Apple、iOS 8.3をリリース―絵文字の拡張とバグフィックス

今日(米国時間4/8)、AppleがiOSのアップデートをリリースした。これによって300種類の新しい絵文字が追加された。これらは同時にOS Xにも追加され、両プラットフォームのエモーティコンの表現の幅が大きく広がった。iOS 8.3では多数のバグフィックス、機能の改良も行われた。その範囲はWi-Fi、アプリのランチャー、Bluetooth、メッセージ、CarPlayなど非常に広い。

アップデート・ノートがそっけないほど短いAppleにしては珍しく、今回のノートは長い。重要なバグフィックスには、たとえば、iPhoneを回転させたときに表示の向きが自動的に変わらない問題、 Wi-FiやBluetoothでスピーカーのようなデバイスを接続しているとき接続がときおり切れる問題などが修整されている。

絵文字の他に今回のアップデートで追加された機能としては、CarPlay対応車種との通信機能、iMessageでのジャンク、スパムのフィルター機能、OS Xの新しいPhotosアプリに対応したiCloud写真ライブラリーのサポートなどが含まれる。

アップデートをインストールするには「設定」を開いて「ソフトウェア・アップデート」を実行すればよい。

〔日本版〕 日本語版もリリーズずみ。Apple Watchのサポート、ヘルスケア・アプリの機能改善、メール、マップ、ミュージックの安定性の向上などが主要な内容とされている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple小売部門トップのメモが「今後は物理店よりネット販売を重視」という新方針をリーク

Appleは小売販売の形を変えて、これまでの、新製品が発売されるたびにマスコミが大きく報じるような、発売日の店頭の行列騒ぎを、奨励しない方針にするらしい。それはAppleの小売部門のチーフAngela Ahrendtsが今日、小売ストア(Apple Store(s))の社員と共有したメモに書かれているとされ、Business Insider誌が入手して特ダネとして報じた。少なくともApple Watchと新しいMacBookに関して、Ahrendtsは、顧客には物理的な場所における幸運を試させるのではなく、オンラインで注文することをすすめるよう、店舗のスタッフに指示している。

そのメモは”Get in line online”(オンラインで列を作ろう)と題され、 Ahrendtsは、顧客にはApple StoreアプリやWeb上の店頭がApple Watchと新しいMacBookを確実に入手するための最良の方法であることを伝えよ、と小売のスタッフにアドバイスしている。そして、顧客をそのような販路へ導くことを、小売部門の役員(彼女自身)は、“重要で大きな方針変更”、と呼んでいる。

オンラインで列を作ろう

私たちのお客さまが、行列に並んで待ち、ひたすら幸運を祈る日々は終わりました。Apple Storeアプリと我が社のオンラインストアで、Apple Watchと新しいMacBookをもっと容易に買えるようになりました。お客さまには、製品がいつどこへ到着するかが、正確に分かります。

これは大きくて重要な方針の変更です。それが実際に実現するためには、あなたの助けが必要です。お客さまには、オンラインの方が在庫がずっと豊富であることを、お伝えください。そして、注文がとても容易であることを、お示しください。そうすることによってあなたは、お客さまを困らせるのではなく、幸せにするのです。

BI誌の記事は、われわれがすでに聞いていることを繰り返している。ローンチ時におけるApple Watchの店頭在庫は十分に供給できない。したがって飛び込みのお客への対応は難しい。新しいMacBookは思い切った新しい部位が多いため、やはり十分な量の初期在庫を準備できない。これらが、顧客をオンラインに向かわせる理由だ。

しかしいずれにしても、Appleがローンチ時にいつも以上の、異状なほどの需給不均衡を予想しているのでもないかぎり、これはAppleの基本的な考え方の大変化だ。iPhoneなどでは、Apple Storeの前に発売の数か月前から列ができるのが当たり前で、それをAppleは気にもしなかったのだから。

Appleの派手なローンチにはほとんどつねに、店頭の長い行列という見せ物が伴った。ニューヨーク、ロンドン、サンフランシスコ、そして世界各国の首都では、とくにそうだった。そんなときAppleの社員が、お客に小売アプリやオンラインストアをすすめるところを、目撃したことは一度もない。それには理由がある。行列はマスコミが取り上げる、そしてそれがさらに一層、Apple人気を燃え上がらせるからだ。

今回の一件が、製品が独特だったから、ということもありえる。Apple Watchは、徹夜で、あるいは何日もぶっ続けで列に並ぶ、という熱狂的なAppleファンの儀式が、似合わない製品ではないか。あるいは新任の小売担当トップが、製品のデリバリが円滑であることと、欲求不満の顧客を作り出さないことを、巨大な行列というスペクタクルよりも優先したのかもしれない。

Apple Watchで初めて導入される小売体験のシフトは、Ahrendtsの技量の評価にもつながる。だからそのローンチは、Appleの物理店の将来の方向性に関心のある人たちにとって、必見のショウなのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Slashdot Japanが「スラド」に名称変更

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「アレゲなニュースと放談サイト」の愛称でおなじみのSlashdot Japan(スラッシュドット・ジャパン)が、5月11日より「スラド」に名称変更する。

スラッシュドットは、コンピューター関連の話題の要約をリンクとともに紹介する掲示板。日本版は2001年5月にオープンした。ちなみに、「アレゲ」とは使えそうで使えないものを意味するスラッシュドット用語。最近では耳にすることが減ったが、古参のネットユーザーならご存じのことかと思う。

名称変更後も現在と同じシステムで運営し、既存のコンテンツやユーザーアカウントはそのまま引き継がれる。URLは従来の「http://slashdot.jp/」から「http://srad.jp/」に変わる。RはLの間違いと思われるかもしれないが、SRADの4文字は、サイトを構成する4つの要素「Story(ストーリー)、Research(調査、研究)、Article(論説)、Discussion(議論)」の頭文字を並べたものらしい。

日本版を運営しているのは、米Dice Holdings社とのライセンス契約を受けているOSDN株式会社。オープンソース・ソフトウェアの開発・配布サイト「SourceForge.JP」も同様のライセンス契約で運営しているが、こちらも5月11日より「OSDN」に名称変更する。サービス名称変更に至った経緯について、OSDNは次のように説明している。

「全てのオープンソースとITを中心としてテクノロジーを愛するコミュニティに寄り添う」というOSDN社の経営方針と米Dice Holdings社との事業方向性の乖離が大きくなったことによるものであり、日本側としては新ブランドを掲げて、新たな成長軸へと向かっていくことを決意したものであります。

僕もかつてはスラッシュドットで交わされる雑談を興味深く読んでいたけど、最近ではFacebookやTwitter、NewsPics、はてなブックマークなどで、ネットで話題のニュースの意見を目にすることが多くなってきた。スラッシュドットはサイト名とURLを新しくするだけで何が変わるの?という気もするが、日本独自の成長軸へ向かうとのことなので、今後また盛り上がりを見せるか注目したい。

HAXLR8Rのレポートに見る、ハードウェアスタートアップのトレンドと予想

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深圳市(中国)に拠点をもつハードウェアスタートアップをインキュベートするHAXLR8Rが、興味深いレポート「Hardware Trend 2015」を2月末にリリースした。少し時間が経っているが、2015年のハードウェアスタートアップのトレンドを知るには非常に有用な資料だから、その要点と、目を引いたプロダクトをいくつかTechCrunch Japanでも紹介しよう。

ちなみに、HAXLR8Rは去年、本家TechCrunch「Lean Hardware」というハードウェアスタートアップ関連の連載をしてきた(日本語には未訳)。HAXLR8Rを含む中国語圏の動向を伝える記事としては、「米西海岸と急接近、中国深圳や香港、台湾に根付くハードウェアスタートアップの今」も参考にしてほしい。

さてレポートだが、以下の構成となっている。

1. Hardwear Trends
2. Fundings & Exits
3. Ecosystem Growth
4. Lifestyle
5. Personal Health
6. 3D Printing
7. Smart Home
8. AR/VR
9. Drones
10. Robotics
11. Twelve wares to avoid
12. Prototyping
13. Manufacturing
14. China Rising

HAXLR8Rのジェネラル・パートナーであるBenjamin Joffeによると、レポートの要旨は以下の通りだ。

  • レポートではハードウェアスタートアップへの投資とイグジットをピックアップしている。2014年には多くのハードウェアスタートアップに投資され、Oculus VR、Beats Electronics、Nest Labsんどがその地歩を固めた。
  • ハードウェアスタートアップのエコシステムは、ハッカースペース、メーカーズフェア、インキュベーター等により急成長している。
  • ウェアラブル、トラッキングデバイスのマーケットは活況となってきている。トラッキングデバイス、新センサーは、ヘルスケアや身体能力強化にフォーカスしてきている。
  • 3Dプリントは商品として認知されてきている。
  • スマートデバイスはドア鍵、ドアベル、セキュリティカメラ、サーモスタットから家庭内に浸透してきている。
  • AR、VRは消費者へのリーチ寸前で2015年クリスマスにはヒットすると予測している。
  • ドローンとロボットは拡大している。ロボットはワークショップ、ラボや家庭に入ってきている。清掃、調理、サービス、庭掃除、保管、ピンポンで遊んでくれるなど多岐ににわたる。
  • プロトタイプ製作は以前より安価、簡単、迅速になったプラットフォームがでてきている。電子回路をプリントできるものまで出てきている。
  • 深圳がハードウェアスタートアップのプロトタイプ製作、製品製造の拠点となってきている。
  • 中国と深圳はグローバルスタートアップに目を向けている。
  • これからは構造がシンプルな製品はみな”Xiaomization”されるリスクにさらされる(Xiaomi(小米)の新しい流通モデルに破壊されるリスク)。Xiaomi は既にSamsung、GoPro、Dropcamなど多くと競合関係になっている。

レポートの中にあることだが、大きなトレンドとして「深圳がハードウェアのシリコンバレー化してきた」ということがある。かつては中国といえば低レベルな製品を安価に製造するだけの工場と思われていたのが、現在は様変わりしている。深圳ではその地域一帯が工場で埋め尽くされており、しかもユニークなプロトタイプ製作と量産のエコシステムを形成しているのである。深圳、香港、台湾では以前よりもプロトタイプ製作が容易になってきているようだ。

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深圳の電子部品マーケットは数十の高層ビルにわたって展開されている。これは一見秋葉原と同じようなマーケットに見えるが、深圳のマーケット店舗は周辺の工場と直結しており、単品〜1000個のパーツまで柔軟に供給できるようになっているのが異なる点であろう。

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さて、レポートは192ページにわたるスライドになっているが、この中から興味深かったプロダクトを搔いつまんで紹介しよう。

Shot Stats Challenger

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KickStarterプロジェクト。 テニスをする人はすぐにわかると思うが、打球時の衝撃を和らげるゴム製品と同様な、ガットとガットの間に装着するタイプのもので、Bluetoothでスマートフォンと通信し、ラケットスイングのスピードを測定したり、ガットの衝撃からラケットのどの部分でボールを捉えているかチェックできる。

Roadie

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ライブ中にMCをしながらギターのチューンを変えるのは結構大変な作業だ。MCに集中するとチューンができない、チューニングに集中するとMCがとまってしまう、というジレンマに遭遇する。多勢のオーディエンスの前で無言でペグをまわしているときほど気まずい瞬間はない。しかも、あわててしまうとチューンがぴったり合わなかったりする。そんなギタリストの救世主がRoadieかもしれない。従来はチューナーのメーターを見ながら手動でギターのペグをまわしていたのを、チューナーとモータが一体化してペグまで自動でまわしてチューンしてくれる。これならMCで談笑しながらチューンも自動で完了させることが可能となる。

Giant 3D Printer

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3Dプリンタは色々なバリエーションが出てきて、プリントできるサイズも大きなものが可能となってきている。中国の巨大な3Dプリンタは1日で10棟の家を建てることが出来る。しかも1棟50万円程度と安価である。荒天や極寒においてもほぼ自動で短時間に家が建つのであれば、災害時の仮設住宅建設などに最適かもしれない。

Beddit

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薄いシーツ型センサーを布団に敷いて睡眠をモニタし、スマートフォンアプリにデータを送信。睡眠が浅いときに目覚まし機能がはたらく。いろんな睡眠時の情報をモニタしてくれる。

Mousr

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ネコを家の中だけで飼っている家庭が増えてきた。しかし、ネコは元々は野生動物。家の中の環境に慣れているはずがない。ネコは本来1日20回狩りをするという。家の中で飼われてそんないつもの行動が制限されてしまってはネコにとって大きなストレスとなる。ストレスが溜まったばかりに飼い主に面倒を起こしたりする。そこで、Mousrは、ロボットネズミとしてネコから逃げ回り、ネコの狩猟行動をシミュレートしてあげる優れものだ。これで家庭内も円満に。

Copenhagen Wheel

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米国発のスタートアップSuperpedestrian社が開発した、自転車の後輪ホイールを交換するだけで電動アシスト自転車にすることができるCopenhagen Wheel。製品名のCopenhagenは自転車大国デンマークの首都名が由来。ホイールの赤い円盤内にモーター、バッテリー、ジャイロなどを搭載。

HUVr

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ハードウェアスタートアップの中には駄目なものも出てきている。例えばHUVrだ。これはホバーボードをうたっていたが全くのフェイクだった。あったらいいなと誰もが夢想するものだが、現実はあまくはなかった。反重力でも何でもいいから実現されることを願っている。

Hendo

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ところがカリフォルニアのスタートアップHendo Hoverは、レンツの法則を応用して強力な地場を発生させ浮上させるホバーボードをKickstarterで資金調達完了してしまった。1台約100万円だが既にKickstarterでの予約は完売状態。HUVrのフェイク動画から考えたら夢のようだし、夢を実現してしまうところがまたすばらしい。

OTTO hackable Camera

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オークランドに拠点を置くの Next Thing Co.がつくったスマホアプリと連動するGIF動画を簡単に制作できるデバイス(カメラ)だ。カメラのクランクをひっぱってまわすだけでGIF動画が撮影でき、画像エフェクトもかけられる。Wifiでスマホアプリと同期して、アプリ上で撮ったGIF動画を友人と共有したりできる。

以上スライドの中からいくつか紹介したがこれ以外にも192ページにわたってスライドレポートになっているので2015年ハードウェアトレンドを占うのに参考にしてみてはどうだろうか。

Hiroki Takeuchi / POYNTER CEO Ph.D)

「Candy Crush」のKing、国内パブリッシャー別DAUで「パズドラ」のガンホーを抜く

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総ダウンロード数で世界5億件以上の「Candy Crush」をはじめとしたスマートフォン向けゲームを提供するKingが、日本のゲームパブリッシャー別のDAUランキングにおいて「パズル&ドラゴンズ」などを手がけるガンホー・オンライン・エンターテイメントを抜いた。そんな調査結果をスマートフォンアプリ利用動向調査サービス「App Ape」を提供するFULLERが明らかにした。

同社の調査は、2014年2月から2015年2月までの期間において、半年ごとにDAUを計測したもの。Google Play上(App ApeはAndroidのみサポートしている)のゲームカテゴリのアプリDAU上位50をパブリッシャーごとに合算している。

調査期間を通して不動の1位なのは、圧倒的ユーザー数を誇るLINE。次いでガンホー、コロプラがランクインしていたが、2014年2月に4位だったKingが半年ごとにランクを上げ、2014年2月時点ではこれまで2位だったガンホーを追い抜く結果となった。1月にリリースした新作タイトルの「Candy Crush Soda」がDAU増加に大きく貢献しているようだ。ちなみにLINEは、アプリ別のDAUで見ると10以上のタイトルが50位以内にランクインしており、文字通りの独走状態なんだそう。

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課金率やARPUよりも「エンタメファースト」なKing

イギリスで立ち上がったKingは、2014年4月に日本法人のKing Japanを設立。少し前に代表取締役の枝廣憲氏に話を聞いたのだけれども、日本法人では戦略立案、ローカライズのほか、テレビCMをはじめとしたプロモーションを実施している。今年は札幌で開催された「第66回さっぽろ雪まつり」でCandy Crush Sodaのプロジェクションマッピングなんかも実施している。

いずれのゲームも女性ユーザーの比率が高いそうで、Candy Crushシリーズでは、年齢層も30〜40代が中心。意外と高い年齢層にウケているようだ。

枝廣氏曰く、Kingが重視するのは「ユーザーがどれだけ楽しんでくれるか」なのだそう。

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King Japan代表取締役の枝廣憲氏

同氏はもともと電通、gloopsでキャリアを積んでKing Japanの代表となった。日本のモバイルゲーム会社も経験した同氏は、自身の経験と比較しつつ、「日本のゲーム会社だと、課金率やARPUを重視するが、我々はエンタメファースト。長期利用や、ユーザーがいかにほかのユーザーを招待してくれるかといったことを重視している」と語る。

Kingの課題になっているのは、人気タイトルであるCandy Crushシリーズへの売上の依存度が高いこと。ただしその割合は下がってきているそう。ちなみに国内では同社のタイトルのうちFarm Herosなど5タイトルに限定してサービスを展開している。

このタイトル群がすでに大きな価値を生んでいるそうで、Candy Crush Sodaのローンチ時などは、既存ゲームからの誘導を中心に、積極的なプロモーションを実施する前からアプリストアのランキング1位になるまでの集客力を持つに至っている。

スタンフォードの科学者たちが将来有望なアルミニウムイオン電池のプロトタイプを完成…リチウムを置換か

スタンフォード大学の科学者たちがこのほどプロトタイプを開発した、折り曲げられる電池は、アルミニウム製で素早く充電でき、寿命も長くて、リチウム電池より安全(揮発性の素材ではなく、セルに穴が開いても引火しない)と言われる。したがってそのアルミニウムイオン電池により、未来の消費者電子製品はより安全になり、早く充電でき、より薄くなるだけでなく折り曲げられるようにもなる。これらはとくに、ウェアラブルにとってありがたい特性だ。

折り曲げられるリチウムイオン電池はすでに研究開発が進んでいるが、しかしアルミニウムはコストと安全性でリチウムより有利だ。そのため、研究者たちの関心も持続している。高性能で商用製品として完成したアルミニウムイオン電池はまだ先の課題だが、スタンフォードの研究者たちは、セルの正極にグラファイト(炭素素材)を使うと良いパフォーマンスが得られることを発見した。

彼らの電池は7500回あまりの充電に、出力の損耗なく持ちこたえたが、ほかの研究室が作ったアルミ電池は約100回の充電で寿命が尽きた。彼らはNature誌に発表した記事の中で、“超高速のアルミニウムイオン電池が数千回あまりの充電に耐える安定性を示したのはこれが初めてだ”、と述べている。

彼らがその電池に使用しているイオン性電解液は、室温では液状の塩である。その点でもこのプロトタイプのセルは安全で、現状ではポリマーでコーティングした柔軟性のある小袋に収められている。電池の電圧は2ボルトで、これもそのほかの研究者たちがアルミニウムで達成した電圧より高い。デモビデオには、プロトタイプの電池2つを使ってスマートフォンを“1分弱で”充電する様子が写されている。

研究の現段階では、電圧もエネルギー密度も、商用化のレベルには達していない。しかし研究者たちは、アルミニウムイオン電池の将来性に関して、とても楽観的だ。

研究者の一人、スタンフォードの化学の教授Hongjie Daiが、Stanford Report誌にこう語っている: “われわれの電池は典型的なリチウム電池の約半分の電圧を作り出す。正極の素材を改良すれば電圧とエネルギー密度を上げることができるだろう。しかしそのほかの点では、われわれの電池は電池に望まれる理想の条件をすべて満たしている。安価な電極、高い安全性、高速充電、そして長寿命だ。私はこれが、新しい電池の誕生だと感じている。その意味で、とてもエキサイティングだ”。

Daiは、小型の電子製品のほかに、配電網上に配備して再生可能エネルギーをそこに保存しておく、という興味深い用途を挙げている。リチウムセルの寿命は、このような用途には向いていない。もしもアルミニウムセルが何万回の充電にも耐えるまでに改良されれば、その充電と放電の高速性により、リチウムに代わって利用されることも期待される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Fly Or Die:Samsung Galaxy S6とS6 Edge


【日本語版注:申し訳ありませんがビデオが表示されない場合があり現在調査中です。下のスライドショウもご利用ください】

Samsung Galaxy S6とそのずっと美しい双子、Galaxy S6 Edgeは、最も期待されたAndroidフォンとしてまもなく市場に登場する。

John Biggsは両機をレビューして、そのグレードアップされたデザイン、特にGalaxy S6 Edgeのデザインに強く魅力された。

両者のスペックは事実上同一で、5.1インチ1440×2560 Super AMOLEDディスプレー、16Mピクセル背面カメラ、5Mピクセル自撮り用前面カメラ、Android 5.0.2 Lollipop、およびExynosチップセットを内蔵している。

しかしスペックだけでなく、Biggsはスピード、使い勝手、デザインについて両機共の体験全般を気に入っている。特お気に入りなのがS6 Edgeの曲面エッジで、彼はS6とS6 Edgeのデザインの違いは、100ドル余分に払う価値があると信じている。

しかし私は、曲面ディスプレイは少々凝りすぎに感じた。ただし電話機そのものには何の問題も見つからなかった。Samsungは、過去のプラスチック感漂うスマートフォンから、プレミアム感の高いデバイスへと大きく前進した。とはいえ、私には曲面ガラスが必要だとはやはり思えない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

NuDockは、iPhoneとApple Watchを同時に充電できるスマートなスタンド

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目前に迫ったApple Watchについて人々の持つ最大の懸念の一つが、毎日充電しなければならない機器一つ増えることだ。携帯電話やタブレット、ノートPCに充電が必要な時にプラグを差し込むことには慣れてしまったものの、もう一つガジェットが加わることはひと仕事だ。

明日のためにガジェット類を準備する際に、増えたデバイスのために手間をかけない方法の一つは、もちろん一回のプロセスで全部を充電することだ。

そのための専用充電スペース ―キッチンカウンター、めったに使わないデスク等 ― を作り一日の終りに全部のガジェットをそこへ持ってきて充電している人たちもいる。私のApple Watch(今後次々とデベロッパーからやってくるすばしいアプリをテストするために入手予定)計画も基本的にその方式だ。毎晩iPhoneとApple Watchを、ベッドのすぐ横の同じコンセントにつなぐ。目覚ましにiPhoneを使っているのでこの場所になる。

しかし、枕元にケーブル2本をからませておく代わりに、私は今の充電スポットを、現在Indiegogoで予約受付中の専用充電ドックへとアップグレードすることに決めた。

上の写真のMiTagg NuDockは、スマホと腕時計のための電源ステーションで、付属のポータブルバッテリーおよび隠された高出力USBポートで第3のデバイスも充電できる。つや消しアルミニウム製でカラーはiPhoneやMacBookと同じシルバーまたはスペースグレーがある。さらにタッチ式調光器付きLEDランプを内蔵しており、私が寝室用にこれを買う理由はまさにそれだ。

残念ながら、これはMFi認定デバイスではないためLightningコネクターは内蔵されていない。買ってきたら、まずLightningケーブルをドックに通して充電の準備をする必要がある。Watchの充電ケーブルも同様だ。しかし、ひとたび設定が終れば後はスタンドの上にデバイスを置くだけで充電が開始される。ドックはどのiPhoneケースにもApple Watchの誘電充電方式にも対応しているので、一部のAndroid Wearウォッチのように小さなmicro-USBポートにケーブルを差す必要はない。

NuDockには充電ステーション本体以外に、NuKiと呼ばれる2000 mAhのポータブルバッテリーが付属しているので、長い週末や集中して使って充電が必要になりそうな日には持ち出すことができる。このキーチェーン付ポータブルバッテリーには充電以外にも気の利いた機能がある。スマホアプリでキーの場所を探せるほか、側面のボタンでiPhoneカメラのシャッターを切ることもできる。

NuDockは7月に出荷予定なので、Apple Watchを手に入れた後何ヵ月か待つことになる。Indiegogoの早割価格は129ドルだが、すぐ149ドルになるだろう。もしあなたがキャンペーンをスキップして出荷後の評判を聞いてから買おうと思っているなら、MiTaggによると最終小売価格は249ドルになるとのこと。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleモデレーター、7月31日に閉鎖

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Google Moderator7月31日で終了する。オンライン、オフラインのイベント等でユーザーからの質問をまとめてランク付けするツールだ。

Moderatorは、2008年にスタートした後、何度かの大掃除の中を生き残ってきた。ホワイトハウスでも時折使われ、2012年の大統領選挙で大きく取り上げられた。しかしGoogleは、このサービスが望んでいたほど使われていないと判断したようだ。

Moderatorの開発はかなり前から停止していたようだ。同サイトにある最新の著作権表示は2011年で、Googleがここ数年行っているデザイン変更も適用されていない。大部分が2008年当時と同じ外観だ。

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様々な意味で、Moderatorがここまで生き残ったことが驚きだ。2011年にGoogleは当時のGoogle Labsプロジェクト ― Moderatorは元々ここで「20%プロジェクト」としてスタートした ― をいくつも削減したが、どうやらModeratorも候補になっていたようだ。

当初Moderatorプロジェクトを率いたKatie Jacobs Stantonは、後にオバマ政権の市民参加部門ディレクターとなり、現在Twitterのグローバルメディア担当VPを務めている。

Moderatorのユーザー ― プロジェクトの休眠状態から踏まえれば多いとは思えない ― は、3月30日からGoogle Takeoutで自分のデータをダウンロードできる。新たなコンテンツを作れるのは6月30日が最後で、7月31日に完全閉鎖される。

果たしてこれが単発の動きなのか、Googleで新たな「春の大掃除」が始まるのか興味深い。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple、ジェスチャー操作を学習する特許を取得

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Appleは、3Dジェスチャー制御に関する新たな特許を取得した(via AppleInsider)。具体的にはコンピューターがユーザーの手の動きを認識する手助けをするための技術だ。同特許のシステムは、ジェスチャーを識別するだけでなく、優れた学習能力によって手の一部が遮ぎられてカメラから見えない場合でも操作を認識することによって全体の精度を高めることができる。

Appleの技術はKinect方式の認識を、理想的でない条件下でも使えるようにするもので、ユーザーのジェスチャー操作の苦痛を減らすことで、そもそも使う人が増えることを期待できる。AppleがiPhoneの操作モデルで成し逐げた重要なイノベーションは、タッチ式入力を使いこなしたことだ ― 静電容量型スクリーンと高度に調整されたタッチ認識は、それまでユーザーが知っていた抵抗方式のタッチ体験とは全く異なるものだった。

2013年にAppleが買収したPrimeSenseは、初期のKinectセンサーに利用されていた技術に大きく貢献した会社だ。当時は、AppleがPrimeSenseの技術を使ってApple TVにジェスチャー入力を加えるのではないかという憶測もあった。昨年AppleはPrimeSenseの特許を首尾よく自社に移管した。今回の特許はジェスチャー認識精度を時間と共に改善するための重要な内容を含んでいる。

Appleがこの特許を最初に申請したのは2013年3月で、発案者にはPrimeSenseの元社員らの名前が記載されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

OnePlusがAndroidの独自フォークOxygenOSを立ち上げ…基本に戻って軽量高速化を強調

スマートフォンのメーカーOnePlusがこのほど、OxygenOSの最初のバージョンをリリースした。それはAndroid Lollipopのフォークで、同社のスマートフォンOnePlus Oneに搭載される。

OnePlusが独自のオペレーティングシステムを作る、というニュースは1月に報道された。それは、Cyanogenとのパートナーシップが破綻したためだ。

今回のリリースを語る同社のブログ記事は、Cyanogenとの違いとして“基本に戻る”と“必須機能に絞り軽量化”を掲げている。それにより、パフォーマンスと電池寿命を重視した、という。一部、引用しよう:

独自のオペレーティングシステムを作ることによって、ユーザからのフィードバックに迅速に対応でき、また、未来においてもOnePlusの基本的な操作感などを変えないことが、容易に実現できる。OxygenOSの目標は、有意義なアップデートをより早く提供し、すべてのOnePlusユーザにより良い内蔵サービスを提供することにある。

 

上のデモビデオは、オフスクリーンからのジェスチャコントロールや、設定の素早い調整、ファイルマネージャなどの主要機能を強調している。

OxygenOSはここからダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

「女子中高生の2人に1人が使っている」動画共有サービスMixChannelがマネタイズ開始

先日ご紹介したスマートフォンアプリ向けの動画広告プラットフォーム「FIVE」。ユーザーの操作で動画広告を表示・非表示できる作りはすごかったのだけれども、今回紹介するのはその記事で少しだけ触れたDonutsの10秒動画共有サービス「MixChannel」での動画広告の話だ。Dountsでは、「MixChannel プレミアム動画広告 powered by FIVE」の名称でMixChannel上で動画広告を展開。マネタイズを本格化させる。

MAUは380万人、月間再生回数は5億回に

MixChannelは2013年12月のスタート。サービスを担当する福山誠氏は、ランチを軸にしたマッチングサービス「ソーシャルランチ」を手がけるシンクランチを上村康太氏(現在はグロービス・キャピタル・パートナーズのベンチャーキャピタリスト。福山氏と上村氏はもともとグーグルで一緒に働いていた)とともに創業。同社のM&Aにより2012年12月にDonutsに参画した。

「Instagramが注目を集めた2011年くらいから、『画像の次は動画だろう』と思っていたし、周囲でも『(動画ブームが)来るぞ来るぞ』と言われていて数年経った。だが2013年にVineが登場して短い尺で、オートプレイで動画を(無理矢理にでも)見せる、というサービスが登場した。それがある種の革命になったのだと思う。それで日本らしい動画サービスの開発を考えた」(福山氏)

さてそんなMixChannel、僕のような30代の人間なんかが知らないうちにぐんぐん成長。現在はMAU(月間アクティブユーザー)380万人、月間の動画再生回数は5億回。

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ユーザー属性を見ると10代が9割、男女比では女性は約8割という、とくに女子中高生に特化した大きなサービスになった。その仕掛け作りには、10代に人気の読者モデルに利用を促すような施策もしていたと聞くが、何より大事にしたのは「コミュニティ的な運用」だそうだ。

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「はじめから面白い動画があったわけでもないし、カップル動画(MixChannelで人気なのは、カップル動画とおもしろ動画だそう)をいきなりみんながアップする訳ではない。そこはコンテストを開催したり、象徴的なユーザーをプッシュしたりして、じわじわと女子高生の話題になるようなモノを集めてきた。スーパースターの投稿者がいるんじゃなくて、同世代の『可愛い』とか『面白い』が集まっている」(福山氏)

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今後の課題はアクティブ率や外部連携

MAUで380万人を達成しているが、同社の資料を見る限りその成長は鈍化しているようにも見える。だが福山氏は、「すでに10代の女子中高生をある程度カバーするようになった結果」だと語る。統計などを見ると年齢ごとの人口は10代で大体120万人前後。ユーザーの中心となる13 〜18歳の女性に限定すればざっくり360万人という規模になる。

福山氏によるとスマートフォンアプリだけのMAUでも150万人ということで、きわめてざっくりした計算にはなるが、「女子中高生の2人に1人が使っている」(福山氏)と言える状況だ。「一定のクラスタにリーチできるサービスにはなった。今後はどうアクティブ率を上げていくか、そしてどう外部のサービスと繋いでいくかを考える」(福山氏)

プレミアム動画広告とインフィード広告でマネタイズ

今回開始した動画広告は、MixChannelのトップ画面最上部に表示される。金額はグロスで250万円、100万再生(iOSとAndroidに配信。OS別配信には対応しない)となっている。実は3月にもリクルートグループが試験的に広告を導入しているそうで、「数字は申し上げられないが、いい結果を出している」(福山氏)という。今後はインフィード広告なども導入し、さらなる収益化を図るとしている。

メタップスが今度はロボット領域に進出、ユカイ工学と組んで開発者のマネタイズ支援

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決済、人工知能と新しい領域に次々と進出しているメタップスだが、今度はロボット開発者向けのマネタイズ支援プラットフォーム「Metaps Robotics」を提供するという。これに先駆けて4月7日、ユカイ工学との業務提携を発表した。

国内でもハードウェアやIoT関連のスタートアップが徐々に立ち上がっているが、メタップスでは開発者のマネタイズには課題があると説明。そのマネタイズを支援する開発社向けのプラットフォームを今夏以降提供していくという。

提携するユカイ工学は、ソーシャルロボットの「ココナッチ」、家庭向けコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」などの自社プロダクトとして展開。BOCCOは現在Kickstarterにて2万ドル以上を集めて、プロジェクトを達成させている。また同時に、IoT関連の受託開発も幅広く手がけている。最近では電通ブルーが発表したスマートロック「246(ニーヨンロック)」なんかも同社が手がけている。

今後は両者の知見とノウハウを融合させて、クラウド、センサー、ハード、アプリを連動させた新しいビジネスモデルの確立とロボット産業の発展に寄与する——としているのだけれども、正直それだけでは何をするのか分からない。そもそもこのタイミングでなぜメタップスがロボット開発者支援をするだろうか。

メタップス代表取締役の佐藤航陽氏にその詳細を聞いたところ、「現在のスマートフォン向けのアプリ収益化プラットフォームを、時計やテレビや車などあらゆるスマートデバイスに広げていきたいと考えている。自社でAIに関しても投資をしてきたので、今後はIoTとAIの融合によるロボット市場の拡大も期待した上で、これまでのノウハウを有効活用できると考えている」という回答を得た。

さらに実際のマネタイズについては「ECと広告を予定している。SPIKEの決済でEC支援を手がけてきたのでこれを活用していく。広告に関しては、メタップスで提供してきた広告エンジンを横展開。より適切なマッチングを行って開発者に収益を分配したい」としている。なお、ロボットの製造支援といった部分にはタッチせず、あくまで開発者のマネタイズ支援を手がけるとのこと。

これまでスマホアプリやウェブサイトで手がけてきたマネタイズをロボットやIoT領域にも生かすということのようだが、その詳細は現時点ではまだはっきりとは分からない。実際サービスが始まるタイミングで改めて聞いてみたい。

5歳になったiPad、最大の特徴はその永遠の柔軟性

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iPadは去る4月3日で5歳になり、このAppleタブレットが5年間成功し続けてきたことは誰にも否定できないが、もっと興味深いのは、ユーザーを魅了しそのコンピューティング・ワークフローの中に場所を見つけ続けてきた能力の主要因を探ることだ。私が思うに、iPadの主要な成功因子、最近売上が横ばいである理由、そしてなぜこの先何年もコンピューティングで最も成功したデバイス分野の一つであり続けるかの理由は、すべて一つに集約できる:驚くべき柔軟性だ。

Apple iPadは多くの人生を持つガジェットだ。初代iPadは、少なくとも私の友達何人かにとって未だに現役だ。ウェブブラウザーは、ちょっとしたインターネットサーフィン以上のことはめったに必要としない人にとって未だ完璧に機能を果たし、iPadのほぼ全モデルを持っている私でも、様々な用途のために古い機種がしょっちゅう現役に帰ってくる。

時として、iPadの必要性は周囲のテクノロジーの進歩によって薄れていくかと思えることがある ― 例えばMacBookのバッテリー寿命改善やiPhone 6 Plus等の大画面など。しかしiPadは常に特定の仕事に唯一適合し、それを持っていることは、必要になった時に持っていないのと比べて著しい利便性をもたらす。例えば、iPadは理想的なデジタルコミックリーダーであり、台所のインタラクティブレシピ本であり、YouTubeビュアーであり、ギター教師であり、車載ナビシステムであることが証明されている。

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私は自分がiPadのことを忘れているのに気付くことがよくある。発売から5年たった今ではなおさらだ。しかし、このAppleタブレットを見過ごしがちなことは、iPadが設計者の当初の意図を完璧に達成した証拠だ。これは人の邪魔をせずそれが起きていることに気付きもしないほど透明なコンピューティング体験を与えるコンピューターだ。結局、最高のプロセスとは、あまりに自然で殆ど気付かれないものなのだから。

iPadは、使い手が必要とするものなら何にでもなり、古いハードウェアでさえ多くのそんな機能を立派にこなす。それが最近の平坦な売上成長率をあまり心配すべきでないと私が思う理由だ ― 古い機種が陰で静かに意図された通りわれわれを助けているので、今すぐアップグレードしなくてはという強い誘惑にかりたてられない。しかしiPadの有用性は、古いハードウェアで最新ソフトウェアが動かなくなったり、壊れたりするまで気付ないようなものではない。

われわれは、存在すら知らなかったコンピューティング問題の解としてのiPadの可能性を見つけ始めたばかりなのだろう。例えばスマートホームを管理する理想的コンソールになるかもしれない。しかし、iPadの真の価値は、使用者のニーズを内に秘めた柔軟性で満たし続けていくことであり、それは後になってみないとわからない、

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

“コメント付きリツイート”をTwitterが公式にローンチ、ただし多段化はできない

Twitterが先ほど、“コメント付きリツイート”機能を公式にローンチした。それは昨年の夏からテストしていた機能だ。

“コメント付きリツイート”ではユーザが自分のツイートにツイートを埋め込み、全体が140文字を超えてもよい。この機能はWebとiPhoneアプリで使えるが、Androidももうすぐサポートされる。

以前はURLをペーストしてツイートを引用できたが、“コメント付きリツイート”はボタンを押すだけでできる。Twitterのユーザは大歓迎しているが、中には皮肉な感想もある。ツイートの中に“コメント付きリツイート”の全体を埋め込むことはできないから、私はこの記事を書くとき、ちょっと困ってしまった。まあ、部分的に埋め込んだツイートをクリックすれば、その全体を見られるけど。

本誌TechCrunchの同僚ライターSarah Perezが昨年指摘していたが、この機能は真面目な目的に奉仕する。まず第一に、ツイートにコメントするとき元のツイートをそのまま生かせるから、文脈や意味が損なわれない。

メッセージが簡潔であることがTwitterの魅力だったが、最近では影響力のあるユーザの多くがいろんなやり方で文字数制限をかいくぐり、Twitterをブログみたいに自分のメインの公開コミュニケーションの手段として使い始めた。だから“ツイート嵐”(tweetstorms)”なんかもはびこって、古くからのTwitterユーザのひんしゅくを買ったが、一向に衰える気配はない。

文字数制限かいくぐり手段の一つとして、引用したいツイートをスクリーンショットの画像で載せる、というのがある。それをヒントにしてOneShotなんてアプリも作られた。それはTwitterのプロダクト担当VPだったJason Goldmanが作ったアプリだ。

Twitterの文字数制限に対するハッキングは、もっと前からある。たとえばTwitLongerやJumboTweetを使えば、長広舌も可能だった。今回の“コメント付きツイート”によって、やっと、‘長いツイート’が公認されたのだ。

ただしこの機能は一段だけだから(‘コメント付きリツイートにさらにコメントをつけたリツイート’などは不可能)、retweetceptionのようなことはできない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

たった149ドル、Hisense のChromebookの使い心地

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Googleは、HaierとHisenseから149ドルのChromebookを 発表 した。Googleが提供する中で最も安い価格帯のパソコンである。しかし、この値段のパソコンに何を望むべきなのか私は分からなかった。たった149ドルのパソコンは何ができるのだろう?ここ数日、私はHisenseのChromebookを使う機会があったので、それについての感想を共有したい。私の結論は、期待以上だったということだ。

Chromebook Pixel に限らず、1000ドル以上のパソコンを使用しているのなら、プラスチック感のあるHisenseの本体には、少しばかり衝撃を受ける。しかし、さすがにこの価格でアルミニウムの素晴らしい加工の施された外観は期待できないだろう。Hisenseはプラッスチック感を低減するために、リストレストの部分は金属を使用している。それにより本体は頑強に感じる。

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しかし、一番がっかりした点はスクリーンだ。特定の角度から画面を見るとそんなに悪くはないのだが、数度でも違う角度から見ると途端に見ずらくなってしまう。残念ながら、これが低価格帯のパソコンでは標準的な仕様だ。それはこのChromebookも例外ではなかった。149ドルの価格なのだから驚くことではないが、やはり残念だ。

全体的にディスプレイもやや暗く感じた。ディスプレイの明るさを最大限まで上げてちょうど良く感じた。スペックの概要には、ディスプレイは最大200nitまで輝度を上げることができるとあるが、それでは明らかに足りない。日差しのある外で仕事をするのは難しいだろう。

バッテリーの持ち時間は8時間半を保証するとHisenseは明記している。ディスプレイの明るさを上げなければ十分達成できるだろう。しかし実際に私がこのパソコンで作業するのには、75%の明るさが必要だった。快適に作業するには最低でも90%の明るさは欲しい。このレビューを書きながら明るさを調整していたところ、実際のバッテリーの持ち時間は6時間半くらいになった。それでも悪くないのだが、Rockchip CPUの節電効果を画面を明るくすることで相殺してしまうのは非効率的だ。

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スピードに関しては、期待以上だった。Hisenseのこのパソコンは1080pの動画やこのような複雑なWebGLでも問題なく再生することができた。このパソコンのGoogleのOctaneのベンチマークは6700ポイントで、MozillaのKrakenのベンチマークだと処理速度はおよそ 5400msだった。これは、他のChromebookのベンチマークと比べると低い方であるが、ベンチマークはパソコンの全てを物語ってはいない。日常で使う分には、このChrome OSは十分快適に動く。複雑なページ構成をレンダリングするのにはやや時間がかかるが、25個くらいタブを開いていても、動きが遅くなったり、ユーザーエクスペリエンスが悪くなったりしているとは感じなかった。

チクレットキーボードに関しても、期待以上だった。本体と同様、キーボードも頑丈な印象を受け、キーを押したのが分かるちょうどいいフィードバックの感覚が得られた。トラックパッドに関しても、動きを正確に捉え、使用している中で問題は発生しなかった。

150ドルの価格帯を実現するためには、製造元が削減しなければならなかった箇所もある。通常のChromebookは250ドル前後するので仕方ないだろう。Rockchipを搭載していることから素晴らしいパフォーマンスは期待できないが、それでも思っていたほどのトレードオフではなかった。ディスプレイがさらに良ければ、もう少し高い金額を喜んで出しても良いと思った。ただそうなると、既存のChromebookの200ドルから250ドルの価格帯と重複する。その価格帯のChromebookは既に何種類かあるのだ。

ただHisenseとHaierは、そもそもアメリカ市場をターゲットとしたデバイスでないことを覚えておいてほしい。学生にとってこのChromebookは十分な製品ではあるが、本当のターゲットは、インド、タイ、メキシコといった新興国の人向けの製品なのだ。それらの国の多くの人が手に入れられることができる価格帯となっている。

149ドルChrome OSの購入を考えていて、ハードウェアとOSの弱点についても承知しているなら、Hisenseを一度試してみるべきだろう。20ドル上乗せしても良いと考えているなら、169ドルのAsus C201の発売まであと数週間なので、待った方が良いと思う。こちらも同様のRockchipを採用したデバイスで、バッテリーが13時間持つそうだ。そのデバイスも140ドルのHaierもディスプレイを実際に観ていないので、平等を期するためにコメントは差し控える。

このパソコンを旅先に持っていくにはぴったりだと思う。十分頑丈であるし、ウェブを見たり、メールを送る分には何の問題もない。USBプラグが2つとSDカードリーダーもあるので、モバイルを充電したり、写真をアップロードしたりも簡単にできる。149ドルなら壊したり盗まれたりする心配も少ないだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ facebook

とてつもなく大きな起業機会: 「インフラのソフトウェア化」の時代が夜明けを迎えた

[筆者: Navin Chaddha]

編集者注記:Navin Chaddhaは、起業初期のスタートアップを育成するタイプのVC Mayfieldの専務取締役。彼は35の特許を保有し、これまで複数の企業を起業してきた。そしてその間、数十回のIPOや買収を経験している。根っからのクリケットファンでもある。

ソフトウェア定義のデータセンター(software-defined data center)は、主にITのインフラ部分を扱ってきた起業家全員にとって、過去は未来を予言しないどころか、過去は未来によって葬り去られることもある、という警告として受け取られるべきだ。

その過去は偉大だった。それは、起業家とVCの両方にとって偉大だった。なにしろ、ハードウェアによるサーバ、ストレージ、ネットワーキング、セキュリティといったカテゴリが作られたのは過去30年のことであり、今でもそれらは年間2000億ドルあまりの売上がある。その利幅は大きく、ベンダロックイン(縛り付け)は強力であり、新規参入のハードルは高かった。それは誰にとっても有効な作戦であり、誰もが同じ作戦を使った…ハードウェアを軸とする、という作戦を。

しかしその作戦は、もはや有効ではない。インフラストラクチャの既存のカテゴリーは、それまで一体だったソフトウェアとハードウェアを分離させる新しいテクノロジにディスラプトされ、ハードウェアはすべて、基本的な部位だけを持つコモディティのボックスへと退化し、イノベーションは完全にソフトウェアの分野へ移行した。

今ITのインフラストラクチャを手がけるスタートアップは、その革新的なソフトウェアを一般市販の(どこででも買える)コモディティ(commodity off-the-shelf, COTS)のハードウェアで動かす必要がある。今や、高価でプロプライエタリなハードウェアを使う者はいない。

このような、インフラのソフトウェア化は、Google、Facebook、Amazon、Yahooといったインターネット世代の企業から生まれ、Cisco、EMC、Hewlett-Packard、Sun Microsystems/Oracleといったハードウェア企業にも大きな影響を与えた。

上記のどちらのグループにとっても、今や当然ながら、ソフトウェア主導型の企業の方が有利だ。彼らはハードウェア中心のやり方の限界を悟り、インフラストラクチャにおける真の機会はソフトウェアにあることを悟っている。Marc Andreessenがかつて Wall Street Journalに書いた“Why Software is Eating the World”(なぜソフトウェアが世界を食べてしまうのか)という記事は、コンピュータに限らず多くの産業に、強いインパクトを与えた。

製品の設計やデザインに熱心で、コミュニティのパワーをよく知っているCEOたちは、伝統を捨て過去と決別し、新しいビジネスモデルと営業戦略とライセンスモデルを積極的に採用しようとしている。彼らがやろうとしている変化は、成果が予測できる…より柔軟性に富んだ技術、使いやすいプロダクト、オープンな技術がベース、そして導入費用も運用費用も安い。でもまだ、最終的な勝者と敗者は決まっていない。

おそらく、サーバ市場に起きたことが、今後そのほかのハードウェアインフラストラクチャにも起きるのだろう。VMwareは、ソフトウェアと、それがその上で走るハードウェアとを、分離する方法を発明し、それによって、あらゆるデータセンターの運用効率と経済的効率を向上させた。仮想化技術の進展とともに、それまでハードウェアにあったイノベーションをソフトウェアが吸い上げ、ハードウェアベンダが顧客に対して持っていた優位性を下げた。

ソフトウェアのやることが増え、ハードウェアのやることは減った。サーバハードウェアのビジネスは、今や薄利多売型だ。世界の三大サーバメーカーも、この流れの中でラジカルな構造改革を余儀なくされた。Dellは2013年に上場企業ではなくなり、IBMは昨年サーバ事業をLenovoに売り、そしてHewlett-Packardは会社を二つに分割しようとしている。一方、VMwareはますます強力になった。

こうしてデータセンターのエコシステムにおけるサーバ部門は決着がついたが、そのほかの部門はまだこれからだ。企業ITのインフラストラクチャは、全体で2000億ドルの商機と言われる。本稿は、その網羅的なリストではないが、これからインフラストラクチャのソフトウェア化に取り組もうとするスタートアップにとってとくに有望な分野を、以下に列挙してみよう:

コンピューティング: VMwareがサーバ市場をディスラプトしたことは、さきに述べた。しかし今ではそのVMwareが、DockerCoreOSなどのコンテナ技術に押されている。ここでインフラストラクチャのソフトウェア化によって新たに変わりつつあるのは、アプリケーションの開発と展開と管理の方式だ。コンテナ技術はまだ比較的新しい分野だが、それはデータセンターのもっとも基盤的な部分に取り付こうとしている。この分野ではすでに、多くの新進スタートアップたちによる活発な進歩の歩みが見られる。

ネットワーキング: ネットワーキングは今、巨大な地殻変動を経験しつつある。長年ハードウェアが支配してきたこの市場が、今では、Cumulus NetworksのLinux OSによるスイッチングや、L4-L7サーバに対するVersa Networks(弊社Mayfieldが投資)のネットワーク機能仮想化(network function virtualization, NFV)などの、SDNベンダによって引き裂かれつつある。これらの新しい企業は、もっぱらCOTSハードウェアを利用することによって顧客企業の資本費用と運用費用を下げ、ネットワーキングの自動化や多様なネットワーク機能の統一化、アジリティ、そしてスケーラビリティを提供している。

ストレージ: 今やそれまでのプロプライエタリなストレージシステムをソフトウェアがいろんな角度から攻撃して、レガシーなハードウェアストレージベンダを打倒しつつある。InkTank(RedHatが買収)とSwiftstack(弊社Mayfieldが投資)の二社は、COTSハードウェアを利用するソフトウェア定義ストレージ(software-defined storage)企業の好例だ。これらの企業が提供する最大のアドバンテージは、資本費用/運用費用の大幅な軽減とともに、スケールアウト…分散拡大…タイプのアーキテクチャが可能になることだ(“スケールアップ”ではなくて)。またソフトウェア定義ストレージでは雑多なメーカー/機種のストレージハードウェアの混在が楽に可能になり、相互運用性や、ストレージリソースの過大や過小、ストレージリソースの監視などの問題で悩まなくなる。

セキュリティ: セキュリティの世界には、主なディスラプションが二つある。1)オンプレミスのセキュリティプロダクトがクラウドプロダクトに置き換えられつつあることと、2)新世代の企業たちがセキュリティの機能をCOTSハードウェア上のソフトウェアとして提供し始めていることだ。COTSハードウェア上のソフトウェアを提供する新時代の企業たちは、データセンターの外縁部でトラフィックを保護するだけでなく、トラフィックがソフトウェア定義データセンターに入ってくる時点でデータを保護し、次の時代のPalo Alto Networksになろうとしている。このような技術への需要は、インフラのソフトウェア化の進展に伴って必然的に生じてきたものだ。

管理: これらの次世代技術には、それらを管理する新しい方式も必要だ。ITマネージャの古典、IBM Tivoliに代わるものは、何だろうか? その究極の理想像は、単一のダッシュボードで企業のすべてのシステムのステータス監視と健康管理ができることだ。まだそういうものは登場していないが、長年の経験から言えるのは、新しい大きな問題が存在するときには必ず、それに見合う新しいビッグなソリューションが生まれてくる、ということだ。

上述のそれぞれに関して、それらを共通して貫くものはソフトウェアだ。ソフトウェア定義データセンターの全域に存在する機会は、やはりソフトウェア中心型の料金モデルにより、ハードウェアアプライアンスの代金を問答無用の前払いで徴収するレガシーベンダのビジネスモデルを、ディスラプトしていくことだ。

これからの企業ITの世界には、インフラストラクチャのソフトウェア化の、豊富で多様な機会が、今後相当長年にわたって存在する。未来は、イノベーションの手段はソフトウェアだ、と信ずる者にやってくる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

サムスン電子、Q1売上ダウン予測も復活の構え

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先ほどSamsung Electronicsは第1四半期の売上予測を発表し、激化する競争によるスマートフォン売上低迷を受け、再び経常利益の下落を予測していると語った。

Samsungは、2015年Q1の経常利益を5兆9000万ウォン(約54億ドル)、対前年比30%減と予測していると話した。これは同社の過去18ヵ月における売上下落を取り戻すものではないが、少なくともDow Jonesがまとめたアナリスト予測の35%減よりはよい。

またSamsung Electroncsは、売上予測を47兆ウォン(約433億ドル)、前年比12.4%ダウンと発表した。

Xiaomi等の会社が台頭するにつれ、Samsungのスマートフォン売上は落ち込んだ。同社は2014年Q4の決算報告でモバイルが昨年の営業利益のわずか58%を占めていることを公表した。2013年の70%から大幅な減少だ。さらに同社は当期のスマートフォン売上も引き続き下落すると予測していることも語った。

Samsungはスマートフォン市場のトップ返り咲きを果たすべく(あるいは多少でも遅れを取り戻すために)、Galaxy S6およびGalaxy S6 edgeを必死に売り込んでいる。同社が旗艦スマートフォンを2機種同時に発売するのは初めてのことだ

両機種ともガラスと金属で作られており、これはプラスチック製だったSamsungの前機種が、魅力に欠け安っぽいという激しい批判を浴びたのを受け、使用を決めた材料だ。

同社はこの四半期スマートフォン事業強化にあたって自己防衛的に行動している兆候が見られる。例えば、昨日Samsungは、保証延長業者のSquareTradeによるSamsung製スマートフォンの耐久性を批判するYouTubeビデオに答えて、自らも自社を擁護する詳細なビデオを公開した

さらにSamsungは、2015年Q1の収支に関するプレス説明会を先週行い、これは四半期予測に関してめったにコメントしない同社にとって極めて異例なことだった。

説明の中で、Samsungの未来戦略室広報責任者のLee Joonは、記者団にこう伝えた、「Samsung Electronicsの収益予測について多くの記事が書かれている。1~3月期決算では利益が改善されたことを報告するつもりであると言ってもよいだろう」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ポルノとセックスは別物。インターネットはもっと「セックス」を許容すべきだ

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「Meerkatの特殊機能を最大限活用しているのは、おそらくアマチュア・ポルノ写真家である」、とThe Economistは冷やかに観察してMeerkat対Periscopeの戦いの分析を終えた。「ポルノには新たなビデオテクノロジーを促進してきた長い歴史がある」。たしかに。ポルノは常にテクノロジーの先端にいる。しかし、セックスはどうか?

数ヵ月前、私はCindy Gallopと同席した。広告の達人からセックス・テクノロジー・スタートアップのファウンダーに転じ、数年前にTED史上最も記憶に残るトークを披露した女性だ(そして世界最高のTwitter bio欄を持つ)。Gallopは彼女以外に殆ど誰も信じていない破壊的概念を訴えようとした。「IT業界、およびインターネット全般は、もっとセックスを許容すべきである」。

おそらく殆ど矛盾語法のように感じるだろう。何しろ、インターネットにセックスが蔓延していることは誰もが知っている。”Rule 34″[あらゆる存在にはそのポルノが存在する]。Alexaのグローバルサイト・トップ500見て、ポルノを流布しているものがいくつあるか数えてみてほしい。

…しかしあれは〈ポルノ〉だ。Gallopは、インターネット ― そしてIT業界全体 ― がもっと〈セックス〉を扱うべきだと頑なに信じている。両者は決して同じではない。セックスは厄介で楽しくて衝動的で私的だ。ポルノはそのいずれでもない。セックスの前には、熱烈な同意と性病予防と避妊がある、あるいはあるべきだ。ポルノにはどれもない。セックスは人間に関わるものである。ポルノは概して体に関わる傾向にある。

そこに何か間違いがあるということではない。Gallopのスローガンの一つは、「ポルノ賛成。セックス賛成。違いを知ることに賛成」である。これは若い人々が混乱する違いだ。彼女はこう言う。「ポルノと性教育の間には埋められていない大きな隙間がある…今や子供たちは6~8歳でポルノに遭遇し始める[もっと早い場合もある]。だから彼女の『トーク』は、『セックスは本来そんなものではない』を強調する(このNew York Times同じテーマの記事も参照されたい)。

ポルノではない性的コンテンツ(およびセックス関連テクノロジー)を要求することが、そんなに過激だろうか? ある意味、イエスだ。インターネット ― およびIT業界全体 ― は事実上2つの孤立した領地に分極している:「ポルノ」対「非性的コンテンツ」だ。両者の中間には殆どあるいは全く入る隙がない。ごくわずかでも性的なものは(一般に)ポルノと考えられ、「信用ある」会社からは汚れた物として扱われる。The Daily Beastがこう論ぢている:「現在のIT環境は、スタートアップとアプリに推進加速され、あらゆる分野において破壊が奨励されている ― セックスを除いて」。

Gallopの設立したスタートアップ、Make Love Not Pornは、社会的に許容され共有可能な性的コンテンツのためのプラットフォームを意図している ― そこにはコミュニティーが作った露骨な内容のコンテンツが大量に置かれている。しかし、「小さな文字で書かれた注意書きには『アダルト向けコンテンツはない』と書かれている」。彼女がサイトを立ち上げ運営するために外部インフラを設定するだけでも巨大な苦闘だった。支払い処理業者は彼女を拒否した。ビデオホスティングサイトは彼女を拒否した。誰一人として、どんな形にせよ性的コンテンツに関わりたがらない。

この問題を、大いに有害で大いに誤解されているポルノ業界の責任にするのは簡単だ。簡単だが、おそらく間違っている。私がGallopに、セックスが殆ど触れてはならないビジネス分野になっているのは、ポルノが水を汚したからなのか、それともわれわれの社会における、セックスに対するしばしば歪曲され、偽善的で、混乱した姿勢の問題なのかを尋ねたところ、彼女は一瞬もためらうことなく「後者」だと答えた。

そしてIT業界の殆どが、セックスに触れようともしない。「Marry Meekerはインターネットでナンバーワンの利用について語ろうとしない」とGallopは非難する、「それが紛れもなく膨大な金を生む分野」であるという事実があるにも関わらず。

うそだと思うなら、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の世界的大ヒットを見てほしい ― ひどく問題を抱えた作品であるにもかかわらずだ。クラウドファンドされたEvaを見てほしい。社会的に許容されたセックスは巨大な市場だ。さらに興味深いことに、それは巨大な〈新〉市場である。

Gallopは、ファウンダーにふさわしい大きな野望を持っている。「セックスのカーンアカデミー」になり、次に「セックスのY Combinator」になることだ。しかし、これは単なる野望ではなく個人的使命であることが彼女の話からわかる。「私は何千人もの人からメールを受取り、そこには彼らの生活で最も私的な部分が描かれている…私はこれに対して個人的責任を感じている」と彼女は言う。「私たちは人類の幸福に関わるビジネスをしている。恥かしさの撲滅を加速させたい」。高潔な目標である。業界全体が早く追いつくことを私は願う。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

[速報]DeNAがキュレーションメディアをさらに強化——Find Travelを買収、6月には自社で2サービスを開始

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これまで住まい・インテリア特化の「iemo」と女性向けファッションの特化「MERY」と2つのキュレーションメディアを買収し、さらに自社で飲食特化の「CAFY」を立ち上げたディー・エヌ・エー(DeNA)が「DeNAパレット」と銘打ってキュレーションメディアのプラットフォームを拡大する。

DeNAは4月6日、旅行特化のキュレーションメディア「Find Travel」を手がけるFind Travelを2月に買収し子会社化したことを明らかにした。あわせて男子ファッションの「JOOY」、妊娠・出産。子育ての「cuta」の2つのキュレーションメディアを6月にも立ち上げる。2015年12月末までには合計10サービスまで拡大するとしている。

DeNAは現在サービスに関する発表会を開催中。詳細は追ってレポートする。