企業がより効果的なビジネス英文を書けるように指導するTextioが$20Mを調達

企業の文書の文章を直してくれるTextioは急速に成長して、今ではCiscoやJohnson & JohnsonのようなFortune 500社の大企業が、人材の獲得業務を改善するために利用している。同社が行う、文章のちょっとした直しによって、求人への応募者の数や応募者の質が、がらりと変わるのだ。

今同社は、求人求職以外の分野への進出を志向しており、その業容拡大のために、Scale Venture Partnersが率いるラウンドにより、2000万ドルを調達した。参加した投資家は、Bloomberg Beta, Cowboy Ventures, Emergence Capital, そしてUpside Partnershipだ。

Textioを創業したKieran SnyderとJensen Harrisは二人ともMicrosoft出身で、あるとき企業の言語能力を良くするためのサービスをやろう、と発想した。前にMicrosoftの生産性スイート部門(Microsoft Office)にいたSnyderは、企業のコミュニケーション能力の面で、そのスタートアップに貢献したい、と思った。

彼らは自分のサービスを“augmented writing”〔仮訳: 拡張ライティング〕のためのプラットホーム、と呼んでいる。ユーザーは自分のテキストに対するフィードバックをもらうのだが、それは必ずデータに裏打ちされている。しかも、その文章を読むターゲットの層〔例: ハイティーン女性〕が、意識されている。そのため、ユーザーは自分のコミュニケーションを改良でき、より好意的な反応や返事をもらえるようになる。

(原著者注記: 生活のために言葉を並べている者の一人として、それを自分よりも上手にできるコンピューターがあると知れば、ものすごく不安になり、そんなくそったれのための記事なんか書きたくない、と思ってしまう。それを採用する人が増えれば、ぼくなんかすぐに要らなくなってしまうだろう。)

Textioの技術の最初のアプリケーションは求人だった。顧客は求人票の草案を同社に提出し、その問題点を指摘される。それは市場が大きいだけでなく、応募者が多かったか少なかったか、応募者の質が良かった(高かった)か良く(高く)なかったか、という具体的な評価がすぐ出る。

でもTextioは、自分たちの技術が企業の求人以外の分野にも応用できる、と信じている。そこで、今回の資金調達となった。企業が顧客やパートナーや、将来社員になるかもしれない人びととコミュニケーションするときにも、良い言葉、良い文章を求めるニーズがあるはずだ。

今回の投資で、Scale Venture PartnersのパートナーStacey Bishopが同社の取締役会に加わる。ScaleとBishopはマーケティング自動化企業Hubspotにも投資しているので、投資家としての一般的な助言のほかに、営業やマーケティングにおける企業のコミュニケーション能力について、専門的な知見をTextioのもたらすことができるだろう。

“このプラットホームをそのほかのタイプのビジネス文書にも拡張していきたい”、とSnyderは語る。“どの分野でも、より効果的な文書を書きたいというニーズはとても大きいはず”、と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

オンラインでのより良い会話をデザインする

【編集部注】著者のAshleigh Axiosは、Automatticにデザイン担当として入社する前は、オバマ時代のWhite Houseの、Creative Directorならびにデジタルストラテジストだった。

AutomatticMIT Center for Civic MediaThe Mash-Up Americansの3者は、率直な対話をもちながら、共感を深め、世界をより包括的で思いやりのある場所にするために協力してきた。これまでのところ、私たちは問題を明らかにし、私たちの前提を探求してきた。この3回目のDesign and Exclusion(デザインと排除問題)対談では、私たちがオンラインで互いに引き付け合っている方法について語り合うことになった。

私たちはそれぞれ、オンラインで話す時間を増やし、写真、ストーリー、思い出を他人と共有しているものの、どれほど多くの、世界中の善意あるいは悪意の他者がこの情報にアクセス可能なのかを考慮することはあまりない。もしあなたが他の人たちと似たような考えの持ち主ならば、それについて深く考えること避けるだろう。なにしろそれは、恐ろしいものである可能性があるからだ。ありがたいことに、オンラインでの対話やコミュニティを改善する方法を考えるために、その時間を費やすことを選んだ人たちが居る。私たちは、こうした先駆者たちの何人かを同じ議論の場に引き出すことができた。

この対談では、Tech LadyMafiaの共同創業者であり、Call Your Girlfriendの共同主催者でもあるAminatou Sowが、MIT Center for Civic MediaのディレクターであるEthan Zuckermanと、最大のオンライン辞書Wordnikの創設者であるErin McKeanとの間の、素晴らしい議論の仲立ちをしている。私たちのホストであるAmy S. Choiは、何人かのデザイナーたちが個人的なソーシャルメディアポリシーを述べ、いつそして何をを共有するのかについて、彼らの線引がどこにあるかを紹介するところから議論を始めている。録音は以下のリンクから(完全な書き起こし文付き)。

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(翻訳:Sako)

‘サーバーレス’のブームに乗り遅れなかったTwilio Functionsはデベロッパーがサーバーのことを忘れて通信アプリケーションを書ける

デベロッパーに通信APIを提供しているTwilioが今日(米国時間5/25)、Twilio Functionsというものを立ち上げて、世に言う“サーバーレス”プラットホームの仲間入りをした。FunctionsもAPIの一種だが、これを使うとデベロッパーは、サーバーの運用とかインフラストラクチャの管理、スケーラビリティなど低レベルの問題をすべて忘れて、自分のイベント駆動アプリケーションの構築に専念できる。

Twilioの今日の発表声明でプロダクト担当VP Patrick Malatackはこう言っている: “コードは書くことはクリエイティブな仕事だから、たとえばクラウドを利用する通信アプリケーションを作るデベロッパーや企業は、顧客がそれから得る体験に集中すべきであり、サーバーの管理に時間と精力を取られるべきではない。通信の未来を築くのはデベロッパーの創造力であり、Twilio Functionsはそれを支える。これを利用するデベロッパーの仕事ぶりを見るのが、今から待ち遠しい”。

というわけで、インフラのメンテナンスやスケーリングに煩わされることなくデベロッパーは、一連のファンクションを使って自分のコードをTwilioのプラットホーム上で動かせる。たとえばそれは、新たにSMSのメッセージが来るたびに何かをするアプリケーション、だったりするだろう。具体的には、デベロッパーはJavaScriptでコードを書く。するとTwilioはそのコードをNode.jsの標準的な環境で実行する。そのNode.js環境は、Twilioのインフラ上にある。

率直に言って、“サーバーレス”は、ぼくのあまり好きくないバズワードの筆頭だ(“ハイパーコンバージド”と肩を並べるかな)。たしかにそれは、サーバーなどのインフラを抽象化してデベロッパーの念頭から消し去ってしまうけれども、プログラミング上の重要な含意は、それよりむしろ、入ってくるイベントに対応してコードの実行がトリガされる、イベント駆動型のプログラミングである、という点にある。

このイベント駆動モデルのもうひとつの約束は、計算機資源の使用料を、実際に使ったぶんだけ払えばよい、ということにある。たとえばTwilio Functionの場合は、最初の10000リクエストは無料、その後は1リクエストごとに0.0001ドルだ。リクエストに(==イベントに)応じて、静的ファイルをサーブしてもよい。その場合も、最初の10000リクエストは無料、その後は1回につき0.0001ドルだ。

これらすべてを動かすのがTwilio Runtime、そこにはヘルパーライブラリやAPIのキー、構成済みの諸資産、デバッグツールなどがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Samsungの新しいアプリは、失語症の人たちのコミュニケーションを助ける

かつてはばかげた新奇性として嘲笑の対象になっていたこともあるが、絵文字(emoji)は独立したコミュニケーションツールになりつつある。新しいアプリケーションWemogeeは、表意文字を用いることで、読み書きや会話の難しい失語症(aphasia)の人びとを助けようとするものだ。

Samsung Electronics Italia(Samsungのイタリア子会社)とスピーチセラピストのFrancesca Poliniの協力によって開発されたWemogeeは、テキストフレーズを絵文字の組み合わせで置き換えながら、メッセージングアプリとして、または対面の対話で使用することができる。現在英語とイタリア語をサポートし、4月28日にAndroid用に提供される予定だ。iOS版は今後のリリースが予定されている。

失語症は、言語理解と会話を担当する脳領域が傷ついた場合に発生する。最も一般的な原因の1つは脳卒中だが、失語症は脳腫瘍、外傷性脳傷害または神経変性疾患に起因することもある。

全国失語症協会(National Aphasia Association)によれば、約200万人のアメリカ人がこの疾患を患っており、毎年18万人の患者が増えている。失語症を患う人の多くは身振り手振りを使ったり、絵を描いたり、ピクチャボードを使ったりしている。Wemogeeは、失語症の人たちに、より高速で多用途の代替手段を与えるためにデザインされている。

Wemogeeの開発者たちは、これを「失語症を持つ人びとが、コミュニケーションを取れるようにするためにデザインされた、初の絵文字ベースのチャットアプリケーション」だと説明している。アプリにはビジュアルとテキストの2つのモードがあります失調症のユーザーに対しては、6つのカテゴリに分類された140以上のフレーズを伝達するように整理された、絵文字が表示される。Wemogeeは、絵文字の組み合わせを非失語症ユーザーのためにテキストに変換し、その返信を再び絵文字に変換する。

「絵文字は感情の全ての側面を表現しているため、失語症の患者もそれらを理解します。ジェスチャー、画像、そして表情の使用は、言語理解や、しばしば発話に対しても、完全に残されていて使える機能なのです」とPrepiniは語る。

絵文字は書き言葉によるコミュニケーションの「劣化版」だを中傷する者もいるが、こうしたシンボルは非言語的な会話にニュアンスを加えるのに非常に役立つものだ。子供たちが虐待についてコミュニケーションを取れるようにするために、絵文字を使うアプリケーションもある。

Unicodeが絵文字「アルファベット」をより包括的に取り込むにつれて、この小さなシンボルたちは、より多くの人々が自分自身を表現するのを助けてくれるのだ。

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(翻訳:Sako)

インターネットを使わないローカルな通信ネットワークを作るgoTennaがシリーズBで$7.5Mを調達

インターネットを使わない通信を指向して2012年に創業されたgoTennaは、今や社員が23名にもなり、専用ハードウェアを発売するまでに成長した。今日同社は、Union Square Ventures率いるシリーズBのラウンドで、新たに750万ドルの資金を調達した。

goTennaのアプリ等を使うとスマートフォンがウォーキートーキー(トランシーバー)になり、同じくgoTennaを使っている近くのスマートフォンと通信できる。ニューヨークのブルックリン出身の同社は、消費者と企業団体の両方をターゲットにしているが、より将来性があるのは後者の方だ。自分たちだけの独自の通信ネットワークは、週末のピクニックなどには便利だが、行政機関などの災害対応チームにとっては、人の命にかかわるほど重要だ。

goTenna team at REI

goTennaのチーム(アウトドア用品ストアREIの店頭で)

今日(米国時間4/13)のラウンドも含めて合計わずか1680万ドルの調達資金で、同社はこれまで3つの製品を作った。goTennaとgoTenna Mesh、そしてgoTenna Proだ。そのうちgoTennaはアメリカの消費者が対象、Meshは国内と海外のユーザー、そしてProは行政や企業が対象だ。goTenna Meshはこの春発売予定で、Proは秋以降になる。

goTennaは基本的にはハードウェア企業だが、これまでずっと、収益源の多様化に努めてきた。昨年の秋には、goTenna Plusというサービス製品を立ち上げた。このサービスは、オフラインの地図検索や、受信確認、位置追跡などの機能がある。

また、国際化にも熱心だ。CEOのDaniela Perdomoによると、国際展開によって、応答性の優れたサプライチェーンを構築できる、という。

“これまではずっとR&Dモードでやってきたけど”、とPerdomoは語る。“それでも数百万ドル相当の製品を無理せずに売れたから、今後もR&D企業のままでいたい”。

資金調達があまり好きではないPerdomoは、それに臨む姿勢もかなり保守的だ。つまり、向こう1年半から2年のあいだに必要と思われる金額の50%増し、という額の調達をねらうのだ。その後は、外部資金に依存しなくてもやっていける、と彼女はきっぱりと言った。

今日のシリーズBには、goTennaの既存の投資家たちも参加した。それらは、Walden Venture Capital, MentorTech Ventures, Bloomberg Beta, BBG Ventures, そしてCollaborative Fundだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GitHubのエンタープライズバージョンが重すぎる企業のために通常Webサービスの“企業用プラン”が登場

Workers install a billboard for GitHub Inc. in San Francisco, California, U.S., on Tuesday, Nov. 11, 2014. GitHub, which provides open-source code hosting services and has raised more than $100 million from investors, is among tech startups boosting demand for billboard space around Silicon Valley. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg via Getty Images

GitHubが今日(米国時間3/1)から大企業向けの提供物を拡張する。元々デベロッパーが効果的にコラボレーションし、ソースコードを共有するためのサービスだったGitHubだが、最近ではそのツールのエンタープライズバージョンを提供して、同じサービスを大企業が自社のために自社のデータセンターやAWS、Azureなどの上でホストできるようにしている。今日発表されたのは、企業自身が動かすバージョンというより、前からあるGitHubサービス本体の企業用バージョン、ビジネスバージョンで(下図)、というか‘プラン’で、それはユーザー一人あたり月額21ドルで利用できる。

では、無料や月額7ドルや9ドルの従来型サービスと、21ドルのビジネス用サービスプランは、どこがどう違うのか。この高い月額のサービスでは、上述の、GitHubツールのエンタープライズバージョンと同じく、Ping Identity, Okta, Azure ADといったSAMLベースのシングルサインオンがサポートされる。そしてアドミンがユーザーアカウントの供与やパーミッションの管理を行えるし、アカウントの供与/解消の自動化もできる。GitHubのエンタープライズバージョンにあってビジネスバージョンのサービスプランにないものといえば、Team Syncだけだが、これも年内にはサポートが予定されている。

さらに99.95%のアップタイムが約束され、その約束をSLAが支える。ウィークデーにはサポートにアクセスできる。

というわけでこれは、GitHubにとって当然のような次の一歩だ。エンタープライズバージョンを自分でオンプレミスでホストできるような大企業は多くないし、その必要のないところもある。しかしこれまでは、その必要のないところでも、エンタープライズ機能が使いたければ、GitHub Enterpriseのセルフホストしか選ぶ道はなかった。でもこれからは、もっと容易に、エンタープライズ級のGitHubを使えるし、アドミンの仕事も楽になる。

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Googleの大規模分散システムに適した高効率のRPC実装gRPCがCloud Native Computing Foundationに寄贈された

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Googleが今日(米国時間3/1)、同社の高性能なリモートプロシージャコール(remote procedure call, RPC)フレームワークgRPCを、Cloud Native Computing Foundation, CNCF)に寄贈する、と発表した。CNCFはすでに、Google生まれのコンテナオーケストレーションツールKubernetesやそのほかのコンテナおよびマイクロサービス関連のプロジェクトを普及させていくための、ホームになっている。gRPCはCNCFのポートフォリオの6つめのプロジェクトだ。

gRPCやApache ThriftのようなRPCフレームワークは、アプリケーションが自分と同じマシンまたはリモートのサーバーで動いている別のアプリケーションのコード(プロシージャ)を動かしたり、その結果をもらったりするための技術的枠組みだ。その点ではREST APIの仕組みにも似ているが、RPCが実際にリモートのコードを…まるでプログラミング言語が関数/ファンクションを呼び出すときのように…動かす(呼び出す、コールする)のに対して、RESTは特定のリソース(処理の結果)を得ることが主な目的だ。

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GoogleはgRPCを2015年にオープンソースにした。そのとき同社は、このフレームワークを使って自分たちのマイクロサービスの多くを動かしている、と述べた。そのことは、今でも変わらない。2015年の同社の説明では、“gRPCは分散システムの構築における長年の経験がベースになっている。この新しいフレームワークを利用してデベロッパーが、現代的で帯域効率とCPU効率の良い、そしてレイテンシーの低いやり方で、複数のデータセンターにまたがる大規模な分散システムや、モバイルアプリの駆動、リアルタイム通信、IoTデバイス、そしてAPIなどを作ってほしい”、と言っている。

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Open GardenがオフラインチャットFireChatの基盤技術であるメッシュネットワーキングをSDKで公開

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オフライン(インターネットや携帯電話不要)のメッセージングソフトFireChatを作っているOpen Gardenが、FireChatを支えているメッシュネットワーキング技術をすべてのデベロッパーのために公開する。今日バルセロナのMobile World Congressで同社が発表したMeshKit SDKによりデベロッパーは、自分のアプリにピアツーピアの通信機能を容易に実装できる。すぐに思いつくユースケースはチャットだが、音声やビデオにも使えるし、スポーツの実況なども可能だ。

数か月前に同社のWebサイトで秘かに発表されたこのSDKは、当面Androidのみだが、iOSバージョンのローンチも遠くない、という。SDKを利用したい人は、同社に登録する。

MeshKitは、人びとがメッシュネットワーキングに期待する標準的な通信機能をすべて備えている。たとえばひとつの接続ノードから全員がインターネットにアクセスできる機能や、完全なオフライン機能などだ。なお、すべてのメッセージがエンドツーエンドで暗号化されている。

このSDKに関して同社とパートナーしているブラジルの音楽アプリStudio Solは、このメッシュネットワーキングを使ってユーザーが友だちと音楽を共有できる機能を提供している(インターネットの接続がなくても)。同社は、アプリの配布にもこのSDKを使うことを考えている。OpenGardenの試算では、インターネットのWiFi接続や4Gの携帯接続を使う場合の最大15倍高速な、アプリのダウンロードが可能だ。

このSDKに利用は有料だが、まだ料金は発表されていない。“まだ料金は決めてないが、デベロッパーからの相談には応じる”、ということだ。

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Amazonが企業用のビデオ会議サービスChimeをAWSから提供、エンタープライズ顧客のつなぎとめ策か

Amazon corporate office building in Sunnyvale, California

Amazonが今日(米国時間2/13)、同社のSkype対抗サービスChimeを発表した。それはAWSが提供するビデオ会議とコミュニケーションのサービスで、主に企業ユーザーがねらいだ。

単なるVoIP電話やビデオによるメッセージングだけでなく、Chimeには仮想ミーティング機能があり、ユーザーはこのサービスを利用してリモートミーティングを主催したり、参加できる。料金はユーザー一人月額2ドル50セントからで、ビデオや画面の共有など高度な機能も含めると最高月額が15ドルになる。ベーシックな機能だけなら無料だが、それでできるのはビデオ電話と二人だけのチャットのみだ。

ChimeはWindows, MacOS, iOS, そしてAndroidデバイス上で利用できる。

これはAmazonがSkype for businessやGoogle Hangoutsのようなものを提供する、という単純な話にとどまらず、AWSがGoToMeetingやCisco(WebEx)などと伍して仮想ミーティングの管理サービスに乗り出す、という事案でもある。

AWSのエンタープライズアプリケーション担当VP Gene Farrellが、今日の発表声明でこう言っている: “企業の仮想ミーティングは、今使っている技術に満足していないユーザーがとても多い。使いづらいアプリケーションやサービスが多く、オーディオやビデオの質も悪く、やりたいことをやるためには、複数のツールを頻繁に切り替えながら使わなければならない。しかもそれでいて、料金は異様に高い”。

本誌のエンタープライズ担当ライターRon Millerが今週書いているように、AWSはクラウドサービスではすでに巨人だ。今回Chimeでもってエンドユーザーサービスに進出するのも、競争激化の中でエンタープライズ顧客をもっとしっかりつかまえておきたい、という意思の表れだろう。Microsoft、Google、それにAlibabaのような新参者すら、AWSから顧客を奪おうと必死だ。しかもそのAWSは今や、Amazonの経営の柱と呼んでも過言ではないほどの、財務的優等生だ。

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分散コラボレーション用の無限サイズのオンラインホワイトボードを提供するDeekitがシードラウンドを完了、書く/描くのほかにコンテンツの貼り付けもできる

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EstoniaのDeekitが、主にヨーロッパ全域のエンジェルたちによるシードラウンドで40万ユーロを獲得した。ラウンドを仕切ったのはエストニアのSpring Capitalだ。そしてエンジェル投資家は、Mark Gillett(元SkypeのCTO), Copenhagen Business Angelネットワーク(代表者のOle AndresenはAppleの地域的マネージングディレクター), そしてEstonian Business Angelネットワークのメンバーなどだ。

元Skypeの社員たちが創業したDeekitは、メンバーが各地に分散しているチームが、いろんなプラットホーム上からコラボレーションできるためのオンラインホワイトボードをサービスとして提供する。ボードのサイズに制限はなく、いつでも表示できる。今はTransferwise, CGI, GrabCad, Guaana, SorryAsaServiceなどの企業が主な顧客だ。

Deekitの使用感は、本物のホワイトボードとあまり変わらない。ユーザーが記入のために利用したい図形やそのほかの成分も、ライブラリとして揃えている。デザイナーがワイヤフレームをドラッグ&ドロップしてWebサイトの簡単なスケッチを描いたりすることも、できる。有料ユーザーになると、ビデオやスプレッドシート、そのほかの文書など、Web上のコンテンツの貼り付けもできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

有償ユーザー125万人で、Slackの成長がややダウン

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Slackはいまでも急速な成長を続けている、過去5ヶ月の間にDAU(Daily Active User:日次アクティブユーザー)と有償ユーザーが33パーセント増加した。しかし、以前ほどではない。昨年の12月15日から今年の5月25日までの5.5ヶ月で、DAUが50パーセント、有償ユーザーが63パーセントの伸びたときに比べれば 。

これはTechCrunchが聞きつけた、Slackの顧客継続率のわずかな落ち込みという噂とも整合する。カジュアルでGIFに埋められたワークプレースチャットアプリが大企業を賑わつつある一方、スケーラビリティに課題があるためだ。例えばUbserは、4月にSlackの利用を止めている

Slackの今日のブログ投稿によれば、同社現在400万人のDAUを抱え、週次アクティブユーザーは580万人。125万人以上の有償ユーザーと3万3000の有償チームが存在している。現在の年間売上予想は1億ドルである。それは4月に2億ドルを調達した際に、38億ドルとの評価を受けて、7つのオフィスに650の従業員を抱える同社にとっては、十分なものではない。

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ここで、SlackのDAUと、有償ユーザーの成長に関するタイムラインを見てみよう:

  • 2013年8月 – ローンチ
  • 2014年2月1日 – 1万6000DAU
  • 2014年8月12日 – 14万DAU、4万有償ユーザー
  • 2014年10月31日 – 26万8000DAU、7万3000有償ユーザー
  • 2015年2月12日 – 50万DAU、13万5000有償ユーザー
  • 2015年4月16日 – 75万DAU、20万有償ユーザー
  • 2015年6月24日 ‐ 110万DAU、30万有償ユーザー
  • 2015年10月29日 ‐ 170万DAU、47万有償ユーザー
  • 2015年12月15日 ‐ 200万DAU、57万有償ユーザー
  • 2016年2月12日 ‐ 230万DAU、67万5000有償ユーザー
  • 2016年4月1日 ‐ 270万DAU、80万有償ユーザー
  • 2016年5月25日 ‐ 300万DAU、93万有償ユーザー
  • 2016年10月20日 ‐ 400万DAU、125万有償ユーザー

明言しておくが、Slackの成長は依然として驚異的だ。これは10ヶ月でそのユーザーを倍増させた、にもかかわらず世界中の働く人々をそのメッセージングプラットフォームに引き込むクエストはまだ端緒についたばかりだ。

Thrive、GGV、Comcast、Accel、Index、そしてSocial Capitalのような投資家たちは、スラックが頑張って維持しなければならない迅速な成長に賭けている。同社は、半数以上の毎日の利用者が、北米以外からアクセスしてくることを強調することで、その世界的な可能性を証明しようとしている。そこには海外のトップマーケットである英国、日本、ドイツ、フランス、そしてオーストラリアなどが含まれている。また、同社はAutodesk、eBay、Conde Nast、Airbnb、EA、Pinterest、TIME、そしてLinkedInといった知名度の高い顧客の名も挙げている。

1-owrcueperydeumrujs8a9g2x-1利用継続率を高めるためのSlackの大きな戦略は、Slackのコア部分をコピーしようとする競合相手の中には存在しないような、サードパーティアプリのエコシステムの中に、ユーザーをロックインすることだ。Slackによれば、現在App Directoryには746のアプリが登録されており、毎月41万5000回インストールされているサードパーティアプリは丁度600万インストールに達したばかりだ。

これ以上の株式を売ることなく、投資家たちにSlackの成功に向けての掛け金を倍増させる機会を与え、同時にその守りを固めることを狙って、同社は8000万ドルのSlackファンドを立ち上げた。ファンドの資金はプラットフォーム上のアプリに投資される。7月の時点で、そのうちの200万ドルが14のアプリに投資されている、そこには例えばAbacus、Butter.ai、Birdly、Lattice、そしてSudoといったものが含まれる。一方、Slackは企業のID管理機能の1つを提供することを狙って、「Sign In With Slack」(Slackでサインイン)機能を他の企業向けツールに向けてプッシュしている。

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Slackの App Directory

長期的な成功のために、Slackはその最大の敵を倒す方法を発見しなければならない:それは人間の性質だ。企業のあらゆるレベルで、誰もが通信する必要があること、そして私たちがオンラインチャットに慣れているという事実こそ、Slackをこれほどまでに急速に成長させた第1の理由である。しかし、本当に仕事を進めたい際には邪魔となりかねない、Slackが返答への遅延を奨励したり、ソーシャライズにあまり価値を置いていないやり方は、顧客を怖気させてしまう可能性がある。

stewart-butterfieldそれこそが、同社がブログで「私たちが『Slackは仕事が進められている場所』と書くとき、私たちが意味しているのは、単に他の人びとにメッセージを送ることができる場所ということではありません。私たちの、世界中の何万人ものビジネスカスタマーの仕事のギアを回す、統合されたワークフロー、ビジネスプロセス、データストリームそしてアプリケーションが行われる場所という意味なのです」と宣言した理由である。

ノイズをカットし、Slackを生産的に利用する方法についてのユーザー教育を行い、そしてビジネスに向けたきちんとした体制を整えておくことが望ましい。Dropboxも同様に、カジュアルで若さに溢れたボトムアップのやり方で企業の世界にやってきたが、伝統的で保守的な企業たちに、プロ向きで十分に安全なものであると信じさせるためには相当に苦労した。Slackとその率直なCEOStewart Butterfieldは、愛すべきスタートアップを構築した。その成長の次の段階は、尊敬を集める企業ビジネスの構築だ。

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(翻訳:Sako)

インターネットも携帯ネットワークも衛星通信もない数マイル離れた場所で自力で通信できるGoTenna MeshがKickstarterで予約受付中

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今日(米国時間9/28)からgoTennaが、新製品goTenna Meshの予約販売を開始する。これを使えばスマートフォンのユーザーが、インターネット接続のない、相手と何マイルも離れた場所にいても、テキストメッセージを送受したり、GPSの位置データを共有することができる。

通常の携帯や衛星やWi-Fiなどのサービスのないところで使える、という点ではgoTennaの旗艦製品と同じであり、やはりスマートフォン同士がBluetoothで通信し、goTennaのアプリを使ってメッセージの作成や送信ができる。

しかし前の製品と違って今度のgoTenna Meshは、UHFの公共的に使える周波数で通信し、そしてメッシュネットワークを作る。

この新製品のハードウェアには外部アンテナがないのでコンパクト、同社はgoTenna Meshをグローバルに売ることができる。

The goTenna Mesh for off-grid communications.

goTenna Meshでオフグリッドの通信ができる。

goTennaの協同ファウンダーでCEOのDaniela Perdomoは、こう語る:

“携帯電話やインターネットなど、従来的な通信手段が使えない、あるいはそれらの信頼性が低い場所や機会がある。嵐のあととか、混みあったイベント会場などだ。旅行中や、お金のないときも、そうだ。そんなときのためにわれわれは、草の根的でボトムアップな通信システムを作っている。”

同社は今日、有料のgoTenna Plusサービスを立ち上げる。このサービスを利用するとユーザーは、自分が今いる場所の地図をオフラインで見れたり、送ったメッセージの受信確認をもらったり、各種の統計データを見たり、自動的に位置を調べたり、メッセージを従来的なSMSネットワークにリレーしたりできる。最後のSMS云々は、gTenna自身も携帯等の従来的な通信ネットワークの圏内にいる必要がある。

さらに同社は今日、SDKをリリースした。

同社の発表声明はこう述べる: “goTenna SDKを使えば、デベロッパーが作ったアプリケーションがgoTennaのハードウェアとプロトコルを使って、安全なデータの小さなバーストを、広い範囲にわたって、しかも完全にオフグリッド*で送信できる”。このSDKは今、アメリカ海軍や、健康テクノロジー企業がパイロットテストをしている。〔*: オフグリッド、off-grid、携帯やWi-Fi等の圏外。〕

goTenna Meshのペアは、今日Kickstarterで予約購入すると129ドル、一般発売されると178ドルだ。会員登録などは、要らない。またgoTenna Plusサービスの利用料金は最初の年が9ドル99セント、その後は年額29ドル99セントだ。

これらの金額は、軍用や業務用の製品/サービスに比べると相当安い。そういう高価な製品は、災害時などに相当長時間、通信インフラのないところや状況で、継続的に通信できなければならない。

Perdomoによると、そういう製品は通常、数千ドルもする。

goTennaの本社は、ニューヨークのブルックリンにある。そんな彼らの経験では、混雑の激しい場所でもgoTenna Meshは最大1マイルぐらいの距離までの通信が可能。完全に開けた場所なら、最大3マイルはいける。

いずれにしても携帯やWi-Fiなどの通信が使えない僻地や災害時で、自力で通信するための手段がgoTenna Meshだ。だから最小限、ペアで使用する。3マイルといえば、山岳地帯で怪我人が出た場合でも、十分役に立つだろう。そして、あたりにgoTenna Meshを持ってる人が多ければ多いほど、その利便性は増す。

GoTennaは、兄のJorge Perdomoと妹のDaniela Perdomoの二人が協同ファウンダーで、ニューヨークがハリケーン・サンディにやられて通信が死んだときに、発想した。同社には今、Walden Venture Capital, MentorTech Ventures, BBG Ventures(Verizonの子会社), Bloomberg Betaなどが資金を提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

TwilioがWebRTCメディア技術のKurentoを買収、さらにWebRTCのモニタリングサービスVoice Insightsを立ち上げ

SAN FRANCISCO, CA - SEPTEMBER 12:  Founder and CEO of Twilio Jeff Lawson speaks onstage during TechCrunch Disrupt SF 2016 at Pier 48 on September 12, 2016 in San Francisco, California.  (Photo by Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch)

Twilioは今、同社のカンファレンスSignalのヨーロッパバージョンロンドンでやっている。その同社が今日(米国時間9/20) 、6月にIPOに成功して以来初めての買収を発表した。

ちょっと話はややこしいが、しばらく我慢を。Twilioが買収しようとしているのは、WebRTCによるプロプライエタリなメディアプロセシング技術で、それを開発したのは、オープンソースのWebRTCメディアサーバーKurentoを開発したチームだ。Twilioはそのチームを雇い、オープンソースでない技術をすべて買収するが、しかしオープンソースの方のプロジェクトを管理しているスペインのTikal Technologiesは、そのオープンソースプロジェクトとコミュニティの管理を今後も続ける。

Twilioがローンチしたのは2007年だが、買収は今回が二度目だ。最初のAuthyは、二要素認証などセキュリティサービスの企業だった。今日発表された買収は詳細が非公開だが、それほど巨額ではないだろう。

Twilio自身も今後マドリッドにオフィスを開き、Kurento Media Serverの技術を利用して大きなグループによる起呼や、コード変換、録音録画などのメディア処理機能をTwilio Programmable Videoに加えていく。

TwilioのCEOで協同ファウンダーのJeff Lawson(上図)は、今日の発表声明でこう述べている: “TwilioとKurentoのチームは、デベロッパーに強力なプラットホームと簡明なAPIを提供していくという共通のビジョンを共有している。デベロッパーの能力を増し、それによって通信の未来を切り拓いていく、というTwillioのミッションがまた一歩前進することになり、Kurentoを作ったチームの力を借りて弊社のビデオプラットホームをより多機能にしていけることを、大いに喜んでいる。それらを利用してデベロッパーたちが、どんなすばらしいプロジェクトを作るか、それが今から楽しみだ”。

同社によると、今後のKurentoのメンテナンスと改良に関しては、Tikalとも協働していく。

WebRTCのアナリティクス

WebRTC関連でもうひとつ: Twilioは今日、Voice Insightsのローンチを発表した。このサービスを使ってデベロッパーは、WebRTCで通信しているネットワークやデバイスのパフォーマンスをモニタできる。しかもそれだけではなく、得た情報に基づいて、それらへの対応アクションをプログラミングできる。たとえば発呼者の通信量が急に減ったら、そのユーザーに通知を送ってマイクロフォンが突然ミュートになってないか調べてもらう、など。ネットワークの問題はVoice Insightsのダッシュボードでチェックでき、集めたすべてのデータを利用して独自のアナリティクスを構築できる。

この新サービスはまだベータだが、料金は1起呼あたり0.4セントだ。

これによってTwilioは、Callstats.ioなどのスタートアップと競合することになる。同社は最近、300万ドルを調達して、独自のWebRTCモニタリングサービスを強化している。しかしすでにTwillioを使ってWebRTCのアプリケーションを運用しているデベロッパーは、Twilio自身のモニタリングツールを使うのが便利かもしれない。ひとつのダッシュボードで、通信のインフラストラクチャのすべてをモニタできるのだから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Office 365はあなたのプロジェクトにゲストを招待できる…多様な人材から成るプロジェクトチームにも対応

Casual discussion between coworkers in modern architect studio

Office 365のようなオンラインツールのおかげで、同じ職場の同僚たちとのコラボレーションはやりやすくなったが、でも仕事、とくに個々のプロジェクトには、往々にして、外部の人が関わることも多い。パートナーとか、コンサルタントとか、あるいはベンダの人たちとか。Microsoftは、そういう現実に対応するために今日(米国時間9/9)、Office 365のコンテンツを、招待したゲストにも見たり編集できる、という機能を発表した

それは一挙に全面展開ではなく、段階的だ。まず最初はWeb上のOutlookにゲストアクセスできる。外部者を招待するためには、まず、招待する方法が必要だ。

プロジェクトにその人を招待するとき、最初はメールで連絡するから、Outlookは妥当な入り口だろう。[Add Guest]をクリックしてその人宛のメールを入力する。ゲストは招待メールのほかにもメールをもらったり、カレンダーに招待されたり、メールの添付ファイルを共有したりするだろう。

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Outlookでゲストを加える。画像提供: Microsoft。

ゲストは全員MicrosoftにサインインしてOffice 365のアクセスをもらう。ただし、メールのドメインは企業でなくてもどこでもよい。

これはMicrosoft一社の発想というよりも、むしろトレンドだ。まさに今週、BoxがBox Relayを発表した。これはIBMと共同開発したワークフローツールで、やはり、仕事のワークフローに外部の人を招待できる機能がある。

Boxの場合は、そのプロジェクトのリーダーがゲストのセキュリティをセットする。たとえばゲストにとってリードオンリーのドキュメントに、社内のチームメンバーは編集アクセスができる、という設定が可能だ。

両社とも、クラウドとモバイルが主勢の現代社会では、仕事のやり方が変わりつつあることを認めている。仕事は、どこにいてもできるし、多くのいろんな人が関わってくる。社員だけ、とは限らない。

プロジェクトのチームを社内社外のいろんな人で構成することが、ますます重要になっている。Microsoftの今日の発表もそのことの証(あかし)だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

WebRTCアプリの分析サービスCallstats.ioが$3Mを調達、データ提供企業から問題解決企業への成長を目指す

(GERMANY OUT) Altes  Telefon mit Waehlscheibe aus der DDR  (Photo by Leber/ullstein bild via Getty Images)

WebRTCは、Webの比較的新しいスタンダードで、これを使えばプラグインを使わずブラウザー上で直接、音声やビデオによる通話ができる。しかし、これを採用する企業や製品が増えるとともに、これらの通信のパフォーマンスに関するインサイト(たとえば‘落ちる’理由)を得たいというニーズも増加している。Callstats.ioはWebRTCの接続をモニタするスタートアップで、集めたデータをもとに、顧客の接続の改善を支援している。

同社が今日、True VenturesがリードするシリーズAのラウンドで300万ドルを調達したことを発表した 。これにより同社は、製品開発をさらに継続できる。これで、Callstats.ioの資金調達総額は350万ドルになった。

True VentureのパートナーOm Malikが、Callstats.ioの取締役会に加わる。Malikは、声明文の中で次のように述べている: “他との摩擦の少ないWebRTCには、通信とWebに革命をもたらす可能性がある。Callstats.ioが開発しているような高度なモニタリングと診断は、この新しい形の通信がもたらす機会を、さらに改良し強化していく”。

同社の協同ファウンダーでCEOのVarun Singhによると、同社のサービスの最初のプロトタイプが書かれたのは2013年で、当時はWebRTCが徐々に注目され始めていた時代だった。2014年の夏に同社は小額のシード資金を獲得し、最初の顧客と契約した。その後は製品の拡張と改良に努め、2015年には新しい顧客も増えた。また同社はさまざまなSDKプロバイダーたちと協働することにより、そのサービスをTwilioやJitsiなどなどに統合している。

Singhによると、Callstats.ioには来年の初めごろまでの必要資金はあるが、今なら好条件で調達できるので新たな資金調達を決断した。

今後Callstats.ioがとくに力を入れたいのが、診断サービスだ。Singh曰く、“私たちの仕事は問題の発見と修復の実施だ、といつも言ってきた。今日では、問題の20~30%は確実に修復できるが、新たな技術投資により問題の50%をフィックスできるようにしたい”。

それが、Callstats.ioという企業の現状だ。同社は人びとにモニタリングデータを提供するが、データに対する有効なアクションとなると、また別の能力だ。たとえば、あるネットワーク上のユーザーへの呼び出しが頻繁に落ちる、という問題があるなら、Callstats.ioは、通話は始まったらほかの帯域利用を自動的に抑えるなどにより、落ちないための対策を提供できるべきだ。Singhによると、デベロッパーは高度な設定をコードとして書いてしまいがちだが、しかしネットワークがそれに対応できないときもある。だから本当は、最初から設定を多様化しておく必要がある。“うちは顧客にデータを提供する企業だが、今後は通信企業にもなりたい”、とSinghは語る。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleがローンチした「Duo」は、マルチOS対応だけが特徴のつまらないビデオ通話アプリ

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SNSで失敗したGoogleは、iOSとAndroidをつなぐビデオ通話アプリで起死回生できるだろうか。米国時間の8月15日にローンチされたDuoは、電話番号経由で1対1のビデオ通話を可能にするアプリだ。

問題はアプリをダウンロードする必要があるうえに、最新のテクノロジーは何もついて来ない点だ。Google Chat、Hangouts、Spaces、今後登場予定のメッセージング製品「Allo」などのサービスや、Android用SMSアプリとも連携できない。どうやらGoogleは、乱立する自社製コミュニケーションアプリに、さらにもう1つの「タコつぼ」を追加しようとしているようだ。

Google I/Oで5月に発表されたDuoは、8月15日付でグローバルでAndroid and iOS 9向けに78か国語対応で提供開始する。Duoの市場投入時期が、FacebookメッセンジャーやAppleのiMessage/FaceTimeのような強力かつ気の利いた統合性のある製品に遅れを取ったことを考慮すれば、売り込みは難航するだろう。

Duoのデモ動画(英語)はこちらから視聴できる。

Duoが何かと訊かれたなら「Apple製品だけでなくAndroidでも動作する『実用本位なFaceTimeの競合製品』」と答えるのが妥当だろう。Androidを使っている友人とビデオ通話がしたいユーザーを囲い込むしか成功への道はなさそうに見える。

しかしDuoはどうにも間が抜けている。グループ通話どころか、動画エフェクトや文字チャットもできない。Duoを使っていない知人とビデオ通話したければ、SMS経由でアプリのダウンロードリンクを送信し、招待しなければならない。ユーザー数ゼロからのローンチで、しかもこの頼りなさでは、ユーザーは友人・知人が既に使っていそうな競合製品に向いてしまうだろう。これはFacebookメッセンジャーやSkypeのビデオ通話機能の持つ「ユビキタスさ」に対して、大きく不利ではないだろうか。

Googleのコンシューマー・コミュニケーション・プロダクト・マネージメントVPであるNick Foxは「私たちは、アプリはユースケースをうまく解決できれば成功する、というロジックに則っています」と筆者に語った。しかしこの発言は、製品というものは「未解決のことを解決するところに意義がある」という事実を無視してはいないか。

Foxは、GoogleとしてDuoの開発においては3つのことにフォーカスしたと説明する。1つ目は「私たちの目指す北極星は、とてつもなくシンプルな形にする」ということ。2つ目は、スピードと信頼性だ。DuoはGoogleのWebRTCビデオフレームワーク上に構築されており、HDと2Gに対応することでこれに応えた。そして3つ目は「人間的要素。Googleがこのトピックに触れることは滅多にないですが、通話の向こう側にいる相手が、真の意味でエクスペリエンスの源となるようにしたかったのです」。

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少なくともその点では、Duoは成功しているといえるだろう。アプリを開くと、Googleアカウントの入力を求められることなく、こちらを向いたカメラがオンになる。画面下部には最近の通話とよく使う連絡先が一覧表示されており、別のタブに移動すれば、Duoの使用有無に関わらず、すべての連絡先を見ることができる。通話を開始すると全画面表示に切り替わり、相手がコールを受け損ねた場合には通知が送信される。ざっとこのような感じだ。Hangoutのような気の利いた機能は期待してはいけないが、動画の品質はしっかりとしている。

Duoのもたらした唯一の技術革新は「Knock-Knock(ノック・ノック)」と呼ばれる機能で、着信中の通話を受けて自分のカメラをオンにする前に、発信者の顔を見ることができる。

Foxは、発信者が見えない通話を受けるという行為は、実は「かなり唐突な」ものになりがちだと語る。確かに受信側には、発信側が自宅でくつろいでいるのか、職場で仕事モードなのか、それとも出先なのか見当もつかない。Knock-Knock機能があれば「受信側は先に相手を見て、どういう心の状態かを知ることができます。私自身もDuo越しに子どもに変な顔をしてみせたりするんですよ。プレビューのあと、笑いながら通話を始められますからね」と話す。

Duo side by side

これだけ出遅れたGoogleがDuoでユーザーを惹きつけるには、急勾配の上り坂を闘い進むことになるだろう。ビデオ通話は文字チャットのように用途が無限にある訳ではなく、むしろ多くの場合チャットの延長上に位置している。Duoを独自アプリとして孤立させ、Googleの他のコミュニケーションアプリやウェブサイトと連携できなくしたのは不可解な選択だ。それではユーザーがダウンロードしたとしても、使うのを忘れてしまう可能性だってある。

Duoに活路があるとすれば、2Gのような貧弱なネットワーク環境でも最適に動作できる開発途上国かもしれない。Duoは通信電波が弱くなると動画品質を落とすか音声通話に切り替えるほか、通話を保持したまま携帯通信網とWi-Fi接続間をシームレスに行き来できる。

開発途上国では、ごく最近になってビデオ通話に十分な電話・ネットワーク回線が普及しつつある。そうした国々で一番人気のチャットアプリはFacebookのWhatsAppだが、ビデオ通話は準備中のためまだ利用できない。そのためデータ回線経由のビデオ通話専用アプリであれば、WhatsAppがSMSに取って代わったのと同じ流れで成功できる可能性はなくはない。

Googleはコンシューマー向けのDuoとAllo(加えてGoogle Chat、Android SMS、およびSpaces)、通信事業者向けのRCSメッセージングサービス、そして企業向けのHangoutを提供しているが、コミュニケーションツールのラインナップという点では相変わらずのカオスだ。ひょっとするとWhatsAppを買収しそこねて、Facebookがグローバル市場で優勢になってしまった先の失敗が尾を引いているのしれない。

GoogleにとってのDuoをめぐる状況は、Hangout関連のテクノロジーがはるか先 — ほぼ5年進んでいることを考えれば、恥ずべきものだろう。今頃になってモバイルビデオチャットに本気を出すとは、どうにも理解しがたい。

Googleは、他のあまり使われていないアプリが荷物にならないようにDuoを隔離し、その他のチャット分野では敗北を認め、一連のコンシューマー向けコミュニケーションサービスをなかったことにしようとしているのかもしれない。あるいは、DuoはGoogleのアプリ諸島に新たな小島を追加するという過ちを繰り返しているかのいずれかだ。情報データの融合にかけては卓越した技術力を発揮するGoogleではあるが、人対人のコミュニティ創出となると相変わらず不器用なようだ。

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(翻訳:Ayako Teranishi)

光の高速パルスでデータを送る、WiFiに代わるLiFi技術のPureLiFiが、早くもシリーズBで£7Mを調達、商用化に取り組む

Launch.ed, Edinburgh University.
ILG shortlist 2016.
© Malcolm Cochrane Photography 
+44 (0)7971 835 065 
mail@malcolmcochrane.co.uk 
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エジンバラ大学からのスピンアウトPureLifiは、Wi-Fiに代わる技術として‘LiFi’なるものを開発している。それは、LEDの光を信号で変調してデータをLiFi実装機間で送受する。同社はこのほど、シンガポールの国有投資企業Temasekが率いるシリーズBのラウンドで、700万ポンドを調達した。この新たな資金で同社は、その技術の商用化を開始する、という。

LiFiは、無線周波数(radio frequency, RF)ではなく可視光線を使ってワイヤレスの高速なデータ通信を行う。信号はLEDの点滅のパルスで表現されるが、速すぎて人間の目はそのパルスを認識できない。

LiFi-X dongle by pureLiFi

LiFiには、Wi-Fiにない利点もある。まず、‘見通し線’という要件があるのでセキュリティが高い(傍受ができない)。LEDのような既存の安価な光源を使ってアクセスポイントを増設できる。データ転送スピードがWi-Fiより高い。

しかし、これらの利点は顕著な不利でもある。とりわけ、見通し線という要件がきついので、可用性が低く、また光は昼間の屋外では使えない。

しかしそれでも、PureLiFiによると、同社はすでにCiscoやLucibelとLiFiネットワークの商談を進めている。昨年シリーズAを調達してから同社は、小型のLiFiシステムLiFi-Xのための初のプロダクト、モバイルのLiFiドングル(上図)の開発と生産を完成した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

LinuxのユーザーはChromeブラウザー上でWebアプリケーションのSkypeを使える(まだアルファバージョン)

skypeforlinuxalpha

Skypeの今日(米国時間7/1)の発表によると、ChromebookのユーザーとLinux上のChromeブラウザーのユーザーは、web.skype.comで、一対一やグループの音声通話ができるようになった。今日加わったメッセージング機能も、利用できる。

WebRTCを使ったSkypeのアルファバージョンは、Linux用Skypeのアルファバージョンと同じ機能を継承している。ORTC(WebRTC 1.1)のおかげで、専用アプリケーションやブラウザーのプラグインがなくても、音声とビデオによる無料の通信がSkype上でもできる。

Skypeのチームは、“ORTCの能力をMicrosoft Edgeの枠を越えて一般化したい。これはその最初の一歩だ”、と説明している。

Microsoftも今日、Linux用Skypeクライアントのアルファバージョンを発表した。それは最新のUIを用い、ユーザーはファイルや写真、ビデオなどを共有できる。顔文字も新しくなり、通話はWindows, Mac, iOS, およびAndroidの最新バージョンのSkypeとできる。ただしSkype for Linuxの前のバージョン(4.3.0.37)との互換性はない。つまり、今度のバージョンでは前のバージョンとの通話ができない。

Skype for Linuxのアルファバージョンは、Skypeクライアントとしてまだ完全ではない、とSkypeのチームは警告している。ビデオ通話と、陸線(固定電話)やモバイルとの通話は、LinuxのChromeブラウザーとChromebookに“もうすぐ”実装される、と彼らのブログ記事に書かれている

Linux用アルファバージョンのユーザーは”LinuxAlpha”のラベルで、チームへのフィードバックが奨励されている。

Skype for Linux Alpha DebianとSkype for Linux Alpha RPMはここで
ダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

「Eメールとチャットの良いとこ取り」RedKixが1700万ドルを調達

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これまで、多くのスタートアップがEメールに変革をもたらそうとしてきた。なかにはSlackのように、私たちの仕事のあり方を変えるようなサービスが生まれることもあった。だが結局のところ、今でもEメールは盛んに使われているし、コミュニケーション・ツールを会社全体で有効活用するためには、皆が同じプラット・フォームを選択しなければならないという問題がある。

本日、RedKixはプライベート・ベータ版の公開と、シードラウンドにおける1700万ドルの資金調達の完了を発表した。Slackなどのコミュニケーション・ツールの利点と、シンプルで皆が使っているというEメールの利点を組み合わせた同社のサービスが著名な投資家たちの興味を引いた結果だ。同社の出資者には、Salesforce Ventures、Wicklow Capital、SG VC、Oren Zeev、Ori Sasson(VMwareの出資者でもある)などが名を連ねる。

シードラウンドのスタートアップが1700万ドルもの資金を調達することはめずらしい。しかし、RedKixの共同創業者兼CEOのOudi Antebiは、複雑なテクノロジーを必要とする同社のサービスを実現させるためには、この規模の支援が不可欠だったと語っている。

 

これまでにも、「Eメールの再発明」というビジョンを掲げてきた企業は多く存在する。では、彼らとRedKixとの違いはなんだろうか?RedKixは既存のEメール・アカウントをベースに動作する(現状では、Microsoft Exchange、Office 365、Google Appsのアカウントに対応している)。そのため、連絡する相手がRedKixを利用していようとなかろうと、相手のEメールアドレスさえわかればRedKixを通じたコミュニケーションが可能になるのだ。

仮に相手側もRedKixを利用していた場合には、既読の通知、タイピング中の通知、ユーザー間のリアルタイム・メッセージングなどの機能を利用することができる。その一方で、RedKixを利用してない相手には通常のEメールが送られるのだ。つまり、RedKixを利用することによって、通常のEメールが即席のチャットルームでの会話へと様変わりするというわけだ。

RedKixを使って、Eメールのような件名ありきのコミュニケーションができるのはもちろん、Slackのチャンネルでの会話のようなサブジェクト・レスなコミュニケーションをすることも可能だ。この機能もまたEメールをベースに構築されており、Eメールでいうところのメーリングリストにあたる、グループ・メッセージングを利用することもできる。

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現行のバージョンのRedKixは、同社が実際に欲しいと思っていたサービスを体現したものだとAntebiは話す。「Eメールでのコミュニケーションにリアルタイム性を取り入れることは、大きなチャレンジでした。用途別のインボックスなどがその例です」。

RedKixは企業での利用を想定されている。そのため、企業にすでに存在するEメールのセキュリティやその保持に関する企業方針にサービスが適応できるように配慮されている。「私たちのサービスは、とてもITフレンドリーなサービスです。RedKixは既存のEメールサービスと完全に調和するのです」とAntebiは話す。加えて、同サービスのエンタープライズ版では、企業がサービスの機能を制御できるツールも提供する予定だと話した。

コアとなるプラットフォームが完成した今(初期のベータ版ならではのバグは時々発生するが)、RedKixが視野に入れているのは、Slackも力を入れるサードパーティ・サービスとの統合だ。

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Antebiはその例として、JIRAのサービスと連携した機能の初期デモを見せてくれた。これに加えて、RedKixはChromeプラグインの開発にも着手している。このプラグインを利用することにより、あるウェブサイトにメッセージを貼り付けることが可能になる。そうすることで、そのウェブサイトを開いた状態で同僚とコミュニケーションを取ることができるという。

現在はベータ版であるRedKixのデザインはすでにスタイリッシュであり、Eメール・サービスに似たデザインをもつため(むしろ、RedKixも基本的にはEメール・サービスなのだが)、RedKixに初めて触れるユーザーでもストレスを感じることはないだろう。

RedKixはブラウザで動作するアプリだが、OS X/MacOSとWindowsのユーザーはデスクトップ・アプリを利用することもできる。今後数週間のうちにモバイル版のアプリもリリースされる予定だ。

RedKixの従業員は現在27名であり、そのほとんどはイスラエルを拠点としている。

パブリック・ベータ版の公開は秋の終わりごろを予定されている。その頃になれば、RedKixの料金体系も決まっていそうなものであるが、Antebiは、基本的なサービスは無料で提供し、追加的な機能は有料で提供するという形をとる可能性が高いだろうと話している。

私は常に、「Eメールの再発明」と謳うコミュニケーション・サービスには懐疑的だ。しかし、RedKixを利用するためにユーザーが自身の環境を変える必要はなく、同僚がRedKixを利用していなかったとしてもサービスのメリットを十分に受けられる事を考えれば、他の同種のサービスと比べた成功の確率は格段に高いだろう。RedKixは、近いうちにEメールがこの世から消え去ることはないと賭けたのだ。そして、過去を振り返ればそれは正しかった。私がこのアプローチに反対する理由もないだろう。

RedKixのクローズドβテストへの参加はここからできる。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Twitter /Facebook

TwilioがAWSとコラボレーション、AWSのSMSメッセージング機能を高度化か

LONDON, ENGLAND - DECEMBER 08:  Co-Founder & CEO at Twilio Inc. Jeff Lawson during TechCrunch Disrupt London 2015 - Day 2 at Copper Box Arena on December 8, 2015 in London, England.  (Photo by John Phillips/Getty Images for TechCrunch) *** Local Caption *** Jeff Lawson

Twilioが今日、AmazonのAWSプラットホームとの新たなコラボレーションを発表した。発表によると同社は、“AWSがそのAmazon Simple Notification Service(SNS)によりSMSメッセージの配信ができるようにする“、とあり、今後SNSのユーザーは、バルクメッセージを送るなど、Twilio体験が提供する便益を享受できる、という。

具体的にはどういうことか? よく分からないので問い合わせてみると、Twilioのスポークスパーソンはこう語った: “関係の具体的な詳細は明かせないが、言えるのは、AmazonのSNSがTwilioのSuper Networkを利用して世界の200あまりの国にSMSを配信できるようになることだ”。

ということは要するに、SNSのメッセージングサービスが今度からは部分的にTwilioのネットワークを利用してメッセージを送信する、ということか。どんなユーザーのどんなメッセージがそういう扱いになるのか。SNSにはすでにSMSをグローバルに送る機能があるので、多くのユーザーにとって重要な変化が直ちにあるとは思えない。

ただしAmazonのSNSには現在、ショートコード(やロングコード)など、いくつかの高度な機能が欠けている。SNSはコードのプールを使ってメッセージングを送出するから、同じ会社からのメッセージでも受信側で番号が違ったりする。Twilioには、これらの高度な機能があるので、今回のコラボレーションによってSNSのSMSがより高度になる、ということかもしれない。

TwilioのCEOで協同ファウンダーのJeff Lawsonは、今日の発表声明でこう述べている: “この最新のコラボレーションによって、コミュニケーションのエコシステムをスケーラブルで効率的なツールで強化し、メッセージの配布における最良のオプションを確実に可利用にする”。…ここにもやはり、詳しい説明はない。

なお、Amazonは上場前のTwilioのシリーズEで投資しているし、TwilioはAWSのクラウドコンピューティングサービスを大々的に利用している。

今、詳細をAmazonに問い合わせているので、情報が得られ次第この記事をアップデートしたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))