この小さなかわいいBluetoothコントローラーはNintendo Switchに似合う

8bitdoは今週のE3でゲームのコントローラーをたくさん発表したが、でも正直なところ、関心があるのは一つだけだ。そのZero 2は、手のひらに収まるほど小さくてかわいいBluetoothコントローラーだ。デスクトップコンピューターでもAndroidデバイスでもなんでも使えるが、いちばんぴったりと言えば、旅先などでNintendo Switchをプレイすることだろう。

上の図の“クラシックな”色でお分かりのように、この周辺機器メーカーは、任天堂のゲーム機への強い愛着に賭けようとしている。ちょっと見ると、スーパーファミコン(Super Nintendo)のコントローラーにそっくりだ。

Zero 2には4つのナンバーボタン(X, Y, A, B)と、[select]、[start]そして十字ボタンが前面にあり、上部に[L][R]ボタン、そしてmicroUSBのポートがある。ボタンのクリック感は良いが、残念ながらまだ完動機は展示されない。発売は年末だそうだ。

小さいから長時間プレイするとつらいのではないか、とも思えるが、でもSwitch本体を長時間手に持つよりは楽だ。キーホルダーにぶら下げておけば、紛失のおそれもない。

価格は、発表されていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

VR触覚コントローラー「UnlimitedHand」の開発元がソニーなどから2億円を調達

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Oculus、GearVR、Playstation VRなどのVRヘッドセットが出揃い、利用できるコンテンツも増えてきた。ただ、まだVRの世界と関わる最適な方法はまだ出てきていないように思う。OculusにはTouchコントローラーがあり、Playsation VRにはPlaysation MOVEコントロラーがあるが、VRのの世界を楽しむのに手にコントローラーを持っていては、完全に没入的なVR体験にはならないだろう。H2Lが開発する「UnlimitedHand」は、腕に巻くだけでVRゲームとのインタラクションを可能とするデバイスだ。本日H2Lは、総額2億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先は、ソニーのCVCであるSony Innovation Fundと環境エネルギー投資だ。

UnlimitedHandはモーションセンサーと手指の動きを推定する筋変位センサアレイの技術を搭載し、ユーザーの手の動きをVRに取り込むことができる。また、このデバイスは入力のみならず、電気刺激を筋肉に与えることで、ユーザーに擬似的な触感を与えることもできる。これによりユーザーは、コントローラーなしでVRの中の物に関わることができ、その時の触覚や衝撃を感じることができる。

H2Lは2012年に設立し、岩崎健一郎氏が代表取締役を務めている。立ち上げ当初は電極を仕込んだベルトを腕に巻き、筋肉に電気刺激を与えて手指を操作する「PossessedHand」に着手していて、これを2013年に製品化している。PossessedHandをよりコンシューマー向けの製品として仕上げたのがUnlimitedHandだ。2015年9月にUnlimitedHandのKickstarterキャンペーンを実施した際には、およそ7万5000ドルを集めることに成功した。H2Lは2015年のTechCrunch Disrupt、そして同年11月に開催したTechCrunch Tokyo 2015にも出展している。現在は、Amazonで製品を販売している。価格は3万5000円だ。

今回、調達先にソニーのCVCが入っているのは興味深い。将来的にソニーが開発するPlaystation VRでもUnlimitedHandが使用できるようになれば、VRゲームはハンズフリーでさらに没入感あるものになりそうだ。