「Hosting Meetup @ Google」を開催しました!

Google は 5 月 15 日、ホスティング サービスの運営者のみなさまを対象にしたイベント「Hosting Meetup @ Google」を開催しました。今回は、そのイベントの様子をご紹介します。


ブログなどのホスティング サービスは、低コストで簡単に利用できることから広く利用されています。一方で、その利便性を悪用し、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反するようなスパム目的に利用されるケースがあることもわかっています。

今回のイベントは、こうした背景から、Google 検索と相性のよいホスティング サービスの運営について考えることを目的として実施しました。

当日は、ウェブマスター ツールや構造化データ、複数デバイス対応などに関して、Google 検索と相性の良いホスティング サービス運営のためのヒントのご紹介と、ホスティング サービス上でよく見られるウェブマスター向けガイドライン違反(ウェブ スパム)について、その傾向や対処方法などをお話しました。



ホスティング サービスからウェブ スパムがなくなり、かつ、Google 検索と相性の良いサイト構築を心がけていただくことで、Google がホスティング上のサイトを見つけやすくなり、より多くの検索ユーザーがそうしたサイトを訪問する可能性が高まります。

そのための具体的なアクションとしては、

ウェブ スパムの削減について関連ヘルプ記事
  • スパム ポリシーの制定・見直し
  • スパムへの対処(サイトの自動生成の禁止。Captcha の導入、違反箇所の修正方法、スパム サイトへの対処方法など)
  • ユーザーへの啓蒙
  • ウェブマスター ツールをユーザーが利用できるようにする
Google と相性の良いサイトの構築のヒント
  • ウェブマスター ツールの活用
  • 構造化データの導入
  • 適切な複数デバイス対応
こういった内容をぜひサービスの運営に取り入れていただき、Google 検索と相性のよいサービスの運営を行っていただければと思います。

ホスティング サービスの運営者の方々からも Google のウェブマスター向けガイドラインについてのご質問や、スパムへの対処方法のベスト プラクティスについてのご質問など、数多くのご質問をいただき、非常に有意義な意見交換をすることができました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!


また、今回イベントに参加できなかったホスティング サービスのみなさまのために、同一の内容をテーマとしたウェブマスター ハングアウトを実施いたしますので、ぜひご参加ください。

イベント詳細
2014 年 6 月 10 日 12 時 ~ 12 時 30 分

あわせてホスティング サービスの運営者のみなさまを対象とした情報をまとめたサイトを設けました。今回のイベントでお話した内容や、関連する情報についてまとめて掲載しておりますのでぜひご覧ください。

今後も、ウェブマスター ハングアウトやGoogle+ Webmaster Japan コミュニティなどを通してウェブマスターのみなさまの疑問にお答えしたり、交流を図っていきたいと思いますので、ぜひご参加ください!

Google サーチ クオリティ チーム

Fetch as Google でページをレンダリングできるようになりました

ウェブマスター ツールの Fetch as Google 機能を使用すると、Googlebot がどのようにページを取得しているかを確認できます。ここで表示されるサーバー ヘッダーや HTMLは、技術的問題やハッキングの影響を診断するのに役立ちますが、その理解が難しい場合もあるでしょう。「このコードの意味は何?」、「本当に自分のブラウザで見ているのと同じページなんだろうか?」「今日の昼ごはんはどこで食べよう?」...。昼ごはんをどこで食べるかについてはお助けできませんが、他の問題を解決するために、このたび Google はウェブマスター ツールを拡張し、Google がページをどのようにレンダリングしているかを確認できるようにしました。

レンダリングされたページを表示する

Googlebot は、ページをレンダリングする際、そのページに関係するすべての外部ファイルをできるだけ見つけて取得しようとします。その際、画像、CSS、JavaScript ファイルだけでなく、CSS や JavaScript によって間接的に埋め込まれるファイルも取得した上で、Googlebot のページ認識のプレビュー画像を描画することになります。

Fetch as Google 機能は、ウェブマスター ツールの [クロール] セクションにあります。[取得してレンダリング] をクリックして URL を送信して処理が完了するのを待ちます(ページによっては少し時間がかかる場合があります)。処理が完了したら、表示された行をクリックして結果を確認します。


robots.txt によってブロックされたリソースの取り扱い

Googlebot は、すべてのファイルを robots.txt の指示に従って取得します。クロールを許可していないファイルがある場合(または、Googlebot のクロールが許可されていないサードパーティ サーバーからファイルを埋め込んでいる場合)、そのファイルはレンダリング時に利用できません。同じように、サーバーが応答しない場合やエラーが返された場合も、それらのファイルを利用することはできません(こうした問題の詳細は、ウェブマスター ツールの [クロール エラー] セクションで確認できます)。こうした問題が発生した場合は、プレビュー画像の下に詳細が表示されます。

サイトに表示されるコンテンツやそのレイアウトに大きく影響する埋め込みリソースについては、Googlebot がアクセスできるかどうかを確認しておくことをおすすめします。Fetch as Google が使いやすくなるだけでなく、Googlebot がそれらのコンテンツを見つけてインデックスに登録することが可能になります。サイトに表示されるコンテンツやそのレイアウトにあまり影響しない一部のコンテンツ タイプ(ソーシャル メディア ボタン、フォント、ウェブサイト分析スクリプトなど)は、クロールできない状態のままでも構いません。詳しくは、以前ブログに投稿した「ウェブページをより深く理解するようになりました」という記事をご覧ください。

今回のアップデートによって問題の診断が容易になり、誤ってクロールがブロックされていたコンテンツが発見され、クロールされるようになることを願っております。ご不明な点やご意見などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

PageSpeed Insights を使ってサイトのモバイル操作性を向上させましょう

モバイル対応のページを作成するデベロッパーやウェブマスターの皆さんのお役に立てるよう、Google ではこのたび、PageSpeed Insights の見直しを行い、モバイルでの操作性に関する推奨事項を新たに追加しました。


ページの読み込みが速くても、操作性が低ければその効果が損なわれかねません。Google の調査では、平均的なモバイル ページの読み込みには少なくとも 7 秒はかかる(英語記事)ことがわかっています。PageSpeed Insights ツールを使用し、そこで提示される速度についての提案を活用することで、ページ読み込みの速度を改善することは可能です。では、モバイル サイトの読み込みに 7 秒もかからず 2 秒で済む場合を考えてみましょう。ページの読み込み後、モバイル ユーザーがテキストを読んだりページを操作したりするために、画面をピンチズームしたりスクロールしたりして 5 秒かかってしまったら、ユーザーの体験としてはそのサイトは速いとは言えません。PageSpeed Insights が新しく提案するユーザー エクスペリエンスに関するルールを参考にすれば、こうした操作性についての問題点を見つけ出し、修正することができます。

この新たな推奨事項では、現在のところ次のような対策を紹介しています。
  • viewport を設定する: viewport メタ タグが指定されていないページは、最新のモバイル ブラウザではモバイル非対応ページとみなされてデスクトップ向けのビューポートとして処理され、さらにはフォント拡大が適用される可能性もあるため、意図したとおりのページ レイアウトで表示されないことがあります。モバイルに適したサイトにするためには、まず viewport の設定で width=device-width を使用しましょう。
  • コンテンツのサイズを viewport に合わせる: ユーザーは、モバイル サイトは横ではなく縦にスクロールするものと思っています。viewport を設定したら、ページのコンテンツがその viewport の幅に収まっていることを確認してください。その際、携帯端末の幅は機種によって異なることに注意が必要です。
  • 読みやすいフォント サイズを使用する: ユーザーがスマートフォンで記事を読むときに拡大しないと文字が読めないとしたら、それはモバイルに適したサイトとは言えません。PageSpeed Insights では、大部分のユーザーにとって読みやすい大きさの文字かどうかをチェックします。
  • タップ ターゲットのサイズを適切に調整する: 携帯電話やタブレットのタッチスクリーンでボタンやリンクをタップしようとして、間違えて誤ったターゲットをタップしてしまうことがあります。これは、パソコンのマウス カーソルと比べて指の腹の方が大きいためですが、とても煩わしいものです。モバイル サイトのタッチスクリーンのタップ ターゲットは押しやすいように十分大きくするようにしてください。
  • プラグインを使用しない: ほとんどのスマートフォンでは、Flash などのブラウザ プラグインをサポートしていません。そのため、モバイル サイトでもプラグインを使用しないようにします。
これらのルールについては、PageSpeed Insights のヘルプ ページに詳しい説明があります。準備ができたら、PageSpeed Insights ツールを使ってページをテストし、改善点を確認してみてください。なお、今回の PageSpeed Insights の更新により、モバイル対応のデザインを使用できるようにもなりました。また、ヘルプ ドキュメントの翻訳版が公開され、さまざまな言語でご利用いただけるようになっています。

この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

ウェブマスター向けガイドラインを更新しました – 不正なリダイレクトとハッキングされたコンテンツについて

リダイレクトは、あるページから別のページに訪問者を誘導する方法のひとつとしてウェブで広く利用されています。しかし、検索エンジンを操作したりだましたりするためのリダイレクトや、検索エンジンと人間のユーザーにそれぞれ異なるコンテンツを表示するためにリダイレクトが利用される場合もあります。Google のウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインでは、このようなタイプのリダイレクトを厳しく禁じています。

こうしたリダイレクトの中には、たとえば PC ユーザーには通常のページが表示されるのに、モバイル ユーザーはハッカーによって、まったく別のスパム サイトにリダイレクトされるように改ざんされるといったケースもあります。問題のあるリダイレクトをウェブマスターの皆様により詳しく理解していただくために、Google の品質に関するガイドラインの不正なリダイレクトのページにその違反例を新たに掲載しました。

さらに、ハッキングされたコンテンツに関するガイドラインも更新し、攻撃を受けたウェブサイトで不正なリダイレクトが挿入された例を追加しました。サイトが攻撃を受けたと思われる場合は、こちらのガイドの手順に沿ってサイトの問題を特定し、修正してください

Google ではユーザーを危険から守り、検索結果の品質を維持するため、Google の品質に関するガイドラインのあらゆる違反と同様、これらのガイドライン違反に対しても手動による対策(Google のインデックスからの削除など)を行う場合があります。Google のガイドラインについてご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムでご質問ください。


グローバルのウェブマスター向け公式 Google+ ページを公開しました!

先日 Google では、世界中のウェブマスターの方に向けたグローバルの公式 Google+ ページを公開しました。もうご覧いただけましたでしょうか?この Google+ ページでは、
といった幅広い情報をお届けします!

ページ上では、英語による投稿が多いですが(英語がわからなくても楽しめる写真の投稿もたくさんあります)、ページ以下にはイタリア語日本語ロシア語、またはスペイン語を話すウェブマスターの方々が情報交換を行えるコミュニティも設けています。

ぜひウェブマスター向け公式 Google+ ページをフォローして日々更新される情報をチェックしてみてください!


Hello from around the world!

Google に企業の電話番号や店舗の情報を表示させるための推奨される方法をご紹介

毎日、多くのユーザーが Google を利用して企業について検索しています。カスタマー サービス用の電話番号や、住所、営業時間などがよく検索されるものです。

このような情報は、通常、会社のウェブサイトの「お問い合わせ」ページに記載されています。Google が正確にそれらの「お問い合わせ」ページを発見し、適切な情報を抽出することができた場合、その情報がユーザーに伝えられる可能性は高まります。 この情報を Google に理解させ、表示させるために推奨される方法を今日は紹介します。

企業の電話番号


現在、様々な企業の電話番号が Google 検索結果に大きく表示されています。例えば、Nest Labs のカスタマー サービス用電話番号を検索すると、以下のように表示されます(現在のところ google.com でのみご確認いただけます)。


本日、あなたのサイトに埋め込む構造化データ マークアップを利用して、表示させたい電話番号を指定する schema.org マークアップのサポートを開始しました。サポートされる電話番号の種類は、以下のようなものです:
  • カスタマー サービス
  • テクニカル サポート
  • 決済サポート
  • 支払い
それぞれの電話番号に対して、フリーダイヤルかどうか、聴覚障碍者が利用できるか、グローバルで利用可能な番号なのか国別の番号なのか、を指定することができます。 国別のカスタマー サービス用電話番号を指定する方法は、こちらをご覧ください (英語)。

店舗サイト向けの推奨


多くのユーザーが、Google を利用してさまざまな店舗を検索しています。多くの場合、最良の情報はウェブサイトのお問い合わせページや、支店リスト ページで見つかります。これらのページには、住所や電話番号、営業時間などが含まれています。


このようなページをユーザーにとっても Googlebot にとっても理解しやすいものにするために推奨される方法 (英語) も本日発表いたします。ここには、クローリング、インデックス登録、デザインに関する推奨事項、そして Google により正確にそのページをインデックスさせるための新しい構造化データ マークアップに関するガイドラインが掲載されています。

また、Google Maps やナレッジグラフ、AdWords キャンペーンなどの Google のサービスに対して店舗の情報をアップデートするためのツールであるビジネス オーナー向けプレイスを利用することも引き続き推奨されています。

なにかご質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

インデックス ステータスのデータがサイトのバリエーションに対応し、より正確に

Google ウェブマスター ツールのインデックス ステータス機能では、Google によってインデックスされた、サイトのページ数がレポートされます。以前は、HTTPS サイトのインデックス ステータスのデータは独立して表示されず、HTTP サイトのレポートにすべて含まれていました。しかし、ここ数か月の間に、ウェブマスター ツールを使用してウェブサイトのセクション(HTTPS を使用している場合など)ごとにインデックス登録された URL を追跡したいとのご意見をウェブマスターのみなさまからいただきました。

現在、URL 全体の約 10% が既に安全な接続を使用して HTTPS 経由でデータ転送を行っていることがわかっています。今後は、より多くのウェブマスターの方々がウェブサイトを HTTP から HTTPS に移行することを期待しています。Google では、サイトのインデックス ステータスのデータに関してウェブマスター ツールでの表示方法を改善しました。インデックス ステータス機能では、プロトコル(HTTP と HTTPS)別や、確認済みのサブディレクトリ レベルでインデックス登録されたサイト URL を追跡できるようになりました。

これにより、サイトの異なるセクションを簡単にモニタリングできるようになります。たとえば、次の URL は、それぞれ別々に確認を行った場合、ウェブマスター ツールのインデックス ステータス レポートでデータが区別されて表示されます:

HTTP
HTTPS
http://www.example.com/
https://www.example.com/
http://example.com
https://example.com
http://www.example.com/folder/
https://www.example.com/folder/
http://example.com/folder/
https://example.com/folder/

サイトの URL に HTTPS を使用している、または確認済みのサブディレクトリ(https://example.com/folder/ など)があるウェブマスターには、改善されたデータが表示されます。サブディレクトリのデータは、同じホスト名とプロトコルの上位レベルの確認済みサイトに含まれます。

ウェブサイトが HTTPS を使用している場合や一部のコンテンツが別のサブドメインでインデックス登録されている場合は、対応するインデックス ステータス レポートに変更内容が表示されます。下のスクリーン ショットは、HTTP と HTTPS のサイトのインデックス ステータスのグラフの例を示しています:

HTTP サイトのインデックス ステータス(減少)

HTTPS サイトのインデックス ステータス(増加)

上の図を見ると、インデックス ステータス グラフに「更新情報」(Update)という注釈が付いています。これは、このデータの収集の開始日を示しています。この変更によって、URL のインデックス登録方法や、ドメイン レベルでインデックス登録された URL の総数が影響を受けることはありません。ウェブマスター ツールに表示されるデータのレポートが影響を受けるだけです。

データを正確に表示するには、Google ウェブマスター ツールでサイトの既存の類似パターンすべて(www. あり、www. なし、HTTPS、サブディレクトリ、サブドメイン)に対して確認を行う必要があります。Google では、優先するドメインや正規 URL を適宜設定することをおすすめします。

サイトマップを送信する場合は、対応する URL を使用してウェブサイトの優先する類似パターンに対して確認を行う必要があります。なお、robots.txt ファイルはプロトコルやホスト名ごとに区別されて読み取られます。

今回の更新がウェブサイトのインデックス登録に関する問題の解決に役立てば幸いです。詳しくは、インデックス ステータスに関するヘルプセンターの記事をご覧ください。また何かご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

音楽家の皆さん、あなたの次の公演日をナレッジグラフに表示しましょう

大好きなバンドを Google で検索したとき、ナレッジグラフが表示され、そのバンドに関する情報が一覧できることに気づいた方もいるかと思います。この中には、コンサートのスケジュールに関する情報も含まれています。このスケジュールが正しく、完全であることはファンにとってもアーティストにとっても重要です。そこで、この表示に関して新しいアプローチをはじめることにしました。これからは、アーティストの公式ウェブサイト上に構造化データのマークアップが存在する場合、そこから直接その情報がナレッジグラフ内に表示されることになります。

もしあなたがアーティストの公式ウェブサイトの管理者なら、幾つかの方法 (英語) でこれを試してみることができます。
  1. schema.org マークアップをサイト上で実装する。 RDFa や microdata に加えて新しくサポートされた JSON-LD フォーマットを利用すれば、今までにない簡便さでこれが実現できます。
  2. もっと簡単な方法は、 Bandsintown や BandPage、ReverbNation、Songkick や GigPress といった、既に構造化データマークアップが埋め込まれているイベントウィジェットを利用することです。
  3. また、ウェブマスター ツールのデータ ハイライターを利用すれば、マウスだけであなたのサイト上のイベントをラベリングすることができます。
どの選択肢を選ぶにせよ、ヘルプ センターに詳細が載っています (日本語版も鋭意作成中です)。質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

モバイル サイトを改善するためのチェック リストと動画をご紹介します

スマートフォン用ウェブサイトを改善したいけれど、どこから手をつければよいかわからないとお困りではありませんか?多くのアドバイスの中からどれを優先すればよいのか知りたいと思いませんか?このたび Google では、モバイル サイトを効率よく改善する上で役立つチェック リストを公開しました。このチェック リストでは、複数のトピックから関連するビジネス ケースや研究・調査にリンクしています。また、一部のトピックでは、Google アナリティクスやウェブマスター ツールのデータをサイトの改善に効果的に利用する方法を解説した動画を用意しています(字幕を日本語にしてご覧ください)。こちらのリストは、チェック リスト(英語)の簡易版となります。ぜひ、サイトの改善にお役立てください。

手順 1: ユーザーをイライラさせない
  • 簡単に閉じることのできない JavaScript ポップアップ。
  • 特にアプリをダウンロードするためのオーバーレイ表示(iOS 6 以降の Smart App Banner(英語)またはそれに相当するバナー、サイド ナビゲーション、メール マーケティングなどの使用を代わりにご検討ください)。
  • タスクを完了する前のアンケートの表示。
  • 端末に適した機能を提供する
  • ユーザーの端末で使用できないプラグインや動画を必要とする機能を削除します(たとえば、Adobe Flash は iPhone や Android バージョン 4.1 以降では再生できません)。| ビジネス ケース
  • タブレット ユーザーにはデスクトップ バージョン(可能な場合はタブレット バージョン)を配信します。| 研究・調査(英語)
  • デスクトップ バージョンの機能が携帯端末でもすべて利用できることを確認します。ユーザーがデスクトップ バージョンでの表示を選択した場合には、セッション中はすべてデスクトップ バージョンが保持されるようにします(つまり、各ページが読み込まれた後でユーザーがデスクトップ バージョンを選択しないで済むようにします)。| 研究・調査(英語)
  • トラフィックが多くユーザー エクスペリエンスが悪いモバイル向けページを改善する

Google アナリティクスの直帰率とイベントのデータを使用して、トラフィックが多くユーザー エクスペリエンスが悪いモバイル向けページを改善する方法(スライド
  • パフォーマンス向上のための簡単な修正を加える(競合サイトよりもパフォーマンスが低い場合は継続して修正する)| ビジネス ケース(英語)

モバイル サイトのパフォーマンスを向上するための簡単な修正を加え、競合サイトとパフォーマンスを比較する方法(スライド

「ユーザーの利便性を妨げない」のすべてのトピックを確認するには、フル バージョンのモバイル サイトを改善するためのチェック リストをご覧ください。

手順 2: 簡単にタスクを完了できるようにする
  • robots.txt によりアクセスを制限しているリソース(CSS、JavaScript)の制限を解除します。
  • あなたのモバイルサイトの実装に適した検索エンジンのベスト プラクティスを実装します。
  • サイトの一般的なモバイル ペルソナ ワークフローを最適化する

Google ウェブマスター ツールと Google アナリティクスを使用して一般的なモバイル ワークフローを最適化する方法(スライド

手順 3: ユーザーをファンに変える
  • モバイル アプリの検索への統合を考慮する(※ 2014/3/5 現在のところ日本では未対応です) | お知らせ情報(英語)
  • 価値を提供するための新しい方法をブレーン ストーミングする
  • 実際の店舗などにおいて買い物客がどのようにモバイルを使用するか、という点を考慮して制作します。| ビジネス ケース(英語)
  • スマートフォンの GPS、カメラ、加速度計を活用します。
  • 共有など、ソーシャルを活用します。| ビジネス ケース(英語)
  • スワイプ、シェイク、タップを使用した直感的かつ楽しい体感機能の実装を検討します。

検索に関するご質問を!ウェブマスター オフィスアワーでお待ちしています!


Google では、日本のウェブマスターのみなさまに向けて、昨年度から Google+ のハングアウト オンエア機能を利用したウェブマスター ハングアウトを行ってきました。

みなさまからご好評を頂き、2014 年に入りハングアウト形式の情報発信を拡充しています。従来のオンライン講義形式のウェブマスター ハングアウトだけでなく、リアルタイムに Google 社員がみなさまからのご質問にお答えする「ウェブマスター オフィスアワー」と称したイベントを頻繁に開催し、多くの方にご参加頂いています。

今回は「ウェブマスター オフィスアワー」についてその概要と参加方法をご紹介します。

ウェブマスター ハングアウトとウェブマスター オフィスアワー

2014 年から、Google サーチ クオリティ チームでは、2 種類のハングアウトを実施しています。

従来から行っていた「ウェブマスター ハングアウト」では、オンライン授業形式で Google 社員より様々なトピックについてまとまった情報をお届けしています(実施例)。
一方「ウェブマスター オフィスアワー」は、特定のトピックは決まっておらず、Google 社員がリ参加者から頂いた Google 検索やサイト運営上の質問にアルタイムで答えていく、カジュアルな Q&A セッションとなっています。例えば
  • Google 検索と相性の良いサイト運営法とは?
  • ウェブマスター ツール上でエラーが出たけれどどう対処すればいい?
  • Goolge 検索に関して、知っておくとよい最新の情報を教えて!
といったご質問に Google 社員がリアルタイムでお答えします。

参加するには?

各回ごとに Google+ 上にイベント ページを設置しますので、そちらで参加表明をお願いします。Webmaster Japan コミュニティオフィスアワー サイトでも最新の日程をご確認いただけます。
イベント当日は、イベント ページ上からライブ配信の動画を閲覧し、リアルタイムで質問をすることも可能です。イベント終了後は、録画された動画が公開されます。

質問するには?

ウェブマスター オフィスアワーで質問するには 2 つの方法があります。
  1. イベント ページ上に質問を投稿する:イベント ページ上にテキストで質問を投稿して頂けます。イベント開催前から質問の投稿は可能ですので、聞きたい質問を思いついた際には忘れない内にご投稿ください :) 頂いた質問にはオフィスアワーの時間内に、リアルタイムにお答えしていきます。 
  2. ハングアウトに直接参加する:ビデオ会議形式で、Google 社員が参加しているハングアウトに直接参加し、顔を見ながら会話ベースで質問をすることも可能です。こちらは、映像にご自身の顔(カメラをオフにして参加することも可能です)や発言が記録され、公開されることをご理解の上ご参加ください。なお、ハングアウトに参加しないで閲覧するだけでは顔が映ることはありませんのでご安心ください :) 
「こんな質問をしたらレベルが低すぎて恥ずかしいかな」といった声を聞くこともありますが、ご心配は無用です。



過去に実施したこちらのオフィスアワーの動画をご覧いただくとおわかり頂けるかと思いますが、初心者の方から上級者まで、どんなレベルの方でも気軽にご質問頂ける場となることを心がけていますので、疑問がありましたら、遠慮せずにご参加、ご質問をして頂けたらと思います。

また、一度質問しても不明点が残った場合に追加で「○○ の部分をもう少し詳しく説明して欲しい」とリクエスト書き込んだり、ハングアウトで 直接参加して、質問の意図を説明してより詳しい回答を得たりといったことも可能です。リアルタイム、インタラクティブだからこそ、みなさまの疑問点をより具体的に解消できるのがウェブマスター オフィスアワーの魅力だと考えています。

過去の動画をもっと見るには?

こちらのプレイリストから過去の動画(ウェブマスター ハングアウト、ウェブマスター オフィスアワー)をご覧いただけます。 次回の開催は? 次回のウェブマスター オフィスアワーは 3 月 5 日 17:00 (日本時間)を予定しています。また、今後も 2 週間に 1 回程度の開催を予定していますので、ぜひお気軽にご参加ください。

みなさまにウェブマスター オフィスアワーでお会いできることを楽しみにしております!

サイトの不正なハッキングをいち早く見つける 3 つの方法

サイトが不正にハッキングされているのを見たことがありますか?

不正にハッキングされた可能性のあるサイトには検索結果上でメッセージを表示しています。

不正なハッキングによる被害は依然、世界中で増えています。例えば最近では、不正なハッキングによって、ブランド名や製品名(「財布」「バッグ」等)、「激安」などのキーワードやコンテンツを挿入し、オンラインでショッピングをしようとしているユーザーを別のショッピング サイトに誘導するケースが見られます。

また、他のスパム行為と比べ、不正なハッキングでよく見られる特徴としては、別言語のコンテンツが挿入されてしまうため、ハッキングされていること自体に気づきにくいという現象が起こりえます。例えばロシア語のサイトがハッキングされ、日本語の悪質なコンテンツを挿入されてしまう、といったケースがみられます。

Google では、不正なハッキングや悪質なコンテンツの挿入の被害にあっていると思われるサイトの検索結果に警告メッセージを表示し、 検索ユーザーがサイトにアクセスしないよう注意喚起を行っています。しかし、ウェブマスターのみなさまが、日頃からサイトの状況を把握し、いち早く被害に気づくことが、検索ユーザーにとってもウェブマスターのみなさまにとっても被害を最小限に抑えるために何よりも重要です。

今回は、ハッキングの被害にいち早く気づくための最新のヒントをご紹介します。

1. サイト内に不自然なディレクトリや URL がないか確認する


みなさんのサイトでサイト演算子による検索(site:example.com)を試してみてください。サイト内にご自身で作成してないサブ ディレクトリやページが存在していないでしょうか?ハッキングにより不正にディレクトリを作成されたり、ページが挿入されたりすることがありますので、定期的にサイト内の状況を確認してみてください。[site:example.com 激安] や [site:example.com viagra] のように site: 演算子の後にハッキングで狙われやすいクエリ(キーワード)を付け足して検索することも可能です。また、こうした検索クエリで Google アラートを設定しておくと、変化により早く気づくことができるでしょう。

2. ウェブマスター ツール上の「検索クエリ」に不自然なクエリが表示されていないか確認する


ウェブマスター ツールには、ご自身のサイトがどのような検索クエリにヒットして検索結果上に表示されているかを知ることができる機能が備わっています。この「検索クエリ」にお使いの言語以外のクエリが表示されている場合、それがサイトがハッキングされていることを示すシグナルとなっていることがあります。

英語のサイトが日本語のコンテンツでハッキングされた例。
検索クエリのページに日本語の見知らぬクエリが表示されています。

別言語の読めない文字であるという理由で、こうしたデータを無視し、ハッキングの被害を見逃してしまうこともありますので、他言語の検索クエリを見つけても、「自分には関係のないデータだ」などと無視せずに、深く調査することをおすすめします。

3. ウェブマスター ツールのメール転送機能を活用する


ウェブマスター ツールでは絶えずサイトの状況をモニターしているため、サイトに何か問題があったときにはウェブマスター ツールのメッセージ センターに通知されます。メール転送機能を使うと、これらの通知を Google アカウントに関連付けられているメール アドレスに転送することができますので、ウェブマスター ツール内での確認の前に、みなさまがいち早く被害に気づくことができます。

以上、サイトの不正なハッキングをいち早く見つける 3 つの方法をご紹介しました。なお、不正なハッキングの被害が見つかった場合の対処方法や、未然に被害を防ぐためのヒントについては、以下のブログ記事やヘルプ ページをご覧ください。
これらのツールや情報を、被害にあう前から確認しておき、サイトが不正なハッキングの被害にあった場合にすぐに対処を行えるような状態にしておきましょう。また、サイト上で利用しているソフトウェアの更新状況を常に確認し、セキュリティの脆弱性に対応した最新のものにアップデートしておくことも重要です。

ご質問やご意見がある方は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムのマルウェアへの感染、サイトのハッキングに関するカテゴリもぜひご活用ください。

Google サーチ クオリティ チームではこのような被害を防ぐため、日々より良い検索結果を提供できるよう改善に努めていますが、みなさまからの報告やフィードバックも問題を把握する上で重要な情報となっています。もし不正なハッキングの被害にあっていると思われるサイトを見かけた場合は(それが自分のサイトでなかったとしても)、スパム レポートからご報告をお願いします。

リダイレクト発生時のクロール エラーの表示に関する改善について

これまで、ウェブマスター ツールで報告されているクロール エラーに関して、ウェブマスターの皆さまの間に混乱が見られることがありました。今回の改善は、この点をより明確にし、エラーの診断をより容易にするものです。従来報告に表示されていたのはリダイレクト元の URL でしたが、この変更により、リダイレクト先の、実際にエラー コードを返している URL が表示されるようになります。

一例を見てみましょう:

A は B にリダイレクトしていますが、B はエラーを返しています。リダイレクトの種類やエラーの種類自体はここでは重要ではありません。

これまで、ウェブマスター ツール上では、URL A の方をクロール エラーとして表示してきました。これからは、表示されるのは URL B の方になります。これにより、表示されているクロール エラーの診断がより容易になるでしょう。cURL やオンラインのサーバー ヘッダー チェッカーなどのツールを利用して、URL B から実際にエラーが返されていることを確認することができます。

この変更が、全体のエラー数に影響を与える場合もあるでしょう。あなたのサイトが新しいドメインに移行した場合、リダイレクトが正確に行われていれば、これらのエラーは新しいドメインのウェブマスター ツールでのみ確認することができるようになります。これにより、全体のエラー数が大きく変化する可能性があります。

この変更は、ウェブマスター ツールでどのようにクロール エラーが表示されるかということにのみ影響するということにご注意ください。また、エラーを返すべき(例えば、存在しない) URL でクロール エラーが発生することによって、同一サイト内の他のページのインデクシングやランキングに影響が与えられることはありません(英語ですが、こちらの Google+ 上の投稿もご参照ください)。

この変更が、クロール エラーの診断をより容易にすることを願っています。気づいていなかったエラーが発生していたら、ぜひ直してあげてください。この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

モバイル向けに別サイトを持っている場合の検索クエリ データが改善されました

ウェブマスター ツールの「検索クエリ」機能が、モバイル向けに別の URL を用意しているサイト(モバイル向けに m.example.com、デスクトップ向けに www など)に関して改善されました。2013 年 12 月 31 日より、モバイル サイト側* の「検索クエリ」で、フィルタを「携帯電話」に設定した場合、以下の両方が表示されます:
  • あなたのモバイル向けページが、携帯端末上のブラウザーの検索結果に表示された検索クエリ
  • リダイレクトスキップが発生した検索クエリ。この場合、検索結果上ではデスクトップ版の URL が表示されますが、それをクリックしたユーザーは直接モバイル版へと送られます(サーバー サイド リダイレクトのレイテンシから解放されることになります)。
リダイレクトスキップに関する情報が、モバイル サイト側で表示されています

この改善の前は、リダイレクトスキップが発生している検索クエリもデスクトップ向けのサイトに加算されていました。この変更により、表示回数やクリック数、CTR などの情報がモバイル サイト側で表示されることになりますので、モバイル向けの統計がより理解しやすくなりました。

モバイル向けに別の URL を用意する場合のベスト プラクティス


モバイル向けに別の URL を用意する場合は、以下をおすすめします。
  • デスクトップ向けサイトの側では、対応するモバイル向け URL へ向いた link rel=”alternate” タグを設置してください。これは、Googlebot があなたのモバイル向けサイトを発見する助けになります。
  • モバイル向けサイトの側では、対応するデスクトップ向け URL へお向いた rel=”canonical”  タグを設置してください。
  • ユーザー エージェントに応じて自動的にサーバー側でリダイレクトを行なっている場合は、HTTP Vary: User-Agent ヘッダーを利用してください。
  • ウェブマスター ツールでは、デスクトップ向けサイトとモバイル向けサイトの両方を登録しましょう。このことにより、各サイトのトラブルシューティングがより捗ります。
  • * モバイル向けサイトの所有権が確認されている場合

    ウェブマスター ツール「検索クエリ」機能が改善されました

    あけましておめでとうございます。あなたの新年をより良いものにすることを願って、この度、ウェブマスター ツールで人気の機能の 1 つを改善いたしました。「検索クエリ」機能で表示されるデータが、概算ではなくなります。

    検索クエリ機能は、検索結果にあなたのサイトからのページが少なくともひとつ表示されている検索クエリについての情報を表示するものです。過去 90 日間で、ページが検索結果に表示された回数と、ユーザーが実際にあなたのサイトを訪れた回数(クリック数)を収集し、表示しています。

    この度のアップデートの前と後を比較してみてください:
    アップデート前

    アップデート後

    この改善により、あなたのサイトがユーザーによってどのように見られ、クリックされているかについて、より詳しい情報を得ることができるようになります。ご質問はヘルプ フォーラムまでお願いいたします。

    2013 年もありがとうございました – 今年のハイライトと人気記事ランキングのご紹介


    2013 年も残すところあと数日となりました。今年はウェブマスターのみなさんにとって、どんな 1 年でしたでしょうか?

    今年、ウェブマスター セントラル ブログでは 50 近くの記事を掲載しました。このことからもわかるように、新たな機能の提供開始、イベントへの参加、Google 検索に関する様々なご案内など、Google サーチ クオリティ チームにとっても盛り沢山な 1 年となりました。

    ここで日本のウェブマスター セントラルでの 2013 年ハイライトをご紹介いたします。

    1. Google+ での情報発信をスタートしました
    2013 年初めからスタートした Google+ 上での情報発信。今年 1 年でウェブマスター セントラルの新しい情報発信のチャンネルとして大きく発展しました。2 月からはウェブマスター ハングアウトを開始、ハングアウト オンエア形式で Google 社員が最新の情報をご紹介したりみなさまからのご質問にリアルタイムでお答えしたりと今まで以上にインタラクティブな情報発信を実施しました(今年のウェブマスター ハングアウトの録画動画はこちらからご覧ください)。3 月に Google+ 上に開設したWebmaster Japan コミュニティでは、ウェブマスターミニTips#ウェブマスタークイズといった人気企画で盛り上がり、メンバー数も 1000 人に迫っています。来年もWebmaster Japan コミュニティを拠点に様々な取り組みを行っていきます。

    2. イベントに参加し、多くのウェブマスターの方にお会いできました
    2013 年はいくつかのイベントに参加し、ウェブマスターの方に直接お会いしてお話する機会もありました。6 月のウェブマスター一年生のためのホワイトハット SEO、9 月のWordCamp 2013CSS Nite LP29「SEO 2013」などで多くのウェブマスターの方にお会いし、より良いサポートを提供していく上で非常に貴重なフィードバックをたくさん頂きました。来年も多くのみなさまにお会いできることを楽しみにしています。

    3. トップ レベル ユーザー サミット 2013  を開催しました
    9 月 30 日から 10 月 3 日にかけて、米国カリフォルニア州サンノゼ、およびマウンテンビューの Google 本社にて、「トップレベル ユーザー サミット 2013」を開催しました。Google では、豊富な製品知識と経験に基づいて、公式ヘルプ フォーラムで多大な貢献をしてくださっている方々を、「トップレベル ユーザー」と呼んでいます。今回、日本のヘルプ フォーラムからも 7 名のトップレベル ユーザーの方がサミットに参加し、プロダクトやフォーラム運営について活発な情報交換をしていただきました。

    この他にも、たくさんのハイライトがありましたが、ここで一つ一つをご紹介しきれないため、最後に、 2013 年にウェブマスター セントラル ブログで多くのみなさまにお読みいただいた記事をランキング形式でご紹介します。「こんなトピックが話題になったな」と 2013 年を振り返って頂く際の参考にして頂きましたら幸いです。

    1 位:「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」が完成しました。あなたのお友達やご家族にもどうぞ!
    2 位:検索エンジン最適化 ( SEO ) スターターガイドを更新しました
    3 位:Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法
    4 位:スマートフォン向け検索でのランキングの変更について
    5 位:レスポンシブ・ウェブデザイン - メディアクエリのパワーを使いこなす

    ランキングをご覧になるとお分かりのように、2013 年はモバイル/スマートフォン向けサイトの運営について多くの情報発信を行い、ウェブマスターの方の関心を強く集めた年でもありました。来年以降も情報発信を強化していく予定ですのでぜひブログ等でのアップデートをご確認下さい。

    最後になりましたが、2013 年もヘルプ フォーラムや Google + コミュニティ、ハングアウトなど、様々な場所でのご参加、フィードバックのご提供ありがとうございました。Google サーチ クオリティ チームでは、2014 年もますますみなさまのお役に立つ情報を提供できるよう、様々な取り組みを行っていきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願い致します。

    それではみなさま、よいお年を。

    p.s. ウェブマスター ヘルプフォーラムGoogle+ Webmaster Japan コミュニティでも 2013 年の振り返りポストを行っています。ぜひご覧ください。

    動画:(ウェブマスター ツールを使って)SEO 戦略を立てる方法

    あなたの会社では、検索エンジン対策(SEO)の戦略を立てる際に、どこから手を付けたらいいか悩んでいませんか?ウェブサイト、ブログ、または YouTube チャンネルなど、様々なオンライン チャネルを上手に活用する最良の方法はなんでしょう?そんなあなたを、Google がお手伝いします! 15 分未満で、架空の会社ウェブマスター セントラルを使って、ウェブマスター セントラル ブログの SEO 担当者としての SEO の戦略的アプローチを概説します。

    SEO 戦略の策定方法についての 15 分間のビデオ
    字幕を日本語にしてご覧ください。

    この動画では、次のようなトピックを解説しています。こちらをクリックすると、興味のある項目からご覧いただけます。

    SEO 戦略を策定する方法
    • 架空の会社「ウェブマスター セントラル」を設定
    • SEO 戦略の作成
  • 障害を克服する
  • 同様にスライドもご参照ください。

    自分が所有していないサイトのコンテンツの URL 削除プロセスを改善しました

    インターネット上のコンテンツが変更されたり、削除された際に、検索結果上でもその情報がすぐに反映されると役立つ場合があるかもしれません。今回、Google は公開 URL 削除ツールを改善し、その新しいバージョンの提供を開始しました。今までよりも簡単に、自分が所有していないサイトのコンテンツに生じた変化について検索結果に反映させることをリクエストできます。

     

    このツールは、自分が所有していないサイトのコンテンツの URL の削除手続きに役立ちます。ページからコンテンツが完全に削除されているか、コンテンツが変更されてスニペットとキャッシュの削除を希望する場合にお使いいただけます。もしあなたがそのサイトの所有者であるならば、ウェブマスターツールの URL 削除ツールをご利用いただいたほうがより早く、より簡単です。

    ページを検索結果から削除する方法

    もしページが完全に削除されている場合、Google 検索からその URL を削除するようにリクエストすることができます。この場合、そのページが適切な HTTP ステータスコード(403, 404, または 410)を返すようになっているか、noindex robots メタ タグを設定しているか、robots.txt によってブロックされている必要があります(なお、 robots.txt によるブロックはその URL がインデックスされることを完全に防ぐものではありません)。HTTP ステータスコードは HTTP Header Checker で確認することができます。Google ではソフト 404 エラーもサポートしていますが、明確なステータス コードを返すようにサイトを設定することが望ましいです。

    ページを削除する際のリクエスト方法をご紹介します。
    1. ページの URL を入力します。以前のバージョンのツールと同じように、検索結果から削除したいコンテンツの正確な URL を入力してください。正確な URL を見つける方法はこちらをご覧ください。
    2. URL の入力後、分析ツールが、そのページが既に存在していないことを確認します。確認結果をご覧の上、削除をリクエストしてください。
    3. 3 ステップ目はありません!たった 2 ステップで簡単です。

    検索結果上のキャッシュとスニペットを削除する方法

    もしページが削除されていない場合は、そのページ上から当該のテキスト(名前など)が削除されている、または更新されていることを Google に伝えることができます。これによって、サイトの情報が Google 検索上で完全に更新されるまで、キャッシュ ページとスニペットが削除されます(タイトルや掲載順位には影響がありません)。このプロセスでは、ページの URL だけでなく、ページ上に過去には含まれていたけれど現在は削除された単語をリクエスト時に入力する必要があります。キャッシュの削除について詳しくはこちらのヘルプ記事をご覧ください。
    1. 更新されたページの URL を入力します。検索結果から削除したいコンテンツの正確な URL を入力してください。正確な URL を見つける方法はこちらからご覧ください。
    2. ページが更新されているか削除されていること、そしてキャッシュとスニペットの情報が古いこと(現在のコンテンツと合致しないこと)を確認してください。
    3. キャッシュやスニペットには残っていて、ページ上では現在削除されている単語を入力してください。参考ブログ記事もご覧ください(英語)。
    URL の削除についてより詳しい情報をヘルプ センターでご紹介しています。併せてご覧ください。

    また、ご質問がある際は、ウェブマスター ヘルプフォーラムまでお寄せください。

    再審査リクエストに関するウェブマスター ハングアウトを実施しました

    日本のサーチ クオリティ チームは、再審査リクエストについて、みなさまからのご質問にお答えする Q&A 形式のウェブマスター ハングアウトを行いました。再審査リクエストの記述方法のポイントや誤解しがちな点などについて解説していますので、ぜひご覧ください。

    ウェブマスター ハングアウトのイベント ページはこちら

    また、再審査リクエストを行う際に参考となる情報をまとめました。再審査リクエストに一度で通るために、リクエスト送信前に上記動画とこちらの情報に目を通していただければと思います。
    • ヘルプ記事
  • ブログ記事
  • ウェブマスター ヘルプフォーラム
    • Google 社員によるウェブマスターの豆知識
    再審査リクエストについて、その対応方法などご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプフォーラムの再審査リクエスト専用カテゴリでご質問ください。

    サーチ クオリティ チームでは、これからもウェブマスター ハングアウトを実施していきます。今後の実施予定はWebmaster Japan コミュニティでお知らせしていきますのでぜひご参加下さい。また、過去のウェブマスター ハングアウトはこちらからご覧ください。

    構造化データ ダッシュボード : 新しいマークアップ エラー レポートでデバッグが簡単になりました

    昨年公開した構造化データ ダッシュボードは、すぐにウェブマスター ツールの人気機能の 1 つとなりました。この機能をさらに良いものにするために、Google があなたのサイト上のマークアップされたコンテンツをどのように理解しているかをわかりやすくし、問題が発生した際のデバッグが容易になるよう取り組んできました。

    本日より、構造化データ ダッシュボードでエラーの発生しているアイテムを確認できるようになりました。この新機能は、ウェブマスター ツールのマークアップ エラー レポートの初期テスターとしてご協力いただいたウェブマスターのみなさんとのコラボレーションによって完成したものです。今回の改善は、彼らのフィードバックをもとに行われました。

    「アイテム」とは、HTML に記述されたトップレベルの構造化データ要素(ネストされた項目はカウントされません)を表します。これらは、データ タイプごとにグループ化され、エラーの数でソートされています。


    ダッシュボードのグラフの右側に、エラーが発生したアイテム数の目盛りも追加しましたので、アイテム数とエラー数の推移を比較することができます。これにより、サイトのマークアップに変更を加えた日とエラーが発生した日(または解消した日)がひと目でわかるようになりました。

    より包括的なレポートを提供できるようデータのパイプラインも更新しましたので、時系列グラフ上に表示されるデータ ポイントが一旦少なくなってしまう場合があります。

    マークアップ実装エラーをデバッグする方法
    1. 特定のコンテンツ タイプの問題を調査するには、そのコンテンツ タイプをクリックします。するとそのタイプについて Google が検出したマークアップ エラーが表示されます。一度にそれらすべてを表示するか、上部のタブを使用してエラー別にフィルタリングして表示することができます。

    2. マークアップが、各コンテンツ タイプの実装ガイドラインを満たしているかどうかを確認します。この例の場合、イベントマークアップの項目のいくつかは、startDate または name プロパティが欠落しているようです。また、ネストされたコンテンツ タイプ(例えばプロダクト アイテムの中のレビューアイテムなど)の欠落したプロパティ(この場合では lowprice プロパティ)も表示するようにしました。
    3. テーブル内の URL をクリックすることで、Google がそのページを最後にクロールした際にどのようなマークアップを検出し、何を検出できなかったか、の詳細を確認できます。また、マークアップが適切にされているかをテストするには、構造化データ テスト ツールの [ライブ データをテスト] ボタンをご利用いただけます。複数の URL を確認することで、それらに共通する問題を発見し、コンテンツ管理システムでの設定やテンプレートの変更などによって一度に修正できることもあるでしょう。

    4. エラーを修正したら、構造化データ テスト ツールで新しい実装をテストしましょう。ページが再クロールされ、再処理されると、変更内容が構造化データ ダッシュボードに反映されます。
    この新機能が、あなたのサイトの構造化データのマークアップを管理するのに役立ちますよう願っています。今後数か月の間にさらにエラー タイプを追加していく予定です。

    ご意見・ご感想は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

    ホリデー シーズン – 詐欺ショッピング サイトにご注意を

    いよいよ年末、ホリデー シーズンですね。お友達や家族へのプレゼントや、旅行の準備などで、オンライン上でショッピングをする機会も増えるかもしれません。

    オンライン上でショッピングをする際に、詐欺サイトの被害にあうケースが最近増えています。今回はそうした詐欺ショッピング サイトの見分け方のヒントと、Google で行っている対策についてご紹介します。

    最近多く見られる詐欺ショッピング サイトでは、商品の販売の実態がない偽のショッピング サイトを設け、そこで商品を購入しようとしたユーザーから個人情報や、支払金を盗み取ろうとする手法が使われています。こうしたサイトでは、購入手続き後に連絡を取ろうとしても、掲載されていた問い合わせ先が架空なものであったために連絡が取れなくなるケースが多いため、購入手続きに入る前に気づくことが重要です。例えば以下のような点を確認してみましょう。
    • 商品説明の情報やサイト上のテキストが、他サイトからコピーされていたり、機械的に自動生成されて意味をなしていないといったことがありあませんか?(検索キーワードを引用符で囲んで検索すると、そのテキストとまったく同じものが他サイトでも用いられているかどうか確認できます)
    • サイトに載っている販売者情報は確実なものですか?(存在しない住所、有名人の名前を組み合わせた名前や明らかな偽名が使われていないか確認してみましょう)
    • 少しでも怪しいと思ったら購入手続き、支払いをする前に、サイト名やサイトの URL で検索してみましょう。同じサイトで購入をした人からの情報が得られるかもしれません。
    Google では「知っておきたいこと」サイトでも詐欺にあわないようにするためのヒントをご紹介しています。ぜひご確認ください。

    また、Google サーチ クオリティ チームでは、他のスパム サイトと同様に、こうしたユーザーに価値をまったく提供しない詐欺ショッピング サイトについて調査し、必要に応じて対処を行っています。もし、怪しいサイトを見かけた場合はスパム レポートから情報をご提供ください。

    それではよいホリデー シーズンを!