顔認証とキャッシュレス決済で使える10分20円からのリモートオフィス「10Minutes by SPACEE」が登場

スペイシーは5月1日、飲食店や空きオフィスなどをコワーキングスペースとして活用できる「10Minutes by SPACEE」のサービスを開始した。

10Minutes by SPACEEの特徴は、無人運営が可能な点。店舗に設置したタブレット端末または発行したQRコードを設置するだけでコワーキングスペースとして提供できる。仕込みの時間などの営業時間外に店舗を無人運営のワークスペースとして貸し出すことで人件費をかけずに売上を上げられるわけだ。

利用者は10分20円からという低価格で仕事場所を確保できるのがメリット。初回利用時にタブレット端末で顔を登録し、PayPayやクレジットカードなどを登録する。退店についても顔認証で手続きできる。利用料金については、入店から退店までの時間が計算され、該当する利用料金が事前登録されたクレジットカードなどから自動引き落とされる仕組みだ。もちろん、2回目以降については決済登録は不要で、顔認証だけで入退店OK。

現在は新型コロナウイルスの蔓延でソーシャルディスタンスが叫ばれているが、10Minutes by SPACEEには「定員設定」機能が備わっており、店内への入店を許可する人数を柔軟に調整することもできる。

主な参加店舗は以下のとおりで全30拠点が利用できる。同社としては年内に300拠点を
目指す目標だ。

  • 金の蔵 池袋サンシャイン通り店
  • 金の蔵 新宿靖国2号店
  • 金の蔵 渋谷109前店
  • ビヤケラー東京新橋店
  • 中目黑LOUNGE
  • 鶏豚きっちん 渋谷道玄坂店
  • プリヤマハル東京
  • COLAZIONE VARIO
  • LEON’S COFFEE
  • CAFE&BAR dizzle

そのほか同社が4月にリリースしたテイクアウトアプリ「SPACEE TAKEOUT」との連携も可能だ。SPACEE TAKEOUTは、決済手数料5%のみで利用できるテイクアウトオーダー管理サービス。PayPayなどの各種コード決済サービスやクレジットカードでの決済が可能なほか、多言語対応(英語、中国語、韓国語等、100言語程度に)により訪日外国人も利用できる。

会議室シェアのスペイシーがWi-Fiと電源付きで1時間100円のコワーキングスペースを開始

会議室シェアサービス「スペイシー」を展開するスペイシーは7月10日、1時間100円で利用できるワークスペース「100円スペイシー」のサービスを開始した。カフェなどよりも安価かつ電源が確保できるスペースを提供することで、働き方改革によるリモートワークを支援するのが狙いだ。同社では、都内のビジネス街を中心に年内に100カ所オープンさせたいとしている。

100円スペイシーは、スペイシーに掲載されている会議室の当日の空き時間、飲食店のアイドルタイムに発生する空席、オフィスの遊休スペースを活用することで1時間100円を実現。提供場所はJRや地下鉄の駅の最寄りで、東京、新宿、渋谷、新橋、品川、池袋、横浜、秋葉原、飯田橋、上野、六本 木、神田、有楽町、浜松町、高田馬場、青山一丁目、神保町、日本橋、大宮の19駅。

なお通常のスペイシーは、会議室を1時間500円、ワークスペースを1時間100円で貸し借りできるサービス。首都圏を中心とし約5000室の会議室や研修施設・イベントホール、約40カ所1000席のワークスペースが登録されており、会員数は20万人超だ。