クックパッド、JR東日本と連携し駅改札で食材を受け取れるサービスをトライアル実施、利用料無料

クックパッドがJR東日本と連携し駅改札で食材を受け取れるサービスをトライアル実施、利用料無料クックパッドは2月2日、生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」(Android版iOS版)で購入した食材を、JR東日本の駅改札で受け取れるサービスのトライアルを開始したと発表した。JR東日本とJR中央線コミュニティデザインとの連携により実現したもので、受け取りサービス利用料は無料。

対象となる駅は、根岸線磯子駅、横浜戦小机駅、南部線稲城長沼駅、南部線・武蔵野線の府中本町駅。今後、横浜駅と川崎駅についても準備が整い順次開始する(決定次第、別途発表)。それぞれの駅ごとに受取可能時間や対象期間が異なるため、以下画像を参照のこと。

受け取りサービスを利用する場合は、クックパッドマート専用アプリを利用し、注文時に受取場所と日付を選択する。いくつか注意事項があり、受け取り可能期間はアプリに表示される日時のみで、受け取り日時を過ぎた場合の再配達はない。また、受け取る駅まで移動が必要な場合、有効な乗車券類が必要となる。列車の運行不能・遅延などにより改札の混雑が発生した場合は、待ち時間が発生してしまう可能性がある。緊急対応や極度の混雑や係員不在といったやむを得ない理由により受け取りができなかった際は、駅ではなくアプリで運営に連絡を入れる必要がある。

1品注文OKで送料無料の生鮮食品EC「クックパッドマート」にAndroid版登場

クックパッドが手がける生鮮食品のECサービス「クックパッドマート」にAndroid版アプリが登場した。

クックパッドマートはアプリで必要な食材を選択するだけで生鮮食品が手に入るECサービスだ。同サービスは、スーパーなどの大型店ではなく、街のパン屋さんや精肉店などの小規模店舗や農家の人々とパートナーシップを結んでいる。それらの店舗が扱う「こだわりの食材」をアプリで購入することが可能だ。

だが、クックパッドマート最大の特徴は、それらの食材を1品から注文でき、しかも送料もかからないということ。購入した商品は地域にある「受け取り場所」と呼ばれるピックアップ地点(ドラッグストアやカラオケなどの店舗)まで届けられ、ユーザーがそこに商品を取りに行くという仕組みだ。

クックパッドマートは2018年9月にサービス開始。当初は2箇所だった受け取り場所は現在、東京都渋谷区や目黒区を中心に14箇所まで拡大。また、これまでは商品を翌日に届けるためには配送前日の午後6時までに注文しなければならなかったが、Androidアプリ公開と同時に発表したアップデートで、その時間を「配送当日の午前2時」までへと延長するなど、サービスの利便性は徐々に高まっているようだ。

ただ、ユーザーが受け取り地点まで取りに行くというサービスの仕組み上、この数字をできるだけ早く増やすことが直接サービスの利便性につながることを踏まえると、まだまだ受け取り箇所は少ない印象を受ける。しかし、1品から注文できて、かつ送料無料という同サービスは、特に共働き世帯などには非常に便利なサービスと言えるだろう。

まだ東京都内に住むユーザー限定のサービスではあるが、気になる読者は今回発表されたAndroid版、または以前からリリースされているiOS版をチェックしてみてほしい。

1品注文OKで送料無料の生鮮食品EC「クックパッドマート」が本日スタート、まずは学芸大学駅周辺から

過去にTechCrunch Japanでも紹介した、レシピサービスのクックパッドが手がける生鮮食品のECサービス「クックパッドマート」がいよいよ本日9月20日よりスタートする。

クックパッドマートはアプリで必要な食材を選択するだけで生鮮食品が手に入るECサービス。街のパン屋さんや精肉店などの小規模店舗(パートナー)で扱う“こだわりの食材”をアプリで購入することが可能だ。最大の特徴は、クックパッドマートでは1品から食材を注文することができ、送料も無料であるということ。貧乏性の僕は、「〇〇円以上で送料無料」となるとついつい無駄なものを買ってしまったり、買いだめしてしまったりする。でも、食材は鮮度が命。クックパッドマートを使えば無理に買いだめする必要がないのがうれしいところだ。

また、レシピサービスのクックパッドならではの仕組みとして、食材のレシピに必要な食材をまとめて購入できる仕組みもある。

クックパッドマートの仕組みは以下の通りだ。クックパッドはまず、ユーザーから指定された食材をパートナーである精肉店や精魚店で集荷する。そして、食材を集荷した当日中に“受け取り場所”と呼ばれるピックアップ地点まで配送し、ユーザーがその受け取り場所まで自分で食材を取りにいくというシステムだ。

クックパッドマートの受け取り場所

本日のリリース時点でクックパッドマートの受け取り場所として準備されているのは、東京・学芸大学駅周辺にある「なんでも酒やカクヤス 学芸大学前店」「カラオケの鉄人 学芸大学店」の2店舗。一方、食材を提供するパートナーは5店舗でスタートする。

クックパッドはこれまでに、すでに受け取り場所を提供するカクヤス(なんでも酒やカクヤス運営)と鉄人化計画(カラオケの鉄人運営)のほかにも、ツルハドラッグを運営するツルハやY2T STANDを運営するフェシリダージなど計5社との連携を発表しており、今後も受け取り場所とパートナーを順次拡大していく方針としている。

クックパッドマートのiOSアプリは、本日よりこちらでダウンロードできる。

クックパッドが食品ECビジネスに参入、街のお店の“こだわり食材”をアプリで買える「クックパッドマート」発表

料理レシピサービス「クックパッド」などを提供するクックパッドは7月10日、生鮮食品のECサービス「クックパッドマート」を発表した。同社はまず、2018年夏より東京の渋谷区、世田谷区、目黒区限定で同サービスをスタートする予定だ。

クックパッドマートを開発した”買物事業部”を率いるのは、2018年1月にクックパッドへ吸収合併されたコーチ・ユナイテッドでCEOを務めていた福崎康平氏だ。「ひとくちに食事と言っても、買い物、調理、後片付けなど、そこにはさまざまな過程がある。しかし、調理するときに見るレシピを手がけるクックパッドは“料理を作る瞬間”しか消費者の心を掴めていない。それを変えたかった」と、福崎氏はレシピサービスのクックパッドが食品EC事業に参入する意図を語った。

1品から食材を購入でき、送料は無料

クックパッドが本日発表したクックパッドマートは、アプリで必要な食材を選択するだけで生鮮食品が手に入るECサービスだ。街のパン屋さんや精肉店などの小規模店舗(パートナー)が提供するこだわりの食材をアプリで購入することができる。ユーザーにとって最大の特徴は、クックパッドマートでは1品から食材を注文することができ、送料も無料であるということだろう。また、レシピサービスのクックパッドならではの仕組みとして、食材のレシピに必要な食材をまとめて購入できる仕組みもある。

日本の食品ECサービスには、昔ながらの生活共同組合(生協)の食材配達サービスや、2017年4月より国内でサービス開始したAmazon Freshなどがあるが、クックパッドマートはそれらとはちょっと違う仕組みで運営される。

クックパッドはまず、ユーザーから指定された食材をパートナーである街の精肉店や精魚店で集荷する。そして、食材を集荷した当日中に“受け取り場所”と呼ばれるピックアップ地点まで配送し、ユーザーがその受け取り場所まで食材を取りにいくというモデルだ。福崎氏によれば、このモデルを選択することで、配送料を節約するための“ルート配送”を実現でき、ECサービスでよくある「〇〇円以上で配送料無料」という煩わしさを避けることができたのだとか。

その受け取り場所として想定されているのは、食材を提供する食品店、コンビニ、クリーニング店などの地域の店舗や、マンションの共有スペースなど。クックパッドは受け取り場所を提供してくれるパートナーを広く募集し、サービスの拡大を目指すという。

福崎氏によれば、クックパッドは今後、半径2kmのエリアごとに30〜50箇所の受け取り場所を用意し、「最寄り駅から自宅までの帰り道に受け取り場所が必ずあるだけでなく、職場の付近でのピックアップなど選択肢が複数あるような状態」していく予定だという。

こだわりの食材を、便利に

「各地域には長年お肉やお魚だけを扱ってきた名店がたくさんある。そういったお店が扱う、本当においしい食材をアプリで手軽に注文できるというのがクックパッドマートの特徴だ。そういった小規模店舗が参加でき、配送もこちらが一手に行うプラットフォームを作りたかった」と話す福崎氏。

その言葉の通り、クックパッドマートは他のECアプリとは少し変わった作りをしている。ユーザーは「鶏肉」など食品の種類ごとに食材を選択するのではなく、まずはパートナーのお店を選択し、その後にそのお店が扱う鶏肉を選択するというフローだ。このあたりからも、「街のお店のこだわり食材を手軽に購入できる」というクックパッドマートの特徴を大事にする様子が伺えるだろう。

上述したように、クックパッドマートのモデルではユーザーが受け取り地点までわざわざ食材を取りに行く必要がある。それだけ聞くと、「だったらスーパーまで買い物に行くのとあまり変わらないのでは」という意見もありそうだ。

でも、福崎氏の言葉の通り、クックパッドマートは地域に散らばる名店のこだわりの食材を一箇所で受け取れるサービスであると考えれば、このサービスを利用するメリットを理解しやすいのかもしれない。それに、クックパッドマートのような食品ECサービスを頻繁に利用するユーザーとして考えられるのは、共働きをする若い世代だ。そうしたユーザーは昼間に自宅にいないことも多く、好きな時間に職場からの帰り道にある受け取り場所でピックアップできるというモデルの方が逆に便利なのかもしれない。

クックパッドマートの当面の目標として、福崎氏は「年内に、利用可能エリアを複数のエリアに拡大し、受け取り場所も数十箇所設置する。そして、“クックパッドマートで生活する人”を作りたい。来年以降は、受け取り専門の店舗やクルマを設置することも考えている。来年度中にはこのビジネスモデルを確立したい」と語った。

クックパッドマートを手がける買物事業部のメンバー。写真中央が事業部長の福崎康平氏。