30分以内の飲食店“超直前”予約に特化した「トレタnow」公開

飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」を提供するトレタは3月18日、飲食店の“超直前”予約専用サービス「トレタnow」を公開した。当初はユーザー数を先着で限定し、都内4エリアに絞ってサービスをスタートする。

トレタnowは、ユーザーの現在地から徒歩約10分圏内のエリアで、最短10分後に入れる飲食店を予約できるサービス。アプリを立ち上げ、人数を選択し、「近くのお店を探す」をタップすると、その時点で入店できる飲食店情報が表示されるので、予約したい店を選べば操作は完了。現在地から飲食店までの道順が表示されるので、あとはルート案内に従ってお店に行けばOKだ。

トレタnowは、台帳サービス・トレタの空席情報とリアルタイムで連携しているので、ユーザーが検索すると、条件に合う空席情報をその場で表示できる。飲食店側は、忙しい時間帯でも特に予約受付の操作をする必要はなく、空席情報表示と受付が自動でできる。

アプリは現在、iOSのみに対応。利用エリアは渋谷・恵比寿・六本木・五反田で、利用できる時間帯は17時から午前4時まで。

トレタ代表取締役の中村仁氏は、トレタnowについて、自身のnote上で「僕が飲食店向け予約/顧客台帳サービス『トレタ』を作った当初から、いつかは絶対に実現したいと思っていた、究極のオンライン予約をカタチにしたもの」と説明。理想のオンライン予約を実現するためには、飲食店の予約管理、予約台帳のクラウド化が不可欠なため、これまで台帳としてのトレタの操作性の高さにこだわってきた、としている。

「『トレタなら紙の台帳から安心して換えることができて、業務効率化が実現できる』。そう思ってもらえることこそが、究極のオンライン予約の実現における一丁目一番地だと信じ、地道な努力を続けてきました。」(中村氏のnoteから)

トレタのデータでは、前日までの予約で飲食店に来店する顧客は半数で、残りの半数は「当日予約」と「予約なしの飛び込み来店」が占めるとのこと。中村氏は「超直前予約には、サービスとしても大きな可能性がある」と述べ、トレタnowを使って、テクノロジーで外食をより楽しくできるという体験を味わってもらいたい、とつづっている。