アトラエとユーフォリアが資本業務提携、アスリートのパフォーマンス向上目指す

アトラエとユーフォリアは12月3日、資本業務提携を発表した。アトラエはIT/ウェブ業界に強みを持つ求人メディアのGreen、ビジネスパーソン向けのマッチングアプリのyenta、組織改善プラットフォームのwevoxなどの事業を展開。ユーフォリアは、アスリートのコンディションや体調を管理するONE TAP SPORTS(ワンタップ・スポーツ)と呼ばれるシステムを開発・提供する企業だ。

人材系とスポーツ系で一見すると事業内容が異なる2社だが、アトラエではwevoxを活用してエンゲージメントスコアと競技パフォーマンスの相関分析を産学共同で研究するなど、スポーツ領域への取り組みを進めていたそうだ。一方ユーフォリアのONE TAP SPORTSは、選手の現在の体調やトレーニング記録、ケガの履歴などを一元管理でき、ラグビー日本代表をはじめ日本代表および国内外のプロチームを中心に30競技、300チーム以上の導入実績がある。そのほか、ジュニアアスリートや部活動などのアマチュア競技にも使われているそうだ。

今回の資本業務提携は、このwevoxをベースとした研究とONE TAP SPORTSのシナジー効果が見込めることから実現したようだ。今後は、両社が保有するコンディションをデータで可視化するノウハウを生かして、アスリートのパフォーマンス向上に貢献するとしている。アスリートだけでなく、一般ユーザーが怪我を予防しつつ安全かつ効率的にスポーツを楽しめる環境整備も進めていくとのこと。

既存コミュニティにマッチング機能を提供、完全審査性マッチングアプリ「yenta」に新機能

完全審査性のマッチングアプリ「yenta」を運営するアトラエは、アプリ内にコミュニティを形成し、そこに所属するメンバー同士がマッチングできる「コミュニティ内マッチング機能」をリリースした。

yentaは完全審査制のビジネスパーソン向けマッチングアプリだ。毎日12時になると、AIがおすすめのユーザーを1日10人提案する。会いたければ右に、そうでなければ左にスワイプすると、夕方8時にまとめてマッチング結果が通知される。

そのyentaに本日追加されたコミュニティ内マッチング機能では、オンライン・オフライン問わず全国に数多く存在するコミュニティに対し、yentaのマッチング機能を提供する。

リリース時点ではAWSのユーザーコミュニティである「JAWS-UG」、スタートアップカンファレンス「Slush Tokyo」、47都道府県の地方公務員と中央省庁で働く官僚をつなげる「よんなな会」など7つのコミュニティが参加。そのコミュニティに所属するメンバー同士がyentaを使ってマッチングすることができる。

これまでyentaはそれ自身がコミュニティとしてマッチング機能を提供してきたが、すでに存在するコミュニティにyentaのマッチング機能を提供することでコミュニティ内の出会いを促進、密度の高いコミュニティを増やしていきたいとしている。

yentaでコミュニティを作るためには専用フォームから申請し、yentaの承認を得る必要がある。それらのコミュニティに参加できるのは、オーナーがURLとQRコードで招待したユーザーのみ。また、上記の外部コミュニティのほかにも、yentaは各都道府県別のコミュニティを用意し、同じ出身地同士のユーザーがマッチングできる機能も用意する。