プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」がバージョンアップ

プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」がバージョンアップ

Micro:bit教育財団は10月13日、プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」(マイクロビット)のバージョンアップ版(micro:bit v2.0)を発表した。スイッチエデュケーションはこれを受け、2020年11月下旬から12月上旬にmicro:bit v2.0を販売開始予定と明らかにした。

販売価格は10月13日時点では未定で、スイッチエデュケーションの「micro:bit のバージョンアップについて」で情報を更新予定。

micro:bitは、イギリスのBBCが主体となって作ったプログラミング教育向けのマイコンボード。動くものをプログラミングして作ることを通して、児童が論理的思考能力を身に着けられるようにデザインされている。日本では2017年8月5日に販売を開始し、2020年9月末までに約9万台を販売しているという。

新バージョンのmicro:bit v2.0は、マイク(入力を示すLED付き)やスピーカーを搭載するなど、プログラミングや電子工作に初めて挑戦する児童により楽しんでもらえる機能を追加。また、より強力なプロセッサー「Nordic Semiconductor nRF52833」はじめ、メモリー128kB RAM、ストレージとして512kB Flashを採用するなど、中級・上級者のプロトタイピングにおいても満足できるマイコンボードに生まれ変わるとしている。また、接続した外部モジュールに供給できる電流が90mAから200mAに増加している。

プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」がバージョンアップ

なお、現行バージョン(micro:bit v1.5)は販売終了予定(製造終了予定)となっているものの、C++、MakeCodePython(MicroPython)、Scratch各種開発環境とも対応を続けるため従来通りプログラミング可能としている。詳細は「現行バージョン(v1.5)に関するQ&A」を参照。

プログラミング教育向けマイコンボード「micro:bit」がバージョンアップ

カテゴリー: EdTech
タグ: スイッチエデュケーションハードウェアmicro:bitMicro:bit教育財団

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