コールセンターのフィードバック・プラットフォーム「Cogito」がシリーズBで1500万ドルを調達

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現地時間11月18日、カスタマーサービス向けにリアルタイムなフィードバック・プラットフォームを提供するCogitoは、シリーズBで1500万ドルを調達したことを発表した。本ラウンドを含めると、同社のこれまでの調達金額は合計で2250万ドルとなる。

MIT Media Labのスピンオフ企業である同社は、行動科学の原理をコールセンターに適用することでカスタマーエクスペリエンスの向上を目指している。過去の成功例と現在進行中の会話との間で、会話の各特徴を比較しているのだ。Cogitoでは、声の大きさや、会話が途切れた時間、会話のスピードなどの特徴を模範例と比較し、それに基づいてコールセンターの従業員にリアルタイムなフィードバックを提供している。同プロダクトはこれまでに、HumanaやCareFirst BlueCross BlueShieldなどのFortune 500企業に採用されており、Cogitoはこれらの企業に対する顧客満足度を20%向上することに成功したと主張している。

行動科学のビジネスへの応用はまだ始まったばかりだ。大量のデータを利用する機械学習によって行動科学の研究が進歩するなか、今後さまざまな業界でユニークな応用例が誕生していくだろう。

本ラウンドでリード投資家を務めたのはOpenView Venture Partnersだ。設立から10年のOpenViewは、ボストンにあるCogitoの本社から歩いて通える位置にある。OpenViewのパートナーであり、Cogitoの取締役に新しく就任したScott Maxwellにとっては非常に便利だろう。Maxwellが取締役会に加わることにより、彼のエンタープライズ向けクラウドサービスに関する知識がCogitoにもたらされることになる。また、彼はかなり実践的な人物としても知られている。既存投資家であるRomulus CapitalSalesforce Venturesも今回のラウンドに参加している。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

「サウンドのためのGoogle」Deepgramが180万ドルを調達

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Deepgramの共同創業者である20歳の神童Noah Shuttyと、ミシガン大学の研究室における彼のスーパーバイザーであるScott Stephensonは、間違いなくサウンドを信じている(faith in sound)だろう 。

2人は素粒子物理学の研究で有望な業績を残し、中国の地下壕の中でダークマターの生成について研究を行い、そして彼らが「サウンドのためのGoogle」と呼んでいるものを開発した。

Google検索エンジンが最も関連性の高い検索結果を見つけるために、異なるウェブサイト間のリンクを使用しているように、Deepgramのソフトウェアは、オーディオファイル中のフレーズ間の関係を使って、タイプファイルを特定し関連性の高い結果を生成する。

deepgram_infographic創業者たちによれば、このオーディオ検索テクノロジーは、自然言語処理に依存している他の技術とは相当に異なっているものだということである。「私たちは、モデルが通話の違いを区別できるように訓練しています」と、Stephensonはインタビューで述べている。「それをコンテキストの観点でやっているのです」。

このビジネスはShuttyのサイドプロジェクトとして始められた。彼の何千時間もの「ライフログ」‐ それは彼の人生のあらゆる側面を記録した彼の集めたオーディオとビデオである ‐ を整理するための手段を得ることが目的だ。

彼はオーディオファイルの中を検索する方法を欲していて、やがてニューラルネットベースの人工知能を開発した。

Metamorphic VenturesYCombinator の主導で調達された180万ドルの新しい資金を得た同社は、その検索ツールをエンタープライズ市場に持ち込もうとしている。

「私たちは雇用をして、エンタープライズ市場に売り込みをかけています」とStephenson。「企業は何百万時間もの録音された通話データを持っていますからね」。

同社は現在、1000ユーザーを抱えていて、そのクライアントソフトによって処理されるデータの量によって課金を行っている。

「私たちのロードマップでは、より先に進むことは確かですが、それが意味することは、自動化された人工知能の脳を作ることになるのです」とStephensonは語った。

同社が情報を話すことができる顧客が2、3社ある。そのうちの1つはオンラインのiPhone修理サービス業者であるiCrackedであり、もう1つは警察のためにボディカメラを提供しているメーカー(社名は非公開)である。

Deepgram.comで提供されるフリーミアムプラットフォームとAPIに加えて、同社はまた、その技術を使ったいくつかの一般利用者向けのアプリケーションを構築している:それぞれHoogleyPodenvyという名前だ 。

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(翻訳:Sako)