インターネットからTVへ、スタンプ発キャラクター「ビジネスフィッシュ」のアニメ化が決定

体は人間、頭は魚のサラリーマン「ビジネスフィッシュ」。ビジネスフィッシュのスタンプダウンロード数は約2.5億、僕にも毎日のようにFacebookメッセンジャーで送られてきており、TechCrunch Japan編集統括の吉田ヒロの顔よりも多く見ている。

ビジネスフィッシュはFacebookページで約13万人、TikTok公式アカウントで約3.3万人のファンのファンを獲得。そんな国内外で愛されている、スタンプ発キャラクター、ビジネスフィッシュのTVアニメ化が決定したと、キャラクター開発会社のクオンは6月21日、発表した。

TVアニメを中心としたビジネスフィッシュのプロデュースは、クオンと東宝との共同事業となる。背景として、クオンは2017年7月にキャラクターの展開強化などを目的に、東宝との資本業務提携を締結したいた。

同アニメは手書きでなく、3DCGで制作。モーション・キャプチャ―による特殊な制作方法を全編で取り入れている。

インターネット発のキャラクターの次の舞台はTV。2019年7月7日の24:00より毎週、TOKYO MXならびにBS11にて放送。Huluでも配信される予定で、TV初回放送エピソードに加え、第2回放送エピソードも同時に先行配信される。僕はTVを持っていない上Netflix派なので困っている。

ストーリーは以下のとおりだ。

「ここは東京にあるIT企業(株)SEA VISION。システム部営業課の中間管理職・魚脇タイは、頭が魚で体が人間な普通のサラリーマン。仕事は可もなく不可もなく、プライベートは不可多め、見ためは魚。そんなポジション的には「人生の脇役」なタイは、今日も今日とて出勤し、生意気な後輩・海野、親友だが言うことは辛らつな同僚・蛸山、今どきのOL・もずく、パワハラ全開な上司の浅瀬課長、グラマラスで見た目は海老なえびかたちに囲まれ、仕事や人間関係の海をユラユラと泳ぐのだった」

クオンはインターネット発のキャラクター会社。2015年頃から全世界の有力チャットアプリと提携し、LINE、KakaoTalk、Facebook、WeChat、Zalo、Hike、Kik Messengerなどでスタンプを展開。自社キャラのスタンプ累計ダウンロード数は27億件に達している。同社は2月、約4億円の資金調達を発表していた。