WebOSは終った。もう何も起こらない

事実は受け止めなければならない。WebOSは死んだ。熱狂的コミュニティーの断固たるサポートにもかかわらず、かつてのモバイルOSが今後商用製品となることはなく、LGが買おうが買うまいが、WebOSが生き残る可能性は皆無だ。

もはやWebOSは、その存在を終え、命を断ち、安らかに眠る。それは元OSだ。

HPは、あらゆるパソコンメーカーが直面しているのと同じ低迷状態を経験している。もし少しでも、TouchPadとWebOSのアップデートに力を注いでいればこの低迷から逃がれられたかもしれないが、彼らは膨大な量の価値ある積荷を投げ捨て、その中にはWebOSチームも入っていた。LGが買うと言われているのは、彼らがスマートTV製品に使うための出来合製品であり、本物のOSではない。HPが売ろうとしているのはお荷物である。

テレビ用オペレーティングシステムは、グラフィカル環境の取り組みとしては最低の部類だ。テレビのアップグレードサイクルはカタツムリの速さで、メーカーからは見放され、消費者からは殆ど見えない。WebOSをテレビに持ち込むことは、医療機器に組み込むのと同じくらい最悪だ。ゆっくりとした確実な老化が約束されている。

WebOSに関する最後のビッグニュースは1年前の3.0.5のリリースだった。コミュニティーWikiは8月以来更新されていない。もしゾンビOSというものがあるとすれば、これだ。

もう終っている。たとえ噂が本当だとしても、そもそもLGが無料のAndroidの代わりにこれを使おうと考えていること自体、HPが投げ売りしようとしていることの証である。LGは、Samsungと市場シェア、マインドシェアの両方を争っている。ちょっとしたWebOSマジックは彼らを深い穴から一部分でも引き上げてくれるのかもしれない(そうはならないだろうが)。

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(翻訳:Nob Takahashi)

モバイル・ファースト世代が購入を考える車とは?!

ipad-mini-car-dashboard

車を買おうかと思っている。近場の移動に手軽に使えて、暖かい季節になったらコテージに出かけるのにも使いたい。荷物はたくさん積める方がいい。重視するのはサイズ、燃費、馬力、積載量、そしてFWDないしAWDであることといった具合だ。ただ、本当のところを言えば、これらいずれについても「大してこだわっていない」。移動手段として利用できれば何でも良いのだ。但し、車内で利用するエンターテインメントシステムにはこだわっている。とくに、ふだん利用しているモバイルデバイスとの連動性を重視したいと考えている。

既にお分かりの通り、私はいわゆる「車好き」ではない。よって車に何を求めるのかというのは、車好きの人とは大いに異なっている。車そのものについてはあまり興味はないのだ。但し、車に乗っていない時と同様、車の中でもスマートフォンを便利に使えるということは重視したいと思っている。長い時間運転したり、渋滞に巻き込まれたりすることも考えれば、車の中でこそスマートフォンを快適に使えるようにしておくべきだとも思う。Zipcarを利用したり、一般のレンタカーを利用したりして、いつも使っているiPhoneとうまく連携してくれるかどうかで、ドライブが楽しいものになるのかどうかが決まることを学習した。うまく連携してくれる車でドライブすると気持ちも安らぎリラックスできるのだ。普段使っているスマートフォンと連携してくれない車だと、ドライブ中ずっとフラストレーションを感じて神経が疲れてしまうのだ。

これからの車載エンターテインメントシステムが、いかにスマートフォンと連携していくべきかを書いてみたいと思う。現在の技術で全く問題なく実現できるものもあれば、今のところ現実的でないというものもあるかもしれないが、気にせずに書いてみることとしたい。

  • Option 1:手持ちのスマートフォンをすぐに認識してくれるBluetoothないしは他の手段による接続方式の準備。たとえばオーディオ面でも予め準備したものしか再生できないカーオーディオよりも、AndroidやiOSベースのオーディオシステムの方が柔軟性が高い。iTunes Match、RdioないしSpotifyなどが使えた方が、音楽をはるかに楽しむことができる。楽曲のメタデータはすべて自動的に認識され、曲のスキップ動作もごく自然に行うことができる。楽曲の選択などはすべてスマートフォン側に任せ、車内のオーディオシステムは単純に音を鳴らす部分のみを提供してくれれば良いと思うのだ。現在のところは、とりあえずAUXケーブルを接続して対処するのがベストだろうか。
  • Option 2:自動車メーカー独自のシステムは無用で、メジャーOSであるiOSないしAndroidが普通に使えるようにして欲しい。AppleやGoogleのの協力を得て、SYNCやQNX、またはその他もろもろの独自仕様は放棄して欲しいと思う。ユーザーが現在保有しているスマートフォンとシームレスに動作するiOSないしAndroidシステムを搭載した方がはるかに便利だ。自身で経験した所では、SYNCなどの独自仕様インタフェースは、自然に動作する既存OSにわけのわからない使用感を備えさせるだけにしか役立っていないように思う。利用者を混乱させるだけだと思う。iPad miniをダッシュボードに搭載した方がはるかに便利に使えると思うが如何だろうか。

(via Reddit)

GM、Honda、Audiなどの自動車メーカーも、Siriのインタフェースを使って、既存OSの機能をそのまま提供しようとする動きを見せてはいるようだ。しかしこうした動きもシボレーのMyLinkなどのシステムと「統合」しようとするものだ。こうしたやり方はまるで(あくまでも個人的意見ではあるが)素のままで便利なはずのAndroid OSに各社が独自なインタフェースを無理やりかぶせているようなものだと思う。

自動車にAndroidを搭載するのは今年のCESでも多く見られていた。しかし依然として「車載Android」のデモを行なっているというような段階だ。デモばかりで、なかなか利用できるようにならない。カーナビゲーションや、車内エンターテインメントシステム、あるいは各種ユーティリティについて、今更自動車メーカーが頭を悩ませるようなことは、ほとんど存在しないのだということを認識すべきではないだろうか。自動車メーカーに採用される前に、すでに十分使えるものに仕上がっているのだ。たとえば自動車メーカーは、運転中に運転手の注意を削がないことが大事だと言う。しかし既存の車載システムを使ってもわかる通り、気を散らさないということがシステムの主目的であるわけではない。ドライバーの注意力を散漫にしないためにという議論は見当違いなものとなっているケースも多いように思う。

自分の使っているモバイルデバイスを有効に使いたいという意識は、さまざまな点で非常に強くなりつつある。日常行動に関わる選択も、モバイルデバイスを有効に活用できるかという観点で行われるようなケースが増えてきている。利用者のこうした気持ちを汲んで、アクセサリーやアプライアンスの分野で新たなエコシステムが誕生してきている。自動車メーカーもこうした傾向を「単なる好み」と捉えるのではなく、優先度の高い選択基準なのだと理解すべきだろう。自動車のエンターテインメントシステムをiPadに置き換えてくれたメーカー(但し標準状態のiPadで、メーカーによる拡張はなし)が勝利をおさめると、予測しておこう。

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(翻訳:Maeda, H)

飽和に達しそうなアプリストア, 新人はわずかに全体の2〜3%

crowded apps

アプリストアの分析サービスを提供しているDistimoが今日発表したレポートによると、iPhone App Storeの最上位250社のパブリッシャー(デベロッパ企業)のうち、“新人”はわずかに2%にすぎない。AndroidのストアであるGoogle Playでは、3%だ。今日のモバイルアプリストアでヒット作を生むことがいかに難しいかを、これらの数字は物語っている。

同じレポートによると、小さな国では新人の比率がやや高くて、Google PlayもiPhone App Storeも共に6%だ。

最上位250社の全売上額の中で、新人たちのシェアはどれぐらいだとお思いか? iPhone App Storeでは、わずかに0.25%、Google Playでは1.2%だ。非常に厳しい市場である。

Google Playでは、新人が比較的好調なのは最初の一瞬だけだ。これらのことが暗示しているのは、ストアが、あるいは市場が、完全な飽和状態に達しているのかもしれない、ということだ。数の多さでいえば、やや先輩であるiOS Storeの方がGoogle Playより多いのだけれど。

New publishers represent a small part of the revenue

このレポートは、2012年10月から2013年1月までのiOS App StoresとGoogle Playにおけるトレンドを調べている(下図)。ただし、時期が時期だけに、クリスマス関連作品の成績がやや良い。Elf on the ShelfやElf Yourself(OfficeMax社)が上位にあるのも、そのためだ。

Top 10 new publishers in he U.S. (Oct 2012- Jan 2013)

上の図は、iPad、iPhone、Google Playの三ストアにおける同期間中のベスト10だ。ゲームが多いのは予想どおりだが、ゲーム以外では写真やビデオ関連に人気がある。例外的にGoogle Playでは、Snapchatがトップの座を奪っている。

さらに興味深いのは、人気作の中で、新作≠新人の作、であることだ。つまり人気の新作は、すでにブランドが確立しているデベロッパ企業のプロダクトが多い。

Google PlayとiOS App Storeを比べると、新作の比率が高いのは前者だ。上の図では、Google Playが6、App Storeが2だ。App Storeの承認過程が難関であるため、とDistimoは推量している。

新作はGoogle Playの方が儲かる

新人が実績を上げることが困難なマーケットプレースではあるが、新作がヒットするという事例は、わりと頻繁にある。合衆国では、iPhone App Storeの上位300アプリのうち17%が新作、Google Playでは12%だ。また上位300アプリの全売上に占める新作の比率は、Google Playが18%(アプリ内購入を含む)に対して、iPhone App Storeは12%となり、新作にとってはAndroidがやや有利だ。

The revenue share of Google Play s new applications is larger than the Apple App Stores

100万の節目に達するのは…

新作アプリのどれだけが、100万というマイルストーン(milestone, 里程標, 節目)に達するのだろう? 本誌TechCrunchでは、ダウンロード数やアクション/アップデート数やユーザ/ビジター数が100万に達したスタートアップやプロダクトを、お祝いの意味でよく取りあげる。今、ダウンロード数100万に達することは、どれぐらいのハードルなのか?

Temple Run 2やGoogle Maps、LINE POPなどの有名プロダクトは、ローンチ後わずか2日でこの節目をクリアしている。このレポートの調査期間中に100万に達した新作アプリの上位10は: Temple Run 2、Google Maps、LINE POP、Disney Where’s My Valentine?、Facebook Poke、Angelina’s Valentine、NokiaのHERE Maps、Majic Jungle SoftwareのThe Blockheads(本当の新人!)、そしてGameloftのZombiewoodとHeroes of Order & Chaosだ。

Top 10 new applications to achieve one million downloads worldwide (Oct 2012-Jan 2013)

ダウンロード数よりお金が重要

次は、ダウンロード数100万ではなく、売上100万ドルという節目だ。このレポートには有名ブランドが多く載っている(下図)。Angry Birds Star Wars (とHD)は、1週間で100万ドルをクリアした。Grand Theft Auto: Vice CityとTemple Run 2もだ。なお、上位10のうちの8つが有料アプリ(Paid)で、さらにその半分はアプリ内購入(In-App)がある。2つの無料アプリ(Free)にも、アプリ内購入がある。

Top 10 new apps to reach $1M revenue milestone worldwide (Oct 2012-Jan 2013)

[画像クレジットImages:Distimo]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

苦難の2012年を終え、HTCが最新スマートフォンHTC Oneで逆襲へ

HTC-One_Silver_Multiple

HTCが2012をもっと良い年であればよかったのにと考えていることに疑いはない。悩めるスマートフォン会社は、ライバルのSamsungとAppleが次々と節目を通過する中、四半期毎に残念な結果を繰り返してきた、

CEO Peter Chouは、最悪の時は過ぎ、自らが率いる会社を好転させられると信じている。今、ここニューヨークで(同時にロンドンでも)、HTCは同社の未来を担う新製品、HTC Oneをつい先ほど発表した。

はっきり言って、この数週間に異常なほど出回ったリークでネタバレしていた以上のものは殆どないが、それでもJelly Beanを塔載したOneは、驚くほど良くできた端末だ。HTC Oneの4.7インチ 1080p(ピクセル密度468 ppi)ディスプレイは白と黒で縁取らたタテヨコどちらの位置でも使え、BlackBerry Z10と似てなくもないい。もちろん、中身もなかなかのものだ。スマートでなめらかな曲面のアルミニウム製ユニボディーシャシーの中には、Qualcommの4コアSnapdragon 600チップセット1.6GHzクロック、RAM 2GB、および32または64GBの内蔵フラッシュメモリーが収まっている。

しかし、Oneのハードウェアからは、何か抑制されたものを感じる。4.7インチ1080pディスプレイは、同社の最大ではなく(同社のDroid DNAがその称号を持つ)、チップセットもQualcommの最速版ではない。このところHTCやSamsungなどの会社は、デバイスのスペックシートで争うよりも、差別化機能に力を入れるようになり、Oneもその例に漏れない。

同社はモバイル機の音質にこだわり、前面スピーカーペアと独自のアンプを加え、妙な名前まで付けた(”Boomsound” って?)。さらにHTCは、Oneのカメラにも力を入れ、”Ultrapixel”と称するセンサーを載せてメガピクセル競争から完全な脱却をはかっている。f 2.0のレンズは 「ライバルより300%明るい」と同社は豪語している。赤外線とHTCブランドのPeel社製リモコンアプリでリビングルームでの利用も考えられている。

もちろん、ハードウェアはHTCのOneに対するビジョンの一部でしかない。

もちろん、ハードウェアはHTCのOneに対するビジョンの一部でしかない。リークしたスクリーンショットにあった通り、改善された最新のSense 5のUIは、これまでのHTCのUIの中で最もすっきりして目障りなところがない。これまでのけばけばしくて凝りすぎたインターフェースとは一線を画すものだ。

GoogleのRobotoフォントがSenseのアイコンとウィジェット全般で使われており、Jelly Beanの寒色デジタル風デザインとマッチしている。しかし、最大の新機能はBlinkFeed。これは無数の情報ソース(ESPN、AOLのメディアサイト、The Verge、Reuters等々)からコンテンツを集め、デバイスのホーム画面に流すものだ。

なお画面をスワイプすることによって、BlinkFeedの左側に標準のホーム画面があと4枚(これがハードの制限)ある。良くも悪くもこの機能をオフにすることはできない。設定画面でコンテンツのソースを減らすことはできる。

HTCによると、Oneは3月以降最終的に世界185社以上のキャリアーで利用可能となるが、米国内ではAT&T、Sprint、およびT-Mobileが同機をサポートする。Verizonファンは残念。VerizonがOneに対応しないという正式発表はないが、Droid DNAが未だに比較的新しい商品であることを考えれば大きなショックではない。

大型イベントは今も続行中。実際に使ってみてのレポートは後ほど。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Twitter調査:モバイル・ファーストな利用者は、「理想のお客様」として振る舞う傾向があるようだ

Mobile Blog Post #2

Twitterが「モバイル・ファースト(モバイル主体)の利用者」についての調査報告をリリースしている。「モバイル・ファーストの利用者」とは、Twitterに、デスクトップPCなどからでなく、モバイルデバイスを用いて利用することの多い人を指している。調査はTwitterが委託してKanter MediaのCompeteがまとめたものだ。その調査報告によるとTwitterの「モバイル・ファースト」利用者は、一般の利用者と比べて年齢が若めで、ブランドコンテンツについて寛容な態度を持つ傾向があるそうだ。

ちなみに、このモバイル・ファーストな利用者たちは、一般とくらべてデスクトップからTwitterにアクセスする率が57%低い。しかしそれでありながら、たいていの人よりも高い頻度でTwitterをチェックしているのだそうだ。普通の利用者に比べて86%程度もTwitterでの活動時間が長い。多くはスマートフォンアプリケーションを利用している。ちなみにモバイル・ファーストの利用者の中には、主にタブレットからアクセスするという人も15%程度含まれているのだそうだ。

また、先にも触れたようにモバイル・ファーストの利用者層は、一般的な利用者よりも年齢層が低めであるとのこと。18歳から34歳の層が、他の年齢層に比べて52%ほど、モバイル・ファーストのグループに属する確立が高いのだそうだ。また、こうした利用者は1日の節目毎にTwitterにアクセスする傾向も高いのだとのこと。まず、目覚めたときにすぐにTwitterにアクセスする率が157%高めになっていて、ベッドに入ってからTwitterにアクセスする率も129%高いのだそうだ。また、学校や職場でTwitterを使う率も160%高く、ショッピング中の利用率も169%上回る。移動中の利用率は3倍ほどで映画を見る前や見た後にも積極的に利用する。

他にもモバイル・ファーストの利用者たちは、自ら発言することが全体平均よりも57%高率で、リンククリック率も63%高いのだそうだ。リツイート率は78%高く、ツイートをお気に入り登録する率も85%高くなっている。一般的に言えば、他の人ないしはブランドからのメッセージとでも積極的に関係性を保つ傾向があるようだ。Competeのレポートを見ると、こうした利用者はTwitterの広告を記憶している率も58%高いのだそうだ。

まとめておこう。Twitterはモバイルでの広告を増やそうと努力しているところだ。今回の調査結果は、Twitterの目的にとって心強い味方となるものだ。モバイル・ファーストでTwitterを利用している人というのは、結局Twitterにとっての最良のお客様という位置付けになるわけだ。平均的利用者にくらべてより多くTwitterを利用して、コンテンツにも注意力をもって接している様子だ。また自らも積極的に発言する傾向がある(UGCが生み出されなければTwitterの魅力は減じ、そして広告主にとってのアピール度合いも下がってしまう)。ツイートを多く眼にして、そしてそのツイートに対して積極的に反応するというのが、モバイル・ファーストの利用者たちの特徴であるようだ。

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(翻訳:Maeda, H)

2013年のモバイル、ソーシャル、ビッグデータ、ジオロケーション、マーケティングはこうなる

2013年の予測記事シリーズを続けて、ということで、今回はソーシャル界隈の様々な予測を業界の識者にまとめた聞いてみたタイトルを見ればわかる通り「てんこ盛り」な記事を。1つ1つの内容がかなり濃いので時間がある時をじっくり読むことをおススメします。 — SEO Japan



スクロールモーションのタブレット向けエンタープライズセールスツール

モバイル、ソーシャル、ジオロケーション、ビッグデータ、マーケティング – Sicialmedia.bizのストラテジスト達は未来を見据えている。

ソーシャルメディアを巡る状況は、2009年に現在のSocialmedia.bizのストラテジストがタッグを組んだ頃から大幅に変化している。2013年も始まったばかりであり、ソーシャルメディア、モバイル、ソーシャルビジネス等にとって、2013年がどのような1年になるのかを推測するには、今が最高のタイミングだと言える。それでは、9つの大胆な予想(現状、今後の展望、そして、推薦事項を含む)を紹介していく。

迷ったら、モバイル – 特にタブレット

現状

モバイルの利用はここ数年で増加し、また、2012年においてはアメリカ人の大半が、携帯電話としてスマートフォンを持つようになったが、タブレットの利用は、アップルのiPadとiPhoneにおいては、スマートフォンを3倍上回るペースで増加している。(ソース: 2012 KPCB インターネットのトレンド)。 現在、大人の55%が携帯電話からインターネットにアクセスしており、3年前と比べても、2倍に増えている(ソース: ピューインターネット & アメリカンライフプロジェクト)。帯域幅の改善とともに、モバイルデバイスからウェブページにアクセスする人達が増加しており、世界のトラフィックの13%はモバイルを経由している(ソース: 2012 KPCB インターネットトレンド)。

今後の展望

- 私達の生活のように – コンピュータの利用環境は、デスクトップ、さらにはラップトップからモバイルへと移っており、仕事、インターネット接続、そして、共有する行為をスマートフォンやタブレットに依存する人達が増加の一途を辿っている。さらに、出張の多い人達もまたラップトップを捨ててタブレット、ブルートゥースのキーボード、そして、一連のアプリを使い、仕事を乗り切り、そして、セミナーに参加している。そのため、タスクを完了する、購入を行う、あるいは、寄付をする等、インフォメーショナルな目的におけるサイトのナビゲーションに関しては、ユーザーの期待は非常に高い。ユーザーは、アマゾンで本を買う上での簡素且つ直観的なナビゲーションのような閲覧経験、あるいは、フェイスブックのストリームをフリップボードアプリを介して吸収するような手際の良いビジュアル面での経験を期待している。

推奨事項

モバイルユーザーが期待することを考えながらサイトをデザインしよう。ページの一番上には、サイトのモバイルバージョンへのハイパーリンクを用意するべきである。サイト専用のアプリを提供することが出来るならそれに越したことはないが、ナビゲートがとことん簡単なモバイルサイトは、様々な利用において役に立ち、また、アプリのビジネスニーズを評価する間、開発コストを下げる効果も見込める。アプリのようなビジュアルでコンテンツを配信することが可能な無料のサービス オンスワイプを使って、タブレットでスワイプ可能なサイトを作るべきである(JDが1年前に設立者にインタビューしている)。スクロールモーションもまたモバイルにおいて革新的な配信を可能にするサービスである。スクロールモーションは、ニューヨークのスタートアップであり、セールス、マーケティング、そして、トレーニングのアプリケーションをタブレットで息吹を与え、よりインタラクティブで、しかも動的なコンテンツの資源に変えることが出来る。ユーザーエクスペリエンスは強化され、複雑なテーマにはより多くのビジュアルの要素が与えられる。ルックアンドフィールの観点では、サイトが何を伝えようが、何を売ろうが関係なく、エンドユーザーは、エンターテイメントのような仕組みで、コンテンツを見て、触れあうことを望んでいる(モバイル関連の話題に関する詳細は、Socialmedia.bizのモバイルのセクションを参考にしてもらいたい)。

レコメンデーションサービスを提供するスタートアップが大挙し、その後、大きな合併が起きる

現状

フォースクエアでのメイヤーシップおよび頻繁なチェックインは、1年後には廃り、時代遅れになる。

私は2年間に渡ってiPhone 4を愛用し、4Sとシリ(ズーイー・デシャネルが出演するCMを見たら誰でも欲しくなる)の魅力を何とか振り切り、今週、iPhone 5を手に入れた。しかし、アップルがボスのような顔つきで睨みをきかせていたものの、レコメンデーション(推奨)サービスの分野は数多くの新人が現れた。あまりにも多く、一つの業界になったほどだ。イェルプの新種である。そもそも、イェルプ自体がザガットの新種である。

今後の展望

ジオロケーション写真共有アプリのトロバーは、レコメンデーションエンジンの役目も兼任している。

数多くのスタートアップに追われているイェルプにとって、赤の他人や宣伝屋の信用できないレビューばかりのサイトと言うレッテルを振り払うのは難しいかもしれない。そのため、ソーシャルレコメンデーションサイトの新しい世代が付け込む隙が十分にある。先日、ソーシャルレコメンデーションエンジンのSnooxのローンチに関する記事を投稿したばかりである(「他人ではなく、友達の推薦」)。また、今週、バッグズアップと呼ばれる新たなサービスの噂を耳にした(「最高の食べる場所、買い物する場所、遊ぶ場所、泊まる場所を探す」)。まさか、イチャイチャするにはうってつけの場所、浮気するにはうってつけの場所を紹介するレコメンデーションエンジンがないことに苛立っている人はいないだろうが、このニッチは、トロバー(「アップル/アンドロイド」の二刀流モバイルアプリ)、RavedVillij、ライブスター、あるいは、スタンプト(ヤフー!に買収されたばかり)が埋めてくれるかもしれない。いずれにせよ、新たに多くの写真共有アプリが入り込む余地が、マーケットに残されていないことだけは確かである。

その一方で、ジオロケーションサービスの現在のチャンピオン、フォースクエアは、レコメンデーションエンジンに生まれ変わるべく、全力を尽くしている。チェックインとメイヤーシップは2010年に流行した活動であり、一年後には時代遅れ、もっと言えばダサくなってしまう。しかし、ジオロケーションは一時のブームではなく、今後の数年間で大きく発展するはずだ。そのため、フェイスブックやアップル(ダークホースはマイクロソフトやヤフー!)が2013年の第4四半期までには、フォースクエアを買収しているだろう。唯一の疑問は、デニス・クラウリーCEOが億万長者になっているのか、それとも、百万長者になっているのかだけである。

推奨事項

フェイスブックは、ソーシャルレコメンデーションの分野を必死で手中に収めようとしている。しかし、アップリもまた、セクシーな知的エージェントのシリを投入し、ライバルをけん制している。また、グーグルも参入を望んでおり、マップ機能を強化して、建物の「入り口」だけではなく、内部を紹介するようになるだろう。また、写真共有アプリは、グーグルのストリートビューと事実上、同じである。さらに、ヤフー!の新しいCEO、マリッサ・メイヤー氏は、壊滅状態にあるこの巨大な企業が生き残る道として、賢明にもモバイルとローカルを選んでいる。

例えば、私達はフェイスブックにログインして、Bed Bath & Beyondで買ったばかりの商品について熱く語ったりしないものの、iPhone 5やアンドロイドで新しい電気鍋を写真に撮って、インスタグラムにアップロードし、フォースクエアやツイッターでシェアする可能性はある。レコメンデーションテクノロジーは、生活の見えない一部になりつつあるソーシャル共有アクティビティを通じて、日常生活に入り込んでいるのだ。

「ポッタリバーンで布が40%オフで売ってる!早くしないと売り切れちゃう!」このようなメッセージを皆さんも目にしたことがあるのではないだろうか。

プライバシーの一点張りは終わりにしてくれ!過剰共有のメリットが分かる人もいる

現状

私は自分をつけまわすアプリケーションを常に受け入れてきた。懐かしきグーグルラティテュードから、急激に頭角を現しつつあるハイライトに至るまで、私は常に過剰にシェアするように心掛けている。ソーシャルネットワークでのチェックインは珍しくなくなった。フェイスブック、グーグル+、そして、その他の様々なサービス(その多くは気前の良いフォースクエア APIのおかげ)によって、それぞれのソーシャルネットワークのプロフィールにログインして、自分がいる場所、一緒にいる人を特定し、友達、そして、望むなら赤の他人とその情報を共有することが出来る。人気に火がついていないものの、次のステップに進んでいるスタートアップも幾つかある。友達、または友達以外のユーザーと居場所に関する情報を自動的に共有し、その一方で、ソーシャルなデータを集め、広告スポンサー、ビジネスパートナー等とシェアするのだ。

さらに、プライバシーに関する下らない論争が収まり、ユーザーがプライバシーの一部を利便性と価値に交換することを学ぶと、デバイスはその他の多くのメリットをユーザーに提供するようになるだろう。私はつい先日、ネクサス 7 タブレットを購入した。現在、私のようなユーザーは、今、何を知る必要があるのか、周りに何があるのか、交通状況に基づき、次の約束の場所までどれぐらい時間がかかるのか、どのルートを辿ればいいのか、周りでどんな楽しいことが行われているのか、そして、どこで飲めば、または食べればいいのか等、グーグルがユーザーに関して解明することが出来るあらゆる情報を得られる。私はこのタブレットを常に持ち歩き、グーグルに付け回してもらい、さらに便利なデバイスにすることに夢中になっている。シリ、そして、カレンダー、検索エンジン、そして、受信箱を統合する、ロケーション認知型、またはコンテクスト認知型プラットフォームを利用しているアップルデバイスのオーナーにも同じことが言える。


ランキーパーアプリ: 自動アップデート

今後の展望

私はネクサス 7タブレットを常に持ち歩き、グーグルに付け回してもらい、さらに私にとって便利なデバイスにすることに夢中になっている。

ソーシャルストーキングソフトウェアを開発する会社は、プライバシーの侵害を指摘されるのをおぞれ、意図的に友達とシェアすることが出来る情報の量を制限してきた。この傾向にもうすぐ終止符が打たれる。積極的に且つ受動的に、どこにいるのか、何をしているのか、さらには、いつ自宅にいるのかを共有することが出来る点の価値はあまりにも高く、勇敢なユーザー達は喜んでシェアしている。 しかし、「自動的にチェックイン」することが可能なグーグルラティテュードでさえ、私が既につながりを持つグーグルラティテュードの仲間としか情報を共有してくれない。それでも、グーグルマップ、フォースクエア等のアプリを統合するソーシャルネットワークが増えるにつれ(ゲットグルー、フェイスブック、グーグル+、そして、インスタグラム等)、積極的且つ意図的に店、レストラン、ジム、カフェ、そして、家にチェックインしたことを共有する力が与えられている(ただし、明確に共有を行い、そして、独自の目的を持っていることが前提)。 また、GPSを電話で有効にしておくと電池の減りが早いことは周知の事実だが、バッテリーは改良されており、また、外部のバッテリーパックが浸透しつつあるため、すぐに障害はなくなるだろう。ちなみに、走っている、または歩いているときに、ランンキーパーに追跡させ、ランキーパーコミュニティだけでなく、フェイスブックとツイッターでつながりを持っている人全員、さらにはそれ以外の人達とルートとパフォーマンスをシェアするアクティビティが私は好きでたまらない。

私達アメリカ人はカエルのようなものだ。鍋に直接放り込むよりも、湯加減の丁度良いバスタブに入れ、その後、過熱していく方が、煮る手法としては適している。そのため、グーグル、フォースクエア、そして、その他のサービスは、時間をかけて魅力的なサービス、病みつきになる機能、そして、一度設定するだけで後は何もしなくてもよい利便性を出し惜しみしている。2013年は、フェイスブック、ツイッター、フォースクエア、グーグル、そして、ビングが、カレンダー、eメール、検索履歴、そして、プラバイシーの設定を、ロケーションの認知おおびコンテクストの認知に対して、ちょっとした、 – 一瞬で終わる – 簡単な方法でプラットフォーム間で統合することをユーザーに説得する1年になり、何をしているのか、どこにいるのか、そこにどれぐらいの時間いるのか、そして、定期的にそこに行くのか(メイヤー)等、あらゆる情報を共有する機会が生まれる。それとなく、問題を起こすこともなく、そして、私の意見がどうであれ、このような状況を迎えるのではないだろうか。

推奨事項

ソーシャルメディアでの受動的な参加、そして、問題視されない共有は、大きなうねりであり、必ずやって来る。それでも、自称プライバシー警察の人達は、グーグル、フェイスブック、そして、その他のサービスを冬眠に追い込むことに成功してきた。とりわけ、フォースクエアが事業および収益の面で苦戦していることが原因である。そのため、慎重および安全を必要以上に優先する過ちによって、ロケーション認知およびコンテクスト認知の大きな利便性にスポットライトが当てられることはなかった。

正直に言うと、私達が情報を公開することに対して、こういった企業が躊躇しているのは、- コンテクストの情報、ロケーションベースの情報、過去の情報、そして、検索、eメール、閲覧履歴、さらには、オンラインショッピング等から得る情報等、非常に多くの情報が存在し、ユーザーに関して、非常に多くの情報を把握していることを明かすのが怖いからである。

しかし、この取り組みは間違いなく実を結ぶことになる。そして、ユーザー側がジレンマを克服したその瞬間から、パーソナルウェブの素晴らしさを実感するようになるだろう。障害は技術的な問題ではなく、文化的な問題である。今年は、重大なヤマ場を迎え、プライバシーの問題が邪魔をすることはなくなるだろう。

ビッグデータの分析、メトリクス & セールスリードが役に立つ

現状

IBMによると、私達は毎日250京バイトのデータを作っているようだ – これは膨大な量であり、世界中の90%のデータは過去2年間で作られている。 しかし、ビッグデータの問題は、量が多過ぎることだけではなく、これだけ多くのデータの意味を理解する難しさもその一つである。現在、従来型のデータ分析ツールは役に立たず、ビッグデータの問題に見合う頑丈なインフラも整っていない。

この問題に対処するためのツールは存在するが – 例えば、IBM ビッグデータプラットフォーム、クラウデラ、ハドゥープ – コストの問題、そして、専門的な知識の欠如によって、多くの企業がビッグデータの流れに乗り切れていないのが現状である。

今後の展望

グーグル ビッグクエリ: ギャップを埋める上で効果が見込める

ビッグデータへの投資およびデータの分析者の不足に関する大袈裟な主張がやたら目立つが、2012年のビッグデータテクノロジーの進歩についてはあまり語られていない。しかし、昨年からクラウドが台頭している。クラウドコンピューティングテクノロジーの進歩によって、今年、ビッグデータを分析する力に大きな注目が集まるのではないだろうか。アマゾンのウェブサービスビッグデータやグーグルのビッグクエリ等のIaaS(infrastructure-as-a-service)クラウドサービスは、小規模な会社がギャップを埋める上で役に立つだろう。

クラウドテクノロジーは、台頭するビッグデータプラットフォームに対して、より安価で、より強固な保存の選択肢を与えており、さらにこのタイプのプラットフォームが増え、また、既存のプラットフォームは発展していく可能性が高い。

推奨事項

ビッグデータテクノロジーおよび予測解析の進歩に関しては、今も大企業がリードしている。しかし、小規模~中規模の企業もメリットを得られる。リアルタイム分析、アプリケーション追跡、事業のメトリクス、そして、ロングテールのセールスリードに対して、ビッグデータを活用するためのツールが開発されている。

以下に注目するべきツールを挙げておく:

- インフォチンプス

- アップファースト

- ブルームリーチ

また、学習することを厭わないなら、グーグルのビッグクエリ等のIaaSテクノロジーに適用することが可能なビッグデータのオープンソーステクノロジーが存在するので、是非、注目してもらいたい。

モバイル広告をユーザーの目標を支援するための広告として考え直す

現状

ウェブサイトやソーシャルネットワークは、2010年から2012年にかけて、「3つ目のスクリーン」(モバイル)が2つ目のスクリーン(コンピュータ)を圧倒し、事実上、主要な収益源 – ディスプレイ広告 – が締め出されてしまったことに、本気で悔しがっているはずだ。しかし、邪魔な広告は勢力を弱めつつある。

今後の展望

2013年は、モバイル広告の収益は減り続ける。しかし、タブレット人気のおかげで、一時的に減益に歯止めがかかるだろう。タブレットはモバイル機能を持ちながら、データの消化に使われることが多い。その結果、邪魔な広告でもある程度は我慢してもらえる。しかし、邪魔な広告が「ユーザーに与えるだけだ」と言うことに気づいた広告スポンサーが、「ユーザーと行動を共にする」広告に方針転換し、大きく躍進することになる。重要なサイトに参加している(デバイスやサイトの)ユーザーを支援するソフトウェアとして「広告」を見直すことで、このシフトチェンジが可能になる。すると、邪魔な広告が姿を消し、代わって“ソフトウェア広告”がユーザーをサポートする時代がやって来る。

推奨事項

最低でも、ディスプレイ広告の一部にフェイスブックの選択肢を実装する取り組みに着手してもらいたい。アジャイル開発を広告デザインに適用し、本気で取り掛かるのが理想である。エンゲージしたいユーザーを特定して、ワークストリームを計画しよう。独自の方法でユーザーを支援する上で役に立つ知識やツールを考え、支援を提供する“広告”をデザインしてもらいたい。ユーザーを最優先して初めて、この取り組みは効果を上げる。このアプローチを採用すれば、2013年以降、ユーザーと協調し、他社との差別化を成功に導くことが出来るだろう。

ツイッターはピークに達し、後退を始める

現状

新たなソーシャルネットワークが、数週間おきに生まれている – 毎日のようにも思える。それは問題ないが、すべてが生き残れるわけではない。

今後の展望

まだ生まれていないメジャーなソーシャルネットワークが頭角を現し、その一方で、現在人気の高いネットワークが転落を始めるだろう。昨年、ピンタレストの人気が劇的に高まったように、瀕死の状態からメジャーなソーシャルネットワークが台頭するのではないだろうか(マイスペースを思い浮かべる人もいるかもしれないが、恐らくその可能性は低い)。しかし、そのあおりを受けて、あるメジャーなソーシャルネットワークの人気に陰りが見られるようになる。それは、ツイッターである。事実、ツイッターは徐々に価値を失いつつある。

ただし、私の言葉を鵜呑みにせずに、ご自身の目で確かめてもらいたい。ブログやウェブサイトの分析データを調べ、ツイッターから寄せられているトラフィックを分離してみよう。直帰率が平均よりも遥かに高く、サイト滞在時間が平均よりも遥かに短いのではないだろうか。ツイッターは、トラフィックの供給源として役に立たなくなりつつある。その大半が、興味を持っていない無駄なトラフィックだからだ。また、ツイッターに氾濫するノイズによって、シグナルが掻き消されてしまう。現在、ハッシュタグやその他の検索をフォローしない限り、ツイッターを本当の意味で消化することは出来ない。しかし、スーパーボウル等の放映イベントにおいては、大量のコンテンツが一つのハッシュタグに集まるため、この方法すら効果がない。

推奨事項

ツイッターのノイズはあまりにも大きく、このノイズがツイッターを間もなく乗っ取るだろう。そのため、ブランドの予算の大半をツイッターにつぎ込む行為は控えるべきである。多様化が必要だ。ソーシャルプラットフォームが生まれては消えていくこの分野では、もともと多様化が求められている。

コミュニティカンパニーが増える


ベータブランドは顧客にデザインおよび製品の選択を任せる

現状

大量生産される製品は20世紀色が濃く、また、B2Cの企業は、製品に顧客のニーズを反映させない限り、利益を維持することは出来なくなる。

今後の展望

2013年は、コミュニティカンパニーのソーシャルビジネスモデルが躍進する1年になるだろう。コミュニティカンパニーは、会社の重要な事業のプロセスの1つまたは複数を顧客に任せる。例えば、スレッドレスベータブランドは、顧客に作成する製品のデザインと選択を任せている。スレッドレスは、顧客が製品のプロセスを動かす最も“ストレート”なアプローチを採用し、ベータブランドは「シンクタンク」が顧客に情報提供を呼びかけるハイブリッドなサービスである。

推奨事項

顧客にとって意義深く、尚且つ会社の核となる強みと調和する様々な役割を作ることを勧める。ソーシャルアクションとワークストリームの序列を用いて、様々な熱意のレベルを持つ関係者に働きかけてもらいたい。(オンライン)ツール、機能、そして、見返りを用いて、それぞれの役割をサポートしよう。イノベーションのプロセスを策定し、時間の経過とともに関係者の関与を少しずつ増やしていくのだ。ソーシャルチャンネルでは、製品を利用した際の顧客の体験が、製品の意義を左右する。そのため、積極的に関係者に会社の仕組みにおいて重要な役割を与えて、ビジネスの強みを高めていってもらいたい。

企業はクロスプラットフォーム化を促進し、ソーシャルビジネスのハードルが高くなる

現状

幾つか例外はあるが、大半の企業のソーシャルメディアのプロセスは、主にプラットフォームを中心に組織されている。このアプローチは顧客にいくらか価値をもたらすものの、資金を有効に活用しているとは言い難い。マーケッターは、メトリクスによって判断を下し、そして、プラットフォームのソーシャルアクションは、その多くは事業にインパクトを与えるわけではないものの、計測を行うことは可能である。

今後の展望

2013年、インパクトを与えることを望む企業は、プラットフォーム中心の考え方を捨て、ワークストリームに力を入れるようになるだろう。ワービーパーカー(メガネメーカー)がそのお手本を示している。同社はツイッターを使って、一般的なカスタマーサービスの問題を明らかにして、ユーチューブでレスポンスをデジタル化し、その後、ツイッターでユーチューブの動画に向かうリンクを投稿している。動画によって、ワービーパーカーは、スケールを高めつつも、個性的で、楽しく、それでいて、役に立つカスタマーサービスを提供することに成功しているのだ。

推奨事項

この手法を使って、さらにパフォーマンスを高めるには、「問題」を分類する方法、そして、多くの動画やリンクが溜まった段階で、増え続ける動画に対するネーミングが必要になる。また、ブランドを反映し、顧客の役に立つように、動画に対するデザインの標準化も必要である。ただし、公式を用意する必要はない。顧客はプラットフォームに執着しているわけではない。問題または目標を抱えており、そして、最も早い解決策を求めているのだ。そのため、企業は、プラットフォームを組み合わせ、顧客を支援するシームレスなプロセスを作ることで、顧客のニーズに合わせる必要がある。

成功するための計画が解決策になる

現状

インターネットには、ツイッターのフォロワー、フェイスブックのファン、そして、ブログの読者を増やす方法に関するアドバイスが溢れている。「How to」記事は、ソーシャルメディアで成功を収める方法を伝授するために作られている。

今後の展望

ソーシャルメディアで成功するには、他の人のアドバイスに従うだけでなく、成功へのロードマップを誰よりも早く策定する必要がある。この難題を解決するためには、何度も実験を行う必要がある。2013年には「革新的か保守的か」を見極めるアプローチが若干増えるだろう。TiVo等の一部の会社は、ソーシャルメディアの実験に対する比較的安全な場所を確立している。試して、また試すと言うのが同社の哲学である。失敗するなら、早く、そして、安く失敗するべきである。これはTiVoが本拠地を構える(偶然ではなさそうだ)シリコンバレーの鉄則でもある。

推奨事項

ソーシャルメディアマーケティングで今後も成功を収める企業は、必要な行動に関する証拠を探すのではなく、自分自身が成功したマーケッターとして他社に挙げられる証拠になる。

他には?

当然だが、私達は今年の展望の一部を取り上げただけである。皆さんの大胆な予想をコメント欄で聞かせてもらいたい。


この記事は、Socialmedia.bizに掲載された「Mobile, social, geolocation, big data, marketing ? Socialmedia.biz’s strategists eye the future」を翻訳した内容です。

圧巻のボリュームに加え、内容も各専門家が語っているだけあり、読み応え十分の記事でした。私もまだ一読しただけですが、週末に改めて読み直して今後のネット業界の進化について考えてみたいです。 — SEO Japan [G+]