アップルがピーナッツの新シリーズ「スヌーピー・イン・スペース」の予告編を公開

全米が月面着陸50周年を祝うなか、Apple(アップル)は同社制作による初の「ピーナッツ」シリーズ 「Snoopy in Space」のプレビューをインターネットで公開した。

このシリーズはチャールズ・シュルツの人気キャラクターたちがNASAへ見学旅行にでかけ、スヌーピーとウッドストックが宇宙ミッションに抜擢される様子を描く。

チャーリー・ブラウンと仲間たちは宇宙管制センターの任務に就き、スヌーピーとウッドストックは広い宇宙へと飛び立っていく。

本シリーズはApple TVでこの秋に公開される予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

NASAの月着陸船「スヌーピー」が宇宙に捨てられた50年後に発見か

NASAが1969年に月面着陸に成功する前には、数多くの調査ミッションが行われた。アポロ10号もその1つであり、実際の着陸を除くあらゆる模擬ミッションが実施された。宇宙飛行士のトーマス・スタッフォード氏とユージン・サーナン氏はアポロ10号ミッションで、NASAが「スヌーピー」というニックネームを付けた月着陸船で月面直前まで接近し、任務完了後に着陸船を宇宙に放った。

スヌーピーを地球に戻す意図はなかった。飛行士たちが作業を終えて宇宙船の司令室に戻ったあと、月着陸船は太陽を回る月よりも遠い軌道に送り出され、NASAがその軌跡を追うことはなかった。スヌーピーを発見するプロジェクトは、Nick Howes氏率いる英国のアマチュアたちのグループによって2011年に始められた。現在同グループは「98%の確度で」位置を確認したと主張しているとSky Newsが伝えている。さらにHowes氏は、もし位置が特定できればElon Musk氏のような人物が回収して重要文化遺産とし保存できるかもしれないと思いを巡らしている。

アポロ10号はNASAのアポロ計画で4番目の有人ミッションで、月着陸船を月面から8.5マイル(13.7km)以内まで飛ばす計画があった。テストは着陸船が最終着陸シークエンスでパワードディセント(ロケット推進力を利用した下降)を実行する直前まで行われた。「ピーナッツ」のテーマに合わせて、同ミッションの司令室は「チャーリー・ブラウン」と呼ばれた。

注目すべきは、このミッションに使用された燃料タンクには月面から戻ってくるための燃料が入っていなかったことだ。これは、テスト飛行中の宇宙飛行士が、アポロ11号のニール・アームストロング氏とバズ・オルドリン氏に先んじて、最初に月面を歩いた人類になろうとした場合に備えて課せられた意図的な制約だった。

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Apple、スヌーピーとピーナッツの仲間たちのコンテンツを制作

AppleはカナダのDHX Mediaと提携し、スヌーピー、チャーリー・ブラウンなどピーナッツのキャラクターが登場する新番組やスペシャル、短編映画など制作する。宇宙飛行士スヌーピーが主演するApple独占の短編コンテンツは、STEMに関心のある子供たちをターゲットにしている。

ピーナッツの作者チャールズ・シュルツは、1950年から50年にわたりこの人気マンガシリーズを描き続けた。キャラクターたちは1960年の “A Charlie Brown Christmas” でテレビに登場し、その後数多くのスペシャルが作られた。そして最近コンピューター・アニメーションの “Peanuts Movie”(『I LOVE スヌーピー — THE PEANUTS MOVIE』)で銀幕に戻り、全世界で2.46億ドルを売り上げた。

DHXは昨年Peanutsの支配株主になった(残る20%は今もシュルツ一族が保有している)。

最近Appleは、来たるストリーミングサービスに備えて、数多くのファミリー向けコンテンツを揃えている。Sesame Workshopとの提携によるオリジナル番組制作もその一つだ(Sesame Streetではない、同番組は最近HBOに移った)。

ところで、Peanutsをスヌーピーのぬいぐるみなどの二次商品でしか知らない人は、初期の漫画を読んでみることをお薦めする(Fantagraphicsが印刷用に復元した)。そこではシュルツの絵だけでなく、いつも見通しが暗くて傷心つづきのチャーリー・ブラウンが語る忘れられないジョークの数々を生んだ彼の才能を見ることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook