではない*。よりも、良い。Christopher Taberが作ったこいつは、これだけで立派なアートだ。ケースはアルミニウム剛体の削りだし加工〔鋳造?〕で作られていて、内部にはいっさいの妥協のないゲーム体験が詰まっている。これまで、エミュレーションソフトで我慢してたのとは、大違いだ。〔NES, Nintendo Entertainment System, 初代ファミコン。〕

彼が最初に作ったNTよりは、Nt miniはやや小さい。NTは今年の初めに売り切れてしまったが、大きくてお値段も579ドルと高かった。Nt miniは449ドルだから決してお安くはないが、ビデオ出力が改良され、アドオンがなくても1080pのRGBを出力できる(+HDMI)。コントローラーは、下図でお分かりのようにワイヤレスだ。しかもコントローラーの受信部は、PS4, PS3, Wii, Wii U Proなどのコントローラーも読める。

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  6. nt-mini-nes-1.jpg

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Analogue Nt miniは2017年1月が発売予定で、初代のNTより20%小さい。コントローラーのデザインは初代ファミコンとまったく同じで、NES Zapper(ファミコン光線銃)もつく。ファミコンおよびファミリーコンピュータディスクシステムのゲームをそのままプレイできる。

任天堂のNES Classic Editionは59ドル99セントとお安く、しかもゲームが30本ついてくる。でもそれは、このAnalogueの力作と比べると、 Bugatti(ブガッティ)の横に置いたHonda Civicだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Analogue Nt miniはファミコンの歴史に対する心からのオマージュだ

battletoads

Analogue Nt miniは、NESではない*。よりも、良い。Christopher Taberが作ったこいつは、これだけで立派なアートだ。ケースはアルミニウム剛体の削りだし加工〔鋳造?〕で作られていて、内部にはいっさいの妥協のないゲーム体験が詰まっている。これまで、エミュレーションソフトで我慢してたのとは、大違いだ。〔NES, Nintendo Entertainment System, 初代ファミコン。〕

彼が最初に作ったNTよりは、Nt miniはやや小さい。NTは今年の初めに売り切れてしまったが、大きくてお値段も579ドルと高かった。Nt miniは449ドルだから決してお安くはないが、ビデオ出力が改良され、アドオンがなくても1080pのRGBを出力できる(+HDMI)。コントローラーは、下図でお分かりのようにワイヤレスだ。しかもコントローラーの受信部は、PS4, PS3, Wii, Wii U Proなどのコントローラーも読める。

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  2. duckhunt.jpg

  3. oldschooltv.jpg

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Analogue Nt miniは2017年1月が発売予定で、初代のNTより20%小さい。コントローラーのデザインは初代ファミコンとまったく同じで、NES Zapper(ファミコン光線銃)もつく。ファミコンおよびファミリーコンピュータディスクシステムのゲームをそのままプレイできる。

任天堂のNES Classic Editionは59ドル99セントとお安く、しかもゲームが30本ついてくる。でもそれは、このAnalogueの力作と比べると、 Bugatti(ブガッティ)の横に置いたHonda Civicだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

砂のお山がポケモン? ー 11月発売の『ポケットモンスター サン・ムーン』新キャラが発表に



株式会社ポケモンよ、何があったんだ? 一体どうして次回作『ポケットモンスター サン・ムーン』に向けて作られた新しいポケモンが「砂のお山」なんだ? この画像がそれだ。

Sandygast

どういうことか説明してくれ。本当にこれでいいのか? この砂のボヨボヨ、さらに進化するとこんなことになる。

Palossand

ちょっと待て、これって「砂のお城」じゃないのか。本当にこれでいいのか。

これら以外にも同作品には新しいポケモンが登場するが、すべての新キャラクターについてはちょうど8月21日に終了したばかりのポケモンワールドチャンピオンシップスで発表されたばかりだ。先に紹介したぶっとびポケモンはそれぞれ「スナバァ」「シロデスナ」といい、どちらもゴースト/じめんタイプだ。この他にも甲殻類系ボクサーの「マケンカニ」は目の周りに青あざができていたり、レッサーパンダ風の「ヌイコグマ」はそのかわいらしさで先の砂ポケモンのショックを和らげてくれたりと、さまざまだ。

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    マケンカニ
  2. stufful1

    ヌイコグマ

これらの新しいポケモンは、ニンテンドー3DSで発売の『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場するアローラ地方特有のキャラクターとして、その他モンスターとともに出現する予定だ。ポケモンのトレーディングカードにも新たな「GX」シリーズのカードが加わり、ゲームごとに1回のみ使用できる特殊攻撃を追加できるようになる。このGX特有のポケモンカードは、ポケモンTCG(トレーディングカードゲーム)の世界にもサン・ムーン シリーズとあわせて導入される。

新しいポケモンが砂の山だろうが、私のポケモンへの愛は変わらない。

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(翻訳:Ayako Teranishi)

Twitch、人気ゲームコミュニティーを運営するCurseを買収

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ゲームのライブストリーミング・プラットフォームTwitchAmazonの子会社)は業界で有名なゲームコミュニティーを運営するCurseを買収することで攻勢をかける。買収の詳細は公開されておらず、Twitchは公式発表以上のコメントは差し控えた。

Curseは多様なウェブサイトとサービスを運営している。その内のいくつかはここ数年内に自社開発したもので、その他のものは買収で獲得したものだ。2006年、CurseはWorld of WarcraftのMOD(改造データ)を提供するウェブサイトとして始まった。

World of Warcraftの全盛期は過ぎ去ったが、Curseは最新ゲームでも巨大なオーディエンスを惹きつけ、新たなコミュニティーを構築することができた。例えば、CurseにはLeague of Legends、World of Warcraft、NFLのゲームなどのデータベース、ガイドとなるウェブサイト、ゲームのニュースサイト、高いトラフィックを誇るMinecraft、ポケモン、Diablo III、Hearthstoneなどのゲームフォーラム、ゲーム版ウィキぺディアのGamePediaなどを運営している。Curseはさらに様々なゲームのMODのデータベースも要している。これは結構な分量になる。Curseのサイトには毎月3000万人以上が訪れている。

それに加え、最近同社はシンプルに「Curse」と名付けたコンピューター向けのプロダクトをローンチした。これはTeamSpeakの競合サービスで、オンラインの友人と待ち合わせ、一緒にゲームを楽しむためサービスだ。これにはチーム内でやりとりできるIRCに似たチャット機能やゲームをしながらチームメイトと作戦を立てるVoIP機能、TwitchやYouTube Gamingなどでストリーム配信を助けるストリームツールなどがある。

Twitchは自社のゲーム動画配信ソリューションにおいて、これらのアプリを活用することができるかもしれない。現時点でTwitchは ユーザーに対してサード・パーティー製のソフトウェアをインストールすることを薦めている。

また、この買収にはもちろんTwitchは巨大なゲームコミュニティーとともに活発なコミュニティーを育てる方法を知っている人たちも含まれている。本質的にTwitchの生死は、ゲームのストリーミング配信をする人と視聴者のコミュニティーにかかっていると言える。興味深いことにCurseとTwitchは同じニッチなユーザーを共有しているのだ。

Curseはメインストリームにあるゲームのニュースサイトとは競合しない。Curseは、慎重に競争力の出せるオンラインゲームのみに事業を集中してきた。また、Twitchの上位ゲームを見てみると、その多くはCurseのコミュニティーと一致していることがわかる。 League of Legends、Hearthstone、Dota 2、Counter Strike、Overwatchなどだ。TwitchのCEO、Emmett Shearは来月のTechCrunch Disrupt SFに登壇するので、その時に買収について詳しく聞きたいと思う。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

PlayStation 4のOSがニューバージョンへ、マルチタスクでよりすっきりのユーザー体験、本物のコンピューターに近づく

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PlayStation 4のオペレーティングシステムの4.00のベータが明日(米国時間8/16)、登録ユーザーに提供される。Sonyはその主な機能のプレビューを、みんなに見てもらいたいようだ。もっとも注目すべき機能は、ライブラリの編成を変えたことだ。またUIも改良され、ゲームプレイを続行している状態でShareやQuick Menusを使えるようになった。つまり、マルチタスク化だ。

PS4 v 4.00ではフォルダも改良され、コンテンツをライブラリとローンチバーの両方でグループ化できるようになった。これでいろんなものを探すのが簡単になり、すっきりしたプレー経験が得られる。これまでは、初めて使うものを見つけようとすると、たいへんな作業にだった。

ライブラリのコンテンツもPurchased Content(購入したコンテンツ)タブの新設で簡単にナビゲートでき、PlayStationのIDでこれまでに買ったものがすべて分かる。メインのライブラリタブでは、これまでにPS4にダウンロードしたもののみだ。これからは大量にコンテンツのあるプレーヤーは大いに助かるだろう。ソートや検索もできるから、購入日付やインストール状態で整列したり、キーワードで検索したりできる。

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UIの改良には、アイコンや通知などのシステム要素のルック&フィールの変更も含まれる。Quick MenuとShare Menusは、ディスプレイのごく一部をおおうだけになったから、これまでのように全画面に出しゃばってゲームの邪魔をすることがない。

ぼくは、しばらくご無沙汰していたPS4を、No Man’s Skyのおかげでまた長時間使うようになったから、以上の変更はすべてありがたい。PS4がゲーム機というより本物のコンピューターのようになり、PlayStationのユーザー体験にあった、ゲーム専用機的な古めかしさが希薄になったようだ。

このベータは明日、テスターたちに配布される。メールで、その案内が来るはずだ。それ以外の人はしばらく待つことになるが、でも待つだけの価値はある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

チェスと囲碁でトップに立ったロボットが、今度はテーブルサッカーの世界チャンピオンを目指す

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昔のコンピューターゲームには、人間同士でプレイするか、コンピューターを対戦相手にするか、という選択肢があった。しかし今では、現実世界の伝統的なゲームでもコンピューターの方が強くなり、人間の方が強いと言える卓上/盤上ゲームは、もはやないのではないか。次にコンピューターにやられるのは、何だろう? フーズボール(foosball, テーブルサッカー)だ。

École polytechnique fédérale de Lausanne(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)のロボット工学の研究者たちが、平均的な人間プレーヤーに勝つシステムを作ったが、それはディープなニューラルネットワークが過去の数百万のゲームを分析した結果ではない。本物の戦闘ロボットである彼らに、何よりも重要なのはスピードと力だ。

プロジェクトを指揮したChristophe Salzmannがニュースリリースでこう言っている: “このシステムは小さな脳のある筋肉マンだ。とっても基本的なことしかできないけど、それで十分に勝てるのだ”。

当然ながら、テーブル本体も特製だ。というか、テーブルがロボットだ、と言ってもいい。透明なフィールドの下にカメラがあって、それが毎秒300フレームでボールの位置を追う。コンピューターは至近の選手を数分の1ミリの精度でボールを蹴れる位置へ移動させる。そしてモーターがバーを人間よりも速く回して、ボールを猛スピードで蹴り飛ばす。

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でも、名人のプレーヤーにはかなわない。コンピューターには、位置やバンクショット、相手の盲点などを活かしたトリックができないし、また、相手の位置から動きを予測することもできない。

このような‘知能’をコンピューターに授けるためにチームは、対戦相手のハンドルの動きをレーザーで追おうとしている。その方が、バーをカメラで追うより計算効率は高いだろう。今よりも高度なAIを、作れそうだ。でも、真価が問われるのは、ロボットだけでトーナメントをやるときだ。それもいずれやる、と彼らは言っている。

Why would you do this!

ほんまかい?!

プロジェクトは今も継続している。その状況は、ここで分かる。詳細は彼らのラボのWebサイトでも分かるが、でもそのロゴが問題だ(右図)。巨大なターミネーターの両手が、われわれの惑星を抱っこしている。しかし、どう見ても、人間の味方のようではない!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Microsoftがゲームのライブ配信サービスBeamを買収

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Microsoftがシアトルに拠点を置くゲームストリーミングサービスBeamを買収した。Beamでは、ゲームをプレイするストリーマーと一緒に視聴者もゲームをプレイすることができる。Beamの形式は、ストリーミングのファンにとってTwitchやYouTubeといったサービスでおなじみの受動的なインタラクションをベースに、さらに視聴者はクラウドソースのコントロール経由でストリーマーと交流することができる。

Beam経由のプレーヤーは、ストリーミングしている人を誘導し、例えばマルチプレイのショーティングゲームで戦いに持っていく武器の種類を設定したりすることが可能だ。BeamはTechCrunch Disrupt NY 2016でローンチし、Startup Battlefieldで優勝した。ヴィジュアルコントロールで視聴者は、プレーヤーのゲーム場面選択を助けたり、さらには通常にはない、ゲームを大きく変えるような設定をすることもできる。

Beam

BeamはMicrosoftのXboxチームに加わる。「プラットフォームを超え、ユーザーとストリーマーを惹きつけるというこれまでのミッションを追求します」とMicrosoftは伝えている。

BeamのファウンダーでCEOを務めるMatt Salsamendiは、Xboxのコミュニティーに注力している点が、彼ら若い企業にとって良い相性であるとメールで答えた。

「Xboxがコミュニティーに注力している点にとてもわくわくしています」と彼は記している。「Beamは根本的に、熱心なゲーム好きの個人をグループにつなげています。Xboxはその理念に合致しています」。

このニュースを伝えるブログ投稿でSalsamendiは、すぐにBeamのプラットフォームが変わることはないと伝えたが、Microsoftの買収によりBeamはプラットフォームを成長させ、大企業のサポートのもと新機能やゲームの実装を進めるという。

「今のところ通常通りのビジネスです」とSalsamendiはプロダクトプランについて説明する。「私たちは3つの新しいインタラクティブな機能を実装したばかりで、今後もBeamのプラットフォームが視聴者と関わりたいと思うゲームコミュニティーにとって最適な場所になることに注力していきます」。

買収の詳細は公表されていない。Beamは今年の1月5日にローンチし、正式にこのインタラクティブなツールをデビューしたのは5月のDirsruptイベントでだった。 Salsamendiは、Microsoftのレドモンド本社でBeamのチームを率い、そこではXboxのエンジニア部門の下でサービスを運用する。

TechCrunch Disruptの優勝の他に、Beamのチームはシードラウンドで42万ドルを調達し、Techstarsのシアトル2016年のクラスに参加している。

Microsoftにとって、Beamを買収することはインハウスでプレーヤー参加型のストリーミングサービスを構築する助けとなるだろう。買収を発表したブログ投稿でMicrosoftは、Beamのソフトウェアがよりソーシャルなゲームプレイを促進する例としてMinecraftを挙げた。MinecraftはBeamが提供するインタラクティブな機能にもってこいのゲームだ。MicrosoftがLet’s Play動画が大好きな若いユーザーにコミュニティーの間でエンゲージメントを促進することができるなら、今回の買収はとても価値あるパートナーシップになると言えるだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

3DSの新ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』には悲しげな魚と波乗りライチュウがいる

どうか私を新しいポケモンが作られている部屋へ行かせてください。 小さくて悲しげな魚、Wishiwashi[ヨワシ]があるレベルに到達すると、悲しみの薄れた魚集団に変わるというアイデアを開発チームが思いついた時、いったい何が起きていたかを正確に知りたい。Wishiwashiは、近く発売されるNintendo 3DS用ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場する全く新しいポケモン3種のうちの一つだ。

新しいポケモンは他にも、Pyukumuku[ナマコブシ]とMorelull[ネマシュ]がいて、前者は “innards out”(とびだすなかみ)と呼ばれるこれまた素晴らしい能力を持つ。しかしゲームについて分かったことはそれだけではない。サン・ムーンのゲームの舞台となるアローラ地方にだけ存在する、今いるポケモンの変種を見ることができた。

例えば、落ち着きはらっていけてるニャースや、いつも尻尾でハング・テンをやりたがる波乗りライチュウ。燃え盛るガイコツを両端につけた棒を操るガラガラもいる。

ポケモン株式会社は最後に、悪役集団Team Skull[スカル団]を紹介してくれた。ポケモンの中には良からぬことを企む「チーム」が必ずいるが、この世代の代表がスカル団だ。チームを率いるPlumeria[プルメリ]とGuzma[グズマ]は反社会的な父母を持ち兵隊を従えている。まるで意味がわからないという読者は、心配ご無用みんなの仲間だ。ちなみにスカル団の兵隊は専用のタンクトップを買わなくてはいけない、とポケモン株式会社は言っていた。

『ポケットモンスター サン・ムーン』は、Nintendoのモバイルゲーム機、3DSファミリー向けに11月18日に発売される。これは同社史上最大のポケモンイベントになるだろう。これもポケモンGOのおかげであり、このゲームでどんなに突飛なポケモンが登場しても驚くことはない。浮かぶキーリングにはなかなか勝てない。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

宇宙探索ゲームNo Man’s Skyのプレイヤーたちがひと晩で1000万種以上の生物を発見

宇宙探査ゲームNo Man’s Skyは、地球が羨望でむせび泣くほどの生物多様性を備えていて、プレイヤーたちは信じられないほど分類熱心である。Hello Gamesの創業者Sean Murrayは今日、プレイヤーたちがこれまでにゲームの中で1000万以上の生物種を発見したことをツイートした。この数は誰の数字を信じるかによるが、地球上で知られている種の数の6.5倍である。

人間の科学者たちによる地球上でのユニークな生物種の正確な数にはゆらぎがあるかもしれないが、No Man’s Skyの宇宙には、その総数をバックアップし、勇敢な探求者たちのゲーム内でのアクティビティの集計を開発者に伝えるサーバーが存在している。

例えば一晩で1000万種の生物がNMSの中で発見された…これは地球上で発見されたものよりも多い。
どうなってるんだ!!!

— Sean Murray (@NoMansSky) August 10, 2016

サーバーの不調にもかかわらず発見はどんどん報告されている。この不調により多くのプレイヤーたちがサービスの接続に問題があることを示す赤いインジケーターを目にしているが、この理由は180億個の探索対象の惑星を提供するこのユニークなゲームに対する圧倒的な関心によって、アクティブ・プレイヤーの数がHello Gamesの予測したものを遥かに上回ってしまったからのようだ。

関心が高いことを示すもう一つのサインは、ゲームが運用され始めた初日に2人のプレイヤーがなんとかお互いを発見することができたことで、これに対してはMurrayはツイッター上で「本当に驚かされた(blown mind)」と発言している。Murrayは、2人のプレイヤーがゲーム中で出会うチャンスは宇宙のサイズを考えると「限りなくゼロに近い」と述べていたので、これはおそらく1000万種の生物種が発見されたことよりも偉業なのだろう。

最初のプレイ時間で、私はかなりの数の新種を発見した。それでは読者に私のベストフレンドを紹介しよう:

フレンド

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(翻訳:Sako)

これがNianticがテスト中の「近くのポケモンを探す」新機能―ビデオあり

2016-08-10-nearby-pokemongo

ポケモンGOの「近くにいるポケモンを探す(Nearby tracking)」 システムはあてもなくむやみに歩きまわることなしにポケモンがどこに隠れているかをプレイヤーに教える機能になるはずだった。ところがゲームのリリース後2、3日でこの機能に障害が起き始めた。

「ポケモンを探す」は、機能するがわかりにくい「足跡」システム(足跡3つなら遠い、1つなら近い等)から、完全に役に立たない(距離に無関係にすべてのポケモンが3歩の足跡を残すなど)機能になり、やがてほとんどのユーザーで機能そのものが削除されてしまった。

今日(米国時間8/9)、新たに公開されたアップデートに付属する変更ログによれば「近くのポケモンを探す」ための新たな機能が開発され「一部のユーザーを対象にテストが行われる」ということだ。

暗号通貨Dogecoinの開発で有名なJackson Palmerがアップした紹介ビデオによれば、こんな具合らしい。

これが皆さんがお求めのビデオだ。

こちらは別のビデオ。

なんのことやらわかりにくい?

新しい「近くにいるポケモン(Nearby)」画面には2つのセクションがある。「近くにいるポケモン(Nearby)」と「見かけたポケモン(Sightings)」だ。

Nearbyポケモンはポケモンストップの近くにいる。背景画像はそのポケストップだ。タップするとマップはズームアウトして真上から見た地図になり、どのポケストップを目指せばいいかがわかる。これは禁止されたPokevisionに似ている。ポケモンGOの開発者は「勝てないなら真似しろ」という格言を思い出したのかもしれない。

ともあれ、目指すポケモンは表示されたポケストップの近くで発見できるはずだ。プレイヤーの報告によればだいたいポケストップから1ブロックぐらいの距離にいるという。現在ポケストップの回りには円が表示される。プレイヤー自身の周囲に表示される円とほぼおなじサイズだ。ポケモンがこの円内にいるならポケストップの「近く(Nearby)」にいるポケモンということになる。

「見かけたポケモン(Sightings)」セクションに表示されるポケモンの背景はポケストップではなく雑草になっている。つまり野放しのポケモンということでどこかのポケストップの近くにいるわけではない。ゲーム内にはこうしたポケモンを探すシステムはない。Sightingsセクションのポケモンは現在のところ特別な機能は何もないないようだ。また距離の順にソートされているわけでもないらしい(早くソート機能をつけてもらたい)。このセクションもポケモンを発見するにはやはりあてもなく歩き回らねばならない。わかっているのは「ポケストップの近所にはいない」ことだけだ。

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「ちょっと待て。私のポケモンGOは最新版だがNearbyセクションなんかないぞ?」という抗議が聞こえてきそうだ。

さて、そこが問題だ。上記のようにこの機能は「一部のユーザー」を対象として公開されている。私の知るかぎりサンフランシスコ周辺のユーザーが多いが他の大都市からも利用しているという報告が上がっている。それ以外のユーザーの場合はたとえ近所にポケストップがあってもSightingsセクションしか表示されない。

(注:Nianticではこのシステムはテスト中だと注意を喚起している。そのため一般公開前に機能が大きく変更されることはあり得る。そもそも近くにポケストップがない地方のプレイヤーのために開発者が何か適切なシステムを考え出してくれるといいのだが。

その他の変更点
– 発見する前に「消滅(despawns)」したポケモンはやっとNearby/Sightings画面からも消えるようになった。ゲームのローンチ以來つきまとっていたバグのせいで、別のポケモンと入れ替わるかゲーム自体を再起動するかしないかぎり消えたポケモンが表示され続け、プレイヤーに無駄足を踏ませることがあった。
– 同様に、ポケモンが簡単に近づけない距離まで離れると自動的に位置追跡画面から消える。
– Nearbyセクションのポケモンをタップして位置を追跡し始めた後でそのポケモンが消えた場合、ポップアップでそのことが通知される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Internet Archiveが昔のAmigaゲーム1万本あまりをWebに移植

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月曜日(米国時間8/8)にこんなニュースを読まされるなんて、人によっては今週は長い週になるね。でも大丈夫、このサイトはどこにも行かないから。待ちきれずに、職場の仕事用のコンピューターでBubble Bobbleなんかを内緒でプレイしたら、ボスに見つかって叱られるかもよ(おっと、ぼくの経験では、この場合ブラウザーは、Firefoxがベストだね)。

最近Archive.orgにポストされたAmigaのゲームは、質よりも量、同サイトによると、10000種以上ある。その中には人気作、Where in the World is Carmen San Diego、King’s QuestDouble Dragonなどもある。一方、ゴミもたくさんあるようだ。Deluxe Pac Man v1.1があって、さらにDeluxe Pac Man v1.7aがある。大きな違いはない、と思うけどねぇ。

ゲームのクォリティーは、それこそピンからキリまでだから、それらのリストをざっと眺めるだけでもおもしろい。土曜まで待ちきれない人は、仕事をするふりをしながら、こっそりとお楽しみを。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

子供向けチャットアプリ「Disney Mix」、ディズニーキャラクターのスタンプやゲームも楽しめる

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ディズニーは先日(米国時間8月4日)、新しいチャットアプリDisney Mix」をモバイルメッセージング市場に投入した。このアプリのターゲットは子供、14歳くらいまでのトゥイーン、ファミリーだ。WhatsApp、Facebook Messenger、Snapchatなど、他の人気メッセージングクライアントとは、あるレベルまでは競合するが、Disney Mixのゴールは子供による利用を考慮した、より安全な代替ツールの提供にある。つまりアプリの役目はチャット機能だけに限られず、ゲームプレイ、ミーム(おもしろネタ)の拡散、スタンプの共有などにあるとディズニーは述べている。

ディズニーはまた、子供向けオンラインコミュニティの構築においてはClub Penguin、MarvelKidsやその他のバーチャルワールドを含め、10年以上の経験があることにも言及している。

Disney Mixの製作にあたっては、Club Penguinを通しての学びをスタート地点として、そこからDisney Mixに固有の新たなツール、モデレーション機能、および教育的リソースを構築したという。

当然ながら、Disney Mixはターゲットとなるユーザー層に配慮して米国児童オンライン保護法(COPPA)を遵守している。これは子供向けサービスの運営時に企業が従うべき個人情報の収集・使用方法について規定する法律だ。

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ユーザーがアプリにサインアップする際には コミュニティルールに同意するようになっている。このルールには「安全に注意する」「他のユーザーを思いやる」「投稿内容に配慮する」などの決まりごとが含まれ、知らない人に個人情報を教えないことの大切さや、共有にふさわしいコンテンツについて言及している。これによりいじめや不適切な言葉遣いを防止する狙いだ。

アプリにはモデレーション機能も備わっており、いずれかのルールを破ったユーザーは一時的または恒久的にDisney Mixを利用停止にするとディズニーは話している。

このような管理を担うモデレーションチームには、チャットスレッド上部にある「ホイッスル」アイコンをクリックすることでいつでも連絡できる。チャット中にクリックすると会話内容が報告されて、モデレーションチームが対処する。また、ユーザーは友達リストで名前の左側をスワイプするだけでリストから削除することもできるようになっている。

ディズニーでは13歳以下の子供がサインアップする際には、保護者と子供でアプリのルールについて一緒に話し合うよう推奨している。

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アプリはApp Storeではレーティング「4+」になっているが、コンセプト的にはもう少し上から13歳くらいまでのプレティーンを惹きつけそうだ。

Disney Mixでは、友達同士でチャットして、ズートピアのフラッシュや、ファインディング・ドリーのハンク、ベビーシッター・アドベンチャーのジェニーなどのスタンプを送り合える。アプリのその他のコンテンツにはアナと雪の女王、モンスターズ・ユニバーシティ、トイ・ストーリー、ティーン・スパイ K.C.、ファミリー・ツリーなど、ディズニーのその他フランチャイズも使われているという。

このアプリを使ったチャットは友達や家族だけに留まらず、ディズニー・チャンネル、ディズニーXD、ディズニー・ムービーなどの「ディズニー・アカウント」も友達リストに追加できるようになっている。これらのアカウントからは定期的に新着の画像や動画、ニュースなどが送られてくる仕組みだ。

Disney Mixと他のメッセージングに特化したクライアントを比べた場合の最大の差別化要因は、インタラクティブで多様なアプリ一体型ゲームかも知れない。アプリにはSpikes、Elsa’s Winter Waltz、Cards of Doomなどのゲームが備わり、チャット画面から友達同士でプレイできるようになっている。

アプリの利用開始時には髪型や顔の特徴、アクセサリーなどを選択してカスタマイズしたアバターを設定する。これは任天堂のMiitomoとあまり違わない印象だが、Disney Mixのアバターは全身ではなく顔のみとなっている。

次回リリースでは画像と動画の共有など、さらなる機能をサポートするとディズニーは話すが、もちろん保護者による監督あっての機能提供であると念を押している。

Disney Mixは、iOSAndroid用に無料でダウンロードが可能だ。

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(翻訳:Ayako Teranishi)

ポケモンGO、売上高2億ドルを突破。さらなる海外展開に大きな成長可能性あり?!

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バグがあったり機能変更への不満があったり、ポケモンGOは必ずしも順風満帆といったわけでもない。ただし、売り上げの面では相変わらず絶好調を維持している様子だ。アプリケーションの分析を行うSensor Towerのレポートによれば、ポケモンGOは売上額2億ドルを達成したとのことだ。

やはりSensor Towerのデータでみると、ポケモンGOのリリース1ヵ月での売り上げは、やはり大ヒットゲームとなっているClash Royaleの倍近くにも達しているのだとのこと。またCandy Crush Soda Sagaのリリース後1ヵ月の売り上げと比べると、なんとほぼ4倍にもなっているらしい。

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Sensor Towerは、将来的な可能性についての数値も示している。ポケモンGOは、7月中旬の日本公開から売り上げが大幅に伸ばしている。

日本はポケモンを生んだ国であり、エンゲージメント率も高く、高いロイヤリティを維持できるマーケットだ。この日本以上の売り上げをもたらすマーケットを見出すのは難しい話かもしれない。ただしナイアンティックは、新たな成長を目指してアジアでも新たに15ヵ国を追加したところではある。

さらにいえば、未だにアジア最大のマーケット群(韓国、インド、そして中国)ではかなりの成長が見通せる。こうした市場で大ブレイクすることで、これまでの「成長ゲーム」たちとの差を広げていく可能性もあるだろう。

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(翻訳:Maeda, H

音声アシスタントAlexaで遊べるアドベンチャーゲームを作るための開発ツールをAmazonがGitHub上で提供

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Amazonのいつも元気いっぱいのかわいい音声アシスタントは、今では相当な数のスキルを持っている。でもまだ、ユーザーにゲームを提供するスキルはない。そう、彼女アレクサンドラは、あくまでもAIであってXboxではない。が、しかし、ゲームができないという意味ではない。すでに一部のデベロッパーが、昔のホームコンピューターにあったテキストベースのアドベンチャーゲームみたいなものを、作っている。

それらの中では、The Wayne Investigationがおもしろい。これは映画Batman v Supermanの宣伝のためにDC Comicsの連中が作り、映画本体よりも好評だった。ストーリーをここでネタバレしておくと、Bruce Wayneの両親が殺された殺人事件を解決するミステリーで、さらにネタバレすると、BatmanはBruce Wayneなのだ。

もっと多くのゲームクリエイターがもっと容易にゲームを作れるようにAmazonは、この今やすべての家庭を支配する音声ロボットのための開発ツールを作り、GitHubから提供している。グラフィカルなインタフェイスも作れるし、またゲームプレイの展開を定義するための決定木のようなデータ構造も提供している。

その、対話的アドベンチャーゲーム開発ツールの詳しい解説が、ここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

カジノ会社Penn National、Zynga出身者が設立したRocket Gamesを最大1億7000万ドルで買収

viva

ソーシャルゲーム会社Zyngaによるリアルマネーギャンブルへの参入はスムーズとは呼べないかも知れないが、この度Zynga出身者が手がけた同ジャンル専門のスタートアップが最大1億7000万ドルで買収されることになった。サンフランシスコに本拠を置くソーシャルギャンブル会社Rocket Gamesは、スロットマシン、ビデオゲーム機、カジノを手がけるPenn National Gaming買収された。Penn Nationalは6000万ドルを現金で支払い、そのうえで業績に応じて1億1000万ドルまでのアーンアウト(追加の買収代金)を支払うとしている。

Rocket Gamesによれば、2015年の成長率は500%で、全ソーシャルカジノゲーム会社のうちトップ15に入るという。2016年6月30日までの6か月間における営業EBITDAとして560万ドルを計上したと同社は話す。

Penn Nationalにとって今回の買収は、カジノ等での実地提供型ゲームを継続的に提供し、実地以外でもオンラインでプレイヤーにブランドと顧客関係を浸透させる手段となる。

Penn National Gamingの会長兼CEO、Timothy J. Wilmottは「Penn NationalによるRocket Gamesの段階的買収は、自社を補完するような成長中の新興プラットフォームを買収するという私たちの継続的な戦略的イニシアチブを前面に押し出すもので、核となる地域型ゲーム事業と300万人のアクティブユーザーを擁するデータベースの活用を可能にするものです」と声明の中で語っている。「2013年にゲーム関連資産を不動産資産と分離して以来、私たちは成長と多角化に向けた幅広い施策に注力しています」とも述べる。

Penn Nationalは、オンラインでは既にHollywoodcasino.com および Hollywoodslots.com を展開しており、どちらも利益を上げているという。「私たちの内部分析によれば、データベース上の重要な顧客セグメントはソーシャルオンラインゲームにも積極的に参加しています。Penn Nationalの業務、Hollywoodcasino.comとHollywoodslots.comの提供するソーシャルカジノ、そしてRocket Gamesの活動の間には、経営と収益の点で価値あるシナジーが生まれ、株主に短・長期的な成長をもたらすと確信しています」とWilmottは語る。

Wilmottによる言及こそなかったが、このような新事業へのさらなる進出はPenn Nationalのビジネスニーズを今まさに押し上げる可能性も秘めている。Penn Nationalは最新の財務レポートで、6月30日までの3か月間における純利益として7億6940万ドルを計上したと報告しているが、この数字は自社利益予想の7億8680万ドルを下回った。

Android、iOS、Amazon、Facebook向けにアプリを開発するRocket Gamesは現在、約50種類のゲームを提供している。人気タイトルにはViva Slots Vegas、Downtown Deluxe Slots、Triple Double Slots、およびVegas Jackpot Casinoなどがある。Rocket GamesではZyngaと同様に、Popeye Classic Slotsなどのゲームタイトル開発用にブランドへのライセンス供与も行っている。

2013年に設立されたRocket Gamesがこれまでに調達したプライベート資金総額は不明だ。

Rocket Gamesのファウンダー、幹部メンバー、および30数名の従業員には、Zyngaで2012から2014年に大規模な離職の波起きた際に同社を去ったシニアスタッフたちが名前を連ねる。共同設立者3人のうちの1人、Bill Gelpi(Rocket GamesのCEO)はZyngaでプロダクト・ディレクターを務めていたし、Zyngaでプリンシパル・ソフトウェアエンジニアだったSteven Jian(同CTO)やスタジオ・ゼネラルマネージャーだったNiko Vuori(同COO)なども加わっている。幹部メンバーのJustin Cooper(同チーフコンテンツオフィサー)もZyngaのユーザーエクスペリエンスVPだった。Rocket Gamesチームは買収に伴いPenn Nationalに移籍となる。

「Rocket Gamesのチーム全員、Penn Nationalファミリーの一員となること、またPenn Nationalの培った専門性と米国全土にわたるリーチを活用することで私たちのゲーム開発力と成長力を次なるレベルへと導けることを光栄に思います」とGelpiは声明の中で述べている。「ソーシャルオンラインゲームは、モバイルオンラインゲームでも極めて魅力的なセグメントです。私たちの革新的で専門的なゲーム技術が、有用な顧客データベースを持つ正統派のカジノ運営者と手を組むことで、Rocket GamesとPenn Nationalの両社にとって、またとない機会が創出されるでしょう」。

Zyngaから流出した人材は、Survey Monkeyに買収されたRenzu社、VRゲーム会社のPlayful、モバイルEメール企業のWeMailなど、多数のベンチャー企業が受け皿となった。

法律事務所のDLA Piperは、今回の買収に際してPenn National Gamingに法的アドバイスを提供したと述べている。

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(翻訳:Ayako Teranishi)

火星探査機、ローバー・キュリオシティーの活動が4周年―NASAがかわいいゲームを発表

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NASAの火星探査車、ローバー、"キュリオシティー"が4歳になった。プレゼントには何がいいだろう? ローバーは水を探しているという。水をプレゼントするのは無理だが、ちょっとしたゲームはお祝いにぴったりだ。JPL、NASAのジェット推進研究所はゲーム開発ができる人材を抱えていたようだ。JPLはかわいい横スクロールゲームでローバーの火星での活動の4周年を祝った。

このゲームはiOS、Android、デスクトップ向けの小さアプリで、プレイヤーは険しい岩山を超えて探査車を移動させ地下の水の貯留箇所を探す。その間、ひっくり返えらせたり車輪を破損させたりしないよう(実際のローバーにもつきまとう危険だ)操縦しなけれならない。

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実は地下の水の貯留空洞を探すという任務は2020年に打ち上げが予定されている別のローバーに託されている。この後継ローバーはゲームのデモで分かるように、レーダーを備えており火星の地下を見通すことができる。

JBLはゲームについて「ユーザーはソーシャルメディアを通じて友達と〔このゲームを〕共有できる。これがきっかけとなって科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学などのさらに詳しい知識を学ぶドアが開かれることを期待する」と語っている

正直言ってこのゲームと宇宙計画の関係はスーパー・マリトと水道工事の関係程度だが、宇宙プロジェクトに少しでも注目が増えるようなら大いに有益だろう。それになかなか楽しそうなゲームだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+