森川社長が目指すT層/F1層特化型メディア「C CHANNEL」の未来とは?

LINEで代表取締役社長を務めていた森川 亮氏(写真右)が、2015年3月に同職を離れ、元日本テレビの三枝孝臣氏とともに同年4月から始めた女性向けの動画メディア「C CHANNEL」。スマホの縦型動画にいち早く目を付けたメディアで、現在では世界で600万ダウンロードを記録している。

C CHANNELの特徴は分散型のSNSになっている点。C CHANNELのコンテンツは同メディア上だけでなく、InstagramやLINE、YouTube、TikTok、Twitter、Facebookなどに発信することで合計2600万人以上のユーザーへリーチしているそうだ。C CHANNELのコアユーザーは18~34歳までの女性。現在は日本だけでなく、アジアを中心とした世界10カ国にサービスを展開している。

インフルエンサー(クリッパー)を自社で育成しているのも特徴。Instagramで100万人以上のフォロワーがいる韓国出身のテリも、同社所属のインフルエンサーだ。C CHANNELに動画を投稿できるクリッパーは1400人超が在籍しており、月間1500本以上の動画を投稿しているという。国内ではクリッパーと資生堂が組んでヘアチョークパレットを共同企画したり、同社がオンワードと組んで「TwoFaces」というアパレルブランドを展開したりとコマース事業にも進出している。海外では、タイの化粧品会社と共同で現地で人気のインフルエンサーを使ったコラボコスメを限定販売した実績もある。

さらにC CHANNELでは、コスメやファッション、ヘア、ネイルなど女性の関心が強いと思われる動画を、自社で月間500本以上を作成している。YouTube制作専門のチームが社内にあり、YouTube上のC CHANNELのチャンネル登録者数は39万人。同社が育成したインフルエンサーである「ひよん」「元美容部員 和田さん。」は、それぞれYouTube上で8.6万人、50万人を超えるチャンネル登録者数がいる。

森川社長が若年層の女性をメインターゲットに据える理由として「女子高生から社会人になりたての時期は、メイクやファッション、対人関係などに悩む時期。それぞれの方向性が固まっていないことが多いので、アドバイスや悩み相談などのコンテンツが必要なんです」とのこと。

同社が立ち上げたママ向けメディアの「mama+」も同様で「社会人にとしてキャリアを積んでいても女性は出産を機に新たに経験することが増え、さまざまな悩みが発生してくる。こういった需要に応えられるようにmama+を立ち上げた」そうだ。

C CHANNELはオンラインだけでなくオフラインのリアルイベントにも力を入れている。10月7日、8日の2日間、東京国際フォーラム(ホールE2)で開催された体験型フェス「Super! C CHANNEL 2018」には1万2000人が来場したほか、オンラインで25万人が視聴したという。「リアルイベントを開催することで、InstagramやTikTok、LINEなどを入り口としてC CHANNELのコンテンツに触れていたユーザーに、C CHANNELの認知度をさらに高めていきたい」と森川氏。

このフェスでは、同社所属のクリッパーが100均のコスメを使ったメイク方法や、DIYアクセサリーの作り方を披露。会場内に設営された、C CHANNELアプリ上でリアルタイムにショッピングできる「コマーススタジオ」でも、同社所属の人気クリッパーが商品を紹介した。オンラインとリアルイベントを活用し、広告・コマースの事業を拡大していく狙いだ。

そしてC Channel(サービス名はC CHANNEL)は10月30日、新COOとして渡邉康司氏(写真左)を迎えることになった。渡邉氏は大学卒業後に読売広告社に入社。2004年にZenithOptimediaへ移り、中国・北京オフィスでグループプランニングディレクターを務めた。2006年にはグループエム・ジャパン(旧名称・マイドシェア・ジャパン)に籍を移して、2009年には同社の代表取締役に就任した人物。「中国での事業や広告業界で得た知見を生かして、海外展開に力を入れるC Channelをさらにスケールさせたい」と渡邉氏。同氏は今後、広告・コマース事業を中心にC Channelの舵取りを担っていく予定だ。

Pinterestが画像検索機能を追加、スマホカメラを使って類似商品などが探せるように

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Pinterestは本日(米国時間6月28日)、購入したい商品を探すための新ツールを発表した。商品は現実世界で見ているものから探すことができる。

使い方はこうだ。Pinterestの検索にある、画像検索ボタンをタップする。興味がある物にカメラを向けると、アプリは写っているものの画像検索を自動で行う。認識できる物には全部オブジェクトを追加する。ユーザーは追加されたドットをタップすると、類似商品のレコメンドを見ることができる。

この画像検索ツールは次の数ヶ月で展開するとPinterestは説明する。この画像検索ツールは、一連のアップデートの一部に過ぎないと今朝サンフランシスコで開催したイベントでPinterestが伝えた。

画像検索ツールは全体の画像検索機能アップデートの一部だ。今後、ユーザーはPinterestで写真を開くと、写真に写るものを判別し、Pinterestが類似商品があると判断した物を自動で検出する。ユーザーが画像検索ボタンをタップすると、ドットが表示される。ユーザーは画像の指定範囲を調整し、より精密な画像検索を行うことも可能だ。

これは、Pinterestの抱えるオンライン・コマース企業をさらに活かすための施策だ。Pinterestは画像検索ツールに大々的に投資し、ユーザーは画像から商品やPintrerestのピンを探したりすることができる。ウェブには他の画像検索ツールもある。だが、Pinterestは画像検索に大きな焦点を当てていると公に発表している数少ない企業のうちの一社だ。

カメラから画像検索できるという今回のアップデートは、ユーザーが購入体験において初めて商品に関心を持つ瞬間にPinterestが近づくことを意味する。これまでユーザーが現実世界の何かを見て、購入をすぐに決断する瞬間にEコマース企業が入り込むことは難しかった。どこの販売店でも、この重要だがあまりに小さなチャンスを得ることは難しいが、それでも物理店舗の方が有利だった。今回、カメラからの検索テクノロジーを用いたツールを追加することで、Eコマース企業がその瞬間に訴求し、オンライン購入へとつなげることが可能となる。

Pinterestがこのような施策を取るのは自然なことだろう。Pinterestはほぼ全てが画像による体験を提供していて、それはテキストの情報よりユーザーを惹きつける。また、企業がそのユーザーを潜在的なカスタマーに転換する助けにもなる。Pinterestはユーザーの購入プロセスのどの場面にも入り込むことができる。特定の商品やブランドに興味を持つところから、商品の検索し、購入の意思を固め、最終的に購入に至るまでだ。Pinterestには全てのタッチポイントがあるため、パートナーと協力して、広告を打つことが可能だ。Pinterestは他のネットワークにはない広告ツールが提供できる。

pinterest visual search

画像検索の他に、Pinterestは新たなコマースツールも展開する。このツールはユーザーのウェブを使う場面についていき、ユーザーがどの媒体からでもプロダクトを検索したり、購入したりすることを可能とする。

Pinterestの新たな「ショッピング・カート」機能も今回の重要なアップデートとうまくつながる。Pinterestから購入可能な商品で、気に入ったものをユーザーはショピングカートに追加することができる。カートはアカウントをアクティブにしている他のどのプラットフォームからでもアクセスすることが可能だ。例えば、スマホで気に入った商品を見つけたが、まだ購入を迷っている場合、あとでiPadから購入したりすることができる。あるいは、ウェブからも購入できる。Pinterestはウェブバージョンにも購入機能を展開し、アプリだけに留まらない購入体験を広めたい考えだ。

Pinterestはブランドに、コンシューマーとの新たなタッチポイントを提供する。ブランドページだ。ユーザーが特定のバッグを探しているなら、販売店のページに直接アクセスし、その販売店が取り扱っている類似商品も合わせて見ることができる。

New Merchant profile

コマースツールがPinterestにとって重要なのは、前述したようにPinterestはコンシューマーの購入体験の全過程にアクセス可能だからだ。Pinterestは他の類似サービスと同じように、広告パートナーやコマースパートナーとして多くの事業者を集めたい。Pinterestのコンテンツの大部分は商業用コンテンツであり、スムーズな購入体験はPinterestのサービスにとって重要だ。

Pinterestのようなスタートアップしか、このような画像検索エンジンを用いた購入体験という大幅なアップデートを展開することはできないだろう。他のコマースサイトにはこういったツールは存在しない。Pinterestは大規模なソーシャルネットワークであり、1億人以上のユーザーがいる。ユーザーはキュレートショップやオーガニック検索、あるいはPinterestの進化し続ける広告ツールによる高度なターゲット広告から欲しい商品を見つけ、購入に至っている。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website