Instagram、ハッシュタグを通し社会運動を支援しやすくなる最新機能をテスト中

Instagram(インスタグラム)は、ユーザーがハッシュタグを通じて社会運動を発見し、直接支援することを容易にする新機能をテストしていると、米国時間3月28日発表した。特定の社会運動に関連するハッシュタグを検索すると、新しいオプションを通じてそれらを支援することができるようになる。

ハッシュタグのページにアクセスしたら「Support(支援する)」を選択することにより、その運動についてさらに詳しく知ることができる。「Spread the Word(言葉を広める)」ボタンも用意されており、DMでハッシュタグページを友人と共有することができる。さらに「Create a Fundraiser(募金キャンペーンを作成する)」ボタンで募金活動も始められるようになり、より簡単に支援活動を行えるようになるとしている。

「本日より、Instagram上で社会運動を見つけ、支援しやすくするための新機能のテストを開始します」と同社は、この発表についてブログ記事で述べている。「ハッシュタグは以前から、人々がInstagramで新しくサポートしたい活動を発見する場となっていましたが、今回、特定の運動に関連するハッシュタグを検索すると、それを支援するオプションが表示されるようになりました。人々はしばしば、理念に関して声を上げ、それらを高め、コミュニティを1つにするためにInstagramにやってきます。彼らはInstagramで耳にしたテーマをサポートすることを熱望しており、行動を起こすための新しい方法を常に探しています。これらのアップデートにより、より簡単にそれを実行できるようになります」。

同社は、#BlackLivesMatter、#womensrights、#climatecrisisなど、Instagramでポピュラーな運動に焦点を当てたハッシュタグを選択して新機能を展開していく。Instagramは、NAACP(全米黒人地位向上協会)、GLAAD(グラード、LGBTの人々のイメージに関するメディアモニタリングを行うNGO)、AAJC(アジア系米国人の公民権を擁護するNPO)、Hispanic Heritage Foundation(ヒスパニックヘリテージ財団)、Illuminative(米国社会における先住民の認知度を高め、否定的な見方を覆すことを目的としたNPO)など複数の組織と協議し、初期のハッシュタグのリストを選定したという。Instagramは今後も各方面団体と協力し、機能を強化していく予定とのこと。

画像クレジット:Instagram

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(文:Aisha Malik、翻訳:Den Nakano)

YouTubeが全ユーザー向けにハッシュタグ・ランディングページを公開、ハッシュタグをクリックで表示

YouTubeは以前からハッシュタグの利用に積極的に取り組んできたが、今回ユーザーがハッシュタグでコンテンツを効率よく発見できるようにする新機能を公開した。従来はYouTubeでハッシュタグをクリックするか、ハッシュタグを含むURLを直接入力すると、関連する多数のコンテンツが返ってきたが、中にはハッシュタグが使われていない動画もあった。YouTubeが公開した新しい「ハッシュタグ・ランディングページ」はこの状況を変えた。

アップデート後はハッシュタグをクリックするとそれを実際に使っている動画だけを含む専用ランディングページが表示される。YouTubeによれば「最高の動画がトップとなるようソートされている」という。ただし、このアルゴリズムはまだ改善が必要だろう。新しい動画と古い動画が奇妙に入り混じっているし、カテゴリーによってはインド製のコンテンツがむやみにたくさん表示される。

今のところYouTubeのハッシュタグ機能はFacebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのSNSのハッシュタグ検索ほど高度ではない。SNSの検索では投稿時期も考慮され最新のコンテンツが上位に表示される。現在のYouTubeのハッシュタグ検索では、「観たい動画を即座に見つける」(これがそもそもの狙いだったが)のはまだ難しいかもしれない。しかしクリエイターにとってはハッシュタグの有効な活用法を検討するための便利なツールとして役立つはずだ。

たとえば「#interiordesign」というハッシュタグをクリックすると8400のチャンネルと2万9000本の動画が含まれる非常に混雑した場所に連れていかれる。これに対して「#interiordesignlivingroom」のようなニッチなハッシュタグならチャンネル、動画は100未満だ。ユーザーが動画を探すために頻繁にハッシュタグを使用し始めた場合、ターゲットを絞ったタグを使ったほうが発見される確率が高まるわけだ。

画像クレジット:YouTube(スクリーンショット)

YouTubeのハッシュタグ・ランディングページを表示するには動画の説明欄のハッシュタグをクリックする(検索欄でのハッシュタグ検索ではないので注意)。あるいはyoutube.com/hashtag/*****のURL形式でアドレスを入力するとそのハッシュタグのページに直接アクセスできる。(例えばyoutube.com/hashtag/beauty)

この機能のテストで、YouTubeが以前にブロックするとしていたQAnonや#stopthestealなどの選挙関連動画などの物議を醸す用語のハッシュタグページがないことがわかった。

ハッシュタグ・ランディングページ機能は2021年1月初めにYouTubeのコミュニティフォーラムで発表された。ここでYouTubeは「コンテンツをグループ化し、ハッシュタグを使用して動画を見つけやすくする機能」を準備していると説明していた。

今週、YouTubeはCreatorInsiderチャンネルで新機能は「全ユーザーに100%公開された」と強調した。ただしこの動画では「ハッシュタグ検索で新しいランディングページにアクセスできる」としていたが、現在のところそうなっていない。ハッシュタグ・ランディングページはデスクトップ、モバイルの双方で利用できる。

【Japan編集部】YouTubeのハッシュタグは、日本語もサポートしている。

関連記事:ユーチューバーに最適な高品質フリーミアム音楽プラットフォームUppbeatがサービス提供開始

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTubeハッシュタグ

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

YouTubeが全ユーザー向けにハッシュタグ・ランディングページを公開、ハッシュタグをクリックで表示

YouTubeは以前からハッシュタグの利用に積極的に取り組んできたが、今回ユーザーがハッシュタグでコンテンツを効率よく発見できるようにする新機能を公開した。従来はYouTubeでハッシュタグをクリックするか、ハッシュタグを含むURLを直接入力すると、関連する多数のコンテンツが返ってきたが、中にはハッシュタグが使われていない動画もあった。YouTubeが公開した新しい「ハッシュタグ・ランディングページ」はこの状況を変えた。

アップデート後はハッシュタグをクリックするとそれを実際に使っている動画だけを含む専用ランディングページが表示される。YouTubeによれば「最高の動画がトップとなるようソートされている」という。ただし、このアルゴリズムはまだ改善が必要だろう。新しい動画と古い動画が奇妙に入り混じっているし、カテゴリーによってはインド製のコンテンツがむやみにたくさん表示される。

今のところYouTubeのハッシュタグ機能はFacebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのSNSのハッシュタグ検索ほど高度ではない。SNSの検索では投稿時期も考慮され最新のコンテンツが上位に表示される。現在のYouTubeのハッシュタグ検索では、「観たい動画を即座に見つける」(これがそもそもの狙いだったが)のはまだ難しいかもしれない。しかしクリエイターにとってはハッシュタグの有効な活用法を検討するための便利なツールとして役立つはずだ。

たとえば「#interiordesign」というハッシュタグをクリックすると8400のチャンネルと2万9000本の動画が含まれる非常に混雑した場所に連れていかれる。これに対して「#interiordesignlivingroom」のようなニッチなハッシュタグならチャンネル、動画は100未満だ。ユーザーが動画を探すために頻繁にハッシュタグを使用し始めた場合、ターゲットを絞ったタグを使ったほうが発見される確率が高まるわけだ。

画像クレジット:YouTube(スクリーンショット)

YouTubeのハッシュタグ・ランディングページを表示するには動画の説明欄のハッシュタグをクリックする(検索欄でのハッシュタグ検索ではないので注意)。あるいはyoutube.com/hashtag/*****のURL形式でアドレスを入力するとそのハッシュタグのページに直接アクセスできる。(例えばyoutube.com/hashtag/beauty)

この機能のテストで、YouTubeが以前にブロックするとしていたQAnonや#stopthestealなどの選挙関連動画などの物議を醸す用語のハッシュタグページがないことがわかった。

ハッシュタグ・ランディングページ機能は2021年1月初めにYouTubeのコミュニティフォーラムで発表された。ここでYouTubeは「コンテンツをグループ化し、ハッシュタグを使用して動画を見つけやすくする機能」を準備していると説明していた。

今週、YouTubeはCreatorInsiderチャンネルで新機能は「全ユーザーに100%公開された」と強調した。ただしこの動画では「ハッシュタグ検索で新しいランディングページにアクセスできる」としていたが、現在のところそうなっていない。ハッシュタグ・ランディングページはデスクトップ、モバイルの双方で利用できる。

【Japan編集部】YouTubeのハッシュタグは、日本語もサポートしている。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTubeハッシュタグ

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook