スマート水田デバイスを開発する富山拠点の笑農和がインキュベイトファンドから資金調達

創業期に特化した独立系ベンチャーキャピタルであるインキュベイトファンドは4月15日、スマート水田デバイスの「paditch」などを開発・運営する富山県を拠点とする笑農和(えのわ)への出資を発表した。出資額は非公開。

笑農和は今回の資金調達で、従来のサービスの「paditch gate02 」の機能追加を実施し「paditch gate02+」として提供する。加えて、開発およびカスタマーサポート体制強化のため、事務所を移転し人材採用を積極的に進めていくという。

paditch(パディッチ)は、水稲農家向けの水位調整サービス。gate02では、水温、水位を管理できるほか、水門の遠隔開閉、タイマー自動開閉。全体開閉、個別開閉、エリア開閉などが可能。減水時や何かが詰まった際にアラートを発する機能も備える。クラウドで管理されているため、スマホなどからの操作やデータの参照が可能だ。

笑農和はpaditchなどを活用したスマート農業を普及させることで、若い世代の人が農業を職業として選択する未来をつくることを目指す。