ReplyBuyがスポーツとエンターテイメント市場にAIコンシェルジェを提供

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あなたが高校生であろうとNFLのチームオーナーであろうと、誰もがSMS(テキスト)を使っている。1st and Future competitionのファイナリストであるReplyBuyは、SMSを使ってスポーツイベントの購入ができるようにしようとしている。1st and FutureはNFL、スタンフォード大のビジネス大学院 、TechCrunchの共催によるスポーツ中心のスタートアップコンペティションだ。

ReplyBuyの現在のバージョンは、以下のように動作する – 同社が、すべてのサンフランシスコ49ersファンにSMSメッセージを送り、1番早く「Buy Now」と返信したものがそのチケットを購入する。現在、同社はReplyBuy.aiの立ち上げに伴って、プラットフォームをとても有用なものにしようとしている。

実際には、ReplyBuyはスポーツとエンターテイメント業界に人工知能を導入しようとしている。ReplyBuy.aiと呼ばれているのは、ユーザーがメジャーイベントのチケットに手が届き易くするように助ける、AIによるコンシェルジェサービスである。

チケットが入手可能なときに、ただお知らせを受け取るだけでなく、ユーザーはどのイベントに対してもチケット購入のリクエストをメッセージで送ることができる;チャットボットは「チケットは何枚必要ですか?」とか「希望購入価格帯は幾らですか?」といった追加質問をしてくる。そのやりとりを元に、システムは自動的にあなたのためにチケットを購入し、即座にSMSメッセージとして送信してくるのだ。

ReplyBuyのサービスを使う顧客リストに含まれるのはNFL、NBA、NHLそしてMLSのトップチームだけでなく、UCLAやアリゾナ大学のような主要大学も何校も含まれている。現在の全登録チームリストは同社のウェブサイト上で確認できる。

ReplyBuyは、ReplyBuy.ai体験を単にチケットを購入する以上のものに強化する計画をしている。CEOのJosh ManleyもTechCrunchに対して、将来的にはReplyBuy.aiはSMSを通してだけではなく、チャット機能を持つアプリや、iMessageやFacebook Messengerなどのメッセージベースのサービス、そしてAmazon EchoなどのIoTデバイスに統合できるように強化していきたいと語った。

同社が設立された2011年以来、彼らは265万ドルを調達してきた。また最近同社は、Sports Business Awardsの主催する「Best in Mobile Fan Experience」アワードにノミネートされた、またTicketing Technology Awardsでも「Move to Mobile」部門と「Product Innovation」部門にノミネートされている。

2016年2月6日にカリフォルニア州パロアルトにあるスタンフォード大学の第一及び未来のイベント。TechCrunchのためのマックス・モースのフォト

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(翻訳:Sako)