SpotifyのiOS 14用ウィジェットはジャケットに合わせて自動的に色が変わる

10月14日、Spotifyは最新のアップデートで待望のiOS 14用ウィジェットを公開した。新しいウィジェットにはスモールとミディアム2つのサイズがあり、最近再生したアーティストやアルバム、ポッドキャストを1タップでアクセスできる。

小さいほうのウィジェットは直前に聞いた曲だけを表示するのに対して、ミディアムサイズのウィジェットは最近の5曲を表示する。4曲が横一列、最新がトップにある。ユーザーは5曲のうち今すぐ聞きたい曲の小さなサムネイルをタップするとSpotifyアプリのページに直接飛べる。

画像クレジット:Spotify widget, screenshot via TechCrunch

もうひとつこのウィジェットで面白いのが、背景の色がサムネールの画像に合わせて自動的に変化することだ。アーティストが赤を着ていると、ウィジェットも赤に変わるといった具合だ。アルバムがブルーならウィジェットもブルーになる。

ただし色の種類は限られているようだ。例えば、サムネール画像のカラースキームがグレイとホワイトの曲、テイラー・スウィフトの「フォークロア」などをストリームしたとき、ウィジェットはデフォルトのSpotify風グリーンシェードになった。

画像クレジット:Spotify widget, screenshot via TechCrunch

ウィジェットのカラフル体験は、ホーム画面で目立たせる効果がありそうだ。ただし、iOS 14ホーム画面を特定のデザインにカスタマイズしている人には問題になるかもしれない。たとえばアプリアイコンをニュートラルシェードやピンク、紫、ブルー、ブラックなどに統一している人などだ。

Etsyトレンドによると、iOS 14パックではニュートラルと秋シェードが現在のベストセラーで、明るいピンクと黒のダークテーマも人気だ。Spotifyのウィジェットはこの種のデザインと衝突する可能性がある。

Spotifyウィジェットへの期待は非常に高く、 ユーザーがiOSホーム画面のカスタマイズを始めると、正式版の公開前にあるサードパーティ音楽ウィジェットメーカーがApp Storeで急上昇した。そのTuneTrackというウィジェットメーカーは、2020年9月19には全体で8位、音楽ジャンルで1位にまで上りつめ、カスタマイズのトレンドに後押しされて数百万ダウンロードを記録した。

新しいSpotifyウィジェットは10月14日からApp StoreでアップデートされたSpotifyアプリの一部として公開される。

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カテゴリー:ネットワービス
タグ:Spotify、iOS 14、ウィジェット

画像クレジット:Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iOS 14のウィジェットとiPhoneのホーム画面のカスタマイズを最大限に活用する方法

iOS 14にアップグレードして、アップルが提供する純正オプションなどから従来とはかなり異なるiOSのホーム画面を見てきたはずだ。あなたがAndroidユーザーであれば、自分たちが長年使ってきたカスタマイズ機能にようやくiPhoneユーザーが追いついたことを笑っているかもしれない。しかし、iPhoneユーザーなら、その使い方をいますぐ知りたいはずだ。時間に余裕があり、少し手の込んだ回避策を気にしないのであれば、実際には比較的簡単だ。もちろん、脱獄する必要なんてない。

ウィジェット

ソーシャルメディア上で話題になっているiOS 14の新機能といえば、初めてサポートされたホーム画面用のウィジェットだろう。これらは、アップルまたはサードパーティ製が提供しており、App Storeからダウンロードしたアプリ自体に含まれている。多くの開発者がiOS 14のリリースになんとか間に合わせたようで、私の同僚のSarah Perez(サラ・ペレス)がどこから始めてよいかわからない場合にチェックアウトするために、いくつかのウィジェットをリストを作成したので、まずはそちらを参照してほしい(その1その2)。日本国内でも「PayPay」や「bitFlyerウォレット」など一部のアプリがウィジェット対応を進めている。

PayPayウィジェットでは残高確認、付与予定ボーナスほか、QRコードやスキャナーの呼び出しが可能だ(画像クレジット:Hiro Yoshida)

個人的に気に入っているウィジェットの1つはWidgetsmithで、Smith(製作人)の名前が示すように、ウィジェットを細かくカスタマイズできるのが特徴だ。さまざまなカスタマイズオプションが用意されており、カレンダー、天気、時計など便利な機能が多数ある。また、フォントもスタイルに合わせて選べる。私はいつも、できる限りクリーンな単一トーンのルックスをiOSで作ることを目指してきたが、Widgetsmithは私がこれまで見つけた中で、ボーダレスに見えるホームスクリーン用ディスプレイとしては最高のものになる。あなたのiOSの壁紙が、アプリがサポートしているいずれかの色と一致する単色であればの話だが。

Widgetsmithのウィジェット追加方法(画像クレジット:Hiro Yoshida)

ウィジェットは、わさわざアプリを起動して確認するまでもない情報を、ホームスクリーン上の必要な場所にひと目で提供するのに優れている。GoogleのiOSアプリに組み込まれている検索ウィジェットのように、便利な機能にショートカットできるものもあるが、ほとんどのウィジェットはアプリの起動時間を減らすことを主な目的として作られている。

カスタムアイコン

ウィジェットは新しいものだが、このカスタマイズにはもう1つの大きな要素がある。数年前にアップルがiOSで「ショートカット」アプリを発表して以来ずっとあった機能なのだが、iOS 14でウィジェットが導入されたことでホームスクリーンのカスタマイズ周りの注目度が高まった結果、多くの人が初めてこの機能を使うようになった。

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iOS上では、厳密にはカスタムアイコンを作成できない。実際にユーザーがやっているのは、アプリの起動をトリガーする新しいショートカットを作成し、そのブックマークのためにカスタム画像を使用し、それはホーム画面上に常駐させているだけだ。これは理想的な解決策ではない。というのも「アプリ」 に通知バッジがない、 システムは最初にアップルのショートカットアプリに誘導し、それが一瞬開いてからショートカットに選んだ実際のアプリが機能するからだ。

アップルは明らかに、こういった使い方のためのこのショートカット機能を設計していない。事実、ターゲットアプリを開くと、自動化されたアクションの文字列の開始であることが意図されているからだ。さらに同社は、ユーザーが独自のカスタムアイコンを選択できるようにすることにも興味を持っていないようだ。ここで紹介する方法は、我々が今のところできる最善のもので、幸いにも作業は比較的簡単だ。一方で多くのステップがあり、ホーム画面全体をカスタマイズするには少し時間がかかるの点は覚悟してほしい。

まずは、できるだけ簡単にカスタマイズ可能にするためのGIFアニメを紹介しておく。なお、GIFアニメで紹介されている、モノクロのスピーカーアイコンなどは、事前にアイコンセットをカメラロールなどに保存・用意しておく必要がある。

クリエイティブなたちが少しの時間と労力を割いてこれを使って成し遂げた素晴らしい例がいくつかある。ウィジェットの選択肢が増え続けているいま、アップルのルールの下で可能な限りのカスタマイズを楽しもう。

画像クレジット:Darrell Etherington

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(翻訳:TechCrunch Japan)

いますぐ試せるiOS 14用ウィジェット(その2)

iOSの新バージョンは、数年ぶりに消費者がホーム画面を整理する新しい方法を提供する。今回のアップデートでは、あまり頻繁に使わないアプリをiPhoneの背面画面のApp Libraryに移動できるようになった。

ここでは、本日iOS 14と同時にローンチされた、興味深いアプリとウィジェット22本のうち後半の11本を紹介する。これらは、iOS 14のリリース直後に公開される予定だ。

Tangerine(タンジェリン)

習慣や気分をトラッキングするアプリ「Tangerine」は、ランニングや運動、水を飲むなど、その日の目標の進捗状況を思い出させてくれるさまざまなウィジェットを提供。

画像クレジット:Tangerine

Nudget(ヌゲット)

Nudgetのモバイル予算管理アプリは、使いすぎた、または支出が減ったなどのカテゴリや、今週残っている資金の量など、家計を管理するためのウィジェットを提供。

画像クレジット:Nudget

Birch(バーチ)

整理された写真メモアプリであるBirchには、ホーム画面に写真を置くことができるFeatured Photoウィジェットが含まれている。iOSの写真アプリには同様の方法がないのでこれは便利だ。

画像クレジット:Birch

Card Pointers(カードポインター)

クレジットカードのポイントやキャッシュバックを最大限に活用するためのアプリ「Card Pointers」が、3つのウィジェットを搭載して登場します。

画像クレジット:Card Pointers

FunnMedia’s apps(ファンメディアズ・アップス)

FunnMediaの健康トラッキングアプリ「HabitMinder」「WaterMinder」「Calory App」「Healthview」はいずれも、運動や水分摂取量、その他の健康目標をトラッキングするのに役立つウィジェットを本日リリースした。

  1. Jvofxn8E

    画像クレジット:FunnMedia
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    画像クレジット:FunnMedia
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    画像クレジット:FunnMedia
  4. QpjN5alH

    画像クレジット:FunnMedia
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    画像クレジット:FunnMedia
  6. m9_Sl7Gx

    画像クレジット:FunnMedia

SmartGym(スマートジム)

1週間のワークアウトのまとめ、よりシンプルでグラフィックの多い「ワークアウト」ウィジェット、さらにはモチベーションアップのための名言を配信するウィジェットなど、いくつかの新しいウィジェットが加わった。また、どれにしようか迷ったときのために、ウィジェットを重ねて使うこともできる。

  1. Summary

    画像クレジット:SmartGym
  2. QuoteOfTheDay

    画像クレジット:SmartGym
  3. Workouts

    画像クレジット:SmartGym
  4. EiEFF8yXYAIT30Z-1

    画像クレジット:SmartGym

Pocketdex(ポケデックス)

Pocketdexは、あなたのホーム画面にあなたのポケモンを配置する。

画像クレジット:Pocketdex

Watch Chess app(ウォッチ・チェス・アップス)

iOS 14のホームスクリーンに「Watch Chess app」のチェスウィジェットを配信する。

Copilot(コパイロット)

ファイナンスアプリ「Copilot」のウィジェット。

Bolt Workout(ボルトワークアウト)

エクササイズアプリ「Bolt Workout」には、ワークアウトや成果などをトラッキングするための大小のウィジェットが用意されている。

画像クレジット:Bolt Workout

Personal Best Workouts(パーソナル・ベスト・ワークアウト)

もう1つのワークアウトアプリ「Personal Best Workouts」では、ウィジェットを使ってワークアウトをトラッキングすることができる。

画像クレジット:Personal Best Workouts

上記のアプリは、いくつかの不測のApp Storeの拒絶を除いて、iOS 14のリリース後、本日配信される予定だ。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

いますぐ試せるiOS 14用ウィジェット(その1)

iOS 14が予想よりも早くリリースされ、アプリ開発者は準備期間が十分に取れなかったにもかかわらず、野心的な少数の開発者は、リリース当日にiOS 14をサポートするアプリを提供するために、徹夜までして何とかやり遂げた。iOSの新バージョンは、数年ぶりに消費者がホーム画面を整理する新しい方法を提供する。今回のアップデートでは、あまり頻繁に使わないアプリをiPhoneの背面画面のApp Libraryに移動できるようになった。

やがて、ウィジェットのサポートは多くのアプリケーションの標準機能となるだろう。しかし、アップルは今年はややイレギュラーなかたちでiOS 14をリリースすることを選んだので、初日に提供されるウィジェットは少ないかもしれない。

ここでは、本日iOS 14と同時にローンチされた、興味深いアプリとウィジェット23本のうち前半の12本を紹介する。これらは、iOS 14のリリース直後に公開される予定だ。なお、一部のアプリとウィジェットは日本では配布されていないので注意。

Aviary(アビアリー)

Twitterクライアント「Aviary」が、Twitterのタイムラインから最新のツイートをウィジェットのサイズを選択した場合に1、2、4本のいずれかで閲覧できるウィジェットをリリースした。ウィジェットは定期的に更新される。

画像クレジット:Aviary(右上のウィジェット)

Brief(ブリーフ)

偏りのないニュースアプリを標榜する「Brief」は、クリックベイト(煽り見出し)を避けるという約束を守っており、注意力の分散を防ぐためにデザインされたミニマルな単色のウィジェットを使用している。「フロントページ」ウィジェットのコンテンツは、ニュースチームによって注意深くキュレーションされるため、その日の最も重要なニュースのみがホーム画面に表示される。

画像クレジット:Brief

第二の「選挙スナップショット」ウィジェットでは、現在の大統領、下院、上院のレースを一目で確認できる。ユーザーはこのウィジェットをカスタマイズして、例えば自分の州の選挙など、最も注目されている選挙を追跡することも可能だ。

Soor(スール)

iPhoneユーザー向けのプレミアム音楽プレーヤーアプリ「Soor」が、大小3つのウィジェットをリリース。「Now Playing」ウィジェットは、現在の曲と次の曲が表示され、ほぼリアルタイムで更新される。また、自分のミックスを表示する「Magic Mixes」ウィジェットや、8種類のキュレーションされたコンテンツを表示設定できる「Music Collection」ウィジェットも用意されている。

画像クレジット:Soor

Readdle: Spark Mail, Calendar 5, Documents(リードル:スパークメール、カレンダー5、ドキュメンツ)

ReaddleはiOSアプリの「カレンダー」に、予定や月を表示する「Calendar 5」ウィジェットをリリースした。
した。

画像クレジット:Readdle/Calendar 5

Spark Mailアプリは、メールやカレンダー用のウィジェットも用意されている。

画像クレジット:Readdle/Spark Mail

にDocuments by Readdleは、VPN、音楽、プレーヤー、ブラウザなどのファイルアクションに素早くアクセスするためのウィジェットが加わった。

画像クレジット:Readdle

Streaks(ストリーク)

クセになるToDoリストアプリ「Streaks」も本日リリースされた。

Cheep(チープ)

Cheepアプリを使えば、間違った運賃やその他のとんでもなく割引されたフライトのお得な情報を知ることができる。iOS 14ウィジェットは、あなたの空港のお得な情報をだけをカスタマイズ可能で、アプリを開かなくても簡単にお得な情報を入手できる。

画像クレジット:Cheep

Dice(ダイス)

PCalcのDiceは、卓上ロールプレイングゲームで使用するための多面体サイコロの物理学ベースのシミュレーションだ。このアプリの新しいウィジェットでは、サイコロがホーム画面に表示され、タップするだけでアプリを開くことができる。

画像提供:PCalc

Twilight Dice(トワイライトダイス)

もう1つのサイコロアプリも、本日からそのウィジェットが使える。

画像クレジット:Twilight Dice

Weather Line(ウェザーライン)

天気予報アプリ「Weather Line」は、すでに天気や予報に関連した多くのビジュアルデータを提供している。ウィジェットでは、その分析結果とグラフをiOS 14のホーム画面に表示する。このアプリのウィジェットは天気関係の必要な情報を集約しており、現在の気象状況、予報、高低、日の出・日没、降雨、異常気象警報などを配信する。

画像クレジット:Weather Line

Nighthawk(ナイトホーク)

NighthawkのTwitterクライアントは本日、最初のウィジェットをリリースした。「Vanity」を使うとフォロワー数やフォロワー数など、自分のTwitterプロフィールのメトリクスを把握することができる。

Apollo for Reddit(アポロ・フォー・ラディット)

人気のRedditクライアントアプリのApolloは、選択したRedditフィードからの投稿を表示する「Post」、お気に入りのフィードから複数の投稿を表示する「Multiple Posts」、よりビジュアルでグリッドスタイルのレイアウトで投稿を表示する「Post Feed Grid」、画像が多いSubreddits(Redditのサブフォーラム)の写真を順番に表示する「Wallpaper」、ホーム画面にちょっとしたユーモアを添える「Showerthoughts」「Jokes」など、さままなウィジェットのコレクションを提供する。

画像クレジット:Apollo for Reddit

Carrot Weather(キャロット・ウェザー)

ユーモラスな天気予報アプリであるCarrotは、天気予報、毎時・毎日、天気マップ、そして真のCarrotのファッションである「スナーク」の各ウィジェットが搭載されており、アプリの古典的な皮肉っぽいコメントで天気情報をユーザーに届ける。

iOS 14でリリースされたCarrotのユーモラスな天気予報アプリには、天気予報ウィジェット、毎時と毎日のウィジェット、天気マップウィジェット、そして―本当の人参風に―アプリの古典的な皮肉っぽいコメントで天気を伝えるスナックウィジェットがある。

  1. Forecast-Widget

    画像クレジット:Carrot Weather
  2. Weather-Maps-Widget

    画像クレジット:Carrot Weather
  3. Snark-Widget

    画像クレジット:Carrot Weather
  4. Hourly-and-Daily-Widgets

    画像クレジット:Carrot Weather

上記のアプリは、いくつかの不測のApp Storeの拒絶を除いて、iOS 14のリリース後、本日配信される予定だ。

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)