Instagram、新しい編集フィルターとお気入りアカウントへの投稿の通知機能を追加

今日(米国時間4/7)、Instagramはモバイル・アプリに カラーとフェードという新しい写真編集ツールを追加した。当面Android版だが、すぐにiOSも出るという。カラー効果は上のサンプルのように写真にユーザーが選択した色みを加えて雰囲気を変える。フェードは写真の彩度を落とし、モノクロに近い静かなトーンを作り出す。低解像度の写真に好適だ。

Instagramは昨年から写真編集ツールを拡充する努力を続けており、ユーザーが写真を編集する自由度が大きく高まった。Instagramが当初から提供してきたワンタッチで特定の効果を上げるプリセット・フィルターも健在だが、今回追加されたカラー、フェードに加えて 明るさ、コントラスト、彩度、シャドー、ハイライト、縦横調整などフィルターが利用できる。プリセットのフィルターに飽きたらなくなったユーザーに新しい自由を与え、興味をつなぎ止める戦略として理にかなっている。

instagram_2015-Apr-07

また今回、「投稿の通知」という機能も追加された。これはフォローしているアカウントに新しい写真が登校されたことをプッシュ通知する機能で、お気に入りのアカウントの新しい写真を見逃さないですむ。特に数多くのアカウントをフォローしているユーザーには便利だ。またスマートウォッチにプッシュ通知が表示されればいっそう役立つ。今回このプッシュ通知機能が追加されたのは偶然ではなく、Apple Watchの発売を見据えてのことだろう。腕時計に通知が表示されれば、家族や恋人が新しい写真を投稿したことをスマートフォンをいちいち取り出すことなくすぐに知ることができる。

プッシュ通知機能はiOS版とAndroid版アプリにすでに追加されている。

〔日本版〕現在Goole Play日本版に今回のアップデートはまだ反映されていない(最終アップデートは3月15日)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

グラフ型プレゼンのPreziが写真を‘ミニムービー’に変えるNutshellをリリース

プレゼンテーションを旧いシーケンシャルで退屈なスライド形式(PowerPoint, etc.)から未来的なグラフ形式(グラフ理論の‘グラフ’)に進化させたPreziは、すでに全世界的な人気アプリケーションだが、最近では消費者市場にも目を向けて、これから人気が盛り上がると思われる‘ビデオの共有’というトレンドに乗ろうとしている。そのために同社が作ったiOSアプリはNutshellという名前で、Preziのプレゼンテーションの美観にも貢献しているダイナミックズームをうまく利用している。

Nutshellでは、ユーザはビデオを撮るのではなくて三枚の連続写真を撮る。そしてそこにテキストやグラフィクスをオーバレイして、短い‘ムービーもどき’を作る。要するにそれは、スマホで撮った写真に動きを取り入れるための方法だ。別の言い方をするとそれは、スチル写真をズームやパンしてムービーにする‘Ken Burnsイフェクト’に、ちょっと味付けをしたような技法だ。

PreziによるとNutshellのアイデアは実は、Preziのユーザの多くがそのズーム機能を利用して、誕生日パーティーやドライブ旅行の記録、ときには彼女に見せるためのプロポーズまで作って共有していることから、ひらめいた。つまりそれは、Preziの消費者的利用だ。優れたプレゼンテーションツールであるPreziを使うと、写真やビデオやテキストやグラフィクスを組み合わせて‘ストーリー’を作ることが、簡単にできるのだ。

それにまたPreziの機能の一部を消費者目的に転用したNutshellの作品は、当然ながらメールやテキストメッセージ、Instagram、Facebook、Twitterなどなどで容易に共有できる。

ただしもちろん、単なる写真やビデオの共有なら、TwitterのVineをはじめ上に挙げたソーシャルメディアにもその機能はあるし、またヴィジュアルなストーリーを作るアプリとしてはCoubや、musixMatchが最近リリースしたClipなどがある。このすでに混みあった市場でNutshellは、Preziのユニークな機能で勝負をかけるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


スマートフォン用レンズのMoment、今度はiPhoneを「カメラらしく」するケースを発表

カメラファンなら、スマートフォンでのカメラライフを一層魅力的にしてくれるMomentについてよくご存知のことだろう。昨年来、iPhoneないしAndroid用の交換レンズを発表している。

このMoment、スマートフォンを使った撮影シーンに、より完全な「システム」を導入しようと動き始めているようだ。交換レンズをさらに便利にしてくれるiPhone用ケースおよびアプリケーションをリリースしているのだ。

ケースは現在キックスターターキャンペーンを展開中だ(訳注:既に目標額の350%を調達済)。このケースを使えばMomentレンズをより安全に利用することもできるようになっている。さらにマウントしているレンズを識別する機能も備えている。

レンズのマウント用としてのみでなく、このケースはスマートフォンをよりカメラ風にしてくれる仕組みが搭載されている。たとえばシャッターボタンの半押しがサポートされていたりする。半押しにしてフォーカスを固定したりすることができるわけだ。あるいはシャッターボタンを押し続けてバーストモードの撮影を行うこともできる。さらにはケースにはループホールもついていて、カメラ用ストラップなどでスマートフォンをリストないし首まわりにぶらさげておくこともできる。

さらに同時に提供されているアプリケーションも、撮影時にいろいろと細かな設定を可能としてくれる。画面上のタッチでピントの調整が行えるし、輝度の調節を行うこともできる。写真編集アプリケーションを使わずとも、凝った写真を撮影できるようになるわけだ。

Momentはワイドレンズおよび望遠レンズもクラウドファンディング経由で世に出している。(既に軽く突破しているが)目標額は10万ドルで、ケースの価格は49ドルからとなっている。通常価格が99ドルのレンズをセットにしたものも用意されていて、ワイドないし望遠レンズとのセットは125ドルで、ワイドおよび望遠レンズとのセットは199ドルとなっている。

ちなみに、レンズの場合もキャンペーン終了から出荷までの期間は短かったが、今回も6月を出荷開始予定としている。

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(翻訳:Maeda, H


Intagram写真をタトゥーシール化してくれるピカトゥー(Picattoo)

写真共有にもウェアラブルの時代がやってきたようだ。Instagramの写真をタトゥーシールにしてくれるサービスが始まったのだ。手首に自分のブランド画像を貼り付けておくこともできるわけだ。額でも良いけれど、まあたいていの場合は手首としたものだろう。実際のところ、身体のどこにでも貼り付けられる。

オランダに拠点をおくサービスで、注文に応じて「Instagramタトゥー」(Insta-tats)を全世界に配送している。サービスを運営しているのは、Instagramの写真を印刷するサービスなど、写真関連プロダクトを提供しているInk361だ。

タトゥーシールを扱うサービスはPicattooと名付けられている。選んだInstagramの写真(但し自分のアカウントで登録されているものに限る)12枚をタトゥーシールにしてくれるという内容だ。料金は$14.99/£9.99で、送料は世界中どこでも無料となっている。

このタトゥーシール(素肌用ステッカー)はタトゥーシール上にレーザープリンターでプリントされたものだ。1週間程度はもつものであるようだ(もちろんシールをつけている場所を洗ってしまったりなど、扱いによって変わってくる)。

ちなみにInk361は、このPicattooと同時に、Instagram写真のフォトブック化を行うFastBookというサービスもアナウンスしている。Instagramの写真をプリントするサービスというのは数多く出てきているが、そうしたサービスにあやかろうというものなのだろう。FastBookの方は24ページないし48ページ構成にすることができ、料金は14ドル95セントよりということになっている。

Instagramの月刊アクティブ利用者数は変わらず増加しており、昨年12月には3億を数えるまでになった。参考までに昨年3月時点では2億という成績だった。好調であるInstagramのエコシステムを利用してサービス規模を整えようとするところは、これまでも、そしてこれからも数多く登場してくるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


人は自分のきれいな写真を撮ってもらうと意識が変わる: 世界のホームレスのポートレートを撮り続けるイベントHelp-Portrait、70か国に展開

ホームレスの人たちから目を背(そむ)ける人もいる。Jeremy Cowartは彼らを直視する。やさしく。

Cowartはテネシー州ナッシュヴィルに住む高名な写真家で、Help-Portraitのファウンダだ。それは世界中から写真家を招待してホームレスのポートレートを撮り、彼らに“笑いと、みんなで集まることと、思い出を作ること”を、取り戻してもらうイベントだ。この前は12月初旬に行い、世界中から4万点あまりのポートレートが集まった。

Cowartは、モバイルの撮影ツールを使っている。リング状のプログラマブルなLEDライトとiPhoneだ。いろんな都市に出かけてホームレスを撮るには、モバイルが便利だ。彼の目標は、困っている人たちのきれいなポートレートを撮ることによって、ホームレスの人たちに顔(face)を与える*ことだ。〔*: faceless…日本語訳が難しい…ではない人間存在にすること。〕

[ホームレスの人たちのポートレート集]
〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

彼はこう言う: “2008年に、何かもっと意味のあることをしたい、と思うようになった。そこで地元ナッシュヴィルのホームレスたちを撮り始めた。これは全国全世界に広めるべきだと感じたので、ソーシャルメディアにそのことを書いた”。

2009年には数十か国の写真家数千名が、彼の呼びかけに応えた。この前のイベントでは28か国1万名のボランティアが参加した。

今年の彼は使用する用具をやや変えて、相手が身構えない、自然な写真が撮れるように努めた。

“でっかいDSLRを向けると、びびる人もいるからね。もっと小規模で素朴なセッティングにして、お互い気楽に撮れるようにしたかった”、と彼は言う。

Cowartが自作したリング状の撮影用ライトは、ワイヤレスのLED電球LIFXを使っている。そしてiPhoneのアプリから、輝度や色をコントロールする。被写体はリングの穴から撮る。ポートレートをできるだけ素早く仕上げることがかんじんなので、撮った写真はすぐにLightroom、あるいはつねに現場に持ち込んでいるEpsonのプリンタに直接送る。

“とにかく、人を待たせてはいけない。上質な写真をできるだけはやく撮ることが、重要だ”。

また、OlloClipを使ってiPhoneの35ミリのレンズを75や100ミリにして撮っている。

Cowartは、写真リクエストサイトOKDoThisのファウンダでもある。2015年12月の第一日曜日には、さらにたくさんの写真を集めたい、と彼は期待している。

“私がナッシュヴィルで始めたことが、今では70か国以上、そして合衆国のすべての州に広まっている”、とCowartは驚きの表情で語る。仕事としてセレブや有名人の写真を主に撮っている彼は、ふつうの人の写真を撮って彼らにプライドと、美しさと、あらためて身の回りの世界への注意力を提供できることは、それ自身が大きな報酬だ、と述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Citi、Instagramの評価額を350億ドルに引き上げ

Citigroupが、Facebookの所有するInstagramの評価額を引き上げた。190億ドルであったのが、今や350億ドルということになった。

Instagramは月間アクティブ利用者数が3億人を突破し、新しいフィルタや機能を実装し、同時にスパムアカウントの整理にも取り組んでいる。

Instagramは2012年4月、10億ドルでFacebookに買収されている。当時はiOSでの利用者が2700万程度しかいなかった時代だった。しかし同じ頃にリリースされたAndroidアプリケーションは、公開初日で100万ものダウンロードを記録し、Facebookもベタ踏みで買収への道を突き進んだのだった。

以来、InstagramはTwitter以上のアクティブ利用者を誇るまでに成長したのだ。

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(翻訳:Maeda, H


モバイル写真共有アプリEyeEmのバージョン5.0ではプロのツール並の高度な編集機能が

写真共有サービスのEyeEmがそのiOS/Androidアプリのバージョン5.0をリリースした。なんといってもすごいのは、その写真編集機能がさらに充実して、誰が撮った写真でもプロ級の見栄えになってしまうことだ。

とくに新たに加わったOpen Editという機能は、写真を見ながらボタンをタップすると、いろんなパラメータのリストが出る(コントラスト、シャープネス、などなど)。そしてそれらの値を変えるとその写真がどうなるか、が分かる。iOSでは(Androidでももうすぐ)、その設定でほかの写真がどう見えるかを試すこともできる。〔余計な訳注: 気に入ったパラメータセットをセーブできないの?〕

写真編集のためのコントロールが新しくなり、画面下(ランドスケープでは横)にスライダーが二つ出る。ひとつはパラメータのリストをスクロールし、もうひとつは左右にドラッグしてパラメータの値を変える。

誰かの編集結果を自分の写真に適用してみたいときは、そのそれぞれのパラメータの値がどういう結果をもたらすかを、アプリがアニメふうに見せてくれる。そのとき、スライダーの上のボタンの下に、“値はここだよ”を示す小さなシルシが出る。最初の状態に戻すのも簡単だし、どれかのパラメータをさらに強調してみることもできる。

いろんなフィルタをとっかえひっかえ使ってみることに比べると、Open Editはちょっと手間がかかるけど、いろいろ使ってるうちに写真術の基礎がわかってくる。とても良くできたユーザ体験だし、同社は今でも写真がより一層魅力的に見えるための要素についてアルゴリズムを教育訓練中だから、今後が楽しみだ。

EyeEmが今集めているのはOpen Editで使うデータだけだが、今後のプロの写真家や高度の写真マニアのためのアプリのニューバージョンでは編集例のコレクションを作って、それらをほかの人たちがトライできる。とくに誰もフォローせず、いきなり自分でやりたい人は、アプリが最初から提供している編集例のアルバムの中から選んでもよい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahoo、写真関連サービスを展開してきたCoolirisを買収

写真関連のアプリケーションを扱ってきたCoolirisがYahooに買収されることとなった。

振り返ってみれば、ずいぶんと長い歴史を持つようにもなっていた。設立は2006年で、当初は写真などを3D wall風に表示するものだった。

Adjitsuという、モバイル向け広告プラットフォームも開発したが、こちらについては昨年SingtelのAmobeeディビジョンに売却している。

最近のCoolirisはFacebook、Flickr、そしてDropboxなどの画像を横断的に閲覧できるモバイルアプリケーション(名前はCoolirisのままで、また以前の3D wallと同様のインタフェースをもってもいる)に注力してきていた。昨年の話ではRenren、Yandex、およびBaiduなどとのパートナーシップにより、とくにアジア圏にて急速に成長しているという話もあった。

今年の夏には、写真を中心に据えたメッセージングアプリケーションであるBeamItもリリースしていた。

これまでにKleiner Perkins Caufield & Byers、Deutsche TelekomのT-Venture、Westly Group、およびDAG Venturesなどから総額で2760万ドルの資金を調達している。

Coolirisのサイトには次のような文章が掲示されている。

Yahooは、より直感的で誰もが簡単に利用できるモバイル環境の構築を、一貫して求め続けています。

その点から考えて、CoolirisにとってもYahooが最高のパートナーとなり得ると判断しました。世界を相手にプロダクトを問うていく体制が整ったというわけです。

Yahoo CEOのMarissa Mayerはモバイル重視をことあるごとに強調しているし、先月にもメッセージングアプリケーションのMessageMeを買収してもいる。

ちなみに買収発表の案内の中に、これからCoolirisのプロダクトをどう扱っていくのかという記述は見当たらないようだ。人材獲得目的の買収である可能性もあるが、とりあえず今のところはCooliris for MobileおよびBeamIt Messengerの公開を停止する予定はないらしい。

Update:Yahooからの発表があった。

魅力的なアプリケーションを世に出してエンゲージメントを高め、そして収益も増やしていくというのは、私たちの目的のひとつです。そしてこの分野で協力してくれるベストの人材を獲得するためにCoolirisを買収することとなりました。私たちは買収によって、検索、コミュニケーション、デジタルマガジン、およびビデオといった成長の見込まれる分野における活躍を見込んでいます。そのような中、Coolirisの17名を、私たちのコミュニケーションチームが拠点とするサニーベールに迎えることを大変嬉しく思っています。現在リリース済のCoolirisプロダクトについて、直ちに何らかの変更を加えるということは考えていません。

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(翻訳:Maeda, H


複雑な画像のキャプション(説明文)を自動生成するシステムをGoogleが研究開発中

画像認識技術はここ数年で長足の進歩を遂げ、中でもGoogleはその進歩の成果の一部をエンドユーザーにも提供している。どれぐらい進歩したかを知るためには、たとえばGoogle Photosで自分の画像を検索してみるとよいだろう。でも、物や情景を認識することは、最初の一歩にすぎない。

9月にGoogleは、今や人気のディープラーニング(deep learning, 深い学習)手法を使った同社のやり方が、単一の物の画像を認識するだけでなく、一枚の画像中のさまざまな物(果物籠にいろんな種類の果物がある、など)を分類できることを、みんなに見せた

それができたら次は、画像を自然言語で説明することに挑戦したくなるだろう。Googleはそれを、今トライしている。Google Researchのペーパー(小論文)によると、写真に下の例のようなかなり長い説明文をつけられるように、自分自身を教えるシステムを開発した。今すでにそれは、相当正確だそうだ。

Googleの研究者たちが述べているところによると、この問題への典型的なアプローチはまずコンピュータヴィジョンのアルゴリズムに仕事をさせ、その結果を自然言語処理に渡して説明文を作らせる。それで十分なようだが、しかし研究者たちは、“最新のコンピュータヴィジョン技術と言語モデルを一体化した単一のシステムを訓練して、画像を与えると人間可読な説明文を直接作り出す方がよい”、と言っている。Googleによると、このやり方は二つの再帰型ニューラルネットワーク(recurrent neural network, RNN)を組み合わせた機械翻訳で有効だった。翻訳と写真のキャプション付けはちょっと違うが、基本的なやり方は同じだ。

Googleのやり方が完璧、という意味ではない。機械翻訳のクォリティを人間による翻訳と比較する指数BLEUスコアでは、コンピュータが作ったキャプションは27〜59点ぐらいのあいだだ。人間は69点ぐらいになる。でも、25点に達しないほかのやり方に比べると、大きな進歩だけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


EyeEmの写真発見アルゴリズムは”何が良い写真か”を学習中

ストック写真(stock photography)といえば、お祭りとか恋人とか々々々々、一般的な題名が付いている平凡な写真の中に、わざとらしい笑顔の人びとが写っているのを、思い出す人が多いだろう。

Getty Imagesから厳選した写真を集めている写真共有サービスEyeEmは、プロの写真と、アマチュアがスマホなどで取るに日常的な写真の、境界をなくそうとしている。今のスマホは、カメラも、そしてものすごく多様な写真共有の方法も、もはやバカに出来ないほどのレベルだ。

EyeEmもストック画像サービスの一つであり、それを収益源にしなければならないから、優秀なアーチストを揃える必要がある。そこで同社は世界を舞台にした写真展示会をオンラインで開催して、人びとに同サービス上の秀作を見せると同時に、FoursquareやHuffington Postとパートナーして、モバイル上におけるプロたちの作品の露出度を高めようとしている。

そして今や、画像の在庫の数が増えすぎてしまった同社は、良い作品を目立たせることを、サーバ上のアルゴリズムでやろうとしている。その開発には、8月に同社が買収したSight.ioの技術が利用されている。CTOのRamzi Rizkによると、その機械学習アルゴリズムは、写真にいちいちタグ付けをしなくても、何が写っているかを見分ける。

このサイトの検索機能を使うと、その成果の一端を見ることができる。たとえば“背景が黒の花”(flowers on black background)で検索すると、そういう写真を山のようにたくさん見せてくれるが、それ的なタグが付いているのは全体の半分にも満たない。こういう機械学習のアルゴリズムは、Googleも、猫が写っているYouTubeビデオをシステムに見つけさせるために使ったことがある。だから、EyeEmが初めて、というわけではない。

アルゴリズムの、物を識別する機能は毎日々々の学習の積み重ねによってますます有能になりつつあるが、EyeEmが今考えているのは、 “良い写真や美しい写真を見分けるアルゴリズム”を作ることだ。Rizkによると、そのアルゴリズムが検討する要素は、何にピントが合い何がぼけているか、写真の上中下や左中右などにそれぞれ何が写っているか、などだ。“美しさ”の方は、数十項目から成る美しさの要素のランク付けをして、ランクの得点の高い写真を、美しい、と判定する。

その得点システムはまだ未完成で、ユーザのエンゲージメント(クラウドソーシング)も利用している。結果は、まだなんとなくおかしい。“女性”(woman)で検索すると、もっとも美しい女性の写真の一つとして、ニッキー・ミナージュの”Anaconda”のカバー写真みたいなポーズをした女性の巨大な写真が、出てきた。

しかしいずれにしてもEyeEmは、ユーザのために写真を選ぶという作業のかなりの部分を、アルゴリズム化しようとしている。そのアルゴリズムが今後磨かれていけば、優秀なプロの写真家がますます信頼し頼りにする写真サービスサイトになるだろう。良い写真が、まさに良い写真として、ユーザに紹介されるのだから。

そしてさらに長期的には、今のようにHuffington PostやGetty Imagesなどに依存することなく、まったく独立のオリジナルな、しかも人気絶大の、ストック写真マーケットプレースになれるかもしれない。今ベータ中のEyeEm Marketは、ユーザが指定した語句にマッチする写真を選ぶだけでなく、ユーザがまさにお金を払いたくなる写真を、見せてくれるようになるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


女性利用者の多かったPinterest、男性利用者が急増中

Pinterestを利用する男性が増えているらしい。面白そうな小物やレシピ、可愛らしい洋服などの写真が多く掲載されていて、これまで女性利用者が多数を占めてきた。70%が女性であるとか、あるいは80%ほどにもなるのだというレポートもあた。しかしPinterestが公表したところによると、最近は男性利用者の伸びが女性を上回っているのだそうだ。サインアップする利用者数でみると、男性が3分の1を占めるまでになっているのだとのこと。

さらに、Pinterestの発表によれば昨年1年間でアクティブな男性利用者数は倍増したのだとのことだ。いつものように、アクティブ利用者の実数についての発表はなかったが、comScoreの推計とあわせて考えてみても良いだろう。comScoreのデータによると、Pinterestの月間アクティブ利用者数は7000万であるとのことだ。

ともかくPinterestは、アメリカ国内におけるPinterestの男性利用者数はSports IllustratedとGQの読者を併せた数よりも多いのだとアナウンスしている。どうやらPinterestでは、男性利用者数も大きな割合を占めることになりつつあるようだ。

さらに、アメリカ国外でPinterestがマーケットを広げつつある国では、男女の割合が均衡する傾向もあるらしい。たとえばインド、韓国、および日本では、男性利用者数の割合が50%にのぼっているらしい。

この数値は今週サンフランシスコで開かれた開発者向けイベントで発表されたものだ。但し、この発表には以前と同じデータも含まれていた。たとえばPinterestには300億のpinが存在すると言っているが、これは4月の数値をそのまま使っているようだ。四半期毎に25%の成長を遂げているというのだから、4月時点と同じ数字ということはないだろう。Pinterestの成長が滞って利用者が伸びていないということではなく、どうやらPinterestには最新の数字を外部と共有しようという意識が低いようだ。

サイトには毎秒12万以上のリクエストがあり、日々20テラバイトのデータを扱っているという話も出てきていた。そしてそのうちの75%がモバイルとの間に生じるものだとのこと。そういえば以前にも、リクエストの75%はアプリケーション経由であるという話があった。

データの紹介と同時にアナウンスされたのだったが、半年前にリリースされた検索機能も、うまく機能しているようだ。以前に比べて検索頻度は25%も伸びているらしい。さまざまなプロダクトなどを探す検索エンジンの機能(ショッピング用Google?)も包含しようとするPinterestにとっては、良い数値が出てきているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


Twitpic、Twitterとの合意により(とりあえず)コンテンツは継続へ

いろいろな噂に困惑した人も多かったTwitpic問題だが、最後に多少なりとも明るいニュースで締めくくることとなった。Twitter側との合意により、既存の写真およびリンクは使い続けられることになったようだ。ドメインおよびデータはTwitterの管理下に移る。

もちろん、これはTwitpicが存続するという話ではない。さらにTwitpicに新しく写真などを投稿したりすることはできない。簡単にいえばリードオンリー・モードに移行するわけだ。App StoreおよびGoogle Playに登録されていたアプリケーションは、取り下げられることとなる。これまで利用していた人は、ログインしてコンテンツを削除したり、あるいはアカウント自体を取り消したりすることはできる。また、データをエクスポートすることもできる。

今回のTwitpic騒動が始まったのは9月のことだった。Twitpicのファウンダー兼CEOであったNoah Everettが、Twitterからの商標関連のクレームがきて、TwitterのAPIが利用不能となるためにサービスを停止するとアナウンスしたのだった。

「Twitpicは2008年から稼働しており、商標についても2009年にUSPTO(特許商標局)に対して申請を行なっています。そのような状況の中で受け取った停止要請には大いに驚いています」と述べていた。

しかしその直後、どうやらTwitpicは買収され、サービスも継続されることになりそうだとの噂が流れた。しかしこれも結局Everett自身が買収による存続を断念した旨をアナウンスして決着することとなった。

とても気が重いことですが、サービスの停止をアナウンスしなければならなくなりました。停止日は10月25日です。買収提案がいくつかあったのですが、いずれとも話をまとめることができませんでした。ほぼ話がまとまったように見えたときもありましたが(その旨をツイートしてしまいました)、しかし条件面で合意できなかったのです。

この話にはしかし続きがあり、本日もTwitpicのブログが更新された。内容は以下に掲載している。Everett自身がTwitterからTwitpicの管理を行うといわけではなく、Twitpicの運営からは完全に離れるということのようだ。

「ハッピーエンド」というわけではなかったろう。しかしいずれにせよTwitpicの戦いには、本日、幕が引かれた。

長い間Twitpicを使ってきて頂いて本当にありがとうございます。最後になって、いろいろとお騒がせしたことをお詫びいたします。ご覧の通り、ばたばたな幕引きということになりました。

結局、Twitpicのサービスを続ける道を見出すことはできませんでした。但し、Twitter側との合意により、TwitpicのドメインおよびデータをTwitterが継続管理することとなりました。すなわち投稿して頂いた写真などは、今後も生き残ることとなったわけです。データの継続性という利用者のメリットについて、Twitter側も認めてくれたわけです。多くの人に利用していただいていたサービスであっただけに、今回の合意はもちろんTwitter側にもメリットがあるものであると思っています。

混乱のないようにまとめておきます。

  • Twitpicに、新しく写真などを投稿することはできなくなります(リードオンリー状態になるわけです)。
  • iOSおよびAndroidアプリケーションは、アプリケーションストアから削除されます。また今後のサポートも行われません。
  • 利用者の方はログインしてデータやアカウントを削除することもできます。
  • データをエクスポートしてダウンロードすることもできます。

ともかく、Twitpicはこれで終了です。Twitpicをご利用いただいた方には、繰り返し感謝申し上げます。本当に、長らくのご愛顧、ありがとうございました。

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(翻訳:Maeda, H


Twitpic、買収による生き残り策も消滅。10月25日にサービス停止

Twitpicは買収により閉鎖を免れるというがあった。しかしどうやら、この話も不調に終わったようだ。Twitterからの商標関連のクレームに端を発した今回の騒動は、結局サービスの停止で幕を閉じることになる。サービスは10月25日をもって閉鎖される。その日まではアカウントページからデータのエクスポートを行うことができるが、サービス停止後にはデータも消えてしまう。

TwitpicのファウンダーであるNoah Everettはブログで次のように記している。

とても気が重いことですが、サービスの停止をアナウンスしなければならなくなりました。停止日は10月25日です。買収提案がいくつかあったのですが、いずれとも話をまとめることができませんでした。ほぼ話がまとまったように見えたときもありましたが(その旨をツイートしてしまいました)、しかし条件面で合意できなかったのです。買収されることになりましたというツイートは結局のところ嘘になってしまいました。少しでもはやく利用者の方に安心してもらいたいと考えていたのです。

Twitpicのエクスポートツールでは、登録写真(但し直近の5000枚まで)をエクスポートすることができる。Twitpicに登録した写真を見ながら懐かしい(あるいは恥ずかしい)思い出にひたる人も多いのではなかろうか。当方でも、テックカンファレンスに現れたMC Hammerの写真を投稿していたりしたものだった。

エクスポートするには少々時間もかかる様子だ。エクスポートの登録をして、しばらく後にダウンロード用のリンクが表示されるようになるという仕組みになっている。

振り返っておくと、Twitpicは9月4日にサービス停止をアナウンスしていた。しかしその2週間後、買収により生き残る見通しである旨をツイートしていた。

錯綜する状況をツイートでみると以下のようになる。

絶望から立ち直って希望を抱いた利用者にとっては、最新の発表はさらに失望を深めるものとなってしまった。Twitpicは、Twitter上で写真を共有する標準的な地位を獲得していた時代もあった。写真を登録すると、ツイートに含めるためのURLが生成されるという仕組みで、リンクする写真ページには広告もあわせて掲載されるようになっていた。しかし2011年中頃には、Twitterが自ら写真共有サービスを開始し、Twitpicの基盤を脅かすことにもなっていた。

Twitterの外部サービスの内部化方針により、外部サービスは次々に姿を消していくこととなった。たとえばYfrogはソーシャルネットワークにピボット(方向転換)することともなった。しかしそのような中でも、Twitpicはオリジナルの路線にこだわり、それが結局自らの死を招くことにも繋がったわけだ。

今回の話の発端は、数ヶ月前にTwitterが商標関連でクレームをいれたことに始まる。商標を変更するか、あるいはAPIの利用を停止するかというTwitterからの申し入れに対し、両者の経済基盤の違いなども考慮にいれたEverettは、金のかかる法廷闘争は諦めることにしたようだ。買収によって危機を脱する道もあるやに思われたが、それも結局幻に終わった。ともかくこれで終了だ。戦いは終わった。9日後、Twitpicはリングを去ることになる。

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(翻訳:Maeda, H


Adobeが写真編集API/SDKのAviaryを買収

Aviaryが今日(米国時間9/22)、Adobeに買収されたことを発表した。

Aviaryは、自分のアプリケーションに写真編集機能を持たせるためにデベロッパが利用するSDKを提供している。同社自身のアプリケーションもあり、それは1億回ダウンロードされたという。また広告主たちがフィルタやステッカーを広告に使うサービスもある。今年初めの同社の発表によると、同社のプラットホームを使って編集された写真は100億点に達する。Yahoo/Flickr、MailChimp、Walgreensなども同社のパートナーだ。

2012年にAviaryのCEOに迎えられたTobias Peggsのブログ記事によると、同社のツールに関してサービスの中断はない。今後両社は、Aviaryのユーザであるデベロッパに、Aviaryの機能が統合されたAdobe製品を提供して行くための共同作業に取り組む。“たとえば作品をAdobeのファイルフォーマットでCreative Cloudに保存したり、Photoshopの技術にアクセスしたり、Creative SDKにより複数のデバイスにまたがる制作ができるようになる”。

Peggsによると、今回の買収の契機はAdobeが18か月前にソーシャルポートフォリオサービスBehanceを買収したことにある。つまりBehanceとAviaryは互いにご近所だったため、AviaryのチームがAdobeに、“両社が合体してモアベターなツールやサービスを作り、アプリケーションのデベロッパたち、とりわけモバイル上のデベロッパたちの創造性を一層高めていくべきだ”、と持ちかけたらしい。

買収の価額等は公表されていないが、Peggsからのメールは、Aviaryのチーム全員がAdobeに加わる、と述べている。

2007年の創業以来Aviaryは、総額1900万ドルの資金を調達し、最近では200万ドルを借入金として調達した。同社の投資家は、Spark Capital、AmazonのCEO Jeff BezosのBezos Expeditions、Vision Ventures、LinkedInのファウンダReid Hoffman、Joi Ito(伊藤穰一)、Thomas Lehrman、それにPayman Pouladdejなどだ。

アップデート: Adobeのプロダクトコミュニティ担当VPでBehanceのトップScott Belskyのブログ記事もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPadでGIF動画が撮れるPhhhotoにみんながはまった、ヘンな名前のアプリなのに

6月の終わりごろローンチしたPhhhotoは、写真をgifの動画で撮ってSNSなどで共有する、というアプリだ。でも、共有される写真の点数が100万を超えた今では、やや変わり始めている。

作者のOmar ElsayedとChamp BennettとRussell Armandは、デジタルエージェンシーHyperHyper.comの出身で、今でも同社に在籍している(今Playboy.comへのデザイン変更中)。2012年にオフィスで行ったパーティーで、iPadでgifを撮る写真ブース*を三人で作ろうという話になった。遊びで。〔写真ブース、photo booth、証明写真やスピード写真を撮るような小さな‘写真小屋’。屋内ならパーティションで囲ったもの。〕

その写真ブースはパーティーに来た人たちの人気になり、そこで彼らは、照明装置などのある、持ち運びできるブースを作ることにした。彼らはそれをPhhhoto Proと名づけて、パーティーや催事の会場などに貸し出すことにした。料金はイベントの種類によって違うが、数千ドル程度だ。

その、ポータブルなgif撮影ブースは、至るところで好評となり、いろんなイベントで計20万人の人が利用した。でも、大きな不平があった: アプリにしろよ!

そこで彼らは、Phhhotoという、動く写真を撮ってソーシャルネットワークで共有するアプリを作った。それは、4枚の連続写真を撮ってそれをgif画像に変換する、という超簡単なアプリだ。でもInstagramなどのソーシャルメディアと統合したので、Instagramへの写真の投稿が毎日の習慣になってる人たち(==わたしたち)が、自然に使えるアプリになっっている。

クールなPhhhotosをいっぱい見たい人はここへ、アプリをダウンロードしたい人はここへ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Flickrが20歳未満のフォトグラファーたちの作品集とコンテストを立ち上げ

若いアーチストをユーザとして獲得したいFlickrが、20歳未満のアーチスト20名(collection of 20 artists under the age of 20)と題する、若き天才や名人たちの作品集を立ち上げた。

ユーザは好きな作者を選び、1)創造性、2)技術力、3)ポートフォリオ全体のクォリティ、という三つのカテゴリーで作品をノミネートする。そして優勝者の表彰式が10月1日にニューヨークで行われる。

表彰式の会場では、Laurence Philomeneの作品の展示も行われる。Vogue誌の写真部長Ivan ShawがPhilomeneの作品を選び、今後1年間彼女を指導する。

Yahooのサンフランシスコのオフィスで行われた説明会でFlickrのVP Bernardo Hernandezは、この展示会を行う動機はMalcolm Gladwellの“Outliers”日本語訳)で言われている“1万時間の法則”(10,000-hours rule)と関係がある、と言った。 これは、何かの達人になるためには累積練習/実践時間が1万時間以上必要、という、反論も多い説だ〔米Amazonでは同書のコメントが3000近くある〕。Flickrの論理は、これらの若いフォトグラファーたちが将来陽の目を見るためには、若い頃からその才能を伸ばすための適切な機会を与えられことが必要、というものだ。しかも今では、テクノロジのおかげで写真家の生産性はずっと高くなっている。

ぼくの想像では、これらのフォトグラファーたちは、他人のお世話にならなくても自力で大量の時間を制作につぎ込んでいると思う。中には、すでにFlickr上に2000点近い写真アップロードしている人もいる。

以下は、この20 under 20に選ばれたフォトグラファーたちの作品の一部だ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


新規タブを開くたびにGIFアニメを表示するクローム拡張機能

人生に「お楽しみ」が足りないと思っている人は多いのではなかろうか。そんな人におすすめするのが、ブラウザのタブを開くたびに楽しむことのできる「スパイス」を提供するサービスだ。

「否、それはいらないだろう」と冷静に主張する人も、ちょっとこの記事の続きを見てもらいたい。

紹介したいのはanimatedTabsという、Chromeの拡張機能だ。ブラウザで新しくタブを開くたびに、何かしらのGIFアニメを表示してくれる。

私自身、この拡張機能をインストールしたのは「たまたま」のことだった。ほんの偶然にインストールしたのだ。しかし思いがけなく面白いのだ。

もちろん、「なんのやくにも立たない」ものだろうし、膨大な評価額に基づいた多額の出資を受けることもないだろうと思われる。しかしタブを開くたびについ笑ってしまう。そうした「ちょっとしたお楽しみ」は人生に必須のアイテムではないかと思うのだ。

ちなみにGIFのソースについて、開発者は言及してはいない。しかしどうやら多くはredditの/r/gifs/からのものであるようだ。

メジャーなソースから引いているので当然のことながら、GIFはいずれも多くの人の目に触れているものであるケースが多いようだ。Comic-Conに投稿されたばかりの「ゲーム・オブ・スローンズのNG集」からのGIFのもあった。何かが話題になるたびに、ぴったりのGIFを送ってくる人がみなさんの身近にもいることだろう。この拡張機能を使っていれば、きっとあなた自身がそういう存在になれるのではないかと思われる。

尚、こちらで確認した限りでは、とくにエロ系に走ったようなものもないように見えた。しかしまあ人によっては気分を悪くするようなものがないでもない。職場で利用するPCにはインストールしない方が良さそうだ

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(翻訳:Maeda, H


Mozilla、開発中の高性能JPEGエンコーダーの最新版をリリース

Mozillaが、JPEGエンコードに用いるmozjpegイメージエンコーダーの最新版をリリースした。新しいバージョンは既にfacebook.comにてテストが行われた。ちなみにFacebookはMozillaに対してプロジェクトの継続を目的として6万ドルを寄付している。

読者の方はよくご存知のことだが、ウェブで用いられている画像フォーマットといえばPNGとJPEGがほとんどを占めるという状況だ。MicrosoftやGoogleは独自フォーマットをリリースしたりということもしているが、広く利用されるようにはなっていない。GoogleはChrome利用者向けに自サイトでWebPをアピールしているが、マウンテン・ビュー外部ではほとんど利用されていないといった状況だ。

Mozillaはバージョン2.0ではベースラインおよびプログレッシブの双方で、平均5%の軽量化を行うと主張している。画像によって圧縮率は当然異なるが、最大で15%の軽量化を見込んでいる。もちろん5%に至らないものもある。最初のリリース時にはプログレッシブJPEGのみに対応していたが、今回からはベースラインにも対応してきている。

MozillaのCTOであるAndreas Galは、WebPやMicrosoftのJPEG XR、あるいはその他のロイヤルティフリーの新フォーマットは、導入の手間などを考えればJPEGにとってかわるものとなり得ないと考えている。そのようなわけで、Mozillaは最も広く利用されている不可逆圧縮フォーマットであるJPEGに注力しているわけだ。

また、写真が多く投稿されるFacebookにとってみれば、ファイルサイズを小さくすることができれば、サイトの読み込み速度があがり、帯域確保にかかる費用が安くなるという意味がある。そのような観点からFacebookはプロジェクトへの協力を行なっているわけだ。

Facebookのソフトウェアエンジニアリング部門マネージャーのStacy Kerkela曰く「Facebookは、Mozillaが見た目を犠牲にすることなく、より小さなJPEGファイルを生成するエンコーダーを構築するプロジェクトを支援しています」と述べる。「mozjpeg 2.0により、画像のオプティマイズが行えるようになり、Facebook上での交流がさらに盛んになるだろうと期待しています」とのこと。

今年はじめに最初のバージョンをリリースしたときにMozillaが言っていたように、新たなバージョンではビデオエンコーディングで用いられてきたトレリス量子化を利用している。またインプットにJPEGを用いることができるようになっていて、既存イメージの再圧縮にも活用しやすくなっている。また、各種改良作業により、既存JPEGエンコーダーとの互換性もアップしている。

Mozillaが新たなフォーマットを採用すれば、そのフォーマットが広まるきっかけとはなり得る。しかしそうした動きを生むためには、新フォーマットが既存の形式に対して明白な利点を持つことが必要だ。WebPなどがJPEGではサポートしていない機能(アニメーションなど)を持っていることは認めるものの、しかしMozillaではそうした新形式を迅速にサポートしようとは動いていない。新形式を求める努力により、進化がもたらされるであろうことはGalも認めている。しかし新たなフォーマットを求める動きはパテントによって保護されているケースも多く、Mozillaとしても積極的なサポートには動きにくい状況であるのだ。そうした中、Mozillaとしてはビデオ圧縮フォーマットのDaalaのサポートの方が先になる可能性の方が高そうだ(静止画像にも適用可能なフォーマットだ)。こちらの方はXiph.Orgとのパートナーシップにより開発中だ。

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(翻訳:Maeda, H


GoProを搭載してユーザーを自動追尾飛行するドローン、AirDogとHexo+がKickstarterに登場

AirDogをご紹介しよう。GoProを搭載して自律飛行するアクションスポーツ撮影用ドローンだ。

現在ホームメードのアクション・スポーツビデオの多くは、GoProのようなアクションをカメラをストラップなどでユーザーの体などにくくりつけて撮影されている。その結果、動画はほとんどが一人称視点になってしまう。しかし最近普及が著しいドローン・テクノロジーを使えば、これまでプロしか可能でなかった空撮が可能になる。

この問題に対するラトビアのスタートアップ、Helico Aerospace IndustriesのソリューションがAirDogだ。今日(米国時間6/16)、この完全自動飛行が可能なアクションスポーツ撮影用ドローンがKickstarterでクラウド・ファンディングを開始した。

Helicoのファウンダー、Edgars Rozentalsは「“GoProはアクションスポーツ・ビデオに革命を起こした。しかし一人称視点の動画ばかりでは、たとえばサーファーが乗っている波が実際どのくらい巨大なのかは十分に伝えられない。しかしたとえドローンを使っても空撮にはリモコン飛行の技術をもった写真家の協力が必要で、おそろしく金がかかった」と開発の動機を語った。

GoProを搭載するリモコン・ヘリならこれまでにも開発されている。しかしAirDogがユニークなのは完全自動飛行できる点だ。ユーザーはAirLeashという腕時計タイプのコントローラーを装着するだけでよい。するとAirDogはAirLeashを自動的に追尾する〔leashは犬などの引き綱の意味〕。離陸も着陸も自動だ。飛行中はジャイロ安定化テクノロジーにより、ユーザーを常にフレーム内に捉え続けるという。

念のために申し添えると、私はまだこのデバイスをテストしていないしライブのデモも見ていない。しかしスペックとしてはすばらしいものだ。

Rozentalsによれば、AirDogは折りたたみ式でバックパックに収納してどこにでも持ち運べる。組み立てたらユーザーはAirLeashを腕ないいヘルメットに装着してボタンを押すだけでよい。するとAirDogは望みの高度、アングルを保ってユーザーを自動的に追尾飛行するという。

GoProはアクション・スポーツ・カメラという巨大な市場を創造した。Helicoはこの大きな波に乗ろうとしている。

ただしAirDogはやはりその高機能に見合う価格となっている。最初100人のアーリーバード枠が995ドルからだ。

ドローンの重量は1.7 kg、AirLeashとの通信には長距離Bluetoothを利用し、スピードは時速64km、飛行時間は10分から15分。23ノット(秒速12m)までの風で運用できる。

AirDogの出荷までには1年ほどかかるもよう。

アップデート:なお昨夜はKickstarterでHexo+というGoPro搭載自動飛行ドローンのプロジェクトもスタートしていた。こちらはすでに目標額を達成。

〔日本版〕Hexo+はスマートフォンアプリから撮影アングル、距離を簡単に指定できる。。最高速度は70km、飛行時間は15分程度。MAVLINKプロトコルでユーザーのスマートフォンと通信して自動追尾する。ジャンプ系スポーツの場合は軌道を予測して追尾する機能がある。 現在のプレッジ価格はは599ドルから。Hexo+の方が高機能かつ開発も進んでいる印象。

下にHexo+のデモビデオをエンベッドした。すでにライブのデモが行われている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


老朽化FlickrがPhotoDriveの天才Jeff Bargmannをスカウト、ついに本格的な化粧直し(インタフェイスの現代化)が始まる

Flickrを利用するすばらしい写真アップロードサービスPhotoDriveが、閉鎖される。でもそれは、ファウンダのJeff Bargmannが当のFlickrに移籍するからだった。

この社員兼社長一人だけのスタートアップがわれわれの目と心にとまったのは、彼のモバイルアプリと、その後の写真アップロードサービスPhotoDriveを見てからだ。サービスはややDropboxに似ていて(というかDropboxが最近買収したLoomに)、ユーザに“無限のカメラロール”を提供するのだ。しかもPhotoDriveはストレージを自分で持たず、Flickrが無料で提供する1TBのストレージを利用する。

PhotoDriveが私のレーダーに映ったのは、まだベータだった1月だ。そのとき彼は、一般公開は春、と言っていた。でも3月が近づくと彼は、もうちょっと手直ししないと一般公開はできない、と言った。 だから厳密に言うとPhotoDriveは、Yahooが(==Flickrが)彼をつまみ上げたとき、まだテスト中だったのだ。

今は世の中の至るところにデジタル写真が氾濫しているが、それらと消費者との対話的な関係をBargmannほど徹底的に考えぬいた人物は、あまりいないだろう。本誌TechCrunchも、彼の初期のモバイルアプリPhotofulPhotoSocialを二つとも取り上げている。ユーザ数は、二つ合わせて20万を超えた…BargmannはPhotoDriveのWebサイトに掲載したお別れメッセージの中で、そう言っている。

そしてPhotoDriveサービスそのものは閉鎖されるが、そのメッセージは、今後のもっと良いものをほのめかしている。

“一人の人間の全人生の写真を管理することは、たいへんな仕事だ。でもYahooの規模と人材があれば、そのでかい仕事に取り組めるのではないか、とワクワクしている。これまでのぼくのプロダクトを気に入ってくれたなら、次のプロダクトもきっと気に入ってくれると思う”、と彼は書いている。

何か、PhotoDrive–のようなもの–が、Flickrのプロダクトになるのか? 楽しみだね。

PhotoDriveは、Flickrの大量の無料ストレージをうまく利用しているからグレートだったわけではない。アップロードした写真の整理や発見のためのインタフェイスが優れていたのだ。Flickrにも整理ツールはあるが、それは古生代(スマートフォン以前の時代)の遺物みたいで、写真の集合とかコレクションとかを、自分の手作業で作らなければならないのだ。

PhotoDriveでは、そのWebサイトの説明によると、日付や場所、カテゴリー(“私の犬の写真”とか)で検索できる。iOSのアプリ上で行った変更は、Mac上のPhotoDriveフォルダにシンクする。またMacからファイルをアップロードしたら、それをまたiOSアプリにアップロードする二度手間は必要ない。

本誌が理解しているところによると、YahooはPhotoDriveの技術を買収したわけではないから、Bargmannがそのサービスを閉鎖する必要はなかった。閉鎖は、あくまでも彼の選択だ。Yahooも、そのことを認めた。でも今は、FlickrのPhotoDriveみたいなものの開発が進行中らしい。それが、今のFlickrのアップローダー(率直に言ってやや老朽化している)に置き換わるのだろう。

この件に関してYahooは、“将来のビジネスプランについてはコメントしない”、と木で鼻だ。

これからのBargmannは、FlickrのプロマネVP Bernardo Hernandezの部下、という形になる。このVPは、前任のMarkus SpieringがスタートアップEyeEmを作るために退社したその後釜だ。

そのHernandezはYahooのブログで、Bargmannの才能とビジョンに感動した、と述べている:

“Jeffは、プログラミングもデザインも事業化も、何もかも彼一人でやった。この三つのどれもが、完璧だった。彼の才能とスキルには独特の深さがあることに、気づかない人はいないだろう。彼がFlickrのチームに来てくれたことに、感激している。彼のビジョンを、われわれが愛してやまないプロダクトに、どんどん取り入れていきたい”。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))