Appleがアイザック・アシモフの「ファウンデーション」シリーズのドラマ化を行っている

オーケーAppleついに私の注意を惹いたようだな。

スティーブン・スピルバーグによるAmazing Storiesや、リース・ウィザースプーンの複数のシリーズRon Mooreのスペース・オペラ、そしてその他多くのオリジナルテレビシリーズ(その多くが来年の3月に開始予定)だけではない。Appleはアイザック・アシモフのファウンデーション(銀河帝国の興亡)を基にしたシリーズを制作中だ。

Deadlineによれば、Skydance Televisionが手がけるこのプロジェクトは「パイロット版を経ず、そのまま本格シリーズ化されることを意識しながら制作されている」とのことで、David S. GoyerとJosh Friedmanがショーランナー(現場責任者)を担当する。GoyerはBlade, Man of SteelBatman v Superman:Dawn of Justiceといったコミックのドラマ化でよく知られており、一方FriedmanはTerminator:Sarah Connor Chroniclesのクリエイターである。

ファウンデーションが描くのは、巨大な銀河帝国の崩壊と、その知識を保存し文明を復興させようとする少数の科学者グループの努力の物語である。もともと1940年代にAstounding Science Fiction誌上で発表され、50年代には3冊の書籍がまとめられた(1966年の世界SF大会では、Lord of the Ringsを抑えてヒューゴー賞の「ベストオールタイムシリーズ」を受賞している)。

アシモフ(伝説的SF作家でありサイエンスライターである。時にはコンピューターの宣伝にも登場した)は、そのキャリアの終わり近くになって、再びこのシリーズに取り組んだ。新しいシリーズは旧シリーズほどファンに愛されたわけではないが、彼にとって初めてのニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たす役割を果たした。

なぜこのシリーズが私にとって大事なのかについて知りたければ、どうぞこちらへ。しかしTVシリーズ化するということは2つの点が特に気になる。第1に本シリーズの舞台は何百年にもわたっているため常に登場人物が入れ替わっていくこと、そして第2に、物語はほぼ会話で構成されており、アクションシーンはほとんど存在していないことだ。

これがこれまでに行われて来たファウンデーションのドラマ化の試み(その中にはHBOによって制作されたJonathan Nolanによるものも含まれる。NolanはGoyerも脚本に参加したDark Knightの共同執筆者だ)が失敗してきた理由かもしれない。なので、もしこれが上手く行くとすれば、相当大きな変化が加えられることになるのではないだろうかと私は考えている。

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(翻訳:sako)