Venmoがギフトラッピング機能を導入、お金の受取時に楽しいアニメーションを表示

Venmo(ベンモ)は、友人や家族にお金を贈る新たな方法として、ギフトラッピング機能を導入した。米国時間1月13日に展開が開始されたこの新機能により、ユーザーは送金時に8種類のアニメーション付きギフトラップのデザインを支払いメモに追加できるようになる。

この新機能を利用するには、まず「Pay or Request(支払いまたは請求)」ボタンをタップし、受取人を追加する。そこから、ギフトラップのアイコンをタップして、支払いと一緒に送りたいギフトラップを選択する。ギフトラップを選ぶと、支払いを確定して送信する前に、アニメーションをプレビューするオプションが用意されている。

受け取った人には、アプリ内でギフトが届いたことが通知され、ギフトを開封してアニメーションを見ることができる。Venmoによると、送信者と受信者の両方が、支払いの詳細画面からいつでもアニメーションを見返すことができるとのこと。Venmoの新しいギフトラッピング機能は、米国時間1月13日より一部の顧客から展開が始まっており、今後数週間のうちにすべてのユーザーが利用可能になる。

画像クレジット:Venmo

「プレゼントの絵文字は、2021年にお客様が支払いメモに使用した絵文字のトップ10に入っていました」と、Venmoのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのDarrell Esch(ダレル・エシュ)氏は声明で述べている。「私たちは、この体験を強化するために新しいギフトラッピング機能を導入し、お客様が金額の大小に関わらず、その瞬間を大切な人と一緒にお祝いできるようになったことをうれしく思います」。

Venmoによると、過去1年間にVenmoやその他の個人間(P2P)決済サービスを利用して、ギフトとして送金したことがあると回答したユーザーは78%に上るという。ユーザーはホリデーや特別な時だけでなく、相手を思っていることを示す手段として、Venmoを使って相手にお金を贈ることが増えているとのこと。特に新型コロナウイルス感染拡大時には、Venmoを利用してお金を贈った顧客の半数以上が「感謝」や「単なるお礼」の印として送金していたことから、このような行動が増加したと同社では考えている。

今回の新機能導入に先立ち、Venmoは2021年、大規模なデザイン変更を行っている。アプリのプライバシー管理機能を拡張し、新機能の一部をより明確にすることに重点を置いた大幅なデザイン変更の一環として、同社はユーザーの取引がグローバルに公開されるフィードの提供を廃止した。現在はユーザーに「フレンドフィード」のみが表示されるようになっている。これはアプリのソーシャルフィードのことで、友達の取引だけを見ることができる。

画像クレジット:Venmo

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(文:Aisha Malik、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

国内産直通販サイトの食べチョクが「お歳暮・冬のギフト2021」特集コーナーを新設

産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、同じ生産者の商品をオンラインでリピート可

ビビッドーガーデンは11月18日、国内産直通販サイト「食べチョク」(Android版iOS版)において「お歳暮・冬のギフト2021」特集を新設した。クーポンを入手できる「お歳暮キャンペーン」も同時に実施されている。

お歳暮・冬のギフト2021特集では、海老やフグなどこの時期の贈り物にぴったりの商品を集めている。生産者自身が1箱ずつ梱包しているほか、直接購入のため既存流通より高い金額で生産者に還元ができたり、直送ならではの市場に出回らない希少な商品が購入できたりといった特徴がある。

食べチョクは、こだわりの生産者から直接食材や花きを購入できる産直通販サイト。取り扱っているのは、野菜・果物から米・肉・魚・飲料といった食材全般と花き類。

ユーザーの好みに合う生産者を選んでくれる野菜定期便「食べチョクコンシェルジュ」や旬の果物が届く定期便「食べチョクフルーツセレクト」により、定期的なお取り寄せにも対応している。友人と分け合える「共同購入」機能、販売前に商品を取り置きする予約機能などライフスタイルに合わせた買い方ができるようになっている。

ギフトを贈るモバイルアプリ「Goody」がホリデーシーズンに合わせさらなる資本を獲得

Goodyの共同創業者兼CEOのエドワード・ランド氏(画像クレジット:Goody)

ギフトを贈ることは必ずしも簡単ではないが、Goody(グッディ)は、それをテキストを送るのと同じくらい簡単にしたい。

マイアミを拠点とする同社は、2020年12月に、ローブからクッキー、多肉植物、スパトリートメントまで、厳選されたギフトのリストとともに始まった。必要なサイズを知らなくてもギフトを選ぶことができ、受け取った人はサイズや種類を選んだり、同じような価格のギフトと交換したりすることができる。

Goodyのアプリ画面(画像クレジット:Goody)

Goodyは消費者向けのアプリとしてスタートし、現在は企業間のギフト用にGoody+というウェブサイトも展開している。Goody+は4月にサービスを開始して以来、1000社以上の企業が利用している。

この11ヵ月間、同社は好調で、2021年3回目のラウンドを迎え、共同創業者兼CEOのEdward Lando(エドワード・ランド)氏が「ステップアップ」と呼ぶ1500万ドル(約17億1900万円)の資金を、Lantin America Fund(ラテンアメリカファンド)を通じてSoftBank(ソフトバンク)から調達した。

「2021年初めにNEAから1310万ドル(約15億円)のシリーズAを調達し、Index(インデックス)から400万ドル(約4億5000万円)のシードラウンドを調達した後、我々には十分な資金がありました」、ランド氏はTechCrunchの取材に対し語った。「チームに資金を投入しましたが、多くの関心が寄せられていました。また、ホリデーシーズンはeコマース企業にとって大きなイベントですので、完全なシリーズBは行わず2022年に行うことにし、拡大のために高い条件で資金を調達することにしました」。

短期間で約3200万ドル(約36億6800万円)を調達したGoodyは、今後のブランドとの提携を含め、法人向けギフトの既存製品、機能、サービスの拡大に注力している。新機能の中には、アプリ内で誕生日のリクエストをすると、ユーザーにポイントが付与されるというゲーム性のあるものもある。

消費者向けアプリとデスクトップツールを合わせて、2021年の第2四半期から第3四半期にかけて5000%の成長を記録しており、ランド氏は9月と10月に送られたギフトの量が615%増加したと述べている。

「Goodyへの投資には期待しています」、SoftBank Lantin America FundのマネージングパートナーであるShu Nyatta(シュウ・ニャッタ)氏は、書面による声明で述べた。「企業向けのギフトや従業員のエンゲージメントには、多くの空白があります。このスペースに消費者レベルの楽しいアプローチを提供するチームを見るのはとてもエキサイティングです。私たちは、Goodyが米国だけでなく、ラテンアメリカでもサービスを拡大できるよう支援していきたいと思います」。

Goodyは、2420億ドル(約27兆7400億円)の市場規模があると推定されているギフトサービス、特に法人向けのギフトサービスに資金を集めた最新の企業だ。2021年これまでに、Reachdesk(リーチデスク)が4300万ドル(約49億円)、Sendoso(センドソ)が1億ドル(約114億円)、Alyce(アリス)が3000万ドル(約34億円)を調達している。

ランド氏は、2022年までにGoodyを「米国における主要な雇用者の幸福とエンゲージメントのプラットフォーム」のレベルに押し上げるために、このパイの大きな部分に食い込もうとしている。また、フランスで育った彼は、ラテンアメリカに加えて、他の国での展開も視野に入れている。

 

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(文:Christine Hall、翻訳:Yuta Kaminishi)

ギフトを贈るモバイルアプリ「Goody」がホリデーシーズンに合わせさらなる資本を獲得

Goodyの共同創業者兼CEOのエドワード・ランド氏(画像クレジット:Goody)

ギフトを贈ることは必ずしも簡単ではないが、Goody(グッディ)は、それをテキストを送るのと同じくらい簡単にしたい。

マイアミを拠点とする同社は、2020年12月に、ローブからクッキー、多肉植物、スパトリートメントまで、厳選されたギフトのリストとともに始まった。必要なサイズを知らなくてもギフトを選ぶことができ、受け取った人はサイズや種類を選んだり、同じような価格のギフトと交換したりすることができる。

Goodyのアプリ画面(画像クレジット:Goody)

Goodyは消費者向けのアプリとしてスタートし、現在は企業間のギフト用にGoody+というウェブサイトも展開している。Goody+は4月にサービスを開始して以来、1000社以上の企業が利用している。

この11ヵ月間、同社は好調で、2021年3回目のラウンドを迎え、共同創業者兼CEOのEdward Lando(エドワード・ランド)氏が「ステップアップ」と呼ぶ1500万ドル(約17億1900万円)の資金を、Lantin America Fund(ラテンアメリカファンド)を通じてSoftBank(ソフトバンク)から調達した。

「2021年初めにNEAから1310万ドル(約15億円)のシリーズAを調達し、Index(インデックス)から400万ドル(約4億5000万円)のシードラウンドを調達した後、我々には十分な資金がありました」、ランド氏はTechCrunchの取材に対し語った。「チームに資金を投入しましたが、多くの関心が寄せられていました。また、ホリデーシーズンはeコマース企業にとって大きなイベントですので、完全なシリーズBは行わず2022年に行うことにし、拡大のために高い条件で資金を調達することにしました」。

短期間で約3200万ドル(約36億6800万円)を調達したGoodyは、今後のブランドとの提携を含め、法人向けギフトの既存製品、機能、サービスの拡大に注力している。新機能の中には、アプリ内で誕生日のリクエストをすると、ユーザーにポイントが付与されるというゲーム性のあるものもある。

消費者向けアプリとデスクトップツールを合わせて、2021年の第2四半期から第3四半期にかけて5000%の成長を記録しており、ランド氏は9月と10月に送られたギフトの量が615%増加したと述べている。

「Goodyへの投資には期待しています」、SoftBank Lantin America FundのマネージングパートナーであるShu Nyatta(シュウ・ニャッタ)氏は、書面による声明で述べた。「企業向けのギフトや従業員のエンゲージメントには、多くの空白があります。このスペースに消費者レベルの楽しいアプローチを提供するチームを見るのはとてもエキサイティングです。私たちは、Goodyが米国だけでなく、ラテンアメリカでもサービスを拡大できるよう支援していきたいと思います」。

Goodyは、2420億ドル(約27兆7400億円)の市場規模があると推定されているギフトサービス、特に法人向けのギフトサービスに資金を集めた最新の企業だ。2021年これまでに、Reachdesk(リーチデスク)が4300万ドル(約49億円)、Sendoso(センドソ)が1億ドル(約114億円)、Alyce(アリス)が3000万ドル(約34億円)を調達している。

ランド氏は、2022年までにGoodyを「米国における主要な雇用者の幸福とエンゲージメントのプラットフォーム」のレベルに押し上げるために、このパイの大きな部分に食い込もうとしている。また、フランスで育った彼は、ラテンアメリカに加えて、他の国での展開も視野に入れている。

 

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(文:Christine Hall、翻訳:Yuta Kaminishi)

【レビュー】「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」、レトロゲーム好きへのクリスマスプレゼントに

任天堂が「Nintendo OSAKA」を大丸梅田店に2022年末オープン、国内2店舗目の直営オフィシャルショップ

私が手にしているのは「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」だ。これは、任天堂の懐かしの携帯型ゲーム機シリーズの第2弾で、すでにSwitchを持っている人(あるいは手に入らない人)のための小さなクリスマスプレゼントとして作られたものだ。この「ゲーム&ウオッチ」は良い仕事をしており、収録されている3本の昔のゼルダは、ポケットに収まるサイズの非常に難易度の高い冒険を楽しむためのすばらしい選択肢だ。

数カ月前に発表されたこの税込5480円のガジェットは、2020年発売されたゲームボーイ以前の携帯ゲーム機をベースにしたシリーズの第1作目「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」と非常によく似ている。唯一の違いは、ゼルダのゲームで実際に使われるスタートボタンとセレクトボタンが追加されていることだ。

収録されているゲームは、オリジナルの「ゼルダの伝説」、難易度の高い横スクロールゲームの続編「リンクの冒険」、そして最近リメイクされた名作「ゼルダの伝説 夢を見る島」だ。また、80年代のクラシックなモノクロのゲーム&ウオッチも再現されているが、正直なところ、その楽しみ方は限られている。

それぞれのゲームは、そのままプレイすることも、進行状況を保存しながら、ゲームボタンを押して別のゲームに切り替えることもできる。しかし、それ以上のセーブ機能はないので「リンクの冒険」では何度も死ぬ覚悟が必要だ。

ディスプレイは豪華なものではないが、ゲームの解像度とよくマッチしており、このサイズで期待される程度に鮮明に見える。テレビでプレイするよりも「ゲーム&ウオッチ」でプレイする方が断然難しいが、十分に可能だ。ちなみに、これらのクローズアップ写真は、プレイ中に気づくよりもピクセルが目立っており、下の写真のようなスクリーンドア効果はない。ちょっとした気配りとして「ゼルダの伝説 夢を見る島」にはアスペクト比の調整オプションがある。オリジナルのゲームボーイの画面は4:3よりも狭かったので、その場で切り替えることができる。なお、収録されているのはカラーではなくオリジナルのモノクロ版だ。

実際の画面は非常にクリアで、グリッド効果はカメラの効果(画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch)

「ウオッチ」に関しては、時計の他にタイマーアプリが追加された。この時計はなかなか楽しい。午前0時と正午になると、リンクはオリジナルのゲームでクエストを開始し、剣を集めることから始まり、画面上に次々と産み出されるモンスターを1分ごとに繰り返し倒し、時には自分も死んで復活してから次のモンスターに向かうという、かなり行き当たりばったりのゲーム進行をする。ゲームをプレイしている単純なAIが記録しているわけではないので、まったく同じことが何度も起こるわけではない。

例えば、7時59分には緑のダンジョンでスタルフォスを退治し、8時になると必ずボスの部屋に進み、デグドガを小さくするために笛を吹いて、小さくなった哀れなデグドガを倒して、5つ目のトライフォースの欠片を手に入れる。11時30分には最後のダンジョンに入り、真夜中にはちょっと拍子抜けするほど簡単にガノンを退治する。そして、色を変えながらこのサイクルを繰り返す。ダンジョンやワールドマップはオリジナルゲームとまったく同じではなく、時計に合わせてさまざまな変更が加えられている。それでも、このシーシュポスのようなリンクが、さまざまな道具や宝物を何度も集めながら、ゲームを進行しているという感覚が得られる。

画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

タイマーは限られたものではあるが、1時間以内の任意の分数をカウントダウンするという期待どおりの働きをしてくれる機能だ。リンクは「リンクの冒険」のスタイルで敵と戦い、そして、私と同じように青の騎士を殺すのに苦労する。一定時間内の最高得点が記録されるので、3分間のラウンドに設定して、リンクの成績を競うこともできる。

「がんばれ、リンク」ここでのモアレ効果は誇張されている。実際にはディスプレイはとてもクリーン(画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch)

ハードウェアはほとんど変わっていないが、スタートボタンとセレクトボタンが追加されたことで、ただでさえ低い位置にあったAとBがさらに低くなっている。この点に関しては、平均的な手の大きさの人が数分以上プレイする場合には「理想的ではなかった」以前のハードウェアから「不快である」に変わった。任天堂は、それを1.5cmくらい上にずらすことはできたはずだ。幸いなことに、このデバイスは非常に軽量だ。

「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」の背面には、うっすらと光る小さなトライフォースがついている。これは、必要性のない素敵なディテールであり、誰かがこのデバイスを本当に愛していることを示している。

バッテリー駆動時間は、画面をどれだけ明るくするかにもよるのだが、少なくとも5、6時間、それ以上もつ可能性がある。今テストしているところなので、この点に関しては後で更新する。

もう1つの楽しみは、以前のマリオの時には見逃してしまったのだが、付属の箱がちょっとしたスタンドになっていることだ。切れ込みの入った脚を折りたたむと、デバイスを見やすい適切な角度に固定することができる。視野角はあまりよくないので、平なところに置いたり、真っ直ぐ立てたりするのは理想的ではない。

「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」は、ファミコンやゲームボーイの名作を愛する人なら誰もが喜ぶ、楽しいグッズだ。唯一の問題は、手に入れられるかどうかだ。

画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

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(文:Devin Coldewey、翻訳:Yuta Kaminishi)

米国アマゾン、プライム会員はメールアドレスや電話番号だけでギフトを送れるように

Amazon(アマゾン)は米国時間10月4日、ホリデーショッピングシーズンに向けて、モバイルアプリでギフトを送る際に使える便利な新機能を発表した。デジタル化された現代では知らない人が多い受取人の住所を入力する代わりに、プライム会員は、電話番号やEメールアドレスを使って友人にギフトを送ることができるようになった。

この機能は、チェックアウト時に配送先の住所を入力する代わりの手段を提供するもの。相手の住所を知らない場合は「Let the recipient provide their address(受取人に配送先住所を提供してもらう)」という新しいオプションを選ぶことができるようになる。そして、相手のメールアドレスまたは携帯電話番号を入力する。

チェックアウトが完了すると、ギフトを受け取った人は、あなたが提供した情報に応じてEメールまたはテキストを受け取り、自分のAmazonアカウントから希望する配送先をAmazonに伝えることでギフトを受け取れる。または、ギフトで受け取った商品と同額のAmazonギフトカードと交換するオプションもある。これは、ギフトの送り主がチェックアウト時に「ギフトレシートを追加する」オプションを選択することで可能になる。もちろんこの交換は実店舗のショッピングと同じように、ギフトを贈った人に通知することなく行える。Amazonはギフトを受け取った人にもともと購入された商品を表示するため、ギフトを選んでくれた人にはそのアイテムに対する感謝の気持ちを伝えることができる。

この機能は、Amazonで買い物をしたい人なら誰でも利用できるというわけではない。同社はその代わりにこれを、ユーザーにプライム会員(年額119ドル / 月額12.99ドル、約1万3200円 / 1440円)への登録を促すための新たなプロモーション手段として利用している。ギフトシーズンの煩わしさを解消することで、会員登録を躊躇していた人たちの背中を押す可能性はある。しかしおそらく、これまでAmazonプライムの利用を検討していなかった人に入会を促すほどの理由にはならないだろう。家族や友人、同僚に住所を教えてもらうだけなら、いつでもできるからだ。しかし、すでにプライム会員になっているユーザーにとっては、特にギリギリのタイミングでのプレゼントや贈り物を忘れた時など、有益なリテンション戦略として役立つかもしれない。

アマゾンによると、この機能は10月4日から米国のプライム会員向けにモバイルアプリで展開される予定だ(今のところ、米国本土に配送するギフトのみが対象)。

同社は4日、ブラックフライデーの早期割引情報や、複数週にわたりさまざまな商品が割引になるビューティーホール(買い込み)イベントも発表した。

画像クレジット:Thomas Trutsche / Getty Images

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(文:Sarah Perez、翻訳:Aya Nakazato)

オンライン・カタログギフトを手がけるギフトパッドが4億円を調達、お土産や野菜・米などの仕送りサービス拡充

オンライン・カタログギフトを手がけるギフトパッドが4億円を調達、お土産や野菜・米などの仕送りサービス拡充

オンライン・カタログギフト事業を展開するギフトパッドは4月12日、第三者割当増資による4億円の資金調達を発表した。引受先は、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合(VGI)。

今回調達した資金により、今後事業展開のコアとなるギフトパッドのプラットフォームを活用したGDX(Gift Pad Digital Transformation Platform)の推進に取り組む。また、かねてより推進している地域経済活性化に向けた地方創生事業の取り組み、オンラインおみやげサービス「みやげっと」、野菜や米などのオンライン仕送りサービス「シオクル」もサービス拡充を目指す。

オンライン・カタログギフトを手がけるギフトパッドが4億円を調達、お土産や野菜・米などの仕送りサービス拡充

同社は、紙タイプのカタログギフトの代わりにカード一枚、メール・SNSでカタログギフトが贈れる仕組みを提供。主なサービスとして、法人向けにセールスプロモーションやマーケティング、株主優待、福利厚生まで様々な活動で利用できる「3X‘s ticket」(サンクスチケット)を展開。そのほか自治体向けに地域の宿泊施設、飲食店、地域生産者、医療関係者を支援できるクーポンツールとシステムを提供する「Premium Coupon」(プレミアムクーポン)、誕生日プレゼントや結婚・出産祝いなどを贈れる個人向け「Gift Pad」を展開している。

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タグ:EC(用語)ギフトパッド(企業)ギフト / プレゼント(用語)資金調達(用語)日本(国・地域)

飲食料品ECのAoyamaLabが法人専用のデジタルギフトサービス「リモート手土産」を開始

飲食料品ECのAoyamaLabが法人専用のデジタルギフトサービス「リモート手土産」を開始

飲食料品ECスタートアップのAoyamaLab(あおやまらぼ)は3月17日、リモートワーク中の商談やお祝いメッセージに添付してデジタルで贈り物を贈る「リモート手土産」サービスを開始した。

リモート手土産は、リモートでの商談時の手土産や昇進などのお祝い、従業員へのプレゼントなど、様々なビジネスシーンで利用できるデジタルギフトサービス。

AoyamaLabは、法人間の手土産をギフトカードで贈るサービス「AOYAMA GIFT SALON」を展開しており、コロナ禍においてもリスクが少なく渡せる贈り物として利用者を拡大してきたという。今回、リモートワーク時代に合わせ、相手の住所がわからない状態でも贈れるデジタルギフトとしてリモート手土産を開始する。法人企業各社のビジネスの成功を後押しするサービスとして展開するとしている。

「リモート手土産」の特徴

  • 法人間ギフトとして厳選したラインナップから選択:有名店のスイーツ、お酒、高級牛肉、お米、レストランチケットなどを、法人間ギフトとして厳選した約300品から選択可能。これまでの商習慣における実物の手土産は、軽い・かさばらない・すぐ手に入るものに限られていたが、リモート手土産の場合自宅に直接送付するため、重いものや生もの、取り寄せ品など選択肢が広がっているという
  • 相手の住所が不要:リモート手土産の場合、贈り物を渡す相手にURLを送り、受け取った側が送付先住所を入力する。これにより、贈り物を送る際に住所を尋ねる必要がない。自宅住所を尋ねるハードルが高い取引先にも、気持ちのこもった贈り物を一言メッセージ付きで届けられるとしている
  • 無料ですぐ使える:法人アドレスがあれば誰でも無料で登録・利用が可能。贈り物を購入すると、最短で1時間以内にURLを納品し、すぐに使い始められるという

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プレゼントと温かい気持ちや想いも贈れるアプリGoodyが4.2億円調達

Amazon(アマゾン)で相手の「ほしい物リスト」が見られるなら別だが、今の世の中、誰かにプレゼントを贈るのはとても難しい。贈りたい友だちや家族の住所、相手のサイズや好みがわからないことも多々ある。そこを改善しようと考えた新スタータップGoody(グッディー)は、このたび400万ドル(約4億2000万円)の資金調達を成功させた。ローンチされたばかりのGoodyの贈り物アプリを使えば、友だちや家族や、その他の愛する人たちのお祝いにプレゼントを贈ることができる。また近々、相手のことを思っているという意思表示がでできる「IOU」の合図を送ることも可能になる。

利用するには、まずはiOS版またはAndroid版のGoodyモバイルアプリをダウンロードして、アプリが提示する数百ものブランドの商品を見て回る。誕生日や祝日などの状況や、お祝いやお見舞いといった特定の目的で絞り込むこともできる。

画像クレジット:Goody

贈りたいものが決まったら、相手の電話番号を入力する。するとGoodyは相手にテキストメッセージを送信し、あなたがプレゼントを贈ろうとしていることを知らせる。もらう側が贈り物の受け取りを認めるリンクをクリックすると、選択された商品のウェブサイトが開く。そこで、洋服なら自分のサイズや好きな色、カップケーキなら好きな味など、オプションがあればもらう側が設定できる。

受け取り人はそこで自分の住所を伝えると、品物が発送される。その後、お礼のメッセージを送信することもできる。

このエクスペリエンスが他の既存の贈り物スタートアップと異なる点は、受け取る側はアプリをダウンロードする必要がなく、贈る側も相手の電話番号だけ知っていれば発送できるというところだ。

画像クレジット:Goody

Goodyのアイデアは共同創設者で、手練の起業家であり、スタートアップ投資家でもあるEdward Lando(エドワード・ランドー)氏によるものだ。同氏が以前Y Combinator(ワイコンビネーター)の支援で立ち上げたGovPredict(ガブプレディクト)は先日売却を果たした。また、Misfits Market(ミスフィット・マーケット)の最初の投資家であり、Atom Finance(アトム・フランス)の役員であり、ランドー氏が現在居住しているマイアミのPareto Holdings(パレト・ホールディングス)の業務執行社員でもある。

Goodyで彼に合流したのが、Even.com(イーブン・コム)で技術責任者を務めていたMark Bao(マーク・バオ)氏と、Lee Linden(リー・リンデン)氏。彼は贈り物スタートアップKarma Gift(カーマ・ギフト)を2012年にFacebook(フェイスブック)に売却したことで知られている。

ランドー氏は、自身が贈り物が大好きなのだが、現状ではそのプロセスにスムーズに行かない部分が多くあるため、このアイデアを実現させたいと思ったという。ギフトカードなら簡単に送れるが、それでは心が伝わらない。

「Goodyで私たちが最も大切に考えているのは、非常に強い親密な感覚です」とランドー氏。「Goodyを使って何かを誰かに贈ると、『おお、私のことを本当よく考えてくれたんだ、私のことを思ってこれを選んでくれたんだ』という感覚が伝わります。単に適当なものが送られてきたと感じられる程度ではダメなのです」と彼は話す。

このモバイルアプリは2020年12月中旬にローンチされ、現在は200件ほどの業者が提携している。多くは直販市場の企業だが、それ以外にも、ノンアルコール食前酒のGhia(ギア)、オンラインフィットネスのThe Class(ザ・クラス)、ペットのFable(フェイブル)、健康食品のMoon Juice(ムーンジュース)、Raaka Chocolate(ラーカチョコレート)といった新興企業が含まれている。

画像クレジット:Goody

Goodyのビジネスモデルには、提携業者との収益分配が採用されている。提携企業に代わってGoodyが伸ばした売上げに応じて手数料が増える仕組みだ。

ブランドは、自らはあまり動くことなく新規顧客を獲得できることから、Goodyとの取り引きに興味を示すとランドー氏はいう。

「今や、コーヒーやチョコレートや、さまざまなすてきな商品をオンラインで販売する消費者直販ブランドの数は、数千件に上ります」とランドー氏。「しかも今は、見つけてもらうためにはFacebookの広告枠を買わなければなりません。私たちは、人々が品物を探し出せるもう1つの手段です。私たちは、そうした商品を発見できる巨大ショッピングモールのようなものです」。

またこのアプリは、友だちや家族とただ繋がっていたい人たちに便利なものになることも目指している。その目的のために、Goodyは今週、「IOU」という無料ギフトの展開を開始する。誰かにその人のことを思っていると伝えるためのものだ。いうなれば「今度、街に行ったら夕飯をおごるよ」というようなものだ。または、心の贈り物を交換するようなものだ。

さらに、誕生日や人生の大きなイベントなどの重要な日を記録できるカレンダー機能も追加する予定だ。

Goodyは2020年3月に創設され、アプリは同年の12月中旬にローンチされた。現在までに、およそ1万点の贈り物がこのサービスを通じて贈られたとランドー氏は話している。

もちろん、年末休暇シーズンだけでなく、パンデミックも、Goodyの人気を早々と高める一助となった。

「パンデミックは、すべての人にとって過酷な問題だと思っています。なかでも、あまり気軽には口にできない問題として、パンデミックがすべての人に及ぼしている精神的な苦痛があると私は思います。私たちは、社会的なやりとりを楽しむ生き物なのです。人に会うと、特に大好きな人と会えると、とてもよい気分になれます。反対に会えなくなると、気力が大量に消耗されます」とランドー氏は訴える。

「直接人に会うことと同じだとは言いませんが、温かい気持ちや励ましを伝えるのに、Goodyはとてもよい方法だと考えます。利用された方はみな、使った後にいい気分になったと話しています。それは稀なことだと思います」とランドー氏はいう。

画像クレジット:ニューヨーク市街のGoodyの広告

またGoodyは、アーリーステージ投資として400万ドル(約4億2000万円)強を調達した。投資に参加したのは、Quiet Capital、Index Ventures、Pareto Holdings、Third Kind Venture Capital、Craft Ventures、そしてCoinbaseの創設者Fred Ehrsam(フレッド・エールサム)氏とQuora (Charlie Cheever:チャーリー・シーバー氏)などだ。

Goodyの従業員は9名。マイアミに本拠を置くが、リモートで働いている人もいる。バレンタインデーを前に、同社はタイムズスクウェアの看板にアプリのスポット広告を出した。1年で最も多くの贈り物が行き交うイベントの1つであるこの時期に、新しい利用者を獲得しようという狙いだ。

歴史の中には、死んでしまったか数年前に退場してしまった贈り物スタートアップが散見される。Bond(ボンド)、Giftly(ギフティー)、Token(トークン)、Sesame(セサミ)など、持続性のあるオーディエンスを大量に獲得できずに失敗した企業たちだ。しかしD2Cブランドの台頭と、出会いを求めてFacebookを使う若者の減少によって、新たなプレゼントスタートアップが成長できる環境が醸成される可能性がある。

Goodyアプリは、App StoreまたはGoogle Playで無料ダウンロードできる。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Goody資金調達プレゼント

画像クレジット:Goody

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(文:Sarah Perez、翻訳:金井哲夫)