ドローンを使ったショーを手がける石川県拠点のドローンショーがエイチ・アイ・エスと全国自治体向け販売代理店契約

ドローンを使ったショーを手がける石川県拠点のドローンショーがエイチ・アイ・エスと全国自治体向け販売代理店契約

石川県金沢に拠点を置き、ドローンを使った企画・演出を手がけるドローンショーは2月22日、旅行業・ホテル事業のエイチ・アイ・エスと販売代理店契約を締結したことを発表した。今回の販売代理店契約の締結によって、各地の自治体・ホテル・旅館とのネットワークを持つエイチ・アイ・エスと連携し、今後は日本全国でのショーの展開を目指す。

ドローンショーは、LEDを搭載したドローンを複数上空に放ち、花や動物、企業ロゴなどを描画する演出を提供するスタートアップ企業。ショーで使用するドローンの機体開発やアニメーション制作、ファームウェア開発などを自社で手がけ、2020年8月には金沢港クルーズターミナルで、同年12月にはロッテアライリゾートでショーを実施している。また、衛星利用測位システム(GPS)を利用してドローンを操縦する屋外でのショーのみならず、GPSが効かない屋内でのショーも開発した。2021年7月には、「e-meese kanazawa 2021」において室内ドローンショーも開催している。

ドローンショーが開発したドローンショー用自作新機体「unika」。2022年夏までに240機を生産する予定。unikaという名称は、「唯一の」や「ひとつになる」といった意味を持つUni、同社の出発点である「金沢」(kanazawa)の頭2文字から採ったものという

ドローンショーが開発したドローンショー用自作新機体「unika」。2022年夏までに240機を生産する予定。unikaという名称は、「唯一の」や「ひとつになる」といった意味を持つUni、同社の出発点である「金沢」(kanazawa)の頭2文字から採ったものという

ドローンによるショーは、「カーボンニュートラル型の花火演出」という位置づけで、脱炭素化社会を目指す取り組みとしても期待されているそうだ。